JP3647621B2 - 電波方位探知装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、アレーアンテナの受信信号から、複数の入射波の到来方向を測定する電波方位探知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電波方位探知装置について図5を参照しながら説明する。図5は、例えばR.O.Schmidt、”Multiple Emitter Location and Signal Parameter Estimation”、IEEE Trans.Antennas Propag.、Vol.AP-34、No.3、PP.276-280(March 1986)に示された従来のミュージック(MUSIC:multiple signal classification)アルゴリズムを用いた電波方位探知装置を示す図である。
【0003】
図5において、1はアレーアンテナでありその受信信号をMUSIC処理器2に入力する。
【0004】
また、同図において、3〜7はMUSIC処理器2内の処理フローを示している。3はアレーアンテナ1の出力を入力して、各アレー素子間の相関を求めて「相関行列R」を計算するステップ、4は相関行列Rの「固有値λ」、及び「固有ベクトルe」を計算するステップ、5はステップ4で求められた固有値のうちノイズに対応した固有値に対応する固有ベクトルを算出するステップ、6は測定する各方位に対する各アレーアンテナ1の受信位相差や、利得の情報を持つ「ステアリングベクトル」とステップ5で得られる固有ベクトルの内積の絶対値の2乗の逆数を「方位評価関数P(θ)」として算出するステップ、7はステップ6で得られる方位評価関数P(θ)に現れるピークから入射波の到来方向θを推定するステップである。
【0005】
つぎに、前述した従来のMUSICアルゴリズムを用いた電波方位探知装置の動作について説明する。
【0006】
MUSICアルゴリズムは、M個の素子アンテナを有するアレーアンテナ1に、Mより少ないK波の信号が入射する場合に、アレーアンテナ1の受信信号の相関行列Rのノイズに対応した固有値に対応する固有ベクトルと電波の入射方向に対応するステアリングベクトルが直交する性質を利用した方探アルゴリズムである。
【0007】
アレーアンテナ1を構成する素子アンテナは、無指向性のアンテナとし、m番目のアレー素子アンテナの受信信号を「xm」、ノイズを「nm」、k番目の到来電波「sk」、到来方向を「θk」とする。このとき、アレーアンテナ1の「受信信号列ベクトル」は、次の式(1)のように表される。
【0008】
【数1】
Figure 0003647621
【0009】
上記の式(1)のa(θk)は、次の式(2)で示される到来方向θkに対応したステアリングベクトルである。
【0010】
【数2】
Figure 0003647621
【0011】
上記の式(3)において、gm(θk)は素子アンテナmの到来方向θkの「複素ゲイン」、exp(j(2π/λ)pk・dm)は受信位相差を表す複素数である。また、pkはθk方向の「単位ベクトル」、dmは素子アンテナmの「位置ベクトル」である。
【0012】
上記の式(1)において、左辺の受信信号ベクトルを「X」、ステアリングベクトルで構成される行列を「A」、到来信号ベクトルを「S」、ノイズベクトルを「N」とすると、次の式(4)のように書き換えられる。
【0013】
【数3】
Figure 0003647621
【0014】
相関行列Rは、上記の式(4)から、XXTとして求められる。以上の処理が図5のステップ3において行われる処理である。アレーアンテナ数M>到来信号数Kの時、相関行列Rの最小固有値は受信機雑音に対応し、その固有ベクトルEminと電波到来方向θkに対応したステアリングベクトルa(θk)とは直交する性質がある。そこで、MUSICアルゴリズムでは次の式(5)で示されるようなP(θ)を方位評価関数として用いる。
【0015】
【数4】
Figure 0003647621
【0016】
なお、相関行列Rの固有値及び固有ベクトルは図5のステップ4により求められ、図5のステップ5において、求められたM個の固有値のうち最小な固有値λminに対応する固有ベクトルEminが選定され、式(5)に示す処理は、図5のステップ6において行われる。式(5)に示した方位評価関数より、固有ベクトルEminと電波到来方向θに対応したステアリングベクトルa(θ)が直交する時に、方位評価関数P(θ)は極大となり、この方向θが電波の到来方向として求められる。図5のステップ7では、この方位評価関数に現れるピークから入射波の到来方向を推定する。
【0017】
MUSICアルゴリズムでは、全方向θに対し、方位評価関数P(θ)を求めることが理想であるが、現実には離散的なθ列に対してしか、方位評価関数P(θ)を計算することができない。このθ列のポイント数をiとする。このとき、(測定する全方位角)/iの分解能で方位評価関数を計算することができ、ポイント数iが大きい程、より高分解能な方探が可能となるが、それだけ演算量が増大する欠点がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来のMUSICアルゴリズムを用いた電波方位探知装置では、入射波数が少ない場合でも演算量が多い処理を行う必要があり、精度を上げるためにはさらに測定時間がかかるという問題点があった。
【0019】
この発明は、前述した問題点を解決するためになされたもので、入射波数が少ない場合には演算量を少なくでき、精度を高めることができる電波方位探知装置を得ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る電波方位探知装置は、電波を受信するアレーアンテナと、前記アレーアンテナの受信信号から入射波数を推定する入射波数推定手段と、前記入射波数推定手段により推定された入射波数に応じて電波の入射方向を求める信号処理装置を切り替える信号処理装置切替手段と、前記入射波数が正の整数である第1の定数以下である場合は、前記アレーアンテナの受信信号の相関値に基づいて電波の入射方向を求める第1の信号処理装置と、前記入射波数が前記第1の定数より大きく、正の整数であって前記第1の定数より大きい値の第2の定数より小さい場合は、前記アレーアンテナの受信信号の相関行列及び相互相関ベクトルを計算し、前記相関行列及び相互相関ベクトルから荷重値を計算し、前記荷重値を係数とする所定の方程式を解いて電波の入射方向を求める第2の信号処理装置と、前記入射波数が前記第2の定数より大きい場合には、前記アレーアンテナの受信信号から適応フィルタにより荷重値を計算し、前記荷重値からアンテナパターンを計算し、前記アンテナパターンのヌル点を検出して電波の入射方向を求める第3の信号処理装置とを備えたものである。
【0021】
また、この発明に係る電波方位探知装置は、前記第1の信号処理装置が、前記アレーアンテナの2つの素子アンテナの受信信号の相関値を計算してその結果から2つの素子アンテナの受信位相差を計算して入射方向を求め、前記第2の信号処理装置が、前記アレーアンテナの一部の受信信号の相関処理を行って部分的な相関行列と相互相関ベクトルを計算し、前記部分的な相関行列と相互相関ベクトルから信号の平均電力を最小化する荷重値を計算し、前記荷重値を係数とする前記入射波数と同じ次数の方程式を解いて入射方向を求め、前記第3の信号処理装置が、信号の平均電力を最小化する荷重値を適応フィルタにより漸化的に計算し、前記アレーアンテナの各素子に荷重値を乗じた場合のアンテナパターンを計算し、前記アンテナパターンのヌル点を検出して電波の入射方向を求めるものである。
【0022】
また、この発明に係る電波方位探知装置は、前記入射波数推定手段が、入射波が周波数の異なる狭帯域な信号である場合には受信信号のスペクトルから入射波数を推定するものである。
【0023】
また、この発明に係る電波方位探知装置は、前記入射波数推定手段が、前記アレーアンテナの受信信号の相関処理を行い相関行列を計算し、前記相関行列の固有値を計算し、前記固有値の大きさから入射波数を推定するものである。
【0024】
さらに、この発明に係る電波方位探知装置は、電波を受信するアレーアンテナと、前記アレーアンテナの受信信号の相関処理を行い相関行列を計算し、前記相関行列の固有値を計算し、前記固有値の大きさから入射波数を推定する入射波数推定手段と、前記入射波数推定手段により推定された入射波数に応じて電波の入射方向を求める信号処理装置を切り替える信号処理装置切替手段と、前記入射波数が正の整数である第1の定数以下である場合は、前記アレーアンテナの2つの素子アンテナの受信信号の相関値を計算してその結果から2つの素子アンテナの受信位相差を計算して入射方向を求める第1の信号処理装置と、前記入射波数が前記第1の定数より大きく、正の整数であって前記第1の定数より大きい値の第2の定数より小さい場合は、前記相関行列から信号の平均電力を最小化する荷重値を計算し、前記荷重値を係数とする前記入射波数と同じ次数の方程式を解いて入射方向を求める第2の信号処理装置と、前記入射波数が前記第2の定数より大きい場合には、信号の平均電力を最小化する荷重値を適応フィルタにより漸化的に計算し、前記アレーアンテナの各素子に荷重値を乗じた場合のアンテナパターンを計算し、前記アンテナパターンのヌル点を検出して電波の入射方向を求める第3の信号処理装置とを備えたものである。
【0025】
さらに、この発明に係る電波方位探知装置は、電波を受信するアレーアンテナと、前記アレーアンテナの受信信号の相関処理を行い相関行列を計算し、前記相関行列の固有値を計算し、前記固有値の大きさから入射波数を推定する入射波数推定手段と、前記入射波数推定手段により推定された入射波数に応じて電波の入射方向を求める信号処理装置を切り替える信号処理装置切替手段と、前記入射波数が1である場合は、前記固有値のうち最も大きな固有値に対応する固有ベクトルを算出し、前記固有ベクトルをステアリングベクトルとして入射方向を求める第1の信号処理装置と、前記入射波数が1より大きく、正の整数であって1より大きい値の定数より小さい場合は、前記相関行列から信号の平均電力を最小化する荷重値を計算し、前記荷重値を係数とする前記入射波数と同じ次数の方程式を解いて入射方向を求める第2の信号処理装置と、前記入射波数が前記定数より大きい場合には、信号の平均電力を最小化する荷重値を適応フィルタにより漸化的に計算し、前記アレーアンテナの各素子に荷重値を乗じた場合のアンテナパターンを計算し、前記アンテナパターンのヌル点を検出して電波の入射方向を求める第3の信号処理装置とを備えたものである。
【0026】
さらに、この発明に係る電波方位探知装置は、電波を受信するアレーアンテナと、前記アレーアンテナの受信信号の相関処理を行い相関行列を計算し、前記相関行列の固有値を計算し、前記固有値の大きさから入射波数を推定する入射波数推定手段と、前記入射波数推定手段により推定された入射波数に応じて電波の入射方向を求める信号処理装置を切り替える信号処理装置切替手段と、前記入射波数が1である場合は、前記固有値のうち最も大きな固有値に対応する固有ベクトルを算出し、前記固有ベクトルをステアリングベクトルとして入射方向を求める第1の信号処理装置と、前記入射波数が1より大きい場合には、ノイズに対応した固有値に対応する固有ベクトルを求め、前記アレーアンテナの各方位に対する位相特性や振幅特性を要素として持つステアリングベクトルと前記固有ベクトルから方位評価関数を算出し、前記方位評価関数のピークを検出して入射方向を求める第2の信号処理装置とを備えたものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る電波方位探知装置について図1を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る電波方位探知装置の構成を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0028】
図1において、1はアレーアンテナ、10はアレーアンテナ1の受信信号から入射波数を推定する入射波数推定手段、20は入射波数推定手段10で求められた入射波数に応じて電波方向探知アルゴリズムを切り替えるアルゴリズム切替手段(信号処理装置切替手段)、30は入射波数Kがある正の整数K1以下である場合(K≦K1)にアレーアンテナ1の受信信号の相関値より干渉計の原理で入射方位を求める信号処理装置(アルゴリズム1)、40は入射波数KがK1より大きく正の整数K2より小さい場合(K1<K<K2)にアレーアンテナ1の受信信号の相関行列及び相互相関ベクトルを算出し相関行列の逆行列と相互相関ベクトルの積から荷重値を計算してこれを係数として持つ方程式の解から入射方位を算出する信号処理装置(アルゴリズム2)、50は入射波数KがK2以上である場合(K2≦K)に適応フィルタにより荷重値を計算し、この荷重値から算出されるアンテナパターンのヌルから入射方位を算出する信号処理装置(アルゴリズム3)である。
【0029】
つぎに、この実施の形態1の動作について説明する。まず、アレーアンテナ1の受信信号を入射波数推定手段10に入力し、受信信号に含まれる入射波の数を推定する。このような手段として、入射波が周波数の異なる狭帯域な信号である場合には受信信号のスペクトルから入射波数を推定することが出来る。
【0030】
次に、アルゴリズム切替手段20によって、入射波数推定手段10で求められた入射波数に応じて電波方位探知に用いるアルゴリズムを切り替える。アルゴリズムを切り替える境界となる入射波数K1、K2は、各アルゴリズムの計算量や精度により決定する。ここでは、例として、K1=1、K2=5とする。また、各素子アンテナは無指向性でありgm(θk)=1であるとする。
【0031】
まず、入射波数が「1」である場合は、アルゴリズム1を選択する。アルゴリズム1では、処理ステップ30により、2つの素子アンテナの受信信号の相関値を計算してその結果から2つの素子アンテナの受信位相差を計算して入射方向θを求める。
【0032】
例えば、入射波s0が入射するときアレーアンテナ1の0番目および1番目のアンテナの受信信号の相関値は式(1)〜(3)より次の式(6)のようになる。
【0033】
【数5】
Figure 0003647621
【0034】
この相関値(複素数)の偏角から、入射方向ベクトルp0を求めることができる。このように入射波が1波である場合には、従来のMUSICアルゴリズムによる多くの処理ステップを行う必要なく簡単に入射方向を知ることが出来る。また、MUSICアルゴリズムでは、評価方向ごとにノイズに対応する固有ベクトルとステアリングベクトルの内積から評価関数を求めるため、入射方向と評価方向が一致せず精度が悪くなることが考えられるが、この方法では式(6)から直接、入射方向ベクトルp0を求めるので精度の面でも有効である。
【0035】
次に、入射波数が2以上4以下である場合について説明する。この場合には、アルゴリズム2による信号処理装置40を選択する。MUSICアルゴリズムの場合と同様にアレーアンテナ1の一部(例えば、3素子のアレーアンテナであれば2素子、5素子のアレーアンテナであれば4素子)の素子アンテナの相関行列、および相互相関ベクトルを計算する。アレーアンテナ1の素子数をMとし、各素子アンテナの受信信号をx0(t)、x1(t)、・・・、xM-1(t)とする。このとき、x1(t)〜xM-1(t)の相関行列R、及びx0(t)とx1(t)〜xM-1(t)の相互相関ベクトルPをステップ41において次の式(7)及び式(8)に示すように求める。
【0036】
【数6】
Figure 0003647621
【0037】
次に、式(9)により計算される信号e(t)の平均電力を最小化する荷重w1〜wM-1をステップ42において式(10)のように求める。
【0038】
【数7】
Figure 0003647621
【0039】
次に、ステップ43において、式(10)で求められた荷重を係数として持つ次の式(11)に示すようなuについてのK次方程式を解く。
【0040】
【数8】
Figure 0003647621
【0041】
上記の式(11)の解(複素数)の偏角から、入射角が求められる。入射波が1波の場合と同様に入射角を解析的に解くので、精度と演算量の面で有効である。しかし、式(10)における逆行列の計算、及び式(11)のK次方程式を解く計算は入射波の数が多く、次数が増加すると極度に難しくなる。このため、ある次数以上では、パラメータを振って解を見つけなくてはならない。
【0042】
上記のような理由から、入射波数が5以上となる場合にはアルゴリズム3による信号処理装置50を選択する。まず、ステップ51において、式(9)の平均電力を最小化する荷重w1〜wM-1を適応フィルタにより漸化的に求める。
【0043】
次に、ステップ52において、式(12)で計算されるようなアレーアンテナ1の各素子に荷重w1〜wM-1を乗じた場合のアンテナパターンを計算する。
【0044】
【数9】
Figure 0003647621
【0045】
適応フィルタは、入射波の方向のゲインを最小化するように荷重を制御するので、上記の式(12)で計算されるパターンには入射方向にヌルが形成される。この結果、入射波の入射方向θを知ることができる。
【0046】
以上説明したように、この実施の形態1は入射波の数に応じて方向探知アルゴリズム(信号処理装置)を切り替えるので、特に入射波が少ない場合に、高精度で演算量の少ない方向探知を行うことが出来る。
【0047】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る電波方位探知装置について図2を参照しながら説明する。図2は、この発明の実施の形態2に係る電波方位探知装置の構成を示す図である。
【0048】
この実施の形態2では、上記の実施の形態1の処理のうち、入射波数推定手段10を以下のようなステップ処理により構成する。
【0049】
まず、ステップ11において、アレーアンテナ1の受信信号を入力して次の式(13)に示すような相関行列Raを算出する。
【0050】
【数10】
Figure 0003647621
【0051】
次に、ステップ12〜13において、相関行列の固有値を算出し、固有値の大きさから入射波数を推定する。固有値の大きさは、受信機雑音に対応するものは小さく一般にばらつきが小さい。入射信号に対応する固有値はノイズに対応するものよりも大きいので、入射波数を判別することが出来る。
【0052】
このような方法で入射波数を判別した場合には、上記の実施の形態1におけるステップ41の処理は不要となる。なぜならば、相関行列Rは相関行列Raの2〜(M−1)行、2〜(M−1)列の要素で構成される行列であり、相互相関ベクトルPは相関行列Raの2〜(M−1)行、1列の要素で構成される行列であるからである。このような構成にすることにより、上記の実施の形態1と同様な効果を得ることが出来る。
【0053】
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る電波方位探知装置について図3を参照しながら説明する。図3は、この発明の実施の形態3に係る電波方位探知装置の構成を示す図である。
【0054】
この実施の形態3では、入射波数推定手段10の推定結果が1であった場合に、上記の実施の形態1及び2のアルゴリズム1(ステップ30)の処理に代わってステツプ60の処理(信号処理装置)により入射波の方向探知を行う。
【0055】
このステップ60(アルゴリズム1)は、入射波が1波である場合にステップ12で求められた固有値のなかで最も大きな固有値に対応する固有ベクトルを求める。この固有ベクトルは入射波のステアリングベクトルa(θ0)であるので、これより入射方向θを求めることができる。このような構成にすることにより、上記の実施の形態1及び2と同様な効果を得ることが出来る。
【0056】
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係る電波方位探知装置について図4を参照しながら説明する。図4は、この発明の実施の形態4に係る電波方位探知装置の構成を示す図である。
【0057】
この実施の形態4では、アルゴリズム切替手段20において、入射波数KがK1より大きい場合(K1<K)にアルゴリズム2として、従来のMUSICアルゴリズムと同様の処理を信号処理装置70において行う。すなわち、ステップ5〜7において、ノイズに対応する固有ベクトルを算出し、この固有ベクトルと評価する方位のステアリングベクトルとから式(5)に示すように方位評価関数P(θ)を算出する。この方位評価関数P(θ)に現れるピークから入射波の入射方向θを求める。このような構成にすることにより、上記実施の形態1ないし3と同様な効果を得ることが出来る。
【0058】
【発明の効果】
この発明に係る電波方位探知装置は、以上説明したとおり、電波を受信するアレーアンテナと、前記アレーアンテナの受信信号から入射波数を推定する入射波数推定手段と、前記入射波数推定手段により推定された入射波数に応じて電波の入射方向を求める信号処理装置を切り替える信号処理装置切替手段と、前記入射波数が正の整数である第1の定数以下である場合は、前記アレーアンテナの受信信号の相関値に基づいて電波の入射方向を求める第1の信号処理装置と、前記入射波数が前記第1の定数より大きく、正の整数であって前記第1の定数より大きい値の第2の定数より小さい場合は、前記アレーアンテナの受信信号の相関行列及び相互相関ベクトルを計算し、前記相関行列及び相互相関ベクトルから荷重値を計算し、前記荷重値を係数とする所定の方程式を解いて電波の入射方向を求める第2の信号処理装置と、前記入射波数が前記第2の定数より大きい場合には、前記アレーアンテナの受信信号から適応フィルタにより荷重値を計算し、前記荷重値からアンテナパターンを計算し、前記アンテナパターンのヌル点を検出して電波の入射方向を求める第3の信号処理装置とを備えたので、特に入射波数が少ない場合には精度を高くできるとともに演算量を少なくすることができるという効果を奏する。
【0059】
また、この発明に係る電波方位探知装置は、以上説明したとおり、前記第1の信号処理装置が、前記アレーアンテナの2つの素子アンテナの受信信号の相関値を計算してその結果から2つの素子アンテナの受信位相差を計算して入射方向を求め、前記第2の信号処理装置が、前記アレーアンテナの一部の受信信号の相関処理を行って部分的な相関行列と相互相関ベクトルを計算し、前記部分的な相関行列と相互相関ベクトルから信号の平均電力を最小化する荷重値を計算し、前記荷重値を係数とする前記入射波数と同じ次数の方程式を解いて入射方向を求め、前記第3の信号処理装置が、信号の平均電力を最小化する荷重値を適応フィルタにより漸化的に計算し、前記アレーアンテナの各素子に荷重値を乗じた場合のアンテナパターンを計算し、前記アンテナパターンのヌル点を検出して電波の入射方向を求めるので、特に入射波数が少ない場合には精度を高くできるとともに演算量を少なくすることができるという効果を奏する。
【0060】
また、この発明に係る電波方位探知装置は、以上説明したとおり、前記入射波数推定手段が、入射波が周波数の異なる狭帯域な信号である場合には受信信号のスペクトルから入射波数を推定するので、特に入射波数が少ない場合には精度を高くできるとともに演算量を少なくすることができるという効果を奏する。
【0061】
また、この発明に係る電波方位探知装置は、以上説明したとおり、前記入射波数推定手段が、前記アレーアンテナの受信信号の相関処理を行い相関行列を計算し、前記相関行列の固有値を計算し、前記固有値の大きさから入射波数を推定するので、特に入射波数が少ない場合には精度を高くできるとともに演算量を少なくすることができるという効果を奏する。
【0062】
さらに、この発明に係る電波方位探知装置は、以上説明したとおり、電波を受信するアレーアンテナと、前記アレーアンテナの受信信号の相関処理を行い相関行列を計算し、前記相関行列の固有値を計算し、前記固有値の大きさから入射波数を推定する入射波数推定手段と、前記入射波数推定手段により推定された入射波数に応じて電波の入射方向を求める信号処理装置を切り替える信号処理装置切替手段と、前記入射波数が正の整数である第1の定数以下である場合は、前記アレーアンテナの2つの素子アンテナの受信信号の相関値を計算してその結果から2つの素子アンテナの受信位相差を計算して入射方向を求める第1の信号処理装置と、前記入射波数が前記第1の定数より大きく、正の整数であって前記第1の定数より大きい値の第2の定数より小さい場合は、前記相関行列から信号の平均電力を最小化する荷重値を計算し、前記荷重値を係数とする前記入射波数と同じ次数の方程式を解いて入射方向を求める第2の信号処理装置と、前記入射波数が前記第2の定数より大きい場合には、信号の平均電力を最小化する荷重値を適応フィルタにより漸化的に計算し、前記アレーアンテナの各素子に荷重値を乗じた場合のアンテナパターンを計算し、前記アンテナパターンのヌル点を検出して電波の入射方向を求める第3の信号処理装置とを備えたので、特に入射波数が少ない場合には精度を高くできるとともに演算量を少なくすることができるという効果を奏する。
【0063】
さらに、この発明に係る電波方位探知装置は、以上説明したとおり、電波を受信するアレーアンテナと、前記アレーアンテナの受信信号の相関処理を行い相関行列を計算し、前記相関行列の固有値を計算し、前記固有値の大きさから入射波数を推定する入射波数推定手段と、前記入射波数推定手段により推定された入射波数に応じて電波の入射方向を求める信号処理装置を切り替える信号処理装置切替手段と、前記入射波数が1である場合は、前記固有値のうち最も大きな固有値に対応する固有ベクトルを算出し、前記固有ベクトルをステアリングベクトルとして入射方向を求める第1の信号処理装置と、前記入射波数が1より大きく、正の整数であって1より大きい値の定数より小さい場合は、前記相関行列から信号の平均電力を最小化する荷重値を計算し、前記荷重値を係数とする前記入射波数と同じ次数の方程式を解いて入射方向を求める第2の信号処理装置と、前記入射波数が前記定数より大きい場合には、信号の平均電力を最小化する荷重値を適応フィルタにより漸化的に計算し、前記アレーアンテナの各素子に荷重値を乗じた場合のアンテナパターンを計算し、前記アンテナパターンのヌル点を検出して電波の入射方向を求める第3の信号処理装置とを備えたので、特に入射波数が少ない場合には精度を高くできるとともに演算量を少なくすることができるという効果を奏する。
【0064】
さらに、この発明に係る電波方位探知装置は、以上説明したとおり、電波を受信するアレーアンテナと、前記アレーアンテナの受信信号の相関処理を行い相関行列を計算し、前記相関行列の固有値を計算し、前記固有値の大きさから入射波数を推定する入射波数推定手段と、前記入射波数推定手段により推定された入射波数に応じて電波の入射方向を求める信号処理装置を切り替える信号処理装置切替手段と、前記入射波数が1である場合は、前記固有値のうち最も大きな固有値に対応する固有ベクトルを算出し、前記固有ベクトルをステアリングベクトルとして入射方向を求める第1の信号処理装置と、前記入射波数が1より大きい場合には、ノイズに対応した固有値に対応する固有ベクトルを求め、前記アレーアンテナの各方位に対する位相特性や振幅特性を要素として持つステアリングベクトルと前記固有ベクトルから方位評価関数を算出し、前記方位評価関数のピークを検出して入射方向を求める第2の信号処理装置とを備えたので、特に入射波数が少ない場合には精度を高くできるとともに演算量を少なくすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る電波方位探知装置の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る電波方位探知装置の構成を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態3に係る電波方位探知装置の構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態4に係る電波方位探知装置の構成を示す図である。
【図5】 従来の電波方位探知装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 アレーアンテナ、10 入射波数推定手段、20 アルゴリズム切替手段、30 アルゴリズム1による信号処理装置、40 アルゴリズム2による信号処理装置、50 アルゴリズム3による信号処理装置、60 アルゴリズム1による信号処理装置、70 アルゴリズム2による信号処理装置。

Claims (7)

  1. 電波を受信するアレーアンテナと、
    前記アレーアンテナの受信信号から入射波数を推定する入射波数推定手段と、
    前記入射波数推定手段により推定された入射波数に応じて電波の入射方向を求める信号処理装置を切り替える信号処理装置切替手段と、
    前記入射波数が正の整数である第1の定数以下である場合は、前記アレーアンテナの受信信号の相関値に基づいて電波の入射方向を求める第1の信号処理装置と、
    前記入射波数が前記第1の定数より大きく、正の整数であって前記第1の定数より大きい値の第2の定数より小さい場合は、前記アレーアンテナの受信信号の相関行列及び相互相関ベクトルを計算し、前記相関行列及び相互相関ベクトルから荷重値を計算し、前記荷重値を係数とする所定の方程式を解いて電波の入射方向を求める第2の信号処理装置と、
    前記入射波数が前記第2の定数より大きい場合には、前記アレーアンテナの受信信号から適応フィルタにより荷重値を計算し、前記荷重値からアンテナパターンを計算し、前記アンテナパターンのヌル点を検出して電波の入射方向を求める第3の信号処理装置と
    を備えたことを特徴とする電波方位探知装置。
  2. 前記第1の信号処理装置は、前記アレーアンテナの2つの素子アンテナの受信信号の相関値を計算してその結果から2つの素子アンテナの受信位相差を計算して入射方向を求め、
    前記第2の信号処理装置は、前記アレーアンテナの一部の受信信号の相関処理を行って部分的な相関行列と相互相関ベクトルを計算し、前記部分的な相関行列と相互相関ベクトルから信号の平均電力を最小化する荷重値を計算し、前記荷重値を係数とする前記入射波数と同じ次数の方程式を解いて入射方向を求め、
    前記第3の信号処理装置は、信号の平均電力を最小化する荷重値を適応フィルタにより漸化的に計算し、前記アレーアンテナの各素子に荷重値を乗じた場合のアンテナパターンを計算し、前記アンテナパターンのヌル点を検出して電波の入射方向を求める
    ことを特徴とする請求項1記載の電波方位探知装置。
  3. 前記入射波数推定手段は、入射波が周波数の異なる狭帯域な信号である場合には受信信号のスペクトルから入射波数を推定することを特徴とする請求項1又は2記載の電波方位探知装置。
  4. 前記入射波数推定手段は、前記アレーアンテナの受信信号の相関処理を行い相関行列を計算し、前記相関行列の固有値を計算し、前記固有値の大きさから入射波数を推定することを特徴とする請求項1又は2記載の電波方位探知装置。
  5. 電波を受信するアレーアンテナと、
    前記アレーアンテナの受信信号の相関処理を行い相関行列を計算し、前記相関行列の固有値を計算し、前記固有値の大きさから入射波数を推定する入射波数推定手段と、
    前記入射波数推定手段により推定された入射波数に応じて電波の入射方向を求める信号処理装置を切り替える信号処理装置切替手段と、
    前記入射波数が正の整数である第1の定数以下である場合は、前記アレーアンテナの2つの素子アンテナの受信信号の相関値を計算してその結果から2つの素子アンテナの受信位相差を計算して入射方向を求める第1の信号処理装置と、
    前記入射波数が前記第1の定数より大きく、正の整数であって前記第1の定数より大きい値の第2の定数より小さい場合は、前記相関行列から信号の平均電力を最小化する荷重値を計算し、前記荷重値を係数とする前記入射波数と同じ次数の方程式を解いて入射方向を求める第2の信号処理装置と、
    前記入射波数が前記第2の定数より大きい場合には、信号の平均電力を最小化する荷重値を適応フィルタにより漸化的に計算し、前記アレーアンテナの各素子に荷重値を乗じた場合のアンテナパターンを計算し、前記アンテナパターンのヌル点を検出して電波の入射方向を求める第3の信号処理装置と
    を備えたことを特徴とする電波方位探知装置。
  6. 電波を受信するアレーアンテナと、
    前記アレーアンテナの受信信号の相関処理を行い相関行列を計算し、前記相関行列の固有値を計算し、前記固有値の大きさから入射波数を推定する入射波数推定手段と、
    前記入射波数推定手段により推定された入射波数に応じて電波の入射方向を求める信号処理装置を切り替える信号処理装置切替手段と、
    前記入射波数が1である場合は、前記固有値のうち最も大きな固有値に対応する固有ベクトルを算出し、前記固有ベクトルをステアリングベクトルとして入射方向を求める第1の信号処理装置と、
    前記入射波数が1より大きく、正の整数であって1より大きい値の定数より小さい場合は、前記相関行列から信号の平均電力を最小化する荷重値を計算し、前記荷重値を係数とする前記入射波数と同じ次数の方程式を解いて入射方向を求める第2の信号処理装置と、
    前記入射波数が前記定数より大きい場合には、信号の平均電力を最小化する荷重値を適応フィルタにより漸化的に計算し、前記アレーアンテナの各素子に荷重値を乗じた場合のアンテナパターンを計算し、前記アンテナパターンのヌル点を検出して電波の入射方向を求める第3の信号処理装置と
    を備えたことを特徴とする電波方位探知装置。
  7. 電波を受信するアレーアンテナと、
    前記アレーアンテナの受信信号の相関処理を行い相関行列を計算し、前記相関行列の固有値を計算し、前記固有値の大きさから入射波数を推定する入射波数推定手段と、
    前記入射波数推定手段により推定された入射波数に応じて電波の入射方向を求める信号処理装置を切り替える信号処理装置切替手段と、
    前記入射波数が1である場合は、前記固有値のうち最も大きな固有値に対応する固有ベクトルを算出し、前記固有ベクトルをステアリングベクトルとして入射方向を求める第1の信号処理装置と、
    前記入射波数が1より大きい場合には、ノイズに対応した固有値に対応する固有ベクトルを求め、前記アレーアンテナの各方位に対する位相特性や振幅特性を要素として持つステアリングベクトルと前記固有ベクトルから方位評価関数を算出し、前記方位評価関数のピークを検出して入射方向を求める第2の信号処理装置と
    を備えたことを特徴とする電波方位探知装置。
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