JP2010255293A - 住宅 - Google Patents

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Abstract

【課題】来客時の接客に利用される接客空間を片付いた状態に保持し易く、さらに、汚れていない状態に保持し易くなる住宅を提供することを目的とする。
【解決手段】接客空間となる居間・食堂9と、玄関3と、玄関3に隣接すると共に、居間・食堂9に隣接する玄関ホール5と、玄関ホール5に出入り可能に隣接するパウダールーム7と、居間・食堂9に隣接し、且つ居間・食堂9よりも高い床を有して居間・食堂9に面する側を除く三面を囲まれた床上げコーナー11と、玄関3に出入り可能に隣接すると共に、居住者の人数に対応した個人用ロッカー51を有するロッカールーム15と、ロッカールーム15に出入り可能に隣接する家族用水回り空間17と、を備える住宅Aである。
【選択図】図1

Description

本発明は、成長期にある子供を含む家族の居住に適した住宅に関する。
成長期にある子供を持つ家庭では、玩具、勉強用具等が家中にあふれ、部屋が片付かないという問題や、子供が様々な場所で遊んだり飲食したりして部屋が汚れ易く、また、屋外で遊び、手足や衣服が汚れたままで手洗いや着替えをせずに部屋に入ることが多いので部屋が汚れ易いという様々な問題を抱えている。
また、子供の成長期には主婦(母親)の同世代の友人が子供を連れてグループで遊びに来ることが多い。このような場合、歓談や飲食の場として多用されるのはダイニングルーム(接客空間)であり、その間、子供たちはリビングルームや隣接する和室に集まって遊んだり飲食したりするが、各部屋の分離度が高いと、子供たちに目が届き難くなり、子供たちがふざけて部屋を汚すのではないか気になって会話に参加できないという問題が生じ易い。
なお、住宅の態様として、例えば、玄関に客用と家族用の出入り口を設けた(土間と玄関ホールを客用と家族用に分けた)住宅が公知である(特許文献1参照)。
特開2000−129936号公報
しかしながら、特許文献1に記載の住宅は、玄関において客と家族との動線を分けただけであり、家族の団欒の場であると共に接客にも利用される接客空間、例えば、リビングルームなどを経由して移動せざるを得ない。従って、家族が持ち物を接客空間に置き忘れて接客空間が散らかったり、衣服や手足が汚れた状態で帰宅した家族が、そのまま接客空間に入って接客空間を汚したりする虞がある。
本発明は、以上の課題を解決することを目的としており、来客時の接客に利用される接客空間を片付いた状態に保持し易く、さらに、汚れていない状態に保持し易くなる住宅を提供することを目的とする。
本発明に係る住宅は、テーブル及び椅子が配置された接客空間と、玄関ドアと土間を形成する床とを有する玄関と、玄関に隣接して土間を形成する床よりも高さの高い床を有すると共に、出入口部を有する間仕切壁を介して接客空間に隣接する玄関ホールと、玄関ホールに出入り可能に隣接すると共に、トイレ、洗面化粧台及びクローク収納を有するパウダールームと、接客空間に隣接し、且つ接客空間よりも高い床を有すると共に、接客空間に面する側を除いて壁で囲まれた床上げ空間と、玄関に出入り可能に隣接すると共に、居住者の人数に対応したロッカーを有するロッカールームと、ロッカールームに出入り可能に隣接すると共に、少なくとも洗面化粧台及び浴室を有する家族用水回り空間と、を備えることを特徴とする。
本発明では、玄関にロッカールームが出入り可能に隣接し、ロッカールームに家族用水回り空間が出入り可能に隣接するので、玄関から入ってきた居住者は、接客空間を経由することなく、ロッカールームを経由して家族用水回り空間まで移動することができる。従って、居住者が、身体や衣類が汚れた状態で帰宅した場合などに、手洗い、うがい、入浴、着替え等の行為に容易に導くことができ、玄関ホール、パウダールーム及び接客空間をきれいに保つことができる。さらに、玄関から家族用水回り空間に行く途中でロッカールームに導くことができるので、接客空間に持ち物を持ち込みそのまま放置されることを防止できる。
さらに、ロッカールームは、居住者の人数に対応した数のロッカーを有するので、居住者である、例えば、家族構成員それぞれに専用のロッカーを割り当てることができ、家族構成員のうち、特に子供などに整理整頓に対する責任感を植え付ける上で有効である。
さらに、床上げ空間は、接客空間に面する側を除いて壁で囲まれており、例えば、家族の構成員である子供や、客の連れてきた子供などが好んで篭る閉鎖的な空間となっている。従って、子供の居場所が固定化され、遊び道具や勉強道具で散らかる場所、飲食によって汚れる場所も固定化される。その結果として、接客空間が散らかったり汚れたりすることを防止できる。
さらに、日帰り客や数時間程度しか滞在しないような近隣の客などが来訪した場合に、その客が行う行為に必要な装備の整ったパウダールームは玄関ホールに出入り可能に隣接しているので、客には見せたくない家族専用の空間(ロッカールームや家族用水回り空間)に客を招き入れたり、客を通行させたりする必要がない。従って、主婦(母親)は客が入り込まない家族専用の空間に優先して、接客空間の美観の維持や回復に努めることができる。
さらに、接客空間に隣接すると共に、キッチンセットを有する台所を更に備え、台所は、ロッカールームを見通し可能な領域を有すると好適である。外出時や帰宅時の片付けに対する親の補助や指導は子育て期の必須条件だが、玄関クローゼットなどが台所から離れ、わざわざ玄関クローゼットまで行かなければ片付け状態を確認できないのであれば、台所に立つことの多い主婦(母親)がタイムリーに片付けの補助や指導を行うことができず、結局子供の外出や帰宅の前後で母親が片付けることになり負荷が大きい。上記構成によれば、台所からロッカールームを見通すことができるので、台所に立つことの多い主婦(母親)がロッカーの整理整頓状況を確認しやすくなり、家族構成員に対し整理整頓について指導や補助をタイムリーに与えやすくなる。
本発明によれば、来客時の接客に利用される接客空間を片付いた状態に保持し易く、さらに、汚れていない状態に保持し易くなる。
本発明の実施形態に係る住宅の1階平面図である。 本発明の実施形態に係る住宅の2階平面図である。 床上げコーナーを居間・食堂側から見た正面図である。 図3のIV−IV線に沿った断面図である。 床上げコーナーの平面図である。 床上げコーナーの斜視図である。 床上げコーナーの利用者が、居間・食堂に背を向けて座卓に着座している状態を示す図であり、(a)は南側から見た状態を示す説明図であり、(b)は西側から見た状態を示す説明図である。 台所のシンクに対面するように立って家事を行う家事主体者の視界を模式的に示し、特に、床上げコーナーの見通し状態を示す説明図である。 床上げコーナーの畳敷き部分及び座卓部分の拡大断面図である。 第1の実施形態に係る座卓部分の座卓の収納状態を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のb−b線に沿った断面図である。 第1の実施形態に係る座卓部分の座卓の使用状態を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のb−b線に沿った断面図である。 第1の実施形態に係る箱部材を示す斜視図である。 第2の実施形態に係る座卓部分の座卓の使用状態を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のb−b線に沿った断面図である。 第2の実施形態に係る箱部材を示す斜視図である。 ロッカールームに配置された共用ロッカー及び個人用ロッカーの正面図である。 個人用ロッカーの開放した状態を示す正面図である。 図16のXVII−XVII線に沿った断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1及び図2に示されるように、住宅Aは、305mmの平面モジュールを有する2階建ての工業化住宅の規格に則って計画されたものである。
住宅Aは、矩形状であり、西側が道路Bに接し、他の3方向は隣地Cに接した矩形状の敷地D内に建造されている。敷地Dの北西の角部分には、玄関ポーチEaが設けられたアプローチEが配置されている。また、敷地Dの南側隣地寄りの領域には芝生や樹木が植栽されてウッドデッキFaが設置された庭Fが配置され、南西位置の道路に隣接した位置には縦列形式のカーポートGが配置されている。
住宅Aは、外周壁1に囲まれた矩形状の2階建て建物であり、建物の最上部には屋根構造が設けられている。住宅Aは、現在の標準的な家族構成である、夫婦と二人の子供とからなる4人家族を想定した間取りになっている。すなわち、本実施形態に係る居住者は、夫婦及び子供二人の計4人の家族構成員(以下、「家族」という)からなる。なお、居住者については、設計段階で想定された家族の人数が対応しており、例えば、子供一人の夫婦の場合には居住者の人数は三人であり、また、夫婦の親が同居する場合には、その親も家族として居住者の人数に含められる。
住宅Aの1階は、来客時に客を招き入れることが想定されるパブリックな空間であるが、実際の来客時には、客の使用を許容する空間と家族専用の空間とに明確に区分されるように構成されている。一方で、住宅Aの2階(図2参照)は家族のプライベートな空間であり、夫婦の主寝室Aa、主寝室Aaに連続したウォークインクローゼットAb、子供部屋Ac、トイレAd等が配置され、また外部にはベランダAeが設けられている。
[住宅の1階の全体構成]
住宅Aの1階(図1参照)には、玄関3、玄関ホール5、パウダールーム7、居間・食堂(接客空間)9、床上げコーナー(床上げ空間)11、台所13、ロッカールーム15、家族用水回り空間17及び階段室19が形成されている。玄関3、玄関ホール5、パウダールーム7、居間・食堂9及び床上げコーナー11は、客の使用を許容する空間であり、台所13、ロッカールーム15、家族用水回り空間17及び階段室19は家族専用の空間である。
(玄関)
玄関3は、1階の北西の角部に配置されている。玄関3は、外周壁1によって屋外(外部)に設けられた玄関ポーチEaと区画されている。外周壁1には、玄関ドア2が設けられており、玄関3は、玄関ドア2によって玄関ポーチEaと出入り可能に連絡している。玄関3の床3aは、玄関ポーチEaの床と連続しており、タイル等の土足歩行可能な床材で仕上げられた土間を形成する。
(玄関ホール)
玄関ホール5は、玄関3、居間・食堂9、及びパウダールーム7の相互移動の際に必ず経由するハブ的な空間である。玄関ホール5は玄関3の土間を形成する床3aよりも高さの高い床5aを有する。玄関ホール5と玄関3との間には、間仕切壁等の仕切りは無く、玄関ホール5と玄関3とは連続した一体の空間を構成する。また、玄関ホール5は居間・食堂9にも隣接するが、玄関ホール5と居間・食堂9とは、親子形式の建具(出入口部)6aを備えた間仕切壁6で仕切られている。親子形式の建具6aは、戸の大きさが違う両開き戸からなり、建具6aを介して玄関ホール5と居間・食堂9とは出入り可能に構成されている。
(パウダールーム)
パウダールーム7は、玄関ホール5に出入り可能に隣接している。パウダールーム7は、個室空間と開放空間とに区分され、個室空間には、トイレ7aが設けられている。トイレ7aには、来客時に専ら客が使用することを想定した便器7bが備え付けられている。トイレ7aは、片引形式の建具8aを有する間仕切壁8によって開放空間から区画されている。
開放空間には、外周壁1の壁面に沿うように鏡付の洗面化粧台7cが設置されている。また、開放空間には、洗面化粧台7cに対向するように、両開き形式の収納建具7dが設けられている。収納建具7dの内部には、ハンガーパイプ7gを備えたクローク収納7fが設けられている。パウダールーム7は、玄関3から見通しがきかない位置、特にトイレ7aへの出入りが見通せない位置に配置されている。なお、洗面化粧台7cは個室空間であるトイレ7aの内部に配置するようにしてもよい。
パウダールーム7は、玄関ホール5に出入り可能に隣接しており、日中に訪問して宿泊せずに退出する客、例えば、主婦(母親)が近所つきあいしている知人や比較的近い場所に居住する友人等の訪問客が主体的に利用できるようにレイアウトされている。従って、訪問客は、コート類や上着を収納するため、または手洗いや化粧直しのために玄関3から玄関ホール5を通って直接にパウダールーム7に進入することができる。さらに、玄関ホール5は居間・食堂9にも出入り可能に隣接しているため、パウダールーム7で用事を済ませた訪問客は、パウダールーム7から玄関ホール5を通って居間・食堂9に直接に入り、住宅Aの居住者と歓談などをすることができる。従って、訪問客は、家族専用の空間に進入することなく、手洗い、化粧直し、コート類の収納等のために玄関3または居間・食堂9から玄関ホール5を経由してパウダールーム7に出入りすることができる。
(居間・食堂)
居間・食堂(「リビングダイニング」ともいう)9は、居間9aと食堂9bとを兼ねた空間であり、南側の庭Fに面した外周壁1に大型窓21を備えた略矩形をなしている。西寄りの領域はソファ形式のテーブル23aと椅子23bとからなるソファセット23やテレビ25などが置かれた居間9aである。また、東寄りの領域はテーブル27aと6脚の椅子27bとからなる食卓セット27が置かれた食堂9bのスペースである。食堂9bの東側には、床上げコーナー11が隣接し、食堂9bと床上げコーナー11との境界には、移動可能な衝立家具29が設置されている。居間・食堂9の間口(南北方向の寸法)は壁心寸法で3660mm(内法の寸法で凡そ3500〜3550mm)である。
居間・食堂9は、家族の団欒の場、テレビ鑑賞の場、食事の場として使用されるほか、来客時には接客空間としても使用される。特に主婦(母親)の友人が訪れた際には、専ら食卓セット27の椅子27aに腰掛けて、あるいは隣接する台所13との境界に配置されたキッチンセット31を囲み、一緒に食事やお茶の準備をしながら歓談等がなされる。なお、本実施形態では、接客空間として居間・食堂(リビングダイニング)を例に説明するが、接客空間としては居間(リビング)のみ、または食堂(ダイニング)のみからなる空間であってもよい。
(床上げコーナー)
床上げコーナー11は、居間・食堂9の東側に隣接して配置された略矩形の空間である。床上げコーナー11の間口は壁心寸法で3050mm(内法の寸法で凡そ2928mm)、奥行(東西方向の寸法)は壁心で1830mm(框も含めた床の有効寸法でも凡そ1830mm)である。
床上げコーナー11と居間・食堂9との境界には間仕切壁はない。また、居間・食堂9に面する側を除く三面は外周壁1または間仕切壁33で外部空間または室内の他の空間と区画されている。その結果、床上げコーナー11は、居間・食堂9の面する側を除いて閉鎖された空間を形成する。
図3〜図7に示されるように、床上げコーナー11の床(以下「高床」という)11aは、居間・食堂9等、他の居室の床(以下「標準床」という)FLに比べてレベルの高い位置に設けられている。この高床11aは、標準床FLと同レベルの床(以下「基礎床」という)11bを構築したのちに、その基礎床11bの上に構築される。高床11aと標準床FL(基礎床11b)との高低差は400mmであり、例えば、居間・食堂9側に足を下ろして腰かけてちょうどよい高さ、または居間・食堂9に置いた椅子27bの座面とほぼ同じ高さになるように設定されている。
床上げコーナー11の高床11aには、居間・食堂9に面する側に畳敷き部分35が設けられ、居間・食堂9から遠い側に座卓部分37が設けられている。座卓部分37には、床上げコーナー11の利用者Pが居間・食堂9側に背を向けて着座可能な掘り込み式の座卓39が設けられている(図6及び図7参照)。
床上げコーナー11と居間・食堂9との境界面Bfには、固定された間仕切壁などはなく、台所13などから見通しが利く開放領域Saが形成されている。なお、床上げコーナー11と居間・食堂9との境界には、床上げコーナー11と居間・食堂9との境界面Bfの一部を区画して、視界の一部を遮る衝立家具29が設置されている。しかしながら、この衝立家具29は、台所13から床上げコーナー11を見る場合の視界を完全に遮っているわけではなく、開放領域Saを確保しつつ、部分的に遮っているに過ぎない。
(台所)
図1に示されるように、居間・食堂9の食堂9bの北側には、食堂9bに面するように東西に長い長方形の台所13が配置されている。台所13と食堂9bとの境界には間仕切壁はなく、開放された状態となっている。この境界に沿うようにしてペニンシュラ型のキッチンセット31が設置されており、キッチンセット31によって台所13と食堂9bとの区画がなされている。キッチンセット31は、シンク31aやガス台31bなどを備えて構成されている。
台所13は、北側の家族用水回り空間17との間が間仕切壁41によって区画されており、間仕切壁41に沿って食器棚13a、冷蔵庫13b等が設置されている。台所13の奥にはパントリー(食品庫)43が配置されている。
台所13で作業(家事)を行う家事主体者、例えば料理を行う主婦(母親)にとって、台所13での家事の中心場所Cpは、キッチンセット31のシンク31aに対面するように立つ場所である。この中心場所Cpに立つ家事主体者は、食堂9b側を向いて家事を行うことになる。その際に、家事主体者は、床上げコーナー11と居間・食堂9との境界面Bfに形成された開放領域Saを介して床上げコーナー11を見通すことができる(図8参照)。すなわち、本実施形態に係る台所13は、シンク31aに対面するように立った家事主体者が、居間・食堂9とともに床上げコーナー11を見通せるようにレイアウトされている。なお、図8は、台所13の中心場所Cpに立って家事を行う家事主体者の視界を想定し、家事主体者からの床上げコーナー11の見通し状態を示す図である。
なお、本実施形態に係るキッチンセット31はペニンシュラ型であるがアイランド型などでもよく、また、壁付型(シンク31a前に立った際に床上げコーナー11に背を向ける構成)で、振り返って床上げコーナー11が見通せるように構成することもできる。
(ロッカールーム)
ロッカールーム15は、玄関3に出入り可能に隣接しており、玄関3とは片開き形式の建具45aを備えた間仕切壁45によって区画されている。また、ロッカールーム15の玄関3側の一部の床は玄関3の土間3aと連続するように一段低くした仕上げになっている。土間3aと連続する一部の床を形成することで、家族の靴の脱ぎ履きはロッカールーム15の内部で行うように仕向けることができる。
ロッカールーム15は、玄関3と相対する北寄りの位置で家族用水回り空間17及び階段室19に隣接してつながっている。ロッカールーム15と家族用水回り空間17は、片引き形式の建具47aを備えた間仕切壁47によって区画され、ロッカールーム15と階段室19とは、片引き形式の建具48aを備えた間仕切壁48によって区画されている。
ロッカールーム15には、北側の外周壁1に沿って共用ロッカー49が備え付けられ、さらに、共用ロッカー49の隣りに家族の人数に対応した数の個人用ロッカー51が備え付けられている。また、個人用ロッカー51に向かって後ろ側、具体的には、ロッカールーム15と階段室19とを区画する間仕切壁48側には、間仕切壁48に沿って多目的に使用できる収納棚53が設けられている。個人用ロッカー51の高さは1850mmでありその上部には採光や通風のための、開閉自在な高窓55と嵌め殺しの天窓57(図2参照)が設けられている。
(家族用水回り空間)
家族用水回り空間17は、ロッカールーム15及び台所13に隣接して設けられている。家族用水回り空間17には、内部に洗面化粧台59、洗濯機置き場61等を備えた洗面所17aと、洗面所17aに出入り可能に隣接する浴室17bとが設けられている。本実施形態では、家族用水回り空間17とは別に、上述のパウダールーム7を設けており、パウダールーム7には、日帰り客や数時間程度しか滞在しないような近隣の客などの訪問客が行う行為に必要な装備、具体的には、訪問客の使用を想定した便器7bと鏡付の洗面化粧台7cとが整っている。従って、訪問客が手洗いや化粧直しを行いたいと思った場合にもパウダールーム7に案内すれば足りるので、家族用水回り空間17に導く必要はない。
(階段室)
階段室19は、ロッカールーム15、玄関ホール5、居間・食堂9及び台所13に囲まれるようにして配置されている。階段室19には、2階への昇降のためのUターン形式の階段63が設けられている。
階段63への昇降のための昇降口19aと隣接する台所13との間には間仕切壁はなく、また、昇降口19aと居間・食堂9との間にも間仕切壁はない。一方で、昇降口19aとロッカールーム15との間には、片引戸形式の建具48aを有する間仕切壁48が設けられているが、建具48aを開放しておくことによって、台所13の西寄りの位置Wpからロッカールーム15を見通すことができる。台所13の西寄りの位置Wpは、ロッカールーム15を見通し可能な領域である。台所13にロッカールーム15を見通し可能な領域Wpを設けることで、台所13で主体的に家事を行う家事主体者、例えば主婦(母親)がロッカールーム15内の様子を伺うことができる。
(住宅の作用・効果)
以上、本実施形態に係る住宅Aによれば、玄関3にロッカールーム15が出入り可能に隣接し、ロッカールーム15に家族用水回り空間17が出入り可能に隣接するので、玄関3から入ってきた家族は、居間・食堂9を経由することなく、ロッカールーム15を経由して家族用水回り空間17まで移動することができる。従って、身体や衣類が汚れた状態で帰宅した家族を、手洗い、うがい、入浴、着替え等の行為のために家族用水回り空間17まで容易に導くことができ、玄関ホール5、パウダールーム7及び居間・食堂9をきれいに保つことができる。さらに、玄関3から家族用水回り空間17に行く途中でロッカールーム15に導くことができるので、居間・食堂9に持ち物を持ち込みそのまま放置されることを防止できる。
さらに、ロッカールーム15は、家族の人数に対応した数の個人用ロッカー51を有するので、家族それぞれに専用のロッカーを割り当てることができ、各構成員、特に子供などに整理整頓に対する責任感を植え付ける上で有効である。また、ロッカールーム15は台所13に出入り可能に隣接し、台所13には、ロッカールーム15を見通し可能な領域Wpが設けられているので、家族間の外出時間や帰宅時間のずれが大きな家庭、例えば子育て家庭であっても、台所13で家事主体者が、家事の中心となる台所13から家族の外出や帰宅に気づき、整理整頓について的確に注意、指導あるいは助言を与えやすくなる。
さらに、ロッカールーム15を設けることにより、室内のあちこちに物が放置されることが防止でき室内全体が片付いた状態を保つことができる。
さらに、床上げコーナー11は、居間・食堂9に面する側を除いて壁で囲まれており、例えば、家族である子供や、客の連れてきた子供などが好んで篭る閉鎖的な空間となっている。従って、子供の居場所が固定化され、遊び道具や勉強道具で散らかる場所、飲食によって汚れる場所も固定化される。その結果として、居間・食堂9が散らかったり汚れたりすることを防止できる。
さらに、パウダールーム7には、日帰り客や近隣の客などが数時間の滞在中に行う行為に必要な装備が整っており、パウダールームは玄関ホール5に出入り可能に隣接しているので、客には見せたくない家族専用の空間(ロッカールーム15や家族用水回り空間17)に客を招き入れたり、客を通行させたりしなくても手洗いや化粧直しといった簡単な用事に対応できる。従って、主婦(母親)等は、客が入り込まない家族専用の空間に優先して、居間・食堂9の美観の維持や回復に努めることができる。
また、外出時や帰宅時の片付けに対する親の補助や指導は子育て期の必須条件だが、例えば、玄関クローゼットなどが台所から離れ、わざわざ玄関クローゼットまで行かなければ片付け状態を確認できないのであれば、台所での家事主体者がタイムリーに片付けの補助や指導を行うことができず、結局子供の外出や帰宅の前後で母親が片付けることになり負荷が大きい。本実施形態では、家事の中心となる台所13が、家族が移動する際の主要な経由空間であるロッカールーム15及び階段室19に近く、特に、台所13には、ロッカールーム15を見通し可能な領域Wpが設けられているので、主婦(母親)は、台所13で家事をしながら、帰宅、外出、あるいは室内を移動する家族に対して声をかけやすく、さらに、家事主体者が個人用ロッカー51の整理整頓状況を確認しやすくなり、家族に対し整理整頓について指導や補助をタイムリーに与えやすくなる。
さらに、台所13で家事を行う家事主体者は、シンク31aに対面して立った際に床上げコーナー11を見通すことができる。従って、床上げコーナー11にいる子供の様子が家事主体者の目に自然に入るようになり、その様子を伺いやすくなり、また、子供に話しかけることも簡単にできる。また、床上げコーナー11は高床11aであり、台所13や居間・食堂9よりも高いので、床上げコーナー11の高床11aに乳児を寝かせている場合にも、乳児の様子も伺いやすい。
また、床上げコーナー11と台所13の境界には、床上げコーナー11に対する居間・食堂9からの視線を遮断し、台所13での主たる作業位置(中心場所)Cpからの視線は遮断しない位置に衝立家具29を配置している。衝立家具29を配置することによって、床上げコーナー11が散らかっていたとしてもそれが居間・食堂9側から目に付き難くなり、咄嗟の来客時にもあわてて片付けをする必要がない。また、衝立家具29によって例えば、乳幼児の勝手な移動を規制できて安心である。
また、床上げコーナー11には、利用者P、例えば、学齢児童などは居間・食堂9に背を向けるように着座できる座卓39が設けられているので、学習中に来客があったとしても子供の注意力が散漫になり難い。
また、家族は、ロッカールーム15を経由することにより、玄関ホール5、パウダールーム7、居間・食堂9を経由せずに、台所13、家族用水回り空間17、階段室19に移動可能である。従って、来訪した客が居間・食堂9にいる場合であっても、家族は客の前を通過することなく自由に移動(帰宅、外出、水回り空間への出入り、2階への移動)することができる。
また、ロッカールーム15に隣接して家族用水回り空間17が設けられているので、家族が身体や衣類が汚れた状態で帰宅した場合などに、手洗い、うがい、入浴、着替え等の行為に容易に導くことができ、室内をきれいに保つことができる。
[床上げコーナー及び座卓の詳細]
次に、床上げコーナー11について、図3〜図5及び図9〜図12を参照してさらに詳しく説明する。上述のように、床上げコーナー11は、居間・食堂9や台所13などの標準床FLに比べて高い位置にある、すなわちレベルの高い高床11aを有し、高床11aには座卓部分37と畳敷き部分35とが設けられており、畳敷き部分35には、長手方向を4等分し短手方向を2等分する大きさに分割された計8枚の畳35a,35bが敷かれている。これら複数の畳35a,35bのうち、居間・食堂9から床上げコーナー11への出入り口部分に設置された畳35bを除けば、全て取り外し可能な畳35aである。
高床11aと標準床FLとの段差部は框(かまち)35cによって見切られ、すなわち畳35aは、框35cに意匠的にきれい納められている。ただし出入り口部分に設置された畳35bのみは、框35dと一体化され、框35dの突出部を手がかりとして持ち上げると蝶番(不図示)を支点にして跳ね上がるように構成されている。さらに、畳35bには、跳ね上げた状態を維持する為のストッパー(不図示)が設けられている。
取り外し可能な畳35aの裏面は合板35e(図9参照)で裏打ちされており、反転して敷設することが可能で、用途に応じて畳敷きから板敷きに変更することができる。例えば、子供が食事をしたり、工作やお絵描きをしたりする場合には合板35eが表面になるように反転させておくと畳35aが汚れる心配がない。
畳敷き部分35の下方には畳35aの2枚分の大きさ(畳敷き部分35を4等分する大きさ)の長方形の床下収納65が4つ形成されている。各床下収納65は、4枚の側板65aを基礎床11b面に起立させて構成されている。床下収納65の内部にはスノコが敷かれ、来客用あるいは子供の昼寝用の布団の収納として使用できるように構成されている。畳35aは側板65aの上端部及び側板65aに着脱自在に架け渡された力根太65bで支持される。
床上げコーナー11の出入り口部分、具体的には、北側(台所13側)寄りの段差部には、可動踏み台67(図4参照)の収納および引き出しが自在となるような開口35gが形成されている。
可動踏み台67は、矩形のボックス型であり、踏み板となる天板67aと、四隅にローラが設けられた底板67bと、を有する。可動踏み台67は、高床11aの下方である基礎床11b(収納位置)と居間・食堂9の標準床FL(引き出し位置)との間で出し入れされる。可動踏み台67の天板67aの高さは、高床11aのレベルよりも低くなっており、引き出された際には、床上げコーナー11への出入りを楽に、且つ安全に行える階段として機能する。一方で、高床11aの下の空間を有効利用して収納できるのでスペースの有効活用に有効である。
座卓部分37は、床上げコーナー11の居間・食堂9と対向する東側の外周壁1に沿った位置に設けられている。座卓部分37には、床上げコーナー11の高床11aに平面視で縦長形状、具体的には、一直線状に延在する矩形状に形成された掘り込み部70(図4及び図9参照)が形成されている。掘り込み部70は、基礎床11b上の所定のエリアを矩形の領域を囲むように、四枚の側板70aを基礎床11b上に起立させて形成されている。座卓部分37では、掘り込み部70に足を差し入れることで、外周壁1の壁面に対面するように着座できるようになっており、その結果として、床上げコーナー11の利用者Pは、居間・食堂9側に背を向けて着座できるようになっている。なお、掘り込み部70の奥行は凡そ500mmに設定されている。
掘り込み部70には、高床11aの床面から所定の高さ、例えば、300mm程度の高さだけ離れた座卓面39a(図11参照)を有する座卓39が設置される。座卓面39aを300mm程度の高さとすることにより、利用者Pが掘り込み部70内に足を差し入れるには充分なスペースを確保できる。座卓39は、座卓面39aを形成する板部材71と、脚部を形成する複数の箱部材73とからなり、複数の箱部材73は、掘り込み部70内に収納可能である(図10参照)。なお、本実施形態では、三個の箱部材73によって座卓39の脚部が構成され、三個の箱部材73は、掘り込み部70の内部で横倒しにされ、縦に並んだ状態で収納される。
三個の箱部材73を納めた状態において、掘り込み部70の上端には、座卓面39aを構成する板部材71が上方から嵌め込まれる。掘り込み部70の側板70aの上部には、板部材71の板厚に対応した切り欠きが形成されている。この切り欠きは、板部材掛止部70b(図9参照)である。板部材71は、掘り込み部70の板部材掛止部70bで支持され、掘り込み部70を塞ぐ。すなわち、板部材71は、掘り込み部70の上端に着脱自在に取り付けられると共に、掘り込み部70に取り付けられて、掘り込み部70を塞ぐ形態になっている。掘り込み部70を塞いだ板部材71によって形成される床面は、畳敷き部分35の床面との間で略面一に連なり、フラットな高床11aを形成する。三個の箱部材73を掘り込み部70内に納めて、板部材71で掘り込み部70を塞ぐことによって座卓39の収納状態が形成される。
(座卓の第1の実施形態)
座卓39は、上述の三個の箱部材73と、二枚の板部材71とによって形成される。三個の箱部材73は、掘り込み部70内で立てられ、箱部材73の上端に二枚の板部材71が架け渡されて座卓39の使用状態が形成される。
二枚の板部材71は、板厚及び奥行は等しいが、長さが異なる。二枚の板部材71を縦に組み合わせた状態での長手方向の寸法は、掘り込み部70の長さ寸法に対応しており、二枚の板部材71を縦に並べて掘り込み部70の上端に取り付けることで、掘り込み部70は完全に塞がれる。板部材71の長手方向の端部には、持ち上げ用の把手と各種コードやケーブル類Cbなどが通される通線部を兼ねた穴71aが穿設されている。なお、座卓39の使用状態または収納状態において、板部材71の穴71aを通線部として使用しない場合には、着脱自在な蓋部材で穴71aを塞ぐようにしてもよい。
図12に示されるように、箱部材73は、略長方体形状であり、掘り込み部70の奥行L1(図9参照)に対応した奥行寸法Laと、掘り込み部70の深さL2よりも短い幅寸法Lbと、掘り込み部70の底から座卓面39aまでの距離L3(図11(b)参照)に対応した高さ寸法Lcとを有するように製作されている。
箱部材73の奥行寸法Laは、箱部材73を横倒しにして掘り込み部70に収納した際に掘り込み部70の長手方向に直交する側における寸法である。また、掘り込み部70の奥行L1に対応した箱部材73の奥行寸法Laとは、掘り込み部70の奥行L1よりも若干小さくて掘り込み部70内に挿入可能な寸法である。
箱部材73の幅寸法Lbは、箱部材73を横倒しにして掘り込み部70に収納した際の高さ方向の寸法である。また、掘り込み部70の深さL2とは、基礎床11bから板部材掛止部22aまでの高さを意味する。箱部材73の奥行寸法Lbが掘り込み部70の奥行L1よりも小さく、箱部材73の幅寸法Lbが掘り込み部70の深さL2よりも小さいので、箱部材73を横倒しにすると、箱部材73は掘り込み部70の内部に完全に収まる。
箱部材73の高さ寸法Lcは、箱部材73を掘り込み部70の基準床11b上に起立させた際の高さ寸法であり、掘り込み部70の深さL2、板部材71の板厚及び高床11aの床面から座卓面39aまでの距離を合計した長さに相当する。
箱部材73は、座卓39の使用状態において板部材71が載置される上面を構成する天板73aと、底面を構成する地板73bと、天板73aと地板73bとの間に配置される中間板73cと、天板73a、地板73b及び中間板73cを側面から支持する一対の側板73dと、を備えて構成されている。
箱部材73は、座卓39の使用状態において掘り込み部70の長手方向を向く一対の側面部75を有し、一対の側面部75は一対の側板73dによって形成されている。さらに、箱部材73は、座卓39の使用状態において長手方向に直交する方向を向き、且つ、掘り込み部70に足を差し入れて着座する利用者P側の前面部76と、前面部76に対して反対側となる後面部77と、を有する。
座卓39の使用状態において、箱部材73は、前面部76及び後面部77のうち、中間板73cよりも上方の領域及び下方の領域が開放されており、側面部75は閉塞されている。なお、前面部76及び後面部77のうち、中間板73cよりも下方の領域を閉塞するようにしてもよいし、また、中間板73cよりも上方の領域において側面部75を開放するようにしてもよい。
天板73aには、円柱状の複数の凸部73gが設けられており、板部材71の裏面には、起立した箱部材73の配置に対応して凸部73gに嵌合する複数本の溝部71bが形成されている(図11参照)。板部材71は、溝部71bが箱部材73の凸部73gに嵌合することによってズレが防止され、所定位置に保持される。また、天板73aには、板部材71の穴71aに対応して各種コードやケーブル類Cbが通される通線用の穴73jが穿設されている。
一対の側板73dには、それぞれの四角に突起73hが設けられており、板部材71には、横倒しにされた箱部材73の配置に対応して突起73hに嵌合する複数本の溝部71cが形成されている(図10参照)。板部材71は、溝部71cが箱部材73の突起73hに嵌合して、掘り込み部70内での箱部材73のズレを防止する。
箱部材73は、掘り込み部70の両端の二カ所と中間部との計三カ所に起立状態で設置される。掘り込み部70の中間部は、二枚の板部材71同士が接続される位置である。三個の箱部材73が所定位置で起立され、さらに箱部材73の上面、すなわち天板73aの上に板部材71が載置されて、使用状態の座卓39が構成される。なお、外周壁1には、掘り込み部70の両端に起立状態で配置された箱部材73の裏側となる位置にコンセント1aが設けられている。板部材71の穴71a及び箱部材73の穴73jを通された各種コードやケーブル類Cbのプラグは、コンセント1aに差し込まれ、パソコンや蛍光灯スタンドなどを駆動するための電力の供給を受ける。
また、箱部材73を起立させて座卓39の脚部として用いた使用状態において、中間板73cの高さは、高床11aの床面に対応した高さ、すなわち、中間板73cの上端面の高さが高床11aの床面にほぼ一致する高さとなるように設定されている。従って、座卓39の使用状態において、箱部材73の中間板73cより上方の領域は、文房具や玩具、または書籍などの物品を利用者Pが着座する側(前面部側)から出し入れ可能に収納できる収納部として有効活用できる。なお、中間板73cより上方の領域において側面部75が開放されていても同様の効果を奏する。
なお、座卓39は、居間・食堂9と対向する東側の外周壁1に沿って設けられており、利用者Pは、外周壁1に壁面に向かって着座できる構成になっているが、出入りの支障のない様に他の壁(南側の外周壁1や北側の間仕切壁33)に沿って設けてもよい。
(座卓の第2の実施形態)
図13及び図14を参照して第2の実施形態に係る座卓を説明する。本実施形態に係る座卓40は、第1の実施形態に係る座卓39に比較して、座卓40の脚部を構成する箱部材79が相違する。なお、従って、箱部材79を中心にして説明し、その他の構成については同一の符号を用いて説明を省略する。
箱部材79は、座卓40の使用状態において板部材71が載置される上面を構成する天板79aと、底面を構成する地板79bと、天板73aと地板79bとの間に配置される中間板79cと、を備える。また、箱部材79は、前面部76側及び後面部77側に配置されて地板79bと中間板79cとを支持する下部前面板79d及び下部後面板79eを備える。さらに、箱部材79は、側面部75側に配置されて地板79bと中間板79cとを支持する一対の上部側板79fを備える。
箱部材79の場合、座卓40の使用状態において掘り込み部70の長手方向を向く一対の側面部75のうち、中間板79cよりも下方の領域が開放されている。また、中間板79cよりも上方の領域では、上述の形態同様に、前面部76及び後面部77が開放されている。
座卓40は、座卓40の使用状態において中間板79cよりも下方の領域において、側面部75が開放されているため、中間板79cより下方の領域を側面部75から使用する収納部として有効活用できる。
[座卓の作用、効果]
上述の座卓39,40では、掘り込み部70内で複数の箱部材73,79を起立させ、複数の箱部材73,79の上端に板部材71を架け渡すことで座卓39,40の使用状態を形成できる。また、複数の箱部材73,79を横倒しにして掘り込み部70内に収納し、板部材71で掘り込み部70を塞ぐことで座卓39,40の収納状態を形成できる。その結果として、特に複雑な機構を有することなく、簡便な構成で使用状態から収納状態に簡単に変化させることができる。
さらに、板部材71には、持ち上げ用の把手と各種コードやケーブル類Cbなどが通される通線部を兼ねた穴71aが穿設されており、箱部材73,79にも対応する穴73jが設けられている。従って、座卓39,40の収納状態から座卓39,40の使用状態に移行する際の板部材71の持ち上げ作業が容易となり、座卓39,40の使用状態においてもパソコン等の各種コードやケーブル類Cbの通線が行いやすい。
なお、第1及び第2の実施形態に係る座卓39,40では、三個の箱部材73,79と二枚の板部材71とによって構成されたが、板部材や箱部材の数は上記の態様に限定されない。例えば、板部材の数に対しひとつ多い数の箱部材を用意して、中間部の箱部材では二枚の板部材を支持し、両端の箱部材では両端の板部材の端部側を支持するように構成すればよい。また、板部材を分割しないで箱部材を跨ぐ(板部材の中間部を箱部材で支持する)ように構成してもよい。また、本実施形態に係る掘り込み部70では、高床11aに平面視で一直線状に形成された矩形状を例に縦長形状を説明しているが、縦長形状としては、例えば、L字状、U字状等多様な形状であってもよい。
[ロッカーの詳細]
上述のように、ロッカールーム15(図1参照)には、北側の外周壁1に沿って共用ロッカー49が備え付けられ、さらに、共用ロッカー49の隣りに家族の人数に対応した数の個人用ロッカー51が備え付けられている。
図15〜図17に示されるように、共用ロッカー49は、縦割り、すなわち、縦の長い矩形のロッカーボディー49aからなり、ロッカーボディー49aには、片開きの前面扉49bが取り付けられている。共用ロッカー49は、玄関3に最も近い側で、床が土間となっている位置に配置されており、クリーニングに出す衣類、クリーニング後の衣類、宅配業者から受け取った大型荷物、買い物用カートなどの収納に適している。
複数の個人用ロッカー51は縦割り、すなわち、縦に長い矩形のロッカーボディー(筐体)51aを備え、横に並んで配置されている。さらに、個人用ロッカー51のロッカーボディー51aには、片開きの前面扉51bがヒンジ部を介して開閉自在に取り付けられている。個人用ロッカー51は、コート、防寒具、雨具、お稽古道具、バッグ類、屋外での運動用具や遊び道具、鍵等の外出時に身に付ける、あるいは携帯するものや、スリッパ等の帰宅後に使用するものなどの収納を目的としたものである。個人用ロッカー51は、同一の寸法、形状を有しているが、前面扉51bには、それぞれ異なる色が彩色されており、誰のロッカーであるかがひと目で認識できるような工夫が施されている。
個人用ロッカー51の前面扉には、フックを介して掛止されたり、または、ねじ止めされたりして高さ調節可能に設置される伝言板51cが設けられている。伝言板51cは、マーカーで文字が書け、磁石等を用いてメモを貼り付けることができるボードからなり、例えば、個人用ロッカー51を利用者の背丈に応じて高さを変更することが可能である。
個人用ロッカー51の内部には、平板からなる棚81、平板の下面にハンガーパイプが取り付けられたハンガーパイプ付棚83などが取り付けられている。個人用ロッカー51の奥側の内面には、棚81やハンガーパイプ付棚83などを高さ調節可能に支持するためのレール状の支持部材51dが上下方向に沿って延在すべく固定されている。支持部材51dには、棚やハンガーパイプ付棚フックなどを下から支えるブラケット部材を引っ掛けて固定するための複数の係止穴51eが形成されており、係止穴51eにブラケット部材51fを引っ掛けて固定し、さらに、左右一対のブラケット部材51fの上に棚81やハンガーパイプ付棚83を載置して棚81やハンガーパイプ付棚83を固定する。棚81やハンガーパイプ付棚83はブラケット部材51fから取り外すことができ、さらに、ブラケット部材51fは支持部材51dの長手方向に沿って適宜に固定位置を変更できる。その結果として、棚81やハンガーパイプ付棚83は、個人用ロッカー51の内部で着脱自在及び高さ変更可能な構成になっている。さらに、新たなブラケット部材51fや棚81またはハンガーパイプ付棚83を容易することで、適宜に追加設置が可能である。
個人用ロッカー51の前面扉の裏面側には、上下方向に長いメッシュパネル51jが固定されている。メッシュパネルには、フック部85a,87aを介してメッシュパネルに掛止されるスリッパラック85や網棚87等が取り付けられている。スリッパラック85や網棚87等は、メッシュパネル51jに対して着脱自在であり、さらに、メッシュパネル51jの長手方向に沿って掛止位置を変更することによって、適宜に高さ変更可能な構成になっている。上述の棚81やハンガーパイプ付棚83、またはスリッパラック85や網棚87等は、収納補助部材に相当する。これらの収納補助部材は、各個人ロッカー51共通の仕様、規格を有しており、取り外して他の個人用ロッカー51に使用することが可能である。
[個人用ロッカーの作用・効果]
個人用ロッカー51は縦割りの構成であり、さらに横に並んで配置されているので、家族同士の整理整頓状態の比較が容易にでき、改善の動機付けを行い易い。さらに、ロッカーを横割りにして上下に並ぶように配置した場合には、背丈の異なる家族、例えば、背の高い父親と背の低い小学生の子供とでは、ロッカーを同じように利用することは難しくなり、低い位置に配置したロッカーを優先的に背の低い子供専用にする必要が生じてしまうが、縦割りにすることで、背丈に関係なく、専用のロッカーを自由に選択して利用することが可能になる。
また、個人用ロッカー51の内部に取り付けられる棚81、ハンガーパイプ付棚83、スリッパラック85または網棚87等の収納補助部材は、着脱及び高さ変更自在なので、個人用ロッカー51それぞれの利用者の身長や収納物に応じてレイアウト変更することが容易であり、収納の難しさに起因する整理整頓の不徹底を防止することができる。
さらに、個人用ロッカー51は、開閉自在な前面扉51bを有し、前面扉51bには、高さ変更自在な伝言板51cが設けられている。個人用ロッカー51を使用する家族の身長に対応させて伝言板51cの高さを調整することができ、その伝言板51cを利用して整理整頓に関する注意事項や指摘事項を伝言することによって、接点が持ちにくい家族に対しても的確に指導することができる。
[衝立家具の詳細]
上述のように、居間・食堂9と床上げコーナー11との境界には衝立家具29が設置されている。本実施形態では、居間・食堂9または床上げコーナー11での使用に適した形態にするために、二つの衝立家具29を並べて配置している。2つの衝立家具29は高さが1150mm、幅が凡そ1080mm、奥行が350mmの移動可能な家具である。
図3及び図4に示されるように、衝立家具29は、二枚の起立板29aと四枚の水平板29bとを格子状に組み合わせて3段3列のグリッドを構成し、最下段と中間の段のグリッドには背板29cを嵌め込み、最上段のグリッドには背板を嵌め込まず両側から使用可能なオープンな棚としている。
衝立家具29は、背板を床上げコーナー11側に向けて標準床FL上に設置されている。衝立家具29の二段目の水平板29bの高さは高床11aに一致し、3段目の水平板29bの高さは食卓テーブル27aより若干高い位置となる。背板29cを床上げコーナー11側に向けて衝立家具29を設置することで、最下段及び中間の段は居間・食堂9側が開放するため、居間・食堂9側から使用できる。また、最上段には、背板が設けられていないので、居間・食堂9側及び床上げコーナー11の両方の側からフレキシブルに使用でき、書籍、フォトスタンド、小物等を置くことによって視線を遮ることもできる。
衝立家具29の高さは、居間・食堂9と床上げコーナー11との境界の高床11a側に置いた状態で、視線を適度に遮断する高さである。この視線を適度に遮断する高さとは、例えば、居間・食堂9側から床上げコーナー11を見た場合に高床11aに直に座った人物(標準的な成人男性)が見えない程度であり、この高さは高床11aに置いて使用する場合にも支障がないものである。また、衝立家具29の幅寸法は、2つの衝立家具29を南側の外周壁1寄りに一直線状に配置された状態でも、北側(台所13側)よりの出入り部分からの出入りを妨げない寸法であり、本実施形態では、凡そ760mmの通路幅が確保される。
なお、衝立家具29bは、背板が全くないオープンな構成や、全てのグリッドに背板を嵌め込んだ構成や、中間の段のみ背板を嵌め込み最下段と最上段には背板を嵌め込まない構成や、背板を千鳥にはめ込む構成等、様々に配置とすることもできる。
以上の住宅Aに係る床上げコーナー11では、限られた空間の中で、子供の成長や生活の場面に応じて座卓39の状態や、衝立家具29のレイアウトを変化させることによって、フレキシブルに対応することができる。
例えば、乳幼児期の子供を有し家事の最中に床上げコーナー11で子供を寝かせる場合や床上げコーナー11に客を宿泊させる場合は、座卓39を収納状態とする。この状態では布団を敷くのに充分な凡そ3.3畳の床面が確保することができる。
また、大人数で居間・食堂9のテーブル12aを囲みたい場合には、衝立家具29の一方または両方を移動させて、床上げコーナー11に腰を掛けてテーブル12aを囲むように構成することが可能であり、更に、テーブル12aと連続するように床上げコーナー11に補助的な座卓39を置くことでより大人数で卓を囲むことができる。
また、就学期の子供を有する場合は、座卓39を使用状態として、学習コーナーを構成することができる。この場合、居間・食堂9側に向かず着座するので学習に集中することができ、収納部も充分確保されているので整理整頓しやすい。また、充分な幅寸法を有するので親や兄弟が横並びに座って子供に指導することができる。
2…玄関ドア、3…玄関、3a…土間を形成する床、5…玄関ホール、5a…床、6…間仕切壁、6a…建具(出入口部)、7…パウダールーム、7a…トイレ、7c…洗面化粧台、7f…クローク収納、9…居間・食堂(接客空間)、11…床上げコーナー(床上げ空間)、11a…高床、13…台所、15…ロッカールーム、17…家族用水回り空間、17b…浴室、23a,27a…テーブル、23b,27b…椅子、31…キッチンセット、51…個人用ロッカー(ロッカー)、59…洗面化粧台、A…住宅、Wp…台所からロッカールームを見通し可能な領域、FL…標準床。

Claims (2)

  1. テーブル及び椅子が配置された接客空間と、
    玄関ドアと土間を形成する床とを有する玄関と、
    前記玄関に隣接して前記土間を形成する床よりも高さの高い床を有すると共に、出入口部を有する間仕切壁を介して前記接客空間に隣接する玄関ホールと、
    前記玄関ホールに出入り可能に隣接すると共に、トイレ、洗面化粧台及びクローク収納を有するパウダールームと、
    前記接客空間に隣接し、且つ前記接客空間よりも高い床を有すると共に、前記接客空間に面する側を除いて壁で囲まれた床上げ空間と、
    前記玄関に出入り可能に隣接すると共に、居住者の人数に対応したロッカーを有するロッカールームと、
    前記ロッカールームに出入り可能に隣接すると共に、少なくとも洗面化粧台及び浴室を有する家族用水回り空間と、を備えることを特徴とする住宅。
  2. 前記接客空間に隣接すると共に、キッチンセットを有する台所を更に備え、
    前記台所は、前記ロッカールームを見通し可能な領域を有することを特徴とする請求項1記載の住宅。
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