JP2015083754A - 建物 - Google Patents
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Description
建物1は、例えば305mmの平面モジュール(いわゆる「尺モジュール」)を有する梁勝ち工法が採用された鉄骨造2階建て、陸屋根形式の工業化住宅である。建物1の基礎は、格子状に構築された鉄筋コンクリート造の布基礎であり、H型鋼からなる基礎梁が適宜架け渡されている。建物1の軸組架構は、規格化された複数の梁及び柱が剛接合されて構成され、1階及び2階の柱の長さは等しくなっている。規格化された柱の長さは1階及び2階とも単一種類であり建物1の高さは固定され、基本的には、2階床3は階高を2等分する高さに配置されている。
建物1の1階部分には、図1に示されるように、玄関ポーチ9、玄関10、ホール11、第2の居間12、台所13、食堂14、客間(和室)15及びトイレ16が配置され、建物1の2階部分には、図2に示されるように、寝室17、WIC(walk-in closet)18、子供室19、2階廊下(学習コーナー)20、浴室21、トイレ洗面室22、洗濯コーナー23及びベランダ24が配置されている。
第2の居間12は、中間床5(第1の居間7)の下に配置されている。平面視において、第2の居間12は、客間15(通路27)の南側に配置されている。第2の居間12の床レベルは1階床2の一般部の床レベルよりも400mmほど低く設定されており、具体的には、ホール11、客間15、廊下25、通路27、台所13及び食堂14の床レベルよりも低くなっている。図5に示されるように、第2の居間12の床面と天井(中間床5の底面)との間の高さは、2100mm程度であり、第2の居間12において、法的な居室としての天井高が確保されている。1階床2における第2の居間12の周辺部分(廊下25の東側の縁、通路27の南側の縁、及び食堂14の北側の縁)は、第2の居間12の床が低く設定されているので、この第2の居間12の床との高低差により腰かけとして利用可能である。
台所13及び食堂14は、廊下25及び第2の居間12の南側であり、1階床2上の室内空間のうち南寄りの位置に配置されている。台所13は建物1の南西の角部に配置され、食堂14は建物1の南東の角部に配置されている。台所13には東側の食堂14を臨むように配置された対面式キッチンセット(厨房設備)13aが設けられ、食堂14には食卓セット14aが置かれたダイニングスペースが形成されている。なお、図3及び図4では、食卓セット14aの図示が省略されている。キッチンセット13aは、シンクやガス台等を備え、食卓セット14aは、テーブル及び椅子を備えている。また、食堂14の北側の端には、東側の外周壁4aに沿って北向きに斜め上方に延び、中間床5に達する下階段30が設けられている。
建物1は、中間床5上に室内空間を形成する第1の居間7を有する。第1の居間7は、平面視において、食堂14の北側であり、客間15の南側に配置されている。第1の居間7の天井面7aの高さは2階の居室(2階室)の天井面3aと等しくなっている。2階の居室の天井面3aとは、建物1の2階の室内空間を形成する子供室19の天井面などである。平面視において第1の居間7の西側には、ベランダ24が配置されている。第1の居間7と西側のベランダ24との間の外周壁4cには2枚構成の折り畳み式障子4組からなる全開可能な全開窓28が設けられている。
吹抜け部8は1階床2の床面上に形成されている。吹抜け部8には中間床5及び2階床3が設けられておらず、吹抜け部8は1階床2の床面から天井面8aまで連続する領域を形成している。吹抜け部8の天井面8aの高さは2階の天井面3a(及び第1の居間7の天井面7a)と等しくなっている。吹抜け部8には、上記の下階段30及び第1の上階段31が設置されている。下階段30は平面視及び立面視共に一直線状に配置され、第1の上階段31は平面視において一直線状、立面視において「ヘ」字状を成している。第1の上階段31の上端部には2階床3と同一レベルとなる踊場34が形成されている。下階段30は吹抜け部8の東側の辺に接し北から南に向かって中間床5から降りるように配置され、第1の上階段31は吹抜け部8の西側の辺に接し北から南に向かって中間床5から昇るように配置されている。
建物1では2階の北東の角部に子供室19が配置されている。子供室19は2階床3上の空間のうち北寄りの位置に配置されている。子供室19の中央には間仕切りを兼ねた可動式収納家具35が配置され、その両側のスペースにはベッド36がそれぞれ置かれている。子供室19の南側の間仕切り壁には、2階床3の床面から天井まで達する天地丈4枚引き違い形式の建具37が設置されている。建具37の面材は半透明のアクリル樹脂からなり、建具37を閉めた状態であっても吹抜け部8からの採光が確保され、第1の居間7、台所13及び食堂14などから子供室19内の気配が感じ取れるようになっている。なお、建具37の面材としてはアクリル樹脂以外の樹脂を用いることができ、半透明のガラスなどを用いてもよい。
2階廊下20は2階床3の一部に形成され、第1の居間7の北側に隣接すると共に子供室19の南側に隣接して配置されている。2階廊下20は東西方向に延在する開放型の廊下であり、この2階廊下20において、第1の居間7との境界を成す辺には腰壁形式の手摺38が設けられる。また、2階廊下20において、手摺38に沿って第1の居間7を臨むように学習コーナー(ネスト空間)が形成されている。学習コーナーには、学習机として利用できるカウンター39が設けられ、カウンター39に対して2つの椅子40が配置されている。また、上記の第2の上階段32は、2階廊下20と中間床5とを接続している。開放型の廊下とは、側方の一部又は全部に壁が設けられておらず、側方から廊下上の人物などを視認することが可能な廊下をいう。
建物1では2階の北西の角部に水回り41が配置されている。水回り41は2階床3上の空間で子供室19に沿って南北方向に連なるように設けられている。水回り41は、北から順に浴室21、トイレ洗面室22、洗濯コーナー23などを有し、トイレ洗面室22には洗面化粧台22aと便器22bとが配置されている。洗濯コーナー23は、東側に隣接する2階廊下20に連通している。また、洗濯コーナー23の南側にはベランダ24が隣接して配置され、ベランダ24との境界に配置された外周壁4dには、ベランダ24に通じるドアが設けられている。
ベランダ24は平面視において第1の居間7の西側であり水回り41の南側に配置されている。ベランダ24は2階部分の外周壁4d,4c,4eによって北側、東側及び南側の3方向が囲まれており、西側には腰壁43が設けられ、腰壁43より上方が外部に対して開放されている。また、ベランダ24の全面を覆うように屋根が架けられ、軒天井には物干し竿を架け渡すための一対の物干し金物が取り付けられている。ベランダ24には、北側の洗濯コーナー23及び南側の寝室17から出入りが可能である。また、ベランダ24の床面は2階床3と同一の高さになっている。
寝室17は2階床3上の空間のうち南寄りの位置に配置されている。寝室17の南西の角部にはWIC18が配置され、寝室17の北西の角部には書斎コーナー42が配置されている。書斎コーナー42はベランダ24の南側に隣接し、ベランダ24と書斎コーナー42との間の外周壁4eには掃出し窓が設けられており、寝室17からベランダへの出入りが可能となっている。また、寝室17と第1の居間7とは第1の上階段31によって接続されて人の出入りが可能となっている。寝室17の内部には、2台のベッド17aが配置されている。
ここで、建物1では、図4に示されるように、南北方向に沿う断面において、食堂14、第1の居間7及び子供室19が雛壇状に配置されている。断面視において、食堂14の床面よりも第1の居間7の床面が高い位置に配置され、第1の居間7の床面よりも子供室19の床面が高い位置に配置されることで、食堂14の床面、第1の居間7の床面及び子供室19の床面が雛壇状に配置されている。
この建物1では、食堂14の床面、中間床5である第1の居間7の床面及び子供室19の床面が断面視において雛壇状に配置されているので、食堂14にいる人物は斜め上方を見るだけで第1の居間7を介して子供室19の様子や気配を容易にうかがうことができる。同様に子供室19にいる人物は斜め下方を見るだけで第1の居間7を介して食堂14の様子や気配を容易にうかがうことができる。そのため、食堂14、第1の居間7及び子供室19の間で互いの様子を容易にうかがうことができ、第1の居間7を挟んで上階と下階にいる人同士の交流を図り易くすることができる。
Claims (7)
- 下階床上に室内空間を形成する下階室と、
上階床上に室内空間を形成する上階室と、
上下方向において前記下階床と前記上階床との間に位置する中間床上に室内空間を形成する中間室とを備え、
前記中間室の天井と前記上階室の天井とは同じ高さであり、
前記下階床、前記中間床及び前記上階床は、断面視において雛壇状に配置されていることを特徴とする建物。 - 平面視において前記中間床と前記上階床との間の前記下階床上には、吹抜け部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の建物。
- 平面視において前記中間室は上階の外部床に面しており、
前記中間室と前記外部床とを区画する外周壁には、窓が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の建物。 - 前記窓は、前記上階床近傍から前記天井近傍まで達する大きさを有し開閉自在であることを特徴とする請求項3に記載の建物。
- 子供室である前記上階室を備え、
平面視において前記子供室と前記中間室との間には、開放型の上階廊下が設けられ、
前記子供室への出入口は前記上階廊下に面しており、
前記出入口に配置された建具は半透明のスライド式の建具であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の建物。 - 上階に配置された寝室は、前記下階室上の領域に配置されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の建物。
- 平面視において前記上階室に隣接する開放型の上階廊下には、前記中間室を臨む位置に学習スペースが形成されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の建物。
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- 2013-10-25 JP JP2013222478A patent/JP2015083754A/ja active Pending
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