JPH0964294A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0964294A
JPH0964294A JP7209832A JP20983295A JPH0964294A JP H0964294 A JPH0964294 A JP H0964294A JP 7209832 A JP7209832 A JP 7209832A JP 20983295 A JP20983295 A JP 20983295A JP H0964294 A JPH0964294 A JP H0964294A
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JP
Japan
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transistor
film
forming
peripheral circuit
memory cell
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JP7209832A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Umebayashi
拓 梅林
Kazuhiro Tajima
和浩 田島
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一半導体基板に、熱工程を含むDRAMの
メモリセル部および熱工程と整合性がないシリサイドプ
ロセスが必要な周辺回路部の形成はサイドウォールの膜
減りによって難しい。 【解決手段】 半導体基板11上に設けたDRAMのメモ
リセル部21のゲート電極23と周辺回路部31のゲート電極
33、および各ゲート電極23,33の側部に設けたサイドウ
ォール絶縁膜24,34を覆う状態に窒化シリコン膜41を形
成し、DRAMのキャパシタの記憶ノード42と誘電体膜
43とを形成した後、プレート電極用の電極形成膜44を成
膜し、窒化シリコン膜41をストッパとしたエッチングに
より電極形成膜44をパターニングしてキャパシタのプレ
ート電極46を形成する。次に周辺回路部31上の窒化シリ
コン膜41を選択的に除いてトランジスタ32のソース・ド
レイン拡散層35,36を露出させ、それらの表面にシリサ
イド層37,38を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特にはメモリセル部と周辺回路部とを搭載
した半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイナミックRAMのメモリセルの形成
には、トランジスタのゲート絶縁膜を形成するための熱
酸化処理、トランジスタのソース・ドレイン拡散層の活
性化のためのアニーリング等、多くの熱処理を必要とす
る。また、周辺回路部となるロジック回路を構成するト
ランジスタには、高速化のためにいわゆるシリサイドプ
ロセスを行う必要がある。そして、周辺回路部とメモリ
セル部とを作り分けるためには、メモリセル部のキャパ
シタのプレート電極を形成した後に周辺回路部のトラン
ジスタの拡散層表面を露出させる必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シリサ
イドプロセスは熱処理に対して整合性がない。すなわ
ち、シリサイドプロセスによって周辺回路のトランジス
タの拡散層にシリサイド層を形成した後、熱プロセスを
行うとシリサイド層が凝集を起こす。そのため、低抵抗
化のために形成したシリサイド層はその役割を十分に果
たさなくなる。また、周辺回路部のトランジスタの拡散
層にシリサイドプロセスを行うためにはその拡散層の表
面を露出させるエッチングを行う必要がある。しかしな
がら、このエッチングによって周辺回路部のサイドウォ
ール絶縁膜もエッチングされてしまう。そのため、サイ
ドウォール絶縁膜の幅の制御が困難になるので、周辺回
路部のトランジスタのLDD(Lightly Doped Drain )
拡散層の幅が十分にとれなくなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされた半導体装置の製造方法であって、
すなわち、第1工程で、半導体基板の表面側にダイナミ
ックRAMのメモリセル部のゲート電極と周辺回路部の
トランジスタのゲート電極とを形成し、続いて各トラン
ジスタのゲート電極の側部にサイドウォール絶縁膜を形
成した後、半導体基板の表面側の全面に窒化シリコン膜
を形成する。次いで第2工程で、ダイナミックRAMの
キャパシタの記憶ノードと誘電体膜とを形成し、さらに
プレート電極を形成するための電極形成膜を該記憶ノー
ドを覆う状態に成膜した後、窒化シリコン膜をエッチン
グストッパとしたエッチングによって電極形成膜をパタ
ーニングしてメモリセル部にキャパシタのキャパシタの
プレート電極を形成する。そして第3工程で、周辺回路
部上に形成されている窒化シリコン膜を選択的に除去し
て、この周辺回路部のトランジスタの拡散層領域となる
部分の半導体基板を露出させる。その後第4工程で、露
出された半導体基板の表面にシリサイド層を形成すると
いう製造方法である。
【0005】上記半導体装置の製造方法では、ダイナミ
ックRAMのトランジスタと周辺回路部のトランジスタ
とを各トランジスタのゲート電極の側部に形成したサイ
ドウォール絶縁膜とともに窒化シリコン膜で覆うことか
ら、電極形成膜をパターニングしてキャパシタのプレー
ト電極を形成した際に、窒化シリコン膜がエッチングス
トッパとなるので、サイドウォール絶縁膜をエッチング
することはない。そしてメモリセル部にキャパシタを形
成した後に周辺回路部上の窒化シリコン膜を選択的に除
去してこの周辺回路部のトランジスタの拡散層領域とな
る部分の半導体基板を露出させ、その後その半導体基板
の表面にシリサイド層を形成することから、メモリセル
部を形成するための熱工程が終了した後に拡散層領域と
なる半導体基板の表面にシリサイド層が形成される。そ
のため、上記シリサイド層は凝集を起こすことはない。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係わる実施の形態の一例
を、図1によって説明する。図では、一例として、ダイ
ナミックRAMのメモリセル部のトランジスタと周辺回
路部としてロジック回路のトランジスタとを示した。
【0007】図1の(1)に示すように、第1工程で
は、半導体基板としてシリコン基板11を用いて、既知
の方法によって、上記シリコン基板11にダイナミック
RAMのメモリセル部21のトランジスタ22を構成す
るゲート電極23と低濃度拡散層(符号の図示省略)を
形成するとともに、周辺回路部31のトランジスタ32
を構成するゲート電極33と低濃度拡散層(符号の図示
省略)を形成する。上記ゲート電極23はダイナミック
RAMのワード線51とともに形成する。
【0008】続いて通常のサイドウォール形成技術によ
って、例えば表面側の全面に酸化シリコン膜を成膜した
後、その酸化シリコン膜をエッチバックして各ゲート電
極23,33の側部に酸化シリコン膜からなるサイドウ
ォール絶縁膜24,34を形成する。その後、メモリセ
ル部21の各トランジスタのソース・ドレイン拡散層2
5,26を形成する。次いで各ゲート電極23,33、
各サイドウォール絶縁膜24,34等を形成した側の全
面を窒化シリコン膜41で覆う。この窒化シリコン膜4
1は、例えば化学的気相成長(以下、CVDという、C
VDはChemical Vapour Depositionの略)法によって堆
積される。
【0009】次いで第2工程で、ダイナミックRAMの
キャパシタの記憶ノード42を形成する。この記憶ノー
ド42は、例えばいわゆるフィン構造に形成する。さら
にこの記憶ノード42の表面に誘電体膜43とを形成す
る。
【0010】その後図1の(2)に示すように、プレー
ト電極を形成するための電極形成膜44を成膜した後、
この電極形成膜44上に酸化シリコン膜45を成膜す
る。続いてリソグラフィー技術(例えば、レジスト膜の
形成、露光、現像、ベーキング等の処理)によってレジ
ストマスク(図示省略)を形成する。そして上記窒化シ
リコン膜41をエッチングストッパとしたエッチングに
よって、上記酸化シリコン膜45とともに電極形成膜4
4をパターニングして、この電極形成膜(44)でキャ
パシタのプレート電極46を形成する。その後上記レジ
ストマスクは除去する。
【0011】次いで第3工程で、熱リン酸(H3
4 )を用いたウェットエッチングによって、上記周辺
回路部31上の上記窒化シリコン膜41を選択的に除去
して、周辺回路部31のトランジスタ32のソース・ド
レイン拡散層を形成する領域を露出させる。その後、各
ゲート電極33とサイドウォール絶縁膜34とをマスク
としたイオン注入法によって、周辺回路部31のシリコ
ン基板11にトランジスタ32を構成するソース・ドレ
イン拡散層35,36を形成する。
【0012】その後第4工程で、通常のシリサイド化プ
ロセスによって、上記半導体基板11に形成されたソー
ス・ドレイン拡散層35,36の表面にシリサイド層3
7,38を形成する。
【0013】なお、上記周辺回路部31のトランジスタ
32のソース・ドレイン拡散層35,36は、メモリセ
ル部21のトランジスタ22のソース・ドレイン拡散層
25,26と同時、またはソース・ドレイン拡散層2
5,26を形成するプロセスの前または後に形成しても
よい。
【0014】本発明の半導体装置の製造方法では、ダイ
ナミックRAMのメモリセル部21のトランジスタ22
と周辺回路部31のトランジスタ32とを、各トランジ
スタ22,32のゲート電極23,33やワード線51
の各側部に形成したサイドウォール絶縁膜24,34と
ともに窒化シリコン膜41で覆うことから、エッチング
によって電極形成膜44をパターニングしてキャパシタ
のプレート電極46を形成した際に、窒化シリコン膜4
1がエッチングストッパとなる。そのため、プレート電
極46を形成する際のエッチングで周辺回路部31のサ
イドウォール絶縁膜34がエッチングされることはな
い。
【0015】そしてメモリセル部21の記憶ノード42
を形成した後に周辺回路部31上の窒化シリコン膜41
を熱リン酸を用いたウェットエッチングによって選択的
に除去することから、周辺回路部31の酸化シリコンか
らなるサイドウォール絶縁膜34はエッチングされるこ
となく周辺回路部31のトランジスタ32のソース・ド
レイン拡散層35,36が露出される。そしてソース・
ドレイン拡散層35,36の表面にシリサイド層37,
38を形成することから、このシリサイド層37,38
の形成はメモリセル部21を形成するための熱工程が終
了した後になる。そのため、上記シリサイド層37,3
8は凝集を起こすことはない。
【0016】
【実施例】次に上記説明した実施の形態を以下の一実施
例によってさらに詳細に説明する。本実施例の説明は、
図2〜図5の製造工程断面図による。
【0017】図2の(1)に示すように、LOCOS
(Local Oxidation of Siliconの略)法によって、シリ
コン基板11に素子分離領域12を形成した。次いで、
例えばCVD法によってメモリセル部21上および周辺
回路部31上に第1層目のポリシリコン膜61を形成
し、さらにシリサイド層62、オフセット酸化膜63を
形成した後、リソグラフィー技術(例えば、レジスト塗
布、露光、現像、ベーキング等の処理)とエッチング技
術とによってそれらをパターニングして、メモリセル部
21のトランジスタ22のゲート電極23とワード線5
1および周辺回路部31のトランジスタ32のゲート電
極33を形成した。
【0018】次いで、N型不純物を導入する領域を開口
したマスク(図示省略)を用いたイオン注入法によっ
て、N型不純物を導入し、さらにP型不純物を導入する
領域を開口したマスク(図示省略)を用いたイオン注入
法によって、P型不純物を導入して、各LDD(Lightl
y Doped Drain の略)拡散層71,72を形成した。こ
のときのイオン注入のドーズ量は、例えば1×1013
/cm2 〜3×1013個/cm2 の範囲内の所定値に設
定した。なお、各イオン注入後には、アッシング等によ
って上記マスクの除去を行った。
【0019】その後例えばCVD法によって、各ゲート
電極23,33のサイドウォール絶縁膜となる第1層目
の層間絶縁膜64を例えば100nm〜200nmの範
囲内の所定の厚さ(ここでは例えば150nm)に堆積
した。この第1層目の層間絶縁膜64は第1層目のポリ
シリコン膜61と上層配線(図示省略)とを自己整合的
に分離するためのもので、段差被覆性に優れた絶縁膜で
形成することが求められる。例えば、原料ガスにテトラ
エトキシシラン(TEOS)を用いたCVD法によって
成膜した酸化シリコン膜、または原料ガスにテトラエト
キシシラン(TEOS)とオゾン(O3 )とを用いたC
VD法によって成膜したNSG(Non doped Silicate G
lassの略)などで形成する。ここでは、原料ガスにTE
OSを用いたCVD法により成膜した。
【0020】次いで図2の(2)に示すように、上記第
1の層間絶縁膜64の全面を反応性イオンエッチング
(以下、RIEという)によって異方性エッチングし
て、メモリセル部21と周辺回路部31との各ゲート電
極23,33およびワード線51の各側部にのみ第1層
目の層間絶縁膜64を残してサイドウォール絶縁膜2
4,34を形成した。このサイドウォール絶縁膜24,
34は、後に形成される各トランジスタのソース・ドレ
イン拡散層となる高濃度拡散層を形成する際のイオン注
入マスクになるものであって、トランジスタの特性に直
接的に影響を及ぼすものである。そのため、各サイドウ
ォール絶縁膜24,34の幅の制御は、トランジスタの
特性上、特に重要となる。特にショートチャネル効果を
抑制するため、いわゆるポケット拡散層構造のトランジ
スタを形成する際にはさらに重要となる。したがって、
ここで形成したサイドウォール絶縁膜24,34の形状
は最終段階のプロセスが終了するまで保持する必要があ
る。
【0021】次いで各ゲート電極23とサイドウォール
絶縁膜24とレジストマスク(図示省略)とをマスクと
したイオン注入法によって、メモリセル部21のシリコ
ン基板11に高濃度拡散層(符号で示すことは省略)を
形成して、先に形成した低濃度拡散層とともにトランジ
スタ22を構成するソース・ドレイン拡散層25,26
を形成した。
【0022】続いて例えばCVD法によって、第2層目
の層間絶縁膜として窒化シリコン膜41を堆積した。こ
の窒化シリコン膜41は、後に周辺回路部31でプレー
ト電極を形成するための電極形成膜を除去する際のエッ
チングストッパとなる。また、先に形成したサイドウォ
ール絶縁膜24,34の形状を保持するために重要な役
割を果たすものである。この窒化シリコン膜41は例え
ば30nm〜50nmの範囲内の所定の膜厚(ここでは
例えば50nm)に形成される。さらに例えばCVD法
によって、ホウ素リンシリケートガラスを堆積した後、
リフロー処理を行って、ほぼ平坦な第3層目の層間絶縁
膜65を形成した。
【0023】次いで図3の(1)に示すように、リソグ
ラフィー技術(例えば、レジスト塗布、露光、現像、ベ
ーキング等の処理)とエッチング技術とによって、ノー
ドコンタクトホールとなる部分の上記第3層目の層間絶
縁膜65に開口部を形成し、さらに上記開口部を窒化シ
リコン膜41に延長する自己整合的なエッチングを行っ
てノードコンタクトホール66を形成した。このエッチ
ングでは窒化シリコン膜41をエッチングする際にサイ
ドウォール絶縁膜24がエッチングストッパとなるの
で、自己整合的なエッチングが可能となる。
【0024】次いで既知の技術によって、記憶ノード4
2を例えばポリシリコンにより形成した。上記記憶ノー
ド42をいわゆるフィン構造とする場合には、上記ノー
ドコンタクトホール66を形成する前に、例えば、第3
層目の層間絶縁膜65上にポリシリコン膜67を形成し
た後、続いて酸化シリコン膜68を形成し、その後上記
説明したノードコンタクトホール66を形成した。そし
てさらにポリシリコン膜69を堆積した後、リソグラフ
ィー技術とエッチング技術とによってパターニングして
記憶ノード42を形成した。
【0025】その後、ウェットエッチングを用いて、上
記酸化シリコン膜68と第3層目の層間絶縁膜65とを
除去した。このとき、窒化シリコン膜41がエッチング
ストッパとなるので、このエッチングは窒化シリコン膜
41上で停止される。その結果、図3の(2)に示すよ
うに、2段のいわゆるフィンを有する構造の記憶ノード
42を得た。
【0026】その後、図4の(1)に示すように、上記
記憶ノード42にキャパシタの誘電体膜43(例えば有
効膜厚で4nmの厚さのONO膜)を形成した。この誘
電体膜43を構成するONO膜は、酸化シリコン膜(符
号で示すことは省略)と窒化シリコン膜(符号で示すこ
とは省略)と酸化シリコン膜(符号で示すことは省略)
との3層構造からなる。この誘電体膜43は、例えば、
記憶ノード42の表面を酸化して酸化シリコン膜を形成
した後、例えば低圧下におけるCVD法によって酸化シ
リコン膜の表面に窒化シリコン膜を形成し、さらに窒化
シリコン膜の表面を酸化処理をして酸化シリコン膜を形
成することにより得た。
【0027】続いてCVD法によって、プレート電極と
なる電極形成膜44を、例えばポリシリコン膜で形成し
た。次いでCVD法によって、酸化シリコンからなる第
4層目の層間絶縁膜を酸化シリコン膜45で形成した。
この酸化シリコン膜45は、後の工程で周辺回路部31
にシリサイドプロセスを行う際にプレート電極46上の
シリサイド化反応を抑える効果がある。
【0028】そしてリソグラフィー技術によって、上記
酸化シリコン膜45上にメモリセル部21を覆う状態に
レジストパターン91を形成した。その後エッチング技
術によって、酸化シリコン膜45と電極形成膜44とを
パターニングして、周辺回路部31上の酸化シリコン膜
45(2点鎖線で示す部分)と電極形成膜44(1点鎖
線で示す部分)とを除去してプレート電極46を形成し
た。このエッチングは、窒化シリコン膜41に対して高
選択性のエッチングを行うことで、周辺回路部31の電
極形成膜44のみを除去して窒化シリコン膜41上でエ
ッチングを停止させることができる。上記電極形成膜4
4のエッチングは、例えば六フッ化イオウ(SF6 )を
用いた反応性イオンエッチングによる。
【0029】その後上記エッチングに用いたレジストパ
ターン91を、例えばアッシング等によって除去した。
次いで図4の(2)に示すように、熱リン酸(H3 PO
4 )(例えば150℃〜160℃の温度範囲内の所定の
温度)を用いたウェットエッチングによって、周辺回路
部31上の上記窒化シリコン膜41(2点鎖線で示す部
分)を除去して、周辺回路部31のトランジスタ32の
ソース・ドレイン拡散層が形成されるシリコン基板11
の表面を露出させた。上記ウェットエッチングでは、通
常、ポリシリコンに対して60、酸化シリコン膜に対し
て110程度の高エッチング選択比を得ることができ
た。したがって、上記ウェットエッチングによって、ポ
リシリコンからなるプレート電極46、単結晶シリコン
であるシリコン基板11、酸化シリコンであるサイドウ
ォール絶縁膜34は、それらの形状が損なわれない。そ
のため、ソース・ドレイン拡散層が形成されるシリコン
基板11の表面を安定して露出させることができた。
【0030】その後、各ゲート電極33とサイドウォー
ル絶縁膜34とをマスクとしたイオン注入法によって、
周辺回路部31のシリコン基板11に高濃度拡散層(符
号で示すことは省略)を形成して、先に形成した低濃度
拡散層とともにトランジスタ32を構成するソース・ド
レイン拡散層35,36を形成した。そして通常のシリ
サイド技術によって、ソース・ドレイン拡散層35,3
6の各表面にシリサイド層37,38を形成した。
【0031】次いで図5に示すように、通常のダイナミ
ックRAMを形成する配線プロセスを行った。例えば低
圧下のCVD法によって、表面側の全面に第5層目の層
間絶縁膜70を例えば窒化シリサイド膜で形成した。次
いでCVD法によって、第6層目の層間絶縁膜71を例
えば酸化シリコン膜で形成し、その後平坦化処理を行っ
た。この平坦化処理は、例えばリフロー処理またはケミ
カルメカニカルポリシングによる精密研磨によって行っ
た。
【0032】次いでリソグラフィー技術とエッチング技
術とによって、上記第5層目,第6層目の層間絶縁膜7
0,71にコンタクトホール72を形成した後、このコ
ンタクトホール72の側壁の絶縁膜73を形成した。そ
してコンタクトホール72の内部に、例えばポリシリコ
ンからなるプラグ74を形成した。また上記第5層目,
第6層目の層間絶縁膜70,71にコンタクトホール7
5を形成した後、コンタクトホール75の少なくとも底
部にバリアメタル層76を形成し、さらにコンタクトホ
ール75の内部に、例えばブランケットタングステンか
らなるプラグ77を形成した。さらに第6層目の層間絶
縁膜71上に密着層78を形成した。そして通常の配線
形成技術(金属膜の成膜、リソグラフィー技術とエッチ
ングとによる金属膜のパターニング)によって、第1層
目の金属配線79,80を形成した。
【0033】次いで層間絶縁膜81を形成してその層間
絶縁膜81の表面を平坦化した後、第2層目の金属配線
82を形成した。さらにその第2層目に金属配線82を
覆う状態に絶縁膜83を形成した。
【0034】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
周辺回路部のトランジスタのサイドウォール絶縁膜をエ
ッチングすることなく、該トランジスタのソース・ドレ
イン拡散層上にシリサイドプロセスを施すことが可能に
なる。したがって、ダイナミックRAMのメモリセル部
とシリサイドプロセスを施した周辺回路部のトランジス
タとを同一基板上に形成することが可能になる。よっ
て、周辺回路部のコンタクト部の低抵抗化が図れるの
で、半導体装置の高速化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる実施の形態の説明図である。
【図2】実施例の製造工程断面図(その1)である。
【図3】実施例の製造工程断面図(その2)である。
【図4】実施例の製造工程断面図(その3)である。
【図5】実施例の製造工程断面図(その4)である。
【符号の説明】
11 シリコン基板 21 メモリセル部 22 トランジスタ 23 ゲート電極 24 サイドウォール絶縁膜 31 周辺回路部 32 トランジスタ 33 ゲート電極 34 サイドウォール絶縁膜 35 ソース・ドレイン拡散層 36 ソース・ドレイン拡散層 37 シリサイド層 38 シリサイド層 41 窒化シリコン膜 42 記憶ノード 43 誘電体膜 44 電極形成膜 46 プレート電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の表面側にダイナミックRA
    Mのメモリセル部のトランジスタと周辺回路部のトラン
    ジスタとを形成する半導体装置の製造方法において、 前記メモリセル部のトランジスタのゲート電極と前記周
    辺回路部のトランジスタのゲート電極とを形成し、続い
    て各トランジスタのゲート電極の側部にサイドウォール
    絶縁膜を形成した後、前記半導体基板の表面側の全面に
    窒化シリコン膜を形成する第1工程と、 前記ダイナミックRAMのキャパシタの記憶ノードと誘
    電体膜とを形成し、さらにプレート電極を形成するため
    の電極形成膜を該記憶ノードを覆う状態に成膜した後、
    前記窒化シリコン膜をエッチングストッパとしたエッチ
    ングによって該電極形成膜をパターニングして前記メモ
    リセル部にキャパシタのプレート電極を形成する第2工
    程と、 前記周辺回路部上に形成されている前記窒化シリコン膜
    を選択的に除去して、該周辺回路部のトランジスタの拡
    散層領域となる部分の前記半導体基板を露出させる第3
    工程と、 前記露出された半導体基板の表面にシリサイド層を形成
    する第4工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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