JP2001098862A - 引戸門扉の戸車脱輪防止装置 - Google Patents

引戸門扉の戸車脱輪防止装置

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JP2001098862A JP27900399A JP27900399A JP2001098862A JP 2001098862 A JP2001098862 A JP 2001098862A JP 27900399 A JP27900399 A JP 27900399A JP 27900399 A JP27900399 A JP 27900399A JP 2001098862 A JP2001098862 A JP 2001098862A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引戸門扉の引戸本体が風圧を受けて,その戸
先側の溝戸車が逆V字状のガイドレールから脱輪するの
を防止する。 【解決手段】 引戸本体1を閉成したときに,その戸先
側の溝戸車4に対応するようにガイドレール3の前後両
側に脱輪防止ブロック7を設置して,その溝戸車対接部
8によって,溝戸車4のガイドレール3交差方向への滑
動乃至該滑動状態での交差方向への回動を抑止し,また
逆L字状の段部11によって,ガイドレール3載置係合
状態のままの溝戸車4の回動を抑止して,引戸本体1の
自重によりその復帰を促して,脱輪の防止を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は引戸門扉に関し,特
に強風時にその引戸本体が風圧を受けることによって戸
先側の戸車がガイドレールから脱輪するのを防止する引
戸門扉の戸車脱輪防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種引戸門扉は,開口の幅方向一側端
部において上端をローラー支持した状態で,地表の逆V
字形のガイドレールによって下端に設置した幅方向複数
の溝戸車を転動案内して引戸本体を開閉自在としたもの
とされ,上記引戸本体上端のローラー支持は,一般に開
口の幅方向端部にガイド支柱を立設し,その上端を下向
きL字状とし,これにローラーを設置して引戸本体の上
框を支持するようにすることが多く,また引戸門扉は,
単一の引戸本体によって開口を開閉する片引きのもの,
2枚の引戸本体によって開口を開閉する両開きのものが
一般に使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この引戸門扉は,その
閉成状態において引戸本体が風圧を受けると,特にその
戸先側の溝戸車がガイドレールから脱輪することがあ
り,例えば台風のような強風時にその傾向が強く,戸先
側の溝戸車が脱輪すると,引戸本体が風圧で変形する結
果,以後の開閉が不能になったり,例えば道路側に傾斜
した状態に突出して危険な状態を招いたりする原因とな
る。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で,その解決課題とするところは,台風を含めて引戸本
体が強風を受けても,その戸先側の戸車がガイドレール
から脱輪するのを簡易且つ確実に防止することができる
引戸門扉の戸車脱輪防止装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】引戸門扉は上記構成によ
って,その引戸本体は,その開口の幅方向一側端部にお
いて上端にローラー支持と後端側の溝戸車のガイドレー
ルに対する載置係合とによって,上下の保持がなされる
一方,戸先側にあってはその溝戸車がガイドレールに載
置係合しただけの状態とされるため,この状態で引戸本
体が吹上方向乃至水平方向の風圧(一般に吹上方向の風
圧が多い)を受けると,引戸本体に風圧による捻れを生
じて,これに固定した戸先側溝戸車が逆V字状のガイド
レールにおける風圧側の傾斜面をその交差方向に向けて
滑動し,ガイドレールに対して上昇した状態になるか,
更にはこれに加えて交差方向に回動した状態になり,こ
の状態で引戸本体が風圧を受けることによってガイドレ
ールから交差方向に押し出される結果,戸先側溝戸車が
ガイドレールから脱輪するに至るのが一般的であり,ま
た場合によって戸先側溝戸車がガイドレールに載置係合
したままでガイドレールの交差方向に回動し,同じくこ
の状態で引戸本体が風圧を受けることによってガイドレ
ールから押し出されて,脱輪に至ることもある。
【0006】本発明はかかる脱輪現象についての知見を
得てなされたもので,請求項1に記載の発明を,ガイド
レールの戸先側溝戸車位置に脱輪防止ブロックを設置す
るとともに該脱輪防止ブロックに滑動時の対接受止部と
滑動状態の回動時の対接受止部とによる溝戸車対接部を
備えたものとして,上記戸先側溝戸車脱輪の一般的現象
に対応して溝戸車の上記滑動開始直後にその滑動乃至該
滑動状態の回動を抑止することによって,該抑止状態で
引戸本体の自重により戸先側溝戸車のガイドレールに対
する載置係合状態復帰を促し,その脱輪を防止するよう
にしたものであって,即ち請求項1に記載の発明を,開
口の幅方向一側端部において上端をローラー支持した状
態で,地表の逆V字形のガイドレールによって下端に設
置した幅方向複数の溝戸車を転動案内して引戸本体を開
閉自在とした引戸門扉においてその上記引戸本体の戸先
側の溝戸車が引戸本体の風圧による捻れによってガイド
レールから脱輪するのを防止する脱輪防止装置であっ
て,上記引戸本体閉成状態における戸先側の溝戸車位置
に対応したガイドレール前後方向近接位置に脱輪防止ブ
ロックを設置するとともに該脱輪防止ブロックが逆L字
状の溝戸車対接部を備え,その溝戸車と平行する部位を
上記引戸本体の捻れによる溝戸車のガイドレール傾斜面
交差方向滑動時の対接受止部とし且つその上端コーナー
部位を溝戸車の交差方向滑動回動時の対接受止部として
なることを特徴とする引戸門扉の戸車脱輪防止装置と
し,請求項2に記載の発明は,上記に加えて,場合によ
って生じる溝戸車の載置係合状態のままの回動による脱
輪を溝戸車の回転軸突出部を対接受止することによって
併せて防止し得るものとするとともに上記溝戸車のガイ
ドレール交差方向滑動回動時の対接受止をより確実なも
のとするように,これを,上記脱輪防止ブロックが,上
記溝戸車対接部と段状をなすようにその外側に逆L字状
の段部を備え,その上面部位を上記溝戸車の交差方向回
動時に回転軸突出部の対接受止部とし且つそのコーナー
部位を上記溝戸車のガイドレール交差方向滑動回動時の
戸車ケースの対接受止部としてなることを特徴とする請
求項1に記載の引戸門扉の戸車脱輪防止装置とし,請求
項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,引戸本体が
受ける風圧の方向を問わずに常に戸先側溝戸車の脱輪を
防止し得るものとするように,これを,上記脱輪防止ブ
ロックを,ガイドレール前後方向近接位置にして該ガイ
ドレールの前後両側に設置してなることを特徴とする請
求項1又は2に記載の引戸門扉の戸車脱輪防止装置と
し,請求項4に記載の発明は,同じく上記に加えて脱輪
防止ブロックの設置作業を可及的に容易になし得るもの
とするように,これを,上記ガイドレールの前後両側に
設置した脱輪防止ブロックを,ガイドレールの傾斜面に
沿うガイドレール対接面を備えるとともにガイドレール
と交差する連結部材によって連結固定し,該連結部材を
ガイドレール下位に配置することによって上記前後両側
の脱輪防止ブロックをガイドレール長手方向にスライド
して位置決め自在としてなることを特徴とする請求項3
に記載の引戸門扉の戸車脱輪防止装置とし,これらをそ
れぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたもの
である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面の例に従って本発明を更
に具体的に説明すれば,Aは引戸門扉であり,該引戸門
扉Aは,開口の幅方向一側端部において上端をローラー
支持した状態で,地表の逆V字形のガイドレール3によ
って下端に設置した幅方向複数の溝戸車4を転動案内し
て引戸本体1を開閉自在としたものとしてあり,本例に
あって引戸門扉Aは2枚の引戸本体1を備えた両開きの
ものとし,上記引戸本体1のローラー支持は,これを開
口の幅方向両端部にそれぞれ立設した各引戸本体1用の
各ガイド支柱2の上端に図示省略のローラーを対向設置
して各一側端部において引戸本体1の上框を挟持するよ
うにして行なってあり,また引戸本体1は,これを上下
左右の框を框組みしてその内部に多数の縦桟,横桟,格
子等の適宜の仕切面を形成したものとしてある。
【0008】引戸門扉Aは,その上記引戸本体1の戸先
側の溝戸車4が引戸本体1の風圧による捻れによってガ
イドレール3から脱輪するのを防止する脱輪防止装置を
備えており,該脱輪防止装置は,これを,上記引戸本体
の閉成状態における戸先側の溝戸車4位置に対応したガ
イドレール3前後方向近接位置に脱輪防止ブロック7を
設置するとともに該脱輪防止ブロック7が逆L字状の溝
戸車対接部8を備え,その溝戸車4と平行する部位を上
記引戸本体1の捻れによる溝戸車4のガイドレール3傾
斜面交差方向滑動時の対接受止部9とし且つその上端コ
ーナー部位を溝戸車4の交差方向滑動回動時の対接受止
部10としたものとしてあり,本例にあって該脱輪防止
ブロック7は,上記溝戸車対接部8と段状をなすように
その外側に逆L字状の段部11を備え,その上面部位を
上記溝戸車4の交差方向回動時に回転軸5突出部の対接
受止部12とし且つそのコーナー部位を上記溝戸車4の
ガイドレール3交差方向滑動回動時の戸車ケース6の対
接受止部13としたものとしてある。
【0009】本例にあって脱輪防止ブロック7は,引戸
門扉Aを両開きとしたことによって,これをガイドレー
ル3の長手方向中間位置にして,引戸本体1毎に各引戸
本体1の閉成状態における戸先側溝戸車4位置に対応し
てそれぞれ設置してあり,本例において該脱輪防止ブロ
ック7は,これを,ガイドレール3前後方向近接位置に
して該ガイドレール3の前後両側に設置したものとして
ある。
【0010】本例の脱輪防止ブロック7は,これを例え
ばアルミ押出材を所定長さに切断して形成したアルミ押
出材製にして同一断面形状の中実ブロックによるものと
してあり,その設置状態で溝戸車4側の対向面に該溝戸
車4に近接して,下位の上記逆L字状の溝戸車対接部8
と,その上位にしてこれと段状をなす逆L字状の段部1
1とを,双方の逆L字状形状を上に向けて連続する上下
の階段状をなして配置し,例えば設置状態で長さ約8c
m,高さ約4cm,奥行約4cmにして,例えば直径約
6cmの溝戸車4用にして正面において矩形,側面にお
いて特異形状を呈するものとしてある。
【0011】このとき本例の該脱輪防止ブロック7は,
そのガイドレール3側の面に,ガイドレール3の傾斜面
に沿うガイドレール対接面14を備えるとともにガイド
レール3と交差する連結部材16によって連結固定し,
該連結部材16をガイドレール3下位に配置することに
よって上記前後両側の脱輪防止ブロック7をガイドレー
ル3長手方向にスライドして位置決め自在としたものと
してある。
【0012】即ち上記側面特異形状をなす脱輪防止ブロ
ック7は,これをガイドレール3の前後両側においてこ
れを連結部材16によって連結してあり,このとき連結
部材16に脱輪防止ブロック7を,その上記階段状とし
た溝戸車4側の対向面を相互に向かい合わせとするよう
に傾斜して載置して,連結部材16の底面からの固定金
具18によって傾斜状態での固定を行ない,脱輪防止ブ
ロック7間にガイドレール3の受入開口を形成したもの
としてあり,該受入開口にガイドレール3を挿通するこ
とによって上記ガイドレール3長手方向のスライドを可
能として,そのガイドレール3長手方向における上記溝
戸車4設置位置の位置決めを自在とするようにしたもの
としてある。
【0013】図5乃至図7は,引戸本体1が吹上方向乃
至水平方向の風圧を受けて,その捻れが生じた際におけ
る,戸先側溝戸車4の状態とその脱輪防止ブロック7に
よる対接受止の状態を示したものである。
【0014】即ち図5は,戸先側溝戸車4が逆V字形の
ガイドレール3の風圧側の傾斜面をその交差方向に向け
て滑動し,該溝戸車4が上昇した状態を示しており,こ
のとき脱輪防止ブロック7の上記逆L字状の溝戸車対接
部8における,本例において垂直面をなす溝戸車4と平
行する面の対接受止部9が,溝戸車4に面接状に対接し
てこれを受止して,その滑動を抑止し,それ以上の滑動
とこれによる溝戸車4の変位を防止して,引戸本体1の
自重による溝戸車4のガイドレール3に対する載置係合
状態への復帰を促すことによって,その脱輪を簡易且つ
確実に防止するようにしてある。
【0015】図6は,上記滑動状態で更に引戸本体1が
風圧を受けることによって,溝戸車4が該滑動状態で更
に交差方向に回動して,該溝戸車4が上昇傾斜した状態
を示しており,このとき脱輪防止ブロック7の上記溝戸
車対接部8における上端コーナー部位の対接受止部10
が,溝戸車4に線接触状に対接してこれを受止し,また
本例にあっては該溝戸車対接部8の上方外側に位置する
逆L字状の段部11におけるそのコーナー部位の対接受
止部13が更に戸車ケース6に同様に線接触状に対接し
てこれを受止して,同様にその滑動乃至回動を抑止し,
それ以上の滑動乃至回動とこれによる溝戸車4の変位を
防止して,引戸本体1の自重による溝戸車4の載置係合
状態への復帰を促すことによって,同じくその脱輪を簡
易且つ確実に防止するようにしてある。
【0016】このとき本例の脱輪防止ブロック7は,溝
戸車4,即ち引戸本体1の回動角度を,その垂直状態か
ら最大20°以内,好ましくは17°以内とするように
その溝戸車対接部8を構成してあり,これによって台風
時の強風を受けてもその脱輪の可能性をほぼ完全に解消
し得るようにしてあり,これは20°を超える回動を許
容すると,溝戸車4の回動時の傾斜が急になりすぎて,
引戸本体1に対する風圧によって脱輪防止ブロック7を
溝戸車4が乗り越える傾向を招き,17°を超えると風
圧が強い場合になおその可能性が残る一方,17°以内
とすることによってこれを解消することができるからで
ある。
【0017】図7は,場合によって生じるガイドレール
3の載置係合状態のまま溝戸車4が交差方向に回動し
て,溝戸車4が傾斜した状態を示しており,このとき脱
輪防止ブロック7の上記溝戸車対接部8の上方外側に位
置する逆L字状の段部11におけるその上面部位の対接
受止部12が,上記溝戸車4の回転軸5突出部,本例に
あってはボルト回転軸おけるそのボルト頭又はナットに
対接してこれを受止して,同様にその回動を抑止し,そ
れ以上の回動とこれによる溝戸車4の変位を防止して,
引戸本体1の自重による溝戸車4の載置係合状態への復
帰を促すことによって,同じくその脱輪を簡易且つ確実
に防止するようにしてある。
【0018】このときの上記溝戸車4の回動角度も,上
記と同様の理由で最大20°以内,好ましくは17°以
内とするようにその逆L字状の段部11を構成するもの
としてある。
【0019】本例の脱輪防止ブロック7を設置した引戸
門扉Aを引戸本体1を閉成した状態で耐風圧強度試験を
実施したところ,引戸本体1にその直交方向からの風速
30mを超える風圧を負荷しても,戸先側溝戸車4に揺
動が見られるが,ガイドレール3から脱輪することな
く,その載置係合状態を維持するものとし得たが,現実
に風圧が引戸本体1に対してその直交方向となることが
少ないことを考慮すると,本例の脱輪防止ブロック7に
よって台風時の強風を含めて脱輪の可能性をほぼ完全に
解消し得るものとなり,脱輪防止効果において極めて優
れたものとすることができた。
【0020】図中17は,上記連結部材16に起立設置
して上記脱輪防止ブロック7の端部突当部15を受止し
て,その連結に際しての位置決めを行なう起立片であ
る。
【0021】図示した例は以上のとおりとしたが,門扉
本体を片引きのものとするとき,脱輪防止ブロックをガ
イドレール長手方向先端位置に設置すること,脱輪防止
ブロックをガイドレールの傾斜面に直付することによっ
てこれをガイドレールに設置すること,例えば引戸門扉
の内側に防風作用を果たす建物等が存在して引戸本体が
内側から強風を受ける可能性の少ないとき,脱輪防止ブ
ロックをガイドレールの片側に設置すること等を含め
て,本発明の実施に当って引戸門扉,ガイドレール,脱
輪防止ブロック,その溝戸車対接部,必要に応じて用い
る逆L字状の段部,連結部材等の各具体的材質,形状,
構造,数,位置,これらの関係,これらに対する付加等
は,上記発明の要旨に反しない限り様々な形態のものと
することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上のとおりに構成したから,
請求項1に記載の発明は,滑動時の対接受止部と滑動状
態の回動時の対接受止部とによる溝戸車対接部を備えた
脱輪防止ブロックによって,戸先側溝戸車の滑動開始直
後にその滑動乃至該滑動状態の回動を抑止することによ
って,該抑止状態で引戸本体の自重により戸先側溝戸車
のガイドレールに対する載置係合状態復帰を促し,台風
を含め引戸本体が強風を受けても,その戸先側の戸車が
ガイドレールから脱輪するのを簡易且つ確実に防止する
ことができる引戸門扉の戸車脱輪防止装置を提供するこ
とができ,請求項2に記載の発明は,上記に加えて,場
合によって生じる溝戸車の載置係合状態のままの回動に
よる脱輪を溝戸車の回転軸突出部を対接受止することに
よって併せて防止し得るものとするとともに上記溝戸車
のガイドレール交差方向滑動回動時の対接受止をより確
実なものとすることができ,請求項3に記載の発明は,
同じく上記に加えて,引戸本体が受ける風圧の方向を問
わずに常に戸先側溝戸車の脱輪を防止し得るものとする
ことができ,請求項4に記載の発明は,同じく上記に加
えて脱輪防止ブロックの設置作業を可及的に容易になし
得るものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】引戸門扉の正面図である。
【図2】ガイドレールと脱輪防止ブロックの関係を示す
部分拡大正面図である。
【図3】ガイドレールと脱輪防止ブロックの関係を示す
部分拡大側面図である。
【図4】脱輪防止ブロックの側面図である。
【図5】引戸本体が風圧をうけたときの戸先側戸車と脱
輪防止ブロックの関係を示す側面図である。
【図6】引戸本体が風圧をうけたときの戸先側戸車と脱
輪防止ブロックの他の関係を示す側面図である。
【図7】引戸本体が風圧をうけたときの戸先側戸車と脱
輪防止ブロックの更に他の関係を示す側面図である。
【符号の説明】
A 引戸門扉 1 引戸本体 2 ガイド支柱 3 ガイドレール 4 溝戸車 5 回転軸 6 戸車ケース 7 脱輪防止ブロック 8 溝戸車対接部 9 対接受止部 10 対接受止部 11 逆L字状段部 12 対接受止部 13 対接受止部 14 ガイドレール対接面 15 端部突当部 16 連結部材 17 位置決め片 18 固定金具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口の幅方向一側端部において上端をロ
    ーラー支持した状態で,地表の逆V字形のガイドレール
    によって下端に設置した幅方向複数の溝戸車を転動案内
    して引戸本体を開閉自在とした引戸門扉においてその上
    記引戸本体の戸先側の溝戸車が引戸本体の風圧による捻
    れによってガイドレールから脱輪するのを防止する脱輪
    防止装置であって,上記引戸本体閉成状態における戸先
    側の溝戸車位置に対応したガイドレール前後方向近接位
    置に脱輪防止ブロックを設置するとともに該脱輪防止ブ
    ロックが逆L字状の溝戸車対接部を備え,その溝戸車と
    平行する部位を上記引戸本体の捻れによる溝戸車のガイ
    ドレール傾斜面交差方向滑動時の対接受止部とし且つそ
    の上端コーナー部位を溝戸車の交差方向滑動回動時の対
    接受止部としてなることを特徴とする引戸門扉の戸車脱
    輪防止装置。
  2. 【請求項2】 上記脱輪防止ブロックが,上記溝戸車対
    接部と段状をなすようにその外側に逆L字状の段部を備
    え,その上面部位を上記溝戸車の交差方向回動時に回転
    軸突出部の対接受止部とし且つそのコーナー部位を上記
    溝戸車のガイドレール交差方向滑動回動時の戸車ケース
    の対接受止部としてなることを特徴とする請求項1に記
    載の引戸門扉の戸車脱輪防止装置。
  3. 【請求項3】 上記脱輪防止ブロックを,ガイドレール
    前後方向近接位置にして該ガイドレールの前後両側に設
    置してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の引
    戸門扉の戸車脱輪防止装置。
  4. 【請求項4】 上記ガイドレールの前後両側に設置した
    脱輪防止ブロックを,ガイドレールの傾斜面に沿うガイ
    ドレール対接面を備えるとともにガイドレールと交差す
    る連結部材によって連結固定し,該連結部材をガイドレ
    ール下位に配置することによって上記前後両側の脱輪防
    止ブロックをガイドレール長手方向にスライドして位置
    決め自在としてなることを特徴とする請求項3に記載の
    引戸門扉の戸車脱輪防止装置。
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