JP2021134565A - 集合住宅 - Google Patents

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【課題】コミュニケーションの促進と居住者の健康増進とに資する集合住宅を提供すること。【解決手段】本発明に係る集合住宅は、複数の住戸1に対し、共用部2及び前記複数の住戸1の各々に出入り可能な一つのシェアキッチン3を隣接させる。また、本発明に係る集合住宅は、シェアキッチン3に共用部2からの内部視認性を持たせる。さらに、本発明に係る集合住宅は、共用部2を挟む又は囲むように複数のシェアキッチン3を配する。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、寮や社宅、高齢者用住宅等として利用され、複数の住戸に付随するシェアキッチンを備えた集合住宅に関する。
例えば寮のプランニングとして、各寮室にキッチンなど住まいの全ての機能を設け、寮室内で生活がほぼ完結するようにした場合、寮内の他の居住者と顔を合わせる機会が少なくなりがちで、コミュニケーション促進の面であまり有効とはいえない環境となる。
そこで、各寮室(居住部)から離れた位置にキッチン機能を集約した特定領域(共用部)を設ければ、その特定領域で料理をする際に他の居住者と顔を合わせる機会が得られる(特許文献1)。
特開2006−118218号公報
しかし、この場合、料理をする毎に、寮室とこの寮室から離れた位置にある特定領域との間を往復移動する億劫さや、いざ料理をしようと特定領域に行った際に混んでいると待たなければならない不便さのため、特定領域で料理をする機会が減る恐れがあり、そうすると、コミュニケーションの促進をそれほど図れないことになる上、自炊の頻度の減少が居住者の健康・栄養面に悪影響を及ぼすおそれもある。
本発明は、コミュニケーションの促進と居住者の健康増進とに資する集合住宅を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る集合住宅は、複数の住戸に対し、共用部及び前記複数の住戸の各々に出入り可能な一つのシェアキッチンを隣接させた(請求項1)。
上記集合住宅において、シェアキッチンに共用部からの内部視認性を持たせてもよい(請求項2)。
上記集合住宅において、共用部を挟む又は囲むように複数のシェアキッチンを配してもよい(請求項3)。
本願発明では、コミュニケーションの促進と居住者の健康増進とに資する集合住宅が得られる。
すなわち、本願の各請求項に係る発明の集合住宅では、各住戸(プライベート空間)と共用部(パブリック空間)の境界線上に両者の中間的な開放性を持つシェアキッチン(半共用空間)を設けることで、個々の生活の境界を緩やかにして自然なコミュニケーションが生まれるようにすることができる。そして、このコミュニケーション促進効果は、各住戸から共用部に出入りする際に必ずシェアキッチンを経由しなければならないレイアウトとしておくことにより、一層高まることになる。
また、本発明の集合住宅では、各住戸からシェアキッチンに出入り可能であるので、各住戸からシェアキッチンへの移動が億劫になるといったことがなく、また、シェアキッチンが使われているか否かも各住戸からすぐに確認でき、使われている場合は他の家事を行いながら空くまで様子を見たり、他の居住者と一緒に食事を作ったりといった融通がききやすいので、自炊の頻度の減少を抑えることが可能となる。
さらに、本発明の集合住宅では、シェアキッチンにおいて他の居住者の食生活が垣間見えることもあり、それだけ自身の食生活に気を付けたり他人の食生活を気にかけたりする機会が増えるので、各居住者の健康増進効果も期待できる。
請求項2に係る発明の集合住宅では、シェアキッチンに視覚的な開放性ないし共用部との視覚的な一体性を持たせることにより、コミュニケーションの輪を共用部にまで広げやすくすることができる。また、プライベート空間である各住戸が段階的にパブリック空間である共用部にまで開放されることになり、居住者は、その開放度合いの異なる空間から居心地の良い場所を選択して居ることができるので、リラクゼーション効果も得られる。
請求項3に係る発明の集合住宅では、共用部を介して一のシェアキッチンから他のシェアキッチンの様子をうかがい知ることができ、居住者どうしのコミュニケーションの促進や健康増進効果を一層高めることができる。
(A)は本発明の一実施の形態に係る集合住宅の要部の構成を概略的に示す説明図、(B)〜(D)は前記集合住宅の変形例の要部の構成を概略的に示す説明図である。 (A)は前記集合住宅の要部の構成を示す平面図、(B)は前記集合住宅の基準階の構成を示す平面図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら以下に説明する。
本例の集合住宅では、図1(A)に示すように、複数(図示例では二つ)の住戸1に対し、共用部2及び複数の住戸1の各々に出入り可能な一つのシェアキッチン3を隣接(付随)させてある。なお、本例のシェアキッチン3はダイニングキッチンであるが、これに限らず、シェアキッチン3は、例えばダイニング部分を持たないキッチンであっても、リビングダイニングキッチンであってもよい。
具体的には、図2(A)に示すように、隣接する二つの住戸1の各々に、シェアキッチン3に出入りするための扉4、水廻りユニット(浴槽、洗面器、便器等の水廻り機器を備えたもの)5、ベッド6等を設けてある。また、シェアキッチン3には、扉4よりも住戸1側に迫り出す位置に流し台やコンロ等からなる一つの共用のキッチンユニット7を設けてある。その他、シェアキッチン3には、共用の冷蔵庫、電子レンジ等を入れる収納(スペース)11などを設ける。なお、本例の集合住宅では、洗濯機をランドリー室に設け、居住者全員で共用するようにしてある。
斯かる集合住宅では、各住戸(プライベート空間)1と共用部(パブリック空間)2の境界線上に両者の中間的な開放性を持つシェアキッチン(半共用空間)3を設けることで、個々の生活の境界を緩やかにして自然なコミュニケーションが生まれるようにすることができる。そして、このコミュニケーション促進効果は、各住戸1から共用部2に出入りする際に必ずシェアキッチン3を経由しなければならないレイアウトとしておくことにより、一層高まることになる。
また、本例の集合住宅では、各住戸1からシェアキッチン3に出入り可能であるので、各住戸1からシェアキッチン3への移動が億劫になるといったことがなく、また、シェアキッチン3が使われているか否かも各住戸1からすぐに確認でき、使われている場合は他の家事を行いながら空くまで様子を見たり、他の居住者と一緒に食事を作ったりといった融通がききやすいので、自炊の頻度の減少を抑えることが可能となる。
さらに、本例の集合住宅では、シェアキッチン3において他の居住者の食生活が垣間見えることもあり、それだけ自身の食生活に気を付けたり他人の食生活を気にかけたりする機会が増えるので、各居住者の健康増進効果も期待できる。
一方、本例の集合住宅では、共用部2からシェアキッチン3に出入りするための扉8をガラス戸(引き戸)とし、このように扉8の少なくとも一部を透明材料によって構成することにより、シェアキッチン3に共用部2からの内部視認性(可視性)を持たせている。
斯かる集合住宅では、シェアキッチン3に視覚的な開放性ないし共用部2との視覚的な一体性を持たせることにより、コミュニケーションの輪を共用部2にまで広げやすくすることができる。また、プライベート空間である各住戸1が段階的にパブリック空間である共用部2にまで開放されることになり、居住者は、その開放度合いの異なる空間から居心地の良い場所を選択して居ることができるので、リラクゼーション効果も得られる。
他方、本例の集合住宅は、図2(B)に示すように、共用部2を挟む又は囲むように複数(図示例では六つ)のシェアキッチン3を配したことにより、共用部2を介して一のシェアキッチン3から他のシェアキッチン3の様子をうかがい知ることができ、居住者どうしのコミュニケーションの促進や健康増進効果を一層高めることができる。
ここで、本例の集合住宅は、鉄筋コンクリート組積造を採用したものであり、図2(B)に示すように、中央に吹き抜け空間(地上階は中庭)9を有し、この吹き抜け空間9を取り囲むように各階に計12(二つ一組で六組)の住戸1を配してある。また、本例の集合住宅の平面視は横長の矩形状を呈し、六組の住戸1を、その四つの角と、長辺(横辺)中央とに設け、各住戸1におけるシェアキッチン3の反対側が建物の外方に突出するようにし、かつその突出部分に窓10を設け、各住戸1の通風性と採光性の向上を図っている。
なお、本発明は、上記の実施の形態に何ら限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々に変形して実施し得ることは勿論である。例えば、以下のような変形例を挙げることができる。
例えば、図1(A)の例では、隣接する二つの住戸1に対して一つのシェアキッチン3を付随させているが、これに限らず、隣接する三つ以上の住戸1に対して一つのシェアキッチン3を付随させてもよい。
図1(B)の例では、隣接する三つの住戸1に対して一つのシェアキッチン3を付随させてあり、このうち隣接する二つの住戸1に跨る位置にキッチンユニット7を設け、残りの一つの住戸1に接する位置には、共用の収納11を設けてある。
図1(C)、(D)の例では、隣接する四つの住戸1に対して一つのシェアキッチン3を付随させてあり、同図(C)の例では、相互に隣接する二つの住戸1を一組とし、各組で二つの住戸1に跨る位置にキッチンユニット7を設けてある。同図(D)の例では、中央の二つの住戸1に跨る位置にキッチンユニット7を設け、他の二つの住戸1に接する位置に、それぞれ共用の収納11を設けてある。
このように、一つのシェアキッチン3に隣接させる住戸1の数や、シェアキッチン3に設けるキッチンユニット7及び収納11等の数や位置は任意に変更可能である。
一つのシェアキッチン3に隣接させる住戸1どうしを必ずしも隣接させる必要はなく、離してあってもよい。
上記実施の形態では、扉8の一部を透明材料にしているが、これに限らず、例えば共用部2とシェアキッチン3の間の壁の一部を透明材料としてもよい。
図2(B)に示す集合住宅は、建物の外周側にのみ住戸1を設けてあるが、これに限らず、例えば建物の内周側にも住戸1を設けるようにしてもよい。また、本発明の集合住宅は、図2(B)に示すような平面視ロの字型の建物に限らず、平面視I字状(矩形状)、L字状やコの字状の建物であってもよく、吹き抜け空間9を設けない場合には、例えば共用部2としての中廊下の両側にシェアキッチン3及び住戸1を設けた中廊下型の集合住宅として、共用部2を挟むように複数のシェアキッチン3を配することが考えられる。ただし、必ずしも共用部2を挟む又は囲むように複数のシェアキッチン3を配しなくてもよく、例えば片廊下型の集合住宅に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、洗濯機をランドリー室に設け、居住者全員で共用するようにしてあるが、シェアキッチン3内(例えば収納11)に洗濯機を設け、このシェアキッチン3の付随する住戸1の居住者でその洗濯機を共用するようにしてもよい。この場合、シェアキッチン3の付随する複数の住戸1の居住者が、シェアキッチン3で顔を合わせる機会が増えることになるので、居住者間のコミュニケーション促進効果がより高まることになる。しかも、上記実施の形態では、図2(A)に示すように、ともに水を使用する水廻りユニット5及びキッチンユニット7を相互に隣接させ、集約したことにより、施工性等の点で有利となっているところ、斯かる効果は、同じく水を使用する洗濯機をシェアキッチン3に設けることで一層向上することになる。
なお、上記実施の形態の集合住宅は鉄筋コンクリート組積造を採用しているが、本発明の集合住宅はこれに限らず、鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造など、公知の種々の構造形式を採用可能である。そして、このように、本明細書で挙げた上記変形例どうしを適宜組み合わせたり公知の構造・構成を適宜に採用したりしてもよいことはいうまでもない。
1 住戸
2 共用部
3 シェアキッチン
4 扉
5 水廻りユニット
6 ベッド
7 キッチンユニット
8 扉
9 吹き抜け空間
10 窓
11 収納

Claims (3)

  1. 複数の住戸に対し、共用部及び前記複数の住戸の各々に出入り可能な一つのシェアキッチンを隣接させた集合住宅。
  2. シェアキッチンに共用部からの内部視認性を持たせた請求項1に記載の集合住宅。
  3. 共用部を挟む又は囲むように複数のシェアキッチンを配した請求項2に記載の集合住宅。
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