JP2022151002A - 住宅 - Google Patents

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尚章 木村
Naoaki Kimura
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Abstract

【課題】細菌又はウイルスによる感染を抑制することができる住宅を提供することを目的とする。【解決手段】住宅1は、玄関2と、玄関2に形成された仕切り41と、洗面台9と、を備える。玄関2には、仕切り41の一方側を通る主動線42と、仕切り41の他方側を通り、主動線42と交差しない裏動線43と、が形成される。洗面台9は、裏動線43に沿って形成された裏動線領域に又は前記裏動線領域に隣接して設置されている。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り ・令和2年10月22日 1)https://homes.panasonic.com/ 2)https://homes.panasonic.com/common/newstyle/ にて公開 ・令和2年10月22日 プレスリリース(ニューノーマルな働き方・遊び方の新・生活様式に新提案をプラス 『おうち時間を楽しもう!』を強化 ~「#いえハピ」で販売促進コミュニケーションをスタート~)にて公開 ・令和2年11月5日 リーフレット(タイトル:『住まいでできること、どんどん広がる おうち時間を楽しもう!New Normalな暮らし』)にて公開
本開示は、住宅に関し、詳しくは、細菌又はウイルスによる感染を引き起こしにくい住宅に関する。
特許文献1には、玄関からバルコニーに向けて、居室、キッチン、居間が順次接続された住宅が開示されている。キッチンには、住戸の前後方向に直交する方向に洗面所・浴室が順次接続されている。
特開2015-034451号公報
上記住宅では、帰宅した居住者の衣服や身体に、細菌又はウイルスが付着していた場合、住居内の部屋まで細菌又はウイルスを持ち込みやすい。このため、細菌又はウイルスによる感染を引き起こしやすいという問題がある。
本開示は上記従来の問題点に鑑み、細菌又はウイルスによる感染を抑制することができる住宅を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る住宅は、玄関と、前記玄関に形成された仕切りと、洗面台と、を備える。前記玄関には、前記仕切りの一方側を通る主動線と、前記仕切りの他方側を通り、前記主動線と交差しない裏動線と、が形成される。前記洗面台は、前記裏動線に沿って形成された裏動線領域に又は前記裏動線領域に隣接して設置されている。
本開示の一態様に係る住宅は、玄関と、前記玄関に形成された仕切りと、細菌又はウイルスを除去又は減少可能な除去装置と、を備える。前記玄関には、前記仕切りの一方側を通る主動線と、前記仕切りの他方側を通り、前記主動線と交差しない裏動線と、が形成される。前記除去装置は、前記裏動線領域に存在する細菌又はウイルスを除去又は減少可能である。
本開示の一態様に係る住宅は、隔離部屋と、前記隔離部屋以外の他の部屋と、水回り部と、前記隔離部屋、前記他の部屋及び前記水回り部に通じる廊下と、換気ファンと、を備える。前記廊下を通って前記他の部屋に至る本動線と、前記隔離部屋から前記水回り部に至り、前記本動線とは交差しない隔離動線と、が形成される。前記換気ファンは、前記隔離部屋の空気を屋外へ排出する。
本開示によれば、細菌又はウイルスによる感染を抑制することができる。
図1は、本実施形態に係る住宅の1階の平面図である。 図2は、本実施形態に係る住宅の2階の平面図である。 図3は、図1のI-I線に沿って切断した断面図である。 図4は、本実施形態に係る住宅の引き戸を含む周辺の拡大平面図である。
以下、本実施形態に係る住宅について、図面を参照しながら説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本実施形態に係る住宅を説明するために必要となる主要な構成要素を簡略化して示したものである。したがって、本実施形態に係る住宅は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成要素を備え得る。尚、住宅は、図1、2に示すように、一戸建ての住宅に適用されているが、マンションなどの集合住宅の住戸に適用されてもよい。また、住宅は、2階を有しない住宅に適用されてもよい。
住宅1は、玄関2と、玄関2に形成された仕切り41と、洗面台9と、除去装置13と、複数の部屋3と、を備える。
玄関2は、住宅1の正面側に配置されている。以下の説明では、住宅1の正面側に向かう方向を前方とし、住宅1の正面とは反対に向かう方向を後方とする。また、前後方向に直交する方向の一方を右方とし、前後方向に直交する方向の他方を左方とする。玄関2は、住宅1の右方の隅に位置している。
玄関2は、玄関土間21と靴を脱いで上がる玄関ホール22とを有し、全体で平面視略矩形状に形成されている。玄関土間21の奥側は、玄関土間21の前後方向の長さが右方に行くほど段階的に短くなるように形成されている。玄関2の出入口23は、玄関2の中央から左方にずれた位置に配置されている。玄関ホール22の後側には2階に通じる階段6が設置されている。階段6は、住宅1の後方であって右方の隅に位置している。
仕切り41は、前後方向に延びている。仕切り41は、玄関土間21の略中央から玄関ホール22の略中央まで延びている。仕切り41は、玄関土間21および玄関ホール22の床面から玄関2の天井24に接する位置まで延びている。尚、仕切り41は、玄関2の天井24に接していなくてもよく、玄関土間21と玄関ホール22のうちのいずれか一方にのみ形成されてもよい。
仕切り41は、玄関土間21に位置する第1収納部411と、玄関ホール22に位置する第2収納部412と、を有する。
第1収納部411は、仕切り41の右側に形成されている。第1収納部411は、右方からアクセス可能な空間を有する。第1収納部411には、前後方向に延びる服掛け棒(図示省略)が設置されている。第1収納部411は、後述の裏動線に沿って形成された裏動線領域に又は裏動線領域に隣接して設置されている。尚、第1収納部411には、服掛けスタンドが設置されてもよい。また、第1収納部411は、衣服が置かれるだけの構成であってもよい。また、服掛け棒は、第1収納部411から右方に突出するように設置されてもよい。
第2収納部412は、仕切り41の左側に形成されている。第2収納部412は、左方からアクセス可能な空間を有する。尚、第1収納部411は、玄関ホール22に形成されてもよく、省略されてもよい。また、第2収納部412は玄関土間21に形成されてもよく、省略されてもよい。
玄関2には、主動線42と主動線42とは交差しない裏動線43とが形成されている。
主動線42は、玄関2において出入口23から仕切り41の左側を通過するように形成されている。主動線42に沿って形成された主動線領域は、居住者が日常的に通行する経路となり得る空間である。裏動線43は、玄関2において仕切り41の右側を通過するように形成されている。本実施形態では、裏動線43は、出入口23から右方へ進み、仕切り41の右側を通過するように形成されている。裏動線43に沿って形成された裏動線領域は、例えば、コロナ禍のような伝染病蔓延時に居住者が通行したり、細菌又はウイルスに感染した感染者が通行したりする経路となり得る空間である。このように、仕切り41によって居住者が通行する経路を分けることにより、主動線42のみが玄関2に形成されている場合に比べて、細菌又はウイルスが存在できる領域が玄関2のうちの裏動線領域に限定されやすくなり、主動線領域を通行する居住者が細菌又はウイルスに感染しにくくなる。尚、玄関2の出入口を2つ設け、一方の出入口は主動線に通じ、他方の出入口は裏動線に通じるようにしてもよい。
洗面台9は、玄関ホール22の裏動線領域に隣接して設置されている。洗面台9は、住宅1の右方の外壁の内面に隣接している。これにより、居住者は、洗面台9が隣接して設置された裏動線領域を通行することにより、洗面台9において手洗い、うがいなどを行うことができる。その結果、居住者に付着した細菌又はウイルスが部屋3まで持ち込まれにくくなるので、細菌又はウイルスによる感染を抑制することができる。尚、洗面台9は、洗面台9が裏動線領域に又は裏動線領域に隣接して設置されていれば、玄関土間21に設置されてもよい。また、洗面台9は、除去装置13が設置されている場合は、省略されてもよい。
裏動線領域には、図3に示すように、裏動線領域に存在する細菌又はウイルスを除去又は減少可能な除去装置13が設置されている。除去装置13は、第1収納部411の空間を形成する壁面と、後述のトイレ10の左側の壁面101とによって区画された除菌室14の上方の天井24に配置されている。除去装置13は、例えば、除菌室14内に浮遊する細菌又はウイルス、第1収納部411に収納された衣服に付着している細菌又はウイルス、除菌室14を通る居住者に付着している細菌又はウイルスを除去又は減少させる。これにより、居住者が裏動線領域の除菌室14を通るときに、居住者の衣服と体に付着した細菌又はウイルスが除去装置13によって除去又は減少される。このため、細菌又はウイルスによる感染を抑制することができる。
尚、除去装置13は、裏動線領域に存在する細菌又はウイルスを除去又は減少できれば、いずれのものであってもよい。例えば、除去装置13は、細菌又はウイルスを分解するような触媒を噴霧したり、紫外線を照射したりするものを挙げることができる。また、除去装置13は、殺菌剤を噴霧するものであってもよい。
除去装置13の設置位置は、裏動線領域に存在する細菌又はウイルスを除去又は減少できれば、玄関2の天井24に限定されることはない。例えば、除去装置13は、第1収納部411に設置されてもよく、トイレ10の左側の壁面101に設置されてもよい。また、除去装置13は、洗面台9が設置されている場合には、省略されてもよい。
洗面台9の前方に隣接してトイレ10が設置されている。トイレ10は、玄関ホール22に配置されている。トイレ10は、裏動線43に沿って形成された裏動線領域に隣接して設置されている。これにより、居住者は、例えば、帰宅時に、除菌室14を通ってトイレ10に行くことができるので、居住者に付着した細菌又はウイルスが部屋3まで持ち込まれにくくなる。尚、トイレ10は、省略されてもよい。
トイレ10の前方に隣接して土間収納11が設置されている。土間収納11は、玄関土間21に配置されている。土間収納11は、住宅1の前方の右側の隅に位置している。土間収納11は、裏動線領域に隣接している。これにより、居住者は、土間収納11に物を収納した後、除菌室14を通って部屋3に行くことができるので、土間収納11に収納した物に細菌又はウイルスが付着していても、細菌又はウイルスを部屋3に持ち込みにくくすることができる。尚、土間収納11は、省略されてもよい。
玄関2の正面の外壁には宅配ボックス12が設置されている。宅配ボックス12は、出入口23と土間収納11との間に位置している。宅配ボックス12は、裏動線領域に隣接して設置されている。これにより、居住者は、宅配ボックス12から荷物を取り出した後、除菌室14を通って部屋3に行くことができるので、宅配ボックス12に収納された荷物に細菌又はウイルスが付着していても、細菌又はウイルスを部屋3に持ち込みにくくすることができる。尚、宅配ボックス12は、省略されてもよい。
複数の部屋3は、1階の部屋31と2階の部屋32とを含む。1階の部屋31は、玄関2の左方に隣接して配置されたワークステーション311とキッチン3121とダイニング3122とリビング3123とが1つの大空間に配置された大部屋312と、を含む。
複数の部屋3は、キッチン3121の右方に隣接して配置された脱衣所313を更に含む。脱衣所313には洗濯機3131と洗面台3132が設置されている。脱衣所313の右方に隣接して浴室314が配置されている。脱衣所313とワークステーション311との間には、玄関ホール22と大部屋312とを通じる1階廊下7が形成されている。
2階の部屋32は、第1子供部屋321と第2子供部屋322と寝室323と書斎324とを含む。
書斎324の右方の間仕切り壁にはドア3241が設置されている。ドア3241は、書斎324の右方の間仕切り壁における前方側に位置している。書斎324の近傍には、水回り部325が配置されている。水回り部325は、寝室323と第1及び第2子供部屋321、322から離れて設置されている。水回り部325としては、トイレ3251と洗面台3252が設置されている。尚、水回り部325としては、他の設備が更に設置されてもよい。トイレ3251は、書斎324の右方に隣接して配置されている。トイレ3251は、住宅1の後方の外壁の内面に面している。洗面台3252は、書斎324のドア3241の正面に近接している。
2階には、第1子供部屋321と第2子供部屋322と寝室323と書斎324と水回り部325と階段6に通じる2階廊下8が形成されている。2階廊下8は、階段6から寝室323に至っている。2階廊下8は、書斎324の外壁とは反対の間仕切り壁3242に隣接している。
2階には、2階廊下8から書斎324に至る分岐経路82が設けられている。分岐経路82には水回り部325が隣接している。
2階廊下8を通じて寝室323と第1及び第2子供部屋321、322に至る本動線51が形成されている。具体的には、本動線51は、寝室323と第1及び第2子供部屋321、322から2階廊下8及び階段6を通じて1階の部屋3に至るように形成されている。また、本動線51は、1階の部屋3から階段6及び2階廊下8を通じて寝室323と第1及び第2子供部屋321、322に至るように形成されている。本動線51に沿って形成された本動線領域は、細菌又はウイルスに感染していない居住者が日常的に歩行する経路となり得る空間である。
本動線51とは交差しない隔離動線52が形成されている。具体的には、隔離動線52は、書斎324から分岐経路82を通じて水回り部325に至るように形成されている。また、隔離動線52は、水回り部325から分岐経路82を通じて書斎324に至るように形成されている。隔離動線52に沿って形成された隔離動線領域には、水回り部325が隣接している。隔離動線領域は、例えば、細菌又はウイルスに感染して書斎324に隔離された感染者が歩行する経路となり得る空間である。このため、書斎324に隔離された感染者は、2階廊下8を通らず、分岐経路82を通って水回り部325に行くことができるので、他の居住者と接触しにくくなる。その結果、細菌又はウイルスによる感染を抑制することができる。
書斎324の間仕切り壁3242における本動線51に面する部分の全体は、光が透過可能な透光部57によって構成されている。これにより、本動線51から透光部57を通して書斎324内の様子を確認することができる。透光部57は、光が透過可能であれば、特に限定されることはない。透光部57は、例えば、アクリル樹脂をはじめとする各種樹脂、ガラスなどによって形成することができる。また、透光部57は、電圧をかけることによって透明状態と不透明状態とを切り替えることができる調光ガラスによって形成されてもよい。また、間仕切り壁3242における本動線51に面する部分の一部が透光部57となっていてもよい。
間仕切り壁3242の右方には、図4に示すように、書斎324から本動線51に至る渡り動線53が形成されている。「渡り動線」とは、主だった動線上にない場所から主だった動線に接続するための動線を言うものとする。具体的には、渡り動線53は、書斎324から分岐経路82を通じて2階廊下8に至るように形成されている。渡り動線53に沿って形成された渡り動線領域は、居住者(感染者を含む)が歩行し得る経路となり得る空間である。
間仕切り壁3242から渡り動線領域内に引き出し可能な引き戸58が設けられている。引き戸58は、間仕切り壁3242に沿って収納可能に構成されている。本実施形態では、引き戸58は、間仕切り壁3242に収納される収納位置(図4の実線参照)から洗面台3252と前後方向に重なる引出位置(図4の破線参照)まで引き出し可能に構成されている。尚、引き戸58は、間仕切り壁3242の外面に面する収納位置から洗面台3252と前後方向に重なる引出位置まで引き出し可能に構成されてもよい。
引き戸58は、2階廊下8および2階廊下8の天井に形成された一対のレール(図示せず)によって案内される。一対のレールは、間仕切り壁3242の外面に隣接する位置から外面に沿って洗面台3252と前後方向に重なる位置まで左右方向に延びている。一対のレールには、引き戸58が左右方向に移動可能に載置されている。これにより、居住者は、引き戸58を前記収納位置から前記引出位置まで引き出すことができる。その結果、隔離動線52は、引き戸58によって本動線51から隔離されるので、居住者は、感染者とより接触しにくくなり、細菌又はウイルスによる感染をより確実に抑制することができる。
引き戸58は、光が透過可能な透光部581を少なくとも一部に有する。これにより、引き戸58が、間仕切り壁3242の外面に面する収納位置にあるときでも、居住者は、2階廊下8から引き戸58の透光部581及び間仕切り壁3242の透光部57を通して書斎324の様子(例えば、感染者)を確認することができる。
尚、透光部581は、光が透過可能であれば、特に限定されることはない。透光部581は、例えば、アクリル樹脂をはじめとする各種樹脂、ガラスなどによって形成することができる。また、透光部581は、電圧をかけることによって透明状態と不透明状態とを切り替えることができる調光ガラスによって形成されてもよい。尚、引き戸58は、透光部581を有していなくてもよい。この場合、例えば、引き戸58は、パーテーションであってもよい。また、引き戸58は省略されてもよい。
書斎324には、書斎324内の空気を屋外へ排出する換気ファン55が設置されている。これにより、書斎324の空気が換気ファン55によって屋外へ排出されるので、書斎324に浮遊する細菌又はウイルスが屋外へ排出されやすい。このため、細菌又はウイルスによる感染を抑制することができる。
尚、換気ファン55は、書斎324内の空気を屋外へ排出することができれば、特に限定されることはない。また、換気ファン55の設置位置は、書斎324内の空気を屋外へ排出することができれば、特に限定されることはない。例えば、換気ファン55は、屋外に設置されてもよい。この場合、書斎324内の空気は、換気ファン55から書斎324に通じるダクトを通じて排出される。
書斎324には、ベッド56が設置されている。ベッド56は、例えば、ソファーベッド、折り畳み式ベッドなどの多機能ベッドを挙げることができる。これにより、細菌又はウイルスに感染した感染者を書斎324に隔離するような場合において、ベッド56をベッドの形態にして感染者をベッド56に寝かせることができる。また、感染者を寝かせる必要がないときには、例えば、ソファーの形態にして感染者をベッド56に座らせたり、折り畳んだ形態にしてベッド56を収納したりしておくことができる。尚、ベッド56は、ベッドとして使用可能であれば、多機能ベッドに限定されることはない。また、ベッド56は、省略されてもよい。
書斎324は、隔離部屋の1例である。第1及び第2子供部屋321、322及び寝室323は、隔離部屋以外の他の部屋の1例である。2階廊下8は、隔離部屋、他の部屋及び水回り部に通じる廊下の1例である。
以上、上述した実施形態から明らかなように、第1の態様の住宅1は、玄関2と、玄関2に形成された仕切り41と、洗面台9と、を備える。玄関2には、仕切り41の一方側を通る主動線42と、仕切り41の他方側を通り、主動線42と交差しない裏動線43と、が形成される。洗面台9は、裏動線43に沿って形成された裏動線領域に又は裏動線領域に隣接して設置されている。
第1の態様によれば、居住者は、裏動線43に沿って形成された裏動線領域を通ることができるので、裏動線領域に又は裏動線領域に隣接して設置された洗面台9において手洗い、うがいなどを行いやすい。このため、居住者に付着した細菌又はウイルスが部屋3まで持ち込まれにくくなるので、細菌又はウイルスによる感染を抑制することができる。
第2の態様の住宅1は、第1の態様の住宅1の構成に加えて下記の構成を備える。
すなわち、第2の態様では、裏動線領域に存在する細菌又はウイルスを除去又は減少可能な除去装置13を更に備える。このため、居住者が裏動線領域を通るときに、居住者の衣服と体に付着した細菌又はウイルスが除去又は減少されるので、細菌又はウイルスによる感染をより確実に抑制することができる。
第3の態様の住宅1は、玄関2と、玄関2に形成された仕切り41と、細菌又はウイルスを除去又は減少可能な除去装置13と、を備える。玄関2には、仕切り41の一方側を通る主動線42と、仕切り41の他方側を通り、主動線42と交差しない裏動線43と、が形成される。除去装置13は、裏動線領域に存在する細菌又はウイルスを除去又は減少可能である。
第3の態様によれば、居住者は、除去装置13が設置された裏動線領域を通ることができるので、居住者の衣服と体に付着した細菌又はウイルスが除去又は減少される。このため、居住者の衣服と体に付着した細菌又はウイルスが部屋3まで持ち込まれにくくなるので、細菌又はウイルスによる感染を抑制することができる。
第4の態様の住宅1は、第2又は3の態様のいずれか一つの住宅1の構成に加えて下記の構成を備える。
第4の態様では、裏動線領域に又は裏動線領域に隣接する、衣服の収納部411を更に備える。除去装置13は、収納部411に収納された衣服に付着している細菌又はウイルスを除去又は減少させる。このため、居住者は、裏動線領域で衣服を脱いで衣服を収納部411に収納しておくことができるので、衣服に付着した細菌又はウイルスが部屋3まで持ち込まれにくくなる。さらに、収納部411に収納された衣服に付着している細菌又はウイルスは、除去装置13によって除去又は減少される。このため、細菌又はウイルスによる感染をより確実に抑制することができる。
第5の態様の住宅1は、第1~4の態様のいずれか一つの住宅1の構成に加えて下記の構成を備える。
すなわち、第5の態様の住宅1は、裏動線領域に隣接する土間収納11を更に備える。このため、居住者は、土間収納11に物を収納した後、裏動線領域を通ることができるので、土間収納11に収納した物に細菌又はウイルスが付着していても、細菌又はウイルスが部屋3に持ち込まれにくい。
第6の態様の住宅1は、第1~5の態様のいずれか一つの住宅1の構成に加えて下記の構成を備える。
すなわち、第6の態様の住宅1では、裏動線領域に隣接する、外壁に設置された宅配ボックス12を更に備える。このため、居住者は、宅配ボックス12から荷物を取り出した後、裏動線領域を通ることができるので、宅配ボックス12に収納された荷物に細菌又はウイルスが付着していても、細菌又はウイルスを部屋3に持ち込みにくくすることができる。
上述した実施形態から明らかなように、第7の態様の住宅1は、隔離部屋324と、隔離部屋以外の他の部屋321、322、323と、水回り部325と、隔離部屋324、他の部屋321、322、323及び水回り部325に通じる廊下8と、換気ファン55と、を備える。廊下8を通って他の部屋321、322、323に至る本動線51と、隔離部屋324から水回り部325に至り、本動線51とは交差しない隔離動線52と、が形成される。換気ファン55は、隔離部屋324の空気を屋外へ排出する。
第7の態様によれば、例えば、細菌又はウイルスに感染して隔離部屋324に隔離された感染者は、本動線51とは交差しない隔離動線52に沿って形成された隔離動線領域を通って水回り部325に行くことができるので、他の居住者と接触しにくくなる。さらに、隔離部屋324の空気が換気ファン55によって屋外へ排出されるので、隔離部屋324に浮遊する細菌又はウイルスが屋外へ排出されやすい。このため、細菌又はウイルスによる感染を抑制することができる。
第8の態様の住宅1は、第7の態様の住宅1の構成に加えて下記の構成を備える。
すなわち、第8の態様の住宅1は、隔離部屋324と廊下8との間に間仕切り壁3242を有する。間仕切り壁3242は、少なくとも一部に透光部57を有する。このため、居住者は、廊下8から隔離部屋324の様子(例えば、感染者)を確認することができる。
第9の態様の住宅1は、第7又は8の態様の住宅1の構成に加えて下記の構成を備える。
すなわち、第9の態様の住宅1は、隔離部屋324と廊下8との間に間仕切り壁3242を有する。間仕切り壁3242の側方に、隔離部屋324から本動線51に至る渡り動線53が形成されている。間仕切り壁3242に沿って収納可能で、かつ、渡り動線53に沿って形成された渡り動線領域内に引き出し可能な引き戸58が設けられる。このため、居住者は、引き戸58を間仕切り壁3242に収納された収納位置から渡り動線領域内へと引き出すことにより、隔離動線52を本動線51から隔離することができるので、感染者とより接触しにくくなる。その結果、細菌又はウイルスによる感染をより確実に抑制することができる。
第10の態様の住宅1は、第9の態様の住宅1の構成に加えて下記の構成を備える。
すなわち、第10の態様の住宅1では、引き戸58は、少なくとも1部に透光部581を有する。このため、引き戸58が、間仕切り壁3242に収納された収納位置にあるときでも、居住者は、廊下8から引き戸58の透光部581及び間仕切り壁3242の透光部57を通して隔離部屋324の様子(例えば、感染者)を確認することができる。
第11の態様の住宅1は、第8~10の態様のいずれか一つの住宅1の構成に加えて下記の構成を備える。
すなわち、第11の態様の住宅1では、隔離部屋324にベッド56が設置されている。このため、細菌又はウイルスに感染した感染者を書斎324に隔離するような場合において、感染者をベッド56に寝かせることができる。
1 住宅
2 玄関
41 仕切り
411 収納部
42 主動線
43 裏動線
51 本動線
52 隔離動線
53 渡り動線
8 廊下
9 洗面台
11 土間収納
12 宅配ボックス
13 除去装置
57 透光部
58 引き戸
581 透光部
321 他の部屋
324 隔離部屋
3242 間仕切り壁
325 水回り部
55 換気ファン
56 ベッド

Claims (11)

  1. 玄関と、
    前記玄関に形成された仕切りと、
    洗面台と、を備え、
    前記玄関には、
    前記仕切りの一方側を通る主動線と、
    前記仕切りの他方側を通り、前記主動線と交差しない裏動線と、が形成され、
    前記洗面台は、前記裏動線に沿って形成された裏動線領域に又は前記裏動線領域に隣接して設置されている、
    住宅。
  2. 前記裏動線領域に存在する細菌又はウイルスを除去又は減少可能な除去装置を更に備える、
    請求項1に記載の住宅。
  3. 玄関と、
    前記玄関に形成された仕切りと、
    細菌又はウイルスを除去又は減少可能な除去装置と、を備え、
    前記玄関には、
    前記仕切りの一方側を通る主動線と、
    前記仕切りの他方側を通り、前記主動線と交差しない裏動線と、が形成され、
    前記除去装置は、前記裏動線領域に存在する細菌又はウイルスを除去又は減少可能である、
    住宅。
  4. 前記裏動線領域に又は前記裏動線領域に隣接する、衣服の収納部を更に備え、
    前記除去装置は、前記収納部に収納された衣服に付着している細菌又はウイルスを除去又は減少させる、
    請求項2又は3に記載の住宅。
  5. 前記裏動線領域に隣接する土間収納を更に備える、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の住宅。
  6. 前記裏動線領域に隣接する、外壁に設置された宅配ボックスを更に備える、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の住宅。
  7. 隔離部屋と、
    前記隔離部屋以外の他の部屋と、
    水回り部と、
    前記隔離部屋、前記他の部屋及び前記水回り部に通じる廊下と、
    換気ファンと、を備え、
    前記廊下を通って前記他の部屋に至る本動線と、
    前記隔離部屋から前記水回り部に至り、前記本動線とは交差しない隔離動線と、が形成され、
    前記換気ファンは、前記隔離部屋の空気を屋外へ排出する、
    住宅。
  8. 前記隔離部屋と前記廊下との間に間仕切り壁を有し、
    前記間仕切り壁は、少なくとも一部に透光部を有する、
    請求項7に記載の住宅。
  9. 前記隔離部屋と前記廊下との間に間仕切り壁を有し、
    前記間仕切り壁の側方に、前記隔離部屋から前記本動線に至る渡り動線が形成され、
    前記間仕切り壁に沿って収納可能で、かつ、前記渡り動線に沿って形成される渡り動線領域内に引き出し可能な引き戸が設けられる、
    請求項7又は8に記載の住宅。
  10. 前記引き戸は、少なくとも一部に透光部を有する、
    請求項9に記載の住宅。
  11. 前記隔離部屋にはベッドが設置されている、請求項8~10のいずれか1項に記載の住宅。
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