JP2015140564A - 住宅の玄関構造及びそれに用いる玄関用踏板 - Google Patents

住宅の玄関構造及びそれに用いる玄関用踏板 Download PDF

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紀之 丹羽
Noriyuki Niwa
紀之 丹羽
みぎわ 岩元
Migiwa Iwamoto
みぎわ 岩元
ひとみ 伊藤
Hitomi Ito
ひとみ 伊藤
直子 岸
Naoko Kishi
直子 岸
篠原 弘樹
Hiroki Shinohara
弘樹 篠原
勇介 酒井
Yusuke Sakai
勇介 酒井
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Abstract

【課題】子供がリビングやダイニングで親と過ごしつつ、日常行うべきことを躾として子供に習慣づけることを可能にする玄関構造を提供する。【解決手段】住宅の玄関構造1は、玄関2の土間3を、玄関扉4を介して屋外に連通する来客用土間3aと、該土間に連通する家族用土間3bとに区分し、家族用土間3bには、棚板が複数段に設置された収納棚9を設置してあるとともに、家族用玄関ホール8bには、収納棚9に隣接させる形で学用品洗浄設備10を設置してある。【選択図】図1

Description

本発明は、主として子育て世帯に適した住宅の玄関構造及びそれに用いる玄関用踏板に関する。
子育て世帯が居住する住宅を設計施工するにあたり、旧来、独立心を養う、勉強に適した環境を整える、プライバシーに配慮するといった観点から、リビングやダイニングとは別に、子供部屋を個室として設けるのが一般的であった。
ところが、昨今においては、子供が長時間個室で過ごすことで、引きこもりに見られるような人格形成上の弊害が生じたり、インターネットが持つ危険な側面を認識できずに犯罪に巻き込まれたりといった事態が懸念されることから、子供が中学生以下、特に小学生以下の場合、就寝時以外は自らの個室で過ごさず、リビングやダイニングで親と過ごすことが一般化しつつある。
一方、最近では、躾が再認識され、その主体が学校から家庭に移行しつつあるとともに、家庭での学習量も増える傾向にあり、家庭における躾、特に学習の習慣付けについての家庭の役割が以前にも増して重要になってきた。
特開2008−202224号公報
ここで、リビングやダイニングは本来、接客空間としての機能も担っているため、子供が親と一緒にダイニングで食事をしたり、ダイニングテーブルで子供が勉強し、さらにはそれをキッチンで家事をする母親が見守ったり、親子がリビングで会話をしたりといったことは、広さの面ではほとんど問題とはならない。
しかしながら、子供に必要な収納はそれぞれの個室で確保されていることから、それに合わせて子供が自分の持ち物を個室に収納し、さらには帰宅時の片付けや登校時の準備も個室で行なおうとすると、住宅内における行動が非効率になる、すなわち、子供の主たる活動場所がダイニングやリビングになっているため、典型的には一階のリビングやダイニングと二階の子供部屋とを何度も行き来しなければならなくなり、子供ならずとも移動が面倒になる。
そのため、ともすればダイニングやリビングに子供の持ち物が散在する結果を招き、帰宅時の片付けや登校時の準備といった日常行うべきことを躾として子供に習慣づけることは困難な状況となる。
特に、絵画の授業で用いるパレットや書道の授業で用いる硯といった学用品は、学校や幼稚園では洗わずに家庭に持ち帰って洗うのが慣例になっているため、帰宅時に持ち帰ったパレットや硯を洗ったり、洗い終えたものを収納したり、授業がある日に忘れずに持参したりすることが必要になるが、それら一連の作業を行うには、上述した動線に洗面所や浴室が経由地点としてさらに加わるため、躾として習慣付けることはいっそう難しくなる。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、子供がリビングやダイニングで親と過ごしつつ、日常行うべきことを躾として子供に習慣づけることが可能な住宅の玄関構造及びそれに用いる玄関用踏板を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る住宅の玄関構造は請求項1に記載したように、玄関の土間を、玄関扉を介して屋外に連通する第1の土間と該第1の土間に連通する第2の土間に区分し、該第2の土間に少なくとも靴収納スペースが設けられた収納棚を設置した住宅の玄関構造において、
前記第2の土間から上がり框を介して屋内側に延びる第2の玄関ホールに前記収納棚に隣接させる形で学用品洗浄設備を設置したものである。
また、本発明に係る住宅の玄関構造は、前記収納棚に学用品収納スペースを設けるとともに、前記学用品洗浄設備の前方に位置する前記第2の玄関ホールの床材を耐水性材料で構成したものである。
また、本発明に係る住宅の玄関構造は、前記学用品洗浄設備を構成する流しの上方空間と水平方向にかつ直線的に相互連通するように前記収納棚に学用品収納スペースを設けたものである。
また、本発明に係る住宅の玄関構造は、前記流しの内面に沿うように外形が形成され該流しに着脱自在なかご状水切りを備えるとともに、該かご状水切りを前記学用品収納スペースに載置できるように構成したものである。
また、本発明に係る住宅の玄関構造は、前記学用品収納スペースの下方に位置する棚板を水切り可能に構成したものである。
また、本発明に係る玄関用踏板は請求項6に記載したように、請求項1乃至請求項5のいずれか一記載の住宅の玄関構造に用いる玄関用踏板であって、踏板本体とその裏面に突設された脚とで構成するとともに、前記踏板本体に取手開口を形成したものである。
本発明に係る住宅の玄関構造は、玄関の土間を、玄関扉を介して屋外に連通する第1の土間と該第1の土間に連通する第2の土間に区分し、該第2の土間に少なくとも靴収納スペースが設けられた収納棚を設置したいわゆるエントランスクローク付きの玄関構造として構成してあるが、本発明においては、第2の土間から上がり框を介して室内側に延びる第2の玄関ホールに、収納棚が隣接する形で学用品洗浄設備を設置してある。
このようにすると、帰宅時においては、収納棚の靴収納スペースに靴を収納し、学校や幼稚園から持ち帰った水洗いが必要な学用品を学用品洗浄設備で洗い、場合によってはそれらを収納棚に片付けるといった一連の作業が、第2の土間及び第2の玄関ホールで効率よく行うことができるため、学用品洗浄設備を利用した手洗いやうがいの励行とも併せて、帰宅時に行うべきことを子供に無理なく習慣づけることが可能となる。
水洗いが必要な学用品には、美術の授業に用いる絵の具パレット、絵筆、粘土板、へらや、書道の授業に用いる硯や筆、あるいは上履きや体育の授業に用いる運動靴などが含まれる。
学用品洗浄設備で水洗いした学用品を住宅内のどの場所に収納するかは任意であるが、上述の収納棚に学用品収納スペースを設けるようにすれば、帰宅時の片付けを効率的に行うことが可能となり、上述した子供への習慣付けをより自然に行うことが可能になるとともに、美術や書道の授業がある日であれば、必要な学用品を忘れずに学校や幼稚園に持参するという登校時の準備を習慣付けることも可能になる。
水洗いが終わった学用品を収納棚の学用品収納スペースに収納する際には、学用品に残っていた水が落下して第2の玄関ホールの床を濡らす懸念があるが、学用品洗浄設備の前方に位置する第2の玄関ホールの床材を耐水性材料で形成した構成とすれば、水濡れによる床材の変色や傷みを未然に防止することが可能となる。
一方、収納棚の学用品収納スペースを、学用品洗浄設備を構成する流しの上方空間と水平方向にかつ直線的に相互連通するように設けた場合においては、洗い終えた学用品に付着する水が床に落下するおそれがなくなる。
相互連通させる形態は任意であるが、例えば収納棚と学用品洗浄設備との間に仕切り壁がある場合には、その仕切り壁に開口を設けたり、仕切り壁自体を設けないようにすればよい。
ここで、流しの内面に沿うように外形が形成され該流しに着脱自在なかご状水切りを備えるとともに、該かご状水切りを学用品収納スペースに載置できるように構成した場合においては、かご状水切りを予め流しに取り付けておき、次いで、かご状水切りの上方で学用品を洗い、洗い終えた後は、学用品をそのままかご状水切りに入れる。
このようにすれば、洗い終えた学用品を学用品洗浄設備で水切りすることができるとともに、水切りが終了した後は、かご状水切りに入れたまま、収納棚の学用品収納スペースに移して保管することが可能となり、学用品洗浄設備を用いた学用品の洗浄及び水切り並びに学用品収納スペースへの収納といった帰宅時の片付け作業がいっそうスムーズになる。
学用品収納スペースは、洗い終えた学用品を十分に水切りしてから収納するようにしてもかまわないが、学用品収納スペースの下方に位置する棚板を水切り可能に構成したならば、洗い終えた学用品を水切りすることなく、すぐに収納することができるので、学用品の片付けをさらに効率よく行うことができる。
水洗いを終えた学用品を学用品収納スペースに収納する場合、第2の玄関ホールからは学用品収納スペースに手が届かず、第2の土間に降りなければならない場合、あるいは第2の土間に降りた方が作業しやすい場合が想定されるが、この場合、円形、角形その他任意の形状をなす踏板本体とその裏面に突設された脚とで構成するとともに、前記踏板本体に取手開口を形成した玄関用踏板を用いるようにしてもよい。
玄関用踏板は、直径や一辺の長さといった外形寸法が10cm以上、40cm角未満に構成しておくのが望ましい。10cm未満では、子供でも小さすぎる懸念があり、40cm以上では、子供には大きすぎて持ち運びが困難になる懸念があるからである。
上述の玄関用踏板においては、取手開口に指を掛けて持ち上げることにより、所望の場所に移動することができるため、特に複数個用意しておけば、飛石のように用いることが可能となり、子供の遊び心を満たしつつ、第2の玄関ホールから第2の土間に降りたその足で第2の玄関ホールに戻り、該玄関ホールの床を汚してしまうといった事態を防止することが可能となり、玄関ホールを汚してはならないというストレスを子供に与えることなく、帰宅時の片付けや登校時の準備を無理なく子供に習慣付けることが可能となる。
本実施形態に係る住宅の玄関構造の図であり、(a)は平面配置図、(b)はA−A線方向から見た正面図。 同じく本実施形態に係る住宅の玄関構造の斜視図。 同じく本実施形態に係る住宅の玄関構造の使用状況を示した斜視図。 変形例に係る住宅の玄関構造を示した斜視図。 本実施形態に係る玄関用踏板の図であり、(a)は、使用状態を示す平面図、(b)は全体斜視図。
以下、本発明に係る住宅の玄関構造及びそれに用いる玄関用踏板の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る住宅の玄関構造を示した平面配置図及び正面図である。これらの図でわかるように、本実施形態に係る住宅の玄関構造1は、玄関2の土間3を、玄関扉4を介して屋外に連通する第1の土間3aと、該第1の土間に連通する第2の土間3bとに区分してあるが、第1の土間3aは、来客に訪れた者(子供も含む)が主として使用し(以下、来客用土間3a)、第2の土間3bは、日常生活の習慣付けが行われる対象者、主として中学生以下、特に小学生以下の子供や、日常生活の習慣付けを行う者、典型的にはそれらの者の親を含む居住者が主として使用する(以下、家族用土間3b)。
来客用土間3aと家族用土間3bとの間には、間仕切り壁5が立設してあるとともに、該間仕切り壁の開口には引戸6を立て込んであり、玄関4からの視線が遮断されるようになっている。
来客用土間3aからは、上がり框7aを介して第1の玄関ホールとしての来客用玄関ホール8aが延びているとともに、家族用土間3bからは、上がり框7bを介して第2の玄関ホールとしての家族用玄関ホール8bが延びており、それらは、間仕切り壁5が途切れた屋内奥側で一体になっている。
家族用土間3bには、棚板が複数段に設置された収納棚9を設置してあり、該収納棚のうち、上段には主として親を含む大人が使う靴収納スペース11が、正面向かって左下段には子供が使う靴収納スペース12がそれぞれ設けてあるとともに、中段には、帽子や遊び道具を収納する小物収納スペース16を設けてある。また、右下段には、手前が高い位置、奥が低い位置となるように段違いのハンガーパイプ13,14を架け渡してあり、奥側のハンガーパイプ14には、空間占有の度合いが比較的小さい傘などを吊り下げ、手前側のハンガーパイプ13には、空間占有の度合いが比較的大きいレインコートなどを吊り下げるようになっている。
なお、子供が複数の場合、収納棚9の各収納スペースを、棚板の色や棚板に取り付けたネームプレート等で区別することにより、自分の収納スペースを識別できるように構成しておくのが望ましい。
一方、家族用玄関ホール8bには、収納棚9に隣接させる形で学用品洗浄設備10を設置してある。
学用品洗浄設備10は図2に示すように、図示しない給水給湯管に接続された水栓21と、該水栓からの水を受けて図示しない排水管に流す流し22と、該流しに着脱自在なかご状水切り23とを備え、流し22は、水洗いが必要な学用品を洗浄しやすいように平底になっているとともに、かご状水切り23は、流し22に予め取り付けた状態で上記学用品を洗浄できるよう、該流しの内面に沿うように外形を形成してあり、同図に示した例では、平底円筒状に形成してある。
水洗いが必要な学用品としては、美術の授業に用いる絵の具パレット、絵筆、粘土板、へらや、書道の授業に用いる硯や筆、あるいは上履きや体育の授業に用いる運動靴などが該当する。
ここで、収納棚9には、学用品洗浄設備10を構成する流し22の上方空間と水平方向にかつ直線的に相互連通するように学用品収納スペース24を設けてあるとともに、その直下に位置する棚板25を水切り可能に構成してあり、かご状水切り23をその内部に水洗いが終了した学用品を入れた状態で該学用品収納スペースに載置収納できるようになっている。
棚板25は、上面が載置面となるパンチングメタル25aと、該パンチングメタルの直下に配置される水受けプレート25bとで概ね構成してある。
水受けプレート25bは、矩形状のパンチングメタル25aとほぼ同じ平面形状をなす平板部の周縁に周壁部を立設して構成してあり、所定深さで水を貯留できるようになっているとともに、短手側については、周壁部の頂部から平板部とほぼ平行になるようにガイド受け27を外方に延設してあり、該ガイド受けをパンチングメタル25aの端部下面に取り付けられたガイドレール26に載せることで、図2に示した矢印方向に沿った前進後退ができるようになっており、パンチングメタル25aの直下となるように前進させた取付け位置では、該パンチングメタルに形成された透水孔28を通って落下した水を受けることができるようなっているとともに、取付け位置から後退させてパンチングメタル25aから引き抜くことにより、水受けプレート25bに溜まった水を随時捨てることができるようになっている。
水受けプレート25bは、水を捨てる頻度にもよるが、例えば数mm程度の深さとなるように形成すればよい。
学用品洗浄設備10には、流し22の目隠しを兼ねた収納庫29の下方に踏み台収納スペース30を設けてあり、該踏み台収納スペースに踏み台31を収納できるようになっている。
本実施形態に係る住宅の玄関構造1における帰宅時の子供の動きを説明すると、まず、来客用土間3aを通って家族用土間3bに入り、該家族用土間で靴を脱いで靴収納スペース12に収納する。
その日が雨であれば、折りたたんだ傘をハンガーパイプ14に吊り下げるとともに、レインコートを脱いでハンガーパイプ13に掛ける。
次に、学用品洗浄設備10で手洗いやうがいを行った後、その日の授業で使った学用品のうち、水洗いが必要な学用品、例えば絵の具パレット、絵筆、硯、筆、上履きなどを絵の具バッグ等から取り出す。
次に、低学年の子供であれば、図3に示すように踏み台収納スペース30から踏み台31を引っ張り出して該踏み台に載りながら、水栓21から吐出させた水で絵の具パレットや絵筆を水洗いする。水洗いは、流し22にかご状水切り23が取り付けられた状態で行う。
水洗いが終わったら、かご状水切り23の中に絵の具パレットや絵筆が入った状態で該かご状水切りを持ち上げる。
このようにすれば、洗い終えた絵の具パレットや絵筆を概ね水切りすることができるので、これを横移動し、かご状水切り23に入れたまま、棚板25に載せて学用品収納スペース24に収納する。
ここで、絵の具パレットや絵筆は、学用品収納スペース24の下方に配置された棚板25を構成するパンチングメタル25aで確実に水切りされ、それらに付着残存していた水は、その直下に位置する水受けプレート25bで受けられるため、収納棚9に設けられている他の棚板に滴り落ちることはない。
学用品の水洗い及び学用品収納スペース24への収納が終わったら、踏み台31を元の踏み台収納スペース30に戻す。
一方、登校の際には、必要な学用品を学用品収納スペース24から取り出して絵の具バッグ等に入れ、靴収納スペース12から取り出した靴を履き、来客用土間3aから玄関扉4を開けて学校や幼稚園に向かう。
以上説明したように、本実施形態に係る住宅の玄関構造1によれば、家族用土間3bに収納棚9を設置するとともに、該収納棚に隣接させる形で家族用玄関ホール8bに学用品洗浄設備10を設置したので、帰宅時においては、収納棚9の靴収納スペース12に靴を収納したり、学校等から持ち帰った学用品を学用品洗浄設備10で洗ったりといった作業を、家族用土間3b及び家族用玄関ホール8bでまとめて行うことができる。
そのため、学用品洗浄設備10を利用した手洗いやうがいの励行とも併せて、帰宅時に行うべきことを子供に無理なく習慣づけることが可能となる。
また、本実施形態に係る住宅の玄関構造1によれば、収納棚9に学用品収納スペース24を設けるようにしたので、洗い終えた学用品を片付ける作業についても上述の作業と一連する形で家族用土間3b及び家族用玄関ホール8bで効率よく行うことが可能となり、帰宅時の片付けをさらに効率的に行うことができる。
そのため、上述した子供への習慣付けをより自然に行うことが可能になるとともに、洗い終えた学用品を収納棚9の学用品収納スペース24から適宜取り出すことができるので、美術や書道の授業がある日であれば、必要な学用品を忘れずに学校等に持参するという登校時の準備を習慣付けることも可能になる。
また、本実施形態に係る住宅の玄関構造1によれば、収納棚9の学用品収納スペース24を、学用品洗浄設備10を構成する流し22の上方空間と水平方向にかつ直線的に相互連通するように設けたので、洗い終えた学用品に付着する水が床に落下するおそれがなくなる。
また、本実施形態に係る住宅の玄関構造1によれば、学用品収納スペース24の下方に位置する棚板25を水切り可能に構成したので、学用品洗浄設備10で洗った学用品を学用品収納スペース24にそのまま収納することが可能となり、学用品の片付けをさらに効率よく行うことができる。
また、本実施形態に係る住宅の玄関構造1によれば、流し22の内面に沿うように外形が形成され該流しに着脱自在なかご状水切り23を備えるとともに、該かご状水切りを学用品収納スペース24に載置できるように構成したので、洗い終えた学用品をかご状水切り23に入れたまま、収納棚9の学用品収納スペース24に移して保管することが可能となり、学用品洗浄設備10を用いた学用品の洗浄及び水切り並びに学用品収納スペース24への収納といった帰宅時の片付け作業がいっそうスムーズになる。
本実施形態では、水洗いを終えた学用品をかご状水切り23に入れた状態で学用品収納スペース24に収納するようにしたが、学用品が複数個ではなく、一つだけであるためにかご状水切り23にわざわざ入れる必要性に乏しい場合や、粘土板のように比較的大きくてかご状水切り23に入りきらない場合には、かご状水切り23を用いず、学用品収納スペース24に直接収納するようにしてもよい。
また、本実施形態では、学用品収納スペース24の棚板を水切り可能な棚板25で構成したが、学用品収納スペース24に収納しているときに水切りする必要がないのであれば、棚板25に代えて、図4(a)に示すように通常の棚板41を用いてもかまわない。
また、本実施形態では、本発明の学用品収納スペースを、学用品洗浄設備10を構成する流し22の上方空間と水平方向にかつ直線的に相互連通する学用品収納スペース24で構成することで、洗い終えた学用品に付着する水が床に落下するのを防止するようにしたが、洗い終えた学用品から水がほとんど落下しない場合や、床に落下しても懸念する必要がない場合であれば、上述したような相互連通構成とする必要はなく、例えば同図(b)に示すように収納棚9と学用品洗浄設備10との間に間仕切り壁42を設けるとともに、例えば学用品収納スペース24と同じ場所に学用品収納スペース43を設けるようにしてもよい。また、この変形例の場合、同図に示した棚板25に代えて、棚板41を用いることはもちろん可能である。
なお、間仕切り壁42のうち、流し22の上方空間に相当する高さ位置に切欠きを設け、該切欠きを介して流し22の上方空間と収納棚9の学用品収納スペースとを水平方向にかつ直線的に相互連通させた場合には、本実施形態と同様、洗い終えた学用品に付着する水が床に落下するのを防止可能な構成となる。
また、図4(b)に示した構成において、洗い終えた学用品から落下する水のために家族用玄関ホール8bの床が変色したり傷んだりするおそれがある場合には、家族用玄関ホール8bの床材を耐水性材料で構成するようにすればよい。
また、図4(b)に示した構成の場合、収納棚9のうち、図1(a)に示すように正面に向かって左最下段にハンガーパイプ44を架け渡し、該ハンガーパイプに吊り下げた水切りかご内を学用品収納スペースとすることが可能であり、かかる構成によれば、洗い終えた学用品に水が付着していたとしても、水切りかごによって水切りが可能であるとともに、学用品から滴り落ちた水が水切りかごを介して家族用土間3bに落ちても、耐水性の面では何ら問題はない。
また、本実施形態では特に言及しなかったが、水洗いを終えた学用品を学用品収納スペース24に収納する場合、家族用玄関ホール8bからは学用品収納スペース24に手が届かず、家族用土間3bに降りなければならない場合、あるいは家族用土間3bに降りた方が作業しやすい場合が想定されるが、この場合、図5に示した玄関用踏板51を用いることができる。
玄関用踏板51は、矩形状の踏板本体52と、その裏面に突設された4本の脚53とで構成してあるとともに、踏板本体52には取手開口54を形成してあり、外側から握った手の指先を踏板本体52の裏側から取手開口54に入れるようにすることで、子供でも容易に持ち運びができるとともに、取手開口54を利用して壁に取り付けたフックに掛けておくこともできるようになっている。
玄関用踏板51は、10cm角以上、40cm角未満に構成しておくのが望ましい。10cm角未満では、子供でも小さすぎる懸念があり、40cm角以上では、子供には大きすぎて持ち運びが困難になる懸念があるからである。
玄関用踏板51においては、取手開口54に指を掛けて持ち上げることにより、家族用土間3bの所望の場所に移動させることができるので、特に複数個用意しておけば、飛石のように用いることが可能である。
そのため、子供の遊び心を満たしつつ、家族用玄関ホール8bから家族用土間3bに降りたその足で家族用玄関ホール8bに戻り、該玄関ホールの床を汚してしまうといった事態を防止することが可能となり、玄関ホールを汚してはならないというストレスを子供に与えることなく、帰宅時の片付けや登校時の準備を無理なく子供に習慣付けることが可能となる。
1 住宅の玄関構造
2 玄関
3 土間
3a 来客用土間(第1の土間)
3b 家族用土間(第2の土間)
4 玄関扉
7a,7b 上がり框
8a 来客用玄関ホール(第1の玄関ホール)
8b 家族用玄関ホール(第2の玄関ホール)
9 収納棚
12 靴収納スペース
10 学用品洗浄設備
22 流し
23 かご状水切り
24 学用品収納スペース
25 水切り可能な棚板
51 玄関用踏板
52 踏板本体
53 脚
54 取手開口

Claims (6)

  1. 玄関の土間を、玄関扉を介して屋外に連通する第1の土間と該第1の土間に連通する第2の土間に区分し、該第2の土間に少なくとも靴収納スペースが設けられた収納棚を設置した住宅の玄関構造において、
    前記第2の土間から上がり框を介して屋内側に延びる第2の玄関ホールに前記収納棚に隣接させる形で学用品洗浄設備を設置したことを特徴とする住宅の玄関構造。
  2. 前記収納棚に学用品収納スペースを設けるとともに、前記学用品洗浄設備の前方に位置する前記第2の玄関ホールの床材を耐水性材料で構成した請求項1記載の住宅の玄関構造。
  3. 前記学用品洗浄設備を構成する流しの上方空間と水平方向にかつ直線的に相互連通するように前記収納棚に学用品収納スペースを設けた請求項1記載の住宅の玄関構造。
  4. 前記流しの内面に沿うように外形が形成され該流しに着脱自在なかご状水切りを備えるとともに、該かご状水切りを前記学用品収納スペースに載置できるように構成した請求項3記載の住宅の玄関構造。
  5. 前記学用品収納スペースの下方に位置する棚板を水切り可能に構成した請求項2乃至請求項4のいずれか一記載の住宅の玄関構造。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一記載の住宅の玄関構造に用いる玄関用踏板であって、踏板本体とその裏面に突設された脚とで構成するとともに、前記踏板本体に取手開口を形成したことを特徴とする玄関用踏板。
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