JP4907202B2 - 乗客コンベアの製造方法 - Google Patents

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本発明は、エスカレータ、動く歩道等の乗客コンベアの製造方法に関する。
図1は一般的な乗客コンベアの概略構成を示す側面図、図2は図1のA−A線断面図、図3乃至図5は従来の乗客コンベアの製造方法の説明図であり、図3はコンベア据え付け現場に固定されたトラスの斜視図、図4は図3のセンターポールの平面図、図5は図3のセンターポールの正面図である。
図1に示すように、この乗客コンベア(エスカレータ)は、階床間に架け渡されたトラス10と、このトラス10内に無端状に配列され循環移動する多数のステップ20(一部のみ図示)と、ステップ20の進行方向両側に立設された欄干パネル30(片側のみ図示)と、欄干パネル30の周縁部に設けられた手摺デッキ40と、手摺デッキ40に摺動自在に支持されステップ20と同期して移動する手摺ベルト50とを備えている。
トラス10は、上トラス11、中間トラス12、及び下トラス13を組み合わせて構成されている。各ステップ20は両側に配置された無端状のステップチェーン60(一部のみ図示)を介して連結されており、このステップチェーン60の一端はトラス10の上階側の端部に配置された駆動輪70に巻き掛けられ、ステップチェーン60の他端はトラス10の下階側の端部に配置された従動輪80に巻き掛けられている。
駆動輪70にはチェーンスプロケット(図示せず)が同心状に取り付けられており、その外周部には伝導チェーン90が巻き掛けられている。また、トラス10の上階側の端部にはモータ100が配置されており、その回転軸に取り付けられたスプロケット110に伝導チェーン90が巻き掛けられている。
ステップ20の両側面の前端側には前輪ローラ21が取り付けられ、後端側には後輪ローラ22が取り付けられている。なお、前輪ローラ21はステップチェーン60の一部を構成しており、図2に示すように、ステップチェーン60のリンクプレート61に回転自在に支持されている。
前輪ローラ21は及び後輪ローラ22は、それぞれステップ20の両側に配置されたガイドレール120及び130で案内される。ガイドレール120及び130は、トラス10におけるステップ20の進行方向に延びる中心線を基準として左右対称になるようにトラス10に取り付けられる。
モータ100が駆動されると駆動輪70が回転し、ステップチェーン60が長手方向に移動してステップ20が所定方向に循環移動する。また、モータ100から駆動輪70に伝達された駆動力は、図示しない手摺ベルト駆動機構を介して手摺ベルト50に伝達され、手摺ベルト50がステップ20と同じ方向に循環移動する。
乗客コンベアでは、上述したガイドレール120及び130のように、トラス10におけるステップ20の進行方向に延びる中心線を基準として左右対称に取り付けられる部材を備えており、従来、そのような部材の取り付けは、例えば次のような手順により行っていた。
まず、コンベア据付現場にトラス10を架設して芯を出し、固定する。そして、図3に示すように、トラス10の両端部上面にセンターポール140を立設して固定する。なお、図3においては、図面を見やすくするために、トラス10を構成する梁の一部を省略している。このセンターポール140の固定位置は、トラス10の端部に設けられた台座14の横方向中央部であり、固定方法としては、鉄製のアングル材150を用いて溶接固定する方法やボルトで固定する方法等がある。
次いで、図4及び図5に示すように、センターポール140の側壁の上端にネジ棒160を貫通させて一対のナット170により固定し、このネジ棒160の一端に一対のナット180及びこれらの間に配置された一対のワッシャ190を取り付ける。
センターポール140の内側には断面L字形のアングル200が固定され、その内側面の高さ方向のほぼ中央部からスタッド210が側方に突出しており、このスタッド210にピアノ線220の一端を調節リング230を介して取り付ける。
次いで、ピアノ線220をワッシャ190、190間においてネジ棒160に巻き回した後、他方のセンターポール140に向けて延伸させ、ピアノ線220の他端を他方のセンターポール140に取り付けられたネジ棒160及び調節リング230に同様に取り付ける。
次いで、各調節リング230を絞ってピアノ線220を緊張させ、図3に示すように、ピアノ線220の複数箇所に下げ振り240を取り付けて垂下させ、これがトラス1における左右に延びる梁15に設けられたけがき線16に合うようにピアノ線220の位置を調節する。そして、この下げ振り240を基準としてガイドレール等をスケールで位置を計測しながら左右対称となるように取り付ける。
上記従来の方法では、コンベア据付現場において、センターポール140、ピアノ線220、下げ振り240等を着脱する作業が必要であるため、手間がかかり、煩雑であった。
また、ピアノ線220を張設することで、作業員の移動が制限されるため、危険が伴う場合があった。
また、センターポール140の材質やその取付方法が原因で基準の位置ずれが生じる可能性が有るため、一定時間毎に基準の位置のチェックを行わなければならず、手間がかかっていた。
さらに、照度に欠ける据付現場では照度の確保が必要であり、手間がかかり不便であった。
本発明は上記従来の問題点を解決し、作業性及び安全性の向上を図った乗客コンベアの製造方法を提供することを目的としてなされたものである。
上記目的を達成するために、本発明は、トラスと、このトラス内に無端状に配列され循環移動する多数のステップと、前記ステップの進行方向両側に立設された欄干パネルと、この欄干パネルの周縁部に設けられた手摺デッキと、前記手摺デッキに摺動自在に支持され前記ステップと同期して移動する手摺ベルトとを備えた乗客コンベアの製造方法であって、コンベア製造現場において前記手摺デッキの一部を前記トラスの所定箇所に起立、倒伏自在に取り付け、その状態で前記トラスをコンベア据え付け現場に搬送し、コンベア据付現場において前記トラスを所定箇所に位置決め固定した後、前記トラスにおける前記ステップの進行方向に延びる中心線を基準として左右対称に取り付けられる部材を、コンベア製造現場において前記トラスに取り付けられた前記手摺デッキの一部を基準として取り付けることを特徴としている。
本発明によれば、コンベア据付現場において、センターポール、ピアノ線、下げ振り等を着脱する作業、一定時間毎の下げ振りの位置のチェック、照度が欠ける現場での照明の確保等が不要となるため、作業性が向上する。また、ピアノ線を張設しないため、作業者の移動が制限されることがないので、安全性が向上する。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図6は本発明の乗客コンベアの製造方法の説明図であり、手摺デッキの一部が取り付けられた上トラスの側面図、図7は図6の要部斜視図である。なお、本実施形態において、上記従来技術と同一又は類似の部分には同一の符号を用いており、重複する説明は省略してある。
図1に示すような乗客コンベアのトラス10は、コンベア製造現場において、上トラス11、中間トラス12、下階トラス13の三つの部分に分割された状態で梱包され、出荷される。そして、コンベア据付現場において、これら三つのトラス11乃至13が相互に連結され、所定箇所に位置決め固定される。
図6に示すように、本実施形態では、コンベア製造現場において、上トラス11の左右両側に設けられた前後に延びる上梁17(図3参照)の上面に、それぞれデッキ支持部材250を介して手摺デッキ40の一端側の折り返し端部41を取り付けておく。この折り返し端部41は手摺ベルト50の進行方向を反転させる部位である。
また、下トラス13についても、同様に手摺デッキ40の他端側の折り返し端部41を取り付けておく。そして、この状態で上トラス11、下トラス12、及び中間トラス13をそれぞれコンベア据付現場に搬送し、これらを互いに連結するとともに芯出しして建屋に固定する。
また、コンベア製造現場から、トラスとは別に梱包された各部材(例えば、欄干パネル30、手摺ベルト50、ステップチェーン60、ガイドレール120、130等)がコンベア据付現場に搬送される。
そして、これらの部材のうち、トラス10におけるステップ20の進行方向に延びる中心線を基準として左右対称に取り付けられる部材(例えばガイドレール12、130)については、トラス10に予め取り付けてある手摺デッキ40の折り返し端部41を基準にして取り付ける。
このようにすることで、従来のようにセンターポール140、ピアノ線220、下げ振り240等を着脱する作業が不要となると共に、一定時間毎に下げ振り240の位置ずれのチェックを行う必要がなくなるので、手間が低減すると共に、工期の短縮を図ることができる。
また、コンベア据え付け現場で折り返し端部41をトラス10に取り付ける作業が不要となるので、折り返し端部41の仮置き場の確保が不要となると共に、コンベア製造現場からの搬送時の車両数も低減することができる。
また、ピアノ線220を張設しないので、作業員の移動が制限されることがなく、安全である。
さらに、スケールを用いないため、照度に欠ける据付現場でも照度の確保が不要となる。 なお、あらかじめ手摺デッキ40の折り返し端部41を上トラス11と下トラス13に取り付けておくようにすることで、従来よりも上トラス11と下トラス13の搬送時の寸法がH(図7参照)だけ上方に拡大することになる。
そこで、手摺デッキ40の折り返し端部41を蝶番等を介してトラス10に取り付けておき、図7に示すように垂直に起立した状態と略水平に倒伏した状態とを選択的にとることができるようにしておけば、搬送時には折り返し端部41を倒伏させておくことで、寸法H分だけ嵩張ることがなくなるため、搬送が容易となる。
また、本実施形態では、コンベア製造現場において、折り返し端部41の内側に欄干パネル30を取り付けた状態で出荷するようにしているが、この欄干パネル30はコンベア据え付け現場で取り付けるようにしてもよい。このようにすると、搬送時において欄干パネル30が傷つかないように注意する必要がなくなり、取り扱いが容易となる。
なお、上記実施形態では、コンベア製造現場において手摺デッキ40の折り返し端部41をトラス10に取り付けて出荷するようにしているが、手摺デッキ40における折り返し端部41以外の部位をトラス10に取り付けて出荷するようにしてもよい。
また、本発明は、エスカレータ以外の乗客コンベアにも適用可能である。
その他にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に種々の改変を施すことができる。
一般的な乗客コンベアの概略構成を示す側面図。 図1のA−A線断面図。 従来の乗客コンベアの製造方法の説明図であり、コンベア据え付け現場に設置されたトラスの斜視図。 図3のトラスに取り付けられたセンターポールの平面図。 図3のトラスに取り付けられたセンターポールの正面図。 本発明の乗客コンベアの製造方法の説明図であり、手摺デッキの一部が取り付けられた上トラスの側面図。 図6の要部斜視図。
符号の説明
10 トラス
20 ステップ
30 欄干パネル
40 手摺デッキ
50 手摺ベルト
120 ガイドレール
130 ガイドレール

Claims (3)

  1. トラスと、このトラス内に無端状に配列され循環移動する多数のステップと、前記ステップの進行方向両側に立設された欄干パネルと、この欄干パネルの周縁部に設けられた手摺デッキと、前記手摺デッキに摺動自在に支持され前記ステップと同期して移動する手摺ベルトとを備えた乗客コンベアの製造方法であって、
    コンベア製造現場において前記手摺デッキの一部を前記トラスの所定箇所に起立、倒伏自在に取り付け、その状態で前記トラスをコンベア据え付け現場に搬送し、コンベア据付現場において前記トラスを所定箇所に位置決め固定した後、前記トラスにおける前記ステップの進行方向に延びる中心線を基準として左右対称に取り付けられる部材を、コンベア製造現場において前記トラスに取り付けられた前記手摺デッキの一部を基準として取り付けることを特徴とする乗客コンベアの製造方法。
  2. コンベア製造現場において前記トラスに取り付けられる前記手摺デッキの一部は、前記手摺ベルトの進行方向を反転させる部位であることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの製造方法。
  3. コンベア製造現場において前記トラスに取り付けられる前記手摺デッキの一部から前記欄干パネルを取り外した状態で前記トラスをコンベア据え付け現場に搬送することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の乗客コンベアの製造方法。
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