JP7342420B2 - 戸建住宅 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 〔刊行物〕Gravis Bellsa Family Suite in MODERN LINE にて公開(〔発行日〕平成31年3月7日)
特許法第30条第2項適用 〔刊行物〕 Family Suite Concept Book にて公開(〔発行日〕平成31年4月26日)
本発明は、1階に形成される大空間居室内の任意の位置にリビング、ダイニング、キッチンを配置し、2階に形成されるフリースペースにサブリビングを配置する2階建の戸建住宅に関する。
従来より、住宅の間取りにおいて、リビング、ダイニング、及びキッチンを1室にまとめて一体化させ、所謂LDKを形成することが一般化している(例えば、特許文献1)。このようなLDK発想では、一般的に「L:団欒、くつろぎ」「D:食事」「K:調理」とそれぞれの空間を機能別に区分けすることで予め配置を決めることが多いが、昨今、目まぐるしく変化する現代社会に適応するには限界があり、居住者の多様なライフスタイルにより柔軟に対応できる住宅が求められている。また一方で、子育てを行うファミリー世帯では、リビングという同一空間に家族全員が留まりながらもそれぞれ自由に行動することが多く、家族団欒を楽しむ空間は、個々の行為を干渉しないためにある程度の広さを確保するとともに、家族の気配やつながりを感じ取るために仕切りを排除された空間とすることが望まれている。
そこで、非居室を配置するコアスペースと、居室を配置するためのフリースペースと、を構造柱を含む間仕切り部材で区画し、フリースペースを間仕切のない大空間とすることで、ライフスタイルの変化に応じて適切な居室をフリースペース内に形成することが可能な戸建住宅が提案されている(特許文献2)。
特開2002-180677 特開2012-219449
しかしながら、特許文献2に記載の戸建住宅では、フリースペースを大空間としているものの、キッチンを配置する位置やその広さは予め確定しているため、リビング、ダイニング、キッチンをそれぞれ自由に配置できるとは言い難い。また、従来のLDKの間取りでは、一般的に快適な住環境を形成するとされているリビング、ダイニング、キッチンの広さや各スペース同士の面積比率を考慮していることが多いが、このように定義された広さや面積比率に基づく各スペースの形成は、多様化する居住者のライフスタイルに対応することが困難であり、よりフレキシブルな間取りを提案することが急務となっている。
そこで、本発明は、上述した課題を鑑みてなされたものであって、リビング、ダイニング、キッチンをライフスタイルに応じて自由に配置することが可能な戸建住宅を提供することを目的とする。
本発明の第1の戸建住宅は、1階が、非居室を配置する非居室スペースと、平面視ロ字形状に形成された区画壁によって当該非居室スペースから区画される大空間居室と、のみからなり、2階に、廊下と繋がって形成され、主寝室の略半分以上の面積を有するフリースペースを備えた2階建ての戸建住宅であって、前記大空間居室に露出する壁体は、前記区画壁のみであり、前記大空間居室は、面積が30平米以上で構成され、前記大空間居室内の任意の位置にリビング、ダイニング、キッチンを配置し、前記フリースペースにサブリビングを配置することを特徴としている。
本発明の第2の戸建住宅は、1階が、非居室を配置する非居室スペースと、平面視ロ字形状に形成された区画壁によって当該非居室スペースから区画される大空間居室と、のみからなり、2階に、第1間仕切壁によって廊下と隔てられ、主寝室の過半以上の面積を有するフリースペースを備えた2階建ての戸建住宅であって、前記大空間居室に露出する壁体は前記区画壁のみであり、前記大空間居室内の任意の位置にリビング、ダイニング、キッチンを配置するとともに、前記フリースペースにサブリビングを配置し、前記第1間仕切壁は、2つの出入口扉を有することを特徴としている。
本発明の第3の戸建住宅は、前記フリースペースは、前記第1間仕切壁と、前記フリースペースを挟んで前記第1間仕切壁に相対向する第2間仕切壁と、を繋ぐ第3間仕切壁によって複数の室に分割され、前記第3間仕切壁は、前記第1間仕切壁の前記2つの出入口扉同士の間から延出することを特徴としている。
本発明の第4の戸建住宅は、前記フリースペースが、第4間仕切壁を介して主寝室と隣接しており、前記複数の室のうち一方の室は、前記第4間仕切壁を取外すことによって前記主寝室と一体化することを特徴としている。
本発明の第5の戸建住宅は、前記大空間居室が、前記区画壁を介して屋外に形成されたウッドデッキスペースと隣接しており、前記区画壁に形成された透過性を有する掃出し窓によって前記ウッドデッキスペースと行き来可能であることを特徴としている。
本発明の第6の戸建住宅は、前記区画壁が、平面視略ロ字型状に形成され、且つ、一方向の中心間距離を8m~10m、他方向の中心間距離を4m~6mで形成されることを特徴としている。
本発明の第7の戸建住宅は、前記大空間居室及び前記フリースペースが、それぞれ天井面全体及び床面全体をフラットに形成されることを特徴としている。
本発明の第1の戸建住宅によると、リビング、ダイニング、及びキッチンは、大空間居室内の任意の位置に配置されるとともに、サブリビングを2階のフリースペースに配置するので、従来のようにリビング、ダイニング、キッチンの広さや配置を拘束せず柔軟に選択することができ、また、上下階でリビングを使い分けることで多様なライフスタイルに対応することができる。そして、大空間居室は1階の非居室スペースを除く30平米以上の纏まった空間であり、また、フリースペースは2階廊下に対して開放的な空間であるため、大居室空間やフリースペースに留まる居住者は、他の居住者の気配やつながりを感じ取りながらも互いに個々の行為に干渉することなく快適に滞在することができる。
本発明の第2の戸建住宅によると、リビング、ダイニング、及びキッチンは、大空間居室内の任意の位置に配置されるとともに、サブリビングを2階のフリースペースに配置するので、従来のようにリビング、ダイニング、キッチンの広さや配置を拘束せず柔軟に選択することができ、また、上下階でリビングを使い分けることで多様なライフスタイルに対応することができる。また、大空間居室は1階の非居室スペースを除く纏まった大空間であるため、大空間居室に留まる居住者は、他の居住者の気配やつながりを感じ取りながらも互いに個々の行為に干渉することなく快適に滞在することができる。そして、第1間仕切壁は予め2つの出入口扉を設置されているので、家族構成やライフスタイルが変化した場合、第1間仕切壁に直交する新たな間仕切壁をこの2つの出入口扉同士の間に設置するだけで、フリースペースを容易に2つの個室に分割することができる。
本発明の第3の戸建住宅によると、フリースペースは、第1間仕切壁と、第1間仕切壁に相対向する第2間仕切壁と、を繋ぐ第3間仕切壁によって複数の室に分割され、第3間仕切壁は、第1間仕切壁の2つの出入口扉同士の間から延出するので、フリースペースを容易に2つの個室に分割することができ、家族構成やライフスタイルの変化に応じて柔軟に対応可能な住宅とすることができる。
本発明の第4の戸建住宅によると、フリースペースは、第4間仕切壁を介して主寝室と隣接しており、複数の室のうち一方の室は、第4間仕切壁を取外すことによって主寝室と一体化するので、夫婦の主寝室内に、団欒や趣味などを楽しむためのフリースペースを形成することができ、様々なライフスタイルに柔軟に対応することができる。
本発明の第5の戸建住宅によると、大空間居室は、区画壁を介して屋外に形成されたウッドデッキスペースと隣接しており、区画壁に形成された透過性を有する掃出し窓によってウッドデッキスペースと行き来可能であるため、大空間居室からウッドデッキスペースへ空間が広がるような視覚効果を得ることができ、居住者はより快適に大空間居室での滞在を楽しむことができる。
本発明の第6の戸建住宅によると、区画壁は、平面視略ロ字型状に形成され、且つ、一方向の中心間距離が8m~10m、他方向の中心間距離が4m~6mであるので、居住者は、大空間居室内で閉塞感や窮屈さを感じることが少なく、快適に滞在することができる。
本発明の第7の戸建住宅によると、大空間居室及びフリースペースは、それぞれ天井面全体及び床面全体をフラットに形成されるので、居住者は空間全体を見通すことができ、他の居住者の気配を感じながら各空間内に滞在することができる。
第1実施形態の戸建住宅を示す1階平面図。 第1実施形態の戸建住宅を示す2階平面図。 大空間居室にリビング、ダイニング、キッチンを配置し、フリースペースにサブリビングを配置した第1実施形態の戸建住宅を示す各階平面図。 大空間居室にダイニング、キッチンを配置し、フリースペースにサブリビングを配置した第1実施形態の戸建住宅を示す各階平面図 大空間居室にリビングのみを配置し、フリースペースにサブリビングを配置した第1実施形態の戸建住宅を示す各階平面図。 第2実施形態の戸建住宅を示す1階平面図。 第2実施形態の戸建住宅を示す2階平面図。 大空間居室にリビング、ダイニング、キッチンを配置し、フリースペースを分割した第2実施形態の戸建住宅を示す各階平面図。 大空間居室にリビング、ダイニング、キッチンを配置し、フリースペースの一部を主寝室内に取り込んだ第2実施形態の戸建住宅を示す各階平面図。
<第1実施形態>
以下、本発明に係る戸建住宅1の実施形態について図1~図5を参照しつつ説明する。戸建住宅1は、主に子育てを行うファミリー世帯が暮らす住宅であり、子供の成長や目まぐるしく変化する現代のライフスタイルに柔軟に対応することを目的とした住宅である。図1及び図2は、本発明の戸建住宅1の一例を示すもので、図1は1階平面図、図2は2階平面図をそれぞれ示している。なお、本発明において「左」、「右」、「上」、「下」とは図1~図8における左方向、右方向、上方向、下方向をそれぞれ指すものとする。また、本願において「繋がって形成される」とは、各領域が床面から天井面までを閉塞する間仕切壁によって分断されていないことを意味する。
まず戸建住宅1の各階の平面構成について説明する。図1に示すように、戸建住宅1は、略矩形状に形成された敷地S1の左右略中央、且つ、上寄りに配置されており、敷地S1は、下側が道路R1と接するとともに、上、左、右側が隣地S2と接している。戸建住宅1の1階は、下側に配置される玄関2A、左側に固まって配置されるパントリー2B、浴室2C、洗面室2D、1階トイレ2E、1階トイレ2Eの右側に形成される階段室2G、及び物入れ2H、からなる非居室スペース2と、略ロ字型状の第1区画壁W1によって非居室スペース2と区画される大空間居室3、とによって構成されている。
また、図2に示すように、戸建住宅1の2階は、左下側に配置される夫婦の主寝室4、右下側に配置される子供部屋5、主寝室4と子供部屋5との間に形成されるフリースペース6、主寝室4の上側に配置されるウォークインクローゼット7、ウォークインクローゼット7の右側に形成される2階トイレ8、子供部屋5の上側に配置される納戸9、そして、ウォークインクローゼット7を除く各室同士を繋ぐ第1廊下10、とによって構成されている。
図1に示すように、大空間居室3は、1階の非居室スペース2以外のスペースを占有する大空間であり、第1区画壁W1によって囲まれた平面視略ロ字型状の空間には間仕切や構造柱が全く露出しておらず、第1区画壁W1は、一方向の中心間距離L1を8m~10m程度、他方向の中心間距離D1を4m~6m程度、で形成され、室面積は30平米以上となっている。また、大空間居室3は、上下の第1区画壁W1を介して外部に配置されたウッドデッキスペースX1、X2に隣接しており、第1区画壁W1に形成された透過性を有する掃出し窓Y1、Y2から行き来可能となっている。そして、フリースペース6は、図2に示すように、第1廊下10と間仕切壁によって隔てられずに繋がって形成されており、第1廊下10に対し開放的な空間となっている。フリースペース6の大きさは、12平米~20平米程度で形成される主寝室4の略半分以上の面積を有しており、例えば、間仕切壁の幅方向の中心間距離L2を2.5m程度以上、奥行き方向の中心間距離D2を3.5m程度以上とすることが望ましい。また、大居室空間3及びフリースペース6のそれぞれの天井及び床は、全体を通じて段差のないフラットな構成とすることが望ましく、このような構成とすることにより居住者は空間全体を見通すことができ、他の居住者の気配を感じながら各スペース3、6に滞在することができる。
このように形成される戸建住宅1は、図3~図5に示すように、住宅の中心となるリビング3A、ダイニング3B、キッチン3Cを居住者のライフスタイルに応じて大空間居室3内の任意の位置に配置するとともに、フリースペース6にサブリビング3Dを配置することができる。例えば、来客と過ごす応接機能的な空間と、家族で使用するよりプライベートな空間とを分けたい場合は、図3に示すように、1階の大空間居室3に応接機能としてのリビング3A、ダイニング3B、キッチン3Cを任意の位置に配置し、2階のフリースペース6に配置したサブリビング3Dを家族が使用するプライベートなリビングとすることで、公私空間を上下階で分けることができる。また、ホームパーティや食事会を頻繁に開催したり、戸建住宅1内で料理教室を行うなど調理や食事を行う空間を広く確保したい場合は、図4に示すように、大空間居室3内に広いダイニング3B及びシステムキッチン3aを有するキッチン3Cを任意の位置に配置し、2階のフリースペース6に配置したサブリビング3Dをメインのリビングとしてもよい。そして、外食が多く戸建住宅1内で調理を行うことがほとんどない場合は、図5に示すように、大空間居室3の過半以上を広々としたリビング3Aとし、大空間居室3内の端に、食器を洗う程度の必要最低限の機能を有する小さな流し台3bを置いてもよく、その場合は、フリースペース6内のサブリビング3Dは、趣味を楽しむ趣味スペースや仕事を行うワークスペースとして使用してもよい。
このように戸建住宅1は、居住者のライフスタイルに応じて、各スペース3A、3B、3Cを大空間居室3の任意の位置に配置するとともに、第1廊下10に対し開放的なフリースペース6にサブリビング3Dを配置するので、上下階で家族団欒のための空間を柔軟に形成することができ、よりフレキシブルな居住空間を構築することができる。そして、各階に用途を指定しない纏まりのある空間3、6を配置することで各空間3、6内にリビング、ダイニング、キッチンなどのいずれの用途も有しない余白の空間が生じるため、各居住者は同一の空間に滞在しながらもこの余白空間を使って互いに干渉することなく自由に過ごすことができ、多様なライフスタイルや家族の形に対応できる居住空間とすることができる。なお図3~図5は、リビング3A、ダイニング3B、キッチン3Cの配置の一例であり、図示例以外の配置としてもよい。また、大居室空間3及びフリースペース6内に配置されるシステムキッチン3aや流し台3b、家具などの位置は自由に変更することができる。
したがって本願の戸建住宅1は、各階に大空間居室3及びフリースペース6を形成することで、リビング3A、ダイニング3B、キッチン3C、サブリビング3Dの配置を自由に組立て、居住者の多様なライフスタイルに応じてより柔軟性の高い間取りを実現することができる。そして、大空間居室3は間仕切や構造柱などに遮られることのないまとまりのある空間であり、また、フリースペース6は第1廊下10に対して開放的であるので、大空間居室3、及びフリースペース6に留まる居住者は、他の居住者の気配やつながりを感じ取りながらも互いに個々の行為を干渉することなく快適に各フリースペース3、6に滞在することができる。
<第2実施形態>
続いて、第2実施形態の戸建住宅11の実施形態について図6~図9を参照しつつ説明する。図6に示すように、戸建住宅11は、略矩形状の敷地S3の上下略中央、且つ、左寄りに配置されており、敷地S3は、右側が道路R2と接するとともに、上、下、左側が隣地S4と接している。戸建住宅11の1階は、上側に固めて配置される玄関12A、玄関収納12B、階段室12C、1階トイレ12D、洗面室12E、浴室12F、及び戸建住宅11の下側に配置されるパントリー12G、からなる非居室スペース12と、略ロ字型状の第2区画壁W2によって非居室スペース12と区画される大空間居室13、とによって構成されている。
また、図7に示すように、戸建住宅11の2階は、左下に配置される夫婦の主寝室14、右下に配置されるフリースペース15、主寝室14の上側に配置されるウォークインクローゼット16、ウォークインクローゼット16の右側に形成される2階トイレ17、及び物入れ18、フリースペース15の上側に配置される納戸19、及びウォークインクローゼット16を除く各室同士を繋ぐ第2廊下20、によって構成されている。
図6に示すように、大空間居室13は、1階の非居室スペース12以外のスペースを占有する大空間であり、第2区画壁W2によって囲まれた略ロ字型状の空間には間仕切や構造柱が全く露出しておらず、第2区画壁W2の一方向の中心間距離や他方向の中心間距離は、第1実施形態の大空間居室3と同様の構成となっている。また、大空間居室13は、右下側の第2区画壁W2を介して外部に配置されたウッドデッキスペースX3に隣接しており、第2区画壁W2に形成された透過性を有するL字型状の掃出し窓Y3から行き来可能となっている。そしてフリースペース15は、図7に示すように、第2廊下20と第1間仕切壁W3によって隔てられており、第1間仕切壁W3の略中央部には2つの出入口扉Y4、Y5が設置されている。また、フリースペース15の大きさは、15平米~20平米程度で形成される主寝室14の過半以上の面積を有しており、例えば、開口方向の距離L3を4.5m程度以上、奥行き方向の距離D3を3.5m程度以上とすることが望ましい。
このように形成される戸建住宅11には、図6~図9に示すように、リビング13A、ダイニング13B、キッチン13Cを居住者のライフスタイルに応じて大空間居室13の任意の位置に配置するとともに、フリースペース15にサブリビング13Dを配置することができる。図6及び図7に示す例では、大空間居室13に配置したダイニング13B、及びキッチン13Cを来客用のホームパーティや食事会など応接機能として積極的に使用し、一方でフリースペース15に配置したサブリビング13Dを家族団欒の場として使用することで上下階で公私の空間を分けている。そして、子供が成長して子供部屋が必要になった場合、図8に示すように、1階の大空間居室13にリビング13A、ダイニング13B、キッチン13Cを配置し、また、第1間仕切壁W3と、フリースペース15を挟んで第1間仕切壁W3に相対向する第2間仕切壁W4と、を第1間仕切壁W3に直交する第3間仕切壁W5で繋いでフリースペース15内に形成されたサブリビング13Dを分割することにより、複数の子供部屋21を形成することができる。このとき、第1間仕切壁W3には、予め2つの出入口扉Y4、Y5が設置されているので、第3間仕切壁W5を第1間仕切壁W3の2つの出入口扉Y4、Y5同士の間から延出させることにより、フリースペース15(サブリビング13D)を容易に2つの個室に分割することができる。
また、子供部屋21が1つで十分な場合は、図9に示すように、フリースペース15(サブリビング13D)を分割するとともに、フリースペース15と主寝室14とを隔てる第4間仕切壁W6を取除き、フリースペース15の一部と主寝室14とを一体化してもよい。このとき、フリースペース15だった部分を、例えば、夫婦で寛ぐためのサブスペース22として使用することができる。
このように、本願の戸建住宅11によると、大空間居室13及びフリースペース15を有することにより、居住者の変化する家族構成やライフスタイルに応じてより柔軟性の高い間取りを実現することが可能となる。
本発明の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
本発明に係る戸建住宅は、ライフスタイルに応じてリビング、ダイニング、キッチンの広さや配置を変更する際に好適に使用することができる。
1、11 戸建住宅
2、12 非居室スペース
3、13 大空間居室
4、14 主寝室
6、15 フリースペース
3A、13A リビング
3B、13B ダイニング
3C、13C キッチン
3D、13D サブリビング
21 子供室(複数の室)
W1 第1区画壁(区画壁)
W2 第2区画壁(区画壁)
W3 第1間仕切壁
W4 第2間仕切壁
W5 第3間仕切壁
W6 第4間仕切壁
L1 区画壁の一方向の中心間距離
D1 区画壁の他方向の中心間距離
Y1、Y2、Y3 掃出し窓
Y4、Y5 出入口扉
X1、X2、X3 ウッドデッキスペース

Claims (7)

  1. 1階が、非居室を配置する非居室スペースと、平面視ロ字形状に形成された区画壁によって当該非居室スペースから区画される大空間居室と、のみからなり、
    2階に、廊下と繋がって形成され、主寝室の略半分以上の面積を有するフリースペースを備えた2階建ての戸建住宅であって、
    前記大空間居室に露出する壁体は、前記区画壁のみであり、
    前記大空間居室は、面積が30平米以上で構成され、
    前記大空間居室内の任意の位置にリビング、ダイニング、キッチンを配置し、前記フリースペースにサブリビングを配置することを特徴とする戸建住宅。
  2. 1階が、非居室を配置する非居室スペースと、平面視ロ字形状に形成された区画壁によって当該非居室スペースから区画される大空間居室と、のみからなり、
    2階に、第1間仕切壁によって廊下と隔てられ、主寝室の過半以上の面積を有するフリースペースを備えた2階建ての戸建住宅であって、
    前記大空間居室に露出する壁体は前記区画壁のみであり、
    前記大空間居室内の任意の位置にリビング、ダイニング、キッチンを配置するとともに、前記フリースペースにサブリビングを配置し、
    前記第1間仕切壁は、2つの出入口扉を有することを特徴とする戸建住宅。
  3. 前記フリースペースは、前記第1間仕切壁と、前記フリースペースを挟んで前記第1間仕切壁に相対向する第2間仕切壁と、を繋ぐ第3間仕切壁によって複数の室に分割され、
    前記第3間仕切壁は、前記第1間仕切壁の前記2つの出入口扉同士の間から延出することを特徴とする請求項2に記載の戸建住宅。
  4. 前記フリースペースは、第4間仕切壁を介して主寝室と隣接しており、
    前記複数の室のうち一方の室は、前記第4間仕切壁を取外すことによって前記主寝室と一体化することを特徴とする請求項3に記載の戸建住宅。
  5. 前記大空間居室は、前記区画壁を介して屋外に形成されたウッドデッキスペースと隣接しており、前記区画壁に形成された透過性を有する掃出し窓によって前記ウッドデッキスペースと行き来可能であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の戸建住宅。
  6. 前記区画壁は、平面視略ロ字型状に形成され、且つ、一方向の中心間距離を8m~10m、他方向の中心間距離を4m~6mで形成されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の戸建住宅。
  7. 前記大空間居室及び前記フリースペースは、それぞれ天井面全体及び床面全体をフラットに形成されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の戸建住宅。

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