JP2001156267A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2001156267A
JP2001156267A JP33406499A JP33406499A JP2001156267A JP 2001156267 A JP2001156267 A JP 2001156267A JP 33406499 A JP33406499 A JP 33406499A JP 33406499 A JP33406499 A JP 33406499A JP 2001156267 A JP2001156267 A JP 2001156267A
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film
selective removal
semiconductor device
insulating film
wiring layer
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JP33406499A
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Shunji Nakamura
俊二 中村
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極或いは配線層間の寄生容量を低減しうる
半導体装置の構造及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 配線層18と、配線層18に隣接して設
けられたコンタクトプラグ36、38とを有し、配線層
18とコンタクトプラグ36、38は、配線層18とコ
ンタクトプラグ36、38との間に設けられた空洞4
8、60を介して互いに絶縁されている。配線層とコン
タクトプラグとの間に空洞を設けることにより、これら
電極間に発生する寄生容量を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電極或いは配線層
間の寄生容量を低減しうる半導体装置の構造及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の大規模高集積化に伴い最小
加工寸法は、0.1μmにも達しようとしており、露光
技術による最小パターン形成はますます困難となってき
ている。このため、パターン形成の困難性に鑑みて従来
より用いられてきた斜めパターンや複雑な形状のパター
ンを使用せずにシンプルな矩形パターンのみで素子を形
成する技術が模索されている。
【0003】シンプルな矩形パターンにより形成しうる
従来の半導体装置について図32を用いて説明する。図
32は従来の半導体装置の構造を示す代表的な層の平面
レイアウト図である。
【0004】シリコン基板の主表面上には、素子分離膜
によって画定された長方形の素子領域102が千鳥格子
状に配置されている(図中、一点鎖線の領域)。素子分
離膜が形成されたシリコン基板上には、紙面縦方向に延
在する複数のワード線104が形成されている。素子領
域102には、各々2本づつのワード線104が延在し
ている。また、ワード線104の両側の素子領域には、
ソース/ドレイン拡散層が形成されている。ワード線1
04の側壁には、サイドウォール絶縁膜106が形成さ
れている。ワード線間104の領域には、ソース/ドレ
イン拡散層に接続されたコンタクトプラグ108、11
0が埋め込まれている。各素子領域102の中央部分に
埋め込まれたコンタクトプラグ108は、ワード線10
4が延在する方向に延在し、素子分離膜上に乗り上げる
ように形成されている。各素子領域102の両端部分に
埋め込まれたコンタクトプラグ110は、素子領域10
2上にのみ形成されている。ワード線104及びコンタ
クトプラグ108、110が形成されたシリコン基板上
には、これらを覆う絶縁膜を介してコンタクトプラグ1
08に接続されたビット線112と、これらを覆う絶縁
膜を介してコンタクトプラグ110に接続されたキャパ
シタ(図示せず)とが形成されている。
【0005】こうして、矩形パターンのみによって、1
トランジスタ、1キャパシタよりなるDRAM型の半導
体装置が構成されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図32
に示す従来の半導体装置においては、素子領域102、
ワード線104、ビット線112等を単純な矩形パター
ンで描く関係上、ビット線112とソース/ドレイン拡
散層とを、ワード線の延在する方向に延在して形成され
たコンタクトプラグ108を介して接続している。ま
た、コンタクトプラグ108、110を埋め込むコンタ
クトホールをワード線104に自己整合で形成すること
等の目的からワード線104の側壁にはシリコン窒化膜
などよりなるサイドウォール絶縁膜106を形成してい
る。このため、ワード線104の延在する方向に延在す
る長いコンタクトプラグ108とワード線104とがサ
イドウォール絶縁膜106を介して容量結合され(図
中、斜線部分)、その結果、ワード線104とビット線
112との間の寄生容量を増加することとなっていた。
【0007】また、蓄積電極用のコンタクトホールをビ
ット線112に自己整合で形成する場合においては、ビ
ット線112の側壁にもシリコン窒化膜などのサイドウ
ォール絶縁膜114が形成されるため、ビット線112
と蓄積電極との間の寄生容量を増加することにもなって
いた。
【0008】本発明の目的は、電極或いは配線層間の寄
生容量を低減しうる半導体装置の構造及びその製造方法
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、配線層と、
前記配線層に隣接して設けられたコンタクトプラグとを
有し、前記配線層と前記コンタクトプラグは、前記配線
層と前記コンタクトプラグとの間に設けられた空洞を介
して互いに絶縁されていることを特徴とする半導体装置
によって達成される。
【0010】また、上記目的は、側壁に選択除去膜が形
成された第1の配線層を形成する工程と、前記選択除去
膜に隣接して、コンタクトプラグを形成する工程と、前
記選択除去膜を選択的に除去し、前記第1の配線層と前
記コンタクトプラグとの間に空洞を形成する工程とを有
することを特徴とする半導体装置の製造方法によっても
達成される。
【0011】また、上記目的は、側壁に第1の選択除去
膜が形成された第1の配線層を形成する工程と、前記第
1の選択除去膜に隣接して、コンタクトプラグを形成す
る工程と、前記コンタクトプラグに接続され、側壁に第
2の選択除去膜が形成された第2の配線層を形成する工
程と、前記第1の選択除去膜と前記第2の選択除去膜と
を連続して除去する工程とを有することを特徴とする半
導体装置の製造方法によっても達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態による半導
体装置及びその製造方法について図1乃至図24を用い
て説明する。
【0013】図1は本実施形態による半導体装置の構造
を示す平面図、図2及び図3は本実施形態による半導体
装置の構造を示す概略断面図、図4乃至図15及び図1
7乃至図22は本実施形態による半導体装置の製造方法
を示す工程断面図、図16及び図23は本実施形態によ
る半導体装置の製造方法におけるレジストパターンの一
例を示す平面図、図24は本実施形態による半導体装置
の構造及び製造方法を示す斜視図である。
【0014】はじめに、本実施形態による半導体装置の
構造について図1乃至図3を用いて説明する。なお、図
2は図1のA−A′線断面に沿った概略断面図、図3は
図1のC−C′線断面に沿った概略断面図である。
【0015】シリコン基板10上には、素子分離膜12
が形成されており、千鳥格子状に配置された長方形形状
の素子領域14が画定されている。素子分離膜12が形
成されたシリコン基板10上には、図1において紙面縦
方向に延在し、上面が絶縁膜20で覆われた複数のワー
ド線18が形成されている。ワード線18は、素子領域
14上においてはゲート絶縁膜16を介して形成されて
おり、転送トランジスタのゲート電極を兼ねている。ま
た、ワード線18は、各素子領域14に2本づつ延在し
て形成されており、それぞれの素子領域14に2つの転
送トランジスタが形成されている。ワード線18の両側
の素子領域14には、ソース/ドレイン拡散層22、2
4が形成されている。こうして、ワード線18、ソース
/ドレイン拡散層22、24よりなる転送トランジスタ
が構成されている。
【0016】ワード線18間の領域には、ワード線18
の側壁部分に隣接して設けられた空洞48、60を介し
て層間絶縁膜28が埋め込まれている。ソース/ドレイ
ン拡散層22上にはコンタクトプラグ36が埋め込ま
れ、ソース/ドレイン拡散層24上にはコンタクトプラ
グ38が埋め込まれている。コンタクトプラグ36は、
図1に示すようにワード線18方向に延在して形成され
ている。コンタクトプラグ36、38とワード線18の
間には、空洞48、60が形成されている。
【0017】コンタクトプラグ36、38及び層間絶縁
膜28上には、層間絶縁膜40、42が形成されてい
る。層間絶縁膜42には、ビット線52が埋め込まれて
おり、コンタクトプラグ36を介してソース/ドレイン
拡散層22に接続されている。ビット線52間の領域の
層間絶縁膜40、42には、コンタクトプラグ38に接
続されたコンタクトプラグ62が埋め込まれている。ビ
ット線52とコンタクトプラグ62とは、ビット線52
の側壁部分に設けられた空洞68により絶縁されてい
る。コンタクトプラグ62上には、コンタクトプラグ6
2に接続された蓄積電極70と、誘電体膜72と、対向
電極74とを有し、層間絶縁膜64に埋め込まれたキャ
パシタが形成されている。
【0018】こうして、1トランジスタ、1キャパシタ
よりなるDRAM型の半導体装置が構成されている。
【0019】このように、本実施形態による半導体装置
は、ワード線18とコンタクトプラグ36、38との間
に空洞48、60が形成されており、ビット線とコンタ
クトプラグ62との間に空洞68が形成されていること
に特徴がある。このように空洞を設けることにより、ワ
ード線18とビット線52との間の寄生容量、及び、ビ
ット線52とキャパシタとの間の寄生容量を減少するこ
とができる。
【0020】例えば、図32に示す従来の半導体装置に
おいてサイドウォール絶縁膜106、114としてシリ
コン窒化膜を用いた場合と、本実施形態による半導体装
置のように空洞48、60、68を設けた場合とにおけ
る誘電率を比較すると、本実施形態による場合では誘電
率を約1/7にすることができる。したがって、本実施
形態による半導体装置では、ワード線18とビット線5
2との間の寄生容量、及び、ビット線52とキャパシタ
との間の寄生容量を、約1/7程度に減少することがで
きる。したがって、コンタクトプラグ36をワード線1
8に沿って形成する場合にも、半導体装置の高速化、低
消費電力化、定電圧化などの望ましい特性を実現するこ
とができる。
【0021】次に、本実施形態による半導体装置の製造
方法について図4乃至図23を用いて説明する。なお、
図4〜図9は図1のA−A′線断面からみた工程断面
図、図10〜図15は図1のB−B′線断面からみた工
程断面図、図17〜図22は図1のC−C′線断面から
みた工程断面図である。
【0022】まず、シリコン基板10に素子分離膜12
を形成し、素子領域14を画定する。素子領域14は、
図1において紙面横方向に延びる長方形形状を有してお
り、各素子領域14には、それぞれ2つの転送トランジ
スタが形成されることになる。
【0023】次いで、例えば熱酸化法によりシリコン基
板10の表面を酸化し、素子領域14にシリコン酸化膜
よりなるゲート絶縁膜16を形成する。
【0024】次いで、素子領域14と直交する方向に延
在するワード線18を形成する。例えば、膜厚150n
mのドープトポリシリコン膜と膜厚200nmのシリコ
ン窒化膜とを連続してCVD法により堆積した後、リソ
グラフィ技術及びエッチング技術を用いてこれら積層膜
を同一のパターンに加工し、上面がシリコン窒化膜より
なる絶縁膜20によって覆われたワード線18を形成す
る。なお、絶縁膜20は必ずしも必要ないが、後工程で
上層に形成する配線層とワード線18との短絡を防止す
る観点からは、形成しておくことが好ましい。
【0025】次いで、素子分離膜12、絶縁膜20及び
ワード線18をマスクとしてイオン注入を行い、素子領
域14にソース/ドレイン拡散層22、24を形成する
(図4(a)、図10(a))。
【0026】次いで、全面に、例えばCVD法により、
絶縁膜20、ワード線18、シリコン基板10、及び、
後に形成する層間絶縁膜28等に対して選択除去可能な
膜、例えばアルミナ膜26を形成する(図4(b)、図
10(b))。選択除去可能な膜としては、アルミナ膜
のほか、例えば、シリコン窒化膜などの絶縁膜(但し、
この場合には、絶縁膜20をシリコン窒化膜エッチング
で除去されないシリコン窒化膜以外の絶縁材料で形成し
ておく必要がある)、チタン、窒化チタン、タングステ
ン、窒化タングステンなどの導電膜を適用することがで
きる。なお、アルミナ膜などにより形成する選択除去可
能な膜は、後工程において選択的に除去する膜であるた
め、本願明細書では、便宜上に「選択除去膜」と呼ぶこ
とにする。
【0027】なお、選択除去膜26を形成する前に、後
工程でこの膜を除去する際に同時に除去されにくい絶縁
膜、例えば膜厚3〜10nm程度のシリコン酸化膜を形
成しておくことが望ましい。後に選択除去膜26を除去
すると、絶縁膜20、ワード線18、ゲート絶縁膜16
の側壁及び素子領域14のシリコン基板10が露出する
ことになるので、この絶縁膜を形成しておくことで、ワ
ード線18及びゲート絶縁膜16の側壁を保護すること
ができる。また、シリコン基板10との界面を安定化す
ることもできる。この絶縁膜は、全面を覆うように形成
にしてもよいし、サイドウォール絶縁膜として絶縁膜2
0、ワード線18、ゲート絶縁膜16の側壁にのみ形成
してもよい。
【0028】次いで、全面に例えばCVD法によりシリ
コン酸化膜を堆積し、ワード線18上の選択除去膜26
が露出するまでシリコン酸化膜を研磨し、或いは、エッ
チバックする。こうして、ワード線18間に埋め込まれ
たシリコン酸化膜よりなる層間絶縁膜28を形成する
(図4(c)、図10(c))。
【0029】次いで、通常のリソグラフィ技術を用い、
ソース/ドレイン拡散層22、24上に開口部を有する
フォトレジスト30を形成する。本実施形態による半導
体装置の製造方法では、フォトレジスト30は、ワード
線20と直交する方向に延びる長方形形状の島が複数配
列して構成されている(図16中、斜線の領域)。素子
領域14との関係でいえば、素子領域14とほぼ等しい
繰り返しパターンを有するフォトレジスト30が、ワー
ド線18の延在する方向に、素子領域14に対して1/
4周期ずれて配置されている。フォトレジスト30は、
少なくとも、後工程で引き出し電極(コンタクトプラ
グ)を形成しない領域であって、ワード線18が延在し
ない領域を覆う必要がある。本実施形態では、図16中
に×印を付した領域に引き出し電極を形成するため、上
記のレイアウトを採用している。上記のパターンを採用
することにより、ソース/ドレイン拡散層22、24の
領域を露出する開口を、ワード線18に対して自己整合
で形成することができる。したがって、微細なコンタク
トホールを形成するためのパターンを形成する必要がな
く、パターンルールを緩くすることができる。また、矩
形パターンの単純な繰り返しにより構成されるので、微
細パターンの描画を容易にすることができる。
【0030】次いで、フォトレジスト30をマスクとし
て、選択除去膜26をストッパとして、層間絶縁膜28
をエッチングする(図11(a))。
【0031】次いで、フォトレジスト30を除去し、さ
らに異方性エッチングを行う。このエッチングは、絶縁
膜20と層間絶縁膜28との高さをほぼ同じにするため
に、層間絶縁膜28と選択除去膜26とのエッチングレ
ートがほぼ等しくなる条件で行うことが望ましい。
【0032】このエッチングにより、図11(a)の工
程において層間絶縁膜28を除去した領域では、絶縁膜
20及びワード線18の側壁に選択除去膜26がサイド
ウォールとして残存し、ワード線18上の領域では、絶
縁膜20が表面に露出する。また、ソース/ドレイン拡
散層22上には、ワード線方向に延在して素子分離膜1
2上に乗り上げるコンタクトホール32が開口され、ソ
ース/ドレイン拡散層24上にはコンタクトホール34
が開口される(図5(a)、図11(b)、図16)。
【0033】次いで、全面に例えばCVD法によりドー
プトポリシリコン膜を堆積し、絶縁膜20が露出するま
でCMP法によりエッチバックし、コンタクトホール3
2、34内にのみドープトポリシリコン膜を残存させ
る。こうして、コンタクトホール32に埋め込まれ、ソ
ース/ドレイン拡散層22に接続されたコンタクトプラ
グ36と、コンタクトホール34に埋め込まれ、ソース
/ドレイン拡散層24に接続されたコンタクトプラグ3
8とを形成する(図5(b)、図11(c)、図17
(a))。
【0034】次いで、全面に、例えばCVD法により、
シリコン酸化膜よりなる層間絶縁膜40と、シリコン酸
化膜よりなる層間絶縁膜42とを堆積する(図5
(c)、図12(a)、図17(b))。
【0035】次いで、通常のリソグラフィー技術及びエ
ッチング技術により、層間絶縁膜42に、ビット線を埋
め込むための配線溝44を形成する(図12(b))。
なお、図12(b)以降の図面では、両端部において配
線溝44が終端しているように記載されているが、これ
は説明の便宜のためであり、実際には更に延在して形成
されている。
【0036】なお、層間絶縁膜40と層間絶縁膜42と
の間にこれら絶縁膜とはエッチング特性の異なる膜、例
えばシリコン窒化膜を介在するようにしてもよい。こう
することで、配線溝44を形成するためのエッチングを
容易に行うことができる。
【0037】次いで、通常のリソグラフィー技術及びエ
ッチング技術により、層間絶縁膜40に、後工程で形成
するビット線52をコンタクトプラグ36に接続するた
めのコンタクトホール46を形成する(図13(a)、
図17(c))。この際、コンタクトプラグ36の両側
壁に形成されている選択除去膜26のうち少なくともい
ずれか一方がコンタクトホール46内に露出するように
する。
【0038】なお、前述のように層間絶縁膜40と層間
絶縁膜42との間にこれら絶縁膜とはエッチング特性の
異なる膜、例えばシリコン窒化膜を介在させる場合、層
間絶縁膜42の堆積前にこのシリコン窒化膜のコンタク
トホール46の形成予定領域を除去しておくことによ
り、配線溝44のエッチングとコンタクトホール46の
エッチングとを連続して行うことができる。
【0039】また、上記の例では配線溝44を形成した
後にコンタクトホール46を形成したが、コンタクトホ
ール46を形成した後に配線溝44を形成するようにし
てもよい。
【0040】次いで、コンタクトホール46を介して、
コンタクトプラグ36の側壁部分に形成されている選択
除去膜26を選択的に除去する。選択除去膜26は、コ
ンタクトホール46内にスリット状に露出しているの
で、コンタクトホール46を介してエッチングすること
ができる。なお、選択除去膜26としてアルミナ膜を適
用する場合、この膜の除去には過酸化硫酸や加熱した硫
酸を用いたウェットエッチングを適用することができ
る。選択除去膜26のエッチングとしてこのような等方
的なエッチングを用いることにより、コンタクトプラグ
36に接する選択除去膜26がワード線18の延在方向
に沿ってすべて除去される。こうして、選択除去膜26
が除去された部分には空洞48が形成される(図13
(b))。
【0041】コンタクトプラグ36の両側壁に形成され
ている選択除去膜26は、図24に示すように、層間絶
縁膜28の下層部において互いに接続されている。した
がって、コンタクトホール46内に、これら選択除去膜
26の少なくともいずれか一方が露出していれば、この
接続領域を介してコンタクトプラグ36の両側壁に形成
されている選択除去膜26をすべて除去することができ
る。
【0042】なお、選択除去膜26としてアルミナ膜の
代わりにシリコン窒化膜を用いる場合には加熱した燐酸
を、金属膜を用いる場合には硫酸若しくは塩酸又はこれ
らに過酸化水素水を添加した種々の酸を用いることがで
きる。これらエッチャントは、他の部分に絶縁膜として
使用されているシリコン酸化膜をエッチングしないので
望ましい。
【0043】次いで、全面に例えばスパッタ法により、
層間絶縁膜40、42等に対して選択除去可能な膜、例
えばアルミナ膜を堆積してエッチバックし、配線溝44
及びコンタクトホール46の側壁にサイドウォール絶縁
膜50を形成する。この際、真空度を低くし或いは成膜
温度を高くしてカバレッジを落とした条件でアルミナ膜
を堆積することにより、空洞48内部がアルミナ膜によ
って埋まることはなく、空洞48の上部開口部分に蓋を
することができる(図14(a)、18(a))。
【0044】なお、サイドウォール絶縁膜50を形成す
るのは、後工程でビット線に自己整合で蓄積電極用のコ
ンタクトホールを開口するためである。したがって、ビ
ット線に自己整合で蓄積電極用のコンタクトホールを開
口しない場合には、必ずしもサイドウォール絶縁膜50
を形成する必要はない。この場合、ビット線を形成する
ための導電膜を堆積することにより、空洞48に蓋をす
るようにしてもよい。
【0045】次いで、例えばCVD法によりビット線と
なる導電膜、例えばタングステン膜を堆積し、層間絶縁
膜42が露出するまでCMP法により平坦に研磨して配
線溝44内にタングステン膜を選択的に残存させ、更
に、タングステン膜を均一にエッチバックし、タングス
テン膜の高さを層間絶縁膜42より窪ませる。こうし
て、タングステン膜よりなるビット線52を形成する
(図14(b)、図18(b))。
【0046】次いで、全面に例えばCVD法によりシリ
コン窒化膜54を堆積し、CMP法により層間絶縁膜4
2が露出するまでシリコン窒化膜54研磨する。こうし
て、ビット線52上面をシリコン窒化膜54により覆う
(図15(a)、図19(a))。
【0047】次いで、通常のリソグラフィ技術を用い、
コンタクトプラグ38上に開口部を有するフォトレジス
ト56を形成する(図6(a)、図23)。フォトレジ
スト56は、ワード線18と直交する方向に延在するス
トライプ状のパターンを有している(図23の斜線領
域)。フォトレジスト56は、少なくとも、後工程でコ
ンタクトプラグを形成しない領域であって、且つ、ビッ
ト線52が延在しない領域を覆う必要がある。本実施形
態では、コンタクトプラグ38に電気的に接続される蓄
積電極を形成するため、上記のレイアウトを採用してい
る。上記のパターンを採用することにより、コンタクト
プラグ38を露出する開口を、ビット線52に対して自
己整合で形成することができる。したがって、微細なコ
ンタクトホールを形成するためのパターンを形成する必
要がなくなるので、パターンルールを緩くすることがで
き、描画を容易にすることができる。
【0048】次いで、フォトレジスト56、シリコン窒
化膜54及びサイドウォール絶縁膜50をマスクとして
異方性エッチングを行い、層間絶縁膜40、42をエッ
チングする。こうして、コンタクトプラグ38に達する
コンタクトホール58を、ビット線52に自己整合で開
口する(図6(b)、図19(b))。
【0049】次いで、コンタクトホール58を介して、
コンタクトプラグ38の側壁部分に形成されている選択
除去膜26を選択的に除去する。選択除去膜26は、コ
ンタクトホール58内にスリット状に露出するので、コ
ンタクトホール58を介してエッチングすることが可能
である。なお、選択除去膜26の除去には、過酸化硫酸
や加熱した硫酸を用いたウェットエッチングを適用する
ことができる。選択除去膜26のエッチングとしてこの
ような等方的なエッチングを用いることにより、コンタ
クトプラグ38に接する選択除去膜26がワード線18
の延在方向に沿ってすべて除去される。こうして、選択
除去膜26が除去された部分には空洞60が形成される
(図7(a))。
【0050】こうして選択除去膜26をエッチングする
ことにより、ワード線18の側壁に形成されていた選択
除去膜を26すべて除去し、空洞48、60を形成する
ことができる。
【0051】次いで、全面に例えばPVD法によりTi
膜及びバリアメタルとなるTiN膜を堆積した後、CV
D法によりタングステン膜を堆積し、シリコン窒化膜5
4が露出するまでCMP法により研磨し、コンタクトホ
ール58内に埋め込まれタングステン膜/TiN膜/T
i膜よりなるコンタクトプラグ62を形成する(図7
(b)、図20(a))。この際、真空度を低くし或い
は成膜温度を高くしてカバレッジを落とした条件でTi
膜を堆積することにより、空洞60内部がTi膜によっ
て埋まることはなく、空洞60の上部開口部分に蓋をす
ることができる。
【0052】次いで、全面に例えばCVD法によりシリ
コン酸化膜を堆積し、シリコン酸化膜よりなる層間絶縁
膜64を形成する。
【0053】次いで、通常のリソグラフィー技術及びエ
ッチング技術を用い、層間絶縁膜64の蓄積電極を形成
する領域に開口部66を形成する(図8(a)、図20
(b))。
【0054】次いで、開口部66を介して、ビット線5
2の側壁部分に形成されているアルミナ膜よりなるサイ
ドウォール絶縁膜50を選択的に除去する。サイドウォ
ール絶縁膜50は、開口部66内にスリット状に露出す
るので、開口部66を介してエッチングすることが可能
である。なお、サイドウォール絶縁膜50の除去には、
過酸化硫酸や加熱した硫酸を用いたウェットエッチング
を適用することができる。サイドウォール絶縁膜50の
エッチングとしてこのような等方的なエッチングを用い
ることにより、ビット線52に接するサイドウォール絶
縁膜50をビット線52の延在方向に沿ってすべて除去
することができる。こうして、サイドウォール絶縁膜5
0が除去された部分には空洞68が形成される(図21
(a))。
【0055】次いで、全面に例えばCVD法によりルテ
ニウム(Ru)膜を堆積し、層間絶縁膜64が露出する
までCMP法により研磨し、開口部66の底部及び内部
に沿って形成された蓄積電極70を形成する(図8
(b)、図21(b))。この際、真空度を低くし或い
は成膜温度を高くしてカバレッジを落とした条件でRu
膜を堆積することにより、空洞68内部がRu膜によっ
て埋まることはなく、空洞68の上部開口部分に蓋をす
ることができる。なお、空洞48に蓋をする場合と同様
にして、サイドウォール絶縁膜を形成することによって
蓋をするようにしてもよい。
【0056】次いで、蓄積電極70を覆う誘電体膜72
と対向電極74とを形成し、コンタクトプラグ38、6
2を介してソース/ドレイン拡散層24に接続されたキ
ャパシタを形成する(図9、図15(b)、図22)。
【0057】こうして、単位セルが1トランジスタ、1
キャパシタよりなるDRAMを形成する。
【0058】このように、本実施形態によれば、ワード
線18及びビット線52の側壁部分に空洞を設けるの
で、ワード線18とビット線52との間の寄生容量、及
び、ビット線52とキャパシタとの間の寄生容量を大幅
に減少することができる。したがって、コンタクトプラ
グ36をワード線18に沿って形成する場合にも、半導
体装置の高速化、低消費電力化、低電圧化などの望まし
い特性を実現することができる。
【0059】また、選択除去膜26は、コンタクトホー
ルに露出したスリット状の部分から除去するので、下地
の平坦性を維持したままで選択除去膜を除去することが
できる。また、空洞の開口部分に容易に蓋をすることが
できる。したがって、表面の平坦性にほとんど影響を与
えることなく空洞を形成することができ、上層に形成す
る構造物に悪影響を及ぼすこともない。また、スリット
状の部分は、配線層の延在方向に沿って形成されるた
め、このスリットが原因で断線不良をもたらす原因には
なりにくい。
【0060】なお、上記実施形態では、ビット線52を
いわゆるダマシン法により形成する方法を示したが、ワ
ード線18と同様のプロセスによりビット線52を形成
し、ビット線52の側壁に形成されたサイドウォール絶
縁膜を除去するようにしてもよい。
【0061】また、上記実施形態では、ビット線コンタ
クト用のコンタクトホール46を介して、及び、蓄積電
極用のコンタクトホール58を介して、それぞれ選択除
去膜26をエッチングしたが、いずれか一方のみを行っ
てもよい。すなわち、本発明は、配線層の側壁部分に形
成されている絶縁膜を除去することにより寄生容量を低
減するものであり、少なくともいずれか一方の工程で選
択除去膜を除去することにより、寄生容量を低減する効
果を得ることができる。
【0062】また、上記実施形態では、ビット線52を
形成する前に選択除去膜26を除去し、蓄積電極を形成
する前にサイドウォール絶縁膜50を除去したが、側壁
絶縁膜50を除去する際に同時に選択除去膜26を除去
することもできる。すなわち、図24に示すように、選
択除去膜26は、ビット線52と接触される領域が存在
する。したがって、選択除去膜26とサイドウォール絶
縁膜50とをエッチング特性のほぼ等しい材料で形成す
ることにより、蓄積電極用のコンタクトホール58を介
して行う一のエッチング工程で、これら膜を連続して除
去することができる。
【0063】その逆に、ビット線52の側壁部分に形成
されたサイドウォール絶縁膜50を除去する際に下地に
エッチング液が浸入するのを防止するようにしてもよ
い。例えば、コンタクトホール46の開口前にサイドウ
ォール絶縁膜50を形成するようにすれば、サイドウォ
ール絶縁膜50を除去した後に、空洞68内に選択除去
膜26或いは空洞48、60が露出するのを防止するこ
とができる。或いは、選択除去膜26とサイドウォール
絶縁膜50とをエッチング特性の異なる膜により形成す
ることもできる。
【0064】また、上記実施形態では、開口部を介して
選択除去膜26、50を除去する方法を示したが、図5
(b)、図11(c)、図20(a)の工程において選
択除去膜26、50を除去し、その後に形成する絶縁膜
40、60によって空洞上のスリットを塞ぐようにして
もよい。
【0065】また、上記実施形態では、ワード線18及
びビット線52に形成したサイドウォール絶縁膜を除去
することにより寄生容量を低減する方法を示したが、ワ
ード線18やビット線52のみならず、更に上層の金属
配線層においても同様に適用することができる。また、
例えば図25に示すように、複数層の金属配線層80、
82、84、…、からなる多層配線構造において、各配
線層の側壁部分に選択除去可能なサイドウォール絶縁膜
82a、84a、…、を設けておき、また、ビアホール
の内壁にもサイドウォール絶縁膜82b、84b、…、
を設けるように半導体装置を構成すると、上層の配線層
を形成するための配線溝86を形成した段階でサイドウ
ォール絶縁膜をエッチングをすることにより、下層のす
べての配線層のサイドウォール絶縁膜を除去することが
できる。これにより、隣接するコンタクトプラグや配線
層間の寄生容量を低減することができる。
【0066】[第2実施形態]本発明の第2実施形態に
よる半導体装置の製造方法について図26乃至図29を
用いて説明する。なお、図1乃至図25に示す第1実施
形態による半導体装置の製造方法と同様の構成要素には
同一の符号を付し説明を省略し或いは簡略にする。
【0067】図26乃至図28は本実施形態による半導
体装置の製造方法を示す工程断面図、図29は本実施形
態による半導体装置の構造及び製造方法を示す斜視図で
ある。
【0068】第1実施形態による半導体装置の製造方法
では、ビット線コンタクト用のコンタクトホール46か
らのエッチングと、蓄積電極コンタクト用のコンタクト
ホール58からのエッチングにより、ワード線18の側
壁に形成された選択除去膜26を除去したが、本実施形
態では、ビット線コンタクト用のコンタクトホール4
6、或いは、蓄積電極コンタクト用のコンタクトホール
58のいずれかからのエッチングにより、ワード線18
の側壁に形成された選択除去膜26をすべて除去しうる
半導体装置の製造方法を提供する。
【0069】まず、図4(a)乃至図4(c)、図10
(a)乃至図10(c)に示す第1実施形態による半導
体装置の製造方法と同様にして、ワード線18、選択除
去膜26、層間絶縁膜28を形成する(図26
(a))。
【0070】次いで、通常のリソグラフィ技術を用い、
ソース/ドレイン拡散層22、24上に開口部を有する
フォトレジスト30を形成する。フォトレジスト30に
は、図16に示す第1実施形態による半導体装置の製造
方法と同様のパターンを適用することができる。
【0071】次いで、フォトレジスト30をマスクとし
て異方性エッチングを行い、層間絶縁膜28をエッチン
グする(図26(b))。
【0072】次いで、フォトレジスト30をマスクとし
て、選択除去膜26を異方性エッチングする。このエッ
チングにより、図26(b)の工程においてフォトレジ
スト30が形成されていない領域では、絶縁膜20及び
ワード線18の側壁に選択除去膜26がサイドウォール
として残存し、ワード線18上の領域では、絶縁膜20
が表面に露出する。また、ソース/ドレイン拡散層22
上には、ワード線方向に延在して素子分離膜12上に乗
り上げるコンタクトホール32が開口され、ソース/ド
レイン拡散層24上にはコンタクトホール34が開口さ
れる。また、図26(b)の工程においてフォトレジス
ト30が形成されている領域では、ワード線上には選択
除去膜26が残存する(図26(c))。
【0073】次いで、全面に例えばCVD法によりドー
プトポリシリコン膜を堆積し、絶縁膜20の高さとほぼ
等しくなるまでこのポリシリコン膜をエッチバックし、
コンタクトホール32、34内にのみドープトポリシリ
コン膜を残存させる。こうして、コンタクトホール32
に埋め込まれ、ソース/ドレイン拡散層22に接続され
たコンタクトプラグ36と、コンタクトホール34に埋
め込まれ、ソース/ドレイン拡散層24に接続されたコ
ンタクトプラグ38とを形成する(図27(a))。
【0074】次いで、全面に、例えばCVD法により、
シリコン酸化膜よりなる層間絶縁膜40と、シリコン酸
化膜よりなる層間絶縁膜42とを堆積する(図27
(b))。
【0075】次いで、例えば第1実施形態による半導体
装置の製造方法と同様にして、層間絶縁膜40に形成さ
れたコンタクトホール46と、層間絶縁膜42に形成さ
れた配線溝44とを形成する(図28(a))。この
際、コンタクトプラグ36の両側壁に形成されている選
択除去膜26のうち少なくともいずれか一方がコンタク
トホール46内に露出するようにする。
【0076】次いで、コンタクトホール46を介して、
コンタクトプラグ36の側壁部分に形成されている選択
除去膜26を選択的に除去する。選択除去膜26は、コ
ンタクトホール46内にスリット状に露出しているの
で、コンタクトホール46を介してエッチングすること
ができる。
【0077】このとき、選択除去膜26は、図28
(a)及び図29に示すように、複数のワード線18上
に跨るように形成されているため、コンタクトプラグ3
8の両側壁に形成されている選択除去膜26も同時に除
去することができる。すなわち、コンタクトホール46
を介してエッチングすることで、ワード線18の側壁に
形成されたすべての選択除去膜26を一のエッチング工
程によって除去することができる。
【0078】このように、本実施形態によれば、選択除
去膜26がワード線18上に延在する領域を残した状態
で選択除去膜26の除去を行うので、一のエッチング工
程によってワード線18の側壁部分に形成されている選
択除去膜26をすべて除去することができる。したがっ
て、製造工程をより簡略にすることができる。
【0079】すなわち、開口部の中に隣接する選択除去
膜26の一方が露出すれば片方の選択除去膜26を通じ
て両方の選択除去膜26を除去することができるので、
一方の選択除去膜26のみを含む位置まで開口部が位置
ずれしても問題はなく、位置合わせずれ余裕を増加する
ことができる。
【0080】なお、上記実施形態では、ビット線コンタ
クト用のコンタクトホール46から選択除去膜26をす
べて除去したが、ビット線コンタクト用のコンタクトホ
ール46からは選択除去膜26を除去せずに、蓄積電極
コンタクト用のコンタクトホール58から選択除去膜2
6をすべて除去することもできる。
【0081】また、上記実施形態では、ビット線52を
形成する前に選択除去膜26を除去したが、サイドウォ
ール絶縁膜50を除去する際に同時に選択除去膜26を
除去することもできる。すなわち、図29に示すよう
に、選択除去膜26は、ビット線52と接触される領域
が存在する。したがって、選択除去膜26とサイドウォ
ール絶縁膜50とをエッチング特性のほぼ等しい材料で
形成することにより、一のエッチング工程でこれら膜を
連続して除去することができる。
【0082】[第3実施形態]本発明の第3実施形態に
よる半導体装置及びその製造方法について図30及び図
31を用いて説明する。なお、第1又は第2実施形態に
よる半導体装置及びその製造方法と同様の構成要素には
同一の符号を付し説明を省略し或いは簡略にする。
【0083】図30及び図31は本実施形態による半導
体装置及びその製造方法を示す工程断面図である。
【0084】本実施形態では、選択除去可能な膜として
導電膜を使用した場合の適用例について説明する。な
お、本実施形態ではビット線52のサイドウォール絶縁
膜50に適用した場合について説明するが、サイドウォ
ール絶縁膜50のみならず、その他の配線層の側壁部分
に形成された選択除去膜についても同様に適用すること
ができる。
【0085】選択除去可能な膜として導電膜を用いる場
合、絶縁膜を用いる場合と異なり、配線層の底面にも形
成することができるというメリットがある。すなわち、
絶縁膜を用いる場合には下層のコンタクトプラグ36と
のコンタクトを確保する必要性から、コンタクトプラグ
36とビット線52との間の膜を除去する必要がある。
しかし、導電膜を用いれば、コンタクトプラグ36とビ
ット線52との間に当該導電膜が残存しても何の問題も
生じない。
【0086】まず、例えば図13(b)に示す第1実施
形態による半導体装置の製造方法と同様にして、配線溝
44及びコンタクトホール46を形成した後、全面に、
例えばCVD法により、TiN膜とタングステン膜とを
順次堆積する。
【0087】次いで、層間絶縁膜44が露出するまで、
タングステン膜及びTiN膜を研磨し、配線溝44及び
コンタクトホール46に埋め込まれ、側壁及び底部がT
iN膜よりなる選択除去膜90により覆われたビット線
52を形成する(図30(a))。
【0088】この後、例えば第1実施形態による半導体
装置の製造方法と同様にして、コンタクトプラグ62、
層間絶縁膜64等を形成した後、図21(a)に示す工
程において、ビット線52の側壁に形成された選択除去
膜90のみをエッチングし、ビット線52の側壁部分に
空洞68を形成する(図30(b))。側壁部分に形成
された選択除去膜90のみをエッチングするのは、底部
に形成された選択除去膜90をもエッチングするとコン
タクトプラグ36とビット線52との電気的接続がとれ
なくなるからである。
【0089】TiN膜よりなる選択除去膜90のエッチ
ングには、例えば硫酸と過酸化水素水との混合液からな
るエッチング液を使用することができる。ビット線52
の側壁に形成された選択除去膜90のみを除去するに
は、例えば、エッチング時間を制御したコントロールエ
ッチングを適用することができる。
【0090】また、コントロールエッチングを行わずに
選択除去膜90を除去する方法としては、ビット線52
とコンタクトプラグ36との接続部分に介在する導電膜
を改質してエッチングされないようにする方法がある。
【0091】例えば、TiN膜の代わりにTi膜とTi
N膜との積層膜を形成し、配線溝44及びコンタクトホ
ール46に埋め込まれ、側壁及び底部がTiN膜/Ti
膜よりなる選択除去膜92により覆われたビット線52
を形成する(図31(a))。
【0092】次いで、熱処理を行ってコンタクトプラグ
36とTiN膜/Ti膜よりなる選択除去膜92とを反
応させて、ビット線52とコンタクトプラグ36との接
続部分にチタンシリサイド膜96を形成する(図31
(b))。
【0093】この後、例えば第1実施形態による半導体
装置の製造方法と同様にして、コンタクトプラグ62、
層間絶縁膜64等を形成した後、図21(a)に示す工
程において、選択除去膜92を選択的に除去する方法を
適用することができる。チタンシリサイド膜96は、T
iN膜/Ti膜よりなる選択除去膜92とのエッチング
選択性がありエッチングされにくいため、選択除去膜9
2のみを選択的に除去することができる。
【0094】この場合、コンタクト部分を除く底面の選
択除去膜92をも選択的に除去することができる。した
がって、ビット線の下面に形成された絶縁膜を介する寄
生容量をも低減することができ、第1及び第2実施形態
による半導体装置と比較して、更なる寄生容量の低減が
可能となる。
【0095】このように、本実施形態によれば、選択除
去膜に導電膜を適用することにより、配線層間の寄生容
量を更に低減することができる。
【0096】本発明の目的は、配線層と、前記配線層に
隣接して設けられたコンタクトプラグとを有し、前記配
線層と前記コンタクトプラグは、前記配線層と前記コン
タクトプラグとの間に設けられた空洞を介して互いに絶
縁されていることを特徴とする半導体装置によって達成
される。
【0097】また、上記の半導体装置において、前記コ
ンタクトプラグは、前記配線層の延在方向に沿って延在
して形成されているようにしてもよい。
【0098】また、本発明の目的は、側壁に選択除去膜
が形成された第1の配線層を形成する工程と、前記選択
除去膜に隣接して、コンタクトプラグを形成する工程
と、前記選択除去膜を選択的に除去し、前記第1の配線
層と前記コンタクトプラグとの間に空洞を形成する工程
とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法によ
っても達成される。
【0099】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記コンタクトプラグを形成する工程と、前記選択
除去膜を除去する工程との間に、前記第1の配線層及び
前記コンタクトプラグ上に第1の絶縁膜を形成する工程
と、前記第1の絶縁膜に、前記コンタクトプラグに達す
る開口を形成する工程を更に有し、前記選択除去膜を除
去する工程では、前記開口を介して前記選択除去膜を除
去するようにしてもよい。
【0100】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記第1の配線層の一方の側壁に形成された前記選
択除去膜と、前記第1の配線層の他方の側壁に形成され
た前記選択除去膜は、前記第1の配線層上において接続
される領域を有し、前記選択除去膜を除去する工程で
は、前記一方の側壁に形成された前記選択除去膜と、前
記他方の側壁に形成された前記選択除去膜とを除去する
ようにしてもよい。
【0101】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記第1の配線層を形成する工程では、前記第1の
配線層と、前記第1の配線層に隣接して設けられた第2
の配線層と、前記第1の配線層の側壁及び前記第2の配
線層の側壁に形成され、且つ、前記第1の配線層と前記
第2の配線層との間で接続される領域を有する前記選択
除去膜とを形成し、前記コンタクトプラグを形成する工
程では、前記第1の配線層と前記第2の配線層との間に
前記選択除去膜と隣接してコンタクトプラグを形成し、
前記選択除去膜を除去する工程では、前記前記第1の配
線層の側壁に形成された前記選択除去膜と、前記第2の
配線層の側壁に形成された前記選択除去膜とを除去する
ようにしてもよい。
【0102】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記開口を形成する工程では、前記第1の配線層の
側壁に形成された前記選択除去膜、或いは、前記第2の
配線層の側壁に形成された前記選択除去膜のいずれか一
方を露出する前記開口を形成するようにしてもよい。
【0103】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記選択除去膜を除去する工程の後に、前記コンタ
クトプラグに接続された第3の配線層を形成する工程を
更に有し、前記第3の配線層を形成する工程では、前記
選択除去膜を除去することにより形成された空洞の開口
部分を、前記空洞を埋め込まないように、前記第3の配
線層により塞ぐようにしてもよい。
【0104】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記開口を形成する工程の後に、第2の絶縁膜を堆
積してエッチバックする工程を更に有し、前記開口の側
壁に前記第2の絶縁膜よりなる側壁絶縁膜を形成すると
ともに、前記選択除去膜を除去することにより形成され
た空洞の開口部分を、前記空洞を埋め込まないように、
前記第2の絶縁膜により塞ぐようにしてもよい。
【0105】また、上記目的は、側壁に第1の選択除去
膜が形成された第1の配線層を形成する工程と、前記第
1の選択除去膜に隣接して、コンタクトプラグを形成す
る工程と、前記コンタクトプラグに接続され、側壁に第
2の選択除去膜が形成された第2の配線層を形成する工
程と、前記第1の選択除去膜と前記第2の選択除去膜と
を連続して除去する工程とを有することを特徴とする半
導体装置の製造方法によっても達成される。
【0106】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、ワード線
及びビット線の側壁部分に空洞を設けるので、ワード線
とビット線との間の寄生容量、及び、ビット線とキャパ
シタとの間の寄生容量を大幅に減少することができる。
したがって、矩形パターンを用いて半導体装置を製造
し、コンタクトプラグをワード線に沿って形成するよう
にしても、半導体装置の高速化、低消費電力化、定電圧
化などの望ましい特性を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による半導体装置の構造
を示す平面図である。
【図2】本発明の第1実施形態による半導体装置の構造
を示す概略断面図(その1)である。
【図3】本発明の第1実施形態による半導体装置の構造
を示す概略断面図(その2)である。
【図4】図1の半導体装置のA−A′線断面における工
程断面図(その1)である。
【図5】図1の半導体装置のA−A′線断面における工
程断面図(その2)である。
【図6】図1の半導体装置のA−A′線断面における工
程断面図(その3)である。
【図7】図1の半導体装置のA−A′線断面における工
程断面図(その4)である。
【図8】図1の半導体装置のA−A′線断面における工
程断面図(その5)である。
【図9】図1の半導体装置のA−A′線断面における工
程断面図(その6)である。
【図10】図1の半導体装置のB−B′線断面における
工程断面図(その1)である。
【図11】図1の半導体装置のB−B′線断面における
工程断面図(その2)である。
【図12】図1の半導体装置のB−B′線断面における
工程断面図(その3)である。
【図13】図1の半導体装置のB−B′線断面における
工程断面図(その4)である。
【図14】図1の半導体装置のB−B′線断面における
工程断面図(その5)である。
【図15】図1の半導体装置のB−B′線断面における
工程断面図(その6)である。
【図16】本発明の第1実施形態による半導体装置の製
造方法におけるレジストパターンの一例を示す平面図
(その1)である。
【図17】図1の半導体装置のC−C′線断面における
工程断面図(その1)である。
【図18】図1の半導体装置のC−C′線断面における
工程断面図(その2)である。
【図19】図1の半導体装置のC−C′線断面における
工程断面図(その3)である。
【図20】図1の半導体装置のC−C′線断面における
工程断面図(その4)である。
【図21】図1の半導体装置のC−C′線断面における
工程断面図(その5)である。
【図22】図1の半導体装置のC−C′線断面における
工程断面図(その6)である。
【図23】本発明の第1実施形態による半導体装置の製
造方法におけるレジストパターンの一例を示す平面図
(その2)である。
【図24】本発明の第1実施形態による半導体装置及び
その製造方法を示す斜視図である。
【図25】第1実施形態の変形例による半導体装置及び
その製造方法を示す斜視図である。
【図26】本発明の第2実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程断面図(その1)である。
【図27】本発明の第2実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程断面図(その2)である。
【図28】本発明の第2実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程断面図(その3)である。
【図29】本発明の第2実施形態による半導体装置の構
造及び製造方法を示す斜視図である。
【図30】本発明の第3実施形態による半導体装置及び
その製造方法を示す工程断面図(その1)である。
【図31】本発明の第3実施形態による半導体装置及び
その製造方法を示す工程断面図(その2)である。
【図32】従来の半導体装置の構造を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
10…シリコン基板 12…素子分離膜 14…素子領域 16…ゲート絶縁膜 18…ワード線 20…絶縁膜 22…ソース/ドレイン拡散層 24…ソース/ドレイン拡散層 26…選択除去膜 28…層間絶縁膜 30…フォトレジスト 32…コンタクトホール 34…コンタクトホール 36…コンタクトプラグ 38…コンタクトプラグ 40…層間絶縁膜 42…層間絶縁膜 44…配線溝 46…コンタクトホール 48…空洞 50…サイドウォール絶縁膜 52…ビット線 54…シリコン窒化膜 56…フォトレジスト 58…コンタクトホール 60…空洞 62…コンタクトプラグ 64…層間絶縁膜 66…開口部 68…空洞 70…蓄積電極 72…誘電体膜 74…対向電極 80…金属配線層 82…金属配線層 84…金属配線層 86…配線溝 90…選択除去膜 92…選択除去膜 94…TiN膜 96…チタンシリサイド膜 102…素子領域 104…ワード線 106…サイドウォール絶縁膜 108…コンタクトプラグ 110…コンタクトプラグ 112…ビット線 114…サイドウォール絶縁膜
フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 AA01 BB01 BB04 BB14 CC05 DD03 DD08 DD16 DD26 EE11 EE17 FF13 FF18 FF22 GG09 GG14 GG16 5F033 HH04 HH19 JJ18 JJ19 JJ27 JJ33 KK01 MM01 NN06 NN07 PP06 QQ08 QQ09 QQ10 QQ16 QQ19 QQ31 QQ35 QQ37 QQ48 QQ58 QQ65 RR29 SS08 SS11 SS25 VV06 VV16 XX24 5F083 AD24 AD48 GA03 GA05 GA27 JA32 JA35 JA38 JA39 JA40 JA56 MA01 MA06 MA17 MA20 NA01 PR03 PR05 PR06 PR12 PR21 PR22 PR29 PR36 PR39 PR40

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線層と、前記配線層に隣接して設けら
    れたコンタクトプラグとを有し、 前記配線層と前記コンタクトプラグは、前記配線層と前
    記コンタクトプラグとの間に設けられた空洞を介して互
    いに絶縁されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 側壁に選択除去膜が形成された第1の配
    線層を形成する工程と、 前記選択除去膜に隣接して、コンタクトプラグを形成す
    る工程と、 前記選択除去膜を選択的に除去し、前記第1の配線層と
    前記コンタクトプラグとの間に空洞を形成する工程とを
    有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 側壁に第1の選択除去膜が形成された第
    1の配線層を形成する工程と、 前記第1の選択除去膜に隣接して、コンタクトプラグを
    形成する工程と、 前記コンタクトプラグに接続され、側壁に第2の選択除
    去膜が形成された第2の配線層を形成する工程と、 前記第1の選択除去膜と前記第2の選択除去膜とを連続
    して除去する工程とを有することを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007535150A (ja) * 2004-04-26 2007-11-29 マイクロン テクノロジー,インコーポレイテッド メモリ・アレイ、メモリ・アレイを形成する方法、及びビット線に対するコンタクトを形成する方法
JP2008192681A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Elpida Memory Inc 半導体記憶装置及びその製造方法
US8653666B2 (en) 2009-09-16 2014-02-18 Keizo Kawakita Semiconductor storage device having a peripheral circuit region and a memory cell region

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JP2008192681A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Elpida Memory Inc 半導体記憶装置及びその製造方法
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