JP2000150681A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JP2000150681A
JP2000150681A JP10325206A JP32520698A JP2000150681A JP 2000150681 A JP2000150681 A JP 2000150681A JP 10325206 A JP10325206 A JP 10325206A JP 32520698 A JP32520698 A JP 32520698A JP 2000150681 A JP2000150681 A JP 2000150681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate electrode
gate
transistor
layer
insulating film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10325206A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Amamiya
和美 雨宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10325206A priority Critical patent/JP2000150681A/ja
Publication of JP2000150681A publication Critical patent/JP2000150681A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】二層ゲート構造のMOSトランジスタのゲート
電極の抵抗成分を低減し、動作の高速化を可能とし、製
造工程数を抑制し、製造コストを低減する。 【解決手段】半導体基板324 上に形成され、下層の第1
ゲート電極326 と上層の第2ゲート電極328 とがシリサ
イド化合物461 により短絡接続された二層ゲート構造の
MOSトランジスタを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に係
り、特に二層ゲート構造の絶縁ゲート型トランジスタを
有する半導体装置におけるサリサイド構造に関するもの
で、例えば不揮発性メモリセルアレイおよびその周辺回
路にサリサイド化された二層ゲート構造のトランジスタ
を有する不揮発性メモリ集積回路に使用されるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4および図5は、不揮発性メモリにお
けるセルアレイ領域のセルトランジスタおよび周辺回路
領域の周辺トランジスタの従来例1、2を示す断面図で
ある。図4に示す不揮発性メモリにおいて、メモリセル
アレイ領域の半導体基板(あるいは半導体層)111 上に
セルトランジスタが形成され、周辺回路領域の半導体基
板(あるいは半導体層)121 上に周辺トランジスタが形
成されている。
【0003】この場合、前記セルトランジスタは、前記
半導体基板(あるいは半導体層)111 のチャネル領域上
に形成されたゲート絶縁膜(薄いトンネル絶縁膜)114
と、このゲート絶縁膜114 上に形成された第1ゲート電
極(浮遊ゲート電極)115 と、この第1ゲート電極115
上に形成された第1層間絶縁膜116 と、この第1層間絶
縁膜116 上に形成された第2ゲート電極(制御ゲート電
極)117 と、前記チャネル領域を挟むように前記半導体
基板(あるいは半導体層)111 の表層部に選択的に形成
されたドレイン領域112 ・ソース領域113 とを有し、二
層ゲート(スタックトゲート)構造が用いられている。
【0004】また、前記周辺トランジスタは、前記半導
体基板(あるいは半導体層)121 のチャネル領域上に形
成されたゲート絶縁膜124 と、このゲート絶縁膜124 上
に形成されたゲート電極125 と、前記チャネル領域を挟
むように前記半導体基板(あるいは半導体層)121 の表
層部に選択的に形成されたドレイン領域122 ・ソース領
域123 とを有し、一層ゲート構造が用いられている。
【0005】そして、セルトランジスタの制御ゲート電
極(ワード線)117 上にはサリサイド化合物118 が形成
され、周辺トランジスタのゲート電極125 上にはサリサ
イド化合物126 が形成され、制御ゲート電極(ワード
線)117 およびゲート電極125の抵抗成分の低減化が図
られている。
【0006】図4の不揮発性メモリでは、セルトランジ
スタの制御ゲート電極(ワード線)117 と周辺トランジ
スタのゲート電極125 のサリサイド化を、メモリセルア
レイ領域と周辺回路領域に対して同時に行うことが可能
である。
【0007】しかし、セルトランジスタと周辺回路のト
ランジスタのゲート構造が異なり、セルトランジスタと
周辺回路のトランジスタの高さが異なるので、これらの
上に層間絶縁膜を堆積して化学的機械研磨(CMP)に
より平坦化することが困難である。
【0008】従って、後の工程においてメモリセルアレ
イ領域と周辺回路領域に対して別々にPEP(写真蝕刻
プロセス)、露光などの処理を行う必要があり、工程数
の増加をまねくとともに、コンタクト開口などの加工に
支障が生じる。
【0009】一方、図5に示す不揮発性メモリにおいて
は、メモリセルアレイのセルトランジスタには図4と同
様の二層ゲート(スタックトゲート)構造のトランジス
タが用いられ、周辺回路のトランジスタにも二層ゲート
構造のトランジスタが用いられている。
【0010】なお、図5中、211 はメモリセルアレイ領
域の半導体基板(あるいは半導体層)、221 は周辺回路
領域の半導体基板(あるいは半導体層)、214 はセルト
ランジスタのチャネル領域上に形成されたゲート絶縁膜
(薄いトンネル絶縁膜)、215 は上記ゲート絶縁膜214
上に形成された第1ゲート電極(浮遊ゲート電極)、21
6 は上記第1ゲート電極215 上に形成された第1層間絶
縁膜、217 は上記第1層間絶縁膜216 上に形成された第
2ゲート電極(制御ゲート電極)、218 は上記制御ゲー
ト電極(ワード線)217 上に形成されたサリサイド化合
物、212 および213 は前記チャネル領域を挟むように前
記半導体基板(あるいは半導体層)211の表層部に選択
的に形成されたドレイン領域およびソース領域である。
【0011】また、224 は周辺トランジスタのチャネル
領域上に形成されたゲート絶縁膜、225 は上記ゲート絶
縁膜224 上に形成された第1ゲート電極、226 は上記第
1ゲート電極225 上に形成された第1層間絶縁膜、227
は上記第1層間絶縁膜226 上に形成された第2ゲート電
極、228 は上記第2ゲート電極227 上に形成されたサリ
サイド化合物、222 および223 は前記チャネル領域を挟
むように前記半導体基板(あるいは半導体層)221 の表
層部に選択的に形成されたドレイン領域およびソース領
域である。
【0012】図5の不揮発性メモリでは、セルトランジ
スタと周辺回路のトランジスタのゲート構造が同じであ
り、セルトランジスタと周辺回路のトランジスタの高さ
が同じであるので、これらの上に層間絶縁膜を堆積して
CMPにより平坦化することが容易である。
【0013】従って、後の工程においてメモリセルアレ
イ領域と周辺回路領域に対して同時にPEP、露光など
の処理を行うことが可能になるので、工程数の増加をま
ねくこともなく、コンタクト開口などの加工に支障が生
じることもない。
【0014】また、図5に示す不揮発性メモリのゲート
構造の形成に際して、セルトランジスタの浮遊ゲート電
極215 および周辺トランジスタの第1(下層側)ゲート
電極225 を同時に形成した後、セルトランジスタの層間
絶縁膜216 および周辺トランジスタの層間絶縁膜226 を
同時に形成し、さらに、セルトランジスタの制御ゲート
電極(ワード線)217 および周辺トランジスタの第2
(上層側)ゲート電極227 を同時に形成する。
【0015】しかし、この後、セルトランジスタの制御
ゲート電極(ワード線)217 のサリサイド化を行うと同
時に周辺トランジスタの第2ゲート電極227 のサリサイ
ド化を行うことは可能であるが、同時に周辺トランジス
タの第1ゲート電極225 のサリサイド化を行うことは不
可能であるので、周辺トランジスタのゲート電極の抵抗
成分を低減する上で不利であり、周辺トランジスタの動
作の高速化が困難である。
【0016】また、図5に示す不揮発性メモリでは、周
辺トランジスタの第2ゲート電極227 のサリサイド化の
後に、周辺トランジスタの第1ゲート電極225 に制御電
位を印加するために第1ゲート電極225 に配線(図示せ
ず)とのコンタクトをとる工程、あるいは、第1ゲート
電極225 と第2ゲート電極227 とを短絡接続し、第2ゲ
ート電極227 に制御電位を印加するための配線(図示せ
ず)とのコンタクトをとる工程を必要とするので、工程
数が増加し、製造コストが高くなる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記したように不揮発
性メモリの周辺回路領域等においては、下層の第1ゲー
ト電極とサリサイド化された上層の第2ゲート電極とか
らなる二層ゲート構造のトランジスタは、下層の第1ゲ
ート電極にコンタクトをとった場合、下層の第1ゲート
電極がサリサイド化されておらず、ゲート電極の抵抗成
分を低減する上で不利であり、動作の高速化が困難であ
るという問題点がある。あるいは、第2ゲート電極のサ
リサイド化工程の後に第1ゲート電極と第2ゲート電極
とを短絡接続する工程を必要とするので、工程数が増加
し、製造コストが高くなるという問題点があった。
【0018】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、二層ゲート構造の絶縁ゲート型トランジスタ
を有し、ゲート電極の抵抗成分を低減でき、動作の高速
化が可能になり、製造工程数を抑制し、製造コストを低
減し得る半導体装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
半導体基板あるいは半導体層と、前記半導体基板あるい
は半導体層上に形成され、下層の第1ゲート電極と上層
の第2ゲート電極とがシリサイド化合物により短絡接続
された二層ゲート構造の絶縁ゲート型トランジスタとを
具備することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0021】<実施例1>実施例1に係る不揮発性メモ
リのセルアレイ領域のセルトランジスタおよび周辺回路
領域の周辺トランジスタの形成工程について、図1およ
び図2を参照しながら簡単に述べる。
【0022】まず、図1に示すように、例えばp型Si
基板上に二層ゲート構造のnMOS型のセルトランジス
タおよび周辺トランジスタの二層ゲート構造を形成す
る。
【0023】ここで、311 はセルアレイ領域の基板、31
4 はセルトランジスタのチャネル領域、315 は上記チャ
ネル領域表面上のゲート絶縁膜、316 は上記ゲート絶縁
膜上の第1ゲート電極(下側の浮遊ゲート電極)、317
は上記浮遊ゲート電極上の第1層間絶縁膜、318 は上記
第1層間絶縁膜上の第2ゲート電極(上側の制御ゲート
電極)、310 は後酸化膜である。
【0024】この場合、セルトランジスタの制御ゲート
電極318 は、セルアレイ領域の同一行の他のセルトラン
ジスタの制御ゲート電極に連なるように連続的に形成さ
れたワード線の一部である。
【0025】また、321 は周辺回路領域の基板、324 は
周辺トランジスタのチャネル領域、325 は上記チャネル
領域表面上のゲート絶縁膜、326 は上記ゲート絶縁膜上
の第1ゲート電極(下側のゲート電極)、327 は上記第
1ゲート電極上の第1層間絶縁膜、328 は上記第1層間
絶縁膜上の第2ゲート電極(上側のゲート電極)、320
は後酸化膜である。
【0026】この場合、周辺トランジスタのゲート電極
326 、328 は、他の周辺トランジスタのゲート電極とは
独立に選択されるものである場合には個別に形成される
が、他の周辺トランジスタのゲート電極と同時に選択さ
れるものである場合には互いに連なるように連続的に形
成される。
【0027】なお、前記各ゲート電極316 、318 、326
、328 は、例えば多結晶Siが用いられ、不純物がド
ーピングされる。
【0028】また、前記セルトランジスタは、p型Si
基板上に限らず、セルアレイ用のp型半導体層(pウエ
ル領域)上に形成してもよく、周辺トランジスタもpウ
エルあるいはnウエル領域上に形成してもよい。
【0029】この後、二層ゲート構造をマスクとして半
導体基板(あるいは半導体層)311、321 の表層部にソ
ース・ドレイン拡散層となる浅い拡散層312 、313 、32
2 、323 を形成する。
【0030】さらに、二層ゲート構造の側面部にゲート
側壁部319 、329 を形成し、このゲート側壁部319 、32
9 および二層ゲート構造をマスクとして半導体基板(あ
るいは半導体層)311 、321 の表層部にソース・ドレイ
ン拡散層となる深い拡散層312'、313'、322'、323'を形
成することにより、LDD構造を得る。
【0031】なお、上記周辺トランジスタのゲート絶縁
膜325 およびLDD構造は、セルトランジスタのゲート
絶縁膜(薄いトンネル絶縁膜)315 、LDD構造と全く
同じに形成する必要はなく、別工程により形成してもよ
い。
【0032】このようにLDD構造を形成した後、セル
トランジスタの領域をマスクして、異方性エッチング、
例えばRIE(反応性イオンエッチング)により周辺ト
ランジスタのゲート側壁部329 およびその内側の後酸化
膜320 の上面部をエッチング除去して周辺トランジスタ
の第1ゲート電極326 の上端部側面を露出させる。
【0033】なお、周辺トランジスタの第1ゲート電極
326 の上端部側面を露出させる工程は、上記したような
LDD構造の形成後ではなく、LDD構造の形成前に行
ってもよい。この場合、二層ゲート構造の側面に後酸化
膜320 を形成した後、全面にゲート側壁部用の例えばS
iNを堆積し、異方性エッチングにより二層ゲート構造
の側面部にゲート側壁部319 、329 を残すように除去
し、セルトランジスタ側で所望のゲート側壁部319 が形
成された時点で異方性エッチングを中断する。さらに、
セルトランジスタの領域をマスクして、引き続き、周辺
トランジスタの領域に対する異方性エッチングを継続し
て行い、周辺トランジスタの第1ゲート電極326 の上端
部側面が露出するまでゲート側壁部329 が後退した時点
で異方性エッチングを終了するようにしてもよい。
【0034】次に、サリサイド工程の前処理として、S
i基板表面の酸化膜を例えばNH4Fを用いたウエット
エッチングにより除去する。この後、例えばTiシリサ
イド化合物を形成するために、高融点金属としてTi
(チタン)/TiN(窒化チタン)を堆積する。
【0035】この後、N2 雰囲気中で所定の熱処理を行
うことにより、図2に示すように、セルトランジスタの
第2ゲート電極318 の表面上にTiSi2 451 が形成さ
れるとともに、周辺トランジスタの第2ゲート電極328
の表面上および第1ゲート電極326 の露出表面(上端部
側面)上にTiSi2 461 が形成される。また、ソース
・ドレイン拡散層となる深い拡散層312'、313'、322'、
323'上にもTiSi2(図示せず)が形成される。
【0036】この場合、周辺トランジスタの第1層間絶
縁膜327 の表面(側面部462 )は、本来はTiに反応し
ないが、第1層間絶縁膜327 が薄い(例えば20nm以
下)ので、周辺トランジスタの第2ゲート電極328 の表
面のTiSi2 461 と第1ゲート電極326 の上端部側面
の表面のTiSi2 461 とが連なる(電気的に接続され
る)ようにTiSi2 461 が形成される。
【0037】この後、硫酸、過酸化水素水の混合液中に
よりSiとは未反応のTi(SiN側壁上のTiを含
む)を除去することにより、残存しているSiN側壁31
9 、329 により、ゲート電極とソース・ドレイン拡散層
のショートが防止される。さらに、N2 雰囲気中で所定
の熱処理を行うことにより、前記TiSi2 451 、461
を低抵抗化する。
【0038】この後、第2層間絶縁膜(例えばSiO2
膜/BPSG膜)をLP(減圧)―CVD(気相成長)
法により堆積させ、CMP化学的機械的研磨(Chemical
Mechanical Polishing ;CMP)法により平坦化を
行う。この後、ソース・ドレイン拡散層のコンタクト部
を形成するために第2層間絶縁膜に写真蝕刻法によりコ
ンタクトホール形成用のレジストパターンを形成し、異
方性エッチングにより第2層間絶縁膜をエッチングする
ことによりコンタクトホールを開口する。
【0039】次に、例えばTiをスパッタリングさせて
前記コンタクトホールの底部を含む全面にTi膜(図示
せず)を堆積させ、N2 雰囲気中で所定の熱処理を行
い、前記Ti膜の表面にTiNを形成する。
【0040】この後、コンタクトホール開口部にW(タ
ングステン)を埋め込んでコンタクトプラグを形成する
ために、CVD法により全面にWを堆積させた後、CM
P法により第2層間絶縁膜上のWを除去する。
【0041】その後、AlCu(アルミニウム・カッパ
ー)、Ti/TiNを堆積させ、写真蝕刻法によりレジ
ストパターン(図示せず)を形成し、これをマスクとし
て異方性エッチングにより配線を形成する。
【0042】上記したように形成された図2に示す実施
例1に係る不揮発性メモリは、セルアレイ領域のセルト
ランジスタおよび周辺トランジスタにそれぞれLDD
(ライトリー・ドープト・ドレイン)構造およびサリサ
イド構造をもつ二層ゲート構造のnMOSトランジスタ
が用いられている。
【0043】そして、セルトランジスタは、サリサイド
工程により制御ゲート電極(ワード線)318 の表面上に
シリサイド化合物451 が形成されている。
【0044】また、周辺トランジスタは、LDD構造を
実現するために二層ゲート構造の側面部に形成されたゲ
ート側壁部329 の上部がエッチング後退されて第1ゲー
ト電極326 の上端部側面が露出された後にサリサイド工
程が行われ、二層ゲート構造の露出面上(第2ゲート電
極328 の表面から第1ゲート電極326 の上端部側面上)
にシリサイド化合物461 が形成されている。
【0045】従って、二層ゲート構造の周辺トランジス
タは、第2ゲート電極328 の表面上および下層の第1ゲ
ート電極326 の一部(上端部側面上)がサリサイド化さ
れかつ短絡しているので、動作の高速化を図ることが可
能である。
【0046】しかも、二層ゲート構造の周辺トランジス
タは、第2ゲート電極328 のサリサイド化工程時に同時
に第1ゲート電極326 の一部(上端部側面上)がサリサ
イド化されて第2ゲート電極328 と第1ゲート電極326
とがシリサイド化合物461 により短絡接続されているの
で、第2ゲート電極328 のサリサイド化工程の後に第1
ゲート電極326 と第2ゲート電極328 とを短絡接続する
工程を必要とせず、周辺トランジスタの形成工程数の増
加を抑制し、製造コストの低減化を図ることが可能にな
る。
【0047】さらに、二層ゲート構造のセルトランジス
タの第2ゲート電極318 と二層ゲート構造の周辺トラン
ジスタの第2ゲート電極328 および第1ゲート電極326
の一部(上端部側面上)を同時にサリサイド化すること
が可能になるので、不揮発性メモリの製造工程数の増加
を抑制し、製造コストの低減化を図ることが可能にな
る。
【0048】<実施例2>(図3) 実施例2では、実施例1と比べて、サリサイド工程の前
処理として、Si基板表面の酸化膜をウエットエッチン
グにより除去する際、図3に示すようにオーバエッチン
グを行うことにより、周辺トランジスタのゲート電極32
6 、328 間の第1層間絶縁膜327 の側面部を少し凹没さ
せた部分で第1ゲート電極326 の上面側端部と第2ゲー
ト電極328 の下面側端部との対向面を露出させる点が異
なり、その他は同じであるので、図3において図1中、
図2中と同一部分には同一符号を付している。
【0049】上記したように前処理を行った状態で、実
施例1と同様に、例えばTi/TiNを堆積した後、N
2 雰囲気中で所定の熱処理を行うことにより、セルトラ
ンジスタの第2ゲート電極318 の表面上にTiSi2 55
1 が形成されると同時に周辺トランジスタの第2ゲート
電極328 の表面上および第1ゲート電極326 の露出表面
(上端部側面)上にTiSi2 561 が形成される。ま
た、ソース・ドレイン拡散層となる深い拡散層上にもT
iSi2 (図示せず)が形成される。
【0050】この場合、前述した周辺トランジスタの第
1ゲート電極326 の上面側端部と第2ゲート電極328 の
下面側端部の露出面でも多結晶シリコンゲート電極とT
iとの反応によりTiSi2 562 が形成される。
【0051】これにより、前記第1層間絶縁膜327 の側
面部がくぼんだ部分で第1ゲート電極326 の上面側端部
と第2ゲート電極328 の下面側端部との対向面が連なる
ように前記シリサイド化合物562 が形成され、周辺トラ
ンジスタの第2ゲート電極328 の表面のTiSi2 561
と第1ゲート電極326 の上端部側面の表面のTiSi 2
561 とが連なる。この後、Siとは未反応のTiを除去
し、さらに、N2 雰囲気中で所定の熱処理を行うことに
より、前記TiSi2 を低抵抗化する。 上記実施例2
の不揮発性メモリにおいても、前記実施例1の不揮発性
メモリと同様の効果が得られる。
【0052】なお、前記実施例1ではTiサリサイド構
造を持つトランジスタを説明したが、本発明は、Ti以
外のCo、Pt、Ni等の高融点金属のサリサイド構造
を持つトランジスタにも適用することが可能である。
【0053】また、SiN側壁部はTiサリサイド構造
の形成には適しているが、Ti以外の高融点金属のシリ
サイド化合物を形成する際にTi以外の高融点金属に反
応する場合があるので、この場合にはSiN側壁部に代
えてSiO2 側壁部を形成することが望ましい。
【0054】また、前記実施例1、2においては、ソー
ス・ドレイン用の深い拡散層上にもシリサイド化合物層
を形成する場合について述べてきたが、ソース・ドレイ
ン用の深い拡散層上にはシリサイド化合物層を形成しな
い場合にも本発明を適用することが可能である。
【0055】なお、本発明は、上記実施例のような二層
ゲート構造のセルトランジスタを有する不揮発性メモリ
に限らず、半導体基板あるいは半導体層上に形成され、
上層の第2ゲート電極と下層の第1ゲート電極とがシリ
サイド化合物により短絡接続された二層ゲート構造の絶
縁ゲート型トランジスタを有する半導体装置に適用する
ことができる。
【0056】より詳しくは、本発明の半導体装置は、半
導体基板あるいは半導体層と、前記半導体基板あるいは
半導体層の表面に選択的に形成されたゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上に形成された第1ゲート電極と、前
記第1ゲート電極上に形成された第1層間絶縁膜と、前
記第1層間絶縁膜上に形成された第2ゲート電極と、前
記第2ゲート電極の表面上から前記第1ゲート電極の上
端部側面上まで連なるように形成されたシリサイド化合
物と、前記第1ゲート電極の下方のチャネル領域を挟む
ように前記半導体基板あるいは半導体層の表層部に選択
的に形成されたドレイン・ソース領域とを具備すること
を特徴とする。
【0057】この場合、上記トランジスタは、前記第1
ゲート電極の側面にゲート側壁部が形成され、LDD構
造を有するものでもよい。
【0058】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、下層の
第1ゲート電極と上層の第2ゲート電極とがシリサイド
化合物により短絡接続された二層ゲート構造の絶縁ゲー
ト型トランジスタを有することで、ゲート電極の抵抗成
分を低減でき、動作の高速化が可能になり、製造工程数
を抑制し、製造コストを低減し得る半導体装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る不揮発性メモリのセル
アレイ領域のセルトランジスタおよび周辺回路領域の周
辺トランジスタの形成工程の一例の一部を示す断面図。
【図2】図1の工程に続く工程を示す断面図。
【図3】本発明の実施例2に係る不揮発性メモリのセル
アレイ領域のセルトランジスタおよび周辺回路領域の周
辺トランジスタを示す断面図。
【図4】不揮発性メモリにおけるセルアレイ領域のセル
トランジスタおよび周辺回路領域の周辺トランジスタの
従来例1を示す断面図。
【図5】不揮発性メモリにおけるセルアレイ領域のセル
トランジスタおよび周辺回路領域の周辺トランジスタの
従来例2を示す断面図。
【符号の説明】
326 …第1ゲート電極、 327 …第1層間絶縁膜、 328 …第2ゲート電極、 329 …SiN側壁部、 322'、323'…ドレイン・ソース用の深い拡散層、 461 …Tiシリサイド化合物。
フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 AA01 BB01 BB14 CC01 CC05 DD02 DD08 DD16 DD19 DD64 FF06 FF22 GG10 GG14 GG16 HH13 HH20 5F001 AA03 AA25 AB08 AD12 AD17 AD61 AE50 AG21 AG29 AG30 AG40 5F083 EP02 EP23 EP63 GA02 GA28 JA32 JA35 JA36 JA37 JA39 JA40 JA53 MA04 MA05 MA06 MA19 MA20 PR03 PR05 PR33 PR43 PR44 PR45 PR53 PR54 PR55 ZA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板あるいは半導体層と、 前記半導体基板あるいは半導体層上に形成され、下層の
    第1ゲート電極と上層の第2ゲート電極とがシリサイド
    化合物により短絡接続された二層ゲート構造の絶縁ゲー
    ト型トランジスタとを具備することを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 前記シリサイド化合物は、前記第2ゲート電極の表面上
    から前記第1ゲート電極の上端部側面上まで連なるよう
    に形成されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体装置において、 前記絶縁ゲート型トランジスタは、前記第1ゲート電極
    ・第2ゲート電極間の絶縁膜の側面部が凹没しており、 前記シリサイド化合物は、前記絶縁膜の側面部の凹没部
    分で前記第1ゲート電極の上面側端部と第2ゲート電極
    の下面側端部との対向面が連なるように形成されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 不揮発性メモリセルとして用いられる二
    層ゲート構造のセルトランジスタと、 前記セルトランジスタが集積されたアレイ領域の周辺回
    路領域のトランジスタとして用いられる請求項1乃至3
    のいずれか1項に記載の絶縁ゲート型ランジスタとを具
    備することを特徴とする半導体装置。
JP10325206A 1998-11-16 1998-11-16 半導体装置 Pending JP2000150681A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10325206A JP2000150681A (ja) 1998-11-16 1998-11-16 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10325206A JP2000150681A (ja) 1998-11-16 1998-11-16 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000150681A true JP2000150681A (ja) 2000-05-30

Family

ID=18174218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10325206A Pending JP2000150681A (ja) 1998-11-16 1998-11-16 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000150681A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6486516B1 (en) * 2000-01-11 2002-11-26 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device and a method of producing the same
JP2002373947A (ja) * 2001-02-08 2002-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
US6872624B2 (en) 2001-02-08 2005-03-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method of fabricating nonvolatile semiconductor memory device
JP2006032761A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Renesas Technology Corp 不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置の製造方法
US7696048B2 (en) 2005-08-12 2010-04-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of improving gate resistance in a memory array
US8143662B2 (en) 2006-09-15 2012-03-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6486516B1 (en) * 2000-01-11 2002-11-26 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device and a method of producing the same
JP2002373947A (ja) * 2001-02-08 2002-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
US6872624B2 (en) 2001-02-08 2005-03-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method of fabricating nonvolatile semiconductor memory device
JP2006032761A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Renesas Technology Corp 不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置の製造方法
US7696048B2 (en) 2005-08-12 2010-04-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of improving gate resistance in a memory array
US8143662B2 (en) 2006-09-15 2012-03-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device
CN102569305A (zh) * 2006-09-15 2012-07-11 株式会社东芝 半导体器件及其制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2999172B2 (ja) 自己整合された局所的相互接続及びコンタクトを行うための製造方法
US8580666B2 (en) Methods of forming conductive contacts
US7884480B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing same
KR100360396B1 (ko) 반도체소자의 콘택 구조체 형성방법
KR100665852B1 (ko) 반도체 소자의 제조방법
US5573980A (en) Method of forming salicided self-aligned contact for SRAM cells
JPH1154724A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH08203998A (ja) 多層配線の形成方法
JP2000306860A (ja) 半導体装置の製造方法
KR20020038508A (ko) 반도체 장치 및 그의 제조방법
JP2001015712A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JPH10223770A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20080251824A1 (en) Semiconductor memory device and manufacturing method thereof
JPH11261063A (ja) 半導体装置の製造方法
US8043912B2 (en) Manufacturing method of a semiconductor device having polycide wiring layer
JP2000150681A (ja) 半導体装置
US7514314B2 (en) Method of manufacturing semiconductor device and semiconductor memory device
US7494864B2 (en) Method for production of semiconductor device
JPH08321591A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH09321280A (ja) Mosトランジスタおよびその製造方法
JP2550590B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2005005510A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2001250792A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JPH0964294A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH11177085A (ja) 半導体装置