JPH08236721A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH08236721A
JPH08236721A JP7064904A JP6490495A JPH08236721A JP H08236721 A JPH08236721 A JP H08236721A JP 7064904 A JP7064904 A JP 7064904A JP 6490495 A JP6490495 A JP 6490495A JP H08236721 A JPH08236721 A JP H08236721A
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peripheral circuit
capacitor
layer
wiring
conductive layer
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Yoichi Miyai
羊一 宮井
Koichi Mizobuchi
孝一 溝渕
Yoshihiro Ogata
善広 尾形
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Texas Instruments Japan Ltd
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Texas Instruments Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 キャパシタを有するメモリセルアレイ部MA
と周辺回路部PCとからなり、前記キャパシタの上部電
極54と周辺回路部PCの配線層55とが、共通のフォト工
程及びエッチング工程で形成された導電層を少なくとも
一部分に有しているダイナミックRAM等の半導体装
置。 【効果】 メモリセルのプレート電極と周辺回路の配線
層とを少ない工程数で、コンタクト良好に形成可能であ
り、チップサイズを小さくし、動作特性に優れたダイナ
ミックRAM等の半導体装置と、その製造方法を提供す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置(例えば、
メモリセルアレイ部と周辺回路部とからなるダイナミッ
クRAM:Random access memory)及びその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイナミックRAMとして、例え
ば容量を増大させるためにスタックセルキャパシタを有
するダイナミックRAMは、図31に示す如き構造のメモ
リセルを有している。
【0003】このメモリセル構造によれば、P- 型シリ
コン基板1上のフィールドSiO2膜2によって形成さ
れた素子領域にゲート酸化膜5が形成され、この上に、
サイドウォール60を設けたポリシリコンワードラインW
L及びSiO2 絶縁層6が形成され、このワードライン
WLをマスクにしたセルフアライン方式でN+ 型半導体
領域3(ソース領域)及び4(ドレイン領域)が形成さ
れている。
【0004】そして、絶縁層6にN+ 型ドレイン領域4
に達するコンタクトホール49が開けられ、ビットライン
BLが被着形成される。ソース領域3上の絶縁層6の一
部分にコンタクトホール10が形成され、このコンタクト
ホール10を含みかつソース領域3に接続されるようにポ
リシリコンのキャパシタ電極11(ストレージノード)が
形成され、このポリシリコン層11の表面に誘電体膜、例
えばSi3 4 膜15が堆積され、このSi3 4 膜上に
ポリシリコン層16からなる上部キャパシタ電極(プレー
ト電極PLATE)が形成され、COB(Cell Over
Bitline)構造のダイナミックRAMのメモリセルM−
CEL’が構成される。
【0005】なお、ビットラインBL上にはSiO2
61、その側面にはサイドウォール62が形成されている。
また、上部電極16上にはCVD法によって層間絶縁膜、
例えばボロン及びリンをドープしたシリケートガラス層
(BPSG層)7が積層されている。
【0006】こうしたダイナミックRAMは、一般に
は、多数のメモリセルM−CEL’を有するメモリセル
アレイ部MA’と周辺回路部PC’からなっている。周
辺回路部PC’においては、トランジスタ等の素子領域
における配線M1が絶縁膜7及び6に形成したコンタク
トホールCTを介して被着形成されている(8はN+
拡散領域、50はトランジスタのゲート電極、51はサイド
ウォールを示す)。
【0007】このようなダイナミックRAMにおいて
は、メモリセルのプレート層16と周辺回路PC’の配線
層M1とは独立に作成されていた。この代表的な作成方
法は以下のような工程からなっている。 1.ストレージノード(以下、SNと称することがあ
る。)作成工程 2.セル容量用絶縁膜(以下、GNITと称することが
ある。)作成工程 3.メモリセルプレート層(以下、PLATEと称する
ことがある。)材料のデポジション工程 4.PLATEフォト工程 5.PLATEエッチング工程 6.PLATEと周辺回路の配線層(M1)とを分離す
るための層間絶縁膜の形成 7.M1を基板と接続するためのコンタクト(以下、C
Tと称することがある。)フォト工程 8.CTエッチング工程 9.M1材料のデポジション工程 10.M1フォト工程 11.M1エッチング工程
【0008】この作成方法を図20〜図30及び図31につい
て具体的に説明する。
【0009】まず、図20に示すように、公知のプロセス
に基づいて、P- 型シリコン基板1の一主面に公知のL
OCOS法によってフィールドSiO2 膜2を選択的に
形成した後、ゲート酸化膜5を熱酸化法で形成し、一層
目のポリシリコンをCVD法で堆積させ、これをフォト
エッチング法でパターニングしてポリシリコンワードラ
インWLを形成し、更にワードラインWLをマスクにし
てN型不純物(例えば砒素又はリン)をイオン注入法で
シリコン基板1に打ち込み、セルフアライン方式でN+
型半導体領域3及び4をそれぞれ形成し、これによっ
て、トランスファゲートTRを構成する。
【0010】なお、公知のサイドウォール技術によっ
て、全面にCVD法で堆積させた絶縁層(例えばSiO
2 層)をエッチバックし、ワードラインWLの側面にS
iO2サイドウォール60を選択的に形成する。このサイ
ドウォール形成後に、ワードラインWL及びサイドウォ
ール60をマスクにしてN型不純物(例えば砒素又はリ
ン)をイオン注入法で予め低濃度に形成したN型半導体
領域に重ねて比較的深く打ち込み、セルフアライン方式
でN+ 型ドレイン領域4及びN+ 型ソース領域3(スト
レージノード)を形成し、これによって、トランスファ
ゲートTRを構成してもよい。
【0011】次いで、上記したように、ワードラインW
Lを形成した後、SiO2 層等を積層して層間絶縁膜6
を形成する。
【0012】そして、図20に示すように、この層間絶縁
膜6にビットラインBL用のコンタクトホール49を形成
し、ビットライン材料及びSiO2 を順次全面に被着し
てパターニングし、ビットラインBL及び絶縁層61を形
成する。そして、側面にサイドウォール62を形成する。
更に、絶縁膜6にストレージノードSN用のコンタクト
ホール10を形成し、しかる後にCVD(化学的気相成長
法)によって全面に付着したストレージノード材料(ポ
リシリコン)をフォトリソグラフィによってパターニン
グし、ストレージノードSN(11)を形成する。
【0013】次いで、図21に示すように、ナイトライド
等の高誘電率材料を成長させ、セル容量用の絶縁膜GN
IT(15)をストレージノードSNの表面上に形成す
る。
【0014】次いで、図22に示すように、全面にポリシ
リコンからなるセルプレート層材料PLATEをCVD
によって成長させ、この上に図23に示すように、フォト
レジストからなるマスク20を所定パターンに形成する。
【0015】次いで、図24に示すように、マスク20を用
いてPLATE材料をエッチングし、上記の絶縁膜GN
IT(15)の全面を覆うプレート電極PLATE(16)
を形成する。
【0016】次いで、図25に示すように、プレート電極
PLATE(16)と周辺回路の配線層を分離するために
SiO2 等の層間絶縁膜7をCVDによって形成する。
【0017】次いで、図26に示すように、層間絶縁膜7
上に、配線用コンタクトのための開口21aを有するフォ
トレジストからなるマスク21を形成する。
【0018】次いで、このマスク21を用いて層間絶縁膜
7及び絶縁膜6をエッチングし、図27に示すように、層
間絶縁膜7及び絶縁膜6にコンタクトホールCTを基板
1に達するように形成する。
【0019】次いで、図28に示すように、全面に配線材
料であるアルミニウム等の導電性材料22をスパッタリン
グ等によって堆積させる。
【0020】次いで、図29に示すように、コンタクトホ
ールCT上及びその周囲を覆うマスク23を形成し、これ
を用いて導電性材料22をエッチングし、図30に示すよう
な配線層M1を周辺回路に形成する。
【0021】こうして、メモリセルアレイ部MA’と周
辺回路部PC’とからなる図31に示した如きデバイスを
完成する。
【0022】しかしながら、図20〜図31に示したデバイ
スの製造プロセスにおいて、特にそのキャパシタプレー
ト電極PLATE(16)及び周辺回路の配線層M1の作
成方法に関し、次のような問題点がある。
【0023】(1)PLATE及びM1を作成するため
には、その各々に対し、材料デポジション工程(図22、
図28)、フォト工程(図23、図29)、エッチング工程
(図24、図30)が必要であるため、工程数が多い。
【0024】(2)PLATE及びM1間に、それらを
分離するための層間絶縁膜7があるため、その厚さ分に
対応してM1のCTの深さが増し、コンタクト不良が発
生し易くなる。
【0025】(3)直流電極であるPLATEの抵抗が
高い場合、他電極への容量結合により、PLATE電位
が交流的に変動するノイズが発生し、動作不良を起こす
場合がある。これを回避するため、抵抗の低い層(例え
ば金属配線層)に、PLATEの多数の箇所でコンタク
トをとる必要があり、チップを縮小化する際の障害とな
っている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した如きメモリセルのプレート電極と周辺回路の配線層
とを少ない工程数で、コンタクト良好に形成可能であ
り、チップサイズを小さくし、動作特性に優れたダイナ
ミックRAM等の半導体装置と、その製造方法を提供す
ることにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、キャパ
シタを有するメモリセルアレイ部と周辺回路部とを有
し、前記キャパシタの上部電極と前記周辺回路部の配線
層とが、共通の工程により形成された導電層を少なくと
も一部分に有している半導体装置に係るものである。
【0028】本発明の半導体装置においては、キャパシ
タの上部電極と周辺回路部の配線層とが共に、共通の工
程で形成された下層導電層と共通の工程で形成された上
層導電層との積層構造からなっていてよい。具体的に
は、下層導電層はキャパシタの本来のプレート電極材料
からなり、上層導電層は周辺回路部の本来の配線材料か
らなっている。
【0029】或いは、キャパシタの上部電極と周辺回路
部の配線層とが共に、共通の工程で形成された単一の導
電層からなっていてよい。具体的には、単一の導電層は
周辺回路部の本来の配線材料からなっている。
【0030】本発明はまた、上記の本発明の半導体装置
を製造する方法として、メモリセルアレイ部にキャパシ
タの下部電極及びこの下部電極表面の誘電体膜を形成す
る工程と;周辺回路部の所定箇所にコンタクトホールを
形成する工程と;このコンタクトホールを含めて前記周
辺回路部及びメモリセルアレイ部に導電層を被着する工
程と;前記導電層をパターニングして前記キャパシタの
上部電極の少なくとも一部分と前記周辺回路部の配線層
の少なくとも一部分とをそれぞれ形成する工程と;を有
する、半導体装置の製造方法も提供するものである。
【0031】この製造方法においては、キャパシタの誘
電体膜を形成した後に全面にプレート電極材料を被着
し、周辺回路部の所定箇所において前記プレート電極材
料及びこの下部絶縁層を選択的に除去してコンタクトホ
ールを形成し、このコンタクトホールを含む全面に前記
周辺回路部の配線材料を被着し、更に、前記配線材料及
び前記プレート電極材料をパターニングしてこれら両材
料の積層体からなる前記キャパシタの上部電極及び前記
周辺回路部の配線層を形成することができる。
【0032】或いは、キャパシタの誘電体膜を形成した
後に周辺回路部の所定箇所において絶縁層を選択的に除
去してコンタクトホールを形成し、このコンタクトホー
ルを含む全面に前記周辺回路部の配線材料を被着し、更
に、前記配線材料をパターニングしてこの配線材料から
なる前記キャパシタの上部電極及び前記周辺回路部の配
線層を形成することができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0034】図1〜図10は、本発明をダイナミックRA
Mに適用した第1の実施例を示すものである。
【0035】本発明によるダイナミックRAMをその作
製プロセスと共に説明すると、まず図1、図2、図3に
示すように、既述したと同様に、シリコン基板1に各拡
散領域3、4、8、ワードラインWL等を形成し、絶縁
層6に設けたコンタクトホール49にビットラインBLを
形成し、絶縁層6に設けたコンタクトホール10にストレ
ージノードSN(11)を形成し、更に、誘電体膜として
の絶縁膜GNIT(15)、プレート電極材料PLATE
をそれぞれ被着する。
【0036】次いで、図4に示すように、プレート電極
材料PLATE上に、周辺回路部の配線用コンタクトの
ための開口51aを有するフォトレジストからなるマスク
51を形成する。
【0037】次いで、このマスク51を用いてエッチング
し、図5に示すように、プレート電極材料PLATE及
び絶縁膜6にコンタクトホールCTを基板1に達するよ
うに形成する。
【0038】次いで、図6に示すように、コンタクトホ
ールCTを含む全面に周辺回路部の配線材料であるアル
ミニウム等の導電性材料52(M1)をスパッタリング等
によって堆積させる。
【0039】次いで、図7に示すように、キャパシタの
ストレージノードSN及びその周囲と、コンタクトホー
ルCT上及びその周囲とをそれぞれ選択的に覆うマスク
53を形成し、これを用いて導電性材料52及びプレート電
極材料PLATEをエッチングし、図8に示すような上
部電極54をメモリセルアレイ部に、配線層55を周辺回路
部にそれぞれ形成する。
【0040】こうして作製されたデバイスによれば、図
9に示すように、メモリセルM−CELからなるメモリ
セルアレイ部MAに形成されたキャパシタの上部電極54
は、下層にプレート電極材料層PLATE、上層に配線
材料層M1を有する積層構造M1/PLATEからなっ
ている。また、周辺回路部PCの配線層55も、下層にプ
レート電極材料層PLATE、上層に配線材料層M1を
有する積層構造M1/PLATEからなっている。
【0041】図10は、メモリセルアレイ部MAと、これ
に隣接した周辺回路部PCとの概略の平面図である。こ
こでは、周辺回路部PCにおいて、各種の回路、例えば
センスアンプ等を構成する各トランジスタTR(50はゲ
ート電極、56及び57はN+ 型拡散領域である。)とその
配線層55を示している。
【0042】以上に説明したように、本実施例によるダ
イナミックRAMとその製造プロセスは、主として次の
3点を特徴としている。
【0043】1.メモリセルM−CELのPLATE電
極層54と、周辺回路部PCの配線層55とが同一層に形成
される。 2.PLATE材料をデポジションした後に直ちにCT
を開口し、その後、直ちにM1材料をデポジションす
る。 3.PLATEとM1のパターニングにおいて、PLA
TEのパターンとM1のパターンとを共通のマスクによ
り形成する。
【0044】従って、次に示す如き顕著な効果を得るこ
とができる。 (1)PLATE、M1を作成するためのフォト工程
(図7)、エッチング工程(図8)は共通化されている
ため、工程数が少ない。
【0045】(2)PLATEとM1間に、それらを分
離するための層間絶縁膜を形成する必要がない(層間絶
縁膜が不要となる)ため、その厚さ分だけM1のCTの
深さが従来法に比べて浅くなり、このため、コンタクト
不良が発生しにくい。
【0046】(3)直流電極であるPLATE電極に
は、周辺回路の配線層材料であるM1層が全面に存在す
るため、PLATEの抵抗を十分低くすることができ
る。このため、従来、PLATEに他電極への容量結合
があった場合にPLATE電位が交流的に変動するノイ
ズが発生し、動作不良を起こすことを回避するために設
けていた、抵抗の低い層(例えば金属配線層)にPLA
TEの多数の箇所でコンタクトをとる必要がなくなり、
チップを縮小化する際に、レイアウト上有利となる。し
かも、PLATE電極の低抵抗化によって、交流的に変
動するノイズの影響を受け難く、動作特性が良好であ
る。
【0047】図11〜図18は、本発明をダイナミックRA
Mに適用した第2の実施例を示すものである。
【0048】本実施例によるダイナミックRAMをその
作製プロセスと共に説明すると、まず、図11及び図12の
工程は、上述の第1の実施例における図1及び図2の工
程と同様であるが、図13に示すように、誘電体膜GNI
T(15)の形成後に全面に、周辺回路部の配線用コンタ
クトのための開口51aを有するフォトレジストからなる
マスク51を形成する。
【0049】次いで、このマスク51を用いてエッチング
し、図14に示すように、絶縁膜6にコンタクトホールC
Tを基板1に達するように形成する。
【0050】次いで、図15に示すように、コンタクトホ
ールCTを含む全面に周辺回路部の配線材料であるアル
ミニウム等の導電性材料52(PLATE・M1兼用材
料)をスパッタリング等によって堆積させる。
【0051】次いで、図16に示すように、キャパシタの
ストレージノードSN及びその周囲と、コンタクトホー
ルCT上及びその周囲とをそれぞれ選択的に覆うマスク
53を形成し、これを用いて導電性材料52をエッチング
し、図17に示すような上部電極54をメモリセルアレイ部
に、配線層55を周辺回路部にそれぞれ形成する。
【0052】こうして、図18に示すように、メモリセル
アレイ部MAに形成されたキャパシタの上部電極54と周
辺回路部PCの配線層55とは、周辺回路部の配線材料の
単一層からなっている。図18は、これらを形成したデバ
イスの要部を示している。
【0053】この実施例においても、上述した第1の実
施例と同様に、上部電極54と配線層55とを共通のフォト
工程(図16)とエッチング工程(図17)で形成し、また
メモリセルのキャパシタのプレート電極54と周辺回路部
の配線55とを絶縁分離するための層間絶縁膜も存在しな
いため、工程数の減少、コンタクトの向上といった効果
が得られる。しかも、キャパシタの上部電極54と周辺回
路部PCの配線層が共通の工程で同時に形成される点
で、更に工程数が少なくなる。
【0054】また、キャパシタの上部電極53は、周辺回
路部の配線材料、例えばアルミニウム等の金属で形成さ
れるために抵抗が十分低く、ノイズの影響をなくし、チ
ップサイズの縮小にとって有利である。
【0055】図19は、本発明をダイナミックRAMに適
用した第3の実施例を示すものである。
【0056】本実施例は、上述したCOB構造ではなく
CUB(Cell Under Bitline)構造のメモリセルを
有するダイナミックRAMに係るものであり、メモリセ
ルのキャパシタの構造以外は上述した実施例と同様の構
成を有する。
【0057】本実施例では、上述したと同様に、シリコ
ン基板1にゲート酸化膜5、ワードラインWL、各拡散
領域3、4、8、絶縁層6等を形成した後、絶縁層6に
設けたコンタクトホール10にストレージノードSN(1
1)を形成し、更に誘電体膜としての絶縁膜GNIT(1
5)、プレート電極材料PLATE(16)をそれぞれ被
着する。
【0058】次に、上述したと同様に、周辺回路部の配
線用コンタクトCTを形成した後、周辺回路部の配線材
料であるアルミニウム等の導電性材料52をスパッタリン
グ等によって堆積させる。そして、周辺回路部の配線の
パターニング、エッチングを行った後、図示していない
が、層間絶縁層の形成、ビットライン用コンタクトホー
ルの形成を経て、ストレージノードSN(11)の上方に
ビットラインを形成し、CUB(Cell Under Bitli
ne)構造のメモリセルを作製する。
【0059】本実施例においても、上述した第1の実施
例と同様の効果が得られることは容易に推察できるであ
ろう。
【0060】以上、本発明の実施例を説明したが、上述
の実施例は本発明の技術的思想に基づいて更に変形が可
能である。
【0061】例えば、上述した工程の順序や組み合わせ
は種々に変化させてよく、また、使用する材質やパター
ン等も変更することができる。特に、キャパシタの上部
電極及び周辺回路部の配線層の材質や層構成は、フォト
工程及びエッチング工程を上述したように共通化する限
り、種々に変化させてよく、上述した例に限定されるも
のではない。
【0062】なお、上述した実施例においては、拡散領
域8におけるコンタクトホールCTに直接にアルミニウ
ム等の導電材料を充填するか、或いはキャパシタのプレ
ート電極上に直接にアルミニウム等の周辺回路部の配線
材料を被着するように記述しているが、拡散領域又はポ
リシリコン層にアルミニウム等の金属を接続する場合に
は、上記拡散領域又はポリシリコン層上にチタンナイト
ライド(Ti/TiN)等のバリヤメタル又はチタンシ
リサイド(TiSi2 )等を被着した後に上記金属を充
填又は被着することは当業者には明らかであろう。ま
た、異なる金属の接続においても、上述のようなバリヤ
メタルを介在させることも当業者には明らかであろう。
【0063】また、ワードラインWL、ストレージノー
ドSN、周辺回路部の配線等は上述した材質に限定され
るものではなく、ポリシリコン、Ti、W、Al等種々
の導電材料でよいことも当業者には明らかであろう。
【0064】また、本発明は上述のスタックセルキャパ
シタを有するダイナミックRAM以外にも、例えばSi
2 膜上に上述のスタックセルキャパシタを設けてこの
キャパシタの下部電極を延設して周辺回路部における配
線とする構造としてよいし、その他、上述の半導体領域
の導電型を変えたり、或いは本発明を半導体メモリの他
の箇所や他のデバイスにも適用することもできる。
【0065】
【発明の作用効果】本発明は上述した如く、キャパシタ
の上部電極と周辺回路部の配線層とが、共通の工程で形
成された導電層を少なくとも一部分に有しているので、
それらの各層を形成するのに必要な工程数を減らすこと
ができる上に、それらの間を絶縁分離するための層間絶
縁膜が不要となってコンタクトホールを形成し易く、コ
ンタクトを良好にとることができる。
【0066】しかも、特にキャパシタの上部電極とし
て、抵抗の小さい導電材料を使用できるために、交流的
に変化するノイズの影響を受けず、このノイズ対策とし
て別の導電層に接続する必要がなくなってチップサイズ
も縮小できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるダイナミックRAMの製
造方法の一工程段階の拡大断面図(図10のA−A線断
面:以下、同様)である。
【図2】同製造方法の他の一工程段階の拡大断面図であ
る。
【図3】同製造方法の他の一工程段階の拡大断面図であ
る。
【図4】同製造方法の他の一工程段階の拡大断面図であ
る。
【図5】同製造方法の他の一工程段階の拡大断面図であ
る。
【図6】同製造方法の他の一工程段階の拡大断面図であ
る。
【図7】同製造方法の他の一工程段階の拡大断面図であ
る。
【図8】同製造方法の更に他の一工程段階の拡大断面図
である。
【図9】同ダイナミックRAMの要部の拡大断面図(図
10のIX−IX線に沿う断面図)である。
【図10】同要部を含む平面図である。
【図11】本発明の他の実施例によるダイナミックRAM
の製造方法の一工程段階の拡大断面図である。
【図12】同製造方法の他の一工程段階の拡大断面図であ
る。
【図13】同製造方法の他の一工程段階の拡大断面図であ
る。
【図14】同製造方法の他の一工程段階の拡大断面図であ
る。
【図15】同製造方法の他の一工程段階の拡大断面図であ
る。
【図16】同製造方法の他の一工程段階の拡大断面図であ
る。
【図17】同製造方法の他の一工程段階の拡大断面図であ
る。
【図18】同製造方法の更に他の一工程段階の拡大断面図
である。
【図19】本発明の更に他の実施例によるダイナミックR
AMの製造方法の一工程段階の拡大断面図である。
【図20】従来例によるダイナミックRAMの製造方法の
一工程段階の拡大断面図である。
【図21】同製造方法の他の一工程段階の拡大断面図であ
る。
【図22】同製造方法の他の一工程段階の拡大断面図であ
る。
【図23】同製造方法の他の一工程段階の拡大断面図であ
る。
【図24】同製造方法の他の一工程段階の拡大断面図であ
る。
【図25】同製造方法の他の一工程段階の拡大断面図であ
る。
【図26】同製造方法の他の一工程段階の拡大断面図であ
る。
【図27】同製造方法の他の一工程段階の拡大断面図であ
る。
【図28】同製造方法の他の一工程段階の拡大断面図であ
る。
【図29】同製造方法の他の一工程段階の拡大断面図であ
る。
【図30】同製造方法の更に他の一工程段階の拡大断面図
である。
【図31】同ダイナミックRAMの要部の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・シリコン基板 3・・・N+ 型ソース領域 4・・・N+ 型ドレイン領域 6・・・絶縁層 8・・・N+ 型拡散領域 10、49、CT・・・コンタクトホール 11、SN・・・ストレージノード 15・・・誘電体膜 51、53・・・マスク 51a・・・開口 52・・・配線材料 54・・・上部電極 55、M1・・・配線層 WL・・・ワードライン BL・・・ビットライン PLATE・・・プレート電極 MA、MA’・・・メモリセルアレイ部 M−CEL、M−CEL’・・・メモリセル PC・・・周辺回路部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャパシタを有するメモリセルアレイ部
    と周辺回路部とを有し、前記キャパシタの上部電極と前
    記周辺回路部の配線層とが、共通の工程で形成された導
    電層を少なくとも一部分に有している半導体装置。
  2. 【請求項2】 キャパシタの上部電極と周辺回路部の配
    線層とが共に、共通の工程で形成された下層導電層と共
    通の工程で形成された上層導電層との積層構造からなっ
    ている、請求項1に記載した半導体装置。
  3. 【請求項3】 下層導電層はキャパシタの本来のプレー
    ト電極材料からなり、上層導電層は周辺回路部の本来の
    配線材料からなっている、請求項2に記載した半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 キャパシタの上部電極と周辺回路部の配
    線層とが共に、共通の工程で形成された単一の導電層か
    らなっている、請求項1に記載した半導体装置。
  5. 【請求項5】 単一の導電層は周辺回路部の本来の配線
    材料からなっている、請求項4に記載した半導体装置。
  6. 【請求項6】 メモリセルアレイ部にキャパシタの下部
    電極及びこの下部電極表面の誘電体膜を形成する工程
    と;周辺回路部の所定箇所にコンタクトホールを形成す
    る工程と;このコンタクトホールを含めて前記周辺回路
    部及びメモリセルアレイ部に導電層を被着する工程と;
    前記導電層をパターニングして前記キャパシタの上部電
    極の少なくとも一部分と前記周辺回路部の配線層の少な
    くとも一部分とをそれぞれ形成する工程と;を有する、
    半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 キャパシタの誘電体膜を形成した後に全
    面にプレート電極材料を被着し、周辺回路部の所定箇所
    において前記プレート電極材料及びこの下部絶縁層を選
    択的に除去してコンタクトホールを形成し、このコンタ
    クトホールを含む全面に前記周辺回路部の配線材料を被
    着し、更に、前記配線材料及び前記プレート電極材料を
    パターニングしてこれら両材料の積層体からなる前記キ
    ャパシタの上部電極及び前記周辺回路部の配線層を形成
    する、請求項6に記載した製造方法。
  8. 【請求項8】 キャパシタの誘電体膜を形成した後に周
    辺回路部の所定箇所において絶縁層を選択的に除去して
    コンタクトホールを形成し、このコンタクトホールを含
    む全面に前記周辺回路部の配線材料を被着し、更に、前
    記配線材料をパターニングしてこの配線材料からなる前
    記キャパシタの上部電極及び前記周辺回路部の配線層を
    形成する、請求項6に記載した製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010004976A (ko) * 1999-06-30 2001-01-15 김영환 반도체 소자의 콘택 홀 형성방법
KR100273987B1 (ko) * 1997-10-31 2001-02-01 윤종용 디램 장치 및 제조 방법
KR20030033697A (ko) * 2001-10-24 2003-05-01 주식회사 하이닉스반도체 반도체소자 및 그 제조방법
KR100714268B1 (ko) * 2001-06-04 2007-05-02 삼성전자주식회사 반도체 소자 제조방법
KR100866708B1 (ko) * 2002-07-18 2008-11-03 주식회사 하이닉스반도체 반도체소자의 제조방법

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