JP2013011065A - 住宅 - Google Patents

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Abstract

【課題】母親等が家事をしながら子供を見守ることができ、安心して家事と育児とを両立させることができる間取りの住宅を提供する。
【解決手段】1階部分に玄関区画1、玄関区画から出入り可能な洗面所2aを含むユーティリティ区画2、ユーティリティ区画に隣接するとともにユーティリティ区画及び玄関区画を見通すことができるオープンキッチンとなった台所区画3、食堂4a及び居間4bを含む団らん区画4を配置する。2階部分には、台所区画の斜め上方となる位置であって吹き抜け11を介して視認することが可能な位置に子供用区画14を設ける。また、玄関区画からユーティリティ区画へ通じる経路と、玄関区画から団らん区画へ通じる経路とを、台所区画から見通すことができるものとする。さらに、台所区画は、ユーティリティ区画及び団らん区画に隣接して配置し、物音や声を容易に聞き取ることができるものとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、台所から建物内の広い範囲の様子を認識することができる住宅に関するものである。
多くの戸建て住宅では、玄関ホール、キッチン、ダイニングルーム、リビングルーム、洗面所、浴室、トイレなどの家族全員が使用するパブリック領域と、家族それぞれの寝室や居室等が含まれるプライベート領域とを区分し、パブリック領域からプライベート領域内を見通すことができない間取りとなっている。また、家族の居室つまりプライベート領域内にクロゼット等を置いて、プライベート領域内で着替え等をするのが一般的である。
一方、特許文献1に記載されている住宅のように、本来プライバシー領域内に設けられるクロゼットルームを玄関に隣接したパブリック領域内に配置するとともに、玄関から洗面所・風呂等が設けられた区画への経路を設けてパブリック領域の動線を効率化した間取りの住宅も提案されている。つまり、外出先から帰宅したときに、着替え、手洗い等を居間等へ行く前に速やかに行うことが可能な間取りとしている。
特開2003−184327号公報
しかしながら、上記のような住宅では次のような問題点がある。
上記のようにプライベート領域とパブリック領域とが区分されている住宅では、パブリック領域からプライベート領域内にある各個室内の様子を伺うことができなくなっている。このため、台所等のパブリック領域内で家事をすることが多い主婦又は子育て中の母親・保護者等(以下、「母親等」という)は、成長期にある小さい子供が子供部屋等のプライベート領域内にいると、その様子を感知して子供を見守ることができない。また、パブリック領域内においても、例えば台所から玄関ホール等を見通すことができない間取りとなっている場合が多く、帰宅した子供の様子を伺うためには、母親等は家事を中断して玄関ホール等へ行く必要がある。
一方、特許文献1に記載の住宅では、帰宅した子供は玄関から真っ直ぐにクロゼットルーム、洗面所に行って着替えや手洗い等をすることができるが、台所からクロゼットルームや洗面所の様子を見ることができず、帰宅してクロゼットルームや洗面所にいる子供の行動を見守るためには、母親等は台所での仕事を中断しなければならない。
成長期の子供、例えば幼児や小学生等の子供がいる家庭では、多くの母親が子供達の様子をできるだけ見守って過ごしたいとの願望を持つが、上記のように従来の住宅では間取りによって母親等の目が子供達に届きにくい場合が多い。したがって、家事をしながら子供と会話をしたり子供の様子を伺ったりできる間取り、つまり子供の様子を見守りながら家事をすることができる間取りの住宅が求められている。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、家事をしながら子供を見守ることができ、安心して家事と育児とを両立させることができる間取りの住宅を提供することである。
上記問題点を解決するために、請求項1に係る発明は、 玄関土間及び玄関ホールを含む玄関区画と、 該玄関区画から出入り可能な洗面所を含むユーティリティ区画と、 キッチンを含む台所区画と、 食堂又は居間を含む団らん区画と、を有し、 前記玄関区画から前記ユーティリティ区画へ通じる経路と、前記玄関区画から前記団らん区画へ通じる経路とが独立して設けられており、 前記台所区画からは、前記2つの経路のそれぞれについて少なくとも該経路の一部と、前記団らん区画内とを見通すことが可能となっていることを特徴とする住宅を提供する。
この住宅では、台所区画内にいる母親等は、玄関区画からユーティリティ区画へ通じる経路及び玄関区画から団らん区画に通じる経路の少なくとも一部を見ることができるので、家事をしながら子供の帰宅や外出を視認し、帰宅時や外出時の子供の様子知ることができる。また、建物内では団らん区画で遊んでいる子供の様子等を見守ることができ、安心して家事を継続することができる。
一方、子供は帰宅とほぼ同時に母親の姿や声を認識することができ、安堵感や安心感を得ることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の住宅において、 子供部屋又はプレイルームを含む子供用区画が、前記台所区画が設けられた階の上層階に設けられており、 前記台所区画から、該台所区画に隣接して設けられた吹き抜けを通して前記子供用区画及び前記上層階に通じる階段を見通すことが可能であるものとする。
この住宅では、下層階にある台所から、上層階に通じる階段及び上層階に配置された子供用区画が見通し可能であるため、母親等は家事をしながら子供が階段を昇降する様子や子供用区画内の子供の様子を視認することができる。
また、下層階の団らん区画内に来客がある場合には、上層階の子供用区画にいる子供の様子を見守りながら来客への対応を行うことができる。
一方、子供は家事や来客の対応をしている母親等を子供用区画から見ることができるので、安心して過ごすことができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の住宅において、 前記子供用区画は、前記吹き抜けと対向する面が透明又は半透明の材料からなる間仕切スクリーンによって仕切られており、前記台所区画から前記子供用区画が前記間仕切りスクリーンを透して視認することが可能となっているものとする。
この住宅では、台所区画から子供用区画内の様子を感知して見守ることができる。また、子供が成長し、プライバシーを尊重するべき時期に達したときは、間仕切スクリーンを光が透過しない材料に交換、又は光を透過しない間仕切壁に改装して、プライバシーの尊重が可能な間取りにすることができる。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の住宅において、 前記台所区画は、前記ユーティリティ区画及び前記団らん区画に隣接して配置されるとともに、前記ユーティリティ区画及び前記玄関区画から直接に又は廊下のみを経由して出入り可能となっているものとする。
この住宅では、台所区画はユーティリティ区画及び団らん区画に隣接しているので、台所区画内にいる母親等はユーティリティ区画内又は団らん区画内の物音や声を聞いて、様子を容易に知ることができる。したがって、ユーティリティ区画内又は団らん区画内にいる子供等と家事をしている母親等とは互いにコミュニケーションをとることが容易となる。
また、玄関区画及びユーティリティ区画から台所区画へ直接又は廊下を経由して出入り可能となっているので、買い物等から帰宅した後に家事を行うときの動線が整理され、効率よく家事を行うことが可能となる。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の住宅において、 外壁から離れた位置であって前記玄関区画に隣接する位置にトイレが配置され、 前記玄関土間の天井裏を利用して前記トイレの換気を行うものとする。
玄関土間は一般に床面が玄関ホールや廊下等より低く、天井を低くすることができる。したがって、トイレが外壁から離れた位置に配置されていても、隣接する玄関区画にある玄関土間の天井裏を利用してトイレの換気を効率良く行うことができる。
以上説明したように、本発明の住宅では、台所区画にいる母親が家事を中断することなく、子供等の帰宅や外出を視認することができるとともに、ユーティリティ区画、団らん区画又は子供用区画にいる子供の様子を容易に知ることができ、家事と子供の見守りとを両立させることができる。
本発明の一実施形態である住宅の1階部分及び2階部分を示す平面図である。 図1に示す住宅の概略立断面図である。 本発明に係る住宅の他の例を示す1階部分の平面図及びトイレ部分の概略立断面図である。
以下、本願に係る発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1(a)は本願に係る発明の一実施形態である住宅の1階部分を示す平面図、図1(b)は2階部分を示す平面図であり、図2はこの住宅の概略立断面図である。なお、図1においては、図面の上方が北を示すものとなっている。
これらの図に示すように、この住宅は平面形状がほぼ矩形となった2階建ての建物であり、1階部分には、玄関土間1b及び玄関ホール1dを含む玄関区画1と、洗面所2a及び浴室2bを含むユーティリティ区画2と、キッチンを含む台所区画3と、食堂4a及び居間4bを含む団らん区画4と、トイレ5と、が設けられており、家族全員が使用するパブリック領域となっている。
また、2階に行くための階段6、玄関区画1から団らん区画4への経路である主廊下7、玄関区画1から台所区画3への経路である中廊下8が設けられるとともに、南側にはウッドデッキ9が設けられている。
上記玄関区画1は、玄関ドア1aの内側に設けられた玄関土間1b、この玄関土間1bから台所区画3又は団らん区画4への経路となる玄関ホール1d、玄関土間1bと連続して設けられたサブ土間1c、及びこのサブ土間1cからユーティリティ区画2への経路となるサブホール1eとを含むものとなっており、建物の北西部に位置している。
上記玄関ドア1aは建物の西面に設けられ、この玄関ドア1aを開けて玄関ポーチ1fから玄関土間1bへ入ることが可能となっている。
上記玄関ホール1dは、玄関土間1bよりも一段高い床面を有しており、台所区画3、団らん区画4等とほぼ同じ高さに設定されている。そして、団らん区画4へ通じる主廊下7と、台所区画3へ通じる中廊下8とが、玄関ホール1dから別個に設けられている。主廊下7と団らん区画4との間、及び中廊下8と台所区画3との間は、それぞれドア7a,8aによって区分されている。
上記サブ土間1cは、玄関土間1bと連続しており、玄関土間1bからサブ土間1cへの出入りが可能となっている。
上記サブホール1eは、玄関ホール1dと同様にサブ土間1cよりも一段高い床面を有し、ユーティリティ区画2への導入通路になるとともに、収納棚又は収納庫を設けるスペースが設けられている。
玄関区画1は上記のように配置されているので、帰宅した家族が他の部屋を通ることなく台所区画3又は団らん区画4へ行くことができ、ユーティリティ区画2へも行くことができるようになっている。
上記ユーティリティ区画2は、玄関区画1の南側に隣接し、建物の南西に位置している。そして、サブホール1eとほぼ同じ高さの床面となった洗面所2a、浴室2b及び洗濯機置き場2cを備え、玄関土間1bからサブ土間1c、サブホール1eを経て出入りできるようになっている。また、ユーティティ区画2は台所区画3と引き戸2dを介して隣接しており、台所区画3とも出入り可能となっている。したがって、帰宅した家族は、玄関土間1bからサブ土間1cに入り、サブ土間1cで靴を脱ぎ、ユーティリティ区画2に行って洗面所2aで手洗いやうがい等をすることができる。その後、台所区画3を通って団らん区画4に入ることもできるし、台所区画4から一旦出て、中廊下8、主廊下7を経て団らん区画4に入ることもできる。
上記台所区画3には、流し台、調理台、コンロ等がセットとなったシステムキッチン3aや冷蔵庫3bを置くスペースが設けられており、システムキッチン3aの前方は食堂4a側に開放されたいわゆるオープンキッチンとなっている。したがって、システムキッチン3aの前から団らん区画4内の様子が見えるようになっている。
また、台所区画3は、ユーティリティ区画2の洗面所2a、及び玄関ホール1dからの通路である中廊下8とは引き戸2d,8aでそれぞれ区切られており、これら引き戸2d,8aを開けた状態では、サブホール1eからユーティリティ区画2内へ入った位置及び玄関ホール1dの主廊下7に通じる位置が見えるようになっている。つまり、玄関区画からユーティリティ区画へ通じる経路と、玄関区画から前記団らん区画へ通じる経路との一部を視認することができる。したがって、母親等は台所区画3にいながらにして、子供の帰宅や外出を知ることができるとともに、ユーティリティ区画2内にいる子供の様子を伺うことができる。また、引き戸2d,8aが閉まった状態でも、台所区画3はユーティリティ区画2に隣接し、玄関区画1に近接しているのでユーティリティ区画2や玄関区画1で生じる物音、例えば子供の声や足音が聞こえるので、台所区画3にいる母親等は子供の様子を物音等から想像することができ、子供等と適切なコミュニケーションを図ることができる。
このように、台所区画3にいる母親等は子供の帰宅時や外出時の様子を認識することができるので、家事を継続しながら手洗いやうがいをするように子供に声をかけたり、気候や気温に応じた服装で外出しているか等を確認したりすることができる。一方、子供は母親等に帰宅又は外出を知らせることや、母親に手助けを求めるために声をかける等の行為を容易に行うことができる。
なお、本実施の形態では、システムキッチン3aは南側の壁面から突き出したいわゆるペニンシュラ型を採用したが、周囲の壁面から独立したいわゆるアイランド型等であってもよい。
上記団らん区画4は、台所区画3に隣接した食堂4aと、この食堂4aと連続した居間4bとからなる一連の部屋であり、建物の東側に位置している。
上記食堂4a及び居間4bは、上記台所区画のオープンキッチン3aの前方にあり、台所区画3内で家事をしている母親等から見通すことが可能となっている。したがって、母親等は台所で家事をしながら、食堂4aや居間4bにいる子供等の姿を見ることができる。
上記トイレ5は、玄関ホール1dから居間4bへの経路である主廊下7に面して設けられている。このトイレ5へは団らん区画4から主廊下7を経て、台所区画3からは中廊下8及び主廊下7を経て出入りが可能となっている。
なお、このトイレ5は、北側の外壁に沿って配置されており、外壁に設けられた窓5aにより換気が可能となっている。
上記階段6は、団らん区画4のほぼ中央に昇り口6aが設けられており、1階から2階に続く階段6のほぼ中央に設けられた踊場で180度向きを変えて2階に向かう構造となっている。階段6に設けられている手すり6bは、階段を視認することを妨げない構造となっており、小さい子供等が昇降するときにもその姿が視認できるものとなっている。この階段の手すり6bには、例えば上縁部材の下側に棒状の部材を間隔を開けて固定したもの、アクリル板等の透明又は半透明の板材を取り付けたもの等を採用することができる。
また、団らん区画4に面した階段の昇り口6a付近の床は、団らん区画4よりも一段高くなった高床部4cとなっており、家族が腰掛けてくつろぐことができる場所になっている。例えば、本や雑誌、新聞等を収納した書架4dをこの高床部4cに置いておけば、団らん区画4にいる家族、特に子供が手軽に本や雑誌を手にし、高床部4cに腰掛けて読むことができる。また、このような姿を台所区画3や団らん区画4にいる母親や家族が見守ることが可能となる。
この他、1階には主廊下7に面した位置及び中廊下8に面した位置に収納Sが設けられている。
次に、この住宅の2階部分を説明する。
この住宅のほぼ中央部には、図1(b)及び図2に示すように、1階から2階にかけて連続する空間となった吹き抜け11が形成されている。そして、2階部分には吹き抜け11の西側に寝室区画12、北側にトイレ13、東側に子供用区画14が設けられて、家族個人のプライバシーを尊重するプライベート領域となっている。また、階段6から子供用区画14及び寝室区画12に行くための通路となる2階廊下15が設けられ、建物の南側にはベランダ17が設けられている。
上記吹き抜け11は、1階の食堂4aの台所区画3側に設けられており、システムキッチン3aの前方が1階から2階まで開放された空間となっている。したがって、システムキッチン3aに向かって炊事等を行っている母親等は吹き抜け11を通して2階の様子を視認することができるものとなっている。
上記寝室区画12は、ユーティリティ区画2及び台所区画3の上方、つまり建物の西側に配置されており、寝室12aとこの寝室12aに隣接したウォークインクロゼット12bを含むものである。寝室12aとウォークインクロゼット12bはドア12cにより区分されており、寝室12a及びウォークインクロゼット12bへは2階廊下15から直接に出入りが可能となっている。
上記子供用区画14には、建物の東側で南北方向に並ぶ2つの子供部屋14a,14bが設けられている。互いの子供部屋14a,14bは壁で区切られるとともに、2階廊下15とは間仕切スクリーン16により仕切られている。この間仕切スクリーン16は、透明または半透明の材料で形成され、開放することが容易となっている。例えば、半透明な布からなるスクリーン、透明又は半透明の合成樹脂やガラスからなるパネル等で製作されており、子供の様子を母親等が見守る必要がある時期までは、このような間仕切スクリーン16を透して子供部屋の内部が見通せるようにしている。子供が成長し、プライバシーを考慮しなければならない年齢になったときには、この間仕切スクリーン16を光を透過しない材料に交換、又はドア・引き戸等を有する間仕切壁等に置き換えて、子供のプライバシーを尊重する間取りとすることができる。
上記2階廊下15は、上記吹き抜け11の周囲に沿って設けられ、建物の東側にある子供用区画14と吹き抜け11との間から吹き抜けの南側を経て、寝室区画12に通じるものとなっている。また、階段6の北側から寝室区画のウォークインクロゼット12bに入ることができるものとなっている。
上記2階廊下15と子供用区画14とは、吹き抜け11を介して台所区画3と斜め上方で対向する位置となり、台所区画3にいる母親等は吹き抜け11を通して2階廊下15及び子供用区画14を見通すことができる。そして、2階廊下15の吹き抜け側の側縁であって、台所区画3と斜め上方で対向する位置には、階段と同様に視線を遮らない手すり15aが設けられている。したがって、台所区画3から2階を見上げた母親は、手すり15aに視線を遮られることなく2階廊下15や子供用区画14を見ることができるものとなっている。
このように、成長期の小さい子供がいる家庭では、1階の台所にいる母親等が見上げることにより、吹き抜け11から2階廊下15及び間仕切スクリーン16を介して子供部屋14a,14bの様子を知ることができる。したがって、例えば台所区画3で母親等が家事又は接客をしている場合にも、2階の子供部屋14a,14bにいる子供の様子を見ながら安心して家事又は接客を継続することができる。
本発明の住宅は、以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で他の形態として実施することもできる。
例えば、図3に示すように、1階のトイレ35を玄関区画31と隣接して配置してもよい。
この住宅の1階部分には、図1に示す実施の形態と同様に、玄関区画31、ユーティリティ区画32、台所区画33、団らん区画34がほぼ同じ位置に設けられている。そして、トイレ35が、玄関土間31b、サブ土間31c及び玄関ホール31dに隣接する位置であって建物の外壁42と離れた位置に設けられ、中廊下38から出入りするものとなっている。また、トイレ35の位置が異なることにともない、階段の上り口36a、高床部34c、主廊下37、中廊下38等の配置がやや異なるが、サブホール31eからユーティリティ区画32内へ入った位置及び玄関ホール31dの主廊下37に通じる位置が見えるようになっている点、システムキッチン33aの前から団らん区画34内の様子が見えるようになっている点、台所区画33からユーティリティ区画32や玄関区画31の様子を感知することができる点等は同じである。
この住宅では、トイレ35が建物の外壁42と離れた位置となっているため、換気設備が必要となり、図3(b)に示すようにサブ土間31cの天井裏41から外壁42に通じるダクト43を設置している。サブ土間31cは、床面がサブホール31e及びこれに続く床面より低くなっているので、このサブ土間31cでは天井を他の部分より低くすることができる。したがって、2階の床等を支持するために高さの大きな梁が使用されていても、図3(b)に示すように、サブ土間31cの天井裏にダクト42を通してトイレ35の換気を行うことができる。
1:玄関区画、 1a:玄関ドア、 1b:玄関土間、 1c:サブ土間、 1d:玄関ホール、 1e:サブホール、 1f:玄関ポーチ、 2:ユーティリティ区画、 2a:洗面所、 2b:風呂、 2c:洗濯機を置くスペース、 3:台所区画、 3a:システムキッチン、 3b:冷蔵庫、 4:団らん区画、 4a:食堂、 4b:居間、 4c:高床部、 4d:書架、 5:トイレ、 6:階段、 6a:階段の昇り口、 6b:階段の手すり、 7:主廊下、 8:中廊下、 9:ウッドデッキ、
11:吹き抜け、 12:寝室区画、 12a:寝室、 12b:ウォークインクロゼット、 13:トイレ、 14:子供用区画、 15:2階廊下、 16:間仕切スクリーン、 17:ベランダ、
31:玄関区画、 32:ユーティリティ区画、 33:台所区画、 34:団らん区画、 35:トイレ、 36:階段、 37:主廊下、 38:中廊下、 39:ウッドデッキ、 41:天井裏、 42:外壁、 43:ダクト、
S:収納


Claims (5)

  1. 玄関土間及び玄関ホールを含む玄関区画と、
    該玄関区画から出入り可能な洗面所を含むユーティリティ区画と、
    キッチンを含む台所区画と、
    食堂又は居間を含む団らん区画と、を有し、
    前記玄関区画から前記ユーティリティ区画へ通じる経路と、前記玄関区画から前記団らん区画へ通じる経路とが独立して設けられており、
    前記台所区画からは、前記2つの経路のそれぞれについて少なくとも該経路の一部と、前記団らん区画内とを見通すことが可能となっていることを特徴とする住宅。
  2. 子供部屋又はプレイルームを含む子供用区画が、前記台所区画が設けられた階の上層階に設けられており、
    前記台所区画から、該台所区画に隣接して設けられた吹き抜けを通して前記子供用区画及び前記上層階に通じる階段を見通すことが可能であることを特徴とする請求項1に記載の住宅。
  3. 前記子供用区画は、前記吹き抜けと対向する面が透明又は半透明の材料からなる間仕切スクリーンによって仕切られており、前記台所区画から前記子供用区画が前記間仕切りスクリーンを透して視認することが可能となっていることを特徴とする請求項2に記載の住宅。
  4. 前記台所区画は、前記ユーティリティ区画及び前記団らん区画に隣接して配置されるとともに、前記ユーティリティ区画及び前記玄関区画から直接に又は廊下のみを経由して出入り可能となっていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の住宅。
  5. 外壁から離れた位置であって前記玄関区画に隣接する位置にトイレが配置され、
    前記玄関土間の天井裏を利用して前記トイレの換気を行うものであることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の住宅。


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