JP2002249292A - 乗客コンベア - Google Patents

乗客コンベア

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JP2002249292A JP2001047514A JP2001047514A JP2002249292A JP 2002249292 A JP2002249292 A JP 2002249292A JP 2001047514 A JP2001047514 A JP 2001047514A JP 2001047514 A JP2001047514 A JP 2001047514A JP 2002249292 A JP2002249292 A JP 2002249292A
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和平 小嶋
Chuichi Saito
忠一 斎藤
Yukihiro Yamaguchi
幸宏 山口
Hiroyasu Ogawa
博康 小川
Tetsuya Takahashi
哲也 高橋
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    • B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B23/00—Component parts of escalators or moving walkways

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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は設置スペース、特に幅方向の設置スペ
ースを低減でき、また、リニュアル時、同じ設置寸法内
に設置できて幅方向を拡張できる乗客コンベアを提供す
る。 【解決手段】本発明は、主枠２の側枠体３と移動手摺１
７の垂直投影を重なるように配置し、かつこの移動手摺
１７に対し踏板１１の車輪１２の垂直投影を重なるよう
にして、踏板１１の幅方向の端部を側枠体３に接近させ
たのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレーターや
電動道路等の乗客コンベアに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に乗客コンベアは、例えば、特開平
３−１２４６９２号公報に開示されているように、左右
の側枠体とこれら左右の側枠体を連結する横部材とから
なる主枠を建築物に設置し、この主枠内に、無端状に連
結されて循環移動する複数の踏板と、これら踏板の両側
に対応する位置に立設された欄干と、この欄干の周縁を
移動する移動手摺とを支持している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の擬技術は、
乗客コンベアの設置スペースを低減することについて何
等配慮されていなく、そのため、設置後２０年前後経過
した乗客コンベアをリニュアルしようとしても、同じ踏
段寸法の乗客コンベアを設置せざるを得なかった。
【０００４】本発明の目的は、設置スペース、特に幅方
向の設置スペースを低減し得る乗客コンベアを提供する
ことにある。
【０００５】本発明の別な目的は、リニュアル時、同じ
設置寸法内に設置できて幅方向を拡張できる乗客コンベ
アを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、主枠の側枠体と移動手摺の垂直投影を重な
るように配置し、かつこの移動手摺に対し踏板の車輪の
垂直投影を重なるようにしたのである。
【０００７】上記構成により、従来において踏板の幅方
向両端と側枠体との間に存在していた左右の空間部を大
幅に縮少することができ、その結果、乗客コンベアの幅
方向の寸法を縮少することができる。
【０００８】乗客コンベアの幅方向の寸法を縮少できる
と云うことは、同じ設置寸法なら、幅方向に余裕を持っ
た、云い代えれば、幅方向寸法を拡張した踏板を採用す
ることができると云うことであり、リニュアルによって
乗客コンベアの輸送能力を増大させることができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施の形態を図１
及び図２に示すエスカレーターに基づいて説明する。
【００１０】エスカレーター１は、建築物の上階ＵＦ及
び下階ＬＦに跨って設置される主枠２を有する。この主
枠２は、左右の側枠体３と、これらの側枠体３を連結す
る横部材４を有する。側枠体３は、エスカレーター１の
長手方向に延在する上弦材５と、この上弦材５の下方に
間隔をもって位置する下弦材６と、これら上弦材５及び
下弦材間を連結する縦部材７とによって構成されてい
る。
【００１１】上記のように構成された主枠２は、その内
側の両側部に、後述する踏段を案内するガイドレール８
が固定されている。踏段９は、踏段枠１０とこの踏段枠
１０に水平に固定された踏板１１とから構成され、か
つ、踏段枠１０の幅方向両端部に突出する夫々一対の前
輪１２と後輪１３とからなる車輪を備えている。これら
車輪は前記ガイドレール７上を転動して往路側において
は前記踏板１１が常に水平を維持するように走行する。
【００１２】また、前記左右の側枠体３の上部には、固
定具を介して欄干１４が立設されている。この欄干１４
は、例えば強化ガラスパネルからなる欄干パネル１５
と、欄干パネル１５の周縁に固定された手摺枠１６と、
この手摺枠１６に移動可能に案内される無端状の移動手
摺１７とを有し、欄干パネル１５の基部は、内デッキカ
バー１８や外デッキカバー１９によって覆われている。
内デッキカバー１８の下部からは、内デッキカバー１８
及び外デッキカバー１９の内側と踏段９の端部とを仕切
るスカートガード２０が垂直に延在している。また、前
記移動手摺１７は、欄干１４の長手方向両端部の一方側
で方向転換して内デッキカバー１８及び外デッキカバー
１９の内側に入り、欄干１４の長手方向両端部の他方側
で内デッキカバー１８及び外デッキカバー１９の外側に
現われる。前記移動手摺１７は、内デッキカバー１８及
び外デッキカバー１９の外側を往路として走行し、内デ
ッキカバー１８及び外デッキカバー１９の内側を帰路と
して走行する。
【００１３】前記踏段９は、前輪１２の軸を踏段チェー
ン２１に連結されており、この踏段チェーン２１は、主
枠２の上部機械室内に軸支された駆動スプロケット２２
に巻掛けられ、主枠２の下部機械室内に軸支された従動
輪２３に巻掛けられている。前記駆動スプロケット２２
は、近傍に設置した駆動機２４によって回転力を伝達さ
れている。
【００１４】上記構成のエスカレーター１において、移
動手摺１７の垂直投影が側枠体３に対し、踏段９の幅に
沿う方向にＬ寸法重なるように配置し、このように配置
した移動手摺１７に、前記踏段８の車輪、特に、前輪１
２の垂直投影が重なるように配置したのである。前記垂
直投影が側枠体３に重なる移動手摺１７は、少なくとも
帰路側を走行する移動手摺１７である。
【００１５】詳しく説明すると、側枠体３の上弦材５の
踏段幅に沿う方向に移動手摺１７の垂直投影が重なるよ
うに、縦部材７の上部に段差部７Ａを形成し、移動手摺
１７との干渉を避けている。また、上記のように配置し
た、移動手摺１７に対し、踏段の前輪１２を踏段幅に沿
う方向に接近させ、さらに垂直投影が重なるように配置
することにより、踏段９の端部は側枠体側に接近する。
しかし、前輪１２を、その中心が移動手摺１７の中心よ
りも側枠体３寄りにＬ0 寸法ずれるように垂直投影が重
なるようにすれば、踏段９の端部はさらに側枠体３側に
接近することになる。
【００１６】このように本実施の形態によれば、移動手
摺１７を側枠体３側に寄せることができるので、内デッ
キカバー１８及び外デッキカバー１９の内側の帰路側の
移動手摺１７に対してスカートガード２０を接近させる
ことができ、こんどは、踏段９の前輪１２の中心を移動
手摺１７の中心よりも側枠体３側にずらすことにより、
スカードガード２０に対して踏段９の幅方向の端部を接
近させることができる。
【００１７】これにより、踏段９の幅が従来と同じな
ら、エスカレーター１の設置幅を縮少することができ
る。
【００１８】設置後、２０年前後経過したエスカレータ
ーは、内部構成がかなり余裕を持って設計されているの
で、リニュアルの際、同じ設置幅でありながら踏段幅の
広い、例えば既設エスカレーターの踏段幅が１０００mm
幅の場合、踏段幅が１２００mm幅のリニュアルエスカレ
ーターを設置することができ、輸送能力を向上すること
ができる。
【００１９】上記実施の形態は、乗客コンベアとしてエ
スカレーターを一例として説明したが、基本構成がエス
カレーターと同じで踏板間に段差を生じない電動道路に
ついても本発明が適用できることは勿論である。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、設
置スペース、特に幅方向の設置スペースを低減でき、ま
た、リニュアル時、同じ設置寸法内に設置できて幅方向
を拡張できる乗客コンベアを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による乗客コンベアの要部を示す図２に
おけるII−II線に沿う断面図。
【図２】本発明による乗客コンベアの全体を示す概略側
面図。
【符号の説明】
１…エスカレーター（乗客コンベア）、２…主枠、３…
側枠、９…踏段、１１…踏板、１２…前輪（車輪）、１
７…移動手摺。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 忠一 東京都千代田区神田駿河台四丁目６番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 山口 幸宏 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所ビルシステムグループ水戸ビ ルシステム本部内 (72)発明者 小川 博康 東京都千代田区神田駿河台四丁目６番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 高橋 哲也 茨城県ひたちなか市堀口832番地の２ 日 立システムプラザ勝田 日立水戸エンジニ アリング株式会社内 Ｆターム(参考） 3F321 AA05 CB24 CD01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】無端状に連結されて循環移動する複数の踏
    板と、これら踏板の両側に立設された欄干の周縁を移動
    する移動手摺と、左右の側枠体とこれらを連結する横部
    材とを有し前記踏板や移動手摺を支持して建築物へ設置
    する主枠とを備えた乗客コンベアにおいて、前記移動手
    摺と前記主枠の側枠体の垂直投影が重なるように配置す
    ると共に、前記踏板の車輪と前記移動手摺の垂直投影が
    重なるように構成したことを特徴とする乗客コンベア。
  2. 【請求項２】無端状に連結されて循環移動する複数の踏
    板と、これら踏板の両側に立設された欄干の周縁を移動
    する移動手摺と、左右の側枠体とこれらを連結する横部
    材とを有し前記踏板や移動手摺を支持して建築物へ設置
    する主枠とを備えた乗客コンベアにおいて、前記移動手
    摺と前記主枠の側枠体の垂直投影が重なるように配置す
    ると共に、前記踏板の車輪の垂直投影が前記移動手摺の
    主枠側寄りに重なるように構成したことを特徴とする乗
    客コンベア。
  3. 【請求項３】前記踏板の車輪は、車輪中心が前記移動手
    摺の中心に対して前記側枠体側寄りに変位していること
    を特徴とする請求項１又は２記載の乗客コンベア。
  4. 【請求項４】前記車輪は、一対の後輪間隔よりも大きい
    間隔を有する前輪であることを特徴とする請求項１，２
    または３記載の乗客コンベア。
  5. 【請求項５】前記主枠の側枠体の垂直投影が重なる前記
    移動手摺は、帰路側の移動手摺であることを特徴とする
    請求項１，２，３または４記載の乗客コンベア。
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