JPH11354650A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH11354650A
JPH11354650A JP10159367A JP15936798A JPH11354650A JP H11354650 A JPH11354650 A JP H11354650A JP 10159367 A JP10159367 A JP 10159367A JP 15936798 A JP15936798 A JP 15936798A JP H11354650 A JPH11354650 A JP H11354650A
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JP
Japan
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oxide film
film
forming
silicon nitride
nitride film
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Withdrawn
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JP10159367A
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English (en)
Inventor
Kenji Yasumura
賢二 安村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート絶縁膜となる酸化膜を保護するための
シリコン窒化膜の過剰エッチングが酸化膜にまで進行す
ることがないような電界効果型トランジスタを有する半
導体装置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 シリコン窒化膜7を透過してイオン注入
することにより、素子形成領域4a,4bにソース/ド
レイン14a,15a,14b,15bを形成した後、
シリコン窒化膜7の上にシリコン酸化膜9を形成する前
に、シリコン窒化膜7の上にシリコン窒化膜7aをさら
に形成する。これにより、イオン注入の影響によりエッ
チング速度が速くなっていないシリコン窒化膜7aによ
りゲート絶縁膜となる酸化膜5bを保護する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法に関し、特に、分離絶縁膜およびゲート絶
縁膜となる酸化膜にホールが形成されることを防止する
ための窒化膜を有する半導体装置およびその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ゲート電極に金属を用い、そ
のゲート電極をマスクとしてソース/ドレイン領域を形
成するために不純物注入を行なう電界効果トランジスタ
の製造方法は、図10〜図15に示すような工程で行な
われている。
【0003】以下、図10〜図15を用いて、従来のゲ
ート電極をマスクとしてソース/ドレイン領域を形成す
るために不純物注入を行なう電界効果トランジスタの製
造方法を説明する。
【0004】まず、半導体基板101の表面から所定の
深さにかけて、分離酸化膜102からなる素子分離領域
103を形成し、半導体基板101を素子形成領域10
4a,104bに分離形成する。次に、半導体基板10
1の不純物濃度を調整し、所定の導電型の不純物領域1
08a,108bを形成する。その後、素子形成領域1
04a,104bの半導体基板101の上にゲート絶縁
膜となる酸化膜105a,105bを形成する。次に、
酸化膜105a,105bの上にゲート電極106a,
106bを形成し、図10に示すような状態となる。そ
の後、図11に示すように、分離酸化膜102、酸化膜
105a,105b、および、ゲート電極106a,1
06bを覆うようにシリコン窒化膜107を形成する。
【0005】次に、図12に示すように、シリコン窒化
膜107を透過してAs等のイオンを注入することによ
り、素子形成領域104a,104bに比較的低濃度の
ソース/ドレイン領域114a,115a,114b,
115bを形成する。次に、図13に示すように、シリ
コン窒化膜107の上にシリコン酸化膜109を形成す
る。次に、素子分離領域103のほぼ中央部から一方の
素子形成領域104aにかけてレジスト膜110をシリ
コン窒化膜107の上に形成し、レジスト膜110をマ
スクとして、図14に示すように、シリコン酸化膜10
9をエッチングする。このとき、レジスト膜110の下
にシリコン酸化膜109aを残し、ゲート電極106に
側端に側壁絶縁膜113を形成する。
【0006】次に、側壁絶縁膜113をマスクとして素
子形成領域104bにイオン注入することによって、比
較的高濃度のソース/ドレイン領域116b,117b
を形成する。その後、図15に示すように、レジスト膜
110を除去する。次に、素子形成領域104a上のシ
リコン酸化膜109aおよび側壁絶縁膜113をウエッ
トエッチングにより除去する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電界効果トランジスタの製造方法では、As等のイ
オンの注入の影響によりシリコン窒化膜107のエッチ
ング速度が大きくなる。そのため、シリコン酸化膜10
9aとシリコン窒化膜107とのエッチング速度の差が
小さくなる。それにより、素子形成領域104aのシリ
コン酸化膜109aおよび素子形成領域104bの側壁
絶縁膜113を同時にウエットエッチングにより除去す
るとき、素子形成領域104bのシリコン窒化膜107
が過剰にエッチングされてしまう。さらに、シリコン窒
化膜107の過剰エッチングが進むと素子形成領域10
4bのシリコン窒化膜107にホールが生じた後、図1
5に示すように、分離酸化膜102およびゲート絶縁膜
となる酸化膜5a,5bにまでホール112を形成する
ことがある。
【0008】上記のようなシリコン窒化膜107の過剰
エッチングが進むのは、素子形成領域104bにAs等
のイオンの注入によってソース/ドレイン領域114
b,115b,116b,117bを形成する工程にお
いて、イオン注入の影響によりシリコン窒化膜107の
エッチング速度が速くなるためである。そのため、図1
4における素子形成領域104aのシリコン酸化膜10
9aおよび素子形成領域104bの側壁絶縁膜113を
同時にウエットエッチングにより除去する工程におい
て、シリコン酸化膜109aのエッチング速度とシリコ
ン窒化膜107の速度との比が、イオンの注入によりソ
ース/ドレイン領域116b,117bを形成する工程
の前に比べて小さくなる。その結果、シリコン窒化膜1
07により分離酸化膜102および酸化膜105bを保
護することができなくなる。そして、分離酸化膜102
および酸化膜105bにホール112が形成されてしま
う。このホール112は、分離特性等の電気的特性や後
工程での寸法制御等に影響を与えることがあり、半導体
特性を狂わせる原因となる。
【0009】本発明は、上記従来の電界効果型トランジ
スタの製造方法の問題点を解消するためになされたもの
であり、その目的は、分離酸化膜およびゲート絶縁膜と
なる酸化膜を保護するためのシリコン窒化膜の過剰エッ
チングが分離酸化膜および絶ゲート絶縁膜となる酸化膜
にまで進行することがないような電界効果型トランジス
タを有する半導体装置およびその製造方法を提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
の半導体装置の製造方法は、半導体基板の一主表面の所
定の領域に、該主表面から所定の深さにかけて分離酸化
膜からなる素子分離領域を形成し、第1および第2の素
子形成領域を分離する工程と、第1および第2の素子形
成領域の半導体基板の主表面上に絶縁酸化膜を形成する
工程と、絶縁酸化膜の上に、側壁を有する導電層を形成
する工程と、分離酸化膜、絶縁酸化膜、および、導電層
を覆うように半導体基板上に第1のシリコン窒化膜を形
成する工程と、第1のシリコン窒化膜を透過してイオン
注入することにより、素子形成領域に所定の導電型の不
純物拡散領域を形成する工程と、第1のシリコン窒化膜
の上に第1のシリコン酸化膜を形成する工程と、第1の
シリコン酸化膜の上に、素子分離領域の中央上部から第
1の素子形成領域にかけて、第1のレジスト膜を形成
し、第1のレジスト膜をマスクとして、第1のシリコン
酸化膜をエッチングし、第1のレジスト膜の下に残る第
2のシリコン酸化膜を形成する工程と、第2のシリコン
酸化膜が形成された領域を除く領域に第2のレジスト膜
を形成する工程と、第2のレジスト膜をマスクとして第
2のシリコン酸化膜をエッチングし、導電層の側壁に側
壁絶縁膜を形成する工程とを備えている。
【0011】このような工程で半導体装置を製造するこ
とにより、側壁絶縁膜をウエットエッチングにより除去
する工程を有しないため、イオン注入により第1のシリ
コン窒化膜がエッチング速度を速くするように劣化して
も、シリコン窒化膜の過剰エッチングを生じる機会が減
少する。それにより、第1のシリコン窒化膜にホールが
形成されて分離酸化膜およびゲート絶縁膜となる絶縁酸
化膜にまでそのホールが達する可能性が低くなる。その
ため、絶縁酸化膜の損傷が抑制され、半導体装置の電気
的特性および後工程での寸法制御性が劣化する可能性を
低くできる。
【0012】請求項2に記載の本発明の半導体装置の製
造方法は、半導体基板の一主表面上に絶縁酸化膜を形成
する工程と、絶縁酸化膜の上に、側壁を有する導電層を
形成する工程と、絶縁酸化膜、および、導電層を覆うよ
うに半導体基板上に第1のシリコン窒化膜を形成する工
程と、第1のシリコン窒化膜を透過してイオン注入する
ことにより、半導体基板に所定の導電型の不純物拡散領
域を形成する工程と、第1のシリコン窒化膜の上に第2
のシリコン窒化膜を形成する工程と、第2のシリコン窒
化膜の上にシリコン酸化膜を形成する工程と、シリコン
酸化膜をエッチングし、導電層の側壁に側壁絶縁膜を形
成する工程とを備えている。
【0013】このような工程で半導体装置を製造するこ
とにより、第1のシリコン窒化膜の上に第2のシリコン
窒化膜を形成する工程を備えているため、絶縁酸化膜の
上には第1および第2のシリコン窒化膜の2層が形成さ
れる。また、第1のシリコン窒化膜形成後、この第1の
シリコン窒化膜を透過して、不純物拡散領域を形成した
場合、シリコン窒化膜は、そのエッチング速度が速くな
るが、第2のシリコン窒化膜は、不純物注入工程を経て
いないため、エッチング速度が比較的遅いままである。
その結果、シリコン酸化膜をエッチングし、導電層に両
側端に側壁絶縁膜を形成するために第1のシリコン酸化
膜をエッチングする場合において、絶縁酸化膜は比較的
エッチング速度の遅い第2のシリコン窒化膜により保護
される。その結果、絶縁酸化膜の損傷が抑制され、半導
体装置の電気的特性および後工程での寸法制御性が劣化
する可能性を低くできる。
【0014】請求項3に記載の半導体装置の製造方法
は、半導体基板の一主表面上に絶縁酸化膜を形成する工
程と、絶縁酸化膜の上に、側壁を有する導電層を形成す
る工程と、絶縁酸化膜、および、導電層を覆うように半
導体基板上にCVD法によりCVD酸化膜を形成する工
程と、CVD酸化膜の上にシリコン窒化膜を形成する工
程と、シリコン窒化膜の上にシリコン酸化膜を形成する
工程と、シリコン酸化膜をエッチングし、導電層の側壁
に側壁絶縁膜を形成する工程とを備えている。
【0015】このような工程で半導体装置を製造するこ
とにより、CVD法によるCVD酸化膜が絶縁酸化膜の
上に堆積されるため、側壁絶縁膜形成のためのシリコン
酸化膜のエッチング工程で、シリコン酸化膜にホールが
形成された後、ホールが絶縁酸化膜にまで貫通すること
を抑制できる。それにより、半導体装置の電気的特性お
よび後工程での寸法制御性が劣化する可能性を低くでき
る。また、熱酸化を用いずCVD酸化を用いたのは、C
VD酸化膜の堆積作用の方が、熱酸化によるよりもゲー
ト電極を構成する金属に与える影響が少ないからであ
る。
【0016】請求項4に記載の半導体装置の製造方法
は、半導体基板の一主表面上に絶縁酸化膜を形成する工
程と、絶縁酸化膜の上に、側壁を有する導電層を形成す
る工程と、導電層の上にシリコン窒化膜を形成する工程
と、シリコン窒化膜を透過してイオン注入することによ
り、半導体基板に所定の導電型の不純物拡散領域を形成
する工程と、シリコン窒化膜の上にシリコン酸化膜を形
成する工程と、シリコン酸化膜をエッチングし、導電層
の側壁に側壁絶縁膜を形成する工程とを備えている。ま
た、イオン注入する工程の前または後に、シリコン窒化
膜を800℃〜1000℃の温度条件で熱処理を行なう
工程をさらに備えている。
【0017】このような工程で半導体装置を製造するこ
とにより、イオン注入工程の前または後に、シリコン窒
化膜を熱処理する工程を備えているため、シリコン窒化
膜は、密度が小さくなるように硬化し、そのエッチング
速度がより低減される。そのため、後工程において、導
電層の側壁に側壁絶縁膜を形成する場合において、絶縁
酸化膜は、エッチング速度の遅い熱処理されたシリコン
窒化膜により保護される。その結果、絶縁酸化膜の損傷
が抑制され、半導体装置の電気的特性および後工程での
寸法制御性が劣化する可能性を低くできる。
【0018】請求項5に記載の本発明の半導体装置は、
半導体基板の一主表面の所定の領域に該主表面から所定
の深さにかけて形成された分離酸化膜からなる素子分離
領域と、分離酸化膜によって分離された素子形成領域
と、半導体基板の主表面上に形成された絶縁酸化膜と、
素子形成領域の絶縁酸化膜上に形成された、側壁を有す
る導電層と、素子分離領域と素子形成領域とに連続し
て、分離酸化膜、絶縁酸化膜、および、導電層を覆うよ
うに形成された第1のシリコン窒化膜と、第1のシリコ
ン窒化膜の上に形成された第2のシリコン窒化膜と、第
2のシリコン窒化膜の上に形成されたシリコン酸化膜を
エッチングすることによって導電層の側壁に形成された
側壁絶縁膜とを含んでいる。
【0019】このような構造の半導体装置は、上記請求
項2に記載の工程により形成可能である。したがって、
請求項2に記載の半導体装置の製造方法に基づく上記利
点を享受でき、良好な電気的特性および高い寸法精度を
有する半導体装置を提供することができる。
【0020】請求項6に記載の本発明の半導体装置は、
半導体基板の一主表面の所定の領域に該主表面から所定
の深さにかけて形成された分離酸化膜からなる素子分離
領域と、素子分離酸化膜によって分離された素子形成領
域と、半導体基板の主表面上に形成された絶縁酸化膜
と、素子形成領域の絶縁酸化膜上に形成された、側壁を
有する導電層と、素子分離領域と素子形成領域とに連続
して、絶縁酸化膜および導電層の上に形成されたCVD
酸化膜と、CVD酸化膜の上に形成されたシリコン窒化
膜と、シリコン窒化膜の上に形成されたシリコン酸化膜
をエッチングすることによって導電層の側壁に形成され
た側壁絶縁膜とを含んでいる。
【0021】このような構造の半導体装置は、上記請求
項3に記載の工程により形成可能である。したがって、
請求項3に記載の半導体装置の製造方法に基づく上記利
点を享受でき、良好な電気的特性および高い寸法精度を
有する半導体装置を提供することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
実施の形態を図1〜図8に基づいて説明する。
【0023】本実施の形態の半導体装置の製造方法は、
以下のような工程を備えている。まず、半導体基板1の
表面から所定の深さにかけて、LOC0S(LOCal Oxid
ation of Silicon)法により、温度条件950℃〜11
00℃において膜厚0.2μm〜0.5μmの分離酸化
膜2からなる素子分離領域3を形成し、半導体基板1を
素子形成領域4a,4bに分離形成する。次に、半導体
基板1の不純物濃度をイオン注入法により調整し、所定
の導電型の不純物拡散領域8a,8bを形成する。次
に、素子形成領域4a,4bの半導体基板1の表面を熱
酸化することにより、膜厚3nm〜12nmのゲート絶
縁膜となる酸化膜5a,5bを形成する。次に、酸化膜
5a,5bの上にWからなるゲート電極6a,6bを形
成し、図1に示す構造となる。
【0024】その後、図2に示すように、分離酸化膜
2、ゲート絶縁膜となる酸化膜5a,5b、および、ゲ
ート電極6a,6bを覆うように半導体基板1の上にゲ
ート電極6a,6bを保護し、後工程においてセルフア
ラインコンタクトに用いるための、膜厚10nm〜50
nmのシリコン窒化膜7を形成する。次に、図3に示す
ように、素子形成領域4a,4bのシリコン窒化膜7を
透過して、ドーズ量10 13/cm2 〜1015/cm2
n型のPまたはAs、あるいは、p型のBまたはBF2
等のイオンを注入することにより、素子形成領域4a,
4bに比較的低濃度のソース/ドレイン領域14a,1
5a,14b,15bを形成する。次に、図4に示すよ
うに、シリコン窒化膜7の上にシリコン窒化膜7aを形
成する。
【0025】次に、図5に示すように、シリコン窒化膜
7aの上にシリコン酸化膜9を形成する。次に、図6に
示すように、素子分離領域3の上部ほぼ中央部から一方
の素子形成領域4bにかけてレジスト膜10をシリコン
酸化膜9の上に形成し、レジスト膜10をマスクとし
て、シリコン酸化膜9をエッチングし、レジスト膜10
の下に残るシリコン酸化膜9bを形成する。
【0026】次に、図7に示すように、レジスト膜10
を除去した後、シリコン酸化膜9bの形成されていない
領域にレジスト膜11を形成し、シリコン酸化膜9bを
エッチングする。このとき、ゲート電極6bの両側端に
側壁絶縁膜13を形成する。次に、図8に示すように、
側壁絶縁膜13をマスクとして素子形成領域4bに、n
型のAs、あるいは、p型のBまたはBF2 をドーズ量
1015/cm2 〜10 16/cm2 程度でイオン注入する
ことにより比較的高濃度のソース/ドレイン領域16
b,17bを形成する。その後、側壁絶縁膜13を残し
たまま後工程を行なう。
【0027】このような工程で本実施の形態の半導体装
置を製造することにより、従来技術の説明において図1
5を用いて説明したような、側壁絶縁膜113とともに
シリコン酸化膜109aをウエットエッチングする工程
を備えていない。そのため、シリコン窒化膜7の損傷
は、上記のようなウエットエッチングを行なうときより
も抑制される。その結果、シリコン酸化膜7にホールが
形成されても、分離酸化膜2および絶縁酸化膜5bにま
で達する可能性は低くなり、その損傷は抑制される。
【0028】また、本実施の形態の半導体装置の製造方
法は、シリコン窒化膜7の上にシリコン窒化膜7aを形
成する工程をさらに備えているため、酸化膜5a,5
b、分離酸化膜2の上にはシリコン窒化膜7,7aの2
層が形成される。それにより、図3に示すようなイオン
注入の工程でシリコン窒化膜7はエッチング速度が大き
くなっているが、イオン注入の後で形成されたシリコン
窒化膜7aは、そのエッチング速度が大きくならず、シ
リコン酸化膜11に比べて小さい。そのため、図7に示
すようなシリコン酸化膜9bをドライエッチングし、側
壁絶縁膜13を形成する工程においても、分離酸化膜2
は、エッチング速度の小さいシリコン窒化膜7aにより
保護される。その結果、分離酸化膜2の損傷が抑制され
る。
【0029】また、本実施の形態の半導体装置の製造方
法は、シリコン窒化膜7を形成する工程の後、ソース/
ドレイン領域14a,15a,15a,15bを形成す
る工程の前に、シリコン窒化膜7を800℃〜1000
℃の条件で熱処理する工程をさらに備えている。
【0030】このような工程で半導体装置を製造するこ
とにより、図3に示すソース/ドレイン領域14b,1
5bの形成工程におけるイオン注入の影響によりエッチ
ング速度が大きくなったシリコン窒化膜7を熱処理する
工程を備えているため、シリコン窒化膜7は、その密度
が高くなる。それにより、シリコン窒化膜7は硬化し、
エッチング速度がより低減される。そのため、シリコン
酸化膜11と側壁絶縁膜13とを同時にウエットエッチ
ングし、ゲート電極6bの両側端に側壁絶縁膜13を形
成する工程において、分離酸化膜2は、よりエッチング
速度が遅い、熱処理されたシリコン窒化膜7により保護
される。その結果、ゲート酸化膜5bの損傷が抑制され
る。
【0031】また、本実施の形態の半導体装置の製造方
法は、シリコン窒化膜7を透過してイオン注入すること
により、素子形成領域4a,4bに導電型の領域14
a,15a,14b,15bを形成する工程の後、シリ
コン窒化膜7の上に第1のシリコン酸化膜9を形成する
工程の前に、シリコン窒化膜7を800℃〜1000℃
熱処理する工程を備えている。
【0032】このような工程で半導体装置を製造するこ
とにより、上記同様、分離酸化膜2および酸化膜5a,
5bは、比較的エッチング速度が遅い、熱処理されたシ
リコン窒化膜7により保護される。その結果、ゲート酸
化膜5bの損傷がさらに抑制される。
【0033】上記の結果、分離酸化膜およびゲート絶縁
膜となる酸化膜を保護するためのシリコン窒化膜の過剰
エッチングが分離酸化膜2およびゲート絶縁膜となる酸
化膜5a,5bにまで進行する可能性が低くなる。それ
により、半導体装置の電気的特性や後工程における寸法
制御性の劣化がより低減される。
【0034】また、上記のような製造方法により製造さ
れる半導体装置は、図8に示されるように、シリコン窒
化膜7の上にシリコン窒化膜7aをさらに備えているた
め、分離酸化膜2およびゲート絶縁膜となる酸化膜5
a,5bを、エッチング速度の比較的小さなシリコン窒
化膜7aにより効果的に保護できる。その結果、分離酸
化膜2およびゲート絶縁膜となる酸化膜5a,5bを保
護するためのシリコン窒化膜7の過剰エッチングが分離
酸化膜2およびゲート絶縁膜となる酸化膜5a,5bに
まで進行する可能性が低くなる。
【0035】なお、本実施の形態においては、イオン注
入の前と後との両工程においてシリコン窒化膜7の熱処
理を行なったが、イオン注入の前だけ、または、イオン
注入の後だけにおいて熱処理を行なっても、シリコン窒
化膜7のエッチング速度がある程度遅くなるため、所定
の保護効果を達成できる場合がある。また、本実施の形
態においては、シリコン窒化膜7を熱処理する工程とシ
リコン窒化膜7の上にシリコン窒化膜7aを形成する工
程との両工程を行なう場合を示したが、シリコン窒化膜
7を熱処理する工程のみ、または、シリコン窒化膜7a
をシリコン窒化膜7の上に形成する工程のみを行なって
も、分離酸化膜2およびゲート絶縁膜となる酸化膜5
a,5bを保護するという効果をある程度得ることがで
きる。
【0036】また、本実施の形態では分離酸化膜は、L
OCOS法を用いて形成したが、トレンチ分離による膜
厚0.2μm〜0.5μmの埋め込み酸化膜の形成によ
るものであってもよい。また、素子分離領域の材質はシ
リコン酸化膜を用いたが、シリコン窒化膜であってもよ
い。また、本実施の形態では、ゲート電極はWで形成し
たが、ポリシリコン、TSi、WSiであってもよい。
【0037】(実施の形態2)本発明の実施の形態2の
半導体装置の製造方法を図9を用いて説明する。本実施
の形態の半導体装置の製造方法は、実施の形態1の半導
体装置の製造方法において、シリコン窒化膜7の上にシ
リコン窒化膜7aを形成する代わりに、ゲート電極6
a,6bを形成する工程の後、シリコン窒化膜7を形成
する工程の前に、図9に示すように、シリコン窒化膜7
の形成において発生する膜応力を緩和するためにCVD
法により膜厚5nm〜30nmの絶縁酸化膜2aを形成
する工程を備えている。
【0038】このような製造方法によれば、CVD法に
よる絶縁酸化膜2aがゲート酸化膜5a,5bとシリコ
ン窒化膜7との間に介在するため、後工程におけるシリ
コン窒化膜7が過剰エッチングされた場合にも、絶縁酸
化膜5a,5bにまでホールが形成される可能性を低減
できる。その結果、分離酸化膜2および絶縁酸化膜5
a,5bが保護されるため、電気的特性および後工程で
の寸法制御性の劣化を低減できる。
【0039】また、熱酸化でゲート絶縁膜となる酸化膜
5a、5bの膜厚を厚くする方法も考えられるが、CV
D法による絶縁酸化膜2aの堆積作用の方が、熱酸化に
よるよりもゲート電極6a,6bを構成するW等の金属
に与える影響が少ないため、より適している。
【0040】また、上記のような製造方法により製造さ
れる半導体装置は、図9に示されるように、シリコン窒
化膜7の下にCVD酸化膜2aをさらに備えているた
め、分離酸化膜2およびゲート絶縁膜となる酸化膜5
a,5bをより効果的に保護できる。その結果、分離酸
化膜2およびゲート絶縁膜となる酸化膜5a,5bを保
護するためのシリコン窒化膜7の過剰エッチングが分離
酸化膜2およびゲート絶縁膜となる酸化膜5a,5bへ
の進行が低減される。
【0041】なお、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許
請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意
味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図
される。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明の半導体装置の
製造方法によれば、側壁絶縁膜をウエットエッチングに
より除去する工程を有しないため、イオン注入により第
1のシリコン窒化膜がエッチング速度を速くするように
劣化しても、シリコン窒化膜の過剰エッチングを生じる
機会が減少する。それにより、第1のシリコン窒化膜に
ホールが形成されて分離酸化膜およびゲート絶縁膜とな
る絶縁酸化膜にまでそのホールが達する可能性が低くな
る。そのため、絶縁酸化膜の損傷が抑制され、半導体装
置の電気的特性および後工程での寸法制御性が劣化する
可能性を低くできる。
【0043】請求項2に記載の本発明の半導体装置の製
造方法によれば、第1のシリコン窒化膜の上に第2のシ
リコン窒化膜を形成する工程を備えているため、絶縁酸
化膜の上には第1および第2のシリコン窒化膜の2層が
形成される。また、第1のシリコン窒化膜形成後、この
第1のシリコン窒化膜を透過して、不純物拡散領域を形
成した場合、シリコン窒化膜は、そのエッチング速度が
速くなるが、第2のシリコン窒化膜は、不純物注入工程
を経ていないため、エッチング速度が比較的遅いままで
ある。その結果、シリコン酸化膜をエッチングし、導電
層に両側端に側壁絶縁膜を形成するために第1のシリコ
ン酸化膜をエッチングする場合において、絶縁酸化膜は
比較的エッチング速度の遅い第2のシリコン窒化膜によ
り保護される。その結果、絶縁酸化膜の損傷が抑制さ
れ、半導体装置の電気的特性および後工程での寸法制御
性が劣化する可能性を低くできる。
【0044】請求項3に記載の半導体装置の製造方法に
よれば、CVD法によるCVD酸化膜が絶縁酸化膜の上
に堆積されるため、後工程における側壁絶縁膜形成のた
めのシリコン酸化膜のエッチング工程で、シリコン酸化
膜にホールが形成された後、ホールが絶縁酸化膜にまで
貫通することを抑制できる。それにより、半導体装置の
電気的特性および後工程での寸法制御性が劣化する可能
性を低くできる。また、熱酸化を用いずCVD酸化を用
いたのは、CVD酸化膜の堆積作用の方が、熱酸化によ
るよりもゲート電極を構成する金属に与える影響が少な
いからである。
【0045】請求項4に記載の半導体装置の製造方法に
よれば、イオン注入工程の前または後に、シリコン窒化
膜を熱処理する工程を備えているため、シリコン窒化膜
は、密度が小さくなるように硬化し、そのエッチング速
度がより低減される。そのため、後工程において、導電
層の側壁に側壁絶縁膜を形成する場合において、絶縁酸
化膜は、エッチング速度の遅い熱処理されたシリコン窒
化膜により保護される。その結果、絶縁酸化膜の損傷が
抑制され、半導体装置の電気的特性および後工程での寸
法制御性が劣化する可能性を低くできる。
【0046】請求項5に記載の本発明の半導体装置によ
れば、請求項2に記載の半導体装置の製造方法に基づく
上記利点を享受でき、良好な電気的特性および高い寸法
精度を有する半導体装置を提供することができる。
【0047】請求項6に記載の本発明の半導体装置によ
れば、請求項3に記載の半導体装置の製造方法に基づく
上記利点を享受でき、良好な電気的特性および高い寸法
精度を有する半導体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の半導体装置の製造工程
における、ゲート絶縁膜となる酸化膜の上にゲート電極
を形成した状態を示す断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態の半導体装置の製造工程
における、分離酸化膜、ゲート酸化膜、および、ゲート
電極を覆うように半導体基板上にシリコン窒化膜を形成
した状態を示す断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態における半導体装置の製
造工程における、シリコン窒化膜を透過してイオン注入
することにより、素子形成領域にソース/ドレイン領域
を形成した状態を示す断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態の半導体装置の製造工程
における、シリコン窒化膜の上にシリコン酸化膜を形成
した状態を示す断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態の半導体装置の製造工程
における、シリコン窒化膜の上にシリコン酸化膜を形成
した状態を示す断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態の半導体装置の製造工程
における、レジスト膜をマスクとして、シリコン酸化膜
をエッチングした状態を示す断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態の半導体装置の製造工程
における、シリコン酸化膜の形成されていない領域にレ
ジスト膜を形成し、シリコン酸化膜をエッチングし、ゲ
ート電極に側端に側壁絶縁膜を形成した状態を示す断面
図である。
【図8】 本発明の実施の形態の半導体装置の製造工程
における、側壁絶縁膜をマスクとして素子形成領域にイ
オン注入により不純物拡散領域であるソース/ドレイン
領域を形成した状態を示す断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態の半導体装置の製造工程
の、分離酸化膜、ゲート酸化膜、および、ゲート電極を
覆うように半導体基板の上に、CVD法によりCVD酸
化膜を形成した状態を示す断面図である。
【図10】 従来の半導体装置の製造工程における、ゲ
ート絶縁膜となる酸化膜の上にゲート電極を形成した状
態を示す断面図である。
【図11】 従来の半導体装置の製造工程における、分
離酸化膜、ゲート酸化膜、および、ゲート電極を覆うよ
うに半導体基板の上にシリコン窒化膜を形成した状態を
示す断面図である。
【図12】 従来の半導体装置の製造工程における、シ
リコン窒化膜を透過してイオン注入することにより、素
子形成領域にソース/ドレイン領域を形成した状態を示
す断面図である。
【図13】 従来の半導体装置の製造工程における、シ
リコン窒化膜の上にシリコン酸化膜を形成した状態を示
す断面図である。
【図14】 従来の半導体装置の製造工程における、側
壁絶縁膜をマスクとして素子形成領域にイオン注入によ
り不純物拡散領域であるソース/ドレイン領域を形成し
た状態を示す断面図である。
【図15】 従来の半導体装置の製造工程における、素
子形成領域上のシリコン酸化膜および側壁絶縁膜をウエ
ットエッチングにより除去した状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体基板、2 分離酸化膜、2a 絶縁酸化膜、
3 素子分離領域、4a,4b 素子形成領域、5a,
5b ゲート絶縁膜となる酸化膜、6a,6bゲート電
極、7,7a シリコン窒化膜、8a,8b 不純物拡
散領域、9,9b シリコン酸化膜、10,11 レジ
スト膜、13 側壁絶縁膜、14a,15a,14b,
15b 比較的低濃度のソース/ドレイン領域、16
b,17b 比較的高濃度のソース/ドレイン領域。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の一主表面の所定の領域に、
    該主表面から所定の深さにかけて分離酸化膜からなる素
    子分離領域を形成し、第1および第2の素子形成領域を
    分離する工程と、 前記第1および第2の素子形成領域の前記半導体基板の
    前記主表面上に絶縁酸化膜を形成する工程と、 前記絶縁酸化膜の上に、側壁を有する導電層を形成する
    工程と、 前記分離酸化膜、前記絶縁酸化膜、および、前記導電層
    を覆うように前記半導体基板上に第1のシリコン窒化膜
    を形成する工程と、 前記第1のシリコン窒化膜を透過してイオン注入するこ
    とにより、前記素子形成領域に所定の導電型の不純物拡
    散領域を形成する工程と、 前記第1のシリコン窒化膜の上に第1のシリコン酸化膜
    を形成する工程と、 前記第1のシリコン酸化膜の上に、前記素子分離領域の
    中央上部から前記第1の素子形成領域にかけて、第1の
    レジスト膜を形成し、前記第1のレジスト膜をマスクと
    して、前記第1のシリコン酸化膜をエッチングし、前記
    第1のレジスト膜の下に残る第2のシリコン酸化膜を形
    成する工程と、 前記第2のシリコン酸化膜が形成された領域を除く領域
    に第2のレジスト膜を形成する工程と、 前記第2のレジスト膜をマスクとして前記第2のシリコ
    ン酸化膜をエッチングし、前記導電層の前記側壁に側壁
    絶縁膜を形成する工程とを備える半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 半導体基板の一主表面上に絶縁酸化膜を
    形成する工程と、 前記絶縁酸化膜の上に、側壁を有する導電層を形成する
    工程と、 前記絶縁酸化膜、および、前記導電層を覆うように前記
    半導体基板上に第1のシリコン窒化膜を形成する工程
    と、 前記第1のシリコン窒化膜を透過してイオン注入するこ
    とにより、前記半導体基板に所定の導電型の不純物拡散
    領域を形成する工程と、 前記第1のシリコン窒化膜の上に第2のシリコン窒化膜
    を形成する工程と、 前記第2のシリコン窒化膜の上にシリコン酸化膜を形成
    する工程と、 前記シリコン酸化膜をエッチングし、前記導電層の前記
    側壁に側壁絶縁膜を形成する工程とを備える半導体装置
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板の一主表面上に絶縁酸化膜を
    形成する工程と、 前記絶縁酸化膜の上に、側壁を有する導電層を形成する
    工程と、 前記絶縁酸化膜、および、前記導電層を覆うように前記
    半導体基板上にCVD法によりCVD酸化膜を形成する
    工程と、 前記CVD酸化膜の上にシリコン窒化膜を形成する工程
    と、 前記シリコン窒化膜の上にシリコン酸化膜を形成する工
    程と、 前記シリコン酸化膜をエッチングし、前記導電層の前記
    側壁に側壁絶縁膜を形成する工程とを備える、半導体装
    置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板の一主表面上に絶縁酸化膜を
    形成する工程と、 前記絶縁酸化膜の上に、側壁を有する導電層を形成する
    工程と、 前記導電層の上にシリコン窒化膜を形成する工程と、 前記シリコン窒化膜を透過してイオン注入することによ
    り、前記半導体基板に所定の導電型の不純物拡散領域を
    形成する工程と、 前記シリコン窒化膜の上にシリコン酸化膜を形成する工
    程と、 前記シリコン酸化膜をエッチングし、前記導電層の前記
    側壁に側壁絶縁膜を形成する工程とを備え、 前記イオン注入する工程の前または後に、前記シリコン
    窒化膜を800℃〜1000℃の温度条件で熱処理を行
    なう工程をさらに備える、半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板の一主表面の所定の領域に該
    主表面から所定の深さにかけて形成された分離酸化膜か
    らなる素子分離領域と、 前記分離酸化膜によって分離された素子形成領域と、 前記半導体基板の前記主表面上に形成された絶縁酸化膜
    と、 前記素子形成領域の前記絶縁酸化膜上に形成された、側
    壁を有する導電層と、 前記素子分離領域と前記素子形成領域とに連続して、前
    記分離酸化膜、前記絶縁酸化膜、および、前記導電層を
    覆うように形成された第1のシリコン窒化膜と、 前記第1のシリコン窒化膜の上に形成された第2のシリ
    コン窒化膜と、 前記第2のシリコン窒化膜の上に形成されたシリコン酸
    化膜をエッチングすることによって前記導電層の前記側
    壁に形成された側壁絶縁膜とを含む、半導体装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板の一主表面の所定の領域に該
    主表面から所定の深さにかけて形成された分離酸化膜か
    らなる素子分離領域と、 前記素子分離酸化膜によって分離された素子形成領域
    と、 前記半導体基板の前記主表面上に形成された絶縁酸化膜
    と、 前記素子形成領域の前記絶縁酸化膜上に形成された、側
    壁を有する導電層と、 前記素子分離領域と前記素子形成領域とに連続して、前
    記前記絶縁酸化膜および前記導電層の上に形成されたC
    VD酸化膜と、 前記CVD酸化膜の上に形成されたシリコン窒化膜と、 前記シリコン窒化膜の上に形成されたシリコン酸化膜を
    エッチングすることによって前記導電層の前記側壁に形
    成された側壁絶縁膜とを含む、半導体装置。
JP10159367A 1998-06-08 1998-06-08 半導体装置およびその製造方法 Withdrawn JPH11354650A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005333164A (ja) * 2005-08-15 2005-12-02 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置
JP2009049427A (ja) * 2008-10-22 2009-03-05 Renesas Technology Corp Mis型半導体装置の製造方法
JP2011205122A (ja) * 2011-06-03 2011-10-13 Renesas Electronics Corp 半導体集積回路装置

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