JP2002282553A - キャラクタ画像表示制御システム、キャラクタ画像表示制御装置、記録媒体及び電子ゲーム装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在位置、地域にあった意外性のあるゲーム
を確実にかつ迅速に実行するキャラクタ画像表示制御シ
ステム、キャラクタ画像表示制御装置、記録媒体及び電
子ゲーム装置を得る。 【解決手段】携帯電話Ｋ等の移動端末からの配信要求に
応じて、データ配信センターＨＳから配信されたゲーム
データに含まれる現在位置に対応する地図データに基づ
く電子地図上に、同じく配信された現在位置に対応する
キャラクタ画像を表示部４に表示させた後で、方向キー
３ｂ等の操作をすると、このキー操作と配信されたゲー
ムプログラムとに従って電子地図上をキャラクタ画像が
移動し、ゲームを実行する。ゲーム結果は、表示部４に
表示される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、携帯情
報端末、デジタルカメラ、携帯型電子ゲーム装置などの
各種の電子機器または電子情報端末システムに適用して
有用な、キャラクタ画像表示制御システム、キャラクタ
画像表示制御装置、記録媒体及び電子ゲーム装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】最近、電子カメラを用いて、手軽に被写
体を撮影し、その撮影画像を表示部へ表示させる携帯型
ゲーム装置が知られている（例えば、特開平１１−１４
４０４０号公報）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の携帯型ゲーム装置の場合、モンタージュ画像の作成機
能、画像の合成機能など、様々な画像処理が行えること
から広く子供たちの間で使われているものの、感動を与
え、かつ、意外性のある画像を用いたゲームを行いたい
という使用者の希望にいまだ充分に応えるものではなか
った。

【０００４】そこで、本発明は、極めて簡単な構成で、
使用者に感動を与え、かつ、意外性のあるキャラクタ画
像表示制御を行うことが可能であるばかりでなく、使用
者の現在位置周辺の、現実に存在する町並み、風景等に
対応する電子地図上にキャラクタ画像を表示させる、ま
たはキャラクタ画像を用いてゲームを実行させることが
可能な、キャラクタ画像表示制御システム、キャラクタ
画像表示制御装置、記録媒体及び電子ゲーム装置を提供
することを目的とする。また、本発明は、電子地図、ゲ
ームプログラムを常時持参していなくとも、いつでもど
こにいても、外部から配信してもらった電子地図を用い
たキャラクタ画像の表示制御またはキャラクタ画像を用
いたゲームが可能な、キャラクタ画像表示制御システ
ム、キャラクタ画像表示制御装置、記録媒体及び電子ゲ
ーム装置を提供することを目的とする。また、本発明
は、現在居住している地域または旅行先の見知らぬ土地
等を含む電子地図上で、キャラクタ画像を移動制御し
て、その地域での仮想的な買い物、競走、散歩等を行う
ことができ、または見知らぬ土地の道路、店、神社仏閣
等の地理をキャラクタ画像とともに、興味深く学習しな
がらゲームを行うことが可能な、キャラクタ画像表示制
御システム、キャラクタ画像表示制御装置、記録媒体及
び電子ゲーム装置を提供することを目的とする。また、
本発明は、遠隔地にいる複数のプレーヤが現在居住して
いる地域または旅行先の見知らぬ土地等を含む電子地図
上で、キャラクタ画像を移動制御して、その地域での仮
想的な買い物、散歩を行うことができ、または見知らぬ
土地の道路、店、神社仏閣等の地理を興味深く学習しな
がらゲームを行うことが可能な、キャラクタ画像表示制
御システム、キャラクタ画像表示制御装置、記録媒体及
び電子ゲーム装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を達成するために、次のような特徴を備えている。

【０００６】請求項１記載の発明に係るキャラクタ画像
表示制御システムは、データ配信端末と移動端末とを通
信回線を介して接続したキャラクタ画像表示制御システ
ムにおいて、前記データ配信端末は、現在位置情報と地
図データとを対応づけて複数組記憶している第１の記憶
手段と、現在位置情報とゲームに使われるキャラクタ画
像とを対応づけて複数組記憶している第２の記憶手段
と、前記第１および第２の各記憶手段に記憶されている
前記地図データおよび前記キャラクタ画像を前記移動端
末に向けて送信する送信手段とを備え、前記移動端末
は、現在位置情報を取得する現在位置取得手段と、この
現在位置取得手段により取得した現在位置情報に対応す
る地図データとキャラクタ画像とを前記データ配信端末
から受信する受信手段と、この受信手段により受信され
た地図データとキャラクタ画像とを記憶する記憶手段
と、この記憶手段により記憶されている地図データに対
応する地図のうち、前記記憶手段により記憶されている
キャラクタ画像を前記現在位置取得手段により取得した
現在位置に表示させる表示制御手段と、を備えているこ
とを特徴とする。

【０００７】請求項２記載の発明に係るキャラクタ画像
表示制御装置は、データ配信端末と移動端末とを通信回
線を介して接続したキャラクタ画像表示制御システムに
おいて、前記データ配信端末は、現在位置情報、地図デ
ータおよびキャラクタ画像を対応づけて複数組記憶して
いる第１の記憶手段と、ゲームプログラムを記憶してい
る第２の記憶手段と、前記第１の記憶手段に記憶されて
いる前記地図データおよび前記キャラクタ画像と前記第
２の記憶手段に記憶されている前記ゲームプログラムと
を前記移動端末に向けて送信する送信手段とを備え、前
記移動端末は、ゲームを行う際に操作される操作子と、
現在位置情報を取得する現在位置取得手段と、この現在
位置取得手段により取得した現在位置情報に対応する地
図データとキャラクタ画像とを前記データ配信端末から
受信するとともに、前記ゲームプログラムを受信する受
信手段と、この受信手段により受信された地図データ、
前記キャラクタ画像および前記ゲームプログラムを記憶
する記憶手段と、この記憶手段により記憶されている地
図データに対応する地図のうち、前記記憶手段により記
憶されているキャラクタ画像を前記現在位置取得手段に
より取得した現在位置に表示させる一方で、この表示さ
れたキャラクタ画像を前記ゲームプログラムと前記操作
子の操作とに従って制御させる制御手段と、を備えてい
ることを特徴とする。

【０００８】請求項３記載の発明に係るキャラクタ画像
表示制御装置は、現在位置情報を取得する現在位置取得
手段と、この現在位置取得手段により取得した現在位置
情報に対応する地図データとキャラクタ画像とを外部か
ら受信する受信手段と、この受信手段により受信された
地図データとキャラクタ画像とを記憶する記憶手段と、
この記憶手段により記憶されている地図データに対応す
る地図のうち、前記記憶手段により記憶されているキャ
ラクタ画像を前記現在位置取得手段により取得した現在
位置に表示させる表示制御手段と、を備えていることを
特徴とする。

【０００９】請求項４記載の発明に係るキャラクタ画像
表示制御装置は、ゲームを行う際に操作される操作子
と、現在位置情報を取得する現在位置取得手段と、この
現在位置取得手段により取得した現在位置情報に対応す
る地図データ、ゲームに用いられるキャラクタ画像およ
びゲームプログラムを外部から受信する受信手段と、こ
の受信手段により受信された地図データ、前記キャラク
タ画像および前記ゲームプログラムを記憶する記憶手段
と、この記憶手段により記憶されている地図データに対
応する地図のうち、前記記憶手段により記憶されている
キャラクタ画像を前記現在位置取得手段により取得した
現在位置に表示させる一方で、この表示されたキャラク
タ画像を前記ゲームプログラムと前記操作子の操作とに
従って制御させる制御手段と、を備えていることを特徴
とする。

【００１０】請求項５記載の発明に係る記録媒体は、キ
ャラクタ画像表示制御装置を制御するためのコンピュー
ターが実行可能なプログラムを格納した記録媒体におい
て、現在位置情報を取得するためのプログラムコード
と、この取得した現在位置情報に対応する地図データと
キャラクタ画像とを外部から受信するためのプログラム
コードと、この受信された地図データとキャラクタ画像
とを記憶するためのプログラムコードと、この記憶され
ている地図データに対応する地図のうち、前記記憶され
ているキャラクタ画像を前記取得した現在位置に表示さ
せるためのプログラムコードと、を含むプログラムを格
納したことを特徴とする。請求項６記載の発明に係る記
録媒体は、ゲームを行う際に操作される操作子を備えて
いるキャラクタ画像表示制御装置を制御するためのコン
ピューターが実行可能なプログラムを格納した記録媒体
において、現在位置情報を取得するためのプログラムコ
ードと、この取得した現在位置情報に対応する地図デー
タとゲームに用いられるキャラクタ画像およびゲームプ
ログラムを外部から受信するためのプログラムコード
と、この受信された地図データ、前記キャラクタ画像お
よび前記ゲームプログラムを記憶するためのプログラム
コードと、この記憶されている地図データに対応する地
図のうち、前記記憶されているキャラクタ画像を前記取
得した現在位置に表示させる一方で、この表示されたキ
ャラクタ画像を前記ゲームプログラムと前記操作子の操
作とに従って制御させるためのプログラムコードと、を
含むプログラムを格納したことを特徴とする。請求項７
記載の発明に係るキャラクタ画像表示制御装置は、ゲー
ム操作子の操作により表示部に表示されているキャラク
タ画像を移動させながらゲームを実行するキャラクタ画
像表示制御装置において、ゲームプログラムデータ、地
図データ、および、キャラクタ画像の配信要求を行う配
信要求手段と、この配信要求手段による配信要求に従っ
て外部から配信されたゲームプログラムデータ、地図デ
ータ、および、キャラクタ画像を受信する受信手段と、
この受信手段により受信された地図データに対応する地
図に、受信されたキャラクタ画像を前記表示部に表示さ
せる表示制御手段と、この表示制御手段の制御により地
図上に表示されているキャラクタ画像を前記受信手段に
より受信されたゲームプログラムデータと前記ゲーム操
作子の操作とに従って移動制御させるゲーム制御手段
と、を備えていることを特徴とする。請求項８記載の発
明に係るキャラクタ画像表示制御装置は、ゲーム操作子
の操作により表示部に表示されているキャラクタ画像を
移動させながらゲームを実行するキャラクタ画像表示制
御装置において、現在位置情報を取得する位置取得手段
と、この位置取得手段により取得された現在位置情報に
対応する現在位置の周辺を表わす地図データの配信要求
を行う配信要求手段と、この配信要求手段による配信要
求に従って外部から配信された地図データを受信する受
信手段と、この受信手段により受信された地図データに
基づく地図とこの地図上を前記ゲーム操作子の操作に従
って移動制御されるキャラクタ画像とを前記表示部に表
示させる表示制御手段と、を備えていることを特徴とす
る。請求項９記載の発明に係るキャラクタ画像表示制御
装置は、表示部に表示されているキャラクタ画像を移動
させながらゲームを実行するキャラクタ画像表示制御装
置において、現在位置情報に対応して予め定められてい
るキャラクタ画像を複数記憶している記憶手段と、現在
位置情報を取得する位置取得手段と、この位置取得手段
により取得された現在位置情報に対応する現在位置の周
辺を表わす地図を前記表示部に表示させる第１の表示制
御手段と、この第１の表示制御手段の制御により表示さ
れている地図上に、前記位置取得手段により取得された
現在位置情報に対応して予め定められているキャラクタ
画像を前記記憶手段から読み出して前記表示部に表示さ
せる第２の表示制御手段と、を備えていることを特徴と
する。請求項１０記載の発明に係る電子ゲーム装置は、
外部から取得した電子地図上にキャラクタ画像を表示さ
せて行う電子ゲーム装置において、外部から電子地図情
報を取得する地図取得手段と、ゲームプログラムを外部
から取得するゲーム取得手段と、前記地図取得手段によ
り取得された地図情報に対応する地図を表示させるとと
もに、この表示された地図上を移動制御されるキャラク
タ画像を表示させる表示制御手段と、この表示制御手段
の制御により表示されたキャラクタ画像を移動制御する
際に操作される操作手段と、この操作手段により移動制
御されたキャラクタ画像と前記ゲーム取得手段により取
得されたゲームプログラムとに従ってゲームを実行する
ゲーム実行手段と、を備えていることを特徴とする。請
求項１１記載の発明に係る電子ゲーム装置は、ゲームプ
レーヤの現在位置に対応した電子地図上に当該現在位置
に応じた形態のキャラクタ画像を表示させてゲームを行
う電子ゲーム装置において、現在位置情報を取得する現
在位置取得手段と、この現在位置取得手段により取得さ
れた現在位置情報に対応する位置を含む地図を表示させ
るとともに、前記現在位置に対応した形態のキャラクタ
画像を表示させる表示制御手段と、この表示制御手段の
制御により表示されたキャラクタ画像を移動制御する際
に操作される操作手段と、この操作手段により移動制御
されたキャラクタ画像に従ってゲームを実行するゲーム
実行手段と、を備えていることを特徴とする。請求項１
２記載の発明に係るキャラクタ画像表示制御システム
は、通信回線を介して複数の移動端末を接続し、当該複
数の移動端末それぞれの現在位置に対応した電子地図上
にキャラクタ画像を表示させてゲームを行うキャラクタ
画像表示制御システムにおいて、前記各ゲーム端末は、
現在位置情報を取得する現在位置取得手段と、この現在
位置取得手段により取得された現在位置情報に対応する
位置を含む地図を表示させるとともに、前記現在位置に
対応した形態のキャラクタ画像を表示させる表示制御手
段と、この表示制御手段の制御により表示されたキャラ
クタ画像を移動制御する際に操作される操作手段と、こ
の操作手段により移動制御されたキャラクタ画像に従っ
てゲームを実行するゲーム実行手段と、このゲーム実行
手段により実行されたゲームデータを前記通信回線を介
して接続されている相手の移動端末に送信し、この送信
されたゲームデータと前記相手の移動端末で実行された
ゲームデータとに基づいてゲーム結果を表示させるゲー
ム結果表示制御手段と、を備えていることを特徴とす
る。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、図１〜図１９を参照して本
発明を配信ゲームシステムに適用した場合における実施
の形態について詳細に説明する。図１は本実施の形態に
かかる電子ゲームシステムの全体システムを示す。図２
は電子ゲームシステムを構成する携帯電話Ｋおよび配信
センターＨＳの回路ブロックを示す。図３に示す電子ゲ
ームシステム１００は、インターネット４０等のネット
ワーク回線を介して通信接続可能なゲーム配信センター
ＨＳと、基地局ＫＫ等を介して前記インターネット４０
に通信可能な携帯電話Ｋとから構成されている。

【００１２】前者のゲーム配信センターＨＳは、データ
配信端末であり、このゲーム配信センターＨＳに設置さ
れているホストサーバー３０は、ゲームプログラム、ゲ
ームキャラクタ画像等、ゲームを行うに必要な各種のゲ
ームデータを記憶しているデータＲＯＭ３３と、通信接
続された携帯電話Ｋから要求された各種のゲームデータ
をその要求元である携帯電話Ｋに配信するゲーム配信部
３２と、携帯電話Ｋ間で各種のデータを転送する転送部
３４と、データＲＯＭ３３に記憶されているゲームデー
タの要求元への送信処理を含むサーバー全体を制御する
ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎ
ｉｔ）３１とから構成される。このＣＰＵ３１は、ＲＡ
Ｍ３１Ａを備えている。

【００１３】データＲＯＭ３３は、ゲームデータ配信・
ダウンロード処理等のための各種の制御プログラムを記
憶するエリアを備えている。この各種の制御プログラム
は、コンピューターであるＣＰＵ３１が読み取り可能な
プログラムコードの形態で格納されている。ＣＰＵ３１
はこのプログラムコードに従った動作を逐次実行する。
データＲＯＭ３３は、このほかに、図３に示すように、
２つの現在位置対応キャラクタエリア３３ａ、３３ｅお
よび進入エリア３３ｉ〜３３ｌを備えている。

【００１４】２つの現在位置対応キャラクタエリア３３
ａ、３３ｅのうち、一方の現在位置対応キャラクタエリ
ア３３ａは、都道府県エリア３３ｂ（旧地名エリアを含
む）、キャラクタ画像エリア３３ｃおよび地図データエ
リア３３ｄを備えている。各都道府県名（旧地名を含
む）別の各エリア３３ｂに記憶されている各都道府県名
（旧地名を含む）、キャラクタ画像エリア３３ｃに記憶
されている各都道府県名に相応しい人物のキャラクタ画
像、および、地図データエリア３３ｄに記憶されている
各都道府県名に対応する電子地図データは対応づけて記
憶されている。たとえば、「宮城県」（岩手県も含む。
旧地名：陸奥）のエリアには、「源義経」「宮城県（岩
手県も含む）の地図データ」が、また、「埼玉県」（旧
地名：武蔵）のエリアには、「畠山重忠」「埼玉県の地
図データ」といったように、各都道府県別にその都道府
県に相応しい人物のキャラクタ画像とそれの地図データ
が記憶されている。

【００１５】また、他方の現在位置対応キャラクタエリ
ア３３ｅは、都道府県エリア３３ｆ、路線名エリア３３
ｇ、キャラクタ画像エリア３３ｈおよび地図データ３３
ｎを備えている。各都道府県名および路線名の各エリア
３３ｆ、３３ｇに記憶されている都道府県名および路線
名、これらの地域を走行するまたは通過する交通機関の
キャラクタ画像、および、都道府県名に対応する地図デ
ータが対応づけて記憶されている。なお、路線は、鉄道
路線のほかに、各空路（飛行ルート）、各航路、各道路
を含む概念である。たとえば、「東京都」のエリアに
は、「新幹線（のぞみ）」「東京都の地図データ」が、
「新潟県」（群馬県、埼玉県も含む）のエリアには、
「上越新幹線」、「新潟県（群馬県、埼玉県も含む）の
地図データ」が、「長野県」のエリアには、「信州電
鉄」「長野県の地図データ」が、といった交通機関であ
る電車または列車（それの外観形状）のキャラクタ画像
および車内から見える外の風景を含む背景画像、都道府
県名に対応する地図データが記憶されている。

【００１６】さらに、進入エリア３３ｉ〜３３ｌには、
交通機関の進入状況に応じて加算される時間データ、進
入結果を示す状況データ、その他のデータが記憶されて
いる。たとえば、「一方通行無視進入」のエリア３３ｉ
には、一方通行の道路において通行を禁止しているにも
拘らず進入したことに対する罰則として加算される「＋
１０分」の時間データ、進入結果としての「逮捕」とい
うデータ等、「踏切無視進入」のエリア３３ｊには、踏
切において電車が通過する警告表示がありながらそれを
無視して、踏切に進入したことに対する罰則として加算
される「＋２０分」の時間データ、進入結果としての
「死亡」というデータ等、交通機関のキャラクタ画像等
が記憶されている。なお、前述した地図上に存在する建
造物（例えば、店、家、レストラン、銀行、学校、郵便
局、工場、神社など）、ランドマーク、学校（文）、郵
便局（〒）などの地図記号と対応付けて、ゲームに用い
られる各種のデータ、アイコンまたは画像（例えば、シ
ョッピングゲームの場合には、そのショッピングゲーム
に用いられる「商品リスト」「商品名」「価格」「果物
等のアイコン、画像」が予め記憶されている。または使
用者がゲーム開始前に、地図上に存在する建造物、ラン
ドマーク、地図記号と対応付けて、ゲームに用いられる
各種のデータ、アイコンまたは画像をＲＡＭの記憶エリ
アに記憶するようにしても良い。

【００１７】後者の携帯電話Ｋは、移動端末であり、こ
の携帯電話Ｋは、通話機能のほかに、ゲーム機能を備え
ており、ゲームプログラム、ゲームに用いられるキャラ
クタ画像等をダウンロードし、ゲームが実行可能となっ
ている。すなわち、携帯電話Ｋは、ＣＰＵ２、入力部
３、表示部４、表示駆動部９、ＲＯＭ６、内部ＲＡＭ
７、外部ＲＡＭ（メモリカード）８、送受信部９、アン
テナ部１０、位置取得部１１、計時部１２、音再生部１
３、および音声入力部１４から構成される。携帯電話Ｋ
のＣＰＵ２は、入力部３から供給されるキー操作信号に
基づき、ＲＯＭ６の所定の記憶領域に格納されている各
種の制御プログラムを読み出して、内部ＲＡＭ７に一時
格納し、当該プログラムに基づく各種の処理を実行して
携帯電話Ｋの各部を制御する。また、ＣＰＵ２は、モー
ドスイッチ３ａのモード選択に応じて、電話モード、時
計モード、ゲームダウンロードモード、ゲーム実行モー
ド等に対応する処理プログラムをＲＯＭ６から読みだ
し、各モードに対応する処理を実行する。

【００１８】入力部３は、前述したモードスイッチ３
ａ、ダイヤル部３ｄ、現在位置キー３Ｓ、各種の選択操
作のほかにキャラクタ画像の移動操作の際に用いられる
上下左右の方向キー３ｂ、ゲームの開始および終了を行
う際に用いられるゲームスタートスイッチ３ｃ、ゲーム
ストップスイッチ３ｅ、ゲーム途中等で、確認または決
定したい際に用いられる決定キー３ｆ等が備えられてい
る（図１参照）。現在位置キー３Ｓは、携帯電話Ｋの現
在位置情報を取得する際に用いられる。この現在位置キ
ー３Ｓの操作がなされると、これに応答して、携帯電話
Ｋは現在位置情報の取得を行い、取得された現在位置情
報をＲＡＭ７へ格納する。また、ダイヤル部３ｄのファ
ンクションキーには、予め設定されている電話番号先を
自動発呼する際またはホストサーバ−３０にアクセスす
る際に操作されるオートダイヤルスイッチが含まれてい
る。このオートダイヤルスイッチが操作されると、送受
信部９に備えられている電話自動発信部によりホストサ
ーバ−３０へ回線を接続する。

【００１９】ＲＯＭ６は、電話処理、時計処理、ゲーム
データダウンロード処理等のための各種の制御プログラ
ムを記憶するエリアを備えている。この各種の制御プロ
グラムは、コンピューターであるＣＰＵ２が読み取り可
能なプログラムコードの形態で格納されている。ＣＰＵ
２はこのプログラムコードに従った動作を逐次実行す
る。ＲＯＭ６は、前述したデータＲＯＭ３３と同様、図
３に示すような、２つの現在位置対応キャラクタエリア
３３ａ、３３ｅおよび進入エリア３３ｉ〜３３ｌを備え
ている。

【００２０】図４は内部ＲＡＭ７のデータ構成を示す。
この内部ＲＡＭ７は、表示部４に各種のデータおよび画
像を表示する際に使われる表示レジスタ７ａ、外部から
配信された地図データ、内蔵されている地図データ（地
図と併せて用いられる地図記号、土地の名称データ等を
含む）を格納する地図エリア７ｂ、ゲームの種類を示す
エリア７ｃ、前述したキャラクタ画像を格納するエリア
７ｄを備えている。また、内部ＲＡＭ７は、各種のゲー
ムを実行する際に必要となるデータおよび画像等、ゲー
ムを実行した結果のデータ等を格納するエリア７ｅ〜７
ｑを備えている。例えば、競走ゲームエリア７ｅは、競
走ゲームを行った結果である「所要時間」、「順位」を
格納する各エリア７ｆ、７ｇを、また、ショッピングゲ
ームエリア７ｈは、ショッピングゲームを行った結果で
ある「所要時間」、「購入商品の名称、個数など」、
「順位」を格納する各エリア７ｉ、７ｊ、７ｋを備えて
いる。宅配ゲームエリア７ｌは、宅配ゲームを行った結
果である「所要時間」、「宅配品の個数」「順位」を格
納する各エリア７ｍ、７ｎ、７ｐを、また、交通機関ゲ
ームエリア７ｑは、交通機関ゲームを行った結果である
「所要時間」、「順位」、このゲームに用いられる「ゲ
ームプログラム」、「位置対応の交通機関画像および背
景画像など」を格納する各エリア７ｒ、７ｓ、７ｔ、７
ｕを備えている。

【００２１】外部ＲＡＭ８は、半導体メモリにより構成
されているメモリカードであり、例えば、インターネッ
ト４０を介してアクセス可能な配信センターＨＳから送
受信部９から送られてきた各種のデータ、画像を記憶す
る。送受信部９は、携帯電話ＫやＰＨＳ（P ersonal Ha
ndyphon System）等の電話機能を備えており、相手先と
通話するために音声データを送受信する、または配信セ
ンターＨＳにアクセスしてデータ、画像をダウンロード
するために用いられる。また、アンテナ部１０は電話の
着信を検出すると、着信検出信号をＣＰＵ２に出力す
る。

【００２２】ＣＰＵ２は、送受信部９において電話の着
信を検出した後に、ダイヤル部３ｄに設けられたダイヤ
ルスイッチ等が操作されると、通話処理を行う。また、
通話の相手先に対して発呼信号を送信し、相手から応答
があると、通話処理を行う。また、ダイヤル部３ｄに設
けられたオートダイヤルスイッチ等が操作されると、送
受信部９の電話自動発信部は基地局ＫＫ、インターネッ
ト４０を介して配信センターＨＳに設置されているホス
トサーバ−３０に自動的に回線を接続し、各種のデータ
を送信する。また、ホストサーバ−３０から送信される
各所データを自動的に受信する。

【００２３】計時部１２は、現在時刻、日付または計時
カウントを計時し、計時された現在時刻、経過時間等の
時間データは、ＣＰＵ２により内部ＲＡＭ７の計時レジ
スタに送られて順次更新記憶される。音再生部１３は、
通話の相手先の音声、自己の音声等を出力する。この出
力された音声等をイヤホン端子１Ｆに接続されたイヤホ
ン部ＫＣまたはスピーカ部１Ｅから出力される。音声入
力部１４は、マイク部１Ｃから入力されたアナログ音声
をデジタル音声に変換して、ＣＰＵ２に出力する。

【００２４】図５はこの発明にかかる電子ゲームシステ
ムの動作についてのゼネラルフローチャートを示す。ま
ず、ステップＳ５０において、ゲーム装置としての機能
を備えている携帯電話Ｋの電源を投入すると、ステップ
Ｓ５１において、携帯電話ＫのＣＰＵ２はインターネッ
ト接続モードが設定されているのか否かを判別する。ス
テップＳ５１において、インターネット接続モードが設
定されていると判別された場合には、インターネット接
続モードに対応するモード処理が実行される。この処理
の一環として、ステップＳ５２において、ゲームの種類
の画面表示がなされる。例えば、図６（Ａ）に示すよう
に、「ゲームの種類を選んでください」というゲーム選
択の催促が表示されるとともに、「内蔵ゲーム」と「配
信ゲーム」との２つのゲームの種類が表示される。

【００２５】前者の「内蔵ゲーム」は、ＲＯＭ６内に予
め記憶してあるゲームプログラム、キャラクタ画像等を
用いたゲームであり、「配信ゲーム」は外部の配信セン
ターＨＳから配信してもらい、内部ＲＡＭ７に記憶され
たゲームプログラム、キャラクタ画像等を用いたゲーム
である。次に、ステップＳ５３において、携帯電話Ｋの
ＣＰＵ２は、配信ゲームが選択されたのか否かを判別す
る。配信ゲームが選択されたと判別された場合には、次
のステップＳ５４において、地図等の取得処理（図７参
照）が行なわれる。

【００２６】その後、ステップＳ５５において、図６
（Ｂ）に示すように、配信による地図ゲームの種類の画
面表示がなされるが、次のステップＳ５６において、ゲ
ームの種類に応じたゲーム実行処理が行なわれる（図８
〜図１９参照）。このようにして、この一連の処理は終
了する。なお、ステップＳ５１において、その他のモー
ドが設定されていると判別された場合には、時計モー
ド、電話モード等の他のモードに対応するモード処理が
実行される。時計モード処理では、現在時刻等を計時
し、この計時された現在時刻等を表示部４に表示する。
電話モード処理では、ダイヤル部３ｄの操作で相手先の
電話番号を入力すると、その番号の相手先の電話と通話
が可能となり、マイク部１ｃから入力された音声は音声
入力部１４を介して送受信部９から相手先の電話に送信
される。相手先の音声は、送受信部９から受信されて、
スピーカ部１Ｅ、イヤホーン部１Ｆから出力される。

【００２７】図７は、前述した図５のゼネラルフローチ
ャートにおけるステップＳ５４における「地図等の取得
処理」を示す。まず、ステップＳ７０において、携帯電
話ＫのＣＰＵ２は、現在位置キー３Ｓの操作がなされて
いるのか否かを判別する。現在位置キー３ｓの操作がな
されていると判別された場合には、次のステップＳ７１
において、現在位置情報の取得を行い、取得された現在
位置情報をＲＡＭ７へ格納する。この現在位置情報の取
得方法は各種あるが、この例では、携帯電話Ｋの発信す
る各基地局への電波の電界強度等に基づいて計測された
携帯電話Ｋ自身の現在位置に対応した現在位置情報を取
得することとしているが、これとは別に、ＧＰＳ（グロ
ーバルポジションシステム）を利用し、または地上に設
置されている位置情報提供端末、更には位置情報を放送
する設備等から位置取得部１１またはアンテナ部１０を
介して受信される現在位置情報を取得することとしても
良い。

【００２８】現在位置情報のＲＡＭ７への格納が完了し
たら、自動的に、ステップＳ７２において、携帯電話Ｋ
のＣＰＵ２は、配信センターＨＳへ現在位置情報に対応
した地図データ等の配信要求がインターネット４０を介
して行われる。配信センターＨＳは、この配信要求に応
答して、地図データ等の必要なデータをＲＯＭ３３から
読み出して携帯電話Ｋに向けて配信を行う。例えば、長
野県の所在中の携帯電話Ｋの所持者が現在位置キー３ｓ
の操作を行うと、配信センターＨＳは、現在位置キー３
ｓの操作に伴う配信要求に応答して、「長野県名」「信
濃名」「木曽義仲のキャラクタ画像」「長野県の地図デ
ータ」「各種のゲームに用いられる、例えばショッピン
グゲーム用の店名データ」等の配信を行う。

【００２９】次に、ステップＳ７３において、地図デー
タ等の、必要な全データの受信完了がなされているのか
否かを判別する。必要な全データの受信完了がなされた
と判別された場合には、次のステップＳ７４において、
地図データ等の、必要な全データがＲＡＭ７に格納され
るとともに、ステップＳ７５において、現在位置対応の
地図データ、キャラクタ画像（人物・交通機関等）の全
データの受信完了がなされたことを目で確認するために
これらのデータが表示部４に表示される。このようにし
て、この一連の処理は終了する。なお、現在位置キー３
ｓの操作後は、携帯電話Ｋが現在位置を移動しても、予
め定められている時間（例えば、１分）が経過する都
度、位置取得部１１またはアンテナ部１０により現在位
置情報を取得し、これに伴って、その移動後の現在位置
に対応する地図データ等の、必要な全データの受信する
ようにすれば、更に好都合である。

【００３０】図８は、前述した図５のゼネラルフローチ
ャートにおけるステップＳ５６における「ゲームの種類
に応じたゲーム実行処理」の一つである「競走ゲーム」
のゲーム実行処理を示す。まず、ステップＳ８０におい
て、携帯電話ＫのＣＰＵ２は、入力部３のキー操作で、
競走ゲームの選択がなされているのか否かを判別する。
競走ゲームの選択がなされていると判別された場合に
は、次のステップＳ８１において、ゲームの課題を表示
部４に表示する。例えば、図１０（Ａ）に示すように、
「競走ゲーム」というゲームのタイトルの下に、「課
題」として、「現在位置（Ａ）から目標位置（Ｂ）まで
に要した所要時間（ｔ）の短い者が勝ち」、および、
「注意事項」として、「一方通行の通行禁止の標識が警
告表示された場合において、この通行禁止の標識を無視
して一方通行の道路内に進入したら、経過時間の１０分
が加算されるとともに逮捕される。ゲーム終了となる場
合もある。また、踏切の場合は・・・」というルールや
注意事項が表示される。

【００３１】その後、ステップＳ８２において、図１０
（Ｂ）に示すように、電子地図上のスタート地点（Ａ）
にキャラクタ画像ＫＧを表示し、目標位置（Ｂ）にその
位置を示すマークＨＭを表示部４に表示する。例えば、
長野県内の長野駅近くの店の前において、携帯電話Ｋを
用いて競走ゲームの選択がなされた場合には、前述した
現在位置キーの操作により長野駅近くの店の現在位置情
報がＲＡＭ７へ格納されており、この現在位置情報に対
応した長野県または長野県のある地域の地図データ、同
じく、現在位置情報に対応した「木曽義仲」なる人物の
キャラクタ画像ＫＧがＲＡＭ７へ格納されているので、
ＲＡＭ７から長野県または長野県のある地域の地図デー
タと「木曽義仲」なる人物のキャラクタ画像ＫＧが読み
出され、この地図データに対応する地図と「木曽義仲」
なる人物のキャラクタ画像ＫＧとを長野駅近くの店の現
在位置で、表示部４に表示する。また、目標位置（Ｂ）
として、その位置を示すハートマークＨＭを表示する。
なお、「木曽義仲」なる人物のキャラクタ画像ＫＧは、
スタート地点（Ａ）として、長野駅近くの店の現在位置
に表示されるのであるが、地図の中央の位置、右端、左
端等の、予め設定されているスタート地点にそのキャラ
クタ画像ＫＧを表示するようにしても良い。

【００３２】なお、地図上にスタート地点（Ａ）、キャ
ラクタ画像ＫＧ、目標位置（Ｂ）のハートマークＨＭの
ほかに、家（Ｓ１〜Ｓ４）および店（Ｔ１〜Ｔ５）を表
示部４に表示する。次にステップＳ８３において、携帯
電話ＫのＣＰＵ２は、決定キー３ｆ（スタートキーとな
る）の操作がなされているのか否かを判別する。決定キ
ー３ｆの操作がなされていると判別された場合には、次
のステップＳ８４において、計時カウントが開始され
る。この計時カウントの値は、ゲームのスタート開始時
点からの経過時間としてＲＡＭ７に順次記憶されていく
こととなる。

【００３３】ステップＳ８５において、プレーヤが方向
キー３ｂを行いこの方向キー３ｂに応じたキャラクタ画
像ＫＧの移動がなされる。なお、キャラクタ画像ＫＧの
移動は、この例では、地図の道路上に限られており、道
路以外の建物内には移動不可能となっているが、道路以
外の建物内にも移動可能となっていても良い。方向キー
３ｂに応じたキャラクタ画像ＫＧの移動がなされると、
ステップＳ８６において、その移動に伴った現在位置座
標が検出される。この現在位置座標の検出方法として
は、上下左右の各方向キー３ｂの種類とそれの操作回数
とに基づいて行われるが、このほかに、キャラクタ画像
ＫＧの地図上における移動距離または移動量を求めて行
っても良い。

【００３４】キャラクタ画像ＫＧの移動に伴った現在位
置座標が検出された結果、ステップＳ８７において、キ
ャラクタ画像ＫＧが一方通行の道路に到着されているの
か否かを判別する。一方通行の道路に到着されていると
判別された後、次のステップＳ８８において、一方通行
の通行禁止の標識が警告表示されるが、この通行禁止の
標識を無視してキャラクタ画像ＫＧが一方通行の道路内
に進入したことを判別すると、ステップＳ８９におい
て、進入に伴って、経過時間の加算がなされてそれがＲ
ＡＭ７に格納されるとともに逮捕の表示が表示部４に表
示される。なお、この例の場合とは異なり、逮捕に伴っ
て、ゲーム終了としても良い。

【００３５】次に、ステップＳ８９Ａにおいて、携帯電
話ＫのＣＰＵ２は、キャラクタ画像ＫＧが踏切に到着さ
れているのか否かを判別する。キャラクタ画像ＫＧが踏
切に到着されていると判別された場合には、次に図９の
ステップＳ９０に移行する。ステップＳ９０において、
次に、踏切の所で、電車通過のために警告表示されてい
るにも拘らず、この通行禁止の標識を無視してキャラク
タ画像ＫＧが踏切内に進入したことを判別すると、図９
のステップＳ９１において、その進入に伴って、経過時
間の加算がなされてそれがＲＡＭ７に格納されるととも
に死亡の表示が表示部４に表示される。なお、この例の
場合とは異なり、死亡に伴って、ゲーム終了としても良
い。

【００３６】次に、ステップＳ９２において、携帯電話
ＫのＣＰＵ２は、キャラクタ画像ＫＧが交差点に到着さ
れているのか否かを判別する。キャラクタ画像ＫＧが交
差点に到着されていると判別された場合には、次のステ
ップＳ９３において、携帯電話ＫのＣＰＵ２は、信号機
の赤色で進入されているのか否かを判別する。信号機の
赤色で進入されていると判別された場合には、ステップ
Ｓ９４において、経過時間の加算がなされてそれがＲＡ
Ｍ７に格納されるとともに死亡の表示が表示部４に表示
される。なお、この例の場合とは異なり、死亡に伴っ
て、ゲーム終了としても良い。

【００３７】次のステップＳ９５において、携帯電話Ｋ
のＣＰＵ２は、キャラクタ画像ＫＧが、課題となってい
る目標地点（Ｂ）の位置に到着されているのか否かを判
別する。キャラクタ画像ＫＧが目標地点（Ｂ）の位置に
到着されていると判別された場合には、次のステップＳ
９６において、ゴールの表示が表示部４に表示される。
これに伴って、競走ゲームが終了することっとなる。ス
テップＳ９７において、競走ゲームの終了に伴って、計
時部１２はいままでカウントされてきた計時カウント値
である経過時間をＲＡＭ７へ格納する。ＲＡＭ７へ格納
された経過時間は、ステップＳ９８において、前回ゲー
ム経過時間と比較される。次のステップＳ９９におい
て、比較結果に応じた順位が表示される。このようにし
て、この一連の処理は終了する。

【００３８】図１１は、前述した図５のゼネラルフロー
チャートにおけるステップＳ５６における「ゲームの種
類に応じたゲーム実行処理」の一つである「ショッピン
グゲーム」のゲーム実行処理を示す。まず、ステップＳ
１１０において、携帯電話ＫのＣＰＵ２は、入力部３の
キー操作で、ショッピングゲームの選択がなされている
のか否かを判別する。ショッピングゲームの選択がなさ
れていると判別された場合には、次のステップＳ１１１
において、ゲームの課題を表示部４に表示する。例え
ば、図１３（Ａ）に示すように、「ショッピングゲー
ム」というゲームのタイトルの下に、「課題」として、
「制限時間：３０分以内 買い求める商品：りんご ブ
ドウ 購入数量：りんご：５個０（１店舗３個購入制
限）、ブドウ：３個（１店舗２個購入制限）」というル
ールや注意事項が表示される。

【００３９】その後、ステップＳ１１２において、図８
のステップＳ８２の場合と同様、地図上に、キャラクタ
画像ＫＧのほかに、家（Ｓ１〜Ｓ４）および店（Ｔ１〜
Ｔ５）を表示部４に表示する。ステップＳ１１３におい
て、携帯電話ＫのＣＰＵ２は、決定キー３ｆの操作がな
されているのか否かを判別する。決定キー３ｆの操作が
なされていると判別された場合には、次のステップＳ１
１４において、計時カウントを開始する。

【００４０】次にステップＳ１１５において、方向キー
３ｂに応じたキャラクタ画像ＫＧの移動を行う。この移
動に伴って、ステップＳ１１６において、キャラクタ画
像ＫＧの現在位置座標が検出される。その結果、ステッ
プＳ１１７において、携帯電話ＫのＣＰＵ２は、キャラ
クタ画像ＫＧが店に到着されているのか否かを判別す
る。キャラクタ画像ＫＧが店に到着されていると判別さ
れた場合には、次のステップＳ１１８において、「店の
名称」をＲＡＭ７から読み出して表示部４に表示する
（図１４参照）。

【００４１】その後、ステップＳ１１９において、携帯
電話ＫのＣＰＵ２は、決定キー３ｆの操作がされている
のか否かを判別する。決定キー３ｆの操作がされている
と判別された場合には、次のステップＳ１１９Ａにおい
て、決定キー３ｆの操作により確認された到着の店が予
め定められているゲーム対象店であるのか否かを判別す
る。到着の店が予め定められているゲーム対象店である
と判別された場合には、次のステップＳ１１９Ｂにおい
て、その店内の風景をＲＡＭ７から読み出して表示部４
に表示する。例えば、地図上のＳＣＰＵ２の店舗では、
店の名称として、「○○○商店」、商品リストとして、
「オレンジ」「ブドウ」「りんご」といった果物の画
像、それの名称、一個当たりの価格等が店内の風景とし
て表示部４に表示する。

【００４２】その後、ステップＳ１１９Ｃにおいて、店
内の商品リストの表示を行う。プレーヤーはこの商品リ
ストを見た上で、課題となっている商品を購入すること
となるが、図１２のステップＳ１２０において、プレー
ヤーにより商品が購入されたのか否かを判別する。プレ
ーヤーにより商品が購入されたと判別された場合には、
次のステップＳ１２１において、購入商品の名称、数
量、価格などをＲＡＭ７へ格納するとともに、購入商品
の名称、数量、価格などをＲＡＭ７から読み出して表示
部４に表示する。プレーヤーによる商品の購入が完了す
ると、ステップＳ１２２において、店外の風景を表示部
４に表示する。次にステップＳ１２３において、携帯電
話ＫのＣＰＵ２は、キャラクタ画像ＫＧが次の店に到着
さされているのか否かを判別する。キャラクタ画像ＫＧ
が次の店に到着されていると判別された場合には、次の
ステップＳ１２４において、店の名称を表示部４に表示
する。同様に、ステップＳ１１９〜ステップＳ１２２の
処理を行う。この結果、ステップＳ１２５Ａにおいて、
携帯電話ＫのＣＰＵ２は、課題の目標が達成されている
のか否かを判別する。課題の目標が達成されていると判
別された場合には、これに伴って、競走ゲームが終了す
ることとなる。

【００４３】次のステップＳ１２５において、ショッピ
ングゲームの終了に伴って、計時部１２は、いままでカ
ウントされてきた計時カウント値である経過時間をＲＡ
Ｍ７へ格納する。ＲＡＭ７へ格納された経過時間は、ス
テップＳ１２６において、前回ゲーム経過時間と比較さ
れる。次のステップＳ１２７において、比較結果に応じ
た順位が表示される。このようにして、この一連の処理
は終了する。

【００４４】図１５は、前述した図５のゼネラルフロー
チャートにおけるステップＳ５６における「ゲームの種
類に応じたゲーム実行処理」の一つである「宅配ゲー
ム」のゲーム実行処理を示す。まず、ステップＳ１５０
において、携帯電話ＫのＣＰＵ２は、入力部３のキー操
作で、宅配ゲームの選択がなされているのか否かを判別
する。宅配ゲームの選択がなされていると判別された場
合には、次のステップＳ１５１において、ゲームの課題
をＲＡＭ７から読み出して表示部４に表示する。例え
ば、「宅配を依頼された地図上の各家の宅配先に３個の
宅配商品を早く宅配した者が勝ち」、および、「留守の
際は宅配不能」といった注意事項等を表示部４に表示す
る。

【００４５】ステップＳ１５２において、図８のステッ
プＳ８２の場合と同様、地図上のスタート地点にキャラ
クタ画像ＫＧ等を表示部４に表示する。ステップＳ１５
３において、決定キー３ｆの操作がなされているのか否
かを判別する。決定キー３ｆの操作がなされていると判
別された場合には、次のステップＳ１５４において、計
時カウントが開始される。ステップＳ１５５において、
方向キー３ｂに応じたキャラクタ画像ＫＧの移動がなさ
れると、ステップＳ１５６において、その移動に伴っ
て、キャラクタ画像ＫＧの現在位置座標が検出される。

【００４６】その結果、ステップＳ１５７において、携
帯電話ＫのＣＰＵ２は、キャラクタ画像ＫＧが家に到着
されているのか否かを判別する。キャラクタ画像ＫＧが
家に到着されていると判別された場合には、次のステッ
プＳ１５８において、玄関先の名札名を表示部４に表示
する。その名札名を見たうえで、ステップＳ１５９にお
いて、携帯電話ＫのＣＰＵ２は、決定キー３ｆの操作
（インターホン）がなされているのか否かを判別する。
決定キー３ｆの操作がなさたと判別された場合には、次
のステップＳ１５９Ａにおいて、宅配先は在宅（または
留守）となっているのか否かを判別する。宅配先は在宅
（または留守）となっていると判別された場合には、次
のステップＳ１５９Ｂにおいて、在宅者の画像をＲＡＭ
７から読み出して表示部４に表示する。

【００４７】在宅者を表示後、ステップＳ１５９Ｃにお
いて、品を渡す画面を表示部４に表示する。その後、図
１６のステップＳ１６０において、携帯電話ＫのＣＰＵ
２は、宅配完了のためのキー操作がなされているのか否
かを判別する。宅配完了のためのキー操作がなされてい
ると判別された場合には、次のステップＳ１６１におい
て、Ｎ＋１（Ｎは宅配した商品の個数または回数を示
す）をＲＡＭ７へ格納する。これにより、その後、ステ
ップＳ１６２において、宅配完了の表示が行われる。そ
の後、宅配の作業が完了したので、ステップＳ１６３に
おいて、その家の外の風景をＲＡＭ７から読み出して表
示部４に表示する。

【００４８】次に、ステップＳ１６４において、携帯電
話ＫのＣＰＵ２は、キャラクタ画像ＫＧが次の家に到着
されているのか否かを判別する。キャラクタ画像ＫＧが
次の家に到着されていると判別された場合には、次のス
テップＳ１６５において、ステップＳ１５８の場合と同
様、玄関先の名札名を表示部４に表示する。以下、ステ
ップＳ１５８〜ステップＳ１６１の処理を行い、宅配完
了のためのキー操作がなされていると判別された場合に
は、次のステップＳ１６７において、Ｎ＋１（Ｎは宅配
した商品の個数または回数を示す）をＲＡＭ７へ格納し
た後、ステップＳ１６８において、宅配完了の表示が行
われる。この宅配の作業が完了した後のステップＳ１６
９において、課題の目標達成がなされたのか否かを判別
する。課題の目標が達成されていると判別された場合に
は、これに伴って、競走ゲームが終了することっとな
る。

【００４９】次のステップＳ１６９Ａにおいて、宅配ゲ
ームの終了に伴って、いままでカウントされてきた計時
カウント値である経過時間をＲＡＭ７へ格納する。ＲＡ
Ｍ７へ格納された経過時間は、ステップＳ１６９Ｂにお
いて、前回ゲーム経過時間と比較される。次のステップ
Ｓ１６９Ｃにおいて、比較結果に応じた順位が表示され
る。このようにして、この一連の処理は終了する。

【００５０】図１７は、前述した図５のゼネラルフロー
チャートにおけるステップＳ５６における「ゲームの種
類に応じたゲーム実行処理」の一つである「交通機関ゲ
ーム」のゲーム実行処理を示す。この交通機関ゲーム
は、本物の交通機関（例えば、鉄道車両、飛行機、船舶
等）の運転に必要な操作と同様な操作を行って、予め定
められている運行パターンに従って運行をシュミレーシ
ョンするゲームである。ゲーム中は、運転席の窓からみ
える景色およびゲームに必要な情報が表示部４に表示さ
れるので、この表示を見ながら、操作キー等を操作し、
その操作の的確さを競う。

【００５１】まず、ステップＳ１７０において、携帯電
話ＫのＣＰＵ２は、交通機関ゲームの選択がなされてい
るのか否かを判別する。交通機関ゲームの選択がなされ
ていると判別された場合には、次のステップＳ１７１に
おいて、ゲームの種類を一覧表示する。この一覧表示さ
れたゲームの種類のなかから、特定の交通機関ゲーム
（例えば、「電車（列車）のゲーム」）が選択される
と、次のステップＳ１７２において、現在位置に対応し
た地図データ、ゲームプログラムおよび交通機関のキャ
ラクタ画像ＫＧ等がＲＡＭ７に記憶されているので、そ
のＲＡＭ７から現在位置（例えば、「長野県の長野駅
前」）に対応した地図データ（例えば、「長野駅周辺の
地図データ」）および交通機関のキャラクタ画像ＫＧ
（例えば、「長野電鉄」）等が読み出されて表示部４に
表示される。例えば、ＲＡＭ７から現在位置が「長野県
の長野駅前」であれば、その現在位置に対応した「長野
駅周辺の地図データ」および「長野電鉄のキャラクタ画
像」等が読み出されて表示部４に表示される。

【００５２】次のステップＳ１７３において、携帯電話
ＫのＣＰＵ２は、決定キー３ｆ（スタートキー）の操作
がなされているのか否かを判別する。決定キー３ｆの操
作がなされていると判別された場合には、次のステップ
Ｓ１７４において、計時カウントが開始されると同時
に、ＲＡＭ７から読み出されたゲームプログラムに従っ
て、交通機関の形状をしているキャラクタ画像ＫＧが移
動を開始する。その後、ステップＳ１７５において、方
向キー３ｂまたは特別に設けられたアクセルキー等の操
作に応じて、キャラクタ画像ＫＧの移動速度等の調整が
なされるが、ステップＳ１７６において、その移動に伴
って、キャラクタ画像ＫＧの現在位置座標が検出され
る。 その後、ステップＳ１７７において、交通機関の
形状をしているキャラクタ画像ＫＧが危険地点に到着さ
れているのか否かを判別する。キャラクタ画像ＫＧが危
険地点に到着されていると判別された場合には、次のス
テップＳ１７８において、警告表示が表示部４になされ
るが、ステップＳ１７９Ａにおいて、これを無視して進
入すると、ＲＯＭからこれに対応している経過時間が加
算されるので、この加算された値がＲＡＭ７に格納され
る。危険の度合いに応じて、死亡の表示が表示部４に表
示される。また、ゲームが終了されることもある。

【００５３】次にステップＳ１７９Ｂにおいて、携帯電
話ＫのＣＰＵ２は、キャラクタ画像ＫＧが通過点（駅、
飛行機場、港）に到着されているのか否かを判別する。
キャラクタ画像ＫＧが通過点（駅、飛行機場、港）に到
着されていると判別された場合には、次のステップＳ１
７９Ｃにおいて、通過点の表示が表示部４になされる。
すると、図１８のステップＳ１８０において、携帯電話
ＫのＣＰＵ２は、キャラクタ画像ＫＧの通過が定刻でな
いのか否かを判別する。キャラクタ画像ＫＧの通過が定
刻でないと判別された場合には、次のステップＳ１８０
Ａにおいて、減点となるとともに、乗客の不満の表情を
表示部４に表示する。

【００５４】次にステップＳ１８１において、携帯電話
ＫのＣＰＵ２は、キャラクタ画像ＫＧが課題の目標地点
へ接近されているのか否かを判別する。キャラクタ画像
ＫＧが課題の目標地点へ接近されていると判別された場
合には、次のステップＳ１８２において、ゴールの表示
が表示部４になされる。その後、ステップＳ１８３にお
いて、携帯電話ＫのＣＰＵ２は、キャラクタ画像ＫＧが
目標地点の定位置に到着したか、すなわち、キャラクタ
画像ＫＧが目標地点の定位置で正確に停止したのかの度
合いが計測される。この計測は、例えば、キャラクタ画
像ＫＧの現在に位置座標と目標地点の定位置の位置座標
とを比較することで行う。次のステップＳ１８４におい
て、その定位置で正確に停止したのかの度合いに応じた
点数をＲＡＭ７へ格納する。その後、ステップＳ１８５
において、前回のゲームの点数と比較し、ステップＳ１
８６において、その比較結果に応じた順位を表示し、こ
の一連のゲームを終了する。なお、この例では、停止位
置の正確さに応じた点数の大きさでゲームの順位が決ま
るようにしているが、例えば、駅構内における進入速度
超過、キャラクタ画像ＫＧの通過が定刻でないのか否か
の度合い等の他の要素も総合的に判断して、ゲームの優
劣、順位を決めるようにしても良い。このように構成し
た場合には、現在位置に対応した現実の電子地図ＴＺ上
に、その地域で走っている現実の電車または列車の外観
形状のキャラクタ画像ＫＧを表示させてそれを移動制御
させるようにしているので、現在位置に対応した現実の
風景、線路等の中をその地域で走っている現実の電車ま
たは列車を運行操作をしているかのような仮想の運行操
作体験を実現することができ、リアルなゲームを楽しむ
ことができる。

【００５５】このように、この実施の形態によれば、極
めて簡単な構成で、使用者に感動を与え、かつ、意外性
のあるキャラクタ画像表示制御を行うことが可能である
ばかりでなく、使用者の現在位置周辺の、現実に存在す
る町並み、風景等に対応する電子地図上にキャラクタ画
像を表示させる、またはキャラクタ画像を用いてゲーム
を実行させることが可能となる。また、電子地図、ゲー
ムプログラムを常時持参していなくとも、いつでもどこ
にいても、外部から配信してもらった電子地図を用いた
キャラクタ画像の表示制御またはキャラクタ画像を用い
たゲームが可能となる。また、現在居住している地域ま
たは旅行先の見知らぬ土地等を含む電子地図上で、キャ
ラクタ画像を移動制御して、その地域での仮想的な買い
物、競走、散歩等を行うことができ、または見知らぬ土
地の道路、店、神社仏閣等の地理をキャラクタ画像とと
もに、興味深く学習しながらゲームを行うことが可能と
なる。

【００５６】また、この実施の形態では、自己の現在位
置に対応する地図データ上に、その現在位置に相応しい
キャラクタ画像ＫＧを登場させこのキャラクタ画像ＫＧ
をスイッチ操作で移動させながら行うプレーヤー単独型
の地図活用ゲームを主体に説明したが、例えば、インタ
ーネット型の地図活用ゲームを構成しても良い。例え
ば、図１０（Ｂ）に示すように、自己の現在位置に対応
する現在位置情報と、インターネット４０等の通信回線
を介して接続されているゲーム相手先の現在位置に対応
する現在位置情報とを自己の位置取得部１１および相手
先の携帯電話Ｋに設けられた位置取得部１１によりそれ
ぞれ取得し、この取得された各現在位置情報に対応する
地図データに対応する地図ＴＺ、自己のキャラクタ画像
ＫＧ、相手先のキャラクタ画像ＫＧＡ、ゲームプログラ
ム等のゲームデータを配信センターＨＳから配信しても
らい、各携帯電話ＫのＲＡＭ７に記憶し、この記憶され
たゲームデータのうち、各現在位置情報に対応する地図
ＴＺおよびキャラクタ画像ＫＧ、ＫＧＡを、各携帯電話
Ｋの表示部２上に同時に表示させ、各プレーヤーから入
力部３に入力された方向キー３ｂ等の操作の操作データ
を相互にインターネット４０を介して通信し合い、それ
に従ってキャラクタ画像ＫＧ同士の対戦、キャラクタ画
像ＫＧの競走、ショッピング競争、宅配競争または交通
機関競争等を行うようにしても良い。例えば、日本と米
国とにそれぞれ所在するプレーヤーがインターネットゲ
ームを行う場合であれば、各自の携帯電話Ｋ、Ｋの表示
部４に、日本と米国との電子地図を分割画面で表示する
とともに、その電子地図上に、日本という場所の現在位
置に対応するキャラクタ画像（例えば、「さむらい画
像」）と米国という場所の現在位置に対応するキャラク
タ画像（例えば、「カーブボーイ画像」）とを表示さ
せ、各キャラクタ画像で対戦、競走、ショッピング競
争、宅配競争または交通機関競争等を行う。この場合、
自己と相手先の各現在位置が近接している場合は、同じ
地図データを配信してもらい、表示部４上にその地図を
表示するが、もしも、自己と相手先の各現在位置が遠く
離れている場合は、各現在位置に対応して、異なった地
図データを相互に配信してもらい、表示部４上に分割画
面で各地図を同時に表示するようにしても良い。このよ
うに構成した場合には、近接した場所または遠隔地にい
る複数のプレーヤが現在居住している地域または旅行先
の見知らぬ土地等を含む電子地図上に、各キャラクタ画
像を表示させた上で、各キャラクタ画像を移動制御する
ことができるので、その地域での仮想的な買い物、散
歩、対戦等を行うことができ、または見知らぬ土地の道
路、店、神社仏閣等の地理を興味深く学習しながらゲー
ムを行うことが可能となる。

【００５７】また、前述した各実施の形態では、電子ゲ
ーム装置を、ゲーム機能、インターネット機能または電
話機能を備えた携帯電話Ｋを用いて説明してきたが、図
１の３００に示すように、表示部４、装置本体Ｓ２、イ
ヤホーンＳ３、現在位置キー３Ｓ付きのバンドＳ１を備
えている腕装着型のリスト装置Ｓ、または、表示部４、
装置本体ＰＢ、イヤホーンＰＣ、現在位置キー３Ｓ、ア
ンテナ部１０等を備えている携帯パソコンＰを用いても
良い。なお、これらの場合、腕装着型のリスト装置Ｓお
よび携帯パソコンＰは、図２に示す各回路構成をすべて
備えている。また、前述した各実施の形態では、携帯電
話による使用者からの配信要求に従って、配信センター
からインターネット等の電話回線を用いてゲームに必要
なゲームデータを配信してもらう場合について説明して
きたが、このほかに、光ケーブルまたは放送電波を介し
てゲームに必要なゲームデータを配信してもらい、この
配信されたゲームデータを用いて、前述の各実施の形態
と同様な方法で、ゲームを行い、そのゲーム判定結果等
を表示部４に表示するようにしても良い。

【００５８】また、この実施の形態では、携帯電話Ｋを
用いたゲームシステムにて説明しているが、ゲーム機
能、インターネット機能または電話機能を備えた、移動
端末としてのカーナビゲーション装置にこの発明を適用
し、このカーナビゲーション装置による使用者からの配
信要求に従って、配信センターからインターネット等の
電話回線を用いて、自動車等の車両の現在位置に対応す
る地図データおよびゲームプログラム等の、ゲームに必
要なゲームデータを配信してもらい、カーナビゲーショ
ン装置に設けた表示部に地図およびキャラクタ画像を表
示するようにしても良い。この場合、方向キーをカーナ
ビゲーション装置に設けてその操作に応答して、地図上
のキャラクタ画像を移動制御するようにしても良く、ま
た、車両内のハンドルとキャラクタ画像とをリンクして
おき、車両内のハンドルの操作に応答して、地図上のキ
ャラクタ画像を移動制御するようにしても良い。また、
この実施の形態では、電子ゲーム装置としての携帯電話
Ｋ内に時計機能を内蔵しているが、腕時計機能部（時計
部と表示部）と電子ゲーム装置の各機能部とを別体構成
とし、これらを通信機能を介して連結し、電子ゲームシ
ステムを構成しても良い。

【００５９】また、この実施の形態では、携帯電話Ｋか
らの配信要求に応じて、データ配信端末としてのゲーム
配信センターＨＳから配信されたゲームデータを用いて
電子ゲームを行うようにしているが、データ配信端末と
しての据え置き型のゲーム装置と図１に示すリスト装置
Ｓとから電子ゲームシステムを構成し、据え置き型のゲ
ーム装置からリスト装置Ｓに配信されたゲームデータを
用いてリスト装置Ｓにて電子ゲームを行い、前述の各実
施の形態と同様な方法でゲーム結果を表示するようにし
ても良い。また、この実施の形態では、ゲームの結果と
して、経過時間の比較による順位を表示するようにして
いるが、これに限られず、ゲームによる点数または取得
したポイント、体力、知力等の様々なゲーム結果を表示
するようにしても良い。

【００６０】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１及び請求
項９に記載の発明に係るキャラクタ画像表示制御システ
ムによれば、移動端末の現在位置に対応する地図データ
とキャラクタ画像とをデータ配信端末からそれぞれ配信
してもらい、この地図データに対応する地図のうちの移
動端末の現在位置に対応した部分に前記キャラクタ画像
を表示させることができる。請求項２記載の発明に係る
キャラクタ画像表示制御装置によれば、移動端末の現在
位置に対応する地図データとキャラクタ画像とをデータ
配信端末からそれぞれ配信してもらい、この地図データ
に対応する地図のうちの移動端末の現在位置に対応した
部分に前記キャラクタ画像を表示させる一方で、この表
示されたキャラクタ画像を、データ配信端末から配信し
てもらったゲームプログラムと操作子の操作とに従って
制御させることができる。

【００６１】請求項３記載の発明に係るキャラクタ画像
表示制御装置によれば、取得した現在位置に対応する地
図データとキャラクタ画像とを外部から受信し、この受
信された地図データに対応する地図のうち、同じく受信
したキャラクタ画像を前記取得した現在位置に表示させ
ることができる。請求項４記載の発明に係るキャラクタ
画像表示制御装置によれば、取得した現在位置に対応す
る地図データ、ゲームに用いられるキャラクタ画像およ
びゲームプログラムを外部から受信し、この受信された
地図データに対応する地図のうち、キャラクタ画像を取
得した現在位置に表示させる一方で、この表示されたキ
ャラクタ画像をゲームプログラムと前記操作子の操作と
に従って制御させることができる。請求項５記載の発明
に係る記録媒体によれば、現在位置を取得し、この取得
した現在位置に対応する地図データとキャラクタ画像と
を外部から受信し、この受信された地図データとキャラ
クタ画像とを記憶し、この記憶されている地図データに
対応する地図のうち、前記記憶されているキャラクタ画
像を前記取得した現在位置に表示させることができる。
請求項６記載の発明に係る記録媒体によれば、現在位置
情報を取得し、この取得した現在位置情報に対応する地
図データ、ゲームに用いられるキャラクタ画像およびゲ
ームプログラムを外部から受信し、この受信された地図
データ、前記キャラクタ画像および前記ゲームプログラ
ムを記憶したあと、この記憶されている地図データに対
応する地図のうち、前記記憶されているキャラクタ画像
を前記取得した現在位置に表示させる一方で、この表示
されたキャラクタ画像を前記ゲームプログラムと前記操
作子の操作とに従って制御させることができる。請求項
７および請求項８の記載の発明に係るキャラクタ画像表
示制御装置によれば、装置内部に地図データを持たなく
とも、外部から配信されたゲームプログラムデータ、地
図データ、および、キャラクタ画像を受信して、ゲーム
操作子の操作により表示部に表示されているキャラクタ
画像を移動させながらゲームを実行することができる。
請求項１０および請求項１１の記載の発明に係る電子ゲ
ーム装置によれば、外部から取得した電子地図上にキャ
ラクタ画像を、同じく外部から取得されたゲームプログ
ラムとに従ってゲームを実行する表示させて行うことが
できる。請求項１２の記載の発明に係るキャラクタ画像
表示制御システムによれば、通信回線を介して複数の移
動端末を接続し、当該複数の移動端末それぞれの現在位
置に対応した電子地図上にキャラクタ画像を表示させて
ゲームを行うことができる。そればかりでなく、各ゲー
ム端末は、表示されたキャラクタ画像に従ってゲームを
実行し、この実行されたゲームデータを前記通信回線を
介して接続されている相手の移動端末に送信し、この送
信されたゲームデータと相手の移動端末で実行されたゲ
ームデータとに基づいてゲーム結果を表示させるができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施の形態にかかる電子ゲームシステムの全
体を示す図である。

【図２】電子ゲームシステムを構成している携帯電話と
ゲーム配信センターとの回路構成を示す全体ブロック図
である。

【図３】ゲーム配信センター内（または携帯電話内）に
おけるＲＯＭのメモリ構成を示す図である。

【図４】携帯電話内のＲＡＭのメモリ構成を示す図であ
る。

【図５】この発明の実施の形態におけるゼネラルフロー
の処理を示す。

【図６】（Ａ）および（Ｂ）はゲームおよび配信ゲーム
の種類の選択画面を示す図である。

【図７】地図等の取得処理のフローを示す図である。

【図８】競走ゲームのゲーム実行処理のフローの前半部
分を示す図である。

【図９】競走ゲームのゲーム実行処理のフローの後半部
分を示す図である。

【図１０】（Ａ）は競走ゲームの課題等の画面を示す
図、（Ｂ）は競走ゲームにおける地図画面を示す図であ
る。

【図１１】ショッピングゲームのゲーム実行処理のフロ
ーの前半部分を示す図である。

【図１２】ショッピングゲームのゲーム実行処理のフロ
ーの後半部分を示す図である。

【図１３】（Ａ）はショッピングゲームの課題等の画面
を示す図、（Ｂ）はショッピングゲームにおける地図画
面を示す図である。

【図１４】ショッピングゲームにおける商店内を示す図
である。

【図１５】宅配ゲームのゲーム実行処理のフローの前半
部分を示す図である。

【図１６】宅配ゲームのゲーム実行処理のフローの後半
部分を示す図である。

【図１７】交通機関ゲームのゲーム実行処理のフローの
前半部分を示す図である。

【図１８】交通機関ゲームのゲーム実行処理のフローの
後半部分を示す図である。

【図１９】（Ａ）は交通機関ゲームの種類選択画面を示
す図、（Ｂ）は交通機関ゲームにおける地図画面を示す
図である。

【符号の説明】

Ｋ 携帯電話（電子ゲーム装置：移動端
末） ＨＳ 配信センター（データ配信端末） ２、３１ ＣＰU ３ 入力部 ３Ｓ 現在位置キー ４ 表示部 ６、３３ ＲＯＭ ７、８、３１Ａ ＲＡＭ １０ アンテナ部 １１ 位置取得部 １２ 計時部 ４０ インターネット １００ 配信ゲームシステム

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０９Ｂ 29/00 Ｇ０９Ｂ 29/00 Ｚ 29/10 29/10 Ａ Ｆターム(参考） 2C001 AA17 CB01 CB03 CB04 CB08 CC01 2C032 HB06 HB25 HC23 HD03 5B050 AA00 BA05 BA17 CA08 EA21 FA02 FA09 FA13 5E501 AA13 AA17 AB03 AC15 AC34 BA17 DA02 EB15 FA14

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】データ配信端末と移動端末とを通信回線を
   介して接続したキャラクタ画像表示制御システムにおい
   て、 前記データ配信端末は、 現在位置情報と地図データとを対応づけて複数組記憶し
   ている第１の記憶手段と、 現在位置情報とゲームに使われるキャラクタ画像とを対
   応づけて複数組記憶している第２の記憶手段と、 前記第１および第２の各記憶手段に記憶されている前記
   地図データおよび前記キャラクタ画像を前記移動端末に
   向けて送信する送信手段とを備え、 前記移動端末は、 現在位置情報を取得する現在位置取得手段と、 この現在位置取得手段により取得した現在位置情報に対
   応する地図データとキャラクタ画像とを前記データ配信
   端末から受信する受信手段と、 この受信手段により受信された地図データとキャラクタ
   画像とを記憶する記憶手段と、 この記憶手段により記憶されている地図データに対応す
   る地図のうち、前記記憶手段により記憶されているキャ
   ラクタ画像を前記現在位置取得手段により取得した現在
   位置に表示させる表示制御手段と、 を備えていることを特徴とするキャラクタ画像表示制御
   システム。
2. 【請求項２】データ配信端末と移動端末とを通信回線を
   介して接続したキャラクタ画像表示制御システムにおい
   て、 前記データ配信端末は、 現在位置情報、地図データおよびキャラクタ画像を対応
   づけて複数組記憶している第１の記憶手段と、 ゲームプログラムを記憶している第２の記憶手段と、 前記第１の記憶手段に記憶されている前記地図データお
   よび前記キャラクタ画像と前記第２の記憶手段に記憶さ
   れている前記ゲームプログラムとを前記移動端末に向け
   て送信する送信手段とを備え、 前記移動端末は、 ゲームを行う際に操作される操作子と、 現在位置情報を取得する現在位置取得手段と、 この現在位置取得手段により取得した現在位置情報に対
   応する地図データとキャラクタ画像とを前記データ配信
   端末から受信するとともに、前記ゲームプログラムを受
   信する受信手段と、 この受信手段により受信された地図データ、前記キャラ
   クタ画像および前記ゲームプログラムを記憶する記憶手
   段と、 この記憶手段により記憶されている地図データに対応す
   る地図のうち、前記記憶手段により記憶されているキャ
   ラクタ画像を前記現在位置取得手段により取得した現在
   位置に表示させる一方で、この表示されたキャラクタ画
   像を前記ゲームプログラムと前記操作子の操作とに従っ
   て制御させる制御手段と、 を備えていることを特徴とするキャラクタ画像表示制御
   システム。
3. 【請求項３】現在位置情報を取得する現在位置取得手段
   と、 この現在位置取得手段により取得した現在位置情報に対
   応する地図データとキャラクタ画像とを外部から受信す
   る受信手段と、 この受信手段により受信された地図データとキャラクタ
   画像とを記憶する記憶手段と、 この記憶手段により記憶されている地図データに対応す
   る地図のうち、前記記憶手段により記憶されているキャ
   ラクタ画像を前記現在位置取得手段により取得した現在
   位置に表示させる表示制御手段と、 を備えていることを特徴とするキャラクタ画像表示制御
   装置。
4. 【請求項４】ゲームを行う際に操作される操作子と、 現在位置情報を取得する現在位置取得手段と、 この現在位置取得手段により取得した現在位置情報に対
   応する地図データ、ゲームに用いられるキャラクタ画像
   およびゲームプログラムを外部から受信する受信手段
   と、 この受信手段により受信された地図データ、前記キャラ
   クタ画像および前記ゲームプログラムを記憶する記憶手
   段と、 この記憶手段により記憶されている地図データに対応す
   る地図のうち、前記記憶手段により記憶されているキャ
   ラクタ画像を前記現在位置取得手段により取得した現在
   位置に表示させる一方で、この表示されたキャラクタ画
   像を前記ゲームプログラムと前記操作子の操作とに従っ
   て制御させる制御手段と、 を備えていることを特徴とするキャラクタ画像表示制御
   装置。
5. 【請求項５】キャラクタ画像表示制御装置を制御するた
   めのコンピューターが実行可能なプログラムを格納した
   記録媒体において、 現在位置情報を取得するためのプログラムコードと、 この取得した現在位置情報に対応する地図データとキャ
   ラクタ画像とを外部から受信するためのプログラムコー
   ドと、 この受信された地図データとキャラクタ画像とを記憶す
   るためのプログラムコードと、 この記憶されている地図データに対応する地図のうち、
   前記記憶されているキャラクタ画像を前記取得した現在
   位置に表示させるためのプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記録媒
   体。
6. 【請求項６】ゲームを行う際に操作される操作子を備え
   ているキャラクタ画像表示制御装置を制御するためのコ
   ンピューターが実行可能なプログラムを格納した記録媒
   体において、 現在位置情報を取得するためのプログラムコードと、 この取得した現在位置情報に対応する地図データとゲー
   ムに用いられるキャラクタ画像およびゲームプログラム
   を外部から受信するためのプログラムコードと、 この受信された地図データ、前記キャラクタ画像および
   前記ゲームプログラムを記憶するためのプログラムコー
   ドと、 この記憶されている地図データに対応する地図のうち、
   前記記憶されているキャラクタ画像を前記取得した現在
   位置に表示させる一方で、この表示されたキャラクタ画
   像を前記ゲームプログラムと前記操作子の操作とに従っ
   て制御させるためのプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記録媒
   体。
7. 【請求項７】ゲーム操作子の操作により表示部に表示さ
   れているキャラクタ画像を移動させながらゲームを実行
   するキャラクタ画像表示制御装置において、 ゲームプログラムデータ、地図データ、および、キャラ
   クタ画像の配信要求を行う配信要求手段と、 この配信要求手段による配信要求に従って外部から配信
   されたゲームプログラムデータ、地図データ、および、
   キャラクタ画像を受信する受信手段と、 この受信手段により受信された地図データに対応する地
   図に、受信されたキャラクタ画像を前記表示部に表示さ
   せる表示制御手段と、 この表示制御手段の制御により地図上に表示されている
   キャラクタ画像を前記受信手段により受信されたゲーム
   プログラムデータと前記ゲーム操作子の操作とに従って
   移動制御させるゲーム制御手段と、 を備えていることを特徴とするキャラクタ画像表示制御
   装置。
8. 【請求項８】ゲーム操作子の操作により表示部に表示さ
   れているキャラクタ画像を移動させながらゲームを実行
   するキャラクタ画像表示制御装置において、 現在位置情報を取得する位置取得手段と、 この位置取得手段により取得された現在位置情報に対応
   する現在位置の周辺を表わす地図データの配信要求を行
   う配信要求手段と、 この配信要求手段による配信要求に従って外部から配信
   された地図データを受信する受信手段と、 この受信手段により受信された地図データに基づく地図
   とこの地図上を前記ゲーム操作子の操作に従って移動制
   御されるキャラクタ画像とを前記表示部に表示させる表
   示制御手段と、 を備えていることを特徴とするキャラクタ画像表示制御
   装置。
9. 【請求項９】表示部に表示されているキャラクタ画像を
   移動させながらゲームを実行するキャラクタ画像表示制
   御装置において、 現在位置情報に対応して予め定められているキャラクタ
   画像を複数記憶している記憶手段と、 現在位置情報を取得する位置取得手段と、 この位置取得手段により取得された現在位置情報に対応
   する現在位置の周辺を表わす地図を前記表示部に表示さ
   せる第１の表示制御手段と、 この第１の表示制御手段の制御により表示されている地
   図上に、前記位置取得手段により取得された現在位置情
   報に対応して予め定められているキャラクタ画像を前記
   記憶手段から読み出して前記表示部に表示させる第２の
   表示制御手段と、 を備えていることを特徴とするキャラクタ画像表示制御
   装置。
10. 【請求項１０】外部から取得した電子地図上にキャラク
    タ画像を表示させて行う電子ゲーム装置において、 外部から電子地図情報を取得する地図取得手段と、 ゲームプログラムを外部から取得するゲーム取得手段
    と、 前記地図取得手段により取得された地図情報に対応する
    地図を表示させるとともに、この表示された地図上を移
    動制御されるキャラクタ画像を表示させる表示制御手段
    と、 この表示制御手段の制御により表示されたキャラクタ画
    像を移動制御する際に操作される操作手段と、 この操作手段により移動制御されたキャラクタ画像と前
    記ゲーム取得手段により取得されたゲームプログラムと
    に従ってゲームを実行するゲーム実行手段と、 を備えていることを特徴とする電子ゲーム装置。
11. 【請求項１１】ゲームプレーヤの現在位置に対応した電
    子地図上に当該現在位置に応じた形態のキャラクタ画像
    を表示させてゲームを行う電子ゲーム装置において、 現在位置情報を取得する現在位置取得手段と、 この現在位置取得手段により取得された現在位置情報に
    対応する位置を含む地図を表示させるとともに、前記現
    在位置に対応した形態のキャラクタ画像を表示させる表
    示制御手段と、 この表示制御手段の制御により表示されたキャラクタ画
    像を移動制御する際に操作される操作手段と、 この操作手段により移動制御されたキャラクタ画像に従
    ってゲームを実行するゲーム実行手段と、 を備えていることを特徴とする電子ゲーム装置。
12. 【請求項１２】通信回線を介して複数の移動端末を接続
    し、当該複数の移動端末それぞれの現在位置に対応した
    電子地図上にキャラクタ画像を表示させてゲームを行う
    キャラクタ画像表示制御システムにおいて、 前記各ゲーム端末は、 現在位置情報を取得する現在位置取得手段と、 この現在位置取得手段により取得された現在位置情報に
    対応する位置を含む地図を表示させるとともに、前記現
    在位置に対応した形態のキャラクタ画像を表示させる表
    示制御手段と、 この表示制御手段の制御により表示されたキャラクタ画
    像を移動制御する際に操作される操作手段と、 この操作手段により移動制御されたキャラクタ画像に従
    ってゲームを実行するゲーム実行手段と、 このゲーム実行手段により実行されたゲームデータを前
    記通信回線を介して接続されている相手の移動端末に送
    信し、この送信されたゲームデータと前記相手の移動端
    末で実行されたゲームデータとに基づいてゲーム結果を
    表示させるゲーム結果表示制御手段と、を備えているこ
    とを特徴とするキャラクタ画像表示制御システム。