JP3884913B2 - エスカレーター - Google Patents

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幸宏 山口
忠一 斎藤
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
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    • B66B23/00Component parts of escalators or moving walkways

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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エスカレーターに係り、特に、主枠の高さ寸法が低いエスカレーターに関する。
【0002】
【従来の技術】
主枠の高さ寸法を全長に亘って低くしたエスカレーターは、特開平1−242389号公報,特開平10−250968号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成によれば、エスカレーターの設置スペースが小さくなるので設置に有利であるが、同時に主枠の強度が不足し、エスカレーターを構成する踏段,移動手摺,欄干等を支えることが困難となる問題がある。また、主枠の強度不足から、特に主枠全体に撓みが生じ易くなり、エスカレーターを一体で運搬及び据え付けする際に、補強が必要になる問題がある。さらに、主枠の撓みからエスカレーター組立て時の芯出しが厄介になるという問題が生じる。
【0004】
本発明の目的は、主枠の高さ寸法を低くしたエスカレーターの設置の有利性を損なうことなく、主枠の強度が維持できるエスカレーターを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、建築物の上下階に跨って設置され、傾斜部とその両側に上下水平部を有する主枠を備え、この主枠は、左右一対に設けられた側枠体を有し、前記側枠体は、上辺部と下辺部とこの両辺部間を連結する部材とを有するエスカレーターにおいて、前記側枠体の上辺部と下辺部間の間隔を、前記主枠の傾斜部から上下水平部に亘って、前記主枠の端部における前記側枠体の上辺部と下辺部間の間隔より広くしたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0007】
図1〜図4を用いて、本発明の一実施例であるエスカレーターについて説明する。
【0008】
建築物(図示せず)の上階床1と下階床2に跨って階段3が設けられている。この階段3は、中間踊り場4が設けられ、その上下に連なって上部傾斜通路5と下部傾斜通路6とが形成されている。
【0009】
この階段3にエスカレーター7を設置する場合、エスカレーター7を階段3の幅方向の一部を利用して配設し、エスカレーター7の上下端部を上階床1と下階床2に跨って支持している。このエスカレーター7は、前記上階床1と下階床2に跨って設置された主枠8と、踏段チェーン9A,9Bによって無端状に連結され、前記主枠8内に案内されて移動する踏段10と、この踏段10の移動方向に沿ってその両側に立設された一対の欄干11A,11Bと、これら欄干11A,11Bの周縁に案内され、前記踏段10と同期移動する移動手摺12A,12Bなどにより構成されている。
【0010】
前記主枠8は、左右一対の側枠体13A,13Bと、これらを連結する横部材(図示せず)とを有し、これら側枠体13A,13Bは、側枠体の上辺部となる上弦材14と、この上弦材14の下方に間隔をおいて配置された側枠体の下辺部となる下弦材15と、これらの間を連結する縦部材16とからなり、図1に示すようなトラス構造を組んでいる。
【0011】
また、前記上弦材14は、主枠8の全長に亘って、側枠体13A,13Bの上辺部に設けられ、前記下弦材15も、主枠8の全長に亘って、側枠体13A,13Bの下部に設けられている。
【0012】
上記構成の側枠体13A,13Bを有する前記主枠8は、上階床1に支持される上水平部Aと下階床2に支持される下水平部Bとこれらの間に位置する傾斜部Cとで形成されている。
【0013】
このように構成された前記主枠8の上下水平部A,Bの高さ寸法ha,hbは、踏段10が方向転換する位置での軌跡を変化させ、あるいは方向転換する踏段10の姿勢を変化させることなどにより、その踏段10の奥行き寸法の2倍以下で、踏段10の高さ寸法の2倍以上となるように低く形成している。その結果、高さ寸法ha,hbは、従来の主枠の上下水平部の高さ寸法と比べて30%以上低くしている。
【0014】
上記のように構成された主枠8の上水平部A内には、一対の駆動スプロケットが軸支され、下水平部B内には、一対の従動スプロケットが同様に軸支されている(いずれも図示せず)。これら一対の駆動スプロケット及び従動スプロケットには一対の無端状の踏段チェーン9A,9Bが巻掛けられており、これら踏段チェーン9A,9Bには複数の踏段10が連結されている。
【0015】
踏段10は、幅方向の両側に張出した前輪軸17に回転自在に軸支された一対の前輪18A,18Bと、これら前輪18A,18Bよりも狭い間隔で軸支された一対の後輪19A,19Bを備えている。これら前輪18A,18B及び後輪19A,19Bは、前記主枠8に支持された各案内レール20,21上を転動して踏段10を所定の軌跡で移動させている。
【0016】
上記構成のほかに、前記主枠8には、踏段10の進行方向の両側に沿って一対の欄干11A,11Bが立設されている。この欄干11A,11Bは、欄干パネル22A,22Bと、この欄干パネル22A,22Bの周縁に設けられた手摺フレーム23A,23Bと、前記欄干パネル22A,22Bの基部を被う内デッキカバー24A,24Bと、前記内デッキカバー24A,24Bと前記踏段10とを仕切るスカートガード25A,25Bとで構成されている。この欄干11A,11Bの周縁すなわち前記手摺フレーム23A,23Bには、前記踏段10と同期して移動する前記移動手摺12A,12Bが案内されている。そして、主枠8の外表面は、安全性や意匠性のために化粧板などの外装板26によって被われている。ところで、欄干11A,11Bの踏段10からの高さ寸法は従来のエスカレーターとほぼ同じである。
【0017】
一方、本実施例では、上弦材14を上水平部Aの途中すなわち踏段10の移動走行に沿う長手方向の中間部から傾斜部Cにかけて緩やかにかつ直線的に上方へ高く配置し、また、上弦材14を下水平部Bの途中から傾斜部Cにかけて緩やかにかつ直線的に上方へ高く配置する構成としている。つまり、上弦材14を上水平部Aの途中から傾斜部Cにかけて、また、下水平部Bの途中から傾斜部Cにかけて、そして傾斜部Cの全長に亘って、欄干11A,11Bの内側で手摺フレーム23A,23Bに沿って近接して設けている。云い代えると、欄干11A,11Bの内部でその全長に亘って移動手摺12A,12Bに近接して高く構成されている。
【0018】
その結果、上下水平部A,Bの一部から傾斜部Cに至る側枠体13A,13Bの上弦材14と下弦材15間の間隔は、上下水平部A,Bの各端部における側枠体13A,13Bの上弦材14と下弦材15間の間隔(又は主枠8の上下水平部A,Bの端部の高さ寸法)ha,hbよりも広がり、傾斜部Cにおける側枠体13A,13Bの上弦材14と下弦材15間の間隔hcは最大となっている(hc>ha,hb)。具体的に前記間隔hcは、エスカレーターの機種により多少異なるが、間隔ha,hbの2倍以上になっている。また、主枠8の傾斜部Cにおける側枠体13A,13Bの上下辺部間の間隔hcは、隣接する踏段10の踏面のライザ側端を結ぶ線を基準として、側枠体13A,13Bの下辺部までの高さ寸法hdと、上辺部までの高さ寸法heとに区分され、本実施例においては、高さ寸法hdよりも高さ寸法heを大きく形成している。このように区分けされる前記高さ寸法hd内に、前記無端状に連結された踏段10及び踏段10を移動させるための踏段チェーン9A,9B、さらには踏段10の走行を案内する案内レール20,21などが配置されるのである。
【0019】
前述のように、上下水平部A,Bの高さ寸法ha,hbを従来に比べて30%以上低くしていることから、本実施例においても、この高さ寸法hdは従来に比べて当然低く形成されており、これにより設置スペースを可能な限り小さくしている。そして、各高さ寸法ha,hb,hc,hd,heの関係は、hc>he>ha,hb>hdあるいはhc>he>hd>ha,hbとなる。ここで、高さ寸法ha,hbとhdとが逆になる場合があるが、この差異は帰路側の踏段10の姿勢によるものである。
【0020】
本実施例によれば、上記のように構成したことにより、主枠8端部の高さ寸法は低く、傾斜部Cから上下水平部A,Bの一部にかけて側枠体13A,13Bの上,下弦材14,15間の間隔を広くしたので、主枠8は十分な強度を確保することができる。そのため、エスカレーター7を一体で運搬及び据え付けの際に、主枠8の撓みが生じないので、主枠8の補強が不要となり、また、エスカレーター7の芯出しが容易にできる。
【0021】
工事面においても、本実施例における主枠8端部の高さ寸法は低いので、設置の有利性を損なわない。つまり、主枠8の上下水平部端の高さ寸法は低くしたままなので、上階床1と下階床2,階段3と干渉する部分が少なく、その結果、干渉する上下階床や階段を改造する作業が少なくなるので、設置の有利性を損なわないのである。
【0022】
上述の構成のエスカレーター7において、側枠体13A,13Bの上弦材14の高さが変化する位置(上弦材14と下弦材15の間隔が変化する位置)27で、応力が集中する心配がある場合には、前記位置27で、前記主枠8を下方から支持する支持手段である支柱28を階段3の上部傾斜通路5を貫通して設けても良い。
【0023】
また、この階段3の上部傾斜通路5の貫通の工事が厄介な場合には、図3,図4に示すように、支持手段を第1の支持手段と第2の支持手段とで構成して支持するようにしても良い。即ち、階段3の上部傾斜通路5に設置される第1の支持手段である支柱29A,29Bで主枠8を下方から支持し、下階床2に設置される第2の支持手段である支柱30で階段3(上部傾斜通路5)を下方から支持するのである。
【0024】
次に、図5を用いて、他の実施例について説明する。
【0025】
本実施例においても、前述の実施例と同様に主枠31を構成する側枠体32は、その全長に亘って上辺部に設けられた上弦材33と、全長に亘って下辺部に設けられた下弦材34と、これら上弦材33と下弦材34を連結する縦部材35により構成され、これら部材33,34,35でトラスを構成している。そして、主枠31を構成する側枠体32の上弦材33を、上水平部Aの途中から垂直方向に高く配置し、高い位置を保ったまま傾斜部Cにかけて上弦材33を配置している。同様に、下水平部Bにおいても、上弦材33を、下水平部Bの途中から垂直方向に高く配置し、高い位置を保ったまま傾斜部Cにかけて上弦材33を配置している。このように形成することにより、側枠体32の上弦材33と下弦材34間の間隔は、傾斜部Cから上水平部A及び下水平部Bに亘って、上水平部Aの上端部における側枠体32の上弦材33と下弦材34間の間隔ha及び下部水平部Bの下端部における側枠体32の上弦材33と下弦材34間の間隔hbより広く構成され、傾斜部Cにおける上弦材33と下弦材34間の間隔hcは最大となっている(hc>ha,hb)。
【0026】
なお、本実施例においても、側枠体32は、上弦材33と下弦材34間の間隔を傾斜部Cから上下水平部A,Bに亘って、水平部A,Bの上下端部における側枠体の上弦材33と下弦材34間の間隔より広くした構成としているので、設置の有利性を損なうことなく主枠の強度を維持することができる。
【0027】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば、通常の側枠体の上方に、補強の為の追加の側枠体を後付けして側枠体を2段重ねとし、傾斜部から上下水平部に亘って側枠体の上下の幅(通常の側枠体の下弦材と、追加の側枠体の上弦材間の間隔)を広げた構成としても良い。
【0028】
この構成は、エスカレーターの運搬に主枠の撓みが少ないことが条件とされるが、後付けにする側枠体を個別に運搬することができる。
【0029】
また、エスカレーターを階段に設置した場合、エスカレーター(主枠)と階段との間に余裕があれば、上述の実施例のように上方のみに側枠体の上弦材と下弦材間の間隔を広げるのではなく、下方にも側枠体の上弦材と下弦材間の間隔を広げて、主枠の強度を維持するようにしても良い。例えば、図1に示したエスカレーターの場合は、上水平部Aの途中から傾斜部Cの中間踊り場4付近まで、側枠体の上弦材14と下弦材15間の間隔を下方に広げることができる。
【0030】
以上、上述の各実施例では、側枠体を、上弦材,下弦材,縦部材で構成しているが、強度と軽量をある程度維持できるものであれば、この構成に限定されるわけではなく、例えば、I型鋼を用いて側枠体を構成しても良い。この場合でも、側枠体の上辺部と下辺部間の間隔、つまり、側枠体の上辺部と下辺部間の幅寸法を、傾斜部から上下水平部に亘って広くして、上記の実施例と同様の効果を奏することができる。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、上辺部,下辺部間隔を広げた側枠体は、垂直方向に対して補強されるため、主枠全体の強度を維持することができ、主枠の強度不足による諸問題を一掃することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるエスカレーターの実施例を示す概略側面図である。
【図2】 図1のII−II線に沿う拡大断面図である。
【図3】 図1におけるエスカレーターの上階床近傍の他の実施例を示す部分断面図である。
【図4】 図3のIV−IV線に沿う拡大断面図である。
【図5】 本発明によるエスカレーターの主枠の他の実施例を示す概略側面図である。

Claims (7)

  1. 建築物の上下階に跨って設置された主枠と、この主枠に支持され、無端状に連結されて移動する踏段を備え、前記主枠の下辺部は、傾斜部と、その長手方向の両端部にそれぞれ上階と下階とに連なる水平部とを有するエスカレーターにおいて、
    前記主枠の上水平部の途中から前記主枠の傾斜部にかけて前記上辺部を緩やかにかつ直線的に上方へ配置し、前記主枠の下水平部の途中から前記傾斜部にかけて前記上辺部を緩やかにかつ直線的に上方へ配置して、前記上辺部と下辺部の間隔を前記上下水平部の途中から前記傾斜部にかけて緩やかに広げ、前記傾斜部における前記主枠の上辺部と下辺部間の間隔を前記水平部の長手方向端部における上辺部と下辺部間の間隔より広くしたことを特徴とするエスカレーター。
  2. 無端状に連結されて移動する踏段と、この踏段の進行方向に沿って両側に立設された欄干と、この欄干の周縁に案内され、前記踏段と同期移動する移動手摺と、これらを全長に亘って支持し、傾斜部とその両側に水平部を有する主枠を備えたエスカレーターにおいて、
    前記主枠の上水平部の途中から前記主枠の傾斜部にかけて前記上辺部を緩やかにかつ直線的に上方へ配置し、前記主枠の下水平部の途中から前記傾斜部にかけて前記上辺部を緩やかにかつ直線的に上方へ配置して、前記上辺部と下辺部の間隔を前記上下水平部の途中から前記傾斜部にかけて緩やかに広げ、前記傾斜部における主枠の上辺部を、前記欄干内で前記移動手摺に近接して配置したことを特徴とするエスカレーター。
  3. 中間踊り場を有する建築物の階段に設置され、傾斜部とその両側に上下水平部を有する主枠を備え、この主枠は、左右一対に設けられた側枠体を有し、前記側枠体は、上辺部と下辺部とこの両辺部間を連結する部材とを有するエスカレーターにおいて、
    前記側枠体の上辺部と下辺部間の間隔を、前記主枠の傾斜部から上下水平部に亘って、前記主枠の端部における前記側枠体の上辺部と下辺部間の間隔より広くし、前記主枠の上水平部における側枠体の上辺部と下辺部間の間隔が変化する位置で、前記主枠を下方から支持する支持手段を設け、前記支持手段は、前記階段に設置され、前記主枠を支持する第1の支持手段と、この第1の支持手段の下方に設置され、前記階段を支持する第2の支持手段とにより構成されることを特徴とするエスカレーター。
  4. 建築物の上下階に跨って設置された主枠と、この主枠に支持され、無端状に連結されて移動する踏段を備え、前記主枠の下辺部は、傾斜部と、その長手方向の両端部にそれぞれ上階と下階とに連なる水平部とを有するエスカレーターにおいて、
    前記水平部の高さ寸法は、前記踏段の奥行き寸法の2倍以下で、前記踏段の高さ寸法の2倍以上であり、前記主枠の上水平部の途中から前記主枠の傾斜部にかけて前記上辺部を緩やかにかつ直線的に上方へ配置し、前記主枠の下水平部の途中から前記傾斜部にかけて前記上辺部を緩やかにかつ直線的に上方へ配置して、前記上辺部と下辺部の間隔を前記上下水平部の途中から前記傾斜部にかけて緩やかに広げ、前記傾斜部における前記主枠の上辺部と下辺部間の間隔を前記水平部の長手方向端部における上辺部と下辺部間の間隔より広くしたことを特徴とするエスカレーター。
  5. 無端状に連結されて移動する踏段と、この踏段の進行方向に沿って両側に立設された欄干と、この欄干の周縁に案内され、前記踏段と同期移動する移動手摺と、これらを全長に亘って支持し、傾斜部とその両側に水平部を有する主枠を備えたエスカレーターにおいて、
    前記水平部の高さ寸法は、前記踏段の奥行き寸法の2倍以下で、前記踏段の高さ寸法2倍以上であり、前記主枠の上水平部の途中から前記主枠の傾斜部にかけて前記上辺部を緩やかにかつ直線的に上方へ配置し、前記主枠の下水平部の途中から前記傾斜部にかけて前 記上辺部を緩やかにかつ直線的に上方へ配置して、前記上辺部と下辺部の間隔を前記上下水平部の途中から前記傾斜部にかけて緩やかに広げ、前記傾斜部における主枠の上辺部を、前記欄干内で前記移動手摺に近接して配置したことを特徴とするエスカレーター。
  6. 前記傾斜部における上辺部と下辺部の間隔は、前記水平部の長手方向端部における上辺部と下辺部間の間隔の2倍以上に広く形成されることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載のエスカレーター。
  7. 建築物の上下階に跨って設置された主枠と、この主枠に支持され、無端状に連結されて移動する踏段を備え、前記主枠の下辺部は、傾斜部と、その長手方向の両端部にそれぞれ上階と下階とに連なる水平部とを有するエスカレーターにおいて、
    前記主枠の上水平部の途中から前記主枠の傾斜部にかけて前記上辺部を緩やかにかつ直線的に上方へ配置し、前記主枠の下水平部の途中から前記傾斜部にかけて前記上辺部を緩やかにかつ直線的に上方へ配置して、前記上下水平部の途中から上下水平部と傾斜部との前記下辺部の境目上を跨いで、前記上辺部と下辺部の間隔を前記傾斜部にかけて緩やかに広げ、前記傾斜部における前記主枠の上辺部と下辺部の間隔を前記水平部の長手方向端部における上辺部と下辺部間の間隔より広くしたことを特徴とするエスカレーター。
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