JP2002267728A - 方位探知方法および方位探知装置 - Google Patents
方位探知方法および方位探知装置Info
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Abstract
ムを用いた二次元測角を行う場合には、アレーマニフォ
ールドをアジマスθ、エレベーションψを共に求めてお
くため記憶容量が増大し、また、ピークサーチを行うた
めにこの2変数を変化させる必要があり演算量も増大
し、リアルタイム処理の点で問題となっていた。 【解決手段】 エレベーションψが大きくなるに従っ
て、アジマス間隔とエレベーション間隔とを不等間隔に
設定することによりアレーマニフォールドを取得する角
度間隔を得るようにした。
Description
合に、MUSICアルゴリズムを用いて入射波のアジマ
スとエレベーションを同時に測角する二次元測角を行う
方位探知方法および方位探知装置に関するものである。
の入射角度を考慮する場合に、これらの分解能が高精度
であるスーパーレゾリューション法を用いることが知ら
れている。ここで、そのスーパーレゾリューション法の
一手法であるMUSIC(MUltiple SIgn
al Classification、以下MUSIC
と呼ぶ)を用いた二次元測角の処理について説明する。
“Multiple Emitter Locati
on and Signal Parameter E
stimation”,R.O.Schmidt,IE
EE Trans.Antennas Propaga
t,AP−34,34,3,pp.276−280に記
載されている。ただし、ここでの説明を簡単にするた
め、アジマスのみ測角を行う一次元測角の場合ついて説
明する。図7は従来のMUSICアルゴリズムを用いて
一次元測角方法を行う方位探知装置を示すブロック図
で、この図により入射波の入射角度の推定方法について
説明する。図において、11,…,1m,…,1Mは地
上に設置した円形アレーにおいて等間隔にM個配置され
た素子アンテナである。21,…,2k,…,2Kは入
射波、31,…,3m,…,3MはA/D変換器、4は
共分散行列演算部、5は固有値固有ベクトル演算部、6
は入射角度推定部である。
が素子アンテナ11,…,1m,…,1Mの配置された
方向に対し入射する。第k番目の波2kがアジマスθk
の角度で入射すると仮定する。ここで、入射波の波数K
は素子アンテナの数Mよりも小さいものとし、各入射波
21,…,2k,…,2Kは互いに無相関であるとす
る。またアジマスθはアンテナ配置面上の角度とする。
各素子アンテナから出力される受信信号x(t)は、次
式で与えられる。
ルと呼ぶ。gm(θk)はm番目の素子アンテナ1mの
複素指向性パターンを表し、pmはm番目の素子アンテ
ナ1 mの位相基準点からの位置ベクトルを表し、q(θ
k)は第k番目の入射波2kの入射方向単位ベクトルを
表す。skは各入射波の振幅と周波数を表した複数信号
であり、n(t)はノイズベクトルである。Tは転置を
表す。入射波とノイズは無相関であると仮定する。式
(1)を受信信号ベクトルx(t)、ステアリングベク
トルを並べたM×K行列A、入射信号ベクトルs
(t)、ノイズベクトルn(t)を用いると、次式で表
される。
信号ベクトルxについてのM×M次元の共分散行列Rを
求める。
転置、R0は入射信号ベクトルs(t)の共分散行列を
表す。σ2はノイズの電力、Iは単位行列である。共分
散行列Rの固有値はM個存在し、これをλmと表記す
る。これと対応する共分散行列RのM個の固有ベクトル
をemとすると、
を示す。いま、入射波はK波としているので、M個存在
する固有値λmのうちノイズの電力と等しくないものは
K個と考えられる。Rの固有値λmのうちλm>σ2と
なる個数から推定入射波数が求まる。
波入射角度θkの推定を行うとき、λm=σ2となる
(M−K)の固有ベクトルemを要素とするM×(M−
K)行列ENを用いた次式の評価関数を用いる。
電波入射角度θk(k=1,2,…,K)に一致した場
合のみ分母が0になり、実際には高いピークになる。し
たがってPMU(θ)のピークを探すことで入射角度の
推定が可能になる。
手順を、以下のステップにまとめる。Step1 入射
信号ベクトルxの共分散行列Rを求める。 Step2 Rの固有構造を計算する。 Step3 入射波数Kを決定する。 Step4 PMU(θ)方位スペクトラムを求める。 Step5 PMU(θ)のピークサーチを行いK個の
ピーク値を抽出し、電波入射角度θkを推定する。
考える。角度を探知する角度範囲をθの定義域としたと
き、全てのステアリングベクトルの集合をアレーマニフ
ォールドという。これらのアレーマニフォールドを予め
求めておき、Step5のピークサーチに用いる。
を例にMUSICアルゴリズムの処理を説明してきた。
この測角法を入射波のアジマスθ、エレベーションψを
同時に測角する二次元測角に用いるときは、以下の手法
による。式(7)の評価関数について、アジマスθ、エ
レベーションψの2変数を用いて以下のように表すこと
ができる。
電波入射角度(θk,ψk)(k=1,2,…,K)に
一致した場合のみ分母が0になり、高いピークを示す。
したがってPMU(θ,ψ)のピークを探すことで入射
角度の推定が可能になる。
比較空間の概念図で、この図に基づいてアジマス、エレ
ベーションの二次元方位スペクトラムのピークサーチに
ついて説明する。基準となる角度ポイント(以下参照点
と呼ぶ)の方位スペクトラム値が、評価の対象となる周
囲の比較空間内51で最大である場合に,ピーク値とみ
なすようにする。この方位スペクトラムのピーク値を与
えるアジマスθ、エレベーションψの値を推定入射角度
として出力する。
ォールドをアジマスθ、エレベーションψを共に求めて
おく必要がある。例えば、アジマスθ、エレベーション
ψを同時に測角する場合、一次元測角よりもアレーマニ
フォールドの記憶量が増大する。例えば、一次元測角に
おいてアジマスθを0度から180度まで0.5度刻み
にアレーマニフォールドを求めると361点であるが、
二次元測角でアジマスθは同じく0度から180度まで
0.5度刻み、エレベーションψは0度から90度まで
1度刻みでアレーマニフォールドを求めると361×9
1=32851点となり、記憶量が増大する。アレーマ
ニフォールドを求める角度間隔が狭くなるとさらに記憶
量が大きくなる。また、この例で、二次元測角でアジマ
スθは同じく0度から180度まで0.25度刻み、エ
レベーションψは0度から90度まで0.5度刻みでア
レーマニフォールドを求めると721×181=105
01点となる。これらの点数についてピークサーチを行
うと処理に時間を要することになる。
以上のように構成されているので、MUSICアルゴリ
ズムを用いた二次元測角を行う場合には、アレーマニフ
ォールドをアジマスθ、エレベーションψを共に求めて
おくため、記憶容量が増大する問題があった。また、ピ
ークサーチを行うため、この2変数を変化させる必要が
あり演算量も増大し、リアルタイム処理の点で問題とな
っていた。また、ピークサーチに用いるアレーマニフォ
ールドの角度間隔を一定としていたため、高エレベーシ
ョン時にはアジマスの誤差が大きくなるにもかかわら
ず、誤差以下の角度間隔でアレーマニフォールドを求め
ピークサーチを行うことになり、測角精度と記憶容量の
点から課題があった。
ためになされたもので、MUSICアルゴリズムを用い
て入射波のアジマスとエレベーションを同時に測角する
二次元測角を行う場合、アレーマニフォールドの記憶容
量を低減し、これによりピークサーチに要する処理時間
を短縮することが可能な方位探知方法および方位探知装
置を得ることを目的とする。
てアレーマニフォールドを求める角度間隔を変化させる
ことにより、記憶容量の削減、方位スペクトラムのピー
クサーチ演算の負荷低減を図り、リアルタイム処理可能
な方位探知方法および方位探知装置を得ることを目的と
する。
知方法は、MUSICアルゴリズムを用いて地上に設置
したアレーアンテナの入射波のアジマスとエレベーショ
ンを同時に測角する二次元測角を行う方位探知方法にお
いて、前記エレベーションが大きくなるにしたがって、
アジマス間隔とエレベーション間隔とを不等間隔に設定
することによりアレーマニフォールドを取得する角度間
隔を得るものである。
ションが大きくなるに従って、アジマス間隔を広く設定
することによりアレーマニフォールドを取得する角度間
隔を得るものである。
ションが大きくなるに従って、エレベーション間隔を狭
く設定することによりアレーマニフォールドを取得する
角度間隔を得るものである。
Cアルゴリズムを用いて地上に設置したアレーアンテナ
を用いてアジマスとエレベーションを同時に測角する二
次元測角を行う方位探知方法において、前記エレベーシ
ョンが大きくなるに従って、アジマス間隔を広く設定す
ると共に、エレベーション間隔を狭く設定することによ
りアレーマニフォールドを取得する角度間隔を得るもの
である。
クトラムの評価を行う角度空間をエレベーション方向に
アジマスとエレベーションの幅が異なる設定の複数の角
度ブロックに分割し、各角度ブロック内における角度間
隔はアジマス間隔およびエレベーション間隔をそれぞれ
一定とし、前記角度ブロック毎に方位スペクトラムのピ
ークを求めるものである。
ーチを行うときには、参照点の方位スペクトラム値とそ
の周囲の方位スペクトラム値とを比較して前記参照点が
最大値をとる場合にピーク値とみなし、前記参照点が角
度ブロックの境界付近にあるときは、隣接する角度ブロ
ックとの間でオーバーラップ領域を設け、このオーバー
ラップ領域を含め評価するものである。
ラップ領域の角度間隔には参照点が含まれている角度ブ
ロックの角度間隔を用い、前記オーバーラップ領域の方
位スペクトルの値にはそれぞれの角度ポイントに最も近
い隣接角度ブロック内の方位スペクトルの値を参照し代
入するものである。
ラップ領域の角度間隔には参照点が含まれている角度ブ
ロックの角度間隔を用い、前記オーバーラップ領域の方
位スペクトルの値にはそれぞれの角度ポイントに相当す
る部分における隣接角度ブロック内の方位スペクトルの
値を加算平均し代入するものである。
Cアルゴリズムを用いて地上に設置したアレーアンテナ
の入射波のアジマスとエレベーションを同時に測角する
二次元測角を行う方位探知装置において、前記エレベー
ションが大きくなるに従って、アジマス間隔とエレベー
ション間隔とを不等間隔に設定することによりアレーマ
ニフォールドを取得する角度間隔を得る入射角度推定手
段を備えたものである。
推定手段が、エレベーションが大きくなるに従って、ア
ジマス間隔を広く設定することによりアレーマニフォー
ルドを取得する角度間隔を得るものである。
推定手段が、エレベーションが大きくなるに従って、エ
レベーション間隔を狭く設定することによりアレーマニ
フォールドを取得する角度間隔を得るものである。
Cアルゴリズムを用いて地上に設置したアレーアンテナ
を用いてアジマスとエレベーションを同時に測角する二
次元測角を行う方位探知装置において、前記エレベーシ
ョンが大きくなるに従って、アジマス間隔を広く設定す
ると共に、エレベーション間隔を狭く設定することによ
りアレーマニフォールドを取得する角度間隔を得るもの
である。
推定手段が、方位スペクトラムの評価を行う角度空間を
エレベーション方向にアジマスとエレベーションの幅が
異なる設定の複数の角度ブロックに分割し、各角度ブロ
ック内における角度間隔はアジマス間隔およびエレベー
ション間隔をそれぞれ一定とし、前記角度ブロック毎に
方位スペクトラムのピークを求めるものである。
推定手段が、ピークサーチを行うときには、参照点の方
位スペクトラム値とその周囲の方位スペクトラム値とを
比較して前記参照点が最大値をとる場合にピーク値とみ
なし、前記参照点が角度ブロックの境界付近にあるとき
は、隣接する角度ブロックとの間でオーバーラップ領域
を設け、このオーバーラップ領域を含め評価するもので
ある。
推定手段が、オーバーラップ領域の角度間隔には参照点
が含まれている角度ブロックの角度間隔を用い、前記オ
ーバーラップ領域の方位スペクトルの値にはそれぞれの
角度ポイントに最も近い隣接角度ブロック内の方位スペ
クトルの値を参照し代入するものである。
推定手段が、オーバーラップ領域の角度間隔には参照点
が含まれている角度ブロックの角度間隔を用い、前記オ
ーバーラップ領域の方位スペクトルの値にはそれぞれの
角度ポイントに相当する部分における隣接角度ブロック
内の方位スペクトルの値を加算平均し代入するものであ
る。
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る方
位探知方法のアレーマニフォールドを取得する角度間隔
の設定を示す概念図である。図において、x軸方向にア
ジマスθ、y軸方向にエレベーションψをとり、MUS
ICアルゴリズムを用いて二次元測角を行う場合のアレ
ーマニフォールドを取得する角度ポイントを表す。角度
ポイントは、エレベーションψが大きくなる方向にエレ
ベーション間隔が異なる階層に区分けされ、各階層間で
はアジマス間隔を異ならしめ、かつ同一階層内ではアジ
マス間隔を一定にした桝目(方形)S1,S2,…,S
5を形成する。図1の場合、エレベーション間隔はエレ
ベーションψが高くなるに従って狭くなり、アジマス間
隔は広くなるように形成されている。これら升目(方
形)S1,S 2,…,S5の一つで、一つのアレーマニ
フォールドを取得する。
の角度によって方位スペクトラムを求める角度間隔を変
化させる。二次元測角を行うと、エレベーションψが大
きくなるとアジマスθの角度推定誤差が増大し、またエ
レベーションψが小さいときにはエレベーションψの角
度推定誤差が増大する。
説明するアンテナ配置の説明図であり、説明の簡略化の
ため2素子の場合について説明する。71,72は素子
アンテナで、y軸上に間隔dで配列されたものである。
θはアジマス,ψはエレベーションである。入射方向単
位ベクトルiは次式で表される。
る。
テナの位相差φは次式のように与えられる。
εθおよびエレベーション推定誤差ε ψを用いて次式で
表すことができる。
大きさは位相誤差εφの大きさとは次のような関係にあ
ることがわかる。
くなるとアジマス推定誤差εθが増大する傾向にあるこ
とがわかる。同様に,式(12)より、エレベーション
推定誤差εψの大きさは位相誤差εφの大きさと次のよ
うな関係にあることがわかる。
くなるとエレベーション推定誤差ε ψが増大する傾向に
あることがわかる。ここでは2素子についての説明を行
ったが素子数を増しても同様の結果となる。
ムを算出する角度間隔はエレベーションψが大きくなる
に従って、エレベーション間隔を狭く、アジマス間隔を
広く設定する。この手法によると、角度推定誤差よりも
小さい角度間隔でアレーマニフォールドを取得すること
を回避でき、アレーマニフォールドの記憶容量を削減す
ることが可能となる。
次元測角と同様に、参照点(θ,ψ)の周囲の評価空間
領域内で行い、方位スペクトラム値が最大である場合に
ピークとみなす。この手法ではアレーマニフォールドの
数が削減されているため、ピークサーチを行うときの処
理時間も短縮可能である。
ついて説明してきたが、地上に対して垂直に設置された
場合にもアレーアンテナ面をアジマス、それと垂直な方
向をエレベーションとしてこれら二方向を同時に測角す
る二次元測角を行うことは可能である。また、アジマス
のみを角度変化させることやエレベーションのみを角度
変化させることでも、アレーマニフォールドの数の削減
は可能である。なお、上述した実施の形態1の方位推定
処理機能は、図7における入射角度推定部(入射角度推
定手段)6に持たせることにより行うことができ、その
場合、ソフトウェアを用いて処理される。
スペクトラムを算出する角度間隔はエレベーションψが
大きくなるに従って、エレベーション間隔を狭く、アジ
マス間隔を広く設定しているので、角度推定誤差よりも
小さい角度間隔でアレーマニフォールドを取得すること
を回避でき、アレーマニフォールドの記憶容量を削減す
る効果が得られる。また、ピークサーチは、参照点
(θ,ψ)の周囲の評価空間領域内で行い、方位スペク
トラム値が最大である場合にピークとみなすので、上記
のようにアレーマニフォールドの数が削減されているた
め、ピークサーチを行うときの処理時間も短縮する効果
が得られる。
態2に係る方位探知方法のアレーマニフォールドを取得
する角度ブロックの設定法を示す概念図である。実施の
形態1では角度間隔を連続的に変化させていたが、ここ
では方位スペクトラムの評価を行う角度空間を、エレベ
ーションψ方向に複数の角度ブロックB1,B2,B3
に分割する。この角度ブロックB1,B2,B3のそれ
ぞれは、アジマスとエレベーションの幅(縦と横の幅)
が異なっている。1つの角度ブロック(例えばB1)内
で形成される升目(SB1)の1つにおいて、アジマス
間隔とエレベーション間隔が実施の形態1のように異な
る。この同一升目(SB1)が複数個形成されて角度ブ
ロック(B1)を形成する。また、角度ブロックB1,
B2,B3を形成するそれぞれの升目SB1,SB2,
SB3はエレベーションψが大きくなるに従って実施の
形態1の升目S1,S2,…,S5のように異なってい
る。それぞれの角度ブロック毎に方位スペクトラムのピ
ークを求める。
ョンψが0度から30度まで3度刻み、アジマスθは0
度から180度まで0.5度刻みでアレーマニフォール
ドを求める構成とする。角度ブロックB2は、エレベー
ションψが30度から60度まで1度刻み、アジマスθ
は0度から180度まで1度刻みでアレーマニフォール
ドを求める構成とする。また、角度ブロックB3は、エ
レベーションψが60度から90度まで0.5度刻み、
アジマスθは0度から180度まで3度刻みでアレーマ
ニフォールドを求める構成とする。この3個の角度ブロ
ックB1,B2,B3内で方位スペクトラムのピークを
求めるようにする。
手法の二次元測角と同様に、参照点(θ,ψ)の方位ス
ペクトラム値が周囲の評価空間領域内で最大である場合
にピークとみなし、この操作を各角度ブロックについて
行う。したがって、アレーマニフォールドの数が削減さ
れているので、ピークサーチに要する処理時間の短縮も
可能である。なお、上述した実施の形態2の方位推定処
理機能は、図7における入射角度推定部(入射角度推定
手段)6に持たせることにより行うことができ、その場
合、ソフトウェアを用いて処理される。
角度空間を、エレベーションψによって複数の角度ブロ
ックB1,B2,B3に分割し、各角度ブロック内では
エレベーション間隔とアジマス間隔のそれぞれの角度間
隔を等間隔に与えて升目を形成しアレーマニフォールド
を求め、かつそれぞれの角度ブロック毎に方位スペクト
ラムのピークを求めるようにしているので、アレーマニ
フォールドの記憶容量を削減する効果が得られ、またア
レーマニフォールドの数が削減されているためピークサ
ーチを行うときの処理時間も短縮する効果が得られる。
態3に係る方位探知方法のアレーマニフォールドを取得
する角度ブロックとブロック境界におけるピークサーチ
の空間の概念図である。角度ブロックB1,B2の境界
付近に入射角が存在する場合、エレベーションψの角度
ブロックB1が切り替わった後にも、まだ方位スペクト
ラムが増えていくにもかかわらず、元の範囲内で最大で
あるとみなすために、ピークサーチに失敗する可能性が
ある。
チを行うときに、分割した角度ブロックB1よりも広い
範囲の方位スペクトラムの値が必要となる。ピークサー
チは、参照点(θ,ψ)の方位スペクトラム値とその周
囲の角度における方位スペクトラム値とを比較し、そこ
で最大値を取る場合にピーク値とみなす。参照点(θ,
ψ)が境界付近では、隣接する角度ブロックB2との間
でオーバーラップをもたせ、そのオーバーラップ領域B
12も含めピークサーチを行う。
ψが角度ブロックB1の最大値に近いところでのピーク
サーチ範囲を示すが、エレベーションψが大きい隣接角
度ブロックB2では、参照点(θ,ψ)が含まれている
角度ブロックB1よりも、アジマス間隔は広く、エレベ
ーション間隔は狭い。そこで、オーバーラップ領域B
12の角度間隔は、参照点(θ,ψ)が含まれている角
度ブロックB1の角度間隔を用い、方位スペクトラムの
値は、それぞれの角度ポイントに最も近い隣接角度ブロ
ックB2の方位スペクトラムの値を参照して代入する。
この後、方位スペクトラムのピークサーチは、実施の形
態2と同様に角度ブロック毎に行うため、ピークサーチ
に要する処理時間も短縮可能である。なお、上述した実
施の形態3の方位推定処理機能は、図7における入射角
度推定部(入射角度推定手段)6に持たせることにより
行うことができ、その場合、ソフトウェアを用いて処理
される。
様に方位スペクトラムの評価角度空間を、エレベーショ
ンψによって複数の角度ブロックB1,B2のように分
割し、各角度ブロック内では角度間隔を等間隔に与えて
アレーマニフォールドを求めているので、アレーマニフ
ォールドの記憶容量を削減する効果が得られる。また、
角度ブロックB1,B2の境界付近に入射角が存在する
場合に、オーバーラップ領域B12の角度間隔として参
照点(θ,ψ)が含まれている角度ブロックB 1の角度
間隔を用い、方位スペクトラムの値は、それぞれの角度
ポイントに最も近い隣接角度ブロックB2の方位スペク
トラムの値を参照して代入するようにしたので、ピーク
サーチの失敗を防止し、さらに、その方位スペクトラム
のピークサーチに要する処理時間も短縮できる効果が得
られる。
態4に係る方位探知方法のアレーマニフォールドを取得
する角度ブロックとブロック境界におけるピークサーチ
の空間の概念図である。ここでは角度ブロックB1,B
2の境界付近に電波が入射しているとする。実施の形態
3で述べたように、ピークサーチの失敗を回避するため
に、分割した角度ブロックB1よりも広い範囲の方位ス
ペクトラムの値を予め準備しておく。ピークサーチは、
参照点(θ,ψ)の方位スペクトラム値とその周囲の角
度における方位スペクトラム値とを比較し、そこで最大
値を取る場合にピーク値とみなす。参照点(θ,ψ)が
境界付近では、隣接する角度ブロックB2との間でオー
バーラップをもたせ、そのオーバーラップ領域B12も
含めピークサーチを行う。
ンが角度ブロックB1の最大値に近いところでのピーク
サーチ範囲を示すが、エレベーションが大きい隣接角度
ブロックB2では、参照点(θ,ψ)が含まれている角
度ブロックB1よりも、アジマス間隔は広く、エレベー
ション間隔は狭い。そこで、オーバーラップ領域B1 2
の角度間隔は、参照点(θ,ψ)が含まれている角度ブ
ロックB1の角度間隔を用い、方位スペクトラムの値
は、それぞれの角度ポイントに相当する部分の隣接角度
ブロックB2における方位スペクトラムの値を加算平均
して代入する。この後は実施の形態3と同様に、方位ス
ペクトラムのピークサーチを角度ブロック毎に行うた
め、ピークサーチに要する処理時間も短縮可能である。
なお、上述した実施の形態4の方位推定処理機能は、図
7における入射角度推定部(入射角度推定手段)6に持
たせることにより行うことができ、その場合、ソフトウ
ェアを用いて処理される。
様に方位スペクトラムの評価角度空間を、エレベーショ
ンψによって複数の角度ブロックB1,B2のように分
割し、各角度ブロック内では角度間隔を等間隔に与えて
アレーマニフォールドを求めているので、アレーマニフ
ォールドの記憶容量を削減する効果が得られる。また、
角度ブロックB1,B2の境界付近に入射角が存在する
場合に、オーバーラップ領域B12の角度間隔として参
照点(θ,ψ)が含まれている角度ブロックB 1の角度
間隔を用い、方位スペクトラムの値は、それぞれの角度
ポイントに相当する部分の隣接角度ブロックB2におけ
る方位スペクトラムの値を加算平均して代入するように
したので、ピークサーチの失敗を防止し、さらに、その
方位スペクトラムのピークサーチに要する処理時間も短
縮できる効果が得られる。
SICアルゴリズムを用いて地上に設置したアレーアン
テナの入射波のアジマスとエレベーションを同時に測角
する二次元測角を行う方位探知方法において、エレベー
ションが大きくなるに従って、アジマス間隔とエレベー
ション間隔とを不等間隔に設定することによりアレーマ
ニフォールドを取得する角度間隔を得るように構成した
ので、MUSICアルゴリズムによる入射波の入射角度
の高分解能推定に必要となるアレーマニフォールドの記
憶容量は削減され、アレーマニフォールドが削減された
ことによりピークサーチの処理時間が短縮されリアルタ
イム処理を実現する効果がある。
くなるに従って、アジマス間隔を広く設定することによ
りアレーマニフォールドを取得する角度間隔を得るよう
に構成したので、MUSICアルゴリズムによる入射波
の入射角度の高分解能推定に必要となるアレーマニフォ
ールドの記憶容量は削減され、アレーマニフォールドが
削減されたことによりピークサーチの処理時間が短縮さ
れリアルタイム処理を実現する効果がある。
くなるに従って、エレベーション間隔を狭く設定するこ
とによりアレーマニフォールドを取得する角度間隔を得
るように構成したので、MUSICアルゴリズムによる
入射波の入射角度の高分解能推定に必要となるアレーマ
ニフォールドの記憶容量は削減され、アレーマニフォー
ルドが削減されたことによりピークサーチの処理時間が
短縮されリアルタイム処理を実現する効果がある。
くなるに従って、アジマス間隔を広く設定すると共に、
エレベーション間隔を狭く設定することによりアレーマ
ニフォールドを取得する角度間隔を得るように構成した
ので、角度推定誤差よりも小さい角度間隔でアレーマニ
フォールドを取得することを回避でき、アレーマニフォ
ールドの記憶容量は削減され、ピークサーチは参照点の
周囲の評価空間領域内で行い、方位スペクトラム値が最
大である場合にピークとみなすので、ピークサーチを行
うときの処理時間も短縮する効果がある。
価を行う角度空間をエレベーション方向にアジマスとエ
レベーションの幅が異なる設定の複数の角度ブロックに
分割し、各角度ブロック内における角度間隔はアジマス
間隔およびエレベーション間隔をそれぞれ一定とし、角
度ブロック毎に方位スペクトラムのピークを求めるよう
に構成したので、MUSICアルゴリズムによる入射波
の入射角度の高分解能推定に必要となるアレーマニフォ
ールドの記憶容量は削減され、アレーマニフォールドが
削減されたことによりピークサーチを行うときの処理時
間も短縮されリアルタイム処理を実現する効果がある。
きには、参照点の方位スペクトラム値とその周囲の方位
スペクトラム値とを比較して参照点が最大値をとる場合
にピーク値とみなし、参照点が角度ブロックの境界付近
にあるときは、隣接する角度ブロックとの間でオーバー
ラップ領域を設け、このオーバーラップ領域を含め評価
するように構成したので、アレーマニフォールドの記憶
容量は削減され、また参照点が角度ブロックの境界付近
にあるときのピークサーチの失敗はオーバーラップ領域
を含めて評価することで防止でき、その方位スペクトラ
ムのピークサーチに要する処理時間も短縮する効果があ
る。
角度間隔には参照点が含まれている角度ブロックの角度
間隔を用い、オーバーラップ領域の方位スペクトルの値
にはそれぞれの角度ポイントに最も近い隣接角度ブロッ
ク内の方位スペクトルの値を参照し代入するように構成
したので、アレーマニフォールドの記憶容量は削減さ
れ、また参照点が角度ブロックの境界付近にあるときの
ピークサーチの失敗はそれぞれの角度ポイントに最も近
い隣接角度ブロックの方位スペクトラムの値を参照して
代入することで防止でき、かつその方位スペクトラムの
ピークサーチに要する処理時間も短縮する効果がある。
角度間隔には参照点が含まれている角度ブロックの角度
間隔を用い、オーバーラップ領域の方位スペクトルの値
にはそれぞれの角度ポイントに相当する部分における隣
接角度ブロック内の方位スペクトルの値を加算平均し代
入するように構成したので、アレーマニフォールドの記
憶容量は削減され、また参照点が角度ブロックの境界付
近にあるときのピークサーチの失敗はそれぞれの角度ポ
イントに相当する部分の隣接角度ブロックにおける方位
スペクトラムの値を加算平均して代入することで防止で
き、かつその方位スペクトラムのピークサーチに要する
処理時間も短縮する効果がある。
ムを用いて地上に設置したアレーアンテナの入射波のア
ジマスとエレベーションを同時に測角する二次元測角を
行う方位探知装置において、前記エレベーションが大き
くなるに従って、アジマス間隔とエレベーション間隔と
を不等間隔に設定することによりアレーマニフォールド
を取得する角度間隔を得る入射角度推定手段を備えるよ
うに構成したので、MUSICアルゴリズムによる入射
波の入射角度の高分解能推定に必要となるアレーマニフ
ォールドの記憶容量は削減され、アレーマニフォールド
が削減されたことによりピークサーチの処理時間が短縮
されリアルタイム処理を実現する効果がある。
エレベーションが大きくなるに従って、アジマス間隔を
広く設定することによりアレーマニフォールドを取得す
る角度間隔を得るように構成したので、MUSICアル
ゴリズムによる入射波の入射角度の高分解能推定に必要
となるアレーマニフォールドの記憶容量は削減され、ア
レーマニフォールドが削減されたことによりピークサー
チの処理時間が短縮されリアルタイム処理を実現する効
果がある。
エレベーションが大きくなるに従って、エレベーション
間隔を狭く設定することによりアレーマニフォールドを
取得する角度間隔を得るように構成したので、MUSI
Cアルゴリズムによる入射波の入射角度の高分解能推定
に必要となるアレーマニフォールドの記憶容量は削減さ
れ、アレーマニフォールドが削減されたことによりピー
クサーチの処理時間が短縮されリアルタイム処理を実現
する効果がある。
ムを用いて地上に設置したアレーアンテナを用いてアジ
マスとエレベーションを同時に測角する二次元測角を行
う方位探知装置において、前記エレベーションが大きく
なるに従って、アジマス間隔を広く設定すると共に、エ
レベーション間隔を狭く設定することによりアレーマニ
フォールドを取得する角度間隔を得る入射角度推定手段
を備えるように構成したので、角度推定誤差よりも小さ
い角度間隔でアレーマニフォールドを取得することを回
避でき、アレーマニフォールドの記憶容量は削減され、
ピークサーチは参照点の周囲の評価空間領域内で行い、
方位スペクトラム値が最大である場合にピークとみなす
ので、ピークサーチを行うときの処理時間も短縮する効
果がある。
方位スペクトラムの評価を行う角度空間をエレベーショ
ン方向にアジマスとエレベーションの幅が異なる設定の
複数の角度ブロックに分割し、各角度ブロック内におけ
る角度間隔はアジマス間隔およびエレベーション間隔を
それぞれ一定とし、前記角度ブロック毎に方位スペクト
ラムのピークを求めるように構成したので、MUSIC
アルゴリズムによる入射波の入射角度の高分解能推定に
必要となるアレーマニフォールドの記憶容量は削減さ
れ、アレーマニフォールドが削減されたことによりピー
クサーチを行うときの処理時間も短縮されリアルタイム
処理を実現する効果がある。
ピークサーチを行うときには、参照点の方位スペクトラ
ム値とその周囲の方位スペクトラム値とを比較して前記
参照点が最大値をとる場合にピーク値とみなし、前記参
照点が角度ブロックの境界付近にあるときは、隣接する
角度ブロックとの間でオーバーラップ領域を設け、この
オーバーラップ領域を含め評価するように構成したの
で、アレーマニフォールドの記憶容量は削減され、また
参照点が角度ブロックの境界付近にあるときのピークサ
ーチの失敗をそれぞれの角度ポイントに最も近い隣接角
度ブロックの方位スペクトラムの値を参照して代入する
ことで防止でき、かつその方位スペクトラムのピークサ
ーチに要する処理時間も短縮する効果がある。
オーバーラップ領域の角度間隔には参照点が含まれてい
る角度ブロックの角度間隔を用い、前記オーバーラップ
領域の方位スペクトルの値にはそれぞれの角度ポイント
に最も近い隣接角度ブロック内の方位スペクトルの値を
参照し代入するように構成したので、アレーマニフォー
ルドの記憶容量は削減され、また参照点が角度ブロック
の境界付近にあるときのピークサーチの失敗はオーバー
ラップ領域を含めて評価することで防止でき、その方位
スペクトラムのピークサーチに要する処理時間も短縮す
る効果がある。
オーバーラップ領域の角度間隔には参照点が含まれてい
る角度ブロックの角度間隔を用い、前記オーバーラップ
領域の方位スペクトルの値にはそれぞれの角度ポイント
に相当する部分における隣接角度ブロック内の方位スペ
クトルの値を加算平均し代入するように構成したので、
アレーマニフォールドの記憶容量は削減され、また参照
点が角度ブロックの境界付近にあるときのピークサーチ
の失敗をそれぞれの角度ポイントに相当する部分の隣接
角度ブロックにおける方位スペクトラムの値を加算平均
して代入することで防止でき、かつその方位スペクトラ
ムのピークサーチに要する処理時間も短縮する効果があ
る。
ォールドを取得する角度間隔の設定法を示す概念図であ
る。
ォールドを取得する角度ブロックの設定法を示す概念図
である。
ォールドを取得する角度ブロックとブロック境界におけ
るピークサーチの空間の概念図である。
ォールドを取得する角度ブロックとブロック境界におけ
るピークサーチの空間の概念図である。
ためのアンテナ配置の図である。
の概念図である。
の方法を行う従来の方位探知装置を示すブロック図であ
る。
2K,…,2K 入射波、31,…,3m,…,3M
A/D変換器、4 共分散行列演算部、5 固有値固有
ベクトル演算部、6 入射角度推定部、51 比較空間
内、71,72素子アンテナ、θ アジマス、ψ エレ
ベーション、B1,B2,B3 角度ブロック、B12
オーバーラップ領域、S1,S2,…,S5,S
B1,SB 2,SB3 升目。
Claims (16)
- 【請求項1】 MUSICアルゴリズムを用いて地上に
設置したアレーアンテナの入射波のアジマスとエレベー
ションを同時に測角する二次元測角を行う方位探知方法
において、前記エレベーションが大きくなるに従って、
アジマス間隔とエレベーション間隔とを不等間隔に設定
することによりアレーマニフォールドを取得する角度間
隔を得ることを特徴とする方位探知方法。 - 【請求項2】 エレベーションが大きくなるに従って、
アジマス間隔を広く設定することによりアレーマニフォ
ールドを取得する角度間隔を得ることを特徴とする請求
項1記載の方位探知方法。 - 【請求項3】 エレベーションが大きくなるに従って、
エレベーション間隔を狭く設定することによりアレーマ
ニフォールドを取得する角度間隔を得ることを特徴とす
る請求項1記載の方位探知方法。 - 【請求項4】 MUSICアルゴリズムを用いて地上に
設置したアレーアンテナを用いてアジマスとエレベーシ
ョンを同時に測角する二次元測角を行う方位探知方法に
おいて、前記エレベーションが大きくなるに従って、ア
ジマス間隔を広く設定すると共に、エレベーション間隔
を狭く設定することによりアレーマニフォールドを取得
する角度間隔を得ることを特徴とする方位探知方法。 - 【請求項5】 方位スペクトラムの評価を行う角度空間
をエレベーション方向にアジマスとエレベーションの幅
が異なる設定の複数の角度ブロックに分割し、各角度ブ
ロック内における角度間隔はアジマス間隔およびエレベ
ーション間隔をそれぞれ一定とし、前記角度ブロック毎
に方位スペクトラムのピークを求めることを特徴とする
請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の方位
探知方法。 - 【請求項6】 ピークサーチを行うときには、参照点の
方位スペクトラム値とその周囲の方位スペクトラム値と
を比較して前記参照点が最大値をとる場合にピーク値と
みなし、前記参照点が角度ブロックの境界付近にあると
きは、隣接する角度ブロックとの間でオーバーラップ領
域を設け、このオーバーラップ領域を含め評価すること
を特徴とする請求項5記載の方位探知方法。 - 【請求項7】 オーバーラップ領域の角度間隔には参照
点が含まれている角度ブロックの角度間隔を用い、前記
オーバーラップ領域の方位スペクトルの値にはそれぞれ
の角度ポイントに最も近い隣接角度ブロック内の方位ス
ペクトルの値を参照し代入することを特徴とする請求項
6記載の方位探知方法。 - 【請求項8】 オーバーラップ領域の角度間隔には参照
点が含まれている角度ブロックの角度間隔を用い、前記
オーバーラップ領域の方位スペクトルの値にはそれぞれ
の角度ポイントに相当する部分における隣接角度ブロッ
ク内の方位スペクトルの値を加算平均し代入することを
特徴とする請求項6記載の方位探知方法。 - 【請求項9】 MUSICアルゴリズムを用いて地上に
設置したアレーアンテナの入射波のアジマスとエレベー
ションを同時に測角する二次元測角を行う方位探知装置
において、前記エレベーションが大きくなるに従って、
アジマス間隔とエレベーション間隔とを不等間隔に設定
することによりアレーマニフォールドを取得する角度間
隔を得る入射角度推定手段を備えたことを特徴とする方
位探知装置。 - 【請求項10】 入射角度推定手段が、エレベーション
が大きくなるに従って、アジマス間隔を広く設定するこ
とによりアレーマニフォールドを取得する角度間隔を得
ることを特徴とした請求項9記載の方位探知装置。 - 【請求項11】 入射角度推定手段が、エレベーション
が大きくなるに従って、エレベーション間隔を狭く設定
することによりアレーマニフォールドを取得する角度間
隔を得ることを特徴とした請求項9記載の方位探知装
置。 - 【請求項12】 MUSICアルゴリズムを用いて地上
に設置したアレーアンテナを用いてアジマスとエレベー
ションを同時に測角する二次元測角を行う方位探知装置
において、前記エレベーションが大きくなるに従って、
アジマス間隔を広く設定すると共に、エレベーション間
隔を狭く設定することによりアレーマニフォールドを取
得する角度間隔を得る入射角度推定手段を備えたことを
特徴とする方位探知装置。 - 【請求項13】 入射角度推定手段が、方位スペクトラ
ムの評価を行う角度空間をエレベーション方向にアジマ
スとエレベーションの幅が異なる設定の複数の角度ブロ
ックに分割し、各角度ブロック内における角度間隔はア
ジマス間隔およびエレベーション間隔をそれぞれ一定と
し、前記角度ブロック毎に方位スペクトラムのピークを
求めることを特徴とした請求項9から請求項12のうち
のいずれか1項記載の方位探知装置。 - 【請求項14】 入射角度推定手段が、ピークサーチを
行うときには、参照点の方位スペクトラム値とその周囲
の方位スペクトラム値とを比較して前記参照点が最大値
をとる場合にピーク値とみなし、前記参照点が角度ブロ
ックの境界付近にあるときは、隣接する角度ブロックと
の間でオーバーラップ領域を設け、このオーバーラップ
領域を含め評価することを特徴とした請求項13記載の
方位探知装置。 - 【請求項15】 入射角度推定手段が、オーバーラップ
領域の角度間隔には参照点が含まれている角度ブロック
の角度間隔を用い、前記オーバーラップ領域の方位スペ
クトルの値にはそれぞれの角度ポイントに最も近い隣接
角度ブロック内の方位スペクトルの値を参照し代入する
ことを特徴とした請求項14記載の方位探知装置。 - 【請求項16】 入射角度推定手段が、オーバーラップ
領域の角度間隔には参照点が含まれている角度ブロック
の角度間隔を用い、前記オーバーラップ領域の方位スペ
クトルの値にはそれぞれの角度ポイントに相当する部分
における隣接角度ブロック内の方位スペクトルの値を加
算平均し代入することを特徴とした請求項14記載の方
位探知装置。
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JP2001069111A JP4536281B2 (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | 方位探知方法および方位探知装置 |
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