JP4018849B2 - 引戸門扉の戸車脱輪防止装置 - Google Patents

引戸門扉の戸車脱輪防止装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は引戸門扉に関し,特に強風時にその引戸本体が風圧を受けることによって戸先側の戸車がガイドレールから脱輪するのを防止する引戸門扉の戸車脱輪防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種引戸門扉は,開口の幅方向一側端部において上端をローラー支持した状態で,地表の逆V字形のガイドレールによって下端に設置した幅方向複数の溝戸車を転動案内して引戸本体を開閉自在としたものとされ,上記引戸本体上端のローラー支持は,一般に開口の幅方向端部にガイド支柱を立設し,その上端を下向きL字状とし,これにローラーを設置して引戸本体の上框を支持するようにすることが多く,また引戸門扉は,単一の引戸本体によって開口を開閉する片引きのもの,2枚の引戸本体によって開口を開閉する両開きのものが一般に使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この引戸門扉は,その閉成状態において引戸本体が風圧を受けると,特にその戸先側の溝戸車がガイドレールから脱輪することがあり,例えば台風のような強風時にその傾向が強く,戸先側の溝戸車が脱輪すると,引戸本体が風圧で変形する結果,以後の開閉が不能になったり,例えば道路側に傾斜した状態に突出して危険な状態を招いたりする原因となる。
【0004】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので,その解決課題とするところは,台風を含めて引戸本体が強風を受けても,その戸先側の戸車がガイドレールから脱輪するのを簡易且つ確実に防止することができる引戸門扉の戸車脱輪防止装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
引戸門扉は上記構成によって,その引戸本体は,その開口の幅方向一側端部において上端にローラー支持と後端側の溝戸車のガイドレールに対する載置係合とによって,上下の保持がなされる一方,戸先側にあってはその溝戸車がガイドレールに載置係合しただけの状態とされるため,この状態で引戸本体が吹上方向乃至水平方向の風圧(一般に吹上方向の風圧が多い)を受けると,引戸本体に風圧による捻れを生じて,これに固定した戸先側溝戸車が逆V字状のガイドレールにおける風圧側の傾斜面をその交差方向に向けて滑動し,ガイドレールに対して上昇した状態になるか,更にはこれに加えて交差方向に回動した状態になり,この状態で引戸本体が風圧を受けることによってガイドレールから交差方向に押し出される結果,戸先側溝戸車がガイドレールから脱輪するに至るのが一般的であり,また場合によって戸先側溝戸車がガイドレールに載置係合したままでガイドレールの交差方向に回動し,同じくこの状態で引戸本体が風圧を受けることによってガイドレールから押し出されて,脱輪に至ることもある。
【0006】
本発明はかかる脱輪現象についての知見を得てなされたもので,請求項1に記載の発明を,ガイドレールの戸先側溝戸車位置に脱輪防止ブロックを設置するとともに該脱輪防止ブロックに滑動上昇時の対接受止部と滑動上昇状態の傾斜回動時の対接受止部とによる溝戸車対接部を備えたものとして,上記戸先側溝戸車脱輪の一般的現象に対応して溝戸車の上記滑動上昇開始直後にその滑動上昇乃至その傾斜回動を抑止することによって,該抑止状態で引戸本体の自重によって戸先側溝戸車のガイドレールに対する載置係合状態への復帰を促して,その脱輪を防止し,また溝戸車のガイドレールへの載置係合状態での上記滑動上昇と傾斜回動による脱輪を,溝戸車の回転軸突出部を対接受止することによって併せて防止するとともに該溝戸車の滑動上昇と傾斜回動時の対接受止をより確実なものとし得るようにしたものであって,即ち請求項1に記載の発明を,開口の幅方向一側端部において上端をローラー支持した状態で,地表の逆V字形のガイドレールによって下端に設置した幅方向複数の溝戸車を転動案内して引戸本体を開閉自在とした引戸門扉においてその上記引戸本体の戸先側の溝戸車が引戸本体の風圧による捻れによってガイドレールから脱輪するのを防止する脱輪防止装置であって,上記引戸本体閉成状態における戸先側の溝戸車位置に対応したガイドレール前後方向近接位置に脱輪防止ブロックを設置するとともに該脱輪防止ブロックが上向きに連続する外側に向けて上下の階段状をなすそれぞれ逆L字状とした下位の溝戸車対接部と上位の段部を備え,該下位の溝戸車対接部における溝戸車と平行する部位を上記引戸本体の捻れによりガイドレール交差方向に滑動上昇して変位する溝戸車の対接受止部とし,該下位の溝戸車対接部の上端コーナー部位を上記引戸本体の捩れによりガイドレール交差方向に上昇且つ傾斜回動して変位する溝戸車の対接受止部とし,上記上位の段部における上面部位を上記傾斜回動して変位する溝戸車における回転軸突出部の対接受止部とし且つ該上位の段部におけるコーナー部位を上記滑動上昇と傾斜回動により変位する溝戸車における戸車ケースの対接受止部としてなることを特徴とする引戸門扉の戸車脱輪防止装置としたものである。
【0007】
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,上記溝戸車対接部及び段部による溝戸車の受止対接を,該溝戸車の傾斜回動角度が20°以内の角度で行うようにして,台風時の強風を受けてもその脱輪の可能性をほぼ完全に解消し得るものとするように,これを,上記脱輪防止ブロックの下位の溝戸車対接部及び上位の段部を,溝戸車の傾斜回動の垂直状態からの回動角度を20°以内で溝戸車又はその戸車ケースを受止対接するように構成してなることを特徴とする請求項1に記載の引戸門扉の戸車脱輪防止装置としたものである。
【0008】
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,引戸本体が受ける風圧の方向を問わずに常に戸先側溝戸車の脱輪を防止し得るものとするように,これを,上記脱輪防止ブロックを,ガイドレール前後方向近接位置にして該ガイドレールの前後両側に設置してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の引戸門扉の戸車脱輪防止装置としたものである。
【0009】
請求項4に記載の発明は,同じく上記に加えて脱輪防止ブロックの設置作業を可及的に容易になし得るものとするように,これを,上記ガイドレールの前後両側に設置した脱輪防止ブロックを,ガイドレールの傾斜面に沿うガイドレール対接面を備えるとともにガイドレールと交差する連結部材によって連結固定し,該連結部材をガイドレール下位に配置することによって上記前後両側の脱輪防止ブロックをガイドレール長手方向にスライドして位置決め自在としてなることを特徴とする請求項3に記載の引戸門扉の戸車脱輪防止装置としたものである。
【0010】
本発明は,これらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば,Aは引戸門扉であり,該引戸門扉Aは,開口の幅方向一側端部において上端をローラー支持した状態で,地表の逆V字形のガイドレール3によって下端に設置した幅方向複数の溝戸車4を転動案内して引戸本体1を開閉自在としたものとしてあり,本例にあって引戸門扉Aは2枚の引戸本体1を備えた両開きのものとし,上記引戸本体1のローラー支持は,これを開口の幅方向両端部にそれぞれ立設した各引戸本体1用の各ガイド支柱2の上端に図示省略のローラーを対向設置して各一側端部において引戸本体1の上框を挟持するようにして行なってあり,また引戸本体1は,これを上下左右の框を框組みしてその内部に多数の縦桟,横桟,格子等の適宜の仕切面を形成したものとしてある。
【0012】
引戸門扉Aは,その上記引戸本体1の戸先側の溝戸車4が引戸本体1の風圧による捻れによってガイドレール3から脱輪するのを防止する脱輪防止装置を備えており,該脱輪防止装置は,これを,上記引戸本体1閉成状態における戸先側の溝戸車4位置に対応したガイドレール3前後方向近接位置に脱輪防止ブロック7を設置するとともに該脱輪防止ブロック7が上向きに連続する外側に向けて上下の階段状をなすそれぞれ逆L字状とした下位の溝戸車対接部8と上位の段部11を備え,該下位の溝戸車対接部8における溝戸車4と平行する部位を上記引戸本体1の捻れによりガイドレール3交差方向に滑動上昇して変位する溝戸車4の対接受止部9とし,該下位の溝戸車対接部8の上端コーナー部位を上記引戸本体1の捩れによりガイドレール3交差方向に上昇且つ傾斜回動して変位する溝戸車4の対接受止部10とし,上記上位の段部11における上面部位を上記傾斜回動して変位する溝戸車4における回転軸突出部の対接受止部12とし且つ該上位の段部11におけるコーナー部位を上記滑動上昇と傾斜回動により変位する溝戸車4における戸車ケース6の対接受止部13としたものとしてある。
【0013】
本例にあって脱輪防止ブロック7は,引戸門扉Aを両開きとしたことによって,これをガイドレール3の長手方向中間位置にして,引戸本体1毎に各引戸本体1の閉成状態における戸先側溝戸車4位置に対応してそれぞれ設置してあり,本例において該脱輪防止ブロック7は,これを,ガイドレール3前後方向近接位置にして該ガイドレール3の前後両側に設置したものとしてある。
【0014】
本例の脱輪防止ブロック7は,これを例えばアルミ押出材を所定長さに切断して形成したアルミ押出材製にして同一断面形状の中実ブロックによるものとしてあり,その設置状態で溝戸車4側の対向面に該溝戸車4に近接して,下位の上記逆L字状の溝戸車対接部8と,その上位にしてこれと段状をなす逆L字状の段部11とを,双方の逆L字状形状を上に向けて連続する上下の階段状をなして配置し,例えば設置状態で長さ約8cm,高さ約4cm,奥行約4cmにして,例えば直径約6cmの溝戸車4用にして正面において矩形,側面において特異形状を呈するものとしてある。
【0015】
このとき本例の該脱輪防止ブロック7は,そのガイドレール3側の面に,ガイドレール3の傾斜面に沿うガイドレール対接面14を備えるとともにガイドレール3と交差する連結部材16によって連結固定し,該連結部材16をガイドレール3下位に配置することによって上記前後両側の脱輪防止ブロック7をガイドレール3長手方向にスライドして位置決め自在としたものとしてある。
【0016】
即ち上記側面特異形状をなす脱輪防止ブロック7は,これをガイドレール3の前後両側においてこれを連結部材16によって連結してあり,このとき連結部材16に脱輪防止ブロック7を,その上記階段状とした溝戸車4側の対向面を相互に向かい合わせとするように傾斜して載置して,連結部材16の底面からの固定金具18によって傾斜状態での固定を行ない,脱輪防止ブロック7間にガイドレール3の受入開口を形成したものとしてあり,該受入開口にガイドレール3を挿通することによって上記ガイドレール3長手方向のスライドを可能として,そのガイドレール3長手方向における上記溝戸車4設置位置の位置決めを自在とするようにしたものとしてある。
【0017】
図5乃至図7は,引戸本体1が吹上方向乃至水平方向の風圧を受けて,その捻れが生じた際における,戸先側溝戸車4の状態とその脱輪防止ブロック7による対接受止の状態を示したものである。
【0018】
即ち図5は,戸先側溝戸車4が逆V字形のガイドレール3の風圧側の傾斜面をその交差方向に向けて滑動して,該溝戸車4が上昇した滑動上昇の状態を示しており,このとき脱輪防止ブロック7の上記逆L字状の溝戸車対接部8における,本例において垂直面をなす溝戸車4と平行する面の対接受止部9が,溝戸車4に面接状に対接してこれを受止して,その滑動上昇を抑止し,それ以上に滑動上昇して溝戸車4が変位するのを防止して,引戸本体1の自重による溝戸車4のガイドレール3に対する載置係合状態への復帰を促すことによって,その脱輪を簡易且つ確実に防止するようにしてある。
【0019】
図6は,上記滑動上昇状態で更に引戸本体1が風圧を受けることによって,溝戸車4が更に交差方向に傾斜回動した状態を示しており,このとき脱輪防止ブロック7の上記溝戸車対接部8における上端コーナー部位の対接受止部10が,溝戸車4に線接触状に対接してこれを受止し,また本例にあっては該溝戸車対接部8の上方外側に位置する逆L字状の段部11におけるそのコーナー部位の対接受止部13が,更に戸車ケース6に同様に線接触状に対接してこれを受止して,同様にその滑動上昇乃至傾斜回動を抑止し,それ以上に滑動上昇乃至傾斜回動して溝戸車4が変位するのを防止して,引戸本体1の自重による溝戸車4の載置係合状態への復帰を促すことによって,同じくその脱輪を簡易且つ確実に防止するようにしてある。
【0020】
本例の脱輪防止ブロック7は,その下位の溝戸車対接部8及び上位の段部11を,溝戸車4の傾斜回動の垂直状態からの回動角度を20°以内で溝戸車又はその戸車ケースを受止対接するように構成してあり,これによって台風時の強風を受けてもその脱輪の可能性をほぼ完全に解消し得るようにしてある。このとき該溝戸車対接部8の受止対接は,上記回動角度を17°以内とするのが好ましい。これは上記20°を超える溝戸車4の傾斜回動を許容すると,溝戸車4の傾斜が急になりすぎて,引戸本体1に対する風圧によっては脱輪防止ブロック7を溝戸車4が乗り越える傾向を招く一方,17°を超えると風圧が強い場合になおその可能性が残るが,17°以内とすることによってこれを解消することができるからである。
【0021】
図7は,場合によって生じるガイドレール3の載置係合状態のまま溝戸車4が交差方向に傾斜回動した状態を示しており,このとき脱輪防止ブロック7の上記溝戸車対接部8の上方外側に位置する逆L字状の段部11におけるその上面部位の対接受止部12が,上記溝戸車4の回転軸5突出部,本例にあってはボルト回転軸おけるそのボルト頭又はナットに対接してこれを受止して,同様にその傾斜回動を抑止し,それ以上に傾斜回動して溝戸車4が変位するのを防止して,引戸本体1の自重による溝戸車4の載置係合状態への復帰を促すことによって,同じくその脱輪を簡易且つ確実に防止するようにしてある。
【0022】
本例の脱輪防止ブロック7を設置した引戸門扉Aを,引戸本体1を閉成した状態で耐風圧強度試験を実施したところ,引戸本体1にその直交方向からの風速30mを超える風圧を負荷しても,戸先側溝戸車4に揺動が見られるが,ガイドレール3から脱輪することなく,その載置係合状態を維持するものとし得たが,現実に風圧が引戸本体1に対してその直交方向となることが少ないことを考慮すると,本例の脱輪防止ブロック7によって台風時の強風を含めて脱輪の可能性をほぼ完全に解消し得るものとなり,脱輪防止効果において極めて優れたものとすることができた。
【0023】
図中17は,上記連結部材16に起立設置して上記脱輪防止ブロック7の端部突当部15を受止して,その連結に際しての位置決めを行なう起立片である。
【0024】
図示した例は以上のとおりとしたが,門扉本体を片引きのものとするとき,脱輪防止ブロックをガイドレール長手方向先端位置に設置すること,脱輪防止ブロックをガイドレールの傾斜面に直付することによってこれをガイドレールに設置すること,例えば引戸門扉の内側に防風作用を果たす建物等が存在して引戸本体が内側から強風を受ける可能性の少ないとき,脱輪防止ブロックをガイドレールの片側に設置すること等を含めて,本発明の実施に当って引戸門扉,ガイドレール,脱輪防止ブロック,その溝戸車対接部,必要に応じて用いる逆L字状の段部,連結部材等の各具体的材質,形状,構造,数,位置,これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しない限り様々な形態のものとすることができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明は以上のとおりに構成したから,請求項1に記載の発明は,ガイドレールの戸先側溝戸車位置に脱輪防止ブロックを設置するとともに該脱輪防止ブロックに滑動上昇時の対接受止部と滑動上昇状態の傾斜回動時の対接受止部とによる溝戸車対接部を備えたものとして,上記戸先側溝戸車脱輪の一般的現象に対応して溝戸車の上記滑動上昇開始直後にその滑動上昇乃至その傾斜回動を抑止することによって,該抑止状態で引戸本体の自重によって戸先側溝戸車のガイドレールに対する載置係合状態への復帰を促して,その脱輪を防止し,また溝戸車のガイドレールへの載置係合状態での上記滑動上昇と傾斜回動による脱輪を,溝戸車の回転軸突出部を対接受止することによって併せて防止するとともに該溝戸車の滑動上昇と傾斜回動時の対接受止をより確実なものとし得るようにして,台風を含めて引戸本体が強風を受けても,その戸先側の戸車がガイドレールから脱輪するのを簡易且つ確実に防止し得る引戸門扉の戸車脱輪防止装置を提供することができ,請求項2に記載の発明は,上記に加えて,上記に加えて,上記溝戸車対接部及び段部による溝戸車の受止対接を,該溝戸車の傾斜回動角度が20°以内の角度で行うようにして,台風時の強風を受けてもその脱輪の可能性をほぼ完全に解消し得るものとすることができ,請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,引戸本体が受ける風圧の方向を問わずに常に戸先側溝戸車の脱輪を防止し得るものとすることができ,請求項4に記載の発明は,同じく上記に加えて脱輪防止ブロックの設置作業を可及的に容易になし得るものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 引戸門扉の正面図である。
【図2】 ガイドレールと脱輪防止ブロックの関係を示す部分拡大正面図である。
【図3】 ガイドレールと脱輪防止ブロックの関係を示す部分拡大側面図である。
【図4】 脱輪防止ブロックの側面図である。
【図5】 引戸本体が風圧をうけたときの戸先側戸車と脱輪防止ブロックの関係を示す側面図である。
【図6】 引戸本体が風圧をうけたときの戸先側戸車と脱輪防止ブロックの他の関係を示す側面図である。
【図7】 引戸本体が風圧をうけたときの戸先側戸車と脱輪防止ブロックの更に他の関係を示す側面図である。
【符号の説明】
A 引戸門扉
1 引戸本体
2 ガイド支柱
3 ガイドレール
4 溝戸車
5 回転軸
6 戸車ケース
7 脱輪防止ブロック
8 溝戸車対接部
9 対接受止部
10 対接受止部
11 逆L字状段部
12 対接受止部
13 対接受止部
14 ガイドレール対接面
15 端部突当部
16 連結部材
17 位置決め片
18 固定金具

Claims (4)

  1. 開口の幅方向一側端部において上端をローラー支持した状態で,地表の逆V字形のガイドレールによって下端に設置した幅方向複数の溝戸車を転動案内して引戸本体を開閉自在とした引戸門扉においてその上記引戸本体の戸先側の溝戸車が引戸本体の風圧による捻れによってガイドレールから脱輪するのを防止する脱輪防止装置であって,上記引戸本体閉成状態における戸先側の溝戸車位置に対応したガイドレール前後方向近接位置に脱輪防止ブロックを設置するとともに該脱輪防止ブロックが上向きに連続する外側に向けて上下の階段状をなすそれぞれ逆L字状とした下位の溝戸車対接部と上位の段部を備え,該下位の溝戸車対接部における溝戸車と平行する部位を上記引戸本体の捻れによりガイドレール交差方向に滑動上昇して変位する溝戸車の対接受止部とし,該下位の溝戸車対接部の上端コーナー部位を上記引戸本体の捩れによりガイドレール交差方向に上昇且つ傾斜回動して変位する溝戸車の対接受止部とし,上記上位の段部における上面部位を上記傾斜回動して変位する溝戸車における回転軸突出部の対接受止部とし且つ該上位の段部におけるコーナー部位を上記滑動上昇と傾斜回動により変位する溝戸車における戸車ケースの対接受止部としてなることを特徴とする引戸門扉の戸車脱輪防止装置。
  2. 上記脱輪防止ブロックの下位の溝戸車対接部及び上位の段部を,溝戸車の傾斜回動の垂直状態からの回動角度を20°以内で溝戸車又はその戸車ケースを受止対接するように構成してなることを特徴とする請求項1に記載の引戸門扉の戸車脱輪防止装置。
  3. 上記脱輪防止ブロックを,ガイドレール前後方向近接位置にして該ガイドレールの前後両側に設置してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の引戸門扉の戸車脱輪防止装置。
  4. 上記ガイドレールの前後両側に設置した脱輪防止ブロックを,ガイドレールの傾斜面に沿うガイドレール対接面を備えるとともにガイドレールと交差する連結部材によって連結固定し,該連結部材をガイドレール下位に配置することによって上記前後両側の脱輪防止ブロックをガイドレール長手方向にスライドして位置決め自在としてなることを特徴とする請求項3に記載の引戸門扉の戸車脱輪防止装置。
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