JP2012140803A - 建築物 - Google Patents

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Abstract

【課題】限られたスペースの中で動線の確保および短縮化、トイレ等の配置、十分な居室の確保、デッドスペースの狭小化、来訪者からの生活空間の遮蔽性等を兼ね備えた建築物を提供する。
【解決手段】2階建て以上の建築物において、1階を囲む第1外壁P11と第1外壁P11に平行な構造壁線Q11との間に、玄関11、玄関ホール12、回り階段13、トイレ14、洗面脱衣室15、浴室16をこの順序で配列し、回り階段13を下りたところに1階の唯一の通路18を、トイレ14の出入口14zと洗面脱衣室15の出入口15zとに面した状態で形成し、第1外壁P11の対向位置にある第2外壁P12と構造壁線Q11との間に居室17を形成し、居室17に第1出入口17z1と第2出入口17z2を設け、玄関ホール12から1階の唯一の通路18へのアクセスを、第2出入口17z2、居室17及び第1出入口17z1を介してのみ可能とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、限られた予算や床面積の中で、必要且つ使い勝手の良い間取りを強度を備えつつ効率的に設計した戸建ての建築物に関するものである。
従来より、戸建て住宅としては、2階建てや3階建ての建築物の中に、リビングや必要部屋数を始めとして、階段、トイレ、洗面脱衣室等の必要な部屋、機能を様々なレイアウトで実現するのが通例である。
その際、限られた予算、限られた床面積の中で極力居住者の要望に応えるべく、回廊性や収納機能など、様々な観点から効率的な設計が試みられている。
例えば、特許文献1のように、注文住宅よりも低コストで個々の要求に対応すべく、建売でありながら一部の間取りを変更可能な設計にする等により個別に対応しているものが考えられている。しかしながら、このような対応によっても、居住者のニーズは多種多様であるため、顧客の要望に逐一合致するレイアウトを実現しようとすれば、コスト削減やレイアウトの効率性にも一定の限界がある。そこで、顧客の共通の要望をより多く捉えてモデル化することが望まれるところである。その要望としては、限られた建坪内で最大限に床面積を確保するとともに動線を短くしたいといったものや、トイレ、洗面脱衣場等を玄関や玄関ホールから遠ざけたいといったものを挙げることができる。
これに対し、特許文献2には、水平断面四角形状の外周壁を有する建物において、1階の十字形の構造壁線に沿って構造材を設け、1階を4つの区画に区分することで、これらの区画内において間取りを自由に変更でき、設計の自由度を高めるとともに、ある区画から他の区画へ移動する際の動線を短くすることができて、廊下を不要とし、部屋の床面積を最大にすることができるような考えが提示されている。また、特許文献3には、トイレ等に臨む通路から離れた対角位置に専用壁で囲った玄関や玄関ホールが位置していて、玄関や玄関ホールからトイレ等の生活空間を隔離するようにした考えが提示されている。
特開平11−50677号公報 特開2005−290860号公報 特開2009−007743号公報
しかしながら、特許文献2のものは、玄関ホールが、トイレや浴室が設けられている位置と階段や居室が設けられている位置との間にあるため、この間を行き来するときに玄関ホールで来訪者と出くわすことが不可避なものであり、廊下(専用通路)を不要としていることもあって、生活空間を来訪者から遮蔽することが全くできないものであり、また、玄関とトイレ等が近いために来訪者にトイレの音も聞こえ易いものである。加えて、玄関ホールから直接2階に上がれず、玄関ホールが動線の中心となるものでないため、動線の最短化とは言い難く、さらに、来訪者がリビングに居る場合等にリビングを通らずに上下階の行き来を行うことができるものでもない。
一方、特許文献3のものは、通路と対角位置、さらには居室を囲む壁の外側に壁で囲まれた玄関等を設け、そこからリビングの間を抜け更に専用通路を抜けて生活空間に入るように構成してあり、生活空間の中心である通路を来訪者から遮蔽することはできるが、これは建坪に余裕があるときに成り立つ間取りであり、建坪が限られているときに如何にして生活空間を来訪者から遮蔽するかについては一切示唆を与えるものではない。
本発明は、このような課題に着目し、限られたスペースの中で動線の確保および短縮化、トイレ等の配置、十分な居室の確保、デッドスペースの狭小化、来訪者からの生活空間の遮蔽性等を兼ね備えた建築物を提供することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち本発明は、2階建て以上の建築物であって、1階を囲む外壁の1つである第1外壁に平行な構造壁線を当該第1外壁の内側に設定して、この構造壁線と前記第1外壁との間に、当該第1外壁に沿って玄関、玄関ホール、階段、トイレ、洗面脱衣室、浴室をこの順序で配列する一方、階段を下りたところに1階の唯一の通路を、前記トイレの出入口と前記洗面脱衣室の出入口とに面した状態で形成し、前記第1外壁の対向位置にある第2外壁と前記構造壁線との間に居室を形成し、さらにこの居室のうち前記通路に面する位置と前記玄関ホールに面する位置とにそれぞれ第1出入口および第2出入口を設けて、前記1階の唯一の通路を、階段の上がり口ならびにトイレ、脱衣場、居室の出入口によって囲み、玄関ホールから前記1階の唯一の通路へのアクセスを、第2出入口、居室及び第1出入口を介してのみ可能としたことを特徴とする。
このように構成すると、階段から降りたところ、トイレ・洗面脱衣場・居室から出たところが通路となり、これが即、階段への上がり口、トイレ・洗面脱衣場・居室への出入口に面するようにしているので、無駄なスペースを最小限に抑え、動線を最小単位で行うことができる。また、玄関から通路が直接見えないので、内部の生活空間が訪問者に晒されることを防止することができる。しかも、第1外壁と構造壁線の間に居室以外が全て収まるので、構造壁線と第2外壁との間に十分な広さの居室を確保することができ、水廻りもトイレ、洗面脱衣場、浴室と連続しているので、配管の集中・簡素化を図ることができる。
前記1階の唯一の通路の好ましい実施の態様としては、方形状であり、この通路の4面を、階段の上がり口ならびにトイレ、脱衣場、居室の出入口によって囲んでいるものが挙げられる。
無駄なスペースの最小化を図るためには、特に前記1階の唯一の通路の広さは、1畳以下、さらには半畳のほぼ正方形状としていることが望ましい。
小スペース内に階段を作り、同時に収納場所も確保するためには、階段が、玄関から見て奥から手前に向かって延び1階から折り返し部に至るまでの1階側階段部と、当該折り返し部と、手前から奥に向かって延び折り返し部から2階に至るまでの2階側階段部とから構成された回り階段であり、折り返し部の下に玄関ホール側から開閉部材を介して利用可能な収納空間を形成していることが望ましく、特に前記折り返し部の下の収納空間の一部を、居室側からも前記と異なる開閉部材を介して利用可能としていることが好適である。
このような回り階段は階段部が半幅であることを好適に利用するためには、2階側階段部の下すなわち1階側階段部の隣にトイレを、玄関から見て配列的に一部重なった状態で設けていることが好ましい。
2階の設計自由度を高めるためには、前記1階の構造壁線に2階の柱を介して屋根の荷重が作用するように構成し、2階の荷重負担を減らしていることが望ましく、2階におけるデッドスペースをも効果的に解消するためには、階段から2階上がったところに、第1外壁から中央に向かう廊下を形成し、この廊下を、半畳程度のほぼ方形状の領域を連ねたものとして、各領域に、階段の1階への降り口または部屋への出入口の少なくとも何れかが面している状態とすることが望ましい。
本発明の建築物は、以上説明した構成であるから、余分な通路やスペースを極力減らして限られた外壁の内側に極力広い居室を確保し、且つ動線の確保および短縮化を図っても、来訪者から生活空間を視覚的にも音的にも遮ることができ、同時に構造壁線と外壁との間に必要な部屋や十分な広さの居室を無理なく確保することができるようにした優れた間取りを提供することが可能となる。
本発明の第一実施形態に係る建築物の1階部分の間取り図。 同建築物の2階部分の間取り図。 同建築物の3階部分の間取り図。 本発明の第二実施形態に係る建築物の1階部分の間取り図。 同建築物の2階部分の間取り図。 同建築物の3階部分の間取り図。 本発明の第三実施形態に係る建築物の1階部分の間取り図。 同建築物の2階部分の間取り図。 同建築物の3階部分の間取り図。 本発明の第四実施形態に係る建築物の1階部分の間取り図。 同建築物の2階部分の間取り図。 同建築物の3階部分の間取り図。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
(第一実施形態)
図1〜図3に示す本実施形態の建築物は、木造3階建ての住宅であり、図1は1階部分の間取り図、図2は2階部分の間取り図、図3は3階部分の間取り図である。この建物の外形はほぼ方形、より具体的にはほぼ長方形であって、建物の1階の外壁P1は、長辺側に位置する互いに平行な第1外壁P11および第2外壁P12と、短辺側に位置する互いに平行な第3外壁P13および第4外壁P14a・P14bとを具備する。第4外壁P14a・P14b間は長辺方向(奥行き方向)にずれていて、その間が第5外壁P15によって接続されている。第3外壁P13には玄関11が設けられ、玄関1の方位は南向き、より具体的には南西向きである。
1階の外壁P1の内側には、構造壁線Qとして、前記第1外壁P11及び第2外壁P12に平行な縦構造壁線Q11と、前記第3外壁P13及び第4外壁P14a・P14bに平行な横構造壁線R11とが設定されている。構造壁線とは、強度を確保すべき仮想の線を言い、この構造壁線に沿って柱や壁、梁、垂壁等の強度部材が適宜位置に設けられる。
そして、第1外壁P11と縦構造壁線Q11の間に、第3外壁P13から奥に向かって、前記玄関11、玄関ホール12、階段である回り階段13、トイレ14、洗面脱衣場15、浴室16をこの順で一列に配列し、縦構造壁線Q11と第2外壁P12との間を居室17としている。この居室17は、横構造壁線R11を境にしてさらに、リビング17aとリビング以外の部屋17bに分けられている。
回り階段13は、玄関から見て奥から手前に向かって延び1階の昇り口13z1から折り返し部13bに至るまでの1階側階段部13aと、当該折り返し部13bと、手前から奥に向かって延び折り返し部13bから2階の降り口13z2に至るまでの2階側階段部(図1では一部省略)13cとから構成されている。トイレ14は、2階側階段部13cの下すなわち1階側階段部13aの隣に設けられ、玄関11から見て回り階段13の少なくとも一部(折り返し部13b)はトイレ14よりも手前にあるが、他の一部13a・13cはトイレ14と幅方向または高さ方向に隣接していて、奥行き方向に対しトイレ14と配列的に重なる位置関係にある。
そして、回り階段13を下りたところに1階の唯一の通路18を、前記トイレ14の出入口14zと前記洗面脱衣室15の出入口15zとに面した状態で形成し、また、居室17のうち前記1階の唯一の通路18に面する位置と前記玄関ホール12に面する位置とにそれぞれ第1出入口17z1および第2出入口17z2を設けている。この実施形態の居室17は上述のようにリビング17aと部屋17bから構成されていて、第1出入口17z1はリビング17aの壁に、第2出入口17z2は部屋17bの壁に設けてある。
この実施形態では、前記1階の唯一の通路18の広さを1畳以下に抑えるために、階段13の昇降口13zならびにトイレ14、脱衣場15、居室17の出入口14z、15zおよび17z1によって通路18を囲んだ状態にしている。より具体的に通路18の3辺は、トイレ14の出入口14z、洗面脱衣場15の出入口15z、リビング17aの出入口17z1を構成するドアや扉の幅寸法にほぼ等しく、残り一辺は階段13の昇り口13z1の幅寸法にほぼ等しく、結果として通路18は出入口14z・15z・17z1や昇り口13z1で囲まれた半畳程度のほぼ正方形状をなしている。
このような構成により、玄関ホール12から前記1階の唯一の通路18へのアクセスを、第2出入口17z2、居室17(17b・17a)及び第1出入口17z1を介してのみ可能としている。玄関11を入ったところの側方には、玄関11から玄関ホール12に亘ってシューズボックス11aが配置され、玄関11や玄関ホール12から利用可能としている。
回り階段13の折り返し部13bは、1階と2階の中間高さにあり、その下が空間となっていて、本実施形態はこの空間を収納空間13mとし、玄関ホール12側に開閉部材13k1を設けてその片半部を利用可能とし、部屋17b側にも開閉部材13k2を設けてその他半部を利用可能としている。
リビング17aは、ダイニングとキッチンの機能を兼ね備えたLDKである。リビング17aの天井には、2階の荷重を支える梁等の支持部材17hが設けてある。
1階の部屋17bは、中央に4.5畳の畳コーナー17b1が設けられ、その両側が床張りの縁部領域17b2になっていて、玄関ホール12に近い側の縁部領域17b2がリビング17aとの間の通路の役割を兼ねている。このために、部屋17bとリビング17aの間には、前記縁部領域17b2に沿って出入可能な引き戸17z3が設けられている。
一方、2階は、ほぼ方形、より具体的にはほぼ長方形であって、建物の2階の外壁P2は、長辺側に位置する互いに平行な第1外壁P21および第2外壁P22と、短辺側に位置する互いに平行な第3外壁P23および第4外壁P24a・P24bとを具備する。第4外壁P24a・P24b間は長辺方向(奥行き方向)にずれていて、その間が第5外壁P25によって接続されている。第3外壁P23にはバルコニー20が設けられている。
2階の外壁P2の内側には、第1外壁P21及び第2外壁P22に平行で幅方向に偏位した縦仕切りQ21・Q22と、第3外壁P23及び第4外壁P24に平行な横仕切りR21・R22・R23・R24とを備え、第1外壁P21、第4外壁P24a、縦仕切りQ21、横仕切りR22に囲まれた位置に第1の部屋(この実施形態では洋室)21が、第2外壁P22、縦仕切りQ21、横仕切りR21・R23に囲まれた位置に第2の部屋(洋室)22が、第2外壁P22、第3外壁P23、縦仕切りQ22、横仕切りR23に囲まれた位置に第3の部屋(主寝室)23がそれぞれ設けられている。第2外壁P22、第4外壁P24、縦仕切りQ21および横仕切りR21で囲まれた位置と、第1外壁P21、第3外壁P23、縦仕切りQ22及び横仕切りR24に囲まれた位置には、それぞれウォークインクローゼット24・25・26が設けられている。ウォークインクローゼット24は第1の部屋21側から利用可能とされ、ウォークインクローゼット25は第2の部屋22側から利用可能とされている。
また、第1外壁P21、縦仕切りQ21・Q22、横仕切りR22・R26で囲まれた位置には廊下27とトイレ28と階段13が位置している。この実施形態で1階の第1外壁P11と2階の第1外壁P21、1階の第2外壁P12と2階の第2外壁P22、1階の第3外壁P13と2階の第3外壁P13は少なくとも平面視同じ位置にある。
階段13は、1階の昇り口13z1が第1外壁P11から離れた位置にあり、2階の降り口13z2が第1外壁P21に近い位置にあって、2階の廊下27はこの降り口13z2から中央に向かってL字状に延びている。この2階の廊下27は、機能的には4つの方形状の領域を連ねたものであり、順次、1階への階段の降り口13z2、次に述べる3階への階段130の昇り口130z、第3の部屋23および第2の部屋23への出入口23z・22z、第1の部屋21およびトイレ28への出入口21z・28zとされている。縦仕切りQ22と横仕切りR22との交叉部には柱Sが立っており、この柱Sは1階の縦構造壁線Q11上に位置していて、この柱Sを通して1階の縦構造壁線Q11には屋根の荷重が掛かるように構成されている。
2階から3階への回り階段130は、1階と2階の間の回り階段13の真上に位置しており、上がったところに3階の小屋裏収納30が構成されている。この3階の外壁P3のうち長辺側の外壁P31は前記1階および2階の長辺側の外壁P11・P21と平面視同じ位置にある。
以上のように構成される本実施形態の建築物には、居住者から見て以下のような構造上の利点がある。
(1)玄関11から階段13が直接見えない。玄関の正面に階段があるのは家相的にも良くないし、訪問者が玄関先に来ていると二階から下りられないと言われることがあり、また、降りるときに目線を気にしながら降りるのが不便になるが、そのような不都合を解消できる。
(2)玄関11からトイレ14が見えない(出入りするところも見えない)。玄関から見える所に訪問者がいるとトイレに入ることもトイレから出ることもできないと言われ、トイレの中もなるべく見られたくない事情もあるが、そのような不都合を解消できる。
(3)玄関11から洗面脱衣場15や通路18が見えず、リビング17aも見えない。洗面脱衣場は比較的散らかっていることが多く、開閉時に中を見られたくない事情があり、また、トイレと同じく訪問客が来ていることで出られない、入れない等の不都合があるが、そのような不都合を解消できる。
家の中では、特に休日を始めとしてリラックスした服装でいることが多く、その服装が訪問者に見られたくない事がある。これに対して、上記(1)〜(3)のようにすれば、二階から着替えることなく降りてきてもリビング17aや玄関先の訪問者の目線を気にすることなく脱衣、トイレに入ることが可能になる。
(4)リビング17aを通って階段13に行く構造(リビング階段)である。リビング階段は、親が子供とのコミュ二ケーションを取るために必要とされ、階段がリビングを介さない場合だと子供がいつ帰って来たのか解らないが、そのような不都合を解消できる。また通路13にリビング17aの出入口17zが面していて連なったスペースになるため、LDKに広々とした空間を確保することができる。
(5)リビング17aから階段13が見えない。上記(3)とほぼ同じ理由で、リビング17aに訪問者が来ている場合にトイレや脱衣に行くことができず、訪問者がリビングに居ることは長時間になることもあり非常に不便な生活になる。これに対し、リビング17aと階段13の境界である出入口17z1に開閉部材を設けて目隠しができるようにしているため、そのような不都合を解消できる。
(6)リビング17aからトイレ14が見えない(出入りするところも見えない)。トイレ14の出入りも上記(3)、(5)と同じ理由でリビング17aから見えると不都合になるが、トイレ14に入る前にリビング17a側にもう一枚ドアや引き戸等の開閉部材を設けていることで、訪問者がいる場合でも、トイレから出てきたのか脱衣からなのか二階から降りて来たのかが解らない状態にすることができる。
(7)リビング17aから洗面脱衣場15が見えない。上記(3)、(5)、(6)とほぼ同じ理由で、来訪者がいる場合に洗面脱衣場15への出入りに不便であり、リビング17a等の居住空間から直接トイレ14や洗面脱衣場15に入ることを非常に嫌う人もいるが、開閉部材を一枚挟むことでそのような不都合を解消できる。
(8)ニッチ(隙間)を利用、工夫して収納スペースを最大限作っている。LDKを中心に生活活動がなされる場合、殆どの人ができるだけ多くの収納スペースを望むが、階段13のスペースを壁面に付けるのではなく移動スペース12や居住スペース17に面している状態にすることで、収納空間を無理なく確保することが可能になる。
(9)通路13を中心にして動線を配慮し、水廻りを集中させている。一番生活スペースとして長時間、居ることになるのはリビング17aであり、そこから各部屋への動線が短く、水廻りも近かければ近いほど便利になる。また、水廻りを集中させることはコストダウンにもつながり省エネにもなる。
(10)掃除がしやすく、簡単にできる。掃除機を使用する時に場所を移動しコンセントを抜いて掃除機を持ち運ぶのは非常に不便であるが、階段13、トイレ14、洗面脱衣場15が集中しているため、一度コンセントを挿したらそこから各居住スペースに掃除機がかけられ、掃除機も殆ど移動することなく使用できて便利になる。
(11)兼ねるスペースを重視し、居住空間を多く取る。リビング17aや部屋17b等の居住空間を出来るだけ多く取り、玄関ホール12、通路18、階段13、廊下27等の移動空間は出来る限り少なく取った構造となっている。まず、一階の移動スペースは、玄関ホール12と階段13の前の通路(踊り場)18だけになる。これらはトータルで5〜6mしか移動空間がない。それ以外は全て居住空間になり、移動空間がデッドスペースでなくなる。階段前の通路(廊下)18は階段13へ上がるスペース及びトイレ14、洗面脱衣場15に入るスペースも兼用している。通常の家は各々の前に移動スペースがあり、それ連なって存在する分、居住スペースが少なくなっているために、移動スペースの分、建物単価が高くなり、使用しないのに掃除が必要となる。玄関ホール12のスペースも階段13の下の収納空間13mの取りだし口、シューズボックス11aの取り出し、靴脱ぎ場としており、完全なデッドスペースが殆ど無い状態となっている。二階も約3,3mの廊下(踊り場)27になっており、これをなるべく家の中心に配置することにより各部屋に移動するための移動スペースを非常に少なくできているものである。しかも全て階段13、130を利用するスペースと各部屋21、22、23、28に入るためのスペースになっているためやはりデッドスペースはない。
(12)水廻りを使用する時の使い勝手を良くする。上記(11)の内容を取り入れることによって他のスペースにも余裕が出てくる。水廻りを近くに集中させることは家事を行う上で非常に便利になり、また居住空間を大きくすることによって「物を置く、収納する」スペースを多く取れ、非常に便利な空間が出来上がっていく。
このように本実施形態は、2階建て以上の建築物において、1階を囲む外壁Pの1つである第1外壁P11に平行な構造壁線Q11を当該外壁P11の内側に設定して、この構造壁線Q11と前記第1外壁P11との間に、当該第1外壁P11に沿って玄関11、玄関ホール12、回り階段13、トイレ14、洗面脱衣室15、浴室16をこの順序で配列する一方、回り階段13を下りたところに1階の唯一の通路18を、前記トイレ14の出入口14zと前記洗面脱衣室15の出入口15zとに面した状態で形成し、前記第1外壁P11の対向位置にある第2外壁P12と前記構造壁線Q11との間に居室17を形成し、さらにこの居室17のうち前記通路18に面する位置と前記玄関ホール12に面する位置とにそれぞれ第1出入口17z1および第2出入口17z2を設けて、前記1階の唯一の通路18を、回り階段13の上がり口13z1ならびにトイレ14、洗面脱衣場15、居室17の出入口14z、15z、17z1によって囲み、玄関ホール12から前記1階の唯一の通路18へのアクセスを、第2出入口17z2、居室17及び第1出入口17z1を介してのみ可能としたものである。
このように、回り階段13から降りたところ、トイレ14・洗面脱衣場15・居室17から出たところが通路18となり、これが即、回り階段13への上がり口13z1、トイレ14・洗面脱衣場15・居室17への出入口14z、15z、17zに面するようにしているので、無駄なスペースを最小限に抑え、動線を最小単位で行うことができる。また、玄関11から通路18等が直接見えないので、内部の生活空間が訪問者に晒されることを防止することができる。しかも、第1外壁P11と構造壁線Q11の間に居室17以外の部屋が全て収まるので、構造壁線Q11と第2外壁P12との間に十分な広さの居室を確保することができ、水廻りもトイレ14、洗面脱衣室15、浴室16と連続しているので、配管の集中・簡素化を図ることができる。
この場合、前記1階の唯一の通路18がほぼ方形状であり、この通路18の4面を、階段13の上がり口13zならびにトイレ14、洗面脱衣場15、居室17の出入口17z1によって囲んでいるので、出入口から出入口・階段へ、また階段から出入口へ、最短の動線で移動することができる。
特に、前記1階の唯一の通路18の広さを1畳以下、さらには半畳のほぼ正方形状としているので、通路18を究極にまで狭小化することができる。
また、階段13は、玄関11から見て奥から手前に向かって延び1階から折り返し部13bに至るまでの1階側階段部13aと、当該折り返し部13bと、手前から奥に向かって延び折り返し部13bから2階に至るまでの2階側階段部13cとから構成された回り階段であり、折り返し部13bの下に玄関ホール12側から開閉部材13k1を介して利用可能な収納空間13mを形成しているので、デッドスペースを無くして収納場所を無理なく有効に確保すことができる。
さらに、前記折り返し部13bの下の収納空間13mの一部を、居室17側からも前記と異なる開閉部材13k2を介して利用可能としおり、デッドスペースの解消とともに居室17側における利便性を高めるとともに、縁部領域17b2に物が置けない状況を作ることによって、玄関11から通路18に向かう動線がふさがることも防止することができる。
また、階段13が回り階段であり半幅であることを利用して、2階側階段部13cの下すなわち1階側階段部13aの隣にトイレ14を、玄関11から見て配列的に一部重なった状態で配置しているため、効率的な配置を実現することができる。
加えて、前記1階の構造壁線Q11に2階の柱Sを介して屋根の荷重が作用するように構成し、2階の荷重負担を減らしているので、2階の間取りを自由にレイアウトすることが可能となる。
そして、階段13から2階に上がったところに、第1外壁P11から中央に向かう廊下27を形成し、この廊下27を、半畳程度のほぼ方形状の領域を4つ連ねたものとして、各領域に、1階への階段13の降り口13z2、3階への階段130の昇り口130zまたは部屋23、22、21への出入口23z、22z、21zの少なくとも何れかが面している状態にしているので、廊下27を全く無駄のない状態にすることができる。
(第二実施形態)
図4〜図6に示す本実施形態の建築物は、基本的には上記第1実施形態と同じコンセプトに基づくものであり、ほぼ共通する部分には同一符号を付して説明を省略している。また、図4において回り階段の一部は省略しているが、図5に示すように収納空間13mの上には折り返し部13bや2階側階段部13cが位置している。前記第1実施形態との間には若干の相違点があり、その一部を挙げると、前記実施形態の短辺側の第4外壁P14a、P14bが階段状であるのに対して第4外壁P14が直線状である点、前記実施形態の縦構造壁線Q11が直線状であるのに対して一部の縦構造壁線Q11bを他の縦構造壁線Q11a、Q11cよりもリビング17a側に迫り出して洗面脱衣場15を広げている点、リビング17aや部屋17bの構成が若干異なる点、回り階段13の折り返し部13bの下の収納空間13mが玄関ホール側にのみ開くように開閉部材13k1、13k1が設けられている点、2階のトイレ28の出入口28zが廊下の異なる領域に面している点などである。
このように間取りを構成しても、基本的に前記第1実施形態と同様の作用効果が奏される。
(第三実施形態)
図7〜図9に示す本実施形態の建築物は、基本的には上記第1実施形態と同じコンセプトに基づくものであり、ほぼ共通する部分には同一符号を付して説明を省略している。前記第1実施形態との間には若干の相違点があり、その一部を挙げると、玄関11の方位が北向き、より具体的には北東向きである点、玄関11から見て第1外壁P11と縦構造壁線Q11の関係が左右逆であり、第2外壁P12の位置も左右逆であり、居室17の位置も左右逆である点、居室17を構成するリビング17aと部屋17bの奥行き関係が逆である点、回り階段13の1階側階段部13aとトイレ14の位置関係が左右逆である点、2階への階段13と異なる位置に3階への階段130が設けられている点、3階の間取りが異なる点などである。
このように間取りを構成しても、基本的に前記第1実施形態と同様の作用効果が奏される。
(第四実施形態)
図10〜図12に示す本実施形態の建築物は、基本的には上記第1実施形態と同じコンセプトに基づくものであり、ほぼ共通する部分には同一符号を付して説明を省略している。この実施形態も前記第1実施形態との間に若干の相違点があり、その一部を挙げると、玄関11の方位が北向き、より具体的には北東向きである点、玄関11から見て第1外壁P11と縦構造壁線Q11の関係が左右逆であり、第2外壁P12の位置も左右逆であり、居室17の位置も左右逆である点、居室17を構成するリビング17aと部屋17bの奥行き関係が逆である点、トイレ14が奥行き方向に拡張してありこれに伴って通路18がほぼ1畳の長方形状をなしている点、2階への階段13と異なる位置に3階への階段130が設けられている点、3階の間取りが異なる点などである。
このように間取りを構成しても、基本的に前記第1実施形態と同様の作用効果が奏される。
以上、本発明の幾つかの実施形態について説明したが、構造壁線は1本の直線状をなしている以外に、途中が種々の態様で延伸方向と直交方向に偏位していても構わない。また、居室も、上記以外の種々の形態が考えられる。
その他、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
11…玄関
12…玄関ホール
13…階段(回り階段)
13a…1階側階段部
13b…折り返し部
13c…2階側階段部
13m…収納空間
13k1、13k2…開閉部材
14…トイレ
14z…トイレの出入口
15…洗面脱衣場
15z…洗面脱衣場の出入口
16…浴室
17…居室
17z1…居室の第1出入口
17z2…居室の第2出入口
18…1階の唯一の通路
27…廊下
P1…1階の外壁
P11…第1外壁
Q11…縦構造壁線
S…柱

Claims (9)

  1. 2階建て以上の建築物であって、1階を囲む外壁の1つである第1外壁に平行な構造壁線を当該第1外壁の内側に設定して、この構造壁線と前記第1外壁との間に、当該第1外壁に沿って玄関、玄関ホール、階段、トイレ、洗面脱衣室、浴室をこの順序で配列する一方、階段を下りたところに1階の唯一の通路を、前記トイレの出入口と前記洗面脱衣室の出入口とに面した状態で形成し、前記第1外壁の対向位置にある第2外壁と前記構造壁線との間に居室を形成し、さらにこの居室のうち前記通路に面する位置と前記玄関ホールに面する位置とにそれぞれ第1出入口および第2出入口を設けて、前記1階の唯一の通路を、階段の上がり口ならびにトイレ、脱衣場、居室の出入口によって囲み、玄関ホールから前記1階の唯一の通路へのアクセスを、第2出入口、居室及び第1出入口を介してのみ可能としたことを特徴とする建築物。
  2. 前記1階の唯一の通路が方形状であり、この通路の4面を、階段の上がり口ならびにトイレ、脱衣場、居室の出入口によって囲んでいる請求項1記載の建築物。
  3. 前記1階の唯一の通路の広さを1畳以下に収めている請求項2記載の建築物。
  4. 前記1階の唯一の通路の広さを半畳のほぼ正方形状としている請求項3記載の建築物。
  5. 階段が、玄関から見て奥から手前に向かって延び1階から折り返し部に至るまでの1階側階段部と、当該折り返し部と、手前から奥に向かって延び折り返し部から2階に至るまでの2階側階段部とから構成された回り階段であり、折り返し部の下に玄関ホール側から開閉部材を介して利用可能な収納空間を形成している請求項1〜4何れかに記載の建築物。
  6. 前記折り返し部の下の収納空間の一部を、居室側からも前記と異なる開閉部材を介して利用可能としている請求項5記載の建築物。
  7. 2階側階段部の下すなわち1階側階段部の隣にトイレを、玄関から見て配列的に一部重なった状態で設けている請求項5又は6記載の建築物。
  8. 前記1階の構造壁線に2階の柱を介して屋根の荷重が作用するように構成し、2階の荷重負担を減らしている請求項1〜7何れかに記載の建築物。
  9. 階段から2階上がったところに、第1外壁から中央に向かう廊下を形成し、この廊下を、半畳程度のほぼ方形状の領域を連ねたものとして、各領域に、階段の1階への降り口または部屋への出入口の少なくとも何れかが面している請求項8記載の建築物。
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