以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。以下、効果に関する記載は、本発明の実施の形態の効果の一側面であり、ここに記載するものに限定されない。また、以下で説明するフローチャートを構成する各処理の順序は、処理内容に矛盾や不整合が生じない範囲で順不同である。
[第一の実施の形態]
まず、本発明の第一の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第一の実施の形態として、各々のプレイヤにより操作される複数のプレイヤ端末と通信により接続可能なコンピュータ装置において実行されるゲームプログラムを例示して説明をする。
図1は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンピュータ装置の構成を示すブロック図である。コンピュータ装置1は、受信部101、第1ゲーム情報送信部102、及び第2ゲーム情報送信部103を少なくとも備える。
受信部101は、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報を受信する機能を有する。第1ゲーム情報送信部102は、受信部101により受信した位置情報が示す位置に対応する第1ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する機能を有する。第2ゲーム情報送信部103は、所定の第1条件が満たされた場合に、受信部101により受信した位置情報が示す位置とは異なる現実世界の所定の位置に対応する第2ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する機能を有する。
次に、本発明の第一の実施の形態におけるプログラム(ゲームプログラム)実行処理について説明する。図2は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
コンピュータ装置1は、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報を受信する(ステップS1)。次に、コンピュータ装置1は、ステップS1において受信した位置情報が示す位置に対応する第1ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する(ステップS2)。また、コンピュータ装置1は、所定の第1条件が満たされた場合に、ステップS1において受信した位置情報が示す位置とは異なる、現実世界の所定の位置に対応する第2ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信し(ステップS3)、終了する。
なお、プレイヤ端末は、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報をコンピュータ装置に送信する。また、プレイヤ端末は、ステップS2において送信された第1ゲーム情報、及び/又は、ステップS3において送信された第2ゲーム情報を受信する。また、プレイヤ端末は、受信した第1ゲーム情報、及び/又は、第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させる。
第一の実施の形態の一側面として、プレイヤ端末の現実世界における位置を利用するゲームにおいて、現実世界での移動を十分に行えないプレイヤの満足度を向上させることが可能になる。
第一の実施の形態において、「プレイヤ端末」とは、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータ、携帯型ゲーム機、据置型ゲーム機、ウェアラブル型端末等、コンピュータ装置と通信可能で、ゲームの実行処理を可能なものをいう。「プレイヤ」とは、例えば、プレイヤ端末を操作し、ゲームをプレイするユーザをいう。「コンピュータ装置」とは、例えば、プレイヤ端末からの要求に応じて処理を実行する装置をいう。「ゲーム」とは、例えば、コンピュータ装置及び/又はプレイヤ端末においてプログラムを起動して実行するコンピュータゲームをいい、ゲーム内容のジャンルは問わない。
「位置情報」とは、例えば、プレイヤ端末に備えられたGPSセンサや、プレイヤ端末の無線ネットワークシステム等を用いて測位される、プレイヤ端末の現実世界における現在の位置に関する情報をいう。ここで、「位置」とは、緯度及び経度で示されるような平面的な位置に限らず、さらに、高さを含めた概念であっても良い。
「第1ゲーム情報」とは、例えば、プレイヤ端末の位置情報が示す位置又は該位置が含まれる所定の領域に関連付けられたゲーム情報である。「第2ゲーム情報」とは、例えば、プレイヤ端末の位置情報が示す位置とは異なる位置又は該異なる位置が含まれる所定の領域に関連付けられたゲーム情報である。
ここで、「ゲーム情報」とは、例えば、少なくとも1以上のゲーム媒体に関する情報や、地図の情報等が挙げられる。「領域」とは、例えば、国単位、都道府県単位、市区町村単位、又は特定の領域(例えば、東京駅)など、所定の広さを有する領域をいう。「異なる位置」とは、例えば、他のプレイヤ端末の位置や、他プレイヤが所定の操作を行った際の位置、所定の建物(例えば、東京タワー、ホワイトハウス等)の位置などが挙げられる。なお、「ゲーム媒体」とは、例えば、ゲームにおいてプレイヤが使用するデジタルコンテンツのことをいい、カード、キャラクタ、武器、防具、アイテム、アバター等が挙げられる。「ゲーム媒体に関する情報」とは、例えば、ゲーム媒体の画像やステータスに関する情報、又はゲーム媒体の画像やステータスを特定するために必要なゲーム媒体の識別情報(ID)などに関する情報をいう。また、「ゲーム媒体に関する情報」にあは、ゲーム媒体の出現確率が含まれていてもよい。
「所定の第1条件」とは、例えば、第2ゲーム情報をプレイヤ端末に送信するための条件であって、ゲームのジャンルや内容によって、適宜設定することが可能である。「所定の第1条件」としては、具体的には、第2ゲーム情報の送信要求をプレイヤ端末が行うこと、プレイヤが所定のゲーム課題(例えば、クエストやイベント)をクリアすること、プレイヤが所定のゲーム内イベントに参加すること等が挙げられる。「ゲームを進行」とは、例えば、第1ゲーム情報、及び/又は、第2ゲーム情報に基づいて、ゲーム媒体を出現させること、地図を表示すること、又はプレイヤ又はプレイヤキャラクタに関連付けられたパラメータを変更させること等が挙げられる。
[第二の実施の形態]
次に、本発明の第二の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第二の実施の形態として、各々のプレイヤにより操作される複数のプレイヤ端末と通信により接続可能なコンピュータ装置において実行されるゲームプログラムを例示して説明をする。
第二の実施の形態におけるコンピュータ装置の構成は、図1のブロック図に示されるものを、必要な範囲で採用することができる。また、第二の実施の形態におけるプログラム実行処理のフローは、図2のフローチャートに示されるものを、必要な範囲で採用することができる。
第二の実施の形態において、第1ゲーム情報送信部102が送信する第1ゲーム情報、及び第2ゲーム情報送信部103が送信する第2ゲーム情報には、プレイヤが取得可能なゲーム媒体に関する情報が含まれる。すなわち、ステップS2において送信される第1ゲーム情報には、プレイヤが取得可能なゲーム媒体に関する情報が含まれる。また、ステップS3において送信される第2ゲーム情報には、プレイヤが取得可能なゲーム媒体に関する情報が含まれる。
第二の実施の形態の一側面として、プレイヤは、プレイヤ端末の位置とは異なる位置に対応するゲーム媒体を取得可能になるので、プレイヤの満足度を向上させることが可能になる。
第二の実施の形態において、「プレイヤ端末」、「プレイヤ」、「コンピュータ装置」、「ゲーム」、「位置情報」、「位置」、「第1ゲーム情報」、「第2ゲーム情報」、「ゲーム情報」、「領域」、「異なる位置」、「ゲーム媒体」、「ゲーム媒体に関する情報」、「所定の第1条件」、及び「ゲームを進行」は、それぞれ第一の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
また、第二の実施の形態において、「取得」とは、例えば、ゲーム媒体とプレイヤとが関連付けられ、ゲームにおいてプレイヤがゲーム媒体を使用できるようになることをいう。ここで、「ゲーム媒体とプレイヤとが関連付けられ」とは、例えば、コンピュータ装置が管理するプレイヤ情報にゲーム媒体の情報が含まれるように、プレイヤ情報を更新すること等をいう。なお、「取得」には、貸与のような一定期間だけプレイヤがゲーム媒体を使用できる場合も含まれる。
[第三の実施の形態]
次に、本発明の第三の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第三の実施の形態として、各々のプレイヤにより操作される複数のプレイヤ端末と通信により接続可能なコンピュータ装置において実行されるゲームプログラムを例示して説明をする。
図3は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンピュータ装置の構成を示すブロック図である。コンピュータ装置1は、受信部111、第1ゲーム情報送信部112、第2ゲーム情報送信部113、及び変更部114を少なくとも備える。
受信部111は、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報を受信する機能を有する。第1ゲーム情報送信部112は、受信部111により受信した位置情報が示す位置に対応する第1ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する機能を有する。第2ゲーム情報送信部113は、所定の第1条件が満たされた場合に、受信部111により受信した位置情報が示す位置とは異なる現実世界の所定の位置に対応する第2ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する機能を有する。第2ゲーム情報には、前記所定の位置に関する位置情報が含まれる。変更部114は、プレイヤ端末が第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させる場合において、前記所定の位置を、プレイヤ端末の現実世界における位置の移動に応じて変更する機能を有する。
次に、本発明の第三の実施の形態におけるプログラム(ゲームプログラム)実行処理について説明する。図4は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
コンピュータ装置1は、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報を受信する(ステップS11)。次に、コンピュータ装置1は、ステップS11において受信した位置情報が示す位置に対応する第1ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する(ステップS12)。また、コンピュータ装置1は、所定の第1条件が満たされた場合に、ステップS11において受信した位置情報が示す位置とは異なる、現実世界の所定の位置に対応する第2ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する(ステップS13)。次に、コンピュータ装置1は、プレイヤ端末が第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させる場合において、前記所定の位置を、プレイヤ端末の現実世界における位置の移動に応じて変更し(ステップS14)、終了する。
なお、プレイヤ端末は、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報をコンピュータ装置に送信する。また、プレイヤ端末は、ステップS12において送信された第1ゲーム情報、及び/又は、ステップS13において送信された第2ゲーム情報を受信する。第2ゲーム情報には、前記所定の位置に関する位置情報が含まれる。また、プレイヤ端末は、受信した第1ゲーム情報、及び/又は、第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させる。また、プレイヤ端末は、第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させる場合において、前記所定の位置に関する位置情報に対応する現実世界の地図を表示し、前記所定の位置をプレイヤ端末の現実世界における位置であると仮想してゲームを進行させる。
第三の実施の形態の一側面として、プレイヤ端末の位置とは異なる所定の位置に対応する地図を表示し、該所定の位置をプレイヤ端末の現実世界における位置であると仮想してゲームを進行させることで、ゲームの趣向性を向上させることが可能になる。
第三の実施の形態において、「プレイヤ端末」、「プレイヤ」、「コンピュータ装置」、「ゲーム」、「位置情報」、「位置」、「第1ゲーム情報」、「第2ゲーム情報」、「ゲーム情報」、「領域」、「異なる位置」、「ゲーム媒体」、「ゲーム媒体に関する情報」、「所定の第1条件」、及び「ゲームを進行」は、それぞれ第一の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
また、第三の実施の形態において、「現実世界の地図」とは、例えば、第2ゲーム情報に含まれる位置情報によって示される所定の位置を含む地図であって、具体的には、該所定の位置を基準点として、該基準点から所定の距離の範囲にある領域(例えば、プレイヤ端末の位置から周囲5km範囲の領域)に対応する地図が挙げられる。なお、地図は、二次元的なものであっても、三次元的なものであっても良い。「仮想してゲームを進行」とは、例えば、プレイヤ端末の位置を、該位置とは異なる所定の位置にあるとみなしてゲームを進行させることをいう。具体的には、プレイヤ端末上にプレイヤの現在位置として表示される位置を前記所定の位置とすることや、出現するゲーム媒体を前記所定の位置に対応するものに変更することが挙げられる。
「移動に応じて変更」とは、例えば、プレイヤ端末の現実の位置の移動に応じて、プレイヤ端末の仮想された位置を変更することをいう。具体的には、プレイヤ端末が第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させる場合において、まず、最初に受信した第2ゲーム情報に含まれる所定の位置Aが、プレイヤ端末の位置として仮想される。次に、プレイヤ端末Aが北に100m移動したとき、所定の位置Aから北に100m移動した所定の位置Bが、プレイヤ端末Bの位置として仮想され、所定の位置Bに対応する第2ゲーム情報がプレイヤ端末に送信されることになる。
[第四の実施の形態]
次に、本発明の第四の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第四の実施の形態として、各々のプレイヤにより操作される複数のプレイヤ端末と通信により接続可能なコンピュータ装置において実行されるゲームプログラムを例示して説明をする。
図5は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンピュータ装置の構成を示すブロック図である。コンピュータ装置1は、受信部121、第1ゲーム情報送信部122、設定部123、及び第2ゲーム情報送信部124を少なくとも備える。
受信部121は、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報を受信する機能を有する。第1ゲーム情報送信部122は、受信部121により受信した位置情報が示す位置に対応する第1ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する機能を有する。設定部123は、所定の第2条件が満たされた場合に、他のプレイヤに関する他プレイヤ情報又はゲーム内のイベント内容に基づいて、所定の位置を設定する機能を有する。第2ゲーム情報送信部124は、所定の第1条件が満たされた場合に、設定部123が設定した所定の位置に対応する第2ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する機能を有する。
次に、本発明の第四の実施の形態におけるプログラム(ゲームプログラム)実行処理について説明する。図6は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
コンピュータ装置1は、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報を受信する(ステップS21)。次に、コンピュータ装置1は、ステップS21において受信した位置情報が示す位置に対応する第1ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する(ステップS22)。また、コンピュータ装置1は、所定の第2条件が満たされた場合に、他のプレイヤに関する他プレイヤ情報又はゲーム内のイベント内容に基づいて、所定の位置を設定する(ステップS23)。次に、コンピュータ装置1は、所定の第1条件が満たされた場合に、ステップS23において設定した所定の位置に対応する第2ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信し(ステップS24)、終了する。
なお、プレイヤ端末は、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報をコンピュータ装置に送信する。また、プレイヤ端末は、ステップS22において送信された第1ゲーム情報、及び/又は、ステップS24において送信された第2ゲーム情報を受信する。また、プレイヤ端末は、受信した第1ゲーム情報、及び/又は、第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させる。
第四の実施の形態の一側面として、他のプレイヤに関する他プレイヤ情報又はゲーム内のイベント内容に基づいて所定の位置を設定することで、ゲームの趣向性を向上させることが可能になる。
第四の実施の形態において、「プレイヤ端末」、「プレイヤ」、「コンピュータ装置」、「ゲーム」、「位置情報」、「位置」、「第1ゲーム情報」、「第2ゲーム情報」、「ゲーム情報」、「領域」、「異なる位置」、「ゲーム媒体」、「ゲーム媒体に関する情報」、「所定の第1条件」、及び「ゲームを進行」は、それぞれ第一の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
また、第四の実施の形態において、「所定の第2条件」とは、例えば、所定の位置を設定するための条件であって、ゲームのジャンルや内容によって、適宜設定することが可能である。「所定の第2条件」としては、具体的には、他のプレイヤ端末において入力された所定の情報(例えば、コメント投稿やチャット等のゲーム内の機能、又は、ゲームと連動させたFacebook(登録商標)やTwitter(登録商標)、LINE(登録商標)等のSNSなどの機能を利用して入力された情報)をコンピュータ装置が受信すること、プレイヤと他のプレイヤとがゲーム上で所定の関係(例えば、同じギルドやパーティに所属、フレンドなど)になること、ゲーム内で所定のイベントが開催されること等が挙げられる。
「他プレイヤ情報」とは、例えば、他のプレイヤがゲームにおいて登録している情報(例えば、プレイヤ名、出身地など)や、他のプレイヤ端末の位置情報等が挙げられる。「イベント」とは、例えば、ゲーム内で開催されるイベントであって、ゲームのジャンルや内容によって、適宜設定することが可能である。「イベント」としては、具体的には、所定の地域を仮想的に探索するイベント等が挙げられる。
[第五の実施の形態]
次に、本発明の第五の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第五の実施の形態として、各々のプレイヤにより操作される複数のプレイヤ端末と通信により接続可能なコンピュータ装置において実行されるゲームプログラムを例示して説明をする。
第五の実施の形態におけるコンピュータ装置の構成は、図5のブロック図に示されるものを、必要な範囲で採用することができる。また、第五の実施の形態におけるプログラム実行処理のフローは、図6のフローチャートに示されるものを、必要な範囲で採用することができる。
第五の実施の形態において、所定の第2条件は、コンピュータ装置1にインストールされたゲームプログラムに対応するプレイヤ端末用ゲームプログラム又は該プレイヤ端末用ゲームプログラムと連動する他のアプリケーションプログラムによって実行される、所定の情報入力受付機能による情報の入力を他のプレイヤ端末において受け付け、受け付けた該情報をコンピュータ装置1において受信することである。設定部123は、コンピュータ装置1が所定の情報入力受付機能によって受け付けられた情報を受信した場合に、前記他のプレイヤ端末の現実世界における位置に基づいて、所定の位置を設定する機能を有する。所定の第1条件は、所定の情報入力受付機能によって受け付けられた情報又は該情報に関連する情報にプレイヤ端末からアクセスすることである。
第五の実施の形態において、ステップS23では、コンピュータ装置1にインストールされたゲームプログラムに対応するプレイヤ端末用ゲームプログラム又は該プレイヤ端末用ゲームプログラムと連動する他のアプリケーションプログラムによって実行される、所定の情報入力受付機能による情報の入力を他のプレイヤ端末において受け付け、受け付けた該情報をコンピュータ装置1において受信した場合に、前記他のプレイヤ端末の現実世界における位置に基づいて、所定の位置を設定する。また、ステップS24では、ステップS23において所定の情報入力受付機能によって受け付けられた情報、又は該情報に関連する情報にプレイヤ端末からアクセスした場合に、ステップS23において設定された所定の位置に対応する第2ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する。
なお、プレイヤ端末は、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報をコンピュータ装置に送信する。また、プレイヤ端末は、ステップS22において送信された第1ゲーム情報、及び/又は、ステップS24において送信された第2ゲーム情報を受信する。また、プレイヤ端末は、受信した第1ゲーム情報、及び/又は、第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させる。
第五の実施の形態の一側面として、他のプレイヤ端末において所定の情報入力受付機能による情報の入力を受け付けた場合に、該他のプレイヤ端末の位置を所定の位置として設定することで、ゲーム内におけるプレイヤ間のコミュニケーションを活発にできる。
第五の実施の形態において、「プレイヤ端末」、「プレイヤ」、「コンピュータ装置」、「ゲーム」、「位置情報」、「位置」、「第1ゲーム情報」、「第2ゲーム情報」、「ゲーム情報」、「領域」、「異なる位置」、「ゲーム媒体」、「ゲーム媒体に関する情報」、「所定の第1条件」、及び「ゲームを進行」は、それぞれ第一の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。また、第五の実施の形態において、「所定の第2条件」、「他プレイヤ情報」、及び「イベント」は、それぞれ第四の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
また、第五の実施の形態において、「連動する他のアプリケーションプログラム」とは、例えば、ゲームの実行中に起動させることが可能なアプリケーションプログラムのことをいい、具体的には、Facebook(登録商標)や、Twitter(登録商標)、LINE等のSNSに類するアプリケーションプログラムが挙げられる。「アクセス」とは、例えば、情報の閲覧要求や、利用要求をすることをいい、具体的には、他者によりもたらされた情報を閲覧(選択)することや、情報に含まれるリンクに接続することが挙げられる。
[第六の実施の形態]
次に、本発明の第六の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第六の実施の形態として、各々のプレイヤにより操作される複数のプレイヤ端末と通信により接続可能なコンピュータ装置において実行されるゲームプログラムを例示して説明をする。
図7は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンピュータ装置の構成を示すブロック図である。コンピュータ装置1は、受信部131、第1ゲーム情報送信部132、設定部133、抽選部134、抽選結果送信部135、及び第2ゲーム情報送信部136を少なくとも備える。
受信部131は、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報を受信する機能を有する。第1ゲーム情報送信部132は、受信部131により受信した位置情報が示す位置に対応する第1ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する機能を有する。
設定部133は、コンピュータ装置1にインストールされたゲームプログラムに対応するプレイヤ端末用ゲームプログラム又は該プレイヤ端末用ゲームプログラムと連動する他のアプリケーションプログラムによって実行される、所定の情報入力受付機能による情報の入力を他のプレイヤ端末において受け付け、受け付けた該情報をコンピュータ装置1において受信した場合に、前記他のプレイヤ端末の現実世界における位置に基づいて、所定の位置を設定する機能を有する。
抽選部134は、プレイヤ端末における所定の情報入力受付機能によって受け付けられた情報を受信した場合に、ゲーム媒体を抽選する機能を有する。抽選結果送信部135は、抽選部134によって抽選されたゲーム媒体に関する情報を、前記他のプレイヤ端末に送信する機能を有する。第2ゲーム情報送信部136は、プレイヤ端末における所定の情報入力受付機能によって受け付けられた情報又は該情報に関連する情報にプレイヤ端末からアクセスがあった場合に、設定部133が設定した所定の位置に対応する第2ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する機能を有する。
次に、本発明の第六の実施の形態におけるプログラム(ゲームプログラム)実行処理について説明する。図8は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
コンピュータ装置1は、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報を受信する(ステップS31)。次に、コンピュータ装置1は、ステップS31において受信した位置情報が示す位置に対応する第1ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する(ステップS32)。
また、コンピュータ装置1は、コンピュータ装置1にインストールされたゲームプログラムに対応するプレイヤ端末用ゲームプログラム又は該プレイヤ端末用ゲームプログラムと連動する他のアプリケーションプログラムによって実行される、所定の情報入力受付機能による情報の入力を他のプレイヤ端末において受け付け、受け付けた該情報をコンピュータ装置1において受信した場合に、前記他のプレイヤ端末の現実世界における位置に基づいて、所定の位置を設定する(ステップS33)。
また、コンピュータ装置1は、プレイヤ端末における所定の情報入力受付機能によって受け付けられた情報を受信した場合に、ゲーム媒体を抽選する(ステップS34)。次に、コンピュータ装置1は、ステップS34において抽選されたゲーム媒体に関する情報を、前記他のプレイヤ端末に送信する(ステップS35)。また、コンピュータ装置1は、ステップS33において所定の情報入力受付機能によって受け付けられた情報、又は該情報に関連する情報にプレイヤ端末がアクセスした場合に、ステップS33において設定された所定の位置に対応する第2ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信し(ステップS36)、終了する。
なお、プレイヤ端末は、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報をコンピュータ装置に送信する。また、プレイヤ端末は、ステップS32において送信された第1ゲーム情報、及び/又は、ステップS36において送信された第2ゲーム情報を受信する。また、プレイヤ端末は、受信した第1ゲーム情報、及び/又は、第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させる。
また、前記他のプレイヤ端末は、ステップS35において送信されるゲーム媒体に関する情報を受信する。また、前記他のプレイヤ端末は、受信した該情報に対応するゲーム媒体を、前記他のプレイヤ端末を操作する他のプレイヤに取得可能にする。
第六の実施の形態の一側面として、所定の情報入力受付機能による情報の入力を受け付けた場合に、他のプレイヤが取得可能なゲーム媒体を抽選することで、他のプレイヤによる前記情報の入力を促進させて、所定の位置が設定される頻度を上げることが可能になる。
第六の実施の形態において、「プレイヤ端末」、「プレイヤ」、「コンピュータ装置」、「ゲーム」、「位置情報」、「位置」、「第1ゲーム情報」、「第2ゲーム情報」、「ゲーム情報」、「領域」、「異なる位置」、「ゲーム媒体」、「ゲーム媒体に関する情報」、「所定の第1条件」、及び「ゲームを進行」は、それぞれ第一の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。また、第六の実施の形態において、「取得」は、第二の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
また、第六の実施の形態において、「所定の第2条件」、「他プレイヤ情報」、及び「イベント」は、それぞれ第四の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。また、第六の実施の形態において、「連動する他のアプリケーションプログラム」、及び「アクセス」は、それぞれ第五の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
[第七の実施の形態]
次に、本発明の第七の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第七の実施の形態として、各々のプレイヤにより操作される複数のプレイヤ端末と通信により接続可能なコンピュータ装置において実行されるゲームプログラムを例示して説明をする。
第七の実施の形態におけるコンピュータ装置の構成は、図7のブロック図に示されるものを、必要な範囲で採用することができる。また、第七の実施の形態におけるプログラム実行処理のフローは、図8のフローチャートに示されるものを、必要な範囲で採用することができる。
第七の実施の形態において、抽選部134は、プレイヤ端末の所定の情報入力受付機能によって受け付けた情報の少なくとも一部に応じて、抽選確率を変動させてゲーム媒体を抽選する機能を有する。
第七の実施の形態において、ステップS34では、プレイヤ端末の所定の情報入力受付機能によって受け付けた情報の少なくとも一部に応じて、抽選確率を変動させてゲーム媒体を抽選する。
第七の実施の形態の一側面として、所定の情報入力受付機能によって受け付けた情報の少なくとも一部に応じて、抽選確率を変動させてゲーム媒体を抽選することで、ゲームの趣向性を向上させることが可能になる。
第七の実施の形態において、「プレイヤ端末」、「プレイヤ」、「コンピュータ装置」、「ゲーム」、「位置情報」、「位置」、「第1ゲーム情報」、「第2ゲーム情報」、「ゲーム情報」、「領域」、「異なる位置」、「ゲーム媒体」、「ゲーム媒体に関する情報」、「所定の第1条件」、及び「ゲームを進行」は、それぞれ第一の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。また、第七の実施の形態において、「取得」は、第二の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
また、第七の実施の形態において、「所定の第2条件」、「他プレイヤ情報」、及び「イベント」は、それぞれ第四の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。また、第七の実施の形態において、「連動する他のアプリケーションプログラム」、及び「アクセス」は、それぞれ第五の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
また、第七の実施の形態において、「受け付けた情報の少なくとも一部」とは、例えば、受け付けたテキスト情報に含まれる文字列や、画像情報に含まれる画像の、一部または全部のことをいう。「抽選確率を変動」とは、例えば、複数の母集団の中から抽選対象となる母集団を抽選する際の抽選確率を変更することや、母集団に含まれるゲーム媒体の抽選確率を変更すること、母集団に所定のゲーム媒体を追加すること、母集団から所定のゲーム媒体を削除(例えば、当選確率を0%にする)すること等が挙げられる。
[第八の実施の形態]
次に、本発明の第八の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第八の実施の形態として、各々のプレイヤにより操作されるプレイヤ端末と、該プレイヤ端末と通信により接続可能なコンピュータ装置とにおいて実現されるゲームシステムを例示して説明をする。
図9は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、ゲームシステムの構成を示すブロック図である。ゲームシステム2は、位置情報送信部201、位置情報受信部202、第1ゲーム情報送信部203、第2ゲーム情報送信部204、ゲーム情報受信部205、及び進行部206を少なくとも備える。
位置情報送信部201は、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報をコンピュータ装置に送信する機能を有する。位置情報受信部202は、位置情報送信部201により送信された位置情報をコンピュータ装置においてを受信する機能を有する。第1ゲーム情報送信部203は、位置情報受信部202により受信した位置情報が示す位置に対応する第1ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する機能を有する。
第2ゲーム情報送信部204は、所定の第1条件が満たされた場合に、位置情報受信部202により受信した位置情報が示す位置とは異なる現実世界の所定の位置に対応する第2ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する機能を有する。ゲーム情報受信部205は、第1ゲーム情報送信部203により送信される第1ゲーム情報、及び/又は、第2ゲーム情報送信部204により送信される第2ゲーム情報をプレイヤ端末において受信する機能を有する。進行部206は、ゲーム情報受信部205により受信した第1ゲーム情報、及び/又は、第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させる機能を有する。
次に、本発明の第八の実施の形態におけるプログラム(ゲームプログラム)実行処理について説明する。図10は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、ゲーム実行処理のフローチャートである。
ゲームシステム2は、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報をコンピュータ装置に送信する(ステップS41)。次に、ゲームシステム2は、ステップS41において送信された位置情報をコンピュータ装置においてを受信する(ステップS42)。次に、ゲームシステム2は、ステップS42おいて受信した位置情報が示す位置に対応する第1ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する(ステップS43)。
また、ゲームシステム2は、所定の第1条件が満たされた場合に、ステップS42において受信した位置情報が示す位置とは異なる現実世界の所定の位置に対応する第2ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する(ステップS44)。次に、ゲームシステム2は、ステップS43において送信される第1ゲーム情報、及び/又は、ステップS44において送信される第2ゲーム情報をプレイヤ端末において受信する(ステップS45)。次に、ゲームシステム2は、ステップS45において受信した第1ゲーム情報、及び/又は、第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させ(ステップS46)、終了する。
第八の実施の形態の一側面として、プレイヤ端末の現実世界における位置を利用するゲームにおいて、現実世界での移動を十分に行えないプレイヤの満足度を向上させることが可能になる。
第八の実施の形態において、「プレイヤ端末」、「プレイヤ」、「コンピュータ装置」、「ゲーム」、「位置情報」、「位置」、「第1ゲーム情報」、「第2ゲーム情報」、「ゲーム情報」、「領域」、「異なる位置」、「ゲーム媒体」、「ゲーム媒体に関する情報」、「所定の第1条件」、及び「ゲームを進行」は、それぞれ第一の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
[第九の実施の形態]
次に、本発明の第九の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第九の実施の形態として、各々のプレイヤにより操作されるプレイヤ端末と、該プレイヤ端末と通信により接続可能なコンピュータ装置とにより実現されるゲームシステムにおける、プレイヤ端末において実行されるゲームプログラムを例示して説明をする。
図11は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プレイヤ端末の構成を示すブロック図である。プレイヤ端末3は、位置情報送信部301、ゲーム情報受信部302、及び進行部303を少なくとも備える。
位置情報送信部301は、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報をコンピュータ装置に送信する機能を有する。ゲーム情報受信部302は、コンピュータ装置から送信される第1ゲーム情報、及び/又は、第2ゲーム情報を受信する機能を有する。進行部303は、ゲーム情報受信部302により受信した第1ゲーム情報、及び/又は、第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させる機能を有する。
次に、本発明の第九の実施の形態におけるプログラム(ゲームプログラム)実行処理について説明する。図12は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
プレイヤ端末3は、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報をコンピュータ装置に送信する(ステップS51)。次に、プレイヤ端末3は、コンピュータ装置から送信される第1ゲーム情報、及び/又は、第2ゲーム情報を受信する(ステップS52)。次に、プレイヤ端末3は、ステップS52において受信した第1ゲーム情報、及び/又は、第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させ(ステップS53)、終了する。
なお、ゲームシステムは、プレイヤ端末3の現実世界における位置に関する位置情報をプレイヤ端末から受信する。また、ゲームシステムは、受信した位置情報が示す位置に対応する第1ゲーム情報を、プレイヤ端末3に送信する。また、ゲームシステムは、所定の第1条件が満たされた場合に、プレイヤ端末3から受信した位置情報が示す位置とは異なる現実世界の所定の位置に対応する第2ゲーム情報を、プレイヤ端末3に送信する。
第九の実施の形態の一側面として、プレイヤ端末の現実世界における位置を利用するゲームにおいて、現実世界での移動を十分に行えないプレイヤの満足度を向上させることが可能になる。
第九の実施の形態において、「プレイヤ端末」、「プレイヤ」、「コンピュータ装置」、「ゲーム」、「位置情報」、「位置」、「第1ゲーム情報」、「第2ゲーム情報」、「ゲーム情報」、「領域」、「異なる位置」、「ゲーム媒体」、「ゲーム媒体に関する情報」、「所定の第1条件」、及び「ゲームを進行」は、それぞれ第一の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
[第十の実施の形態]
次に、本発明の第十の実施の形態の概要について説明をする。以下では、第十の実施の形態として、各々のプレイヤにより操作されるプレイヤ端末と、該プレイヤ端末と通信により接続可能なコンピュータ装置とにおいて実現されるゲームシステムを例示して説明をする。
図13は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、ゲームシステムの構成を示すブロック図である。図示するように、ゲームシステム2は、コンピュータ装置1と、通信ネットワーク4と、各々のプレイヤにより操作される複数のプレイヤ端末3(3a、3b・・・3z)とから構成されている。コンピュータ装置1は、通信ネットワーク4を介してプレイヤ端末3と接続されている。なお、コンピュータ装置1はプレイヤ端末3と常時接続されていなくてもよく、必要に応じて、接続が可能であればよい。
図14は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンピュータ装置の構成を示すブロック図である。コンピュータ装置1は、制御部11、RAM(Random Access Memory)12、ストレージ部13、及び通信インタフェース14を少なくとも備え、それぞれ内部バスにより接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)から構成され、ストレージ部13に格納されたプログラムを実行し、コンピュータ装置1の制御を行う。また、制御部11は時間を計時する内部タイマを備えている。RAM12は、制御部11のワークエリアである。ストレージ部13は、プログラム(ゲームプログラム含む)やデータ(ゲームデータを含む)を保存するための記憶領域である。制御部11は、プログラム及びデータをRAM12から読み出し、プレイヤ端末3から受信した情報等をもとに、プログラム実行処理を行う。
通信インタフェース14は、無線又は有線により通信ネットワーク4に接続が可能であり、通信ネットワーク4を介してデータを送受信することが可能である。通信インタフェース14を介して受信したデータは、例えば、RAM12にロードされ、制御部11により演算処理が行われる。
図15は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プレイヤ端末の構成を示すブロック図である。プレイヤ端末3は、制御部31、RAM32、ストレージ部33、サウンド処理部34、センサ部36、グラフィックス処理部38、表示部39、通信インタフェース42、及びインタフェース部43を少なくとも備え、それぞれ内部バスにより接続されている。
制御部31は、CPUやROMから構成される。制御部31は、ストレージ部33に格納されたプログラムを実行し、プレイヤ端末3の制御を行う。RAM32は、制御部31のワークエリアである。ストレージ部33は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。
制御部31は、プログラム及びデータをRAM32から読み出して処理を行う。制御部31は、RAM32にロードされたプログラム及びデータを処理することで、サウンド出力の指示をサウンド処理部34に出力し、描画命令をグラフィックス処理部38に出力する。
サウンド処理部34は、スピーカであるサウンド出力装置35に接続されている。制御部31がサウンド出力の指示をサウンド処理部34に出力すると、サウンド処理部34はサウンド出力装置35にサウンド信号を出力する。
センサ部36は、GPSセンサを備えている。また、その他の各種センサを備えていてもよく、各種センサとしては、例えば、指紋認証センサ、近接センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁力センサ、輝度センサ、又は気圧センサ等が挙げられる。
グラフィックス処理部38は、表示部39に接続されている。表示部39は、表示画面40を有している。制御部31が描画命令をグラフィックス処理部38に出力すると、グラフィックス処理部38は、フレームメモリ(フレームバッファ)37に画像を展開し、表示画面40上に画像を表示するためのビデオ信号を出力する。ここで、表示部39は、タッチ入力部41を備えるタッチパネルの画面であっても良い。
グラフィックス処理部38は、フレーム単位で1枚の画像の描画を実行する。画像の1フレーム時間は、例えば30分の1秒である。グラフィックス処理部38は、制御部31だけで行ってきた描画に関する演算処理の一部を受け持ち、システム全体の負荷を分散させる役割を有する。
通信インタフェース42は、無線又は有線により通信ネットワーク4に接続が可能であり、通信ネットワーク4を介してデータを送受信することが可能である。通信インタフェース42を介して受信したデータは、外部メモリから読み込まれたデータと同様に、RAM32にロードされ、制御部31により演算処理が行われる。
インタフェース部43には、入力部44(例えば、マウスやキーボード等)が接続され得る。プレイヤによる入力部44からの入力情報はRAM32に格納され、制御部31は入力情報をもとに各種の演算処理を実行する。あるいは、インタフェース部43に記憶媒体読取装置を接続し、外部メモリ等からプログラム及びデータ等を読み込むことも可能である。また、タッチパネルを備えた表示部39を入力部44とすることもできる。
図16は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、ゲームシステムの構成を示すブロック図である。ゲームシステム2は、記憶部211、位置情報取得部212、送信部213、受信部214、第1ゲーム情報取得部215、情報入力受付部216、関連付け部217、設定部218、抽選部219、作成部220、第2ゲーム情報取得部221、進行部222、変更部223、付与部224、及び制限部225を少なくとも備える。
記憶部211は、複数のゲーム媒体から構成されるゲーム媒体群に関する情報を、現実世界における位置または領域と関連付けて記憶する機能を有する。なお、各領域は、互いに重複する場所があっても良い。また、記憶部211には、上記の位置または領域の少なくとも一部に対応する地図をプレイヤ端末に表示させるための情報が記憶されていることが好ましい。なお、地図に関する情報は、プレイヤ端末に記憶されていても良い。
また、ゲーム媒体群に関する情報には、各ゲーム媒体の出現確率が含まれていることが好ましい。出現確率は、例えば、ゲーム媒体に設定された属性(レア度など)に応じて設定されていることが好ましい。例えば、ゲーム媒体のレア度が高いほど、出現確率を低く設定することが好ましい。
位置情報取得部212は、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報を取得する機能を有する。位置情報の取得は、例えば、プレイヤ端末に備えられたGPSセンサや、プレイヤ端末の無線ネットワークシステム等を用いて測位されることが好ましい。位置情報は、例えば、特定の点座標として取得される。
送信部213は、プレイヤ端末3に備えられる送信部213aと、コンピュータ装置1に備えられる送信部213bを含む。送信部213aは、プレイヤ端末3からコンピュータ装置1に、ゲームに関する情報を送信する機能を有する。例えば、位置情報取得部212によって取得されたプレイヤ端末の位置情報や、ゲームのプレイ状況に関する情報、情報入力受付部216によって受け付けられた情報などが、送信部213aによって、コンピュータ装置1へ送信される。
送信部213bは、コンピュータ装置1からプレイヤ端末3に、ゲームに関する情報を送信する機能を有する。例えば、プレイヤ端末3の位置情報が示す位置または領域に対応するゲーム媒体群や地図に関する情報(第1ゲーム情報)、設定部218が設定した所定の位置または該所定の位置を含む領域に対応するゲーム媒体群や地図に関する情報(第2ゲーム情報)、抽選部219によって抽選されたゲーム媒体に関する情報などが、送信部213bによって、プレイヤ端末3に送信される。
受信部214は、プレイヤ端末3に備えられる受信部214aと、コンピュータ装置1に備えられる受信部214bを含む。受信部214aは、送信部213bによってコンピュータ装置1からプレイヤ端末3へと送信されたゲームに関する情報を、受信する機能を有する。受信部214bは、送信部213aによってプレイヤ端末3からコンピュータ装置1へと送信されたゲームに関する情報を、受信する機能を有する。
第1ゲーム情報取得部215は、受信部214bが受信したプレイヤ端末の位置情報が示す位置または該位置を含む領域に対応するゲーム媒体群に関する情報を、記憶部211から取得する機能を有する。第1ゲーム情報取得部215は、ゲーム媒体群に関する情報とあわせて、プレイヤ端末の位置情報が示す位置または該位置を含む領域の少なくとも一部に対応する地図に関する情報を、記憶部211から取得することが好ましい。
情報入力受付部216は、プレイヤから所定の情報の入力を受け付ける機能を有する。情報入力受付部216は、例えば、所定の確率に基づいて入力受付が可能になるように制御されていることが好ましい。所定の情報としては、例えば、プレイヤのゲームに対するコメント等の文字情報や、プレイヤが撮像または選択した画像の情報等が挙げられるが、これらの例に限定されるわけではなく、ゲームのジャンルや内容によって、適宜設定することが可能である。
なお、プレイヤから所定の情報の入力は、コンピュータ装置1にインストールされたゲームプログラムに対応するプレイヤ端末用ゲームプログラムによって受け付けても良いし、該プレイヤ端末用ゲームプログラムと連動する他のアプリケーションプログラムによって受け付けても良い。
関連付け部217は、プレイヤに関するプレイヤ情報と、他のプレイヤに関する他プレイヤ情報とを関連付ける機能を有する。関連付け部217は、例えば、プレイヤと他のプレイヤとが、いわゆるフレンド関係になった場合や、同一のギルド(チーム)又はパーティに所属することになった場合などに、プレイヤ情報に他のプレイヤ情報が関連付けられるように、プレイヤ情報を更新する。
設定部218は、所定の第2条件が満たされた場合に、他のプレイヤに関する他プレイヤ情報又はゲーム内のイベント内容に基づいて、所定の位置を設定する機能を有する。設定部218は、例えば、情報入力受付部216によって受け付けた情報をコンピュータ装置1が受信した場合に、他のプレイヤ端末が送信した情報に含まれる位置情報に基づいて、所定の位置を設定することが好ましい。
また、設定部218は、例えば、ゲーム内で開催されるイベントの内容に基づいて、所定の位置を設定しても良い。例えば、現実世界の所定の領域を仮想空間に対応付けて、現実世界の所定の領域を仮想的に探索するようなイベントを開催する場合、設定部218は、該所定の領域に存在するランドマークの位置を所定の位置として設定することが好ましい。具体的には、東京都港区を仮想的に探索するようなイベントを開催する場合は、東京タワー等の位置を所定の位置として設定し、また、アメリカのワシントンD.C.を仮想的に探索するようなイベントを開催する場合は、ホワイトハウス等の位置を所定の位置として設定すれば良い。
抽選部219は、情報入力受付部216が受け付けた情報をコンピュータ装置1が受信した場合に、ゲーム媒体を抽選する機能を有する。抽選部219は、例えば、抽選対象となる複数のゲーム媒体からなる母集団の中から、所定の抽選確率に基づいて、1以上のゲーム媒体を抽選する。抽選部219は、例えば、ゲーム媒体の抽選に先んじて、所定の抽選確率に基づいて、複数の母集団の中から1の母集団を抽選するよう構成しても良い。
また、抽選部219は、情報入力受付部216が受け付けた情報であって、コンピュータ装置1が受信した情報の少なくとも一部に基づいて、抽選確率を変動するものであることが好ましい。抽選確率の変動に関する具体的な態様については、後で詳述する。
作成部220は、情報入力受付部216が受け付けた情報であって、コンピュータ装置1が受信した情報に基づいて、所定の情報を作成する機能を有する。作成部220は、例えば、情報入力受付部216が受け付けたコメント等の文字情報や画像情報の解析結果に基づいて、所定の返信用情報を作成する。作成部220は、該文字情報や該画像情報に含まれる文字列の少なくとも一部が含まれるように、又は該文字情報や該画像情報に含まれる文字列の少なくとも一部に対応する文字列が含まれるように、返信用コメントを作成することが好ましい。
文字情報の解析は、例えば、形態素解析などによって行われることが好ましい。また、画像情報に含まれる文字列とは、例えば、画像を画像解析した際に画像に含まれていると認識される文字列である。また、画像情報に含まれる文字列には、例えば、二次元コードなどの画像を所定の規則により変換した場合に得られるものも含む。
作成部220によって作成された所定の返信用情報は、ゲーム内において、又は他のアプリケーションプログラムを介して、プレイヤ及び他のプレイヤがアクセス可能なように構成することが好ましい。また、作成部220が作成する所定の返信用情報には、抽選部219により抽選されたゲーム媒体に関する情報や、設定部218が設定した所定の位置に関する情報を取得可能にするリンク情報が付されていることが好ましい。プレイヤや他のプレイヤは、例えば、該リンク情報にアクセスすることで、抽選部219により抽選されたゲーム媒体を取得可能になったり、第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させることが可能になる。
第2ゲーム情報取得部221は、所定の第1条件が満たされた場合に、設定部218が設定した所定の位置または該所定の位置が含まれる領域に対応するゲーム媒体群に関する情報を、記憶部211から取得する機能を有する。第2ゲーム情報取得部221は、ゲーム媒体群に関する情報とあわせて、設定部218が設定した所定の位置または該所定の位置が含まれる領域の少なくとも一部に対応する地図に関する情報を、記憶部211から取得することが好ましい。
進行部222は、受信部214aが受信した第1ゲーム情報、及び/又は、第2ゲーム情報に基づいて、プレイヤ端末においてゲームを進行させる機能を有する。第1ゲーム情報に基づいてゲームを進行させる場合、例えば、プレイヤ端末にはプレイヤ端末の現在の位置に対応する地図を表示し、ゲームの進行中に出現するゲーム媒体をプレイヤ端末の現在の位置に対応するものとすることが好ましい。また、第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させる場合、例えば、プレイヤ端末には、設定部218によって設定された所定の位置に対応する地図を表示し、ゲームの進行中に出現するゲーム媒体を該所定の位置に対応するものとすることが好ましい。
また、第1ゲーム情報及び第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させる場合、例えば、プレイヤ端末には、プレイヤ端末の現在の位置に対応する地図、設定部218によって設定された所定の位置に対応する地図、又は所定の仮想世界の地図のうちのいずれかを表示し、ゲームの進行中には、プレイヤ端末の現在の位置に対応するゲーム媒体と、前記所定の位置に対応するゲーム媒体の両方を出現させることが好ましい。いずれのゲーム情報に基づいてゲームを進行させるかは、プレイヤによって選択可能であることが好ましい。
変更部223は、プレイヤ端末が第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させる場合において、設定部218によって設定された所定の位置を、プレイヤ端末の現実世界における位置の移動に応じて変更する機能を有する。所定の位置の変更は、例えば、第2ゲーム情報に基づくゲーム進行を開始した際におけるプレイヤ端末の現実の位置の位置情報を、設定部218が設定した所定の位置の位置情報に変換するための補正値(例えば、現実の位置と所定の位置間における緯度及び経度の差)を記憶部211に記憶しておき、第2ゲーム情報に基づくゲーム進行を開始した後に取得したプレイヤ端末の現実の位置の位置情報を、該補正値を用いて変換すること等で行うことができる。
変更部223によって所定の位置が変更された場合、第2ゲーム情報取得部221は、変更後の所定の位置又は変更後の所定の位置を含む領域に対応するゲーム媒体等に関するゲーム情報(以下、「第3ゲーム情報」ともいう)を取得する。また、変更部223によって所定の位置が変更された場合、進行部222は、第3ゲーム情報に基づいて、変更部223によって変更された所定の位置に対応する地図を表示し、変更された所定の位置に対応するゲーム媒体が出現するよう、ゲームを進行させる。
付与部224は、抽選部219により抽選されたゲーム媒体や、進行部222が出現させたゲーム媒体を、プレイヤに付与する機能を有する。付与部224は、例えば、これらのゲーム媒体を獲得するためのミニゲームや仮想戦闘をプレイヤがクリアした場合に、これらのゲーム媒体をプレイヤに付与することが好ましい。
制限部225は、プレイヤ端末が第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させることが可能な時間に制限を設ける機能を有する。制限部225は、例えば、設定部218によって所定の位置が設定された時間や、プレイヤが該所定の位置に対応する第2ゲーム情報を利用可能になった時間から、所定の時間が経過した場合に、第2ゲーム情報に基づくゲーム進行を不可にする。所定の時間は、例えば、10分、30分、または1時間など、ゲームのジャンルや内容によって、適宜設定することが可能である。
次に、本発明の第十の実施の形態におけるゲーム実行処理について説明する。以下では、ゲームの一例として、プレイヤ端末の位置情報と、プレイヤが所有する(プレイヤが使用可能な)ゲーム媒体とを用いてゲームを進行させる、ロール・プレイング・ゲームを挙げて説明をする。なお、ゲームのジャンルとしては、ロール・プレイング・ゲームに限定されるわけではなく、例えば、シミュレーションゲームやアクションゲーム等、ジャンルを問わず適用することができる。
ゲーム媒体には、ゲームに用いるステータス(例えば、攻撃力、守備力、最大ヒットポイント等)や、所定の効果を有するスキル等が設定されている。プレイヤは、所有するゲーム媒体の中から任意のゲーム媒体を選択し、例えば、ゲーム媒体の付与を受けるためのミニゲームを行ったり、敵キャラクタや他のプレイヤと仮想戦闘を行ったりする。ミニゲームの結果や、仮想戦闘における勝敗などは、ゲーム媒体に設定されたステータスやスキル等に基づいて決定される。また、ゲーム媒体には、レア度が設定されている。レア度が高いゲーム媒体ほど、ゲームにおける希少度が高く、抽選確率(出現確率)が低く設定されていることが好ましい。また、レア度が高いゲーム媒体は、レア度が低いゲーム媒体よりも、ゲームに用いるステータスが高く設定されていることが好ましい。
コンピュータ装置のストレージ部13には、複数のゲーム媒体から構成されるゲーム媒体群に関する情報が、現実世界における領域と関連付けて記憶されている。ゲーム媒体群に関する情報には、各ゲーム媒体の出現確率に関する情報が含まれる。また、コンピュータ装置には、現実世界における領域の少なくとも一部に対応する地図に関する情報が記憶されている。プレイヤが所有するゲーム媒体の情報は、例えば、プレイヤ情報としてコンピュータ装置又はプレイヤ端末によって管理され、プレイヤに対してゲーム媒体の付与を行う際は、付与するゲーム媒体の情報がプレイヤ情報に含まれるように、プレイヤ情報を更新する。
図17は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、ゲーム実行処理のフローチャートである。図17は、特に、第1ゲーム情報に基づくゲーム実行処理を説明するフローチャートである。
まず、プレイヤ端末Aは、プレイヤ端末Aの現実世界における位置に関する位置情報を取得する(ステップS61)。位置情報の取得は、例えば、プレイヤ端末Aに備えられたGPSセンサや、プレイヤ端末の無線ネットワークシステム等を用いて測位される。次に、プレイヤ端末Aは、ステップS61において取得した位置情報を、コンピュータ装置1へと送信する(ステップS62)。
次に、コンピュータ装置1は、プレイヤ端末Aの位置情報をプレイヤ端末Aから受信する(ステップS63)。次に、コンピュータ装置1は、受信した位置情報により示される位置が属する領域に対応するゲーム媒体群に関する情報、および該領域の少なくとも一部に対応する地図に関する情報を、コンピュータ装置1のストレージ部13から取得し、取得したこれらの情報を、第1ゲーム情報として、プレイヤ端末Aに送信する(ステップS64)。
次に、プレイヤ端末Aは、ステップS64において送信された第1ゲーム情報を受信する(ステップS65)。次に、プレイヤ端末Aは、ステップS65において受信した第1ゲーム情報に基づいてゲームを進行させ(ステップS66)、終了する。ステップS66では、例えば、プレイヤ端末Aの現実世界における位置を含む地図を表示し、第1ゲーム情報に含まれるゲーム媒体群に関する情報に基づいて、いずれか1以上のゲーム媒体を出現させることが好ましい。
図18は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、ゲーム実行処理のフローチャートである。図18は、特に、所定の位置の設定等に関するゲーム実行処理を説明するフローチャートである。
まず、プレイヤ端末Bにて、第1ゲーム情報に基づくゲームの進行中における所定のタイミングで、所定の抽選確率に基づいて、ゲートを出現させるか否かの抽選が行われる(ステップS71)。詳細は後述するが、ゲートの出現は、他のプレイヤが第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行する、すなわち他のプレイヤが該他のプレイヤ端末の位置とは異なる位置に対応するゲーム情報を用いてゲームを進行するための契機となるものである。
ゲート抽選のタイミングは、ゲームのジャンルや内容に応じて適宜設定することができるが、例えば、第1ゲーム情報に基づくゲームを開始した際や、開始してから所定の時間が経過する毎とすることが好ましい。上記のように、ゲートを出現させるか否かを抽選によって決定する、及び/又は、その抽選を所定のタイミングで行うことにより、第2ゲーム情報に基づくゲーム進行を適切に制限することができる。その結果として、自己のプレイヤ端末の位置情報を利用するというゲームのコンセプトと、現実世界での移動を十分に行えないプレイヤの満足度を向上させるという課題の達成とを、バランス良く実現することが可能になる。
ステップS71においてゲートの抽選に当選した場合、プレイヤ端末Bは、表示画面にゲートの画像を表示する(ステップS72)。ゲート画像の表示位置としては、特に限定されず、例えば、プレイヤ端末Bの移動に関係なく、常に表示画面における所定の位置(例えば、画面中央)に表示されても良い。
また、ゲート画像の表示位置としては、例えば、表示画面に表示された地図上の所定の位置に対応付けても良い。このように構成する場合は、例えば、ゲート画像が表示された所定の位置の位置情報を、地図情報から取得可能にし、後述のステップS75で送信される位置情報、及びステップS77で設定される所定の位置を、ゲート画像が表示された所定の位置に基づくものとすることが好ましい。
次に、プレイヤ端末Bにおいてゲート画像を選択する操作がされたとき、プレイヤ端末Bは、プレイヤ端末Bを操作するプレイヤBから、所定の情報の入力を受け付ける(ステップS73)。ステップS73において、プレイヤBは、例えば、コメント等を入力したり、プレイヤ端末Bによって撮像された画像、又はプレイヤ端末Bに記憶されている画像等を選択入力したりすることができる。
また、ステップS73は、ゲームプログラムに備えられた機能によって実行しても良いし、ゲームプログラムと連動する他のアプリケーションプログラムによって実行しても良い。ステップS73をゲームプログラムに備えられた機能によって実行する場合、例えば、入力された所定の情報が、入力者であるプレイヤBとフレンド等の所定の関係にある他のプレイヤに通知する等により、他のプレイヤが閲覧可能とすることが好ましい。
ステップS73を他のアプリケーションプログラムによって実行する場合、例えば、プレイヤ端末Bにおいてゲート画像を選択する操作がされたことに応じて、該他のアプリケーションプログラムが起動するよう構成することが好ましい。また、入力された所定の情報は、他のアプリケーションプログラムを介して、入力者であるプレイヤBとは異なる他のプレイヤだけでなく、ゲームをプレイしていない者にも、閲覧可能とすることが好ましい。
他のアプリケーションプログラムを利用する場合、ステップS73において入力を受け付けた情報を、他のアプリケーションプログラムを介して閲覧可能になる。すなわち、本実施の形態に係るゲームを利用していない人々も該情報を閲覧できるので、例えば、そのような人々に本実施の形態に係るゲームへの興味を抱かせることが可能になる。
次に、プレイヤ端末Bは、プレイヤ端末Bの現実世界における位置を示す位置情報を取得する(ステップS74)。次に、プレイヤ端末Bは、ステップS73において受け付けた情報、及びステップS74において取得した位置情報を、コンピュータ装置1に送信する(ステップS75)。ステップS75では、例えば、ステップS73において受け付けた所定の情報と、ステップS74で取得されたプレイヤ端末Bの位置情報とが関連付けられて、ともにコンピュータ装置1に送信される。ステップS74で取得されたプレイヤ端末Bの位置情報は、例えば、ステップS75で所定の情報を送信する際のプレイヤ端末Bの位置情報であることが好ましい。
なお、ステップS73において他のアプリケーションプログラムを利用する場合、ステップS73において受け付けた所定の情報の送信及び受信、並びに、後述のステップS80において作成された返信用コメントの送信及び受信は、他のアプリケーションプログラムの管理サーバとにおいても行われる。
以下、図19及び図20を用いて、ステップS71〜ステップS75のゲーム実行処理について、更に説明をする。図19及び図20は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プレイヤ端末に表示される表示画面の一例である。
図19は、ゲート抽選に当選した場合における、プレイヤ端末3の表示画面40の一例である。プレイヤ端末3の表示画面40には、ゲーム実行画面401が表示される。ゲーム実行画面401には、ゲーム媒体画像402及び403、ゲート画像404、並びに制限時間表示欄405が、プレイヤ端末3の現実世界における位置に対応する地図上に表示されている。プレイヤの利便性を向上させるという観点から、表示画面401に表示された地図は、例えば、タッチパネル上におけるピンチ操作や、ボタン操作によって、縮尺が変更可能であることが好ましい。
ゲーム媒体画像402及び403は、第1ゲーム情報、すなわちプレイヤ端末3の現実世界における位置が属する領域に対応するゲーム情報に基づいて出現したゲーム媒体の画像である。ゲーム媒体画像402及び403は、例えば、第1ゲーム情報に含まれるゲーム媒体の出現確率に基づき、プレイヤ端末3においてゲーム媒体を抽選した結果、選ばれたゲーム媒体の画像であることが好ましい。プレイヤがゲーム媒体画像402または403を選択する操作をした場合、例えば、選択されたゲーム媒体を取得するためのミニゲーム等に遷移する。プレイヤは、ミニゲーム等の結果に応じて、選択したゲーム媒体を取得することができる。
ゲート画像404は、ステップS71におけるゲート抽選に当選した場合に表示される。ゲート画像404の表示位置は、特に制限されないが、例えば、ゲートが表示されたことをプレイヤが気付きやすくするという観点からは、表示画面401の中央付近とすることが好ましい。プレイヤがゲート画像404を選択する操作をした場合、ステップS73における所定の情報の入力を受け付け可能になる。制限時間表示欄405は、ゲート画像404が消滅するまでの時間を示している。制限時間表示欄405によって示される制限時間を経過した場合、ステップS71で抽選されたゲートは消滅し、該ゲートに基づく所定の情報の入力はできなくなる。
図20は、所定の情報の入力を受け付けるためのプレイヤ端末3の表示画面40の一例である。プレイヤ端末3の表示画面40には、情報入力実行画面411が表示される。情報入力実行画面411には、案内欄412、コメント入力欄413、カメラ起動ボタン414、画像選択ボタン415、及び送信ボタン416が表示されている。
案内欄412は、プレイヤが行うべき操作を案内するために設けられている。案内欄412の表示内容は、ゲームのジャンルや内容によって適宜設定すれば良い。コメント入力欄413は、プレイヤがコメントを入力するための欄である。例えば、プレイヤがコメント入力欄413を選択する操作をした場合、文字入力のためユーザインタフェースが情報入力実行画面411に表示され、コメントの入力が可能になる。
カメラ起動ボタン414は、プレイヤ端末3に備えられたカメラ機能を起動するためのボタンである。画像選択ボタン415は、プレイヤ端末3に記憶された画像から、画像を選択するためのボタンである。起動されたカメラによって撮影された画像や、プレイヤ端末に記憶された画像の中から選択された画像は、ステップS73における所定の情報として、例えば、コメント入力欄413に入力されたコメントとともに、又は画像単独で、コンピュータ装置1に送信できる。
送信ボタン416は、コメント入力欄413に入力されたコメント、及び/又は、撮影もしくは選択された画像を、コンピュータ装置1に送信するためのボタンである。送信ボタン416が選択された場合、プレイヤにより入力されたコメント及び/又は画像に関する情報と、プレイヤ端末3の現実世界の位置に関する位置情報が、コンピュータ装置1に送信される。
図18のフローチャートの説明に戻る。コンピュータ装置1は、ステップS75において送信された情報を受信する(ステップS76)。次に、コンピュータ装置1は、ステップS76において受信した情報に含まれる位置情報に基づいて、所定の位置を設定する(ステップS77)。所定の位置は、例えば、ステップS74において取得したプレイヤ端末Bの現実世界における位置情報に基づいて、設定することが好ましい。
また、コンピュータ装置1は、ステップS76において受信した所定の情報を解析する(ステップS78)。ステップS78では、例えば、プレイヤにより入力されたコメントや画像を解析し、コンピュータ装置1において予め設定されているキーワードが含まれているか否か判定することが好ましい。
次に、コンピュータ装置1は、ステップS78において解析された情報に基づいて抽選確率を変動させ、変動した抽選確率に基づいてゲーム媒体を抽選する(ステップS79)。ステップS79では、例えば、プレイヤにより入力されたコメントや画像の中に含まれるキーワードに基づいて、ゲーム媒体の抽選テーブルを変更したり、所定のゲーム媒体の抽選確率を増加もしくは減少させることが好ましい。このような構成により、ステップS73における所定の情報の入力に、例えば、設定されているキーワードを推測する等の楽しみが生まれ、ゲームの趣向性を向上させることが可能になる。
以下、図21及び図22を用いて、ステップS78〜ステップS79のゲーム実行処理について、更に説明をする。図21は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、キーワードに関するマスタテーブルの一例である。
マスタテーブル421には、キーワードを識別するためのキーワードID422と関連付けて、キーワード423、及び変動内容424が記憶されている。マスタテーブル421は、あくまで一例であり、その他の情報を含んでいても良い。その他の情報としては、例えば、複数のキーワードID間の優先順位などが挙げられる。なお、マスタテーブル421は、コンピュータ装置のストレージ部13に記憶されていることが好ましい。
キーワード423は、抽選確率を変動させるためのキーワードを示している。変動内容424は、キーワードが含まれていた場合の変動内容を示している。例えば、解析された情報の中に「火」、「火曜日」、「赤」というキーワードのいずれかが含まれていた場合、火属性のゲーム媒体の母数を「+20」し、水属性のゲーム媒体の母数を「−20」したうえで、抽選を実行する。例えば、解析された情報の中に、「ドラゴン」、「竜」、「プチ」というキーワードのいずれかが含まれていた場合、ゲーム媒体ID001の母数を「+50」したうえで、抽選を実行する。
なお、母数とは、各抽選対象に割り当てられた値であり、抽選対象の抽選確率に影響を与えるものである。抽選対象Aの抽選確率は、「抽選対象Aの母数/全抽選対象の母数の合計」で表される。
例えば、解析された情報の中に、「東京タワー」というキーワードが含まれていた場合、ゲーム媒体の抽選テーブルを、通常の抽選テーブル001とは異なる「抽選テーブル002」に変更して、ゲーム媒体の抽選を行う。「抽選テーブル002」は、例えば、ゲーム内イベントに対応するゲーム媒体のみが抽選される抽選テーブルや、特定の属性のゲーム媒体のみが抽選される抽選テーブルであることが好ましい。
また、解析された情報の中に、複数種類のキーワードが含まれていた場合は、全てのキーワードの変動内容を適用して抽選確率を変動させても良い。このような構成によって、プレイヤは、自己が入力した情報の内容次第で、プレイヤの希望するゲーム媒体の抽選確率を大きく増加させることが可能になり、プレイヤの満足度を向上させることができる。
一方で、解析された情報の中に、複数種類のキーワードが含まれていた場合において、いずれかのキーワードの変動内容のみに基づいて抽選確率を変動させても良い。この場合、例えば、キーワードID間の優先順位に基づいて変動内容を決定しても良いし、最も変動内容が大きいものを適用しても良いし、ランダムに選択されたキーワードの変動内容を適用しても良い。このような構成によって、プレイヤに入力されるコメント等が、プレイヤの希望するゲーム媒体の抽選確率を増加させることのみを目的とした、文章として意味をなさない単語の羅列になるといった可能性を低減することができる。
なお、解析された情報の中に、同一種類のキーワードが複数含まれていた場合は、変動内容を重複して適用させないことが好ましい。例えば、解析された情報の中に、「火」というキーワードが3つ含まれていた場合、火属性のゲーム媒体の母数を「+20×3」とするのではなく、「+20×1」とすることが好ましい。このような構成によって、プレイヤに入力されるコメント等が文章として意味をなさない単語の羅列になるといった可能性を低減することができる。また、解析された情報の中に、同一種類のキーワードIDと関連付けられたキーワードが複数含まれていた場合は、変動内容が重複するよう構成しても良いし、変動内容を重複させないように構成しても良い。
図22は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、ゲーム媒体の抽選確率に関するマスタテーブルの一例である。図22(a)は、特に、ゲーム媒体を複数のグループに分けて抽選を行う場合における、各グループの抽選確率を示すマスタテーブルである。
マスタテーブル431には、グループ名432と関連付けて、デフォルト母数433、及びデフォルト抽選確率434が記憶されている。マスタテーブル431は、あくまで一例であり、その他の情報を含んでいても良い。なお、マスタテーブル431は、コンピュータ装置のストレージ部13に記憶されていることが好ましい。
グループ名432は、ゲーム媒体の所定の分類基準に基づいてグループ化した際のグループ名称である。図20(a)の例では、ゲーム媒体間の相性に関わる属性に基づいてゲーム媒体をグループ化しているが、分類基準はこのような例に限られず、例えば、ゲーム媒体のレア度などに応じた分類基準であっても良い。
デフォルト母数433は、抽選確率の計算に用いられる値である。デフォルト抽選確率434は、抽選確率を変動させる前の抽選確率を示しており、「デフォルト母数/デフォルト母数の合計」によって算出される値である。
例えば、解析された情報の中に「火」というキーワードが含まれていた場合、マスタテーブル421を参照して、変動内容が「火属性の母数+20、水属性の母数−20」と特定される。そして、特定された変動内容がデフォルト母数に反映されることで、火属性グループのデフォルト母数が「220(=200+20)」に変更され、水属性グループのデフォルト母数が「180(=200−20)」に変更される。その結果、火属性グループの抽選確率は「220/1000」となり、水属性グループの抽選確率は「180/1000」となる。つまり、火属性グループの抽選確率は増加し、水属性グループの抽選確率は減少することになる。
また、例えば、解析された情報の中に「猛暑」というキーワードが含まれていた場合、マスタテーブル421を参照して、火属性グループのデフォルト母数が「250(=200+50)」に変更され、デフォルト母数の合計が「1050(=1000+50)」となる。その結果、火属性グループの抽選確率は「250/1050」となる。
上記のように変更された抽選確率に基づいてグループを抽選した後は、選ばれたグループに属するゲーム媒体の中から、ゲーム媒体の抽選を行う。例えば、グループを抽選した際に、火属性グループが選ばれたと仮定すると、ゲーム媒体の抽選の際の抽選対象は、火属性のゲーム媒体となる。
図22(b)は、ゲーム媒体の抽選確率を示すマスタテーブルである。マスタテーブル441には、ゲーム媒体ID442と関連付けて、デフォルト母数443、及びデフォルト抽選確率444が記憶されている。マスタテーブル441は、あくまで一例であり、その他の情報を含んでいても良い。なお、マスタテーブル441は、コンピュータ装置のストレージ部13に記憶されていることが好ましい。
ゲーム媒体ID442は、ゲーム媒体を一意に識別するための識別記号である。デフォルト母数443は、抽選確率の計算に用いられる値である。デフォルト抽選確率444は、ゲーム媒体毎の抽選確率を変動させる前の抽選確率を示しており、「デフォルト母数/デフォルト母数の合計」によって算出される値である。
ステップS78において解析された情報の中に、抽選対象となっているゲーム媒体の母数を増減させる等のキーワードが含まれていた場合、マスタテーブル421を参照して、母数の増減等をしたうえで、ゲーム媒体が抽選される。例えば、解析された情報の中に「ドラゴン」というキーワードが含まれていた場合、マスタテーブル421を参照して、ゲーム媒体IDが「001」であるゲーム媒体のデフォルト母数が「150(=100+50)」に変更され、デフォルト母数の合計が「1050(=1000+50)」となる。その結果、ゲーム媒体IDが「001」であるゲーム媒体の抽選確率は、「150/1050」となる。
ゲーム媒体のグループ抽選、及び抽選されたグループに含まれるゲーム媒体の抽選の両者において、抽選確率を変動をさせる場合の具体例として、図20のコメント入力欄412に示されるコメントが、ステップS78において解析された場合を挙げる。図20の例では、コメント中に、各グループの抽選確率を変動させるキーワードである「火曜日」と、特定のゲーム媒体の抽選確率を変動させるキーワードである「ドラゴン」が含まれている。従って、図20の例では、キーワードID422が「001」及び「101」に該当するキーワードが含まれていることになる。
まず、キーワードID「001」に対応する変動内容424を特定し、火属性グループのデフォルト母数を増加させ、水属性グループのデフォルト母数を減少させたうえで、グループの抽選を行う。
次に、抽選によって選ばれたグループ432に、ゲーム媒体ID442が「001」のゲーム媒体が含まれていた場合、ゲーム媒体ID「001」のデフォルト母数を増加させて、ゲーム媒体の抽選を行う。なお、抽選によって選ばれたグループ432に、ゲーム媒体ID「001」のゲーム媒体が含まれていない場合は、選ばれたグループ432に含まれるゲーム媒体のデフォルト母数を変動させなくても良いし、ゲーム媒体ID「001」のゲーム媒体を、デフォルト母数をゼロとして、選ばれたグループ432に追加し、変動内容424を反映させたうえで、抽選を行っても良い。
図18のフローチャートの説明に戻る。コンピュータ装置1は、ステップS78における所定の情報の解析結果に基づいて、ステップS75において送信された所定の情報に対する、返信用のコメントを作成する(ステップS80)。ステップS80で作成されるコメントには、例えば、所定の情報から抽出されたキーワードが含まれていることが好ましい。また、ステップS80で作成されるコメントには、抽出されたキーワードが、抽選確率にどのような変動を与えたかを示唆するような内容を含むことが好ましい。このような構成により、プレイヤは、どのような語句が抽選確率を変動させるためのキーワードとして設定されているかを知ることが可能になる。
また、ステップS80において作成される返信用コメントには、ステップS77において設定された所定の位置に関する情報や、ステップS79において抽選されたゲーム媒体に関する情報を取得可能にするリンク情報が付されていることが好ましい。
次に、コンピュータ装置1は、ステップS80において作成した返信用コメントに関する情報を、プレイヤ端末Bと、プレイヤ端末Aに送信する(ステップS81)。ステップS81では、例えば、プレイヤBと、プレイヤBとゲーム上で所定の関係にあるプレイヤにのみ、返信用コメントを送信するよう構成しても良い。このような構成により、ゲーム内でのプレイヤ同士の結び付きを強くすることが可能になる。
以下では、まず、ステップS81以降のプレイヤ端末B、すなわち、ゲートが表示されたプレイヤ端末における処理を説明する。プレイヤ端末Bは、ステップS81において送信された情報を受信する(ステップS82)。次に、プレイヤ端末Bは、ステップS82において受信した情報に含まれる、ステップS79で抽選されたゲーム媒体に関する情報に基づいて、ステップS72において表示されていたゲートの画像を、該ゲーム媒体に対応する画像に変更する(ステップS83)。
プレイヤ端末BがステップS75の後にゲームを終了し、ゲームを起動していない場合など、ゲートの画像を表示していない場合は、例えば、ポップ通知や他のアプリケーションプログラムを介して閲覧可能となる返信用コメントに含まれるリンク情報へのアクセスが実行される等によって、プレイヤ端末Bの表示画面を、ゲートの画像が表示されていたゲーム画面に遷移させることが好ましい。遷移後のゲーム画面には、例えば、ゲートの画像に代わって、ステップS79で抽選されたゲーム媒体に対応する画像が表示される。このような構成によって、プレイヤの利便性を向上させることができる。
次に、プレイヤ端末Bにおいて、ステップS83で表示されたゲーム媒体の画像が選択される等の操作がされた場合、該ゲーム媒体を取得するためのミニゲームや仮想戦闘を実行するなど、ゲームを進行させ(ステップS84)、終了する。
なお、ステップS84では、プレイヤ端末Bの現実世界における位置に基づいて、ゲームを進行させることが好ましい。一方で、プレイヤ端末Bの現実世界における位置が、ステップS77において設定された所定の位置とは異なる場合、プレイヤ端末Bの位置を該所定の位置であると仮想して、ゲームを進行させても良い。
次に、ステップS81以降のプレイヤ端末A、すなわち、他のプレイヤに対する返信用コメントが表示されたプレイヤ端末ににおける処理を説明する。なお、ステップS82〜ステップS84までのプレイヤ端末Bにおける処理と、ステップS85〜ステップS86までのプレイヤ端末Aにおける処理は、互いに関係なく実行され得るものである。
プレイヤ端末Aは、ステップS81において送信された情報を受信する(ステップS85)。ステップS85では、例えば、ゲーム内のコメント受信機能、ポップ通知、又は他のアプリケーションプログラム等を利用して、情報の受信が行われる。次に、プレイヤ端末Bは、ステップS85において受信した情報に基づいて、ステップS77において設定された所定の位置をプレイヤ端末Aの現実の位置であると仮想して、ゲームを進行させる(ステップS86)。ステップS86の処理は、図23のフローチャートを用いて詳述する。
図23は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、ゲーム実行処理のフローチャートである。図22は、第2ゲーム情報に基づくゲーム実行処理を説明するフローチャートであり、ステップS86の処理を詳細に説明するものである。
まず、プレイヤ端末Aは、第2ゲーム情報の送信要求を行う(ステップS91)。ステップS91では、例えば、ステップS85において受信した返信用コメントに含まれるリンク情報にプレイヤ端末Aからアクセスされたことに基づいて、第2ゲーム情報の送信要求がなされる。
次に、コンピュータ装置1は、第2ゲーム情報の送信要求を受信する(ステップS92)。次に、コンピュータ装置1は、送信要求がなされた時間が、所定の制限時間内であるか否かを判定する(ステップS93)。送信要求が所定の制限時間を越えてなされた場合(ステップS93においてNo)は、例えば、第2ゲーム情報に基づくゲーム進行が不可である旨をプレイヤ端末Aに表示させ、終了する。
所定の制限時間は、特に限定されず、ゲームのジャンルや内容に応じて適宜設定することができる。所定の制限時間は、例えば、ステップS81において返信用コメントが送信された時間を起点とした、所定の時間内(例えば、30分以内)とすることができる。また、所定の制限時間は、例えば、所定の時間帯(例えば、9時〜12時)としても良い。所定の制限時間を設定することで、例えば、第2ゲーム情報に基づくゲーム進行を適切に制限し、ゲームバランスを維持しやすくなる。また、第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させている場合においても、所定の制限時間を越えた時点で、第2ゲーム情報に基づくゲーム進行を終了させることが好ましい。
送信要求が所定の制限時間内になされた場合(ステップS93においてYes)、コンピュータ装置1は、ステップS77で設定された所定の位置が属する領域に対応するゲーム媒体群に関する情報、および該領域の少なくとも一部に対応する地図に関する情報を、コンピュータ装置1のストレージ部13から取得し、取得したこれらの情報(第2ゲーム情報)をプレイヤ端末Aに送信する(ステップS94)。
次に、プレイヤ端末Aは、ステップS94で送信された第2ゲーム情報を受信する。次に、プレイヤ端末Aは、受信した第2ゲーム情報に基づいて、すなわち、プレイヤ端末Aの現実の位置とは異なる所定の位置に対応する情報に基づいて、ゲームを進行させる(ステップS96)。ステップS96では、ステップS79で抽選されたゲーム媒体を出現させ、該ゲーム媒体を取得可能なように構成することが好ましい。
ステップS96では、例えば、ステップS77において設定された所定の位置が、プレイヤ端末Aの現実の位置であると仮想される結果、該所定の位置を含む地図がプレイヤ端末Aに表示される。また、プレイヤ端末Aにおいて出現するゲーム媒体は、該所定の位置に対応するものとなる。このような構成によって、プレイヤは、現実世界において移動を行わなくても、現在のプレイヤ端末の位置とは異なる位置に基づいてゲームを進行できるようになるので、現実世界での移動を十分に行えないプレイヤの満足度を向上させることが可能になる。
次に、プレイヤ端末Aは、プレイヤ端末Aの現実世界における位置に関する位置情報を取得する(ステップS97)。次に、プレイヤ端末Aは、ステップS97において取得した位置情報を、コンピュータ装置1へと送信する(ステップS98)。次に、コンピュータ装置1は、ステップS98で送信された位置情報を受信する(ステップS99)。
次に、コンピュータ装置1は、ステップS99において受信した位置情報に基づいて、ステップS77で設定された所定の位置を変更する(ステップS100)。ステップS100では、例えば、第2ゲーム情報に基づくゲーム進行を開始した際におけるプレイヤ端末の現実の位置の位置情報を、ステップS77において設定した所定の位置の位置情報に変換するための補正値を予め記憶しておき、ステップS99で取得したプレイヤ端末Aの現実の位置の位置情報を、該補正値を用いて変換する等の処理がなされる。なお、ステップS100の処理は、各プレイヤ端末に対してそれぞれ個別になされるものである。すなわち、プレイヤ端末Aの位置情報に基づいて変更された所定の位置は、プレイヤ端末A以外の他のプレイヤ端末に適用されることはない。
次に、コンピュータ装置1は、ステップS100において変更された所定の位置が属する領域に対応するゲーム媒体群に関する情報、および該領域の少なくとも一部に対応する地図に関する情報を、コンピュータ装置1のストレージ部13から取得し、取得したこれらの情報(第3ゲーム情報)をプレイヤ端末Aに送信する(ステップS101)。
次に、プレイヤ端末Aは、ステップS101で送信された第3ゲーム情報を受信する(ステップS102)。次に、プレイヤ端末Aは、ステップS102で受信した第3ゲーム情報に基づいてゲームを進行させ(ステップS103)、終了する。
なお、第2ゲーム情報又は第3ゲーム情報に基づくゲーム進行に、所定の終了条件を設定しても良い。所定の終了条件としては、特に限定されないが、例えば、所定の制限時間の経過、プレイヤ端末における所定の距離の移動、取得したゲーム媒体が所定の上限に達した場合などが挙げられる。また、例えば、第2ゲーム情報又は第3ゲーム情報に基づくゲーム進行を行う際にプレイヤが消費する専用のパラメータを設定し、該パラメータが所定値以下(例えば、ゼロ)になった場合を、所定の終了条件としても良い。
ステップS97〜ステップS103における処理によって、プレイヤ端末Aの仮想的な位置が、プレイヤ端末Aの現実世界における位置の移動に応じて変更されることになる。すなわち、ステップ96において、ステップS77で設定された所定の位置に対応する地図をプレイヤ端末Aに表示させた後に、プレイヤ端末Aの現実の位置が移動すると、該移動に応じて、例えば、該地図上でプレイヤ端末Aの位置も移動する。その結果、表示される地図が変更されていき、出現するゲーム媒体も変更されていくことになる。このような構成により、現実の位置とは異なる場所を探索しているような感覚をプレイヤに与えることができ、ゲームの趣向性を向上させることが可能になる。
第十の実施の形態の一側面として、プレイヤ端末の位置情報が示す位置とは異なる現実世界の所定の位置に対応する第2ゲーム情報に基づいて、ゲームを進行可能にしたことにより、プレイヤ端末の現実世界における位置を利用するゲームにおいて、現実世界での移動を十分に行えないプレイヤの満足度を向上させることが可能になる。
第十の実施の形態の一側面として、プレイヤ端末の位置情報が示す位置に対応するゲーム媒体だけでなく、プレイヤ端末の位置情報が示す位置とは異なる位置に対応するゲーム媒体をも取得可能にしたことにより、プレイヤ端末の位置情報を用いることによる趣向性の向上と、現実世界での移動を十分に行えないプレイヤの満足度の向上とを、両立させることが可能になる。
第十の実施の形態の一側面として、プレイヤ端末の位置情報が示す位置とは異なる位置を、プレイヤ端末の位置であると仮想してゲームを進行させ、さらに、プレイヤ端末の現実世界における位置の移動に応じてプレイヤ端末の仮想的な位置を変更することにより、プレイヤに、まるで仮想された位置にワープしたかのような感覚を与えることが可能になる。また、現実世界の移動と仮想的な位置の移動とが連動することによって、実際に行くことが困難な遠隔地であっても、仮想的に探索することができるようになり、ゲームの趣向性を向上させることが可能になる。
第十の実施の形態の一側面として、所定の第2条件が満たされた場合に、プレイヤの仮想的な移動先となる所定の位置を設定することにより、プレイヤの仮想的な移動先が制限なく増えて、位置情報を利用するという本来のゲームの趣旨が過度に薄れることを防止できる。
第十の実施の形態の一側面として、他プレイヤ情報に基づいて、プレイヤの仮想的な移動先となる所定の位置を設定することにより、例えば、プレイヤ間でコミュニケーションをとる機会を増加させ、ゲームの趣向性を向上させることができる。一方、ゲーム内のイベント内容に基づいて、前記所定の位置を設定することにより、例えば、特定の街を仮想的に探索するようなイベントをプレイヤに提供することができ、ゲームの趣向性を向上させることが可能になる。
第十の実施の形態の一側面として、所定の第2条件を、他のプレイヤが入力した所定の情報をコンピュータ装置が受信したこととし、所定の第1条件を、該所定の情報又は該所定の情報に関連する情報にプレイヤ端末からアクセスすることとしたことにより、ゲーム内におけるプレイヤ間のコミュニケーションを活発にできる。
第十の実施の形態の一側面として、所定の第2条件を満たすための所定の情報の入力を、ゲームプログラムと連動する他のアプリケーションプログラムによって実行することにより、本実施の形態に係るゲームを利用していない人々でも、他のアプリケーションプログラムを介して、入力された所定の情報を閲覧できるようになり、多くの人々にゲームへの興味を抱かせることが可能になる。また、例えば、他のアプリケーションを介して表示される所定の情報に、ゲームへのリンク情報を含ませることによって、ゲームへの誘導を行うことも可能である。
第十の実施の形態の一側面として、他のプレイヤから受け付けたコメントに対してコンピュータ装置が返信コメントを作成することにより、コメントを送信した該他のプレイヤの満足度を高め、コメントが送信できる状況になったプレイヤが積極的にコメントを送信することを期待できるようになる。
第十の実施の形態の一側面として、他のプレイヤが入力した所定の情報をコンピュータ装置が受信した場合にゲーム媒体を抽選し、抽選によって選ばれたゲーム媒体を該他のプレイヤが取得可能に構成したことにより、所定の情報を送信した該他のプレイヤの満足度を高め、所定の情報が送信できる状況になったプレイヤが積極的に所定の情報を送信することを期待できるようになる。
第十の実施の形態の一側面として、他のプレイヤが入力した所定の情報の少なくとも一部に応じて、該他のプレイヤが取得可能になるゲーム媒体の抽選確率を変動させることにより、所定の情報の入力に対して、より趣向性を持たせることができる。
第十の実施の形態の一側面として、他のプレイヤが入力したコメントに含まれる少なくとも一部の文字列に応じて、該他のプレイヤが取得可能になるゲーム媒体の抽選確率を変動させることにより、コメントの入力に対して、より趣向性を持たせることができる。また、コメント内容と抽選結果から、どのような文字列によってどのようなゲーム媒体の抽選確率が変動するかを推察するといった要素も生まれ、ゲームの趣向性をより向上させることができる。また、上記のような推察が進めば、自己の希望するゲーム媒体の抽選確率が高くなるようなコメントを作成することが可能になる結果、ゲームへの満足度を高めることができる。
第十の実施の形態の一側面として、他のプレイヤが所定の情報を入力したことに基づいて抽選されたゲーム媒体を、所定の情報を入力していないプレイヤでも取得可能にしたことにより、ゲーム媒体の取得機会を増やし、プレイヤの満足度を向上させることが可能になる。
第十の実施の形態の一側面として、プレイヤの仮想的な移動先となる所定の位置を設定するための条件である所定の情報の入力が、所定の確率に基づいて実行可能なものであることにより、プレイヤの仮想的な移動先が制限なく増えて、位置情報を利用するという本来のゲームの趣旨が過度に薄れることを防止できる。
第十の実施の形態の一側面として、例えば、プレイヤと他のプレイヤとがフレンド関係にあるなど、プレイヤ情報と他プレイヤ情報とが関連付けられている場合に、他プレイヤ情報に基づいて、プレイヤの仮想的な移動先となる所定の位置を設定することにより、プレイヤ間の繋がりがゲーム攻略において重要な要素となる結果、プレイヤ間のコミュニケーションを活発にすることが可能になる。
第十の実施の形態の一側面として、第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させることが可能な時間に制限を設けることにより、第2ゲーム情報に基づくゲーム進行を適切に制限し、ゲームバランスを維持しやすくなる。
第十の実施の形態において、「プレイヤ端末」、「プレイヤ」、「コンピュータ装置」、「ゲーム」、「位置情報」、「位置」、「第1ゲーム情報」、「第2ゲーム情報」、「ゲーム情報」、「領域」、「異なる位置」、「ゲーム媒体」、「ゲーム媒体に関する情報」、「所定の第1条件」、及び「ゲームを進行」は、それぞれ第一の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
また、第十の実施の形態において、「取得」、及び「ゲーム媒体とプレイヤとが関連付けられ」は、それぞれ第二の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。また、第十の実施の形態において、「現実世界の地図」、「仮想してゲームを進行」、及び「移動に応じて変更」は、それぞれ第三の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。また、第十の実施の形態において、「所定の第2条件」、「他プレイヤ情報」、及び「イベント」は、それぞれ第四の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
また、第十の実施の形態において、「連動する他のアプリケーションプログラム」、及び「アクセス」は、それぞれ第五の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。また、第十の実施の形態において、「受け付けた情報の少なくとも一部」、「抽選確率を変動」は、それぞれ第七の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
また、第十の実施の形態において、「属性」とは、例えば、ゲーム媒体に備えられた共通の性質や、ゲーム媒体の分類基準などをいう。ゲーム媒体に備えられた共通の性質としては、具体的には、仮想戦闘において敵となるゲーム媒体に対する優位性や劣位性など、ゲーム媒体間の相性を定める性質などが挙げられる。ゲーム媒体の分類基準としては、例えば、ゲームに用いるパラメータの高低や、ゲーム媒体を使用した際の効果の高低に基づいて定められるゲーム媒体のランクや、ゲーム媒体のレア度などが挙げられる。また、「レア度」とは、ゲーム媒体の希少性を示す指標のことをいい、例えば、ゲーム媒体のレア度が高いほど、該ゲーム媒体をプレイヤが入手できる機会が少なくなる。
「ゲート」とは、例えば、プレイヤが所定の第2条件を満たすことが可能になった場合に出現するシンボルのことをいう。「ゲート」は、所定の抽選タイミングで、所定の抽選確率に基づいて実行される抽選結果に応じて、出現するものであることが好ましい。また、「ゲート」は、プレイヤがゲームにおいて所定のゲーム課題をクリアした場合などに表示されても良い。
「キーワード」とは、例えば、ゲーム媒体の抽選確率を変動させるための語句として予め設定された語句のことをいう。「キーワード」は、そのキーワードの指す意味が、そのキーワードにおける抽選確率の変動内容と関連するよう設定されていることが好ましい。ここで、「変動内容と関連」とは、例えば、「キーワード」からその変動内容が想定できることをいう。
「第3ゲーム情報」とは、例えば、変更部223によって所定の位置が変更された場合の、変更後の所定の位置または該変更後の所定の位置を含む領域に対応するゲーム媒体に関する情報をいう。すなわち、「第3ゲーム情報」とは、プレイヤが所定の位置に仮想的に移動した後に、プレイヤ端末の現実世界における位置の移動に応じて変更された、仮想的な位置に対応する情報である。なお、プレイヤが所定の位置に仮想的に移動した後に、プレイヤ端末の現実世界における位置が大きく移動しない場合などは、「第3ゲーム情報」と、「第2ゲーム情報」とが、同一のものになり得る。
[付記]
上で述べた実施の形態の説明は、下記の発明を、発明の属する分野における通常の知識を有する者がその実施をすることができるように記載した。
[1] 各々のプレイヤにより操作される複数のプレイヤ端末と通信により接続可能なコンピュータ装置において実行されるゲームプログラムであって、コンピュータ装置を、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報を受信する受信手段、前記受信手段により受信した位置情報が示す位置に対応する第1ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する第1ゲーム情報送信手段、所定の第1条件が満たされた場合に、前記受信手段により受信した位置情報が示す位置とは異なる現実世界の所定の位置に対応する第2ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する第2ゲーム情報送信手段として機能させ、プレイヤ端末が、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報をコンピュータ装置に送信し、前記第1ゲーム情報送信手段により送信される第1ゲーム情報、及び/又は、前記第2ゲーム情報送信手段により送信される第2ゲーム情報を受信し、受信した第1ゲーム情報、及び/又は、第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させる、ゲームプログラム。
[2] 第1ゲーム情報及び第2ゲーム情報には、プレイヤが取得可能なゲーム媒体に関する情報が含まれる、上記[1]に記載のゲームプログラム。
[3] 第2ゲーム情報には、前記所定の位置に関する位置情報が含まれ、プレイヤ端末が第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させる場合において、プレイヤ端末が、前記所定の位置に関する位置情報に対応する現実世界の地図を表示し、前記所定の位置をプレイヤ端末の現実世界における位置であると仮想してゲームを進行させ、コンピュータ装置を、さらに、前記所定の位置を、プレイヤ端末の現実世界における位置の移動に応じて変更する変更手段として機能させる、上記[1]又は[2]に記載のゲームプログラム。
[4] コンピュータ装置を、さらに、所定の第2条件が満たされた場合に、他のプレイヤに関する他プレイヤ情報又はゲーム内のイベント内容に基づいて、前記所定の位置を設定する設定手段として機能させる、上記[1]〜[3]のいずれかに記載のゲームプログラム。
[5] 前記所定の第2条件が、前記ゲームプログラムに対応するプレイヤ端末用ゲームプログラム又は該プレイヤ端末用ゲームプログラムと連動する他のアプリケーションプログラムによって実行される、所定の情報入力受付機能による情報の入力を他のプレイヤ端末において受け付け、受け付けた該情報をコンピュータ装置において受信することであり、前記設定手段が、コンピュータ装置が該情報を受信した場合に、前記他のプレイヤ端末の現実世界における位置に基づいて、前記所定の位置を設定するものであり、前記所定の第1条件が、前記所定の情報入力受付機能によって受け付けられた情報又は該情報に関連する情報にプレイヤ端末からアクセスすることである、上記[4]に記載のゲームプログラム。
[6] 前記所定の情報入力受付機能が、コメントの入力を受け付け可能なものであり、コンピュータ装置を、さらに、他のプレイヤ端末において受け付けられたコメントに対する返信コメントを作成する作成手段として機能させ、前記所定の第1条件が、前記作成手段により作成された返信コメントにプレイヤ端末からアクセスすることである、上記[5]に記載のゲームプログラム。
[7] コンピュータ装置を、さらに、前記所定の情報入力受付機能によって受け付けられた情報を受信した場合に、ゲーム媒体を抽選する抽選手段、前記抽選手段によって抽選されたゲーム媒体に関する情報を、前記他のプレイヤ端末に送信する抽選結果送信手段として機能させ、前記他のプレイヤ端末は、前記抽選結果送信手段によって送信されるゲーム媒体に関する情報を受信し、受信した情報に対応するゲーム媒体を、前記他のプレイヤ端末を操作する他のプレイヤに取得可能にする、上記[5]又は[6]に記載のゲームプログラム。
[8] 前記抽選手段が、前記所定の情報入力受付機能によって受け付けた情報の少なくとも一部に応じて、抽選確率を変動させてゲーム媒体を抽選する、上記[7]に記載のゲームプログラム。
[9] 前記所定の情報入力受付機能が、コメントの入力を受け付け可能なものであり、前記抽選手段が、前記所定の情報入力受付機能によって受け付けたコメントに含まれる少なくとも一部の文字列に応じて、抽選確率を変動させてゲーム媒体を抽選する、上記[7]又は[8]に記載のゲームプログラム。
[10] 前記所定の第1条件がプレイヤ端末において満たされた場合に、前記抽選結果送信手段が、前記抽選手段によって抽選されたゲーム媒体に関する情報を、プレイヤ端末に送信し、プレイヤ端末は、前記抽選結果送信手段によって送信されるゲーム媒体に関する情報を受信し、受信した情報に対応するゲーム媒体をプレイヤに取得可能にする、上記[7]〜[9]のいずれかに記載のゲームプログラム。
[11] 前記所定の情報入力受付機能が、所定の確率に基づいて実行可能になる、上記[5]〜[10]のいずれかに記載のゲームプログラム。
[12] コンピュータ装置を、さらに、プレイヤ端末を操作するプレイヤに関するプレイヤ情報と、他のプレイヤ端末を操作する他のプレイヤに関する他プレイヤ情報とを関連付ける関連付け手段として機能させ、前記所定の第2条件が、前記関連付け手段によってプレイヤ情報と他プレイヤ情報とが関連付けられることであり、前記設定手段が、他プレイヤ情報に基づいて、前記所定の位置を設定するものである、上記[4]に記載のゲームプログラム。
[13] 前記所定の第2条件が、ゲーム内において所定のイベントが開催されることであり、前記所定の第1条件が、該所定のイベントにプレイヤが参加すること、又は該所定のイベントで課されたイベント条件をプレイヤが達成することであり、前記設定手段が、該所定のイベントの内容に応じて、前記所定の位置を設定するものである、上記[4]に記載のゲームプログラム。
[14] コンピュータ装置を、さらに、プレイヤ端末が第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させることが可能な時間に制限を設ける制限手段として機能させる、上記[1]〜[13]に記載のゲームプログラム。
[15] 上記[1]〜[14]のいずれかに記載のゲームプログラムをインストールしたコンピュータ装置。
[16] 各々のプレイヤにより操作されるプレイヤ端末と、該プレイヤ端末と通信により接続可能なコンピュータ装置とにおいて実現されるゲームシステムであって、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報をコンピュータ装置に送信する位置情報送信手段と、前記送信手段により送信された位置情報をコンピュータ装置においてを受信する位置情報受信手段と、前記位置情報受信手段により受信した位置情報が示す位置に対応する第1ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する第1ゲーム情報送信手段と、所定の第1条件が満たされた場合に、前記位置情報受信手段により受信した位置情報が示す位置とは異なる現実世界の所定の位置に対応する第2ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する第2ゲーム情報送信手段と、前記第1ゲーム情報送信手段により送信される第1ゲーム情報、及び/又は、前記第2ゲーム情報送信手段により送信される第2ゲーム情報をプレイヤ端末において受信するゲーム情報受信手段と、前記ゲーム情報受信手段により受信した第1ゲーム情報、及び/又は、第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させる進行手段と、を備えるゲームシステム。
[17] 各々のプレイヤにより操作されるプレイヤ端末と、該プレイヤ端末と通信により接続可能なコンピュータ装置とにより実現されるゲームシステムにおける、プレイヤ端末において実行されるゲームプログラムであって、ゲームシステムが、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報をプレイヤ端末から受信し、受信した位置情報が示す位置に対応する第1ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信し、所定の第1条件が満たされた場合に、プレイヤ端末から受信した位置情報が示す位置とは異なる現実世界の所定の位置に対応する第2ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信するものであり、プレイヤ端末を、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報をコンピュータ装置に送信する位置情報送信手段、コンピュータ装置から送信される第1ゲーム情報、及び/又は、第2ゲーム情報を受信するゲーム情報受信手段、前記ゲーム情報受信手段により受信した第1ゲーム情報、及び/又は、第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させる進行手段として機能させるゲームプログラム。
[18] 上記[17]に記載のゲームプログラムをインストールしたプレイヤ端末。
[19] 各々のプレイヤにより操作される複数のプレイヤ端末と通信により接続可能なコンピュータ装置において実行されるゲームプログラム制御方法であって、コンピュータ装置に、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報を受信する受信ステップと、前記受信ステップにより受信した位置情報が示す位置に対応する第1ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する第1ゲーム情報送信ステップと、所定の第1条件が満たされた場合に、前記受信ステップにより受信した位置情報が示す位置とは異なる現実世界の所定の位置に対応する第2ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する第2ゲーム情報送信ステップと、を実行させ、プレイヤ端末が、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報をコンピュータ装置に送信し、前記第1ゲーム情報送信ステップにおいて送信される第1ゲーム情報、及び/又は、前記第2ゲーム情報送信ステップにおいて送信される第2ゲーム情報を受信し、受信した第1ゲーム情報、及び/又は、第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させる、ゲームプログラム制御方法。
[20] 各々のプレイヤにより操作されるプレイヤ端末と、該プレイヤ端末と通信により接続可能なコンピュータ装置とを備えるゲームシステムにおいて実行されるゲーム制御方法であって、ゲームシステムに、プレイヤ端末の現実世界における位置に関する位置情報をコンピュータ装置に送信する位置情報送信ステップと、前記位置情報送信ステップにおいて送信される位置情報をコンピュータ装置において受信する位置情報受信ステップと、前記位置情報受信ステップにより受信した位置情報が示す位置に対応する第1ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する第1ゲーム情報送信ステップと、所定の第1条件が満たされた場合に、前記位置情報受信ステップにおいて受信した位置情報が示す位置とは異なる現実世界の所定の位置に対応する第2ゲーム情報を、プレイヤ端末に送信する第2ゲーム情報送信ステップと、前記第1ゲーム情報送信ステップにおいて送信される第1ゲーム情報、及び/又は、前記第2ゲーム情報送信ステップにおいて送信される第2ゲーム情報をプレイヤ端末において受信するゲーム情報受信ステップと、前記ゲーム情報受信ステップにおいて受信した第1ゲーム情報、及び/又は、第2ゲーム情報に基づいてゲームを進行させる進行ステップと、を実行させる、ゲーム制御方法。