JP5152951B2 - 車椅子用昇降機 - Google Patents

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本願発明は、車椅子用昇降機に関するものである。
従来の一般的な車椅子用昇降機は、車椅子のテーブル部への進入方向と退出方向が同一方向となっているものであった。そのため、この種の車椅子用昇降機は使用条件によっては、テーブル部への乗り入れ口手前の設置面に車椅子を旋回させるためのスペースが必要となり、使用できない場合があった。
そこで、テーブル部への乗り入れ口手前に車椅子を旋回させるためのスペースを必要としないようにするために、車椅子がテーブル部への進入方向に対して異なる方向へ退出することを可能とした車椅子用昇降機が提案されている。
その一つの形態として、ベースフレームに対して車椅子が旋回可能な大きさを有するテーブル部が上下に昇降自在に取り付けられ、該テーブル部を昇降させる昇降手段が前記ベースフレームとテーブル部の共通する一側縁部に構成された車椅子用昇降機において、前記ベースフレームの昇降手段が備えられていない三つの側縁部に、テーブル部へ至便な乗降を可能にするスロープを取り付け可能とすると共に、そのスロープを具備した車椅子用昇降機がある(特許文献1参照。)。
また、上述とは異なる第二の形態をとったものもある。この車椅子用昇降機は、ベースフレームに対してテーブル部が上下に昇降自在に取り付けられ、該テーブル部を昇降させる昇降手段が前記ベースフレームとテーブル部の共通する一側縁部に構成されると共に、テーブル部に回転可能な旋回台が具備されたものである(特許文献2参照。)。
このように、車椅子のテーブル部への進入方向に対して異なる方向へ退出するように、車椅子がテーブル部を通過することを可能とした車椅子用昇降機には様々な形態のものがある。しかしながら、これらの車椅子用昇降機では、車椅子がテーブル部への進入方向とテーブル部からの退出方向が異なるような使用をする際には、テーブル部上で車椅子を旋回させる必要がある。しかしながら、テーブル部の一側縁部の中央部には昇降手段が配置されており、旋回するためには、テーブル部上に旋回できるスペースを確保しなければならなかった。そのため、車椅子用昇降機の設置占有面積が広くなり、設置場所が制限されるといった問題点がある。
特開2002−308576号公報 特開2000−118971号公報
そこで、本願発明は上記事情を鑑み、車椅子がテーブル部への進入方向に対して異なる方向へ退出することもできる車椅子用昇降機において、設置のための占有面積を狭くすることを課題としている。
請求項1の発明は、ベースフレームと、車椅子が搭乗可能なテーブル部と、このテーブル部を昇降駆動させるための昇降駆動部を備えると共に、前記テーブル部への進入方向と退出方向が異なり、テーブル部上で90度方向転換して使用する車椅子用昇降機において、前記昇降駆動部を略凹字状に構成すると共に、前記テーブル部の一側両端近傍に該昇降駆動部の支柱部を配置し、これらの支柱部間に少なくとも車椅子のステップ部及び使用者の足先が進入可能となる空間(S)が形成されることを特徴とする。
請求項2の発明は、上記ベースフレームと、上記テーブル部と、上記昇降駆動部と、前記ベースフレームと前記テーブル部間に配される交差フレームとからなる車椅子用昇降機において、前記昇降駆動部を略凹字状に構成すると共に、前記テーブル部の一側両端近傍に該昇降駆動部の支柱部を配置し、これら両支柱部内からそれぞれ下方へ進退自在となる作動杆を設け、両作動杆を同期させるための駆動軸を前記支柱部下端部に設けると共に、該駆動軸を前記テーブル部に隣接する位置に配置することによりテーブル部上での方向転換が容易にできるよう構成したことを特徴とする。
請求項1の発明では、テーブル部の一側両端近傍に配置された昇降駆動部の支柱部間に車椅子のステップ部及び使用者の足先が進入可能となる空間(S)が設けられるように、昇降駆動部を略凹字状に構成している。したがって、テーブル部上で旋回する際に、この空間(S)内に車椅子のステップ部が進入するようにして旋回することができるので、テーブル部の面積を従来のものよりも狭く構成できる。そのため、車椅子用昇降機自体の設置面積も狭くすることができ、狭い場所でも設置できるようになる。
請求項2の発明では、ベースフレームとテーブル部間に交差フレームを配すると共に、支柱部内から下方へ進退自在となる作動杆を設け、さらに両作動杆を同期させるための駆動軸が支柱部の下端部に設けられているので、駆動源は一つでよく安価に提供できるものとすることができる。また、テーブル部は交差フレームで支持されているので揺れ等が発生しにくく、安定した状態で使用できる。
車椅子用昇降機のテーブル部の一側両端近傍でテーブル部上に突出するように支柱部を配置できる昇降駆動部とし、両支柱部間には少なくとも車椅子のステップ部および使用者の足先が進入可能な空間(S)を設ける。
以下、本発明の実施例について図面に基づき説明する。
本発明に係る車椅子用昇降機1は、主にベースフレーム2と、X字状の交差フレーム3と、車椅子Kが搭乗可能なテーブル部4と、このテーブル部4を上下に昇降させる昇降駆動部5とから構成されている。
まず、ベースフレーム2について説明する。
このベースフレーム2は、平面視において略矩形状に構成しており、内部に固着している補強パイプ2a,2aに断面視において略コ字状のレール部材2b,2bを固着している。
また、このレール部材2b,2bに対向する側には、内向きにブラケット6,6を固着し、その外側に上方向きでガイドピン7,7を固着している。
次に、交差フレーム3について説明する。
この交差フレーム3は、開閉することで上部に支持するテーブル部4を任意の高さで保持するものである。
交差フレーム3は、一端部をベースフレーム2に軸着する第一リンク3a,3aと、一端部を昇降駆動部5に軸着する第二リンク3bとからなるもので、互いの略中間部を軸承することで開閉自在となるように構成している。
さらに、第一リンク3a,3a及び第二リンク3bの一方側には筒状部材3c,3c,・・・を固着し、他方側には転動自在となるようにローラー3d,3d,・・・を軸承している。
このように構成した交差フレーム3は、第一リンク3a,3aの筒状部材3c,3cをベースフレーム2のブラケット6,6にそれぞれ軸着すると共に、第二リンク3bのローラー3d,3dをベースフレーム2のレール部材2b,2bにそれぞれ挿通してベースフレームに組み付ける。
なお、本実施例では、2組の交差フレーム3,3の第二リンク3b,3bに連結部材3e,3eを固着して構成している。このように構成することによってテーブル部4の揺れを低減する効果がある。
次に、昇降駆動部5について説明する。
この昇降駆動部5は、正面視において上方開放の略凹字状に構成した基部フレーム8を備えている。
この基部フレーム8は、基部パイプ8aの両端部に上方に向けて支柱パイプ8b,8bを固着すると共に、両支柱パイプ8b,8bの外側下端に断面視において略L字状の支持プレート8c,8cを固着している。
なお、この支持プレート8cの垂直面側にはそれぞれ支軸8d,8dが固着されると共に、軸受部材8eが固着されている。さらに、テーブル部4の固定のための空孔部8fが穿設されている。そして、この支持プレート8cの水平面側には空孔部8gが穿設されている。
また、基部パイプ8aの両端部近傍下面には、ブラケット9,9が固着されている。
このように構成された基部フレーム8には、昇降機構10を設けている。この昇降機構10は、次のように構成されている。
第4図に示すように、一方の支柱パイプ8bにモーター11を止着し、このモーター11の出力軸11aと、前記左右の軸受部材8e,8eに具備されるベアリング12,12を介して支持される駆動軸13を連結している。そして、この駆動軸13の両端部には、それぞれスプロケット14,14が止着されており、モーター11を作動することで、これらスプロケット14,14が同期して正逆回転自在となっている。
そして、このスプロケット14,14に巻き掛けられるチェーン15,15を支柱パイプ8b,8b上部に具備されている回転自在なスプロケット16,16にも巻き掛けている。そして、これらチェーン15,15の両端部は、それぞれ作動杆17,17の上部に止着した連結部材18,18にそれぞれ止着している。なお、それぞれの作動杆17は、支軸8d,8dに支持されるガイドローラー19,19によって、垂直方向に進退するよう保持されている。すなわち、それぞれのチェーン15,15は支柱パイプ8b,8bの上下両端部近傍に支持されたスプロケット14,14,16,16で支持されると共に、無端状となっており、モーター11の正逆回転によってスプロケット14,14が正逆回転し、チェーン15,15を正逆回転することで作動杆17,17を支柱パイプ8b,8bに沿って進退するように構成したものである。
なお、本実施例においては、上側のスプロケット16,16はスプリングによって上方に付勢された状態で支持されており、チェーン15,15が常に適度な張り具合となるように構成している。また、この上側のスプロケット16,16は支柱パイプ8b,8bに沿って上下に位置を調節することができるように構成しても良い。
20はカバーであり、チェーン15及び作動杆17を覆うように支柱パイプ8bに止着されている。また、21はモーターカバーである。
以下、テーブル部の上方へ突出する支柱パイプ8b,8b及びカバー20,20等を支柱部5a,5aとする。
なお、本実施例では、チェーン15を使用しているが、ベルトや索条体等を使用しても良い。さらに、両支柱パイプ8b,8bに設けられたスプロケット14,14を同期駆動させる駆動軸13も支柱パイプ8b,8bの下方に配置せず、上部に設けると共に駆動軸13をカバー等で覆うことにより転落を防止する部材とするなどしても良い。このように、この昇降機構10では、支柱パイプ8b、8bの上下端部近傍で支持されると共に、無端状のチェーン15,15を同期駆動できるよう構成されていればよく本実施例に限定するものではない。
このように構成された昇降駆動部5はブラケット9,9に第二リンク3bの筒状部材3c,3cを軸着し、作動杆17,17内にガイドピン7,7が挿通されるようにしてベースフレーム2に取り付けられる。
次に、テーブル部4について説明する。このテーブル部4は、テーブルフレーム4aとテーブルプレート4bからなるものである。
まず、テーブルフレーム4aについて説明する。このテーブルフレーム4aは、矩形状に構成されると共に、内部に固着された補強部材4c,4cにレール部材4d,4dが固着されている。
また、テーブルフレーム4aの3方には、設置面とテーブル部4の上面との段差をつなぐスロープ22または、テーブル部4の上面と段差上面とをつなぐブリッジ23を取り付けるためのU字状の取付部財4e,4e,・・・を固着している。
さらに、テーブルフレーム4aの残りの一方には、前記昇降駆動部5の基部パイプ8a下面に接当する保持部材4f,4fが固着されている。
そして、一側縁部が上方に屈曲された矩形状のテーブルプレート4bをテーブルフレーム4aに止着することでテーブル部4は構成される。
このように構成されたテーブルフレーム4aは、第一リンク3a,3aのローラー3d,3dをテーブルフレーム4aのレール部材4d,4dに挿通すると共に、保持部材4f,4fを昇降駆動部5の基部パイプ8a下面に接当させる。然る後、補強部材4c,4cの空孔部4g,4gと支持プレート8c,8cの空孔部8f,8fをボルト等によって固定する。(第5図参照)
次に、スロープ22について説明する。
このスロープ22は、テーブル部4と設置面とをつなぐもので、車椅子Kの使用者Mが楽に搭乗できるようにするためのものである。
まず、このスロープ22は、取付部材24とスロープ板25からなる。この取付部材24は、パイプ24aの両端にプレート24b,24bを固着している。このプレート24b,24bには段付ローラー24c,24cが軸承されている。また、昇降駆動部5側に位置するプレート24bには、スペーサー26が止着され、このスペーサー26に固着したプレート27の端部に回転自在にローラー28が軸承されている。
このように構成された取付部材24には両端が湾曲され上方開放となる略コ字状のスロープ板25を止着して、スロープ22としている。
このスロープ22は、前記テーブルフレーム4aの取付部材4e,4eに段付ローラー24c,24cを掛止し、上方からテーブルプレート4bを止着することで脱落防止されている。
また、ベースフレーム2には、下部を湾曲させたガイドパイプ29が止着されており、このガイドパイプ29に前記ローラー28が接当した状態となっている。
さらに、テーブルフレーム4aには、ガイド部材30が止着されており、前記ガイドパイプ29がこのガイド部材30内に挿通される。
次に、ブリッジ23は、前記スロープ22と略同様な構成であるが、ブリッジ板31の幅は、屋内へ入る際に窓等の幅を考慮して車椅子Kが通過できる程度の狭いものとしておく必要がある。そのため、取付部材32はテーブルプレート4bの長さに合わせているが、ブリッジ板31は幾分狭いものとしている。
詳述すると、このブリッジ23はブリッジ板31を取付部材32に止着して構成されている。取付部材32は、パイプ32aの両端にプレート32b,32bを固着している。このプレート32b,32bには段付ローラー32c,32cが軸承されると共に、空孔部32d,32dがそれぞれ穿設されている。このように構成されたブリッジ23の取付方法はスロープ22と同じである。
このブリッジ23は、手動操作で倒伏するように構成される。まず、テーブル部4のスロープ22もブリッジ23も取り付けられていない一側縁部に転落防止柵33が止着される。
この転落防止柵33の上部にはブラケット34,34が固着されており、このブラケット34,34にリンク片35,35の一端部が枢支されている。
リンク片35,35の他端部は操作レバー36が枢支されており、平行リンクが構成された状態となっている。
そして、ブリッジ23側のリンク片35の空孔部35aと転落防止柵33側のプレート32bに穿設された空孔部32dを連結ロッド37で連結してブリッジ23の操作部は構成されている。
このように構成されたブリッジ23は、操作レバー36を昇降駆動部5側に回動させると、連結ロッド37が引き寄せられ、ブリッジ23は起立した状態で保持される。
逆に、操作レバー36をブリッジ23側に回動させると、連結ロッド37が押し出され、ブリッジ23が倒伏し、段差上面との橋渡しとなる。
なお、本実施例では、スロープ22の取付部に隣接するテーブル部4の側縁部にブリッジ23を取り付けている。
しかし、設置場所の状態に合せ、スロープ22に対向する位置にブリッジ23を取り付け、昇降駆動部5に対向する位置にブリッジ23の操作レバー36を配置することもできる。
また、スロープ22は昇降駆動部5が隣接するテーブル部4の側縁部の何れにも取り付けできるよう構成されている。
このように、テーブル部4の側縁部にスロープ22とブリッジ23及び操作レバー36が入れ替え自在に取付可能であるので、設置場所に合せ、移動方向をL字状としたり、逆L字状としたり、さらには直進とするなど最適な進入・退出方向とすることができる。
なお、38はテーブルフレーム4aあるいは昇降駆動部5の基部フレーム8に取り付けられるカバーであり、駆動軸13に巻き込まれないようにするものである。
上述のように構成された車椅子用昇降機1は、進入方向と退出方向が異なる場合には、第1図及び第8図に示すように、段差と平行となるように昇降駆動部5を位置させる。そして、この昇降駆動部5に対向するテーブル部4の側縁部にブリッジ23を取り付け、さらに、このブリッジ23に隣接する側縁部の何れかにスロープ22を取り付ける。また、スロープ22に対向する側縁部には、ブリッジ23の操作レバー36等を取り付ける。
次に、この車椅子用昇降機1の使用方法について説明する。
この車椅子用昇降機1は、段差上面の高さとテーブル部4の高さを略同じ高さに合せ、操作レバー36を反昇降駆動部5側に回動し、ブリッジ23を倒伏させる。この状態は、第1図と第7図及び第8図に示すようになっている。
この状態とした後、使用者Mはテーブル部4上に車椅子Kで前進する。このとき、使用者の両側部は、起立したスロープ22と転落防止柵33により転落防止がなされている。また、前進し過ぎてもテーブルプレート4bの昇降駆動部5側上方に折り返しているので、これが車輪止めとして機能し、使用者Mは安心してテーブル部4上で旋回操作を行うことができる。
この旋回操作時には、昇降駆動部5の左右の支柱パイプ8b,8b間に車椅子Kのステップ部が進入可能な空間Sが形成されているので、この空間Sを利用して旋回することができる。詳述すると、従来は旋回に必要なスペースをテーブル部上面のみ使用していたが、本発明においては昇降駆動部5間に設けた空間Sを利用することで、テーブル部4の面積を削減したものである。なお、前述したように車椅子Kの前輪はテーブル部4の折り返しで車輪止めされ、車椅子Kのステップ部のみがこの空間Sに進入できるように構成しているので安全である。
なお、より安全性を高めるために使用者Mの膝程度の高さで支柱パイプ8b,8b間に安全バー39を固着しておいても良い。
そして、テーブル部4上で車椅子Kを旋回させ、昇降駆動部5に略平行な状態とすることができれば、操作レバー36を昇降駆動部5側に回動させ、ブリッジ23を起立する。然る後、昇降スイッチ(図示省略)の操作により、テーブル部4を下降させれば良い。このとき、モーター11の出力軸11aの回転に同期して、左右のスプロケット14,14が回転し、これに連動するようにチェーン15,15が回転する。そして、このチェーン15,15にそれぞれ連結されている作動杆17,17が支柱パイプ8b,8bに対して相対的に上方移動する。これに伴い、交差フレーム3は開き、テーブル部4が下降する。
テーブル部4が下限に近づくと、ガイドパイプ29に接当していたローラー28がガイドパイプ29の湾曲部に沿って移動することとなり、自動的にスロープ22が倒伏される。テーブル部4が下限に達するとスロープ22は設置面に接した状態となっており、そのまま前進してこの車椅子用昇降機1から出れば良い。
また、この車椅子用昇降機1を使用して上昇する場合には、上述と逆の手順となる。
このときには、テーブル部4を段差上面と略同じ高さとした後、ブリッジ23を倒伏し、このブリッジ23上の空間を利用して旋回すれば良い。
このように、本発明に係る車椅子用昇降機1では、テーブル部4を昇降させるための昇降駆動部5を凹字状に構成することによって、テーブル部4上に突出する左右の支柱部5a,5a間に空間Sを形成させ、車椅子Kのステップ部が進入できるようした。これにより、車椅子Kを旋回させる際に必要であったテーブル部4の面積を削減することができ、車椅子用昇降機1自体の設置に必要な占有面積を削減することができた。
したがって、従来設置が困難な状況であっても本車椅子用昇降機1であれば設置できるようになる。
なお、本実施例では、テーブル部4を支持する交差フレーム3を備えた車椅子用昇降機1としているが、この交差フレーム3は必ずしも必要なものではなく、例えば、作動杆17,17をベースフレーム2に立設する状態で固定し、昇降駆動部5でテーブル部4を支持する構成としても何ら問題はない。また、昇降機構10として、ネジや液圧等を用いて作動杆17を進退させる構成としても良い。
すなわち、テーブル部4の一側両端部に配置した支柱部5a,5a間に空間()が形成されるものであれば良い。
車椅子用昇降機の使用状態説明図 各部の構成を示す斜視図 昇降駆動部を示す側面図 図3におけるA−A’断面図 要部組立説明図 スロープ及びブリッジ説明図 車椅子用昇降機の正面図 使用状態を示す平面図
符号の説明
1 車椅子用昇降機
2 ベースフレーム
3 交差フレーム
4 テーブル部
5 昇降駆動部
10 昇降機構
22 スロープ
23 ブリッジ

Claims (2)

  1. ベースフレームと、車椅子が搭乗可能なテーブル部と、このテーブル部を昇降駆動させるための昇降駆動部を備えると共に、前記テーブル部への進入方向と退出方向が異なり、テーブル部上で90度方向転換して使用する車椅子用昇降機において、前記昇降駆動部を略凹字状に構成すると共に、前記テーブル部の一側両端近傍に該昇降駆動部の支柱部を配置し、これらの支柱部間に少なくとも車椅子のステップ部及び使用者の足先が進入可能となる空間(S)が形成されることを特徴とする車椅子用昇降機。
  2. 上記ベースフレームと、上記テーブル部と、上記昇降駆動部と、前記ベースフレームと前記テーブル部間に配される交差フレームとからなる車椅子用昇降機において、前記昇降駆動部を略凹字状に構成すると共に、前記テーブル部の一側両端近傍に該昇降駆動部の支柱部を配置し、これら両支柱部内からそれぞれ下方へ進退自在となる作動杆を設け、両作動杆を同期させるための駆動軸を前記支柱部下端部に設けると共に、該駆動軸を前記テーブル部に隣接する位置に配置することによりテーブル部上での方向転換が容易にできるよう構成したことを特徴とする請求項1に記載の車椅子用昇降機。
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