JP6173660B2 - 到来方向推定装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1の実施形態に係る到来方向推定装置の構成を示すブロック図である。この到来方向推定装置は、p個(pは2以上の整数)のアンテナ111〜11p、p個のアンプ121〜12p、p個の周波数変換部131〜13p、p個のデジタイザ141〜14p、信号処理装置15および表示部16を備えている。
Ek :ノイズ固有ベクトル(k=n+1〜p、n:信号数)
a(θ,φ):ステアリングベクトル
θ,φ :ピークサーチ仰角・方位角
λ :信号波長
u :信号方向ベクトル
R :基準位置からアンテナ素子までの距離
Θ,Φ :基準位置からアンテナ素子までの方向ベクトル仰角・方位角
である。また、Tは行列の転置を示す。
ピークの非対称度としてピークの左右の傾きの差を用いる場合、図5に示すように、抽出範囲内のデータのうち、ピーク中心軸の左側に存在するデータの一部または全部を使用して近似した直線の傾きaLと、ピーク中心軸の右側に存在するデータの一部または全部を使用して近似した直線の傾きaRとの差が非対称度とされる(A2)。なお、一定範囲のデータによって形成される曲線を直線で近似する方法としては、周知の種々の方法を用いることができる。この非対称度を示す「差」は、下記(11)式で表すことができる。なお、(11)式では、得られる非対称度を規格化するために、傾きaLと傾きaRの差を、傾きaLと傾きaRの和で除している。
ピークの非対称度としてピークの左右の傾きの比を用いる場合、上述した図5に示すように、抽出範囲内のデータのうち、ピーク中心軸の左側に存在するデータの一部または全部を使用して近似した直線の傾きaLと、ピーク中心軸の右側に存在するデータの一部または全部を使用して近似した直線の傾きaRとの比が非対称度とされる(A2)。この非対称度を示す「比」は、下記(12)式で表すことができる。
ピークの非対称度として抽出データの2階微分値を用いる場合、抽出データの2階微分値の正数の値が非対称度とされる。抽出範囲内のデータが単調に増加した後に減少している場合、1階微分値は、ピークを境にプラスからマイナスに変化する。このときの2階微分値は、ピーク近傍では負になる。一方、抽出範囲内のデータが単調に増加した後に減少していない場合、2階微分値に正になる部分が発生する。そこで、2階微分値に正数が存在する場合、推定方位の信頼性が低い旨が判断される。
ピークの非対称度としてピーク中心軸からピークが離れている量を用いる場合、ピーク中心軸からピークが離れている量が非対称度とされる。ピーク中心軸は、抽出したデータのピークから離れている数点の同一レベルのデータを使用して計算される。
ピークの非対称度として同一レベルのピーク中点の中心軸からのずれを用いる場合、非対称度は次のようにして求められる。ピーク中心軸Xcenterの求め方は、上記(D)の場合と同じである。ピーク中心軸Xcenterが求められると、次に、スペクトルピーク付近の同一レベルのデータを使用して、中心位置が計算される。
以下のように、ピーク左側のデータと右側のデータとを使用し、中心軸との差のRMSEを比較する方法もある。中心軸の求め方は、E項と同じで、求められた中心軸をxcenterとする。次に、ピーク付近の同一レベルのデータを使用して、中心位置を計算する。
この抽出された、pj,pj+1,…,pj+mの中で、ピークの左側と右側に抽出したデータを分ける。例えば、(xjL,pjL), (xjL+1,p jL+1),・・・、(xjR,pjR), (xjR+1,p jR+1),・・・(xj+m,p j+m)。右側のデータと左側のデータとで中心軸XcenterからのRMSEを計算する。このRMSEの比が閾値εより大きいかにより、非対称性が高く、信頼性が低いとする。
ピークの非対称度としてピーク左右の面積比(その1)を用いる場合は、非対称度は次のようにして求められる。いま、図8に示すように、抽出データの組を(x1,p1),(x2,p2),…,(xn,pn)とする。下記(22)式に示すように、抽出されたデータのほぼ同一レベルである組合せ、例えば、(pj,pj+m),(pj+1,pj+m−1),…が抜きだされる。次に、ピーク(xpeak,peak)を頂点とした左右の三角形SLとSRの面積が比較される。
ピークの非対称度としてピーク左右の面積比(その2)を用いる場合は、非対称度は次のようにして求められる。いま、図9に示すように、抽出データの組を(x1,p1),(x2,p2),…,(xn,pn)とする。xpeakより小さい組を、(x1,p1),(x2,p2),…,(xm,pm)とし、xpeakより大きい組を、(xu,pu),(xu+1,pu+1),…,(xn,pn)とする。このとき、ピークの左側の面積SLおよび右側の面積SRの各々は、高さが所定間隔(xi+1−xi)の台形の面積の和で表すことができ、次のようになる。
121〜12p アンプ
131〜13p 周波数変換部
141〜14p デジタイザ
15 信号処理装置
16 表示部
Claims (8)
- 複数のアンテナと、
前記複数のアンテナからの信号に基づき算出された角度スペクトルからスペクトルピークを抽出して電波の到来方向を推定し、前記抽出されたスペクトルピークの近傍の所定範囲である抽出範囲内のデータに基づきピークが1個であるかどうかを判定し、ピークが1個である場合に前記データの内の複数点のデータを用いてピークの非対称度を算出し、算出したピークの非対称度を所定の閾値と比較し、ピークの非対称度が所定の閾値を超える場合には前記推定された電波の到来方向の信頼性が低いと判断し、ピークの非対称度が所定の閾値未満である場合には前記信頼性が高いと判断する信号処理装置と、
前記信号処理装置の処理結果を表示する表示部と、
を備えることを特徴とする到来方向推定装置。 - 前記信号処理装置は、前記抽出範囲内のデータのうちのピークより左側のデータを用いて近似した直線の傾きと、ピークより右側のデータを用いて近似した直線の傾きとの比を非対称度として信頼性を判断することを特徴とする請求項1記載の到来方向推定装置。
- 前記信号処理装置は、前記抽出範囲内のデータのうちの、ピークから所定値dだけ低い基準レベルから所定値α(α<d)だけ高いレベルまでの範囲に存在するデータを抽出し、該抽出したデータの中心を表すピーク中心軸を算出し、かつ、前記抽出範囲内のデータのうちの、ピークから所定値β(β<d)だけ低いレベルまでの範囲に存在するデータを抽出し、該抽出したデータの中心を表すスペクトルピーク軸を算出し、ピーク中心軸からスペクトルピーク軸がずれている量を非対称度として信頼性を判断することを特徴とする請求項1記載の到来方向推定装置。
- 前記信号処理装置は、前記抽出範囲内のデータの所定レベルとピークとの間であって、該ピークより左側に所定間隔で形成される複数の台形の面積の和と右側に所定間隔で形成される複数の台形の面積の和との比または差を非対称度として信頼性を判断することを特徴とする請求項1記載の到来方向推定装置。
- 前記信号処理装置は、前記抽出範囲内のデータのうちのピークより左側のデータを用いて近似した直線の傾きと、ピークより右側のデータを用いて近似した直線の傾きとの差を非対称度として信頼性を判断することを特徴とする請求項1記載の到来方向推定装置。
- 前記信号処理装置は、前記抽出範囲内のデータの2階微分値の正数を非対称度として信頼性を判断することを特徴とする請求項1記載の到来方向推定装置。
- 前記信号処理装置は、前記抽出範囲内のデータのうちの、ピークから所定値dだけ低い基準レベルから所定値α(α<d)だけ高いレベルまでの範囲に存在するデータを抽出し、該抽出したデータの中心を表すピーク中心軸からピークが離れている量を非対称度として信頼性を判断することを特徴とする請求項1記載の到来方向推定装置。
- 前記信号処理装置は、前記抽出範囲内のデータの所定レベルとピークとにより決定される、該ピークより左側の三角形の面積と右側の三角形の面積との比または差を非対称度として信頼性を判断することを特徴とする請求項1記載の到来方向推定装置。
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