JPH09321287A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH09321287A
JPH09321287A JP13388496A JP13388496A JPH09321287A JP H09321287 A JPH09321287 A JP H09321287A JP 13388496 A JP13388496 A JP 13388496A JP 13388496 A JP13388496 A JP 13388496A JP H09321287 A JPH09321287 A JP H09321287A
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layer
semiconductor layer
insulating layer
semiconductor device
gate electrode
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Tsutomu Ichikawa
勉 市川
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短チャンネル効果が抑制でき、かつドレイン
電流特性が良好である半導体装置の製造方法を提供する
こと。 【解決手段】 チャネルが形成される基板12の上部
に、ゲート電極16より側壁絶縁膜15の厚さ分大きい
幅を有するゲート形状絶縁膜31を形成し、ゲート形状
絶縁膜31が形成されていない基板12上に半導体層1
4’及びその上部に絶縁膜32を形成した後、ゲート形
状絶縁膜31のみを選択的にエッチングし、側壁絶縁膜
15、ゲート酸化膜17及びゲート電極16を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関するものであり、特に、短チャネル効果が顕著
に現れる微細化されたMIS型の電界効果型半導体装置
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DRAMなどに用いられるULSI(U
ltra Large ScaleIntegrate
d Circuit)の基本素子であるMOS型電界効
果トランジスタ(以下、MOSFETと記載する)は、
DRAMの容量増大などの要求により、微細化が進んで
いる。例えば、1ギガビットの容量を有するDRAMで
は、メモリーセルの最小加工寸法は0.13μm程度と
なり、メモリーセルに使用されるMOSFETのチャネ
ル長は、大きくても0.15μm程度にする必要があ
る。またDRAMの容量が更に増大し、4ギガビットの
容量のDRAMとするには、MOSFETの実効チャネ
ル長は、O.1μm以下が必要となる。
【0003】このように短い実効チャネル長を有するM
OSFETでは、パンチスルー現象、しきい値電圧の低
下、サブスレッショルド特性の劣化などの短チャネル効
果が著しくなる。従って、MOSFETを微細化する上
で、この短チャネル効果を抑制することは非常に重要で
あり、現在のところ、短チャネル効果を低減させる方法
として、酸化膜の薄膜化、拡散層の浅接合などがある。
しかしながら、酸化膜は、トンネル現象で決まる薄膜化
の限界(約3nm)があり、またイオン打ち込み法で
は、拡散層の深さも50μm以下にすることは現実に難
しい。
【0004】そこで、短チャネル効果を低減させる方法
として、応用物理、第61巻、第11号(1992)の
第1143頁〜第1146頁の「積み上げ拡散層型0.
1μm−MOSFET」(木村紳一郎及び武田英次)に
は、積み上げ拡散層型MOSFETが開示されている。
この積み上げ拡散層型MOSFETは、図10のA及び
Bに示されているように、シリコン基板1上に積み上げ
られた、多結晶シリコンで成る不純物拡散層2d、2s
からの不純物拡散を用いて、素子分離層4間のシリコン
基板1内に、ソース領域S及びドレイン領域Dとなる拡
散層を浅く形成するものである。更に、ゲート酸化膜6
の直下方のシリコン基板1内には、すなわちソース領域
S及びドレイン領域Dの間のチャネルが形成される部分
の下方には、パンチスルー現象を低下させるための、チ
ャネルが形成されるキャリアとは異種の不純物がドーピ
ングされたパンチスルーストッパ7が設けられている。
【0005】しかしながら、図10のAでは、シリコン
基板1上に積み上げた不純物拡散層2d、2sに、ゲー
ト電極8を埋め込む溝3をエッチングによって形成して
おり、このとき、シリコン基板1と不純物拡散層2d、
2sには異なる不純物がドーピングされてはいるが、シ
リコン基板1と不純物拡散層2d、2sとは、同一の材
質(シリコン)で形成されているので、これらの間のエ
ッチング速度の差はほとんどなく、従って、これらの界
面でエッチングを止めることは困難である。そのため、
図10のAにおいては、シリコン基板1のチャネルが形
成される部分の表面1aが、エッチングされることは避
けられない。また、図10のBでは、予め不純物拡散層
2d、2sからシリコン基板1内部に、不純物を拡散し
て拡散層を形成し、ゲート電極8を設けるために、シリ
コン基板1をエッチングして溝3’を形成することで、
この拡散層を分離して、ソース領域S及びドレイン領域
Dを形成する。すなわち、この場合には、シリコン基板
1を積極的にエッチングしている。
【0006】従って、図10のA及びBに示されるよう
な構造の積み上げ拡散層型MOSFETでは、多結晶シ
リコンの膜厚及びエッチング速度のウエハ面内における
不均一性のため、シリコン基板1表面におけるエッチン
グの深さが不均一となる。そのため、同一の工程を経て
作成されたMOSFETであっても、その特性がばらつ
くことになる。また、上述の製造方法で形成された積み
上げ拡散層型MOSFETでは、上述したように、シリ
コン基板1はエッチングされる(これは通常ドライエッ
チングにて行なわれる)ので、そのシリコン基板1の露
出した表面が加工損傷を受けることは避けられず、従っ
てシリコン基板1の表面におけるダメージがチャネルが
形成される部分に存在するので、ドレイン電流特性など
のMOSFETの特性が低下するという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
鑑みてなされ、短チャネル効果を抑制することがで
き、、ドレイン電流特性などの半導体装置の特性が良好
で、個々の特性にばらつきのないMIS型の電界効果型
半導体装置の製造方法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、チャネル
が形成される第1の半導体層の前記チャネルが形成され
ない部分の上に積み上げられ前記チャネルを形成するキ
ャリアと同種の不純物を含む第2の半導体層からの前記
不純物拡散により、前記第1の半導体層中にソース領域
及びドレイン領域を形成するMIS型の電界効果型半導
体装置の製造方法において、(A)前記第1の半導体層
の上で、前記チャネルが形成される位置に、ゲート電極
が形成される幅より所定量大きい幅を有するパタンで第
1の絶縁層を形成し、(B)該第1の絶縁層が形成され
ていない部分に前記第2の半導体層を形成し、(C)該
第2の半導体層の上部にのみ第2の絶縁層を形成し、
(D)前記第1の絶縁層のみを選択的にエッチングする
ことによって、該第1の絶縁層が形成されていた部分に
溝を形成し、(E)該溝の側壁に側壁絶縁膜と、前記溝
の底部に前記第1の半導体層が露出した部分を覆うよう
にゲート絶縁膜とを形成し、(F)前記溝に前記ゲート
電極を形成するようにしたことを特徴とする半導体装置
の製造方法、によって解決される。
【0009】このような製造方法により半導体装置が製
造されるので、チャネルが形成される第1の半導体層の
表面の損傷がほとんどなく、従って半導体装置のドレイ
ン電流特性などの特性が悪くなることがない。また第1
の半導体層の表面がエッチングされないので、個々の半
導体層装置の特性がばらつくことがない。従って、ドレ
イン電流特性などが良好で、かつ短チャネル効果を抑制
することができる、微細化に適した半導体装置が多量に
得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明では、チャネルが形成され
る第1の半導体層の上に、第1の絶縁層を形成し、第1
の絶縁層が形成されていない部分に第2の半導体層を形
成した後、第1の絶縁層のみを選択的にエッチングして
溝を形成し、その溝にゲート電極を設けるので、チャネ
ルが形成される第1の半導体層の表面はエッチングされ
ることがない。従って、第1の半導体層の表面が損傷を
受けることがないので、短チャネル効果を抑制する構成
で、かつドレイン電流特性などの特性が良好な半導体装
置を得ることができる。
【0011】更に、ゲート電極の表面やゲート電極が形
成された後に露出している第2の半導体層の表面(これ
はアルミニウム配線と接合する部分になる)をシリサイ
ド化することによって、ゲート電極及びソース電極とド
レイン電極のシート抵抗/配線抵抗の低減を行なうこと
ができる。
【0012】また、第2の絶縁層が、第2の半導体層の
上部を化学反応することにより形成されるようにすれ
ば、第2の半導体層を堆積させてエッチングするという
工程が不要となるので、半導体装置の製造工程を少なく
することができる。
【0013】更に、ゲート酸化膜の下方で第1の半導体
層内部に、チャネルと異種の不純物を含む防止層を設け
れば、より一層、短チャネル効果のパンチスルー現象を
抑制することができる。
【0014】また、ゲート電極を成形する際のエッチン
グで、第2の半導体層の上部に形成された第2の絶縁層
をも同時にエッチングされるようにすれば、別々のエッ
チング剤を用いてエッチングする必要がないので、半導
体装置の製造工程を少なくすることができる。
【0015】更に、基板上に形成される個々の素子を分
離する素子分離領域の上方にまで延びるように、前記第
2の半導体層を介して、ソース領域に接合するソース電
極及びドレイン領域に接合するドレイン電極が設けられ
るようにすれば、ソース、ドレインの接合面積、すなわ
ち接合容量を少なくすることができるので、半導体装置
を更に高集積にすることが可能である。また、素子分離
領域をトレンチ分離法により形成すれば、素子同士のパ
ンチスルー現象を抑えることができるので、更に接合容
量を少なくすることができ、高集積化に適する半導体装
置を得ることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の各実施例について図面を参照
して説明する。
【0017】図1は、本発明の第1実施例の半導体装置
11を示すが、これは積み上げ拡散層14(ソース側の
積み上げ拡散層が14sで示され、ドレイン側の積み上
げ拡散層が14dで示されている)を有するNチャネル
のMIS型(MOS型)電界効果トランジスタである。
本実施例において第1の半導体層である基板12は、例
えばホウ素(B)を含んだシリコンで成る基板12(す
なわちP型の半導体)であり、ここに複数のトレンチ素
子分離層13を設けて、基板12上に形成される個々の
素子を絶縁分離している。トレンチ素子分離層13は、
間口は狭いが深い溝(トレンチ)を基板表面につくり、
その溝に、例えばSiO2 を埋めて成るもので、個々の
素子同士間に生じるパンチスルー現象を低減するのに効
果的な構造である。ただし、図では、トレンチ素子分離
層13は、縦方向の長さを短くして示している。
【0018】基板12のチャネルが形成される部分12
aの上方には、SiO2 でなるゲート酸化膜18が形成
されており、その上部には多結晶シリコンでなるゲート
電極16が設けられているが、多結晶シリコンは抵抗が
高いので、本実施例では、例えば燐(P)又はひ素(A
s)を不純物としてドーピングし、低抵抗のN型の半導
体でゲート電極16が形成されている。また、基板12
の上面でチャネルが形成されない部分の上方には、トレ
ンチ素子分離層13にまで延びる積み上げ拡散層14が
形成されている。この積み上げ拡散層14は、例えば燐
(P)又はひ素(As)が不純物としてドーピングされ
たシリコンより成り、すなわちチャネルが形成されるキ
ャリアと同種の不純物を含むN型半導体層である。この
積み上げ拡散層14からの不純物が基板12に拡散され
ることによって、基板12の上部にソース領域S1及び
ドレイン領域D1が形成されているので、ソース領域S
1及びドレイン領域D1は、基板12の積み上げ拡散層
14と当接する位置及びその近傍に形成されている。更
に、ソース領域S1及びドレイン領域D1の間で、チャ
ネルが形成される部分12aよりも下方に、パンチスル
ーストッパ19が形成されている。このパンチスルース
トッパ19には、チャネルを形成するキャリアと異種の
不純物が、すなわち本実施例では、例えばホウ素(B)
がドーピングされており、これによってソース領域S1
及びドレイン領域D1との間に生じるパンチスルー現象
を抑制するものである。なお、このパンチスルーストッ
パ19の不純物濃度が高い程、パンチスルー現象がより
よく抑制されるが、パンチスルーストッパ19の上部に
はチャネルが形成されるため、ゲート領域の不純物濃度
は、それほど大きくすることはできない。
【0019】積み上げ拡散層14の上面及びゲート電極
16の上部外周には、Ti又はCoによってシリサイド
化されたシリサイド層21、22、すなわちTiSi2
又はCoSi2 から成るシリサイド層21、22が形成
されている。なお、図においては、ソース側のシリサイ
ド層を21s、ドレイン側のシリサイド層を21dで示
す。このシリサイド層21、22は、積み上げ拡散層1
4及びゲート電極16のシート抵抗/配線抵抗を低減す
るものである。なお、基板12内に形成されたソース領
域S1及びドレイン領域D1は、積み上げ拡散層14、
シリサイド層21及び例えばPSG(Phospho−
silicate Glass;燐を含んだ酸化シリコ
ン)でなる層間絶縁膜23のビアホール23aに埋め込
まれた例えばタングステンで成るプラグ(以下、Wプラ
グと記載する)24d、24sを介して、アルミニウム
配線27d、27sと接合している。なお、28と29
は、絶縁膜であり、これは層間絶縁層の一部となってい
る。
【0020】本発明の製造方法によって製造される半導
体装置11は、上述したような構成を有するのである
が、次に、この半導体装置11の製造方法について図2
乃至図6を参照して説明する。
【0021】まず、図2に示されるように、シリコンで
成る基板12に、複数のトレンチ素子分離層13を形成
し、素子である半導体装置(本実施例では、上述したよ
うにNチャネルのMIS型電界効果トランジスタ)を形
成する領域を定める。次に、例えば10nm程度の厚さ
のSi34 層31aと、例えば200nm程度の厚さ
のSiO2 層31bの2つの層から成るゲート電極形状
絶縁膜31を、例えばプラズマCVDなどの連続成膜に
より堆積させる。なお本実施例では、第1の絶縁層とし
て2つの絶縁膜を形成したが、これは、トレンチ素子分
離層13がSiO2 で成るため、後述するようにSiO
2 層31bをエッチングするときに、このトレンチ素子
分離層13がオーバーエッチングされないようにSi3
4 層を設けたのであり、素子分離領域SiO2 の膜減
りが許容範囲とすることができる場合及びトレンチ素子
分離層13の上にSi34 膜を積層している場合に
は、第1の絶縁層はSiO2 層31bのみで形成するよ
うにしてもよい。
【0022】次に、公知のフォトリソグラフィ技術とド
ライエッチング技術を用いて、第1の絶縁層であるゲー
ト電極形状絶縁膜31を、図2のBに示すように、基板
12のチャネルが形成される部分12aの上に、すなわ
ちゲート電極16を設ける位置に、積み上げ拡散層14
の間に埋め込まれるゲート電極16の幅と、ゲート電極
16と積み上げ拡散層14とを絶縁するための側壁絶縁
膜15の幅とを合わせた幅となるように、ゲート電極形
状絶縁膜31を成形する。すなわち、平面的に見ると、
ゲート電極16が形成されるべきパタン上に、ゲート電
極16が形成される幅より側壁絶縁膜15の厚さ程度大
きな幅で、ゲート電極形状絶縁膜31を形成する。次
に、図3のAに示されるように、例えば多結晶シリコン
又はアモルファスシリコンで成る半導体層14’(第2
の半導体層)を、例えば減圧CVDなどでゲート電極形
状絶縁膜31の厚さ以上に堆積させ、SiO2 膜31b
をストッパ層としたCMP(Chemical Mec
hanical Polish;化学機械研磨)技術又
はレジストエッチバック技術などの公知の平坦化技術を
用いて、ゲート電極形状絶縁膜31の上部の半導体層1
4’を除去する。更に、ドライエッチング技術によって
半導体層14’を図3のBに示すように、100nm程
度の厚さに薄膜化する。このとき、半導体層14’は、
ソース側の積み上げ拡散層14sを形成する半導体層1
4s’と、ドレイン側の積み上げ拡散層が14dを形成
する半導体層14d’とに分かれて形成されている。そ
して、この半導体層14’に、例えば、燐(P)をやひ
素(As)のイオン注入を行なってN型の半導体層とす
る。
【0023】次に、半導体層14’の上部に、例えばS
34 で成る絶縁膜32を、例えば100nm程度以
上堆積させ、半導体層14’を形成したときと同様な技
術を用いて、すなわちゲート電極形状絶縁膜31の上部
に堆積された絶縁膜32を、上述したような平坦化技術
を用いて除去し、図4のAに示されるように、ゲート電
極形状絶縁膜31の上面、すなわちSiO2 膜31bの
上面を露出させる。
【0024】そして、次に、第1の半導体層であるシリ
コンでなる基板12はエッチングされず、ゲート電極形
状絶縁膜31のSiO2 膜31b及びSi34 層31
aのみを選択的にエッチングし、図4のBに示すよう
に、ゲート電極形状絶縁膜31が形成されていた部分を
溝33とする。すなわち、例えばHF系のガスを用いた
ドライエッチングで、まず、SiO2 膜31bをエッチ
ングし、続けて、例えば150℃以上のH3 PO4 (ホ
ット燐酸)を用いたウエットエッチングで、Si34
膜31aのエッチングを行なう。本実施例では、このS
34 膜31aをエッチングする際にホット燐酸を用
いたので、チャネルが形成される基板12はエッチング
されることはなく、従って、チャネルが形成される基板
12の表面のチャネルが形成される部分12aの表面、
すなわち溝33の底部が損傷を受けることがない。な
お、第2の絶縁層の絶縁膜32はゲート電極16と積み
上げ拡散層14とを絶縁するための層間絶縁膜の一部と
なる(図1において28で示されている)ので、第1の
絶縁層であるゲート電極形状絶縁膜31のみを選択的に
エッチングする際に、絶縁膜32は多少エッチングされ
てもよいが、絶縁膜32が全てエッチングされないよう
に、第1の絶縁層と第2の絶縁層とを異なる材質で形成
させるのが好ましい。
【0025】次に、公知のフォトリソグラフィ技術とド
ライエッチング技術を用いて、半導体層14’の上部に
設けられている絶縁膜32及び半導体層14’をパタニ
ングして、図5のBに示されるように、積み上げ拡散層
14を成形する。本実施例では、接合面積を少なくする
ため、ソース電極及びドレイン電極となるWプラグ24
d、24sをトレンチ分離層13の上方に設けるので、
積み上げ拡散層14は、トレンチ分離層13の上方にま
で延びるように形成する。
【0026】そして、図5のBに示されるように、溝3
3の側壁に、例えばSiO2 又はSi34 で成り、例
えば75nm程度の厚さの側壁絶縁膜15を形成する。
この側壁絶縁膜15は、まずCVDによってカバレージ
良く垂直段差部にも平坦部と同様に堆積した膜に、強い
方向性を持たせて縦方向にのみ膜厚程度エッチングする
ことによって得るものである。そのため側壁絶縁膜15
を形成する際には、パタニングされた積み上げ拡散層1
4及び絶縁膜32の側壁にも絶縁膜29’が形成され
る。この側壁絶縁膜15を形成した後、この側壁絶縁膜
15をマスクとして、溝33の底部である基板12の露
出部分に、チャネルを形成するキャリアと異種の不純
物、本実施例の半導体装置はN型のチャネルを有するの
で、例えばホウ素(B)のイオンを注入して、パンチス
ルーストッパ19を形成する。その後、溝33の露出し
た基板12の表面に、公知の材料を用いてSiO2 で成
るゲート酸化膜18を形成する。このゲート酸化膜18
は、上記従来例で述べたように、短チャネル効果を抑制
するために、ごく薄くするのがよいが、トンネル現象を
起こさせないため、3nm以上の厚さにすることが必要
である。
【0027】次に、多結晶シリコン又はアモルファスシ
リコンなどの半導体で成るゲート電極層を、例えば約1
50nm程度の厚さで堆積させる。更に、このゲート電
極層を、公知のフォトリソグラフィ技術及びドライエッ
チング技術を用いて、ゲート電極16に成形する。すな
わち、レジストコート、マスク露光、現像、ポストべー
クを行なった後、例えばCF4 などのガスを用いたドラ
イエッチングで、ゲート電極層をゲート電極16に成形
する。このとき、絶縁膜32、29’もゲート電極16
の幅に合わせてエッチングし、図6のAで示される絶縁
膜28、29となる。本実施例では、絶縁膜32もエッ
チングされるようなエッチング剤(本実施例ではCF4
ガス)を使用することにより、絶縁膜32、29’は、
ゲート電極16が成形する際に同時にエッチングされ
る。この形状となった後、ゲート電極16に、燐(P)
又はひ素(As)などのイオンを注入し、適当な熱処
理、例えばRTAアニールなどを行なって、上記の工程
でイオン注入した不純物を活性化し、及び積み上げ拡散
層14の不純物を基板12内に拡散させ、図6のAに示
されるように、ソース領域S1及びドレイン領域D1を
形成する。
【0028】次に、シート抵抗/配線抵抗を低減するた
めに、シリコンでなるゲート電極16及び積み上げ拡散
層14の表面を、公知の技術を用いて、Ti又はCoで
シリサイド化させる。例えば、Ti、Coなどを図6の
Aに示される形状となっている半導体装置の全表面に堆
積させ、熱処理を施してシリコンTi、Coとを反応さ
せた後、絶縁膜28上などシリサイド化されていない部
分は、例えばウエットエッチングなどで取り除いて、図
6のBで示すようなシリサイド層21、22を形成す
る。
【0029】そして、次に例えばSiO2 やSi34
で成る層間絶縁層23を堆積させ、ビアホール23aを
形成し、このビアホール23aにWプラグ24d、24
sを埋め込み、Wプラグ24d、24s及び層間絶縁層
23の上部にアルミニウム配線27d、27sを形成し
て、図1で示されるような半導体装置11が完成する。
【0030】以上のようにして、本発明の半導体装置1
1は形成されるが、本発明では、先に、基板12のチャ
ネルが形成される位置の上方にゲート電極形状絶縁膜3
1が形成され、その後に積み上げ拡散層14となる半導
体層14’及び絶縁膜32を形成した後、チャネルが形
成される基板12をエッチングすることなく、ゲート電
極形状絶縁膜31のみを選択的にエッチングすることに
より、ゲート電極16を設けるための溝33を設けたの
で、従来ゲート電極16を設けるための溝33を形成す
る際に生じた基板12の表面が損傷を受けることなく、
従って、ドレイン電流特性が劣化することがない。ま
た、基板12の表面が損傷を受けないので、個々の半導
体装置11の特性がばらつくことがない。
【0031】更に、本実施例では、ゲート電極16の表
面やゲート電極16が形成された後に露出している積み
上げ拡散層14の表面をシリサイド化したので、シート
抵抗/配線抵抗を低減することができる。
【0032】また、本実施例では、ゲート酸化膜18の
下方で基板12の内部に、チャネルと異種の不純物を含
むパンチスルーストッパ19を設けたので、より一層、
短チャネル効果の1つであるパンチスルー現象を抑制す
ることができる。
【0033】更に、ゲート電極16を成形する際のエッ
チングで、絶縁膜28をも同時にエッチングされるよう
にすれば、別々のエッチング剤を用いてエッチングする
必要がないので、半導体装置の製造工程を少なくするこ
とができる。
【0034】また、基板12上に形成される個々の素子
を分離するトレンチ素子分離層13の上方にまで延びる
ように積み上げ拡散層14を形成し、このトレンチ素子
分離層13の上方に、Wプラグ24d、24s(すなわ
ちこれが、ソース電極及びドレイン電極に相当する)を
設けたので、ソース、ドレインの接合面積、すなわち半
導体装置11の接合容量を少なくすることができ、従っ
て、更に高集積に適する構成とすることができる。
【0035】次に、第2実施例の半導体装置の製造方法
について、図7及び図8を参照して説明するが、第1実
施例と同一のものについては、その符号を付し、その説
明は省略する。
【0036】第2実施例の半導体装置は、上記第1実施
例の半導体装置11と全く同じ構成をしており、ただ絶
縁膜28がSi34 ではなくSiO2 で成ることが異
なる。第2実施例の半導体装置の製造方法では、まず、
トレンチ素子分離層13によって分離された基板12
(本実施例でも、これが第1の半導体層である)上に、
約200nm程度の厚さのSi34 層を堆積させ、こ
のSi34 層を、公知のフォトリソグラフィ技術及び
エッチング技術を用いて、上記第1実施例の図2のAと
同様に、ゲート電極16が形成されるパタン上に、ゲー
ト電極16より側壁絶縁膜15の厚さ程度太い幅にエッ
チングして、第1の絶縁層であるゲート電極形状絶縁膜
31’を成形する(これは図7のAに示されている)。
【0037】次に、多結晶シリコン又はアモルファスシ
リコンで成る半導体層34(これが本実施例の第2の半
導体層である)を堆積させて、第1実施例と同様に平坦
化技術を用いて、ゲート電極形状絶縁膜31’の上面の
堆積した半導体層34を取り除き、半導体層34を薄膜
化して、ほぼゲート電極形状絶縁膜31’の上面が露出
するようにする。なお、このとき半導体層34は、ソー
ス側の半導体層34sとドレイン側の半導体層34dと
に分離されている。
【0038】次に、熱酸化によって、半導体層34の上
部を酸化させ、図8のAに示されるように、例えば10
0nm程度の厚さのSiO2 から成る絶縁膜32(第2
の絶縁層に相当する)を形成する。すなわち、本実施例
では半導体層34から、半導体層14’と絶縁膜32と
が形成される。そして、先に形成されたゲート電極形状
絶縁膜31’のみを、基板12をエッチングすることな
く、すなわち例えば150℃以上のH3 PO4 (ホット
燐酸)を用いたウエットエッチングでエッチングして、
図8のBに示されるように、溝33を形成する。
【0039】図8のBに示される半導体装置の形状は、
第1実施例の図4のBと全く同一であり、第2実施例の
これ以降の工程は、上記第1実施例の図5のB以降の工
程と全く同一であるので、その説明は省略する。なお、
本実施例では、積み上げ拡散層14と成る半導体層1
4’をN型にすることを述べなかったが、ソース領域S
1及びドレイン領域D1は、この積み上げ拡散層14か
らの不純物拡散で形成されるので、上記実施例の半導体
層14’と同様に、例えば、絶縁膜32を形成する前又
は形成した後に半導体層34に、チャネルが形成される
キャリアと同種の不純物、例えば燐(P)又はひ素(A
s)などをイオンドーピングして、半導体層をN型とす
ることが必要である。
【0040】本実施例では、上記第1実施例の効果を奏
するだけではなく、第1の半導体層の上部を熱酸化させ
ることによって、第2の絶縁層を形成しているので、第
2の絶縁層を堆積させ、これをエッチングさせるという
工程が不要となり、第1実施例よりも半導体装置の製造
工程を少なくすることができるとの効果を奏することが
できる。
【0041】以上、本発明の各実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0042】例えば、上記実施例では、チャネルが形成
される第1の半導体層として基板12を用いたが、基板
内に設けられたウェルを第1の半導体層に相当するとし
てもよい。
【0043】また、上記実施例では、半導体層をイオン
ドーピング後にアニールすることによって、N型の不純
物を含む半導体層としたが、半導体層を形成する際に、
N型の不純物を含むような膜として形成してもよい。ま
た、不純物を活性化、拡散させる際に、適当な熱処理と
してRTAアニールを用いたが、勿論、他の方法でもよ
いことはいうまでもない。
【0044】更に、上記実施例では、第1の絶縁層のみ
を選択的にエッチングする際に、CF4 ガス及びホット
燐酸を用いたが、ホット燐酸だけを用いてエッチングし
てもよいし、チャネルが形成される第1の半導体層の表
面が損傷を受けることなく、第1の絶縁層のみをエッチ
ングするようなエッチング剤であれば、何を用いてもよ
い。
【0045】更に、上記実施例では、第1の絶縁層の上
面と第2の絶縁層の上面が整合するように、すなわち第
1の絶縁層及び第2の半導体層と第2の絶縁層との高さ
がほぼ等しくなるように、平坦化及びエッチングを施し
たが、これらを整合する必要はなく、例えば図9のAに
示されるように、その上面が第1の絶縁層41の上面と
整合した第2の半導体層42d、42sの上部に、第2
の絶縁層43が形成されるようにし、その後、図9のB
に示されるように、第2の絶縁層43をエッチングし
て、第1の絶縁層41の上面を露出させてたのち、第1
の絶縁層41のみを選択的にエッチングするようにして
溝33’を形成しても良い。この場合にも、基板12の
チャネルが形成される部分12aの表面は損傷を受ける
ことがないので、ドレイン電流特性などの電気的特性が
良好な半導体装置とすることができる。しかしながら、
この場合には、第1の絶縁層41を選択的にエッチング
するために、第2の絶縁層43を第1の絶縁層の位置に
合わせてエッチングする必要があるため、微細な半導体
装置を製造するときには、エッチングの位置ずれが考え
られるので、やはり上記実施例にように、第2の絶縁層
を平坦化して第1の絶縁層の上面を露出させるようにす
るのがよい。
【0046】また、上記第2実施例では、第2の半導体
層の上部を熱酸化することにより第2の絶縁層を形成し
たが、半導体層を化学反応させることによって第2の絶
縁層を形成すれば、上記第2実施例の効果が得られるの
で、例えばシリコンでなる半導体層を窒化させてSi3
4 の絶縁膜を形成するようにしてもよい。
【0047】更に、上記実施例では、第1の絶縁層を取
り除いた後に、積み上げ拡散層14をパタニングした
が、第1の絶縁層を取り除く前に、パタニングしてもよ
いし、堆積させた直後に薄膜化する際に、パタニングし
てもよい。
【0048】また、上記実施例では、側壁絶縁膜を形成
した後に、パンチスルーストッパ19となる不純物を拡
散し、それからゲート酸化膜を形成したが、例えばSi
34 で成る側壁絶縁膜を設ける場合には、ゲート酸化
膜を形成後に側壁絶縁膜を形成してもよいし、またダミ
ーの酸化膜を形成した後、側壁膜をその上に形成し、ダ
ミーのウエットエッチングしてから、あらためてゲート
酸化膜を形成してもよい。なお、側壁絶縁膜をゲート酸
化膜より先に形成した場合には、この側壁絶縁膜の膜厚
で、ゲート長を調節することができるし、ゲート酸化膜
を側壁絶縁膜より先に形成する場合には、側壁絶縁膜形
成時のエッチバックの際に第1の半導体層の表面が損傷
を受けるという恐れが全くないとの効果を得ることがで
きる。なおまた、パンチスルーストッパ19の不純物
は、ゲート酸化膜が形成された後に、ドーピングしても
よい。
【0049】また、上記実施例では、ゲート電極及びゲ
ート電極形成後に露出している第2の半導体層の表面を
一度にシリサイド化したが、ゲート電極及び第2の半導
体層のシリサイド化は別々に行なってもよいし、そのシ
リサイドの種類を同一にせずともよい。
【0050】なお、上記実施例では、N型の半導体装置
の製造方法について述べたが、勿論、P型の半導体装置
の製造方法にも適用可能で、この場合には、積み上げ拡
散層14をP型の不純物を含む半導体層とし、また第1
の半導体層をN型の不純物を含む半導体層とする。
【0051】
【発明の効果】本発明は、以上述べたような形態で実施
され、次のような効果を奏する。すなわち、本発明は、
ゲート電極(及び側壁絶縁膜)を設けるための溝を、そ
の溝の形状に合わせて先に形成された第1の絶縁層のみ
を選択的にエッチングすることによって形成するので、
チャネルが形成される第1の半導体層の表面が損傷を受
けることがなく、従って、ドレイン電流特性などの特性
が良好で、短チャネル効果を抑制できる半導体装置を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法によって製造さ
れた半導体装置の正面断面図である。
【図2】本発明の第1実施例の半導体装置の製造方法を
説明する模式断面図(その1)であり、Aは第1の絶縁
層を堆積させた状態を示し、Bは第1の絶縁層を所定の
幅に成形した状態を示す。
【図3】本発明の第1実施例の半導体装置の製造方法を
説明する模式断面図(その2)であり、Aは第2の半導
体層を堆積させた状態を示し、Bは第2の半導体層を所
定の厚さに薄膜化した状態を示す。
【図4】本発明の第1実施例の半導体装置の製造方法を
説明する模式断面図(その3)であり、Aは第2の絶縁
層を形成した状態を示し、Bは第1の絶縁層を選択的に
エッチングして溝を形成した状態を示す。
【図5】本発明の第1実施例の半導体装置の製造方法を
説明する模式断面図(その4)であり、Aは第2の半導
体層及びその上部に形成された第2の絶縁層を所定のパ
タンに成形した状態を示し、Bは側壁絶縁膜、防止層及
びゲート絶縁膜を形成した状態を示す。
【図6】本発明の第1実施例の半導体装置の製造方法を
説明する模式断面図(その5)であり、Aはゲート電極
及び第1の半導体層にソース領域とドレイン領域とを形
成した状態を示し、Bはゲート電極及びこのとき露出し
ている第2の半導体層の表面をシリサイド化した状態を
示す。
【図7】本発明の第2実施例の半導体装置の製造方法の
主要工程を説明する模式断面図(その1)であり、Aは
第1の絶縁層を所定の幅に成形した状態を示し、Bは第
2の半導体層を堆積させた状態を示す。
【図8】本発明の第2実施例の半導体装置の製造方法の
主要工程を説明する模式断面図(その2)であり、Aは
第2の半導体層の上部を化学反応させて第2の絶縁層を
形成した状態を示し、Bは第1の絶縁層を選択的にエッ
チングして溝を形成した状態を示す。
【図9】本発明の変形例の半導体装置の製造方法の主要
工程を説明する模式断面図であり、Aは第1の絶縁層、
第2の半導体層及び第2の絶縁層を形成した状態を示
し、Bは第2の絶縁層をエッチングして第1の絶縁層の
上面を露出させた状態を示し、Cは第1の絶縁層を選択
的にエッチングして溝を形成した状態を示す。
【図10】本発明の従来例の半導体装置の正面断面図で
あり、Aはゲート電極を形成した後に基板にソース領域
及びドレイン領域を形成した半導体装置を示し、Bは、
基板にソース領域及びドレイン領域を形成後に、基板を
エッチングすることによってソース領域及びドレイン領
域とを分けて、ゲート電極を設けるようにした半導体装
置を示す。
【符号の説明】
11……半導体装置、12……基板、13……トレンチ
素子分離層、14……積み上げ拡散層、14’……半導
体層、15……側壁絶縁膜、16……ゲート電極、18
……ゲート酸化膜、19……パンチスルーストッパ、2
1、22……シリサイド層、31……ゲート電極形状絶
縁膜、32……絶縁膜、33……溝、D1……ドレイン
領域、S1……ソース領域。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャネルが形成される第1の半導体層の
    前記チャネルが形成されない部分の上に積み上げられ前
    記チャネルを形成するキャリアと同種の不純物を含む第
    2の半導体層からの前記不純物拡散により、前記第1の
    半導体層中にソース領域及びドレイン領域を形成するM
    IS型の電界効果型半導体装置の製造方法において、
    (A)前記第1の半導体層の上で、前記チャネルが形成
    される位置に、ゲート電極が形成される幅より所定量大
    きい幅を有するパタンで第1の絶縁層を形成し、(B)
    該第1の絶縁層が形成されていない部分に前記第2の半
    導体層を形成し、(C)該第2の半導体層の上部にのみ
    第2の絶縁層を形成し、(D)前記第1の絶縁層のみを
    選択的にエッチングすることによって、該第1の絶縁層
    が形成されていた部分に溝を形成し、(E)該溝の側壁
    に側壁絶縁膜と、前記溝の底部に前記第1の半導体層が
    露出した部分を覆うようにゲート絶縁膜とを形成し、
    (F)前記溝に前記ゲート電極を形成するようにしたこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記(C)工程と前記(D)工程の間、
    又は前記(D)工程と前記(E)工程の間に、前記第2
    の半導体層をパタニングする工程を有することを特徴と
    する請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記ゲート電極が半導体で成ることを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の半導体層の上部が化学反応す
    ることにより、前記第2の絶縁層が形成されることを特
    徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の半導体
    装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の半導体層の厚さを前記第1の
    絶縁層の厚さより薄くして、前記第2の絶縁層を形成し
    た後、前記第1の絶縁層と前記第2の絶縁層とが露出し
    た状態で、第1の絶縁層のみを除去することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4の何れかに記載の半導体装置の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ゲート酸化膜の下方で前記第1の半
    導体層内部に、パンチスルー現象を防止する、前記チャ
    ネルを形成するキャリアと異種の不純物を含む防止層が
    設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5
    の何れかに記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ゲート電極の表面及び前記ゲート電
    極が形成された後に露出している第2の半導体層の表面
    をシリサイド化することを特徴とする請求項1乃至請求
    項6の何れかに記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記ゲート電極の成形と、前記第2の絶
    縁層のエッチングとを同時に行なうことを特徴とする請
    求項1乃至請求項7の何れかに記載の半導体装置の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の半導体層が形成されている基
    板が素子分離領域によって分離されており、該素子分離
    領域の上方にまで延びるように前記第2の半導体層が形
    成され、前記素子分離領域の上方に、前記ソース領域に
    該第2の半導体層を介して接合するソース電極と前記ド
    レイン領域に該第2の半導体層を介して接合するドレイ
    ン電極とが形成されていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項8の何れかに記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記素子分離領域がトレンチ素子分離
    法により形成されていることを特徴とする請求項9に記
    載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004266278A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Samsung Electronics Co Ltd 上昇されたソース/ドレーン構造を有するmosトランジスタ及びこの製造方法
JP2005203770A (ja) * 2003-12-31 2005-07-28 Dongbuanam Semiconductor Inc 半導体素子のトランジスタ及びその製造方法
JP2009278043A (ja) * 2008-05-19 2009-11-26 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法および半導体装置

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