JP2018059315A - 顔認証式の施解錠システムを備えた建物 - Google Patents

顔認証式の施解錠システムを備えた建物 Download PDF

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Abstract

【課題】顔認証式の施解錠システムを備えた建物において、太陽光の影響による認証精度の低下を防止すること。【解決手段】建物10は、玄関口17の屋内側に連続する玄関11と、その玄関11により玄関口17から離間された廊下12とを備える。玄関11と廊下12とは出入口22を介して連通され、その出入口22には内扉23が設けられている。内扉23には、内側施錠装置37が設けられ、その内側施錠装置37は顔認証装置40による認証処理の結果に基づき施解錠される。また、顔認証装置40は、人の顔を撮影するカメラと、そのカメラにより撮影された人の顔画像に基づいて、その人が居住者であるか否かの認証を行うコントローラとを備える。この場合、上記カメラを含む顔認証装置40は玄関11に設けられている。【選択図】 図1

Description

本発明は、顔認証式の施解錠システムを備えた建物に関する。
住宅等の建物には、出入口のドアを施解錠するシステムとして、顔認証式の施解錠システムが設けられている場合がある(例えば、特許文献1参照)。かかる施解錠システムでは、ドアの屋外側に人の顔を撮影する顔認証カメラが設けられ、そのカメラにより撮影された人の顔画像に基づき認証処理が行われる。そして、その認証処理の結果に基づいて、ドアが施解錠されるようになっている。
特開2016−24498号公報
ところで、上述した従来の顔認証式施解錠システムでは、屋外における太陽光の影響で顔認証カメラによる人の顔の撮影が精度よく行われない場合が想定されうる。その場合、その撮影された顔画像に基づき行われる認証処理についても精度の低下を招くおそれがあり、その対策が求められる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、顔認証式の施解錠システムを備えた建物において、太陽光の影響による認証精度の低下を防止することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明の顔認証式の施解錠システムを備えた建物は、屋内外の出入りを可能とする出入口を開閉する出入口ドアと、前記出入口の屋内側に連続する第1スペースとその第1スペースにより前記出入口から離間された第2スペースとを連通する連通部に設けられ、その連通部を開閉する内側ドアと、前記第1スペースに設けられ、人の顔を撮影する撮影手段と、その撮影手段により撮影された人の顔画像に基づいて、その人が予め登録された登録者であるか否かの認証を行う顔認証手段と、その顔認証手段による認証結果に基づいて、前記内側ドアの施解錠を行う内側施錠手段と、備えることを特徴とする。
本発明によれば、出入口の屋内側に連続する第1スペースと同スペースよりも屋内側の第2スペースとを連通する連通部に内側ドアが設けられ、その内側ドアに対して顔認証による施解錠が行われるようになっている。この場合、顔認証用の撮影手段が第1スペースひいては屋内に設けられているため、撮影手段による顔の撮影に際し太陽光の影響を受けることがない。そのため、太陽光の影響で撮影精度が低下するのを防止することができ、ひいてはその撮影画像に基づき行われる認証処理において認証精度の低下を防止することができる。
第2の発明の顔認証式の施解錠システムを備えた建物は、第1の発明において、前記顔認証手段により前記登録者であるとの認証がされなかった場合に前記内側施錠手段を施錠する内側施錠制御手段と、前記出入口ドアを施解錠するとともに、前記出入口ドアが閉められると当該出入口ドアを自動で施錠する機能を有する出入口側施錠手段と、前記出入口側施錠手段を解錠操作可能な解錠操作部とを備え、前記解錠操作部は、前記出入口ドアに対して屋外側に設けられている一方、前記第1スペースには設けられていないことを特徴とする。
本発明によれば、顔認証手段により登録者であるとの認証がされなかった場合には内側ドアが施錠されるため、仮に不審者が出入口ドアを開いて第1スペースに入り込んだとしても、その不審者が第2スペースに侵入するのを防止することができる。また、出入口ドアの施錠手段はオートロック式であるため、不審者が出入口ドアを開いて第1スペースに入った場合、その出入口ドアが閉められると出入口ドアは自動施錠される。しかも、出入口ドア(施錠手段)を解錠する解錠操作部は第1スペースには設けられていないため、この場合、不審者が出入口ドアを解錠して第1スペースから屋外に退出することは不可能となる。これにより、不審者を第1スペースに閉じ込めることができるため、居住者の安全性を確保しながら、不審者の身柄を確保することができる。
第3の発明の顔認証式の施解錠システムを備えた建物は、第1の発明において、前記出入口ドアを施解錠する出入口側施錠手段と、前記顔認証手段により前記登録者であるとの認証がされなかった場合に前記内側施錠手段を施錠する内側施錠制御手段と、同じく前記顔認証手段により前記登録者であるとの認証がされなかった場合に前記出入口側施錠手段を施錠する出入口施錠制御手段と、備えることを特徴とする。
本発明によれば、顔認証手段により登録者であるとの認証がされなかった場合に、内側ドアが施錠されるとともに出入口ドアが施錠される。これにより、第1スペースに不審者が入り込んだ場合には、その不審者を第1スペースに閉じ込めることができるため、上記第2の発明と同様の効果を得ることができる。
第4の発明の顔認証式の施解錠システムを備えた建物は、第2又は第3の発明において、前記内側施錠制御手段により前記内側施錠手段が施錠された場合に、建物外部への通報を行う通報手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1スペースに不審者が閉じ込められた場合に、警察や警備会社等、建物外部への通報が行われる。これにより、建物外部の者にかけつけてもらい第1スペース内の不審者を逮捕等することが可能となる。
第5の発明の顔認証式の施解錠システムを備えた建物は、第2乃至第4のいずれかの発明において、前記撮影手段は第1撮影手段であり、前記顔認証手段は第1顔認証手段であり、前記建物に居住する居住者が前記登録者として予め登録されており、前記第1スペースにおいて前記出入口ドアの付近に設けられた第2撮影手段又は前記第1撮影手段により撮影された人の顔画像に基づいて、その人が前記居住者と関係する者として予め登録された関係登録者であるか否かを認証する第2顔認証手段と、前記第2顔認証手段により前記関係登録者であるとの認証がされた場合に前記出入口側施錠手段を解錠する出入口解錠制御手段と、を備えることを特徴とする。
上述した第2又は第3の発明の構成では、居住者の知人や友人等、居住者の関係者が建物に訪れて第1スペースに入った場合にも、出入口ドアが自動施錠される等して第1スペースに閉じ込められるおそれがある。そこで本発明では、その点に鑑みて、第1スペースにて撮影された人の顔画像に基づき、その人が関係登録者であるか否かを認証し、認証の結果、関係登録者である場合には出入口側施錠手段を解錠するようにしている。これにより、居住者の関係者が第1スペースに入った場合において、その関係者が第1スペースに閉じ込められてしまう事態を回避することができる。
第6の発明の顔認証式の施解錠システムを備えた建物は、第5の発明において、前記第1スペースにおいて、前記内側ドアの付近には前記第1撮影手段が設けられ、前記出入口ドアの付近には前記第2撮影手段が設けられ、前記第2顔認証手段は、前記第2撮影手段により撮影された人の顔画像に基づいて、その人が前記関係登録者であるか否かを認証することを特徴とする。
本発明によれば、第2撮影手段が出入口ドアの付近に設けられ、その第2撮影手段により撮影された人の顔画像に基づき、その人が関係登録者であるか否かが認証される。この場合、関係登録者が出入口ドアを解錠すべく自らの顔を撮影して顔認証を行うにあたり、撮影手段(第2撮影手段)の位置がわかりやすいため、実用上好ましい構成といえる。
第7の発明の顔認証式の施解錠システムを備えた建物は、第2乃至第6のいずれかの発明において、前記内側施錠制御手段により前記内側施錠手段が施錠されてからの経過時間が所定時間を超えた場合に、前記第1スペースにいる者に対して、当該第1スペースに設けられた第3撮影手段により顔の撮影を行えば前記出入口ドアが解錠される旨の報知を行う報知制御手段と、前記報知制御手段による前記報知に応じて前記第3撮影手段による顔の撮影が行われた場合に、前記出入口側施錠手段を解錠する報知後解錠制御手段と、を備えることを特徴とする。
ところで、上記第2の発明において、不審者を第1スペース内に長時間閉じ込めておいた場合、監禁容疑等に問われる可能性もある。そこで本発明では、この点に鑑みて、第1スペースに不審者を閉じ込めてからの経過時間が所定時間を超えた場合に、その不審者に対して、第3撮影手段により顔の撮影を行えば出入口ドアが解錠される旨の報知を行うようにしている。そして、その報知に応じて、不審者により第3撮影手段による顔の撮影が行われた場合に、出入口側施錠手段を解錠するようにしている。これにより、不審者が長時間第1スペース内に閉じ込められてしまう事態を回避することができるとともに、顔の撮影を解錠の条件としているため、不審者の顔画像を警察等の外部機関に提供することで不審者逮捕につなげることも可能となる。
建物における玄関周辺を示す平面図。 顔認証式施解錠システムの電気的構成を示す図。 内側施解錠処理の流れを示すフローチャート。 玄関側施解錠処理の流れを示すフローチャート。
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、図1は建物における玄関周辺を示す平面図である。
図1に示すように、住宅等の建物10には、屋内空間として、玄関11と廊下12と収納室13と寝室14とが設けられている。玄関11は土間床からなり、外壁16によって屋外と仕切られている。外壁16には、出入口としての玄関口17が形成されている。玄関口17は、屋内(玄関11)と屋外とを連通しており、この玄関口17を通じて建物10への出入りが可能となっている。玄関口17には、出入口ドアとしての玄関扉18が設けられている。玄関扉18は回動式の開き戸からなる。この玄関扉18により玄関口17が開閉される。
廊下12は、玄関11に連続して設けられている。玄関11と廊下12とは仕切壁21により仕切られている。仕切壁21には、玄関11と廊下12とを連通する連通部としての出入口22が形成されている。この出入口22を通じて玄関11と廊下12との間の出入りが可能となっている。出入口22には、内側ドアとしての内扉23が設けられている。内扉23は回動式の開き戸からなる。この内扉23により出入口22が開閉されるようになっている。
なお、玄関11が第1スペースに相当し、廊下12が第2スペースに相当する。また、玄関11と廊下12との連続スペースが玄関ホールに相当する。
収納室13は、玄関11を挟んで廊下12とは反対側に設けられている。収納室13には、物品を収納する収納棚24や、宅配物の受け取りが可能な宅配ボックス25が設けられている。
続いて、玄関扉18と内扉23とを施解錠する施解錠システムについて説明する。
玄関扉18には、出入口側施錠手段としての玄関側施錠装置27が設けられている。玄関側施錠装置27は、玄関扉18の施解錠を電気的に行う電気錠からなる。玄関側施錠装置27は、オートロック機能を有しており、玄関扉18が閉められると玄関扉18を自動で施錠するようになっている。
玄関扉18の屋外側には解錠ボタン28が設けられている。解錠ボタン28は、玄関扉18付近の外壁16の壁面(屋外側面)に設けられている。この解錠ボタン28により解錠操作がされると、玄関扉18が玄関側施錠装置27により解錠されるようになっている。なお、解錠ボタン28が解錠操作部に相当する。また、解錠操作部は、玄関扉18の屋外側にのみ設けられており、玄関扉18の屋内側(玄関11側)には設けられていない。
玄関扉18の屋内側、すなわち玄関11には顔認証装置30が設けられている。顔認証装置30は、玄関扉18付近の外壁16の壁面(屋内側面)に設けられている。顔認証装置30は、人の顔を撮影するカメラ31と、そのカメラ31により撮影された顔画像に基づき認証処理等を行うコントローラ32とを備える(図2参照)。この顔認証装置30(詳しくはコントローラ32)による認証処理により、カメラ31で撮影された人が居住者等、予め登録された者であるとの認証がされた場合に、玄関扉18が玄関側施錠装置27により解錠されるようになっている。なお、この場合、カメラ31が第2撮影手段及び第3撮影手段に相当する。
内扉23には、内側施錠手段としての内側施錠装置37が設けられている。内側施錠装置37は、内扉23の施解錠を電気的に行う電気錠からなる。なお、内側施錠装置37が、上記玄関側施錠装置27と同様、オートロック機能を有していてもよい。
廊下12には、内扉23付近の壁面に解錠ボタン38が設けられている。この解錠ボタン38により解錠操作がされると、内扉23が内側施錠装置37により解錠されるようになっている。
玄関11には、内扉23付近の仕切壁21の壁面に顔認証装置40が設けられている。顔認証装置40は、上記玄関扉18側の顔認証装置30と同様、人の顔を撮影するカメラ41と、そのカメラ41により撮影された顔画像に基づき認証処理等を行うコントローラ42とを備える(図2参照)。この顔認証装置40(詳しくはコントローラ42)による認証処理により、カメラ41で撮影された人が居住者であるとの認証がされた場合に、内扉23が内側施錠装置37により解錠されるようになっている。なお、この場合、カメラ41が第1撮影手段に相当する。
上述したように、本建物10には、玄関扉18の屋内側にさらに内扉23が設けられており、それら各扉18,23の施解錠が顔認証式の施解錠システムを用いて行われるようになっている。ここで、本建物10に居住する居住者が建物10に帰宅する際、及び建物10から外出する際の施解錠の流れについて説明する。
まず、居住者が建物10に帰宅する際の施解錠の流れについて説明すると、居住者が建物10に帰宅する際にはまず屋外側の解錠ボタン28を操作して玄関扉18(玄関側施錠装置27)を解錠する。その後、その玄関扉18を開いて玄関口17より玄関11に入り、顔認証装置40のカメラ41で顔の撮影を行う。この場合、この撮影された顔画像に基づき、顔認証装置40により居住者であるとの認証がされると、内扉23(内側施錠装置37)が解錠される。これにより、居住者は内扉23を開いて玄関11から廊下12に出入口22より入ることができ、建物10に帰宅することができる。
続いて、居住者が建物10から外出する際の施解錠の流れについて説明すると、居住者が建物10から外出する際にはまず廊下12の解錠ボタン38を操作して内扉23(内側施錠装置37)を解錠する。その後、その内扉23を開いて廊下12から玄関11に出入口22を通じて移動し、顔認証装置30のカメラ31で顔の撮影を行う。この場合、この撮影された顔画像に基づき、顔認証装置30により居住者であるとの認証がされると、玄関扉18(玄関側施錠装置27)が解錠される。これにより、居住者は玄関扉18を開いて玄関11から屋外に玄関口17より出ることができ、建物10から外出することができる。
玄関11付近における他の構成について説明すると、玄関11には、仕切壁21の壁面にインターホンが設けられている。このインターホンはいわゆる子機46であり、建物10内のリビング等に設けられた親機(図示略)と接続されている。これにより、建物10に訪れた訪問者はこの子機46を用いて建物10内の居住者と通話することが可能となっている。また、子機46にはカメラが内蔵され、そのカメラに写った訪問者の顔等が親機のディスプレイに表示されるようになっている。この場合、居住者は訪問者が誰であるかを確認することができるため、例えば訪問者が友人や知人である場合には、解錠ボタン38を操作して内扉23を解錠し、友人・知人を建物10内に招き入れるといったことが可能となっている。
また、玄関11には、その壁面に報知装置47が設けられている。報知装置47は、スピーカからなり、音声を出力することで玄関11にいる人に報知処理を行う。なお、報知装置47を顔認証装置40に内蔵するようにしてもよい。
続いて、顔認証式施解錠システムの電気的構成について図2を用いながら説明する。図2は顔認証式施解錠システムの電気的構成を示す図である。
図2に示すように、玄関側施錠装置27の施解錠に用いられる顔認証装置30(以下、玄関側顔認証装置30ともいう)は、そのコントローラ32が、CPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータを有して構成され、カメラ31と接続されている。この場合、カメラ31により人の顔が撮影されると、その撮影された人の顔画像がカメラ31よりコントローラ32に入力される。
コントローラ32は、記憶部33と認証部34とを有している。記憶部33には、建物10の居住者の顔画像が居住者登録顔画像として予め記憶(登録)されている。また、記憶部33には、居住者登録顔画像に加えて、居住者と関係する関係者の顔画像が関係者登録顔画像として予め記憶(登録)されている。この場合、関係者としては、居住者の知人や友人が挙げられる。
認証部34は、カメラ31から入力される顔画像に基づき、認証処理(顔認証処理)を行う。具体的には、認証部34では、カメラ31から入力される顔画像が記憶部33に記憶されている居住者登録顔画像と一致するか否かを判定するともに、カメラ31から入力される顔画像が記憶部33に記憶されている関係者登録顔画像と一致するか否かを判定する。
コントローラ32には、玄関側施錠装置27が接続されている。コントローラ32は、認証部34による認証処理の結果に基づいて、玄関側施錠装置27の施解錠を制御する。
また、コントローラ32には、解錠ボタン28が接続されている。解錠ボタン28が操作されると、その解錠ボタン28から解錠信号がコントローラ32に入力される。コントローラ32は、解錠信号が入力されると、玄関側施錠装置27を解錠制御する。
内側施錠装置37の施解錠に用いられる顔認証装置40(以下、内側顔認証装置40ともいう)は、そのコントローラ42が、CPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータを有して構成され、カメラ41と接続されている。この場合、カメラ41により人の顔が撮影されると、その撮影された人の顔画像がカメラ41よりコントローラ42に入力される。また、コントローラ42は、玄関側顔認証装置30のコントローラ32とも接続されている。
コントローラ42は、記憶部43と認証部44とを有している。記憶部43には、建物10の居住者の顔画像が居住者登録顔画像として予め記憶(登録)されている。
認証部44は、カメラ41から入力される顔画像に基づき、認証処理(顔認証処理)を行う。具体的には、認証部44では、カメラ41から入力される顔画像が記憶部43に記憶されている居住者登録顔画像と一致するか否かを判定する。
コントローラ42には、内側施錠装置37が接続されている。コントローラ42は、認証部44による認証処理の結果に基づいて、内側施錠装置37の施解錠を制御する。
また、コントローラ42には、解錠ボタン38が接続されている。解錠ボタン38が操作されると、その解錠ボタン38から解錠信号がコントローラ42に入力される。コントローラ42は、解錠信号が入力されると、内側施錠装置37を解錠制御する。
コントローラ42には、報知装置47が接続されている。コントローラ42は、認証部44による認証処理の結果に基づいて、報知装置47に報知信号を出力し、同装置47により報知処理を実施する。
また、コントローラ42は、インターネット48等の外部ネットワークを介して警察や警備会社等の外部機関49のコンピュータと接続されている。また、コントローラ42は、同じくインターネット48等の外部ネットワークを介して、居住者の携帯するスマートフォン等の携帯端末51とも接続されている。コントローラ42は、認証部44による認証処理の結果、居住者であるとの認証が得られなかった場合に、不審者が建物10に侵入した旨の情報を外部機関49のコンピュータや居住者の携帯端末51に対して送信する。
次に、内側顔認証装置40のコントローラ42により実行される内側施解錠処理と、玄関側顔認証装置30のコントローラ32により実行される玄関側施解錠処理とについて説明する。これら各施解錠処理のうち、まず内側施解錠処理について図3を用いながら説明する。なお、図3は内側施解錠処理の流れを示すフローチャートである。
内側施解錠処理は、玄関11において内側顔認証装置40のカメラ41により人の顔が撮影されたことをトリガとして開始される。すなわち、内側施解錠処理は、カメラ41により撮影された人の顔画像が、カメラ41からコントローラ42に入力されたことに基づき開始される。
図3に示すように、内側施解錠処理では、まずカメラ41から入力された人の顔画像を取得し(ステップS11)、その取得した顔画像に基づき認証部44にて認証処理(顔認証処理)を行う(ステップS12)。認証処理では、上述したように、カメラ41より取得した顔画像が記憶部43に記憶されている居住者登録顔画像と一致するか否かを判定する(ステップS13)。なお、この認証処理が第1顔認証手段に相当する。
カメラ41より取得した顔画像が居住者登録顔画像と一致する場合、つまりカメラ41により撮影された玄関11内の人が居住者である場合には、ステップS14に進み、内扉23の解錠処理を実施する。この解錠処理では、内側施錠装置37に解錠信号を出力することで、同施錠装置37により内扉23を解錠する。これにより、居住者は内扉23を開いて玄関11から廊下12に入ることができる。この解錠処理の後、本処理を終了する。
一方、カメラ41より取得した顔画像が居住者登録顔画像と一致しない場合には、カメラ41により撮影された人が居住者以外の者であるため、ステップS15に進んで、内扉23の施錠処理を実施する。この施錠処理では、内側施錠装置37に施錠信号を出力することで、同施錠装置37により内扉23を施錠する。これにより、カメラ41により撮影された人、つまりは玄関11にいる人が不審者である場合に、その不審者が廊下12側(つまり建物10内部側)に侵入するのを防止することができる。なお、ステップS15の施錠処理が内側施錠制御手段に相当する。
また、この場合、不審者は解錠ボタン28により玄関扉18を解錠してから、玄関扉18を開き玄関11に入るものと考えられるが、不審者が玄関11に入った後、玄関扉18が閉められると、玄関扉18は自動施錠(オートロック)される。また、玄関11には、玄関扉18を解錠操作する解錠操作部が設けられてないため、この場合、不審者は玄関11から玄関扉18を開いて屋外に出ることが不可能となる。そのため、この場合、不審者は玄関11内で閉じ込められた状態となる。
続くステップS16では、玄関11内(建物10内)に不審者が侵入した旨を外部機関49に通報する通報処理を行う。この通報処理では、外部機関49(警察や警備会社)のコンピュータに玄関11に不審者が侵入した旨の情報をインターネット48を介して送信する。これにより、警察や警備会社といった外部の者に建物10に不審者が侵入したことを知らせることができる。また、通報処理では、居住者の携帯する携帯端末51に対しても、不審者が侵入した旨の情報をインターネット48を介して送信する。これにより、居住者が外出中である場合にも、居住者は建物10に不審者が現れたことを知ることができるため適切な対応をとることが可能となる。
ステップS17では、タイマをセットしてタイマによる計時を開始する。続くステップS18では、タイマによる計時を開始してからの経過時間が所定時間を超えたか否かを判定する。つまり、ここでは、内扉23が施錠されてからの経過時間、換言すると不審者が玄関11に閉じ込められてからの経過時間が所定時間を超えたか否かを判定する。なお、所定時間は、不審者を玄関11に監禁している等の疑いをかけられることのない程度の比較的短い時間に設定され、例えば10分程度に設定されている。タイマによる計時開始からの経過時間が所定時間を超えた場合にはステップS19に進む。一方、タイマによる計時開始からの経過時間が所定時間を超えていない場合には、所定時間を超えるまでステップS18を繰り返す。
ステップS19では、玄関11内の不審者に玄関側顔認証装置30のカメラ31で自らの顔を撮影すれば玄関扉18が解錠される旨の報知を行う報知処理を実施する。この報知処理では、報知装置47に報知信号を出力することで、上記の報知を報知装置47により音声で行う(アナウンスする)。これにより、不審者は自らの顔をカメラ31で撮影して玄関扉18を解錠させることで、玄関11から屋外に出る(退出する)ことが可能となる。なお、ステップS19の処理が報知制御手段に相当する。
続くステップS20では、玄関側顔認証装置30のコントローラ32に報知済フラグを出力する。その後、本処理を終了する。
続いて、玄関側顔認証装置30のコントローラ32により実行される玄関側施解錠処理について図4を用いながら説明する。なお、図4は玄関側施解錠処理の流れを示すフローチャートである。
玄関側施解錠処理は、玄関11にて玄関側顔認証装置30のカメラ31により人の顔が撮影されたことをトリガとして開始される。すなわち、玄関側施解錠処理は、カメラ31により撮影された人の顔画像が、カメラ31からコントローラ32に入力されたことに基づき開始される。
図4に示すように、玄関側施解錠処理では、まずカメラ31から入力された人の顔画像を取得し(ステップS21)、その取得した顔画像に基づき認証部34にて認証処理(顔認証処理)を行う(ステップS22)。認証処理では、上述したように、カメラ31より取得した顔画像が記憶部33に記憶されている居住者登録顔画像と一致するか否かを判定するとともに(ステップS23)、カメラ31より取得した顔画像が記憶部33に記憶されている関係者登録顔画像と一致する否かを判定する(ステップS24)。なお、ステップS24の処理が第2顔認証手段に相当する。
カメラ31より取得した顔画像が居住者登録顔画像と一致する場合、又は、カメラ31より取得した顔画像が関係者登録顔画像と一致する場合には、カメラ31により撮影された玄関11内の人が居住者及びその関係者のうちいずれかである。そのため、この場合には、ステップS27に進んで、玄関扉18の解錠処理を実施する。この解錠処理では、玄関側施錠装置27に解錠信号を出力することで、同施錠装置27により玄関扉18を解錠する。これにより、居住者又はその関係者は玄関扉18を開いて玄関11から屋外に出ることができる。この解錠処理の後、本処理を終了する。なお、ステップS27の処理(詳しくはステップS24後のステップS27の処理)が出入口解錠制御手段に相当する。
一方、カメラ31より取得した顔画像が居住者登録顔画像及び関係者登録顔画像のいずれにも一致しない場合には、カメラ31により撮影された玄関11内の人が居住者でもなく関係者でもないため不審者であると考えられる。そのため、この場合には、ステップS25に進み、内側顔認証装置40のコントローラ42より報知済フラグ(図3参照)が入力されているか否かを判定する。つまり、本ステップS25では、内側顔認証装置40のコントローラ42により、既に玄関11内の不審者に対して報知処理(図3のステップS19)が行われているか否かを判定する。
報知済フラグが入力されている場合にはステップS27に進んで、玄関扉18の解錠処理を実施する。これにより、玄関扉18が解錠されるため、玄関11に閉じ込められた不審者は玄関扉18を開いて屋外に出ることができる。なお、このステップS27の処理(詳しくはステップS25後のステップS27の処理)が報知後解錠制御手段に相当する。
一方、報知済フラグが入力されていない場合には、ステップS26に進んで、玄関扉18の施錠処理を実施する。この施錠処理では、玄関側施錠装置27に施錠信号を出力することで、同施錠装置27により玄関扉18を施錠する。詳しくは、この施錠処理では、玄関側施錠装置27による玄関扉18の施錠状態を継続する。その後、本処理を終了する。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
玄関11と廊下12との間にそれら両者11,12を仕切る仕切壁21を設け、その仕切壁21には玄関11と廊下12とを連通する出入口22を設けた。また、出入口22には内扉23を設け、その内扉23には内側施錠装置37を設けた。そして、その内側施錠装置37による施解錠を顔認証装置40による認証結果に基づき行うようにし、その顔認証用のカメラ41を玄関11に設けた。この場合、カメラ41による人の顔の撮影に際し太陽光の影響を受けることがないため、太陽光の影響で撮影精度が低下するのを防止することができ、ひいてはその撮影画像に基づき行われる認証処理において認証精度の低下を防止することができる。
顔認証装置40により居住者(登録者)であるとの認証がされなかった場合には内扉23が施錠されるため、仮に不審者が玄関扉18を開いて玄関11に入り込んだとしても、その不審者が廊下12側に侵入するのを防止することができる。また、玄関扉18の施錠装置27をオートロック式としたため、不審者が玄関扉18を開いて玄関11に入った場合、玄関扉18が閉められると玄関扉18は自動施錠される。しかも、玄関側施錠装置27を解錠する解錠操作部は玄関11(ひいては屋内)に設けられていないため、この場合、不審者が玄関扉18を解錠して玄関11から屋外に退出することは不可能となる。これにより、不審者を玄関11に閉じ込めることができるため、居住者の安全性を確保しながら、不審者の身柄を確保することができる。したがって、不審者を逮捕したりすることが可能となる。
顔認証装置40により居住者(登録者)であるとの認証がされず内扉23が施錠された場合には、玄関11内に不審者が侵入した旨を外部機関49(警察や警備会社)に通報する通報処理を行うようにした。これにより、警察や警備会社の者にかけつけてもらい玄関11内の不審者を逮捕等することが可能となる。
不審者を玄関11に閉じ込めることを可能とした上述の構成では、居住者の知人や友人等、居住者の関係者が建物10に訪れて玄関11に入った場合にも、玄関扉18が自動施錠されて玄関11に閉じ込められるおそれがある。その点、上記の実施形態では、玄関11において人の顔を撮影するカメラ31を設け、そのカメラ31により撮影された人の顔画像に基づき、その人が関係者(関係登録者)であるか否かを認証し、認証の結果、関係者である場合には玄関側施錠装置27を解錠するようにした。これにより、居住者の関係者が玄関11に入った場合において、その関係者が玄関11に閉じ込められてしまう事態を回避することができる。
玄関11において、カメラ41を内扉23付近に設け、カメラ31を玄関扉18付近に設けた。そして、玄関扉18付近のカメラ31により撮影された人の顔画像に基づき、その人が居住者の関係者(関係登録者)であるか否かを認証するようにした。この場合、居住者の関係者が玄関扉18を解錠すべく自らの顔を撮影して顔認証を行うにあたり、カメラ31の位置がわかりやすいため、実用上好ましい構成といえる。
ところで、玄関11内に不審者を長時間閉じ込めておくと、監禁容疑等に問われる可能性もある。そこで上記の実施形態では、この点に鑑みて、顔認証装置40により居住者(登録者)であるとの認証がされず内扉23が施錠されてからの経過時間、換言すると不審者が玄関11内で閉じ込められてからの経過時間が所定時間を超えた場合に、カメラ31により顔の撮影を行えば玄関扉18を解錠する旨の報知を玄関11内の不審者に対して行うようにした。そして、その報知に応じて、不審者によりカメラ31による顔の撮影が行われた場合に、玄関側施錠装置27を解錠するようにした。これにより、不審者が長時間玄関11内に閉じ込められてしまう事態を回避することができるとともに、顔の撮影を解錠の条件としているため、不審者の顔画像を警察等の外部機関に提供することで不審者逮捕につなげることも可能となる。
また、不審者の顔を撮影するカメラとして、顔認証用のカメラ31を用いたため、カメラの個数増大に伴うコスト増大等の不都合を招くことなく、上記の効果を得ることができる。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
・上記実施形態では、各顔認証装置30,40にそれぞれカメラ31,41を設けたが、例えばこれらカメラ31,41のうち、玄関側顔認証装置30のカメラ31を不具備としてもよい。その場合、玄関側顔認証装置30のコントローラ32により行われる玄関側施解錠処理(図4)については、内側顔認証装置40のカメラ41により撮影される顔画像に基づき行うようにすることが考えられる。具体的には、例えば、玄関側顔認証装置30のコントローラ32にカメラ41を接続するとともに、玄関側施解錠処理を開始させるための操作部を接続する。そして、操作部を操作してからカメラ41により人の顔が撮影されると、その撮影された顔画像がカメラ41よりコントローラ32に入力されるようにし、そして、その顔画像が入力されたことに基づき、コントローラ32にて玄関側施解錠処理(図4)が行われるようにする。この場合にも、玄関11内にいる関係者はカメラ41で自らの顔を撮影すれば玄関扉18が解錠されるため、玄関11内に閉じ込められる事態を回避することができる。
・上記実施形態では、報知処理(図3のステップS19)に応じて、不審者が顔を撮影する際のカメラとして顔認証用のカメラ31を用いたが、不審者撮影用のカメラを顔認証用のカメラ31とは別で設けてもよい。
・上記実施形態では、顔認証装置30(コントローラ32)の記憶部33に居住者に関係する関係者の顔画像を登録顔画像(関係者登録顔画像)として記憶したが、これに代えて又は加えて、宅配業者や郵便業者等の顔画像を登録顔画像(業者登録顔画像)として記憶してもよい。この場合、認証部34にて、カメラ31により撮影された人の顔画像が記憶部33に記憶された業者登録顔画像と一致するか否かを判定するようにする。つまり、カメラ31により撮影された玄関11内の人が宅配業者や郵送業者等であるか否かを認証するようにする。そして、認証の結果、宅配業者や郵送業者等であると認証された場合に、玄関側施錠装置27を解錠するようにする。この場合、建物10に宅配にきた宅配業者等が玄関11内に閉じ込められてしまう事態を防止することが可能となる。
・友人や知人等の関係者が建物10に訪れた場合、関係者はまず玄関11においてインターホン(子機46)を押すこと考えられる。そこで、子機46が操作された場合に、玄関11にいる者に対して、玄関11から退出する際にはカメラ31で顔の撮影を行い玄関扉18を解錠するよう指示する報知を行ってもよい。例えば、この報知は、玄関11内の報知装置47により音声(アナウンス)で行うことが考えられる。かかる報知を行えば、関係者を玄関11から屋外に確実に退出させることができるため、関係者が玄関11に閉じ込められる事態を確実に回避することができる。
・上記実施形態では、玄関側施錠装置27をオートロック式としたが、オートロック式でないようにしてもよい。その場合、居住者の関係者が玄関扉18を開いて玄関11に入った際に、その玄関扉18を解錠させたままにすることができるため、関係者は玄関側顔認証装置30による認証をしなくても玄関扉18を開いて屋外に出ることが可能となる。したがって、この場合、玄関側顔認証装置30を不要とすることができる。
しかしながら、玄関側施錠装置27をオートロック式でない構成とすると、不審者が玄関11に入った場合に、不審者を玄関11に閉じ込めることができなくなってしまう。そのため、玄関側施錠装置27をオートロック式でない構成とする場合には、次のような構成とするのが望ましい。すなわち、内側顔認証装置40のコントローラ42に内側施錠装置37に加えて玄関側施錠装置27を接続する。そして、コントローラ42の認証部44による認証処理において、カメラ41より取得した顔画像が居住者登録顔画像と一致しない場合に、つまりカメラ41により撮影された人が居住者(登録者に相当)であるとの認証がされなかった場合に、コントローラ42により内側施錠装置37を施錠するとともに、玄関側施錠装置27を施錠するように制御する。この場合にも、玄関11に不審者が入った場合にはその不審者を玄関11に閉じ込めておくことができるため、居住者の安全性を確保しながら不審者の身柄を確保することができる。
・上記実施形態では、内扉23を、玄関11(第1スペースに相当)と廊下12(第2スペースに相当)とを連通する出入口22(連通部に相当)に設けたが、内扉23は必ずしもかかる出入口22に設ける必要はない。すなわち、内扉23は、玄関口17に連続する第1スペースと、その第1スペースにより玄関口17から隔てられた第2スペースとを連通する連通部に設けられれば、その設置位置は任意であってよい。
10…建物、11…第1スペースとしての玄関、12…第2スペースとしての廊下、17…出入口としての玄関口、18…出入口ドアとしての玄関扉、22…連通部としての出入口、23…内側ドアとしての内扉、27…出入口側施錠手段としての玄関側施錠装置、28…解錠操作部としての解錠ボタン、31…第2撮影手段及び第3撮影手段としてのカメラ、37…内側施錠手段としての内側施錠装置、41…第1撮影手段としてのカメラ、37…内側施錠手段としての内側施錠装置。

Claims (7)

  1. 屋内外の出入りを可能とする出入口を開閉する出入口ドアと、
    前記出入口の屋内側に連続する第1スペースとその第1スペースにより前記出入口から離間された第2スペースとを連通する連通部に設けられ、その連通部を開閉する内側ドアと、
    前記第1スペースに設けられ、人の顔を撮影する撮影手段と、
    その撮影手段により撮影された人の顔画像に基づいて、その人が予め登録された登録者であるか否かの認証を行う顔認証手段と、
    その顔認証手段による認証結果に基づいて、前記内側ドアの施解錠を行う内側施錠手段と、
    を備えることを特徴とする顔認証式の施解錠システムを備えた建物。
  2. 前記顔認証手段により前記登録者であるとの認証がされなかった場合に前記内側施錠手段を施錠する内側施錠制御手段と、
    前記出入口ドアを施解錠するとともに、前記出入口ドアが閉められると当該出入口ドアを自動で施錠する機能を有する出入口側施錠手段と、
    前記出入口側施錠手段を解錠操作可能な解錠操作部とを備え、
    前記解錠操作部は、前記出入口ドアに対して屋外側に設けられている一方、前記第1スペースには設けられていないことを特徴とする請求項1に記載の顔認証式の施解錠システムを備えた建物。
  3. 前記出入口ドアを施解錠する出入口側施錠手段と、
    前記顔認証手段により前記登録者であるとの認証がされなかった場合に前記内側施錠手段を施錠する内側施錠制御手段と、
    同じく前記顔認証手段により前記登録者であるとの認証がされなかった場合に前記出入口側施錠手段を施錠する出入口施錠制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の顔認証式の施解錠システムを備えた建物。
  4. 前記内側施錠制御手段により前記内側施錠手段が施錠された場合に、建物外部への通報を行う通報手段を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の顔認証式の施解錠システムを備えた建物。
  5. 前記撮影手段は第1撮影手段であり、
    前記顔認証手段は第1顔認証手段であり、
    前記建物に居住する居住者が前記登録者として予め登録されており、
    前記第1スペースにおいて前記出入口ドアの付近に設けられた第2撮影手段又は前記第1撮影手段により撮影された人の顔画像に基づいて、その人が前記居住者と関係する者として予め登録された関係登録者であるか否かを認証する第2顔認証手段と、
    前記第2顔認証手段により前記関係登録者であるとの認証がされた場合に前記出入口側施錠手段を解錠する出入口解錠制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の顔認証式の施解錠システムを備えた建物。
  6. 前記第1スペースにおいて、前記内側ドアの付近には前記第1撮影手段が設けられ、前記出入口ドアの付近には前記第2撮影手段が設けられ、
    前記第2顔認証手段は、前記第2撮影手段により撮影された人の顔画像に基づいて、その人が前記関係登録者であるか否かを認証することを特徴とする請求項5に記載の顔認証式の施解錠システムを備えた建物。
  7. 前記内側施錠制御手段により前記内側施錠手段が施錠されてからの経過時間が所定時間を超えた場合に、前記第1スペースにいる者に対して、当該第1スペースに設けられた第3撮影手段により顔の撮影を行えば前記出入口ドアが解錠される旨の報知を行う報知制御手段と、
    前記報知制御手段による前記報知に応じて前記第3撮影手段による顔の撮影が行われた場合に、前記出入口側施錠手段を解錠する報知後解錠制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の顔認証式の施解錠システムを備えた建物。
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