JP2002068655A - マンコンベア - Google Patents

マンコンベア

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JP2002068655A
JP2002068655A JP2000253881A JP2000253881A JP2002068655A JP 2002068655 A JP2002068655 A JP 2002068655A JP 2000253881 A JP2000253881 A JP 2000253881A JP 2000253881 A JP2000253881 A JP 2000253881A JP 2002068655 A JP2002068655 A JP 2002068655A
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Japan
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section
row
skirt guard
panel
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Application number
JP2000253881A
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English (en)
Inventor
Takayuki Kikuchi
孝幸 菊池
Yoshio Ogimura
佳男 荻村
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Toshiba Corp
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Elevator Co Ltd
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Publication date
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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】後輪がフレームの側部の外方側に突出する構造
のステップであっても、容易にトラス内から取り出すこ
とができるマンコンベアを提供する。 【解決手段】トラス1内に組み込まれたステップ列4
と、トラス1の内側に設けられた支持部材15,16
と、この支持部材15,16に取り付けられたスカート
ガードパネル22と、ステップ列4の側部に沿って立設
された欄干パネル18と、この欄干パネル18とスカー
トガードパネル22との間に設けられた内デッキ25と
を備え、トラス1の途中の区間がステップ着脱区間Lと
なっていて、この区間における支持部材15,16、ス
カートガードパネル22および内デッキ25が他の区間
の部分に対して着脱可能な分割部15a,15b,22
a,25aとなっており、これら分割部の取り外しによ
りステップ列4から離脱させた所定のステップ2をトラ
ス1の外部へ取り出し可能としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エスカレータや
動く歩道等の乗客搬送用のマンコンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】マンコンベアとしての例えばエスカレー
タにおいては、建屋の下階の乗降口と上階の乗降口との
間にトラスが傾斜して据え付けられ、このトラス内に乗
客搬送用のステップ列が組み込まれ、またトラスの上部
にステップ列の両側部に沿って配置するように欄干パネ
ルが設けられている。
【0003】ステップ列は乗客搬送用の多数のステップ
をチエーンを介して無端状に連結してなり、このステッ
プ列が建屋の下階から上階あるいは上階から下階に向っ
て順次走行し、この走行するステップ列を介して乗客を
下階から上階あるいは上階から下階に搬送するようにな
っている。
【0004】図6および図7には、トラスの傾斜区間部
分における内部構造を示してある。トラス1の内部に
は、乗客搬送用の多数のステップ2をチエーン3を介し
て無端状に連結してなるステップ列4が組み込まれてい
る。
【0005】ステップ2は、フレーム5を有し、このフ
レーム5の上面に踏板6が、背面に蹴上げ板7が取り付
けられている。そしてフレーム5の前部側の左右両側に
前輪8が、後部側の左右両側に後輪9がそれぞれ設けら
れている。
【0006】左右に離間した前輪8は、前輪軸10の両
端部に回転自在に取り付けられ、フレーム5にこの前輪
軸10に係脱可能な係合部5aが形成され、この係合部
5aを介してフレーム5が前輪軸10に脱着可能に取り
付けられている。そして各ステップ2における前輪軸1
0の端部相互が前記チエーン3により互いに連結されて
いる。なお、ステップ2はチエーン3に沿って互いに隣
接して連続的に配列しているものであるが、図6におい
てはその連続して配列するステップ2のうちの1つおき
のステップ2のみを示してある。
【0007】ステップ2の後輪9はフレーム5に固定し
て取り付けられた後輪軸11に回転自在に取り付けられ
ており、図7に示すように、前輪8および後輪9はトラ
ス1の内側の側部に設けられたガイドレール13の上に
転動自在に載置され、このガイドレール13に沿って各
ステップ2が走行するようになっている。
【0008】トラス1の内側には、そのトラス1の長手
方向に沿って連続する第1および第2の支持部材15,
16が設けられ、またトラス1の内側寄りの上部には外
デッキ17を介して欄干パネル18が設けられ、この欄
干パネル18の上端縁にガイド部材19を介して手すり
ベルト20が走行可能に装着されている。
【0009】第1および第2の支持部材15,16間に
は、ステップ2の側面とごく僅かな隙間をあけて対向す
るようにスカートガードパネル22が設けられ、このス
カートガードパネル22は図6に示すように長手方向に
複数に分割され、その各分割体の上部がねじ23を介し
て第1の支持部材15に係止され、ほぼ中間部が挟み板
24を介して第2の支持部材16に係止されている。
【0010】また、第1の支持部材15と欄干パネル1
8の下部との間には内デッキ25が設けられ、この内デ
ッキ25は長手方向に複数に分割され、その各分割体の
下部がねじ26を介して第1の支持部材15に係止され
ている。
【0011】このようなエスカレータにあっては、その
保守点検時等にステップ列4からステップ2を取り外し
てトラス1内から取り出すことが可能である。
【0012】ステップ2をトラス1内から取り出す際に
は、図6に示すようにそのステップ2と干渉する部分に
おける内デッキ25の分割体を取り外し、ステップ2を
上方に持ち上げる。
【0013】前輪8および前輪軸10はチエーン3に連
結されているが、ステップ2のフレーム5は係合部5a
を介して前輪軸10に係脱可能に係合しているだけであ
るから、その係合部5aを前輪軸10から離脱させるこ
とにより前輪軸10および前輪8をトラス1内に残して
ステップ2を上方に引き上げてトラス1内から取り出す
ことができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば既存
の駅舎において新たにエスカレータを設置する場合、そ
の建物の一部を大幅に改造したり、機材の搬入のために
建物の一部を一時的に解体する必要があり、莫大な費用
ならびに工期がかかる。
【0015】特に駅舎の既設の階段にエスカレータを併
設するような場合、階段およびプラットホーム等の床面
部分にトラスの一部を落とし込むための大きな開口部を
造形する工事が必要で、建物側の工事の負担が相当大き
くなる。また、階段の下部に補強部材が存在する場合、
その補強部材を除去する代わりに他の補強部材を新たに
設けなければならなくなるなど、さらに大幅な改造が必
要となり、費用の負担がますます増大してしまう。
【0016】そしてこのような建物側の改造工事の大規
模化は工事期間の長期化を招くこととなり、営業中の駅
舎での工事であるから工事範囲の囲いや養生等の安全対
策等の拡大や、利用客に対して不便を強いる期間の拡大
などの損失が非常に大きくなるという問題がある。
【0017】これらは、エスカレータのトラスの深さ方
向の寸法が大きいことがその要因の一つとなっており、
このトラスの深さ方向の寸法を小さくすることが従来の
エスカレータの重要な課題となっている。
【0018】トラスの深さ方向の寸法はこの内部に組み
込まれるステップの高さ寸法に依存する。従来のステッ
プ2においては、図6に示すように、フレーム5の一部
がアーム部5bとして蹴上げ板7の下方からその後方側
に延出し、このアーム部5bの先端部に後輪9が取り付
けられた構造となっており、したがってステップ2の高
さ寸法は、後輪9の外径と蹴上げ板7の高さとの合算分
となり、この結果、踏板6が水平の姿勢のときのステッ
プ2の高さ寸法が大きく、これに応じてトラス1の深さ
方向の寸法も大きくなっている。
【0019】そこで、後輪9を蹴上げ板7の内側の領域
で、かつその後輪9の下端が蹴上げ板7の下端縁とほぼ
同一のレベルとなる位置に配置させてステップ2の高さ
寸法を小さく抑えるようにすることが考えられる。
【0020】ところがこの場合、後輪9はフレーム5の
側面からその外方に突出する位置に配置せざるをえなく
なる。後輪9がフレーム5の後方側に配置する従来のス
テップ2においては、その後輪9をフレーム5の幅方向
の内側の領域に配置させることができ、したがってステ
ップ2をトラス1内から引き抜く際に、内デッキ25を
取り外すだけでその引き抜きの作業を支障なく行なえる
が、後輪9がフレーム5の側面から突出する位置に配置
する構造であると、その後輪9がトラス1の内側の支持
部材15,16およびスカートガードパネル22と干渉
してステップ2の引き抜きが不可能となってしまう。
【0021】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、後輪がフレームの
側部の外方側に突出する構造のステップであっても、容
易にトラス内から取り出すことができるマンコンベアを
提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、建屋の乗降口間に据え付けられたトラスと、このト
ラス内に組み込まれ、無端走行して乗客を搬送するステ
ップ列と、前記トラスの内側にその長手方向に沿って設
けられた支持部材と、この支持部材に前記ステップ列に
おけるステップの側面と僅かな隙間をあけて対向するよ
うに取り付けられたスカートガードパネルと、前記ステ
ップ列の側部に沿って立設された欄干パネルと、この欄
干パネルの下部と前記スカートガードパネルの上部との
間に設けられた内デッキとを備え、前記ステップ列にお
ける各ステップは、その前輪を残してステップ列から離
脱可能であり、かつ後輪がフレームの側部の外方側に設
けられているマンコンベアにおいて、前記トラスの途中
の区間がステップ着脱区間となっていて、この区間にお
ける前記支持部材、スカートガードパネルおよび内デッ
キが他の区間の部分に対して着脱可能な分割部となって
おり、これら分割部の取り外しによりステップ列から離
脱させた所定のステップのトラス外への取り出しを可能
にしてあることを特徴としている。
【0023】請求項2の発明においては、建屋の乗降口
間に据え付けられたトラスと、このトラス内に組み込ま
れ、無端走行して乗客を搬送するステップ列と、前記ト
ラスの内側にその長手方向に沿って設けられた支持部材
と、この支持部材に前記ステップ列におけるステップの
側面と僅かな隙間をあけて対向するように取り付けられ
たスカートガードパネルと、前記ステップ列の側部に沿
って立設された欄干パネルと、この欄干パネルの下部と
前記スカートガードパネルの上部との間に設けられた内
デッキとを備え、前記ステップ列における各ステップ
は、その前輪を残してステップ列から離脱可能であり、
かつ後輪がフレームの側部の外方側に設けられているマ
ンコンベアにおいて、前記トラスの途中の区間がステッ
プ着脱区間となっていて、この区間における前記支持部
材の途中は分断されて途切れ部となっており、ステップ
着脱区間におけるスカートガードパネルおよび内デッキ
は他の区間の部分に対して着脱可能な分割部となってお
り、ステップ列から離脱させた所定のステップを、前記
各分割部を取り外し、前記支持部材の途切れ部を通して
トラスの外部へ取り出すことを可能にしてあることを特
徴としている。
【0024】請求項3の発明においては、トラスは建屋
の下階の乗降口と上階の乗降口との間に据え付けられ、
ステップ着脱区間はそのトラスの下階または上階あるい
はその両方の乗降口の近傍の傾斜部に定められているこ
とを特徴としている。
【0025】請求項4の発明においては、ステップ着脱
区間は、欄干パネルに装着された手すりベルトを駆動す
る駆動装置の設置部に対応する位置に設けられているこ
とを特徴としている。
【0026】請求項5の発明においては、ステップ着脱
区間に配置された請求項1における支持部材の分割部
は、位置決め手段によりその配置位置に位置決めされて
いることを特徴としている。
【0027】請求項6の発明においては、ステップ着脱
区間に配置されたスカートガードパネルの分割部は、逆
台形状をなしていることを特徴としている。
【0028】請求項7の発明においては、ステップ着脱
区間に配置された内デッキの分割部は、その一端部がヒ
ンジを介して回動可能に支持されていることを特徴とし
ている。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図1ないし図5を参照して説明する。なお、従来の
構成と対応する部分には同一の符号を付してその詳細な
説明を省略する。
【0030】図1および図2には第1の実施形態を示し
てあり、ステップ列4の各ステップ2における後輪9
は、蹴上げ板7の内側の領域で、かつこの後輪9の下端
が蹴上げ板7の下端縁とほぼ同一のレベルとなるように
フレーム5の側部の外方側に突出するように設けられて
いる。
【0031】すなわち、フレーム5には、両端部がフレ
ーム5の両側面からその外方に突出する後輪軸11が設
けられ、この後輪軸の11の両端部に後輪9が回転自在
に取り付けられている。そしてこの構造により、踏板6
が水平の姿勢のときのステップ2の高さの寸法が小さく
抑えられ、これに応じてトラス1の深さの寸法も小さく
なっている。
【0032】トラス1は、建屋の下階の乗降口と上階の
乗降口との間に据え付けられ、例えばその下階の乗降口
の近傍におけるトラス1の傾斜部の一定区間の部分がス
テップ着脱区間Lとなっている。
【0033】トラス1の内側に設けられた支持部材1
5,16は、そのステップ着脱区間Lに対応する途中の
区間の部分がその両側の固定部15b,16bから切り
離されて分割された分割部15a,16aとなってい
る。
【0034】そして第1の支持部材15における分割部
15aと第2の支持部材16における分割部16aは、
縦梁28により互いに結合されて一体的な着脱ユニット
29として構成されている。
【0035】第1の支持部材15における固定部15b
の端部には、分割部15aの端部の重合が可能な受板3
0がそれぞれ取り付けられ、また第2の支持部材16に
おける固定部16bの端部には位置決めピン32がそれ
ぞれ取り付けられているとともに、分割部16bの端部
にその位置決めピン32に差込み可能な通し孔(図示せ
ず)を有する位置決め片33が取り付けられている。
【0036】そして、位置決め片33の通し孔を位置決
めピン32に差込みながら分割部15aの両端部を固定
部15bの端部の受板30の上に重ね合わせることによ
り、着脱ユニット29を支持部材15,16の固定部1
5b,16b間の所定の位置に位置決めして配置させる
ことができるようになっている。
【0037】スカートガードパネル22は、少なくとも
ステップ着脱区間Lに対応する部分が他の部分から切り
離されて分割された分割部22aとなっており、この分
割部22aは上下のほぼ中間部がその内面に設けられた
挟み板24を介して支持部材16に係脱可能に係止され
るようになっている。
【0038】この分割部22aの上部は、支持部材15
における分割部15aの上に重ね合わされ、この状態の
もとで分割部22aの外面から分割部15aおよび受板
30を貫通するようにねじ34が螺挿され、こられねじ
34の締め付けにより支持部材15の分割部15aおよ
びスカートガードパネル22の分割部22aが支持部材
15の固定部15bに着脱可能に係止される構造となっ
ている。
【0039】また、内デッキ25も少なくともステップ
着脱区間Lに対応する部分が他の部分から切り離されて
分割された分割部25aとなっており、この分割部25
aはその下部がねじ35を介して支持部材15の固定部
15bに着脱可能に取り付けられる構造となっている。
【0040】なお、図1および図2においては、トラス
1の一側部側における構造を示してあるが、トラス1の
他側部側においても同様の構造に構成されている。
【0041】保守点検等に際し、ステップ2をトラス1
内から取り出すときには、まずステップ列4を走行させ
てその取り出すべきステップ2をステップ着脱区間Lの
部分に移動させる。
【0042】この状態においては、ステップ2の後輪9
がフレーム5の側方に突出して内デッキ25、スカート
ガードパネル22および支持部材15,16と干渉する
位置関係にあるから、まずねじ35を抜き取って内デッ
キ25の分割部25aを支持部材15の固定部15bか
ら取り外し、またねじ34を抜き取ってスカートガード
パネル22の分割部22aを支持部材15,16から取
り外し、さらに支持部材15,16の分割部15a,1
6aからなる着脱ユニット29を固定部15b,16b
から取り外す。
【0043】これにより、ステップ2の側部の上方が広
く開放され、したがってこの状態でステップ2を上方に
引き上げ、前輪8および前輪軸10をガイドレール13
の上に残してステップ列4から離脱させ、さらにステッ
プ2を引き上げることにより後輪9を他の部材と干渉さ
せることなく容易に能率よくステップ2をトラス1内か
ら取り出すことができる。
【0044】ステップ着脱区間Lは、乗降口の近傍に定
められており、したがってこのステップ着脱区間Lにお
いてトラス1内から取り出したステップ2はその乗降口
に容易に運び込み、その乗降口から台車等を用いて所定
の保守点検場所にまで搬送することができる。
【0045】また、取り出したステップ2をトラス1内
に再び収納する際にも同様に容易にそのステップ2をト
ラス1内に差し入れて収納することができる。そして、
ステップ2をトラス1内に収納してステップ列4に連結
した後には、まず着脱ユニット29の位置決め片33の
通し孔を固定部16bの位置決めピン32に差込む。こ
れにより着脱ユニット29を所定の位置に容易にかつ的
確に位置決めして取り付けることができる。
【0046】この後、スカートガードパネル22の分割
部22aを挟み板24を介して固定部16bに取り付
け、さらにこのスカートガードパネル22の分割部22
aの上部を着脱ユニット29の分割部15aと共に受板
30の上に重ね合わせ、かつ分割部22aの外面から分
割部15aを貫通して受板30にねじ34を螺挿して締
め付け、さらに内デッキ25の分割部25aの下部をね
じ35を介して固定部15bに係止する。これにより内
デッキ25およびスカートガードパネル22が途切れな
く繋がり、当初の状態に復元する。
【0047】図3には第2の実施形態を示してあり、こ
の実施形態においては、スカートガードパネル22の分
割部22aが逆台形状に形成され、この逆台形状の分割
部22aがその両側の他の区間の部分のスカートガード
パネル22と一連に繋がっており、また内デッキ25の
分割部25aはその一端側の端縁がその一方側の他の区
間の部分の内デッキ25の端縁にヒンジ40を介して回
動自在に取り付けられている。そしてこの分割部25a
の他端側の端部がねじ35を介して支持部材15の固定
部15bに係止される構造となっている。
【0048】この実施形態の場合には、ねじ35を取り
外し、内デッキ25の分割部25aをヒンジ40を支点
に上方に回動し、この後、スカートガードパネル22の
分割部22aを取り外し、さらに支持部材15,16の
着脱ユニット29を取り外すことにより、第1の実施形
態の場合と同様にステップ2をトラス1内から容易に取
り出すことができる。
【0049】そして特に、スカートガードパネル22の
分割部22aは逆台形状をなしており、このためこの分
割部25aを抜き差しして着脱する際に、その傾斜した
両側縁をガイドとしてその着脱の作業を円滑に能率よく
行なうことができる。
【0050】また、スカートガードパネル22の分割部
22aが他の区間の部分のスカートガードパネル22と
異なる逆台形状をなしているから、スカートガードパネ
ル22の全長の区間からステップ着脱区間Lの位置を目
視により識別する際に、その分割部22aの形状に基づ
いて容易に識別することができる。
【0051】図4には第3の実施形態を示してあり、こ
の実施形態においては、ステップ着脱区間Lが、欄干パ
ネル18に装着された手すりベルト18の駆動用の駆動
装置42の設置部に対応する部分となっている。
【0052】そして支持部材15の分割部15aの端部
およびこの端部が重なり合う受板30にはねじ挿入用の
孔が形成されておらず、スカートガードパネル22の分
割部22aはこの分割部22aの外面から支持部材15
の固定部15aに亘って螺挿されるねじ34で固定され
る構造となっている。
【0053】この実施形態の場合には、ステップ着脱区
間Lと手すりベルト駆動装置42の設置部とが互いに対
応する位置関係にあるから、ステップ着脱区間Lにおい
てステップ2を取り出した際に、そのまま手すりベルト
駆動装置42に対する点検調整等の作業を行なうことが
できる。
【0054】一般に、手すりベルト駆動装置42に対す
る点検調整等の作業に際してはステップ列4からその一
つあるいは幾つかのステップ2を取り外してステップ列
4の途中に空間部を形成し、この空間部をステップ列4
を走行させて手すりベルト駆動装置42の設置部に配置
させ、この状態でその空間部を通して手すりベルト駆動
装置42に対する点検調整等の作業を行なうのが通例で
あるが、この実施形態においては、ステップ着脱区間L
が手すりベルト駆動装置42の設置部に対応する位置と
なっているから、そのステップ着脱区間Lでステップ2
を取り出したときにステップ列4を走行させることな
く、そのまま手すりベルト駆動装置42に対する点検調
整等の作業を行なうことができる。
【0055】また、支持部材15の分割部15aの端部
およびこの端部が重なり合う受板30にはねじ挿入用の
孔が形成されていないから、その芯合わせが不要とな
る。
【0056】図5には第4の実施形態を示してあり、こ
の実施形態においては、第1および第2の支持部材1
5,16の途中がステップ着脱区間Lの部分において分
断されて一定の幅の途切れ部15c,16cとなってい
る。
【0057】これら途切れ部15c,16cの幅Xは、
ステップ2の後輪9の外径よりやや大きい程度の寸法と
なっている。
【0058】この実施形態の場合、ステップ2を取り出
す際には、まず支持部材15,16から内デッキ25の
分割部25aおよびスカートガードパネル22の分割部
22aをそれぞれ取り外す。そしてステップ2を引き上
げ、その後輪9を支持部材15,16の途中の途切れ部
15c,16cに通しながらその上方に引き出す。これ
によりステップ2の後輪9と支持部材15,16との干
渉を避けて容易にステップ2をトラス1内から取り出す
ことができる。
【0059】また、この実施形態においては、支持部材
15,16の途中を単に分断するだけであるから、前記
実施形態の場合のような着脱ユニット29が不要で構造
が簡単となり、製作上のコストが軽減し、また分解組立
時の作業も容易となる。
【0060】なお、前記各実施形態においては、ステッ
プ着脱区間を下階の乗降口の近傍の部分としたが、上階
の乗降口の近傍の部分、あるいは上階と下階のそれぞれ
の乗降口の近傍の部分に定めるような場合であってもよ
い。
【0061】また、この発明は、エスカレータを対象と
する場合に限らず、動く歩道等のマンコンベアにおいて
も同様に適用することが可能である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように請求項1および2の
発明によれば、後輪がフレームの側部の外方側に突出す
る構造のステップであっても、その後輪と他の部材との
干渉を避けて容易にステップをトラス内から取り出すこ
とができる。
【0063】そして特に、請求項3の発明においては、
ステップ着脱区間がトラスの下階または上階あるいはそ
の両方の乗降口の近傍の傾斜部に定められているから、
そのステップ着脱区間において取り出したステップを容
易にその近くの乗降口に運び込むことができる。
【0064】請求項4の発明においては、ステップ着脱
区間が手すりベルト駆動装置の設置部に対応する位置に
設けられているから、ステップをトラス内から取り出し
た際にそのまま手すりベルト駆動装置に対する点検調整
等の作業を行なうことができる。
【0065】請求項5の発明においては、ステップ着脱
区間に配置された支持部材の分割部を位置決め手段によ
りその配置位置に的確に位置決めすることができる。
【0066】請求項6の発明においては、ステップ着脱
区間に配置されたスカートガードパネルの分割部が逆台
形状をなしているから、その分割部の抜き差しを円滑に
行なえ、またスカートガードパネルの全長の区間からス
テップ着脱区間の位置を容易に識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す構成図。
【図2】図1中のA−A線に沿う断面図。
【図3】この発明の第2の実施形態を示す構成図。
【図4】この発明の第3の実施形態を示す構成図。
【図5】この発明の第4の実施形態を示す構成図。
【図6】従来のエスカレータの一部を示す構成図。
【図7】図6中のB−B線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…トラス 2…ステップ 3…チエーン 4…ステップ列 5…フレーム 8…前輪 9…後輪 13…ガイドレール 15,16…支持部材 18…欄干パネル 20…手すりベルト 22…スカートガードパネル 22a…分割部 25…内デッキ 25a…分割部 32…位置決めピン 33…位置決め片 40…ヒンジ 42…手すりベルト駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荻村 佳男 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 3F321 AA02 AA05 CB01 CB20 CB24 CE07 CE21 CE23 HA03 HA05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建屋の乗降口間に据え付けられたトラス
    と、このトラス内に組み込まれ、無端走行して乗客を搬
    送するステップ列と、前記トラスの内側にその長手方向
    に沿って設けられた支持部材と、この支持部材に前記ス
    テップ列におけるステップの側面と僅かな隙間をあけて
    対向するように取り付けられたスカートガードパネル
    と、前記ステップ列の側部に沿って立設された欄干パネ
    ルと、この欄干パネルの下部と前記スカートガードパネ
    ルの上部との間に設けられた内デッキとを備え、 前記ステップ列における各ステップは、その前輪を残し
    てステップ列から離脱可能であり、かつ後輪がフレーム
    の側部の外方側に設けられているマンコンベアにおい
    て、 前記トラスの途中の区間がステップ着脱区間となってい
    て、この区間における前記支持部材、スカートガードパ
    ネルおよび内デッキが他の区間の部分に対して着脱可能
    な分割部となっており、これら分割部の取り外しにより
    ステップ列から離脱させた所定のステップのトラス外へ
    の取り出しを可能にしてあることを特徴とするマンコン
    ベア。
  2. 【請求項2】建屋の乗降口間に据え付けられたトラス
    と、このトラス内に組み込まれ、無端走行して乗客を搬
    送するステップ列と、前記トラスの内側にその長手方向
    に沿って設けられた支持部材と、この支持部材に前記ス
    テップ列におけるステップの側面と僅かな隙間をあけて
    対向するように取り付けられたスカートガードパネル
    と、前記ステップ列の側部に沿って立設された欄干パネ
    ルと、この欄干パネルの下部と前記スカートガードパネ
    ルの上部との間に設けられた内デッキとを備え、 前記ステップ列における各ステップは、その前輪を残し
    てステップ列から離脱可能であり、かつ後輪がフレーム
    の側部の外方側に設けられているマンコンベアにおい
    て、 前記トラスの途中の区間がステップ着脱区間となってい
    て、この区間における前記支持部材の途中は分断されて
    途切れ部となっており、ステップ着脱区間におけるスカ
    ートガードパネルおよび内デッキは他の区間の部分に対
    して着脱可能な分割部となっており、ステップ列から離
    脱させた所定のステップを、前記各分割部を取り外し、
    前記支持部材の途切れ部を通してトラスの外部へ取り出
    すことを可能にしてあることを特徴とするマンコンベ
    ア。
  3. 【請求項3】トラスは建屋の下階の乗降口と上階の乗降
    口との間に据え付けられ、ステップ着脱区間はそのトラ
    スの下階または上階あるいはその両方の乗降口の近傍の
    傾斜部に定められていることを特徴とする請求項1また
    は2に記載のマンコンベア。
  4. 【請求項4】ステップ着脱区間は、欄干パネルに装着さ
    れた手すりベルトを駆動する駆動装置の設置部に対応す
    る位置に設けられていることを特徴とする請求項1、2
    または3に記載のマンコンベア。
  5. 【請求項5】ステップ着脱区間に配置された支持部材の
    分割部は、位置決め手段によりその配置位置に位置決め
    されていることを特徴とする請求項1に記載のマンコン
    ベア。
  6. 【請求項6】ステップ着脱区間に配置されたスカートガ
    ードパネルの分割部は、逆台形状をなしていることを特
    徴とする請求項1または2に記載のマンコンベア。
  7. 【請求項7】ステップ着脱区間に配置された内デッキの
    分割部は、その一端部がヒンジを介して回動可能に支持
    されていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    マンコンベア。
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