JP2003161046A - 家庭内仕事室付き住宅 - Google Patents

家庭内仕事室付き住宅

Info

Publication number
JP2003161046A
JP2003161046A JP2001358973A JP2001358973A JP2003161046A JP 2003161046 A JP2003161046 A JP 2003161046A JP 2001358973 A JP2001358973 A JP 2001358973A JP 2001358973 A JP2001358973 A JP 2001358973A JP 2003161046 A JP2003161046 A JP 2003161046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work room
room
house
work
domestic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001358973A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroko Nakagaki
裕子 中垣
Michinori Ochiai
道則 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Forestry Co Ltd filed Critical Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority to JP2001358973A priority Critical patent/JP2003161046A/ja
Publication of JP2003161046A publication Critical patent/JP2003161046A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 他の住人との適度なコミュニケーションを図
りつつ、且つ他の住人による干渉を避けながら適度な集
中力で効率良く家庭内で仕事を行うことを可能にする家
庭内仕事室付き住宅を提供する。 【解決手段】 リビング11やダイニング12等の住人
が集うパブリックゾーンに隣接してダイニング12から
出入り可能に仕事室13が配置された家庭内仕事室付き
住宅10であって、仕事室13のパブリックゾーン1
1,12に面した仕切壁14は、少なくとも異なる2方
向に亘る部分が腰壁15によって形成されていることに
より、腰壁15の上方部分が開放部16となってパブリ
ックゾーン11,12を見渡すことができるようになっ
ており、且つ腰壁15の内側には、当該腰壁15の上端
部分に沿って仕事台17が設けられている。仕事室13
は、SOHOスペースとして用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リビングやダイニ
ング等の住人が集うパブリックゾーンに隣接して該パブ
リックゾーンから出入り可能に仕事室が配置された家庭
内仕事室付き住宅に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年の
パーソナルコンピュータ技術、通信技術等の発達に伴
い、自宅に居ながら仕事をする在宅勤務による勤務形態
が注目されてきており、特に育児を行う主婦やその他の
住人にとって、育児と両立させながら効率良く家庭内で
仕事を行いたいという要望が高まってきている。また、
在宅ワークによる新しいビジネスとしてSOHO(スモ
ールオフィス・ホームオフィス)型ビジネスと呼ばれる
通勤を要しない新しい働き方が注目されてきており、子
育て中の女性や障害者、脱サラ組などにとってこのよう
なSOHO型ビジネスを行いやすい住宅の開発が望まれ
ている。さらに、家庭内においては、育児や炊事、掃
除、洗濯等の他、アイロン掛けや書き物等、種々雑多な
仕事を家事として行わなければならず、このような家事
を効率良く行うことによって、特に主婦にとっては時間
に余裕ができることになり、趣味やくつろぎの時間をよ
り多く持つことが可能になる。
【0003】従来の住宅では、家庭内で仕事をする場
合、住人が集うリビングやダイニング等のパブリックゾ
ーンから離れた別室で仕事を行うか、或いはパブリック
ゾーンの中で、他の住人による干渉を避けつつ仕事を行
うかのいずれかであった。別室で仕事を行う場合、大切
なものが他の住人によっていたずらされたり紛失されに
くく、また別室にこもることによって集中でき、さらに
来客があってもリビング等で接客できることなどのメリ
ットがある一方で、1人になってしまうため家族とのコ
ミュニケーションがとれず、特に幼児がいる場合には、
目が届かなくなるため、幼児を寝かし付けなければ仕事
ができなくなるなどのデメリットがある。パブリックゾ
ーンの中で仕事を行う場合、家族とのコミュニケーショ
ンがとれ、「ながら家事(例えば、煮物をしながら仕事
をする。)」ができることなどのメリットがある一方
で、大切な書類等がなくなったり、集中力が散漫になる
ことなどのデメリットがある。
【0004】また、従来の住宅の一般的なプランでは、
キッチン、洗面所、ユーティリティ等の水廻りの部屋を
北側にまとめ、リビング、ダイニング、和室等のパブリ
ックな部屋を南側にまとめて配置しているが、主婦のた
めの効率の良い家事動線を得るのに適したプランである
とは言い難かった。特に仕事を持ったり、育児中心の忙
しい生活スタイルに拘束される主婦にとっては、効率の
良い家事動線が必要であり、また、落ち着くことができ
る専用スペースも必要であるため、このような主婦の要
望に応えることのできる住宅の開発が望まれている。
【0005】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたもので、他の住人との適度なコミュニケーションを
図りつつ、且つ他の住人による干渉を避けながら適度な
集中力で効率良く家庭内で仕事を行うことを可能にする
家庭内仕事室付き住宅を提供することを目的とするもの
である。
【0006】また、本発明は、主婦のための効率の良い
家事動線を実現して家事の効率化を図ることにより、主
婦がゆとりをもって家事や仕事に従事することを可能に
する家庭内仕事室付き住宅を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、リビングやダ
イニング等の住人が集うパブリックゾーンに隣接して該
パブリックゾーンから出入り可能に仕事室が配置された
家庭内仕事室付き住宅であって、前記仕事室の前記パブ
リックゾーンに面した仕切壁は、少なくとも異なる2方
向に亘る部分が腰壁によって形成されていることによ
り、該腰壁の上方部分が開放されて前記パブリックゾー
ンを見渡すことができるようになっており、且つ前記腰
壁の内側には、当該腰壁の上端部分に沿って仕事台が設
けられていることを特徴とする家庭内仕事室付き住宅を
提供することにより、上記目的を達成したものである
(請求項1記載の発明)。
【0008】上記記載において、パブリックゾーンに面
した仕切壁の、腰壁が形成される少なくとも異なる2方
向に亘る部分とは、当該腰壁が形成された部分の仕切壁
を平面視した場合に腰壁に沿った接線方向が複数の方向
に延長していることを意味し、仕切壁の平坦な一面のみ
に腰壁が形成されているような形態を除く趣旨である。
例えばパブリックゾーンに面した仕切壁が、その平面形
状がL字形或いはコの字形等となった交差する2面又は
3面からなる場合には、角部を挟んだ両側の面に亘った
部分に腰壁が連続して形成されることを意味する。また
パブリックゾーンに面した仕切壁の平面形状が例えば円
弧形状である場合において、当該円弧形状の湾曲面に沿
った一部又は全部に亘って腰壁が形成されることも含ま
れる。
【0009】そして、本発明の家庭内仕事室付き住宅に
よれば、前記仕事室が4角形の平面形状を有するスペー
スであることが好ましい(請求項2記載の発明)。
【0010】また、前記仕事室は、パーソナルコンピュ
ータを備えることにより、SOHOスペースとして用い
られることが好ましい(請求項3記載の発明)。
【0011】さらに、前記仕事室は、主婦用の仕事スペ
ースとして用いられることが好ましい(請求項4記載の
発明)。
【0012】さらにまた、前記仕事室は屋内の中央部分
に配置されて、前記パブリックゾーンへの出入り口と、
洗面脱衣室への出入り口と、玄関ホールへの出入り口と
を備えていることが好ましい(請求項5記載の発明)。
【0013】また、前記仕事室には、クローゼット、本
棚等の収納設備が設けられていることが好ましい(請求
項6記載の発明)。
【0014】さらに、前記腰壁の上方の開放部分を開閉
可能に覆うロールスクリーン、ブラインド、カーテン等
の目隠し材が取り付けられていることが好ましい(請求
項7記載の発明)。
【0015】さらにまた、前記腰壁の上方の開放部分に
ガラスが嵌め込まれていることが好ましい(請求項8記
載の発明)。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の好ましい実施形態を
添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本発明の第1実
施形態に係る家庭内仕事室付き住宅10は、図1に示す
ように、1階部分には主としてリビング11やダイニン
グキッチン12等の住人が集うパブリックゾーンが配設
され、2階部分(図示せず。)には主として寝室、子供
部屋等のプライベートゾーンが配設された間取りを有す
る2階建ての住宅である。
【0017】そして、本第1実施形態の家庭内仕事室付
き住宅10によれば、パブリックゾーンを構成するリビ
ング11及びダイニングキッチン12に隣接して、当該
ダイニングキッチン12から出入り可能な仕事室13が
配置されている。また、仕事室13のリビング11及び
ダイニングキッチン12に面した仕切壁14は、図2に
も示すように、少なくとも異なる2方向に亘る部分が腰
壁15によって形成されていることにより、腰壁15の
上方部分が開放部16として開放されてリビング11及
びダイニングキッチン12を見渡すことができるように
なっている。さらに、腰壁15の内側には、当該腰壁1
5の上端部分に沿って仕事台17が設けられている。
【0018】また、本第1実施形態によれば、仕事室1
3は、縦横1間の大きさの正方形(4角形)の平面形状
を有するスペースとなっており、仕事台17にはパーソ
ナルコンピュータ18が載置されて、SOHO(スモー
ルオフィス・ホームオフィス)型ビジネスのためのSO
HOスペースとして用いられている。なお、仕事室13
は縦横1間の正方形のスペースとなっていることによ
り、間取りをプランする際に、1間×1間のユニット単
位としてSOHOスペースの取り方を明確にすることが
可能になると共に、ゾーニングを組み立てる際に分かり
やすくなる。
【0019】本第1実施形態の家庭内仕事室付き住宅1
0によれば、1階部分の間取りは以下のようになってい
る。すなわち、西側の道路境界に面した住宅10の西側
正面には、玄関ポーチ19の東側後方に位置して玄関2
0が設けられており、玄関20の東側には玄関ホール2
1を挟んで2階への階段22が配置されている。階段2
2の北側には、玄関ホール21と連続して東西に延設す
る廊下23が設けられ、廊下23の東側端部は、ダイニ
ングキッチン12のキッチン部24に出入り可能に接続
している。廊下23の北側には、浴室25及び洗面脱衣
室26が廊下23から出入り可能に設けられると共に、
廊下23の西側には、住宅10の北西部分に位置してト
イレ27及び物入れ28が配置されている。住宅10の
南側部分にはリビング11が玄関ホール21から出入り
可能に設けられ、またリビング11の東側に連続して、
ダイニングキッチン12のダイニング部29が住宅10
の東側部分に位置して設けられている。
【0020】そして、本第1実施形態によれば、仕事室
13は、階段22の東側に隣接して、リビング11とダ
イニングキッチン12との接続部分に設けられている。
仕事室13は、上述のように縦横1間の大きさの正方形
の平面形状を有し、北側の面が廊下23との間の仕切壁
によって、西側の面が階段22との間の仕切壁によって
各々区画されている。またパブリックゾーンであるリビ
ング11及びダイニングキッチン12に面した南側及び
東側の面は、平面形状がL字形となるように直角に交差
する2面からなる仕切壁14によって区画されており、
この仕切壁14の交差する角部を挟んだ両側部分は、南
側の面においては西側端部を除く略全域が、東側の面に
おいては折れ戸30の部分を除く略全域が、例えば80
〜110cm程度の高さの連続する腰壁15となってい
る。
【0021】また、仕事室13は、折れ戸30を介して
ダイニングキッチン12から出入り可能となっていると
共に、南側の腰壁15の内側には、当該腰壁15の上端
部分に沿って例えば30〜70cm程度の幅の仕事台1
7が取り付けられている。また仕事室13には、椅子3
1及びパーソナルコンピュータ18が備え付けられて、
SOHOスペースとしての機能を有していると共に、収
納ケース32や本棚33が収納設備として各々取り付け
られ、SOHOスペースとしての利便性を向上させてい
る。さらに、仕事室13には、必要な配線設備(情報コ
ンセント、照明配線など)が施されていると共に、照明
設備として、作業をしても目が疲れないように例えば蛍
光灯が配置されている。
【0022】そして、本第1実施形態の家庭内仕事室付
き住宅10によれば、他の住人との適度なコミュニケー
ションを図りつつ、且つ他の住人による干渉を避けなが
ら適度な集中力で効率良く家庭内で仕事を行うことが可
能になる。すなわち、本第1実施形態によれば、仕事室
13のリビング11及びダイニングキッチン12に面し
た仕切壁14は、異なる2方向に亘る部分に形成された
腰壁15によって構成されているので、腰壁15の上方
の開放部16を介してリビング11及びダイニングキッ
チン12を状況に応じて適宜容易に見渡すことができ、
視線を行き届かせて、他の住人の気配を感じつつ適度な
コミュニケーションを保持しながら仕事を行うことが可
能になると共に、視界が広がって閉鎖感を感じるのを回
避することができる。またリビング11で遊ばせている
幼児や子供に注意を払いながら、仕事室13で仕事を行
うことも可能になる。
【0023】また、仕事室13は、腰壁15によってリ
ビング11及びダイニングキッチン12から区画されて
おり、折れ戸30からのみ出入り可能なので、仕事中に
子供や幼児などが立ち入って大切な書類等がなくなった
り、集中力が散漫になるのを効果的に回避することが可
能になる。また腰壁15によって足元の雑多なものをリ
ビング11及びダイニングキッチン12から覆い隠しつ
つ仕事をすることもできる。折れ戸30を閉めておくこ
とにより、他の住人が無断で仕事室13に入ってくるの
を回避することもできる。
【0024】なお、本第1実施形態によれば、仕切壁1
4における腰壁15の上方の開放部16に透明ガラスを
嵌め込んだ状態で、仕事室13を用いることもできる。
開放部16に透明ガラスを嵌め込んでおくことにより、
リビング11やダイニングキッチン12からの音を遮断
することが可能になる。
【0025】また、本第1実施形態によれば、仕切壁1
4における腰壁15の上方の開放部16を開閉可能に覆
うロールスクリーン、ブラインド、カーテン等の目隠し
材を取り付けた状態で、仕事室13を用いることもでき
る。開放部16に目隠し材を取り付けておくことによ
り、例えばリビング11等に来客が居る場合に、開放部
16を閉じて仕事室13を目隠して、くつろいだ雰囲気
を損なわないようにすることができる。
【0026】図3は、本発明の第2実施形態に係る家庭
内仕事室付き住宅40の1階部分の間取りを示す平面図
である。本第2実施形態によれば、西側の道路境界に面
した住宅40の西側正面には、玄関ポーチ41の東側後
方に位置して玄関42が設けられており、玄関42の東
側には玄関ホール43が配置されている。玄関ホール4
3から東側には廊下44が延設し、廊下44の東側端部
は、キッチン45に出入り可能に接続している。廊下4
4の北側には、トイレ45、浴室46及び洗面脱衣室4
7が廊下44から出入り可能に設けられると共に、玄関
ホール43の北側端部には、階段48が設けられてい
る。住宅40の南側の略半分の部分は、リビングダイニ
ング49となっており、このリビングダイニング49に
は、玄関ホール43から出入り可能になっている。リビ
ングダイニング49は、その中央部分でキッチン45と
接続していると共に、キッチン45の東側には、住宅4
0の北東の端部に位置してユーティリティスペース50
が設けられている。
【0027】そして、本第2実施形態によれば、ユーテ
ィリティスペース50の南側に隣接して、仕事室51
が、リビングダイニング49の北東の角部に位置して設
けられている。仕事室51は、北側の面がユーティリテ
ィスペース50との間の仕切壁によって、東側の面が住
宅40の東側外壁によって各々区画されていると共に、
リビングダイニング49との間は、西向きから南向きに
亘ってその平面形状が円弧形状となった湾曲面からなる
仕切壁52によって区画されている。そして、平面形状
の仕切壁52は、その略全域が例えば80〜110cm
程度の高さの腰壁53によって構成され、腰壁53の上
方部分は開放部54として開放されてリビングダイニン
グ49を見渡すことができるようになっている。さら
に、腰壁53の内側には、当該腰壁53の上端部分に沿
って仕事台55が設けられ、椅子56、パーソナルコン
ピュータ57、収納ケース58等が備え付けられてい
る。また仕事室51には、開閉可能な折れ戸59を介し
て出入り可能となっている。
【0028】本第2実施形態の家庭内仕事室付き住宅4
0によっても、仕事室51のリビングダイニング49に
面した仕切壁52は、異なる2方向に亘る部分に形成さ
れた腰壁53によって構成されているので、上記第1実
施形態の家庭内仕事室付き住宅10と同様の作用効果を
奏することになる。
【0029】図4は、本発明の第3実施形態に係る家庭
内仕事室付き住宅60の1階部分の間取りを示す平面図
である。本第3実施形態によれば、西側の道路境界に面
した住宅60の西側正面には、玄関ポーチ61の東側後
方に位置して玄関62が設けられており、玄関62の東
側には玄関ホール63が配置されている。玄関ホール6
3から東側には廊下64が延設し、廊下64の東側端部
は洗面脱衣室65に出入り可能に接続していると共に、
洗面脱衣室65の東側に隣接して浴室66が設けられて
いる。廊下64の北側には、トイレ67が設けられると
共に、玄関ホール63の北側端部には、階段68が設け
られている。住宅60の南側の略半分の領域には、西側
から和室69、リビング70、ダイニングキッチン71
が配置されており、リビング70は、玄関ホール63か
ら出入り可能となっている。
【0030】そして、本第3実施形態によれば、玄関ホ
ール63、廊下64、洗面脱衣室65、リビング70、
及びダイニングキッチン71によって周囲を囲まれる住
宅60の中央部分には、略正方形の平面形状を有する仕
事室72が、主婦用の仕事スペースとして設けられてい
る。仕事室72は、北側の面が廊下64との間の仕切壁
によって、西側の面が玄関ホール63との間の仕切壁に
よって各々区画されている。またパブリックゾーンであ
るリビング70及びダイニングキッチン71に面した部
分は、平面形状がコの字形となるように直角に交差する
3面からなる仕切壁73によって区画されており、この
仕切壁73の交差する南東の角部を挟んだ両側部分は、
南側の面においては西側端部を除く略全域が、東側の面
においては引き戸74の部分を除く略全域が、例えば8
0〜110cm程度の高さの連続する腰壁75となって
いる。
【0031】また、仕事室72は、引き戸74を介して
ダイニングキッチン71のキッチン部76から出入り可
能となっていると共に、引き戸77,78を介して洗面
脱衣室65や玄関ホール63からも出入り可能となって
いる。また腰壁75の内側には、当該腰壁75の上端部
分に沿って例えば30〜70cm程度の幅の仕事台79
が取り付けられている。さらに仕事室72には、椅子8
0や、収納設備としてのクローゼット81が備え付けら
れている。なお、仕事室72は、仕事台79にパーソナ
ルコンピュータ等を設置して、SOHOスペースとして
利用することも可能である。
【0032】そして、本第3実施形態の家庭内仕事室付
き住宅60によれば、リビング70及びダイニングキッ
チン71に面した仕事室72の仕切壁73は、異なる2
方向に亘る部分に形成された腰壁75を備えているの
で、上記第1実施形態及び第2実施形態の家庭内仕事室
付き住宅10,40と略同様の作用効果を奏すると共
に、主婦のための効率の良い家事動線を実現して家事の
効率化を容易に図ることが可能になる。
【0033】すなわち、家事動線の中心に仕事室72を
主婦専用の「ミセスステーション」として配置すると共
に、ダイニングキッチン71、洗面脱衣室65、及び玄
関ホール63から仕事室72に出入り可能として平行作
業の中継点とすることにより家事の効率を向上させるこ
とができ、これによって特に仕事を持ったり、育児中心
の忙しい生活スタイルの主婦にとっては、以下のような
利点が得られることになる。例えば、キッチン部76に
も近いため、仕事室72を中継点として炊事をしながら
洗濯をしたり仕事をすることが可能になる。仕事台79
でパソコンやアイロン掛けをしながらリビング70にい
る家族とのコミュニケーションを図ることもできる。特
に小さい子供がいる家庭では子供に目が離せないが、作
業をしながらでも子供に注意を払うことが可能になる。
クローゼット81が設置されていることにより外出時や
帰宅時の身支度をスムーズに行うことができると共に、
洗面脱衣室65と隣接していることにより、迅速に着替
えや化粧を行うことも可能になる。玄関ホール63と隣
接していることにより、来客の応対や外出時、帰宅時の
移動を短い距離で行うことができる。家事の作業中(書
き物やアイロン掛け等)に急な来客があっても、「ミセ
スステーション」で作業をしていれば片づける必要がな
い。仕事台79には小物や本の収納を充実させたり、宅
配便の為の認印や家計簿・料理の本などを収納すること
もできる。そして、これらによって家事動線が単純化さ
れ、作業の効率を図ることが可能になり、その結果、時
間に余裕ができ、趣味や、くつろぎの時間をより多く持
つことが可能になる。さらに、仕事室72を落ち着くこ
とができる専用のスペースとして用いることも可能であ
る。
【0034】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
ることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明の
家庭内仕事室付き住宅は、2階建ての住宅である必要は
必ずしもなく、3階建て以上の住宅であっても良い。ま
た、住宅の正面が西に面している必要は必ずしもなく、
南側や東側等、種々の方向に向いていても良い。さら
に、仕事室は、SOHOスペースや主婦用の仕事スペー
スに限定させることなく、その他の種々の用途に用いる
こともできる。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の家
庭内仕事室付き住宅によれば、他の住人との適度なコミ
ュニケーションを図りつつ、且つ他の住人による干渉を
避けながら適度な集中力で効率良く家庭内で仕事を行う
ことができる。また、本発明の家庭内仕事室付き住宅に
よれば、主婦のための効率の良い家事動線を実現して家
事の効率化を図ることにより、主婦がゆとりをもって家
事や仕事に従事することを可能することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る家庭内仕事室付き
住宅の1階部分の平面図である。
【図2】図1のA方向からみた、仕事室の斜視図であ
る。
【図3】本発明の第2実施形態に係る家庭内仕事室付き
住宅の1階部分の平面図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る家庭内仕事室付き
住宅の1階部分の平面図である。
【符号の説明】
10,40,60 家庭内仕事室付き住宅 11,70 リビング(パブリックゾーン) 12,71 ダイニングキッチン(パブリックゾーン) 13,51,72 仕事室 14,52,73 仕切壁 15,53,75 腰壁 16,54 開放部 17,55,79 仕事台 18,57 パーソナルコンピュータ 30,59 折れ戸 32,58 収納ケース(収納設備) 33 本棚(収納設備) 49 リビングダイニング(パブリックゾーン) 63 玄関ホール 65 洗面脱衣室 74 引き戸 81 クローゼット(収納設備)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リビングやダイニング等の住人が集うパ
    ブリックゾーンに隣接して該パブリックゾーンから出入
    り可能に仕事室が配置された家庭内仕事室付き住宅であ
    って、 前記仕事室の前記パブリックゾーンに面した仕切壁は、
    少なくとも異なる2方向に亘る部分が腰壁によって形成
    されていることにより、該腰壁の上方部分が開放されて
    前記パブリックゾーンを見渡すことができるようになっ
    ており、 且つ前記腰壁の内側には、当該腰壁の上端部分に沿って
    仕事台が設けられていることを特徴とする家庭内仕事室
    付き住宅。
  2. 【請求項2】 前記仕事室が4角形の平面形状を有する
    スペースである請求項1に記載の家庭内仕事室付き住
    宅。
  3. 【請求項3】 前記仕事室は、パーソナルコンピュータ
    を備えることにより、SOHOスペースとして用いられ
    る請求項1又は2に記載の家庭内仕事室付き住宅。
  4. 【請求項4】 前記仕事室は、主婦用の仕事スペースと
    して用いられる請求項1又は2に記載の家庭内仕事室付
    き住宅。
  5. 【請求項5】 前記仕事室は屋内の中央部分に配置され
    て、前記パブリックルームへの出入り口と、洗面脱衣室
    への出入り口と、玄関ホールへの出入り口とを備えてい
    る請求項4に記載の家庭内仕事室付き住宅。
  6. 【請求項6】 前記仕事室には、クローゼット、本棚等
    の収納設備が設けられている請求項1〜5のいずれかに
    記載の家庭内仕事室付き住宅。
  7. 【請求項7】 前記腰壁の上方の開放部分を開閉可能に
    覆うロールスクリーン、ブラインド、カーテン等の目隠
    し材が取り付けられている請求項1〜6のいずれかに記
    載の家庭内仕事室付き住宅。
  8. 【請求項8】 前記腰壁の上方の開放部分にガラスが嵌
    め込まれている請求項1〜7のいずれかに記載の家庭内
    仕事室付き住宅。
JP2001358973A 2001-11-26 2001-11-26 家庭内仕事室付き住宅 Pending JP2003161046A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001358973A JP2003161046A (ja) 2001-11-26 2001-11-26 家庭内仕事室付き住宅

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001358973A JP2003161046A (ja) 2001-11-26 2001-11-26 家庭内仕事室付き住宅

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003161046A true JP2003161046A (ja) 2003-06-06

Family

ID=19170056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001358973A Pending JP2003161046A (ja) 2001-11-26 2001-11-26 家庭内仕事室付き住宅

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003161046A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013011065A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Sumitomo Forestry Co Ltd 住宅
JP2014029073A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Misawa Homes Co Ltd コントローラの設置構造
JP2015031033A (ja) * 2013-08-01 2015-02-16 大和ハウス工業株式会社 住宅構造
JP2016070017A (ja) * 2014-10-01 2016-05-09 トヨタホーム株式会社 建物
JP2021000372A (ja) * 2019-06-24 2021-01-07 積水ハウス株式会社 キッチンカウンタ及びダイニングワーキングスペース
JP7480800B2 (ja) 2022-04-12 2024-05-10 積水ハウス株式会社 集合住宅の部屋構造
JP7494876B2 (ja) 2022-04-26 2024-06-04 積水ハウス株式会社 住宅

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013011065A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Sumitomo Forestry Co Ltd 住宅
JP2014029073A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Misawa Homes Co Ltd コントローラの設置構造
JP2015031033A (ja) * 2013-08-01 2015-02-16 大和ハウス工業株式会社 住宅構造
JP2016070017A (ja) * 2014-10-01 2016-05-09 トヨタホーム株式会社 建物
JP2021000372A (ja) * 2019-06-24 2021-01-07 積水ハウス株式会社 キッチンカウンタ及びダイニングワーキングスペース
JP7240605B2 (ja) 2019-06-24 2023-03-16 積水ハウス株式会社 キッチンカウンタ及びダイニングワーキングスペース
JP7480800B2 (ja) 2022-04-12 2024-05-10 積水ハウス株式会社 集合住宅の部屋構造
JP7494876B2 (ja) 2022-04-26 2024-06-04 積水ハウス株式会社 住宅

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Krebs Basics Design and Living
JP2003161046A (ja) 家庭内仕事室付き住宅
JP2022061712A (ja) 住宅
JP7401959B1 (ja) 住宅
JP7488411B1 (ja) 住宅
JP2007100354A (ja) 住宅の間取り構造及び住宅
JP2003138761A (ja) 階段室付き住宅
JP7363540B2 (ja) 住宅
KR102499197B1 (ko) 프라이버시 보호 및 효율적인 동선을 제공하는 오피스텔형 생활공간 구조 및 이동 방법
JP2015031074A (ja) 住戸
JPH11336345A (ja) 住 宅
JP2023149621A (ja) 住宅
JPH02285154A (ja) 立体型住戸
JP2024043964A (ja) 住宅
JP3048946U (ja) 住 宅
James The Master Bedroom Comes of Age: Gender, Sexuality, and the CMHC Competition Series
JP4656691B2 (ja) 建築物
JP2022115421A (ja) 住宅
JP2002021347A (ja) 集合住宅
JP2022115422A (ja) 住宅
JP2023012125A (ja) 住宅
JPH11336349A (ja) 建 物
JP2000257289A (ja) 和室を備えた住宅
JPH10266595A (ja) 住居構造
JPH10246008A (ja) 住 宅

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060731

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060815

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20061012

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070403

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02