JP2002276169A - 客間のある住宅 - Google Patents

客間のある住宅

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JP2002276169A
JP2002276169A JP2001078384A JP2001078384A JP2002276169A JP 2002276169 A JP2002276169 A JP 2002276169A JP 2001078384 A JP2001078384 A JP 2001078384A JP 2001078384 A JP2001078384 A JP 2001078384A JP 2002276169 A JP2002276169 A JP 2002276169A
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JP
Japan
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entrance
house
guest
north
room
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001078384A
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English (en)
Inventor
Yuzo Tazaki
裕三 田崎
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 玄関の奥に隣接配置された客間を有する住宅
において、玄関と客間との間の動線を長く形成して奥行
きが深く優雅な接客空間を形成する。 【解決手段】 建物の東端に配置された玄関3の西に隣
接して座敷5が配置され、玄関3の北に配置された玄関
ホール4から座敷5の北に沿って廊下7が西側へ延設さ
れ、この廊下7に面して座敷5の出入口5aが設けられ
ている。廊下7の北の敷地に北庭が設けられ、この北庭
の景観が開口部7aを介して廊下7から眺望可能となっ
ている。廊下7の座敷5の出入口5aよりも玄関3側に
客専用のトイレ8が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、客間のある住宅に
係り、詳しくは、玄関ホールから客間までの動線を長く
形成して客間の奥行き感を強調し、優雅な接客空間のイ
メージを形成した住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、現代のコンパクト化された住
宅では、各部屋が互いに隣接して配置されているので、
住宅内の生活動線が短く形成され、部屋同士の移動が容
易に行えるという利点を有している。そして、建物の一
階部分においては、客を招き入れる座敷や応接間等の客
間は、玄関を入るとすぐの位置に配置され、出入口も玄
関ホールに面して設けられていることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように客間を玄関の奥に隣接配置し、かつ玄関ホールか
ら直接出入り可能に設けると、住宅内における客の動線
が非常に短く形成されるので、客に狭苦しい印象を与え
てしまう。特に、客は通常、玄関と客間との間を行き来
するのみで、トイレを除くその他の居室へは出入りしな
いことがほとんどであるから、住宅全体が小さくて狭い
ようなイメージを与えかねない。さらに、昔は大切な客
が訪問して来たときには、家の奥の方に設けられた奥座
敷に招き入れるのが慣例であったことから、本来、客間
というものは、住宅の奥に設けられている方が好まし
い。
【0004】本発明は、上記問題点に着目してなされた
ものであって、その目的とするところは、玄関の奥に隣
接配置された客間を有する住宅において、玄関と客間と
の間の動線を長く形成して客間の奥行き感を強調し、優
雅な接客空間のイメージを形成することができる客間の
ある住宅を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明請求項1記載の客間のある住宅では、玄関ホ
ールに隣接して客間が配置された客間のある住宅におい
て、玄関ホールと客間とが隔壁で仕切られ、玄関ホール
から客間の側方に面して廊下が延設され、この廊下に面
して客間の出入口が設けられていることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
客間のある住宅において、廊下の一部が建物外壁に面
し、この外壁に面した建物外側の敷地に庭が設けられ、
この庭を眺望可能な大きさを有する開口部が廊下に面し
た外壁に設けられていることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明では、請求項1または
2記載の客間のある住宅において、廊下に面し、かつ、
客間の出入口よりも玄関側に客専用のトイレが配置され
ていることを特徴とする。
【0008】
【作用および効果】請求項1記載の客間のある住宅で
は、玄関から客間までの客の動線が長く形成されるの
で、客間の奥行き感を強調することができ、玄関に隣接
した位置にありながらも奥座敷に招き入れるような雰囲
気で客をもてなすことができる。そして、優雅な接客空
間のイメージを形成することができる。
【0009】請求項2記載の客間のある住宅では、客が
玄関と客間との間を行き来する際に、庭の景観を見せて
客の目を楽しませることができ、接客空間のイメージ向
上を図ることができる。
【0010】請求項3記載の客間のある住宅では、客間
からすぐに連絡可能な客専用のトイレによって、客間の
利便性が高まるとともに、トイレは客間の出入口よりも
玄関側に設けられ、家族と顔を合わせにくいので、気兼
ねなくトイレを利用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本実施の形態の住宅を示
す一階平面図、図2は実施の形態の住宅を示す敷地平面
図、図3は実施の形態の住宅を示す二階平面図、図4は
実施の形態の住宅を示す南側立面図である。図2に示す
ように、本実施の形態の住宅は、東側道路Rに面し間口
が狭く東西方向に細長い宅地に建築された二階建て住宅
である。前記東側道路Rに面して敷地の東端には、アプ
ローチ1を挟んで北と南に2台分の駐車スペースを有す
る北側カーポートCP1と、3台分の駐車スペースを有
する南側カーポートCP2とが配置されている。前記ア
プローチ1の西端は、建物の南東部に設けられたポーチ
2および玄関3と接続している。
【0012】続いて、図1に基づいて建物一階部分を説
明する。前記玄関3の北には玄関ホール4が配置され、
この玄関ホール4および玄関3の西には客間として使用
される8畳間の座敷5が配置されている。また、玄関3
の南には収納室3aが配置され、この収納室3aは出入
口3bを介して敷地の南側に出入り可能となっている。
前記玄関ホール4の北には、クローゼット6が設けられ
るとともに、玄関ホール4の北西の角には、前記座敷5
の北に面し西へ延びる廊下7が接続されている。
【0013】前記座敷5には、前記廊下7に面して出入
口5aが設けられている。また、座敷5の南には広縁5
bが設けられ、この広縁5bと座敷5との間は雪見障子
5cで仕切られている。前記廊下7の北には、前記クロ
ーゼット6の西に隣接して廊下7から出入り可能な客専
用のトイレ8が配置されている。また、廊下7の北側外
壁には、敷地の北に設けられた北庭9(図2参照)に面
して開口部7aが設けられていて、客が玄関3と座敷5
との間を移動する間に、北庭9の景観を楽しむことがで
きるようになっている。
【0014】前記廊下7の西端にはドア7b設けられ、
このドア7bの西にはホール10が配置されている。こ
のホール10の北には建物二階と連絡する階段11が配
置され、階段11の西にはキッチン12が配置されてい
る。また、ホール10の南には、前記座敷5と襖で仕切
られたリビング・ダイニングルーム13が配置されてい
る。このリビング・ダイニングルーム13の南には、ウ
ッドデッキ13aが敷設されている。前記キッチン12
の西には浴室14が配置され、この浴室14の南には、
北から順に洗面所15、トイレ16、納戸17および洋
室18が配置されている。前記洗面所15の西には出入
口15aが設けられ、屋外の物干し場19へ出入り可能
となっている。また、洋室18には畳コーナー18aが
設けられている。
【0015】次に、図3を用いて建物二階部分を説明す
る。前記階段11を二階に上がると、東に延びるホール
20に面して、2つの洋室21,22とトイレ23が配
置されている。洋室21の南にはバルコニー24が設け
られている。
【0016】以上、説明してきたように、本実施の形態
の住宅では、玄関3から座敷5への移動を、玄関ホール
4と座敷5とを直接接続せずに、玄関3の北に配置され
た玄関ホール4から西へ延び座敷5の北に面した廊下7
を介して行う構成としたので、玄関3から座敷5までの
動線が長く形成され、奥行き感のある座敷5を形成する
ことができ、奥行きが深く優雅な接客空間を形成するこ
とができる。また、客が座敷5へ出入りする際に、廊下
7の北側外壁に設けられた開口部7aから北庭9の景観
を楽しむことができる。
【0017】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的な構成は本実施の形態に限定される
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更
等があっても、本発明に含まれる。本発明は、敷地形状
や道路の位置などに拘らず、任意の敷地条件に適用可能
であるが、本実施の形態のように、間口が狭く奥行きが
深い宅地に建築する住宅として適用すると、住宅の奥行
き感をより一層強調することができ、住宅のグレード感
を高めることができるので、非常に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の住宅を示す一階平面図である。
【図2】本実施の形態の住宅を示す敷地平面図である。
【図3】本実施の形態の住宅を示す二階平面図である。
【図4】本実施の形態の住宅を示す南側立面図である。
【符号の説明】
CP1 北側カーポート CP2 南側カーポート R 東側道路 1 アプローチ 2 ポーチ 3 玄関 4 玄関ホール 5 座敷 5a,15a 出入口 5b 広縁 5c 雪見障子 6 クローゼット 7 廊下 7a 開口部 8,16,23 トイレ 9 北庭 10,20 ホール 11 階段 12 キッチン 13 リビング・ダイニングルーム 13a ウッドデッキ 14 浴室 15 洗面所 17 納戸 18,21,22 洋室 18a 畳コーナー 19 物干し場 24 バルコニー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玄関ホールに隣接して客間が配置された
    客間のある住宅において、 玄関ホールと客間とが隔壁で仕切られ、 玄関ホールから客間の側方に面して廊下が延設され、 この廊下に面して客間の出入口が設けられていることを
    特徴とする客間のある住宅。
  2. 【請求項2】 廊下の一部が建物外壁に面し、 この外壁に面した建物外側の敷地に庭が設けられ、 この庭を眺望可能な大きさを有する開口部が廊下に面し
    た外壁に設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の客間のある住宅。
  3. 【請求項3】 廊下に面し、かつ、客間の出入口よりも
    玄関側に客専用のトイレが配置されていることを特徴と
    する請求項1または2記載の客間のある住宅。
JP2001078384A 2001-03-19 2001-03-19 客間のある住宅 Pending JP2002276169A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010255293A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Asahi Kasei Homes Co 住宅

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010255293A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Asahi Kasei Homes Co 住宅

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