JP2940980B2 - 出入開口用上吊折畳み扉の下部案内装置 - Google Patents

出入開口用上吊折畳み扉の下部案内装置

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JP2940980B2
JP2940980B2 JP2035862A JP3586290A JP2940980B2 JP 2940980 B2 JP2940980 B2 JP 2940980B2 JP 2035862 A JP2035862 A JP 2035862A JP 3586290 A JP3586290 A JP 3586290A JP 2940980 B2 JP2940980 B2 JP 2940980B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,出入開口用上吊折畳み扉の下部案内装置に
関する。
〔従来の技術〕
この種上吊折畳み扉案内用の下枠は,例えば特公昭50
−27663号に典型的に示されるように,一対の側壁とこ
れら側壁を連結する底壁によるU字状にして床面埋込設
置の下枠基体と,該下枠基体の床面より下方に凹陥状と
し上方に開口した溝ガイドとを備えたものとし,上記上
吊折畳み扉下端を該溝ガイド内に挿入保持せしめる一
方,下枠基体長手方向端部の上吊折畳み扉折畳み部位に
おいて上下方向に部分的に切欠き配設した一側側壁の切
欠部において,上吊折畳み扉の上枠に上吊支承した各上
吊蝶番枠下端を保持したまま,上記上吊蝶番枠と交互の
各折畳み蝶番枠を含む上吊折畳み扉下端を解放すること
によって,その折畳みを可能ならしめるようにしたもの
とされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
この場合,下枠上を人又は車輌の通行が可能となるか
ら,店舗,倉庫等の開口用に設置し,又は室内間仕切の
開口用に設置することができ出入開口用として好適なも
のとし得るが,溝ガイドを用いて上吊折畳み扉下端を挿
入保持し,切欠部によってこれを解放することによって
折畳むものとされるので,溝ガイド内に塵埃が溜り易い
一方,その清掃をなし難く,小石等の異物が落ち込んで
開閉が阻害されたり,靴の踵が嵌って人が転倒したりす
る問題点を残し,また上吊折畳み扉の折畳み部位におい
ては切欠部の切欠き深さに応じて床面を段差堀込み状に
堀込んで上吊折畳み扉を受入れる堀込みスペースを設置
することが不可欠であり,工事の煩雑化,コストの上昇
を招くとともに床面に段差が形成されることにより,外
観を損うデットスペースが生じるという問題点がある。
本発明は,かかる問題点に鑑みてなされたものであっ
て,その解決課題とする処は,人又は車輌の通行を可能
とする一方,溝ガイドを用いることなく,上吊折畳み扉
の開閉を可能とした出入開口用上吊折畳み扉の下部案内
装置を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題に添い本発明は,車輌を含めた通行を可能と
し,床面に堀込みスペースを設置しないで,上吊折畳み
扉の開閉を可能とするように,同高一連にして低突出全
長のレールガイドによって上吊折畳み扉の上吊蝶番枠下
端を長手方向案内自在に保持するものとし,上吊蝶番枠
と交互の折畳み蝶番枠を該レールガイドに非保持とする
ようにし,またはこれに同じく同高一連にして低突出所
定長さの第2のレールガイドを追加的に設けて,この第
2のレールガイドに上記折畳み蝶番枠を係合し,折畳み
部位の該第2のレールガイド欠如部分において折畳み蝶
番枠を解放するようにしたものであり,或いは,折畳み
部位又はこれを含む長さの同高一連にして低突出所定長
さのレールガイドと,残余の長さにして該レールガイド
と端部を重複しその延長線と平行の同高一連にして低突
出所定長さの第2のレールガイドとを備えて,上吊蝶番
枠下端をレールガイド及び第2のレールガイド双方代替
的にそれぞれ長手方向案内自在に保持し,折畳み蝶番枠
をレールガイドに非保持にして第2のレールガイドのみ
に係合し,少なくとも折畳み部位において該折畳み蝶番
枠を解放するようにしたものであって,即ち本発明は,
請求項1を,上吊折畳み扉案内用の下枠が,床面埋込設
置の下枠基体と,該下枠基体の上面に配設し下枠基体の
全長に亘り同高一連にして床面より上方に低突出したレ
ールガイドとを備えてなり,上記上吊折畳み扉の上枠に
上吊支承した各上吊蝶番枠下端を上記レールガイドに長
手方向案内自在に保持せしめ,上記上吊蝶番枠と交互の
各折畳み蝶番枠を上記レールガイドの全長に亘って非保
持としてなることを特徴とする出入開口用上吊折畳み扉
の下部案内装置,請求項2を,上吊折畳み扉案内用の下
枠が,床面埋込設置の下枠基体と,該下枠基体の上面に
配設し下枠基体の全長に亘り同高一連にして床面より上
方に低突出したレールガイドと,同じく下枠基体の上面
に配設し上記レールガイドと平行の同高一連にして床面
より上方に低突出し上記上吊折畳み扉の折畳み部位を欠
除した第2のレールガイドとを備えてなり,上記上吊折
畳み扉の上枠に上吊支承した各上吊蝶番枠下端を上記レ
ールガイドに長手方向案内自在に保持せしめ,上記上吊
蝶番枠と交互の各折畳み蝶番枠を上記レールガイドの全
長に亘って非保持とするとともに上記折畳み部位におい
て解放自在に上記第2のレールガイドに係合せしめてな
ることを特徴とする出入開口用上吊折畳み扉の下部案内
装置,請求項3を,上吊折畳み扉案内用の下枠が,床面
埋込設置の下枠基体と,該下枠基体の上面に上記上吊折
畳み扉の折畳み部位又はこれを含む長さに配設し下枠基
体の長手方向に同高一連にして床面より上方に低突出し
たレールガイドと,同じく下枠基体の上面に少くとも上
記上吊折畳み扉の折畳み部位を除いて配設し上記レール
ガイドと端部重複状にし該レールガイドの延長線に平行
の同高一連にして床面より上方に低突出した第2のレー
ルガイドとを備えてなり,上記上吊折畳み扉の上枠に上
吊支承した各上吊蝶番枠下端を上記レールガイド及び第
2のレールガイドに代替的にしてそれぞれ長手方向案内
自在に保持せしめ,上記上吊蝶番枠と交互の各折畳み蝶
番枠を上記レールガイドの全長に亘り非保持とするとと
もに少くとも上記折畳み部位において解放自在に上記第
2のレールガイドに係合せしめてなることを特徴とする
出入開口用上吊折畳み扉の下部案内装置とし,更に請求
項4を,請求項3のレールガイド及び第2のレールガイ
ドが,端部に蝶番枠係合案内用の端部ガイドを備えてな
ることを特徴とする出入開口用上吊折畳み扉の下部案内
装置とし,請求項5を,請求項2乃至4のいずれかの第
2のレールガイドによる折畳み蝶番枠の係合を,折畳み
蝶番枠下端の第2のレールガイドによる長手方向案内自
在の保持によって行ってなることを特徴とする出入開口
用上吊折畳み扉の下部案内装置とし,請求項6を,請求
項2乃至4のいずれかの第2のレールガイドによる折畳
み蝶番枠の係合を,折畳み蝶番枠下端の第2のレールガ
イドによる長手方向案内自在の摺接によって行ってなる
ことを特徴とする出入開口用上吊折畳み扉の下部案内装
置とし,請求項7を,請求項1乃至6のいずれかのレー
ルガイドを,中実のレールガイドとしてなることを特徴
とする出入開口用上吊折畳み扉の下部案内装置として,
これらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段
としたものである。
〔実施例〕
以下実施例を示す図面に従って本発明を更に具体的に
説明すれば,第1図乃至第6図において,1は上吊折畳み
扉,2はその吊元框,3はその走行框,4は吊元框2,走行框3
間にして横框5,縦框6による框組み内にガラス7を装着
したパネル,8及び9は吊元框2,走行框3間で蝶番機構10
を介してパネル4を蛇腹状に折畳み自在とするように交
互に配設した上吊蝶番枠及び2分割して上吊折畳み扉1
の吊込み設置後にリベット止めして一体化した折畳み蝶
番枠,11は蝶番機構10のパネル4における縦框6に設け
た回動溝,12は同じく蝶番機構10の上吊蝶番枠8及び折
畳み蝶番枠9に突出して設けて上記回動溝11に回動自在
に嵌合した回動軸,13は吊元框2,走行框3及び各上吊蝶
番枠8上に突設した上吊戸車,14は上枠,15は該上枠14に
設け,上吊戸車13を転動自在に載架して,吊元框2,走行
框3及び上吊蝶番枠8を上枠14に上吊支承した転動ガイ
ド,16は上枠14の上吊折畳み扉1の上端を挿入保持して
これを長手方向案内自在とした溝ガイド,17は該溝ガイ
ド16の案内側で画する側壁,18は縦框,19は上吊折畳み扉
1の折畳み部位,20は上吊折畳み扉1の下部案内用の下
枠であり,上吊折畳み扉1は上枠14の折畳み部位19にお
いて,上記側壁17を切欠除去し,ここで折畳み蝶番枠9
を含む上吊折畳み扉1の上端を解放して,その上部の折
畳みを可能とするようにしてある。
このとき上吊折畳み扉1案内用の下枠20は,床面埋込
設置の下枠基体21と,該下枠基体21の上面に上記上吊折
畳み扉1の折畳み部位19に相応する長さに配設し下枠基
体21の長手方向に同高一連にして床面より上方に低突出
したレールガイド22と,同じく下枠基体21の上面に上記
上吊折畳み扉の折畳み部位19を除いて配設し,上記レー
ルガイド22と端部重複状にし該レールガイド22の延長線
に平行の同高一連にして床面より上方に低突出した第2
のレールガイド23とを備えたものとしてあり,またその
開閉案内は,上記上吊折畳み扉1の上枠14に上吊支承し
た各上吊蝶番枠8下端を上記レールガイド22及び第2の
レールガイド23に代替的にして長手方向案内自在に保持
せしめ,上記上吊蝶番枠8と交互の各折畳み蝶番枠9を
上記レールガイド22の全長に亘り非保持とするとともに
上記折畳み部位19において解放自在に上記第2のレール
ガイドに係合せしめて行うようにしたものとしてあり,
更に本例にあっては,上記レールガイド22及び第2のレ
ールガイド23が,端部に蝶番枠8,9係合案内用の端部ガ
イド25を備え,また上記第2のレールガイド23による長
手方向案内自在の保持によって行ったものとしてある。
本例にあって下枠20は,図示省略のアンカー金具によ
って固定して床面埋込設置するように下枠基体21をコ字
状の金属板によって形成し,該下枠基体21上面にステン
レス鋼の断面矩形をなす角パイプ製のレールガイド22及
び第2のレールガイド23を,下枠基体21裏面側からのネ
ジ24によって固定したものとしてあり,このときレール
ガイド22及び第2のレールガイド23は,それぞれ1.9cm
の長手方向に同高一連にして,下枠基体21の床面埋込設
置によって床面より低突出したものとし,各端部に合成
樹脂によって成型した先細ピース状の端部ガイド25を配
設し,該端部ガイド25を含めてレールガイド22及び第2
のレールガイド23を前後に重複した端部重複状とし,各
延長線上にレールガイド22と第2のレールガイド23とが
それぞれが位置するように配置したものとしてある。
レールガイド22及び第2のレールガイド23と,上吊蝶
番枠8下端及び折畳み蝶番枠9下端との関係は,上吊蝶
番枠8下端にレールガイド22と第2のレールガイド23の
それぞれに選択的に係合し,折畳み蝶番枠9下端にレー
ルガイド22に係合することなく第2のレールガイド23の
みに係合するように係合ピース部材26,27を備えて,こ
れら係合ピース部材26,27を介して,上吊蝶番枠8下端
が,上記レールガイド22及び第2のレールガイド23に代
替的にしてそれぞれ長手方向案内自在に保持せしめ,折
畳み蝶番枠9下端がレールガイド22の全長に亘り非保持
とするとともに折畳み部位19において解放自在に上記第
2のレールガイド23に,同時に長手方向案内自在に保持
されて係合せしめたものとしてある。
係合ピース部材26,27は,本例において吊元框2,走行
框3及び各上吊蝶番枠8の両側,各折畳み蝶番枠9の一
側に突出するように配設し,レールガイド22及び第2の
レールガイド23の双方又は第2のレールガイド23を被嵌
状に係合する下向き係合溝28を備えてネジ又はリベット
29によってこれらの下端に固定したものとしてあり,こ
れにより,本例において上吊折畳み扉1をレールガイド
22及び第2のレールガイド23の中間に配置するようにし
て,上記下向き係合溝28をこれらレールガイド22及び第
2のレールガイド23双方又は第2のレールガイド23に被
嵌状に係合して吊元框2,走行框3及び各上吊蝶番枠8又
は各折畳み蝶番枠9の上記保持を行うものとしてある。
本例の下枠20にあって上吊折畳み扉1を閉成したと
き,上記係合ピース部材26を介して吊元框2,走行框3及
び各上吊蝶番枠8下端が,折畳み部位19にあってはレー
ルガイド22に,その余にあっては第2のレールガイド23
に係合して保持され,また各折畳み蝶番枠9下端が,折
畳み部位19を除いて第2のレールガイド23に係合して保
持されて,上吊折畳み扉1の揺動を防止するように振止
めされた閉成状態とし,上吊折畳み扉1を開成すると,
走行框3及び各上吊蝶番枠8下端を,レールガイド22か
ら順次これと重複する第2のレールガイド23に代替的に
保持されるように保持状態のまま案内するとともに各折
畳み蝶番枠9下端を,第2のレールガイド23から折畳み
部位19において順次解放し,該折畳み部位19で蝶番機構
10によって上吊折畳み扉1を折畳んで,折畳みの開成状
態とするものとしてある。
第7図乃至第10図は他の例を示したもので,第7図
は,下枠20を,床面埋込設置の下枠基体21と,該下枠基
体21の上面に配設し下枠基体21の全長に亘り同高一連に
して床面より上方に低突出したレールガイド22とを備え
たものとし,上記上吊折畳み扉1の上枠14に上吊支承し
た,吊元框2,走行框3及び各上吊蝶番枠8下端を上記レ
ールガイド22に長手方向案内自在に保持せしめ,上記上
吊蝶番枠8と交互の各折畳み蝶番枠9を上記レールガイ
ド22の全長に亘って非保持とすることによって,上記上
吊折畳み扉1蝶番枠8を閉成したとき,折畳み蝶番枠9
下端の振止めを得られないか,必要に応じて他の振止め
のための措置を施すようにして閉成状態とし,開成した
とき走行框3及び各上吊蝶番枠8下端をレールガイド22
の折畳み部位19側に保持状態のまま案内するとともこれ
に非保持の各折畳み蝶番枠9を順次折畳み部位19におい
て蝶番機構10によって上吊折畳み扉1を折畳んで,折畳
みの開成状態とするものとした例である。
第8図は,下枠20を,床面埋込設置の下枠基体21と,
該下枠基体21の上面に設置し下枠基体21の全長に亘り同
高一連にして床面より上方に低突出したレールガイド22
と,同じく下枠基体21の上面に配置し上記レールガイド
22と平行の同高一連にして床面より上方に低突出し上記
上吊折畳み扉1の折畳み部位19を欠如した第2のレール
ガイド23とを備えたものとし,上記上吊折畳み扉1の上
枠14に上吊支承した各上吊蝶番枠8下端をレールガイド
22に長手方向案内自在に保持せしめ,上記上吊蝶番枠8
と交互の各折畳み蝶番枠9を上記レールガイド22の全長
に亘って非保持とするとともに上記折畳み部位19におい
て解放自在に上記第2のレールガイド23に,同様に長手
方向案内自在に保持せしめて係合せしめることによっ
て,即ち上記第7図の例のものに折畳み蝶番枠9下端を
係合する第2のレールガイド23を追加的に設けて,これ
を欠除した折畳み部位19において,折畳み蝶番枠9下端
を解放してその折畳みを可能とし,上記閉成状態で第2
のレールガイド23が各折畳み蝶番枠9の振止めを行うよ
うにした例である。
第9図は,第2のレールガイド23による折畳み蝶番枠
9の係合を,上記の同様長手方向案内自在の保持によつ
て行うものとするについて,上記係合ピース部材27を,
金属製一対のアングル材30を折畳み蝶番枠9の下端にネ
ジ又はリベット29によって固定した例,第10図は同じく
第2のレールガイド23による折畳み蝶番枠9の係合を,
折畳み蝶番枠9下端の第2のレールガイド23による長手
方向案内自在の摺接によって行うものとするについて,
上記係合ピース部材27に代えて,合成樹脂によって成型
した摺接ピース部材31を折畳み蝶番枠9下端にネジ又は
リベット29によって固定し,これを介して第2のレール
ガイド23に摺接するものとした例である。
なお第7図乃至第10図のその余は前記例と変らないの
で,同一符号を付してその説明を省略する。
図示した例は以上のとおりとしたが,レールガイド又
は第2のレールガイドは,これを床面より2cm程度以下
の低突出のものとして,人や車輌の通行に支承のないよ
うに適宜の突出寸法のものとすること,レールガイド又
は第2のレールガイドを,中実のレールガイドとするこ
とによって車輌の通行に対する耐荷重性を充分に確保し
たものとすること,前記例におけるレールガイドとその
延長線に平行の第2のレールガイドとを備えた下枠にお
いて,レールガイドを折畳み部位を含む長さのものと
し,第2のレールガイドの長さを相対的に短くするよう
にしたものとすること等も可能であり,これらを含め本
発明に実施に当っては,上吊折畳み扉,その上吊蝶番
枠,折畳み蝶番枠,下枠,その下枠基体,レールガイ
ド,必要に応じて設置する第2のレールガイドの各具体
的形状,構造,材質,これらの関係,これらに対する付
加等は,前記発明の要旨に反しない限り様々に変更する
ことができ,以上に図示し説明した態様のものに殊更限
定するには及ばない。
〔発明の効果〕
本発明は以上のとおりに構成したので,請求項1乃至
3はそれぞれ,低突出のレールガイド又はこれと同じく
低突出の第2のレールガイドを用いることによって,人
の通行に際して踵を取られたり,躓いたりすることを可
及的に防止する一方,車輌の通行に際してこれを阻害し
たりすることを可及的に防止し,人又は車輌の通行を可
能とする一方,塵埃が付着しても清掃が容易であるとと
もに小石等の異物による開閉の阻害を可及的に防止し,
床面の堀込みスペースを全く必要とせずに上吊折畳み扉
の開閉を可能とした出入開口用として好適な出入開口用
上吊折畳み扉の下部案内装置を提供することができ,請
求項2及び3は併せて風圧等の外力を受けても,上吊蝶
番枠はもとより折畳み蝶番枠を第2のレールガイドに係
合し,上吊折畳み扉の揺動を可及的に防止するものとす
ることができる。
また請求項4は,端部ガイドがレールガイド及び第2
のレールガイドと上吊蝶番枠及び折畳み蝶番枠の係合案
内を行って,上吊折畳み扉の開閉をよりスムーズなもの
とすることができ,請求項5は,第2のレールガイドに
よる折畳み蝶番枠の係合を,確実にして上記上吊折畳み
扉の揺動を更に確実に防止することができ,請求項6
は,同じく第2のレールガイドによる折畳み蝶番枠の係
合を簡易に行うことができ,請求項7は,車輌の通行に
対する耐荷重性を充分に確保したものとなり,車輌の通
行に際してレールガイド又は第2のレールガイドが変形
して,上吊折畳み扉の開閉の阻害可能性を解消したもの
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例を示すもので,第1図は下枠と上吊折畳み
扉との関係を示す平面図,第2図はその部分拡大平面
図,第3図は上吊蝶番枠及び折畳み蝶番枠とレールガイ
ドとの関係を示す正面図,第4図は上吊蝶番枠とレール
ガイド及び第2のレールガイドとの関係を示す縦断面
図,第5図は折畳み蝶番枠と第2のレールガイドとの関
係を示す縦断面図,第6図は上吊折畳み扉と上枠との関
係を示す縦断面図,第7図及び第8図は,それぞれ他の
例に係る下枠と上吊折畳み扉との関係を示す平面図,第
9図及び第10図は,それぞれ他の例に係る折畳み蝶番枠
と第2のレールガイドとの関係を示す縦断面図である。 1…上吊折畳み扉、19…折畳み部位 8…上吊蝶番枠、20…下枠 9…折畳み蝶番枠、21…下枠基体 14…上枠、22…レールガイド 23…第2のレールガイド、25…端部ガイド

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上吊折畳み扉案内用の下枠が,床面埋込設
    置の下枠基体と,該下枠基体の上面に配設し下枠基体の
    全長に亘り同高一連にして床面より上方に低突出したレ
    ールガイドとを備えてなり,上記上吊折畳み扉の上枠に
    上吊支承した各上吊蝶番枠下端を上記レールガイドに長
    手方向案内自在に保持せしめ,上記上吊蝶番枠と交互の
    各折畳み蝶番枠を上記レールガイドの全長に亘って非保
    持としてなることを特徴とする出入開口用上吊折畳み扉
    の下部案内装置。
  2. 【請求項2】上吊折畳み扉案内用の下枠が,床面埋込設
    置の下枠基体と,該下枠基体の上面に配設し下枠基体の
    全長に亘り同高一連にして床面より上方に低突出したレ
    ールガイドと,同じく下枠基体の上面に配設し上記レー
    ルガイドと平行の同高一連にして床面より上方に低突出
    し上記上吊折畳み扉の折畳み部位を欠除した第2のレー
    ルガイドとを備えてなり,上記上吊折畳み扉の上枠に上
    吊支承した各上吊蝶番枠下端を上記レールガイドに長手
    方向案内自在に保持せしめ,上記上吊蝶番枠と交互の各
    折畳み蝶番枠を上記レールガイドの全長に亘って非保持
    とするとともに上記折畳み部位において解放自在に上記
    第2のレールガイドに係合せしめてなることを特徴とす
    る出入開口用上吊折畳み扉の下部案内装置。
  3. 【請求項3】上吊折畳み扉案内用の下枠が,床面埋込設
    置の下枠基体と,該下枠基体の上面に上記上吊折畳み扉
    の折畳み部位又はこれを含む長さに配設し下枠基体の長
    手方向に同高一連にして床面より上方に低突出したレー
    ルガイドと,同じく下枠基体の上面に少くとも上記上吊
    折畳み扉の折畳み部位を除いて配設し上記レールガイド
    と端部重複状にし該レールガイドの延長線に平行の同高
    一連にして床面より上方に低突出した第2のレールガイ
    ドとを備えてなり,上記上吊折畳み扉の上枠に上吊支承
    した各上吊蝶番枠下端を上記レールガイド及び第2のレ
    ールガイドに代替的にしてそれぞれ長手方向案内自在に
    保持せしめ,上記上吊蝶番枠と交互の各折畳み蝶番枠を
    上記レールガイドの全長に亘り非保持とするとともに少
    くとも上記折畳み部位において解放自在に上記第2のレ
    ールガイドに係合せしめてなることを特徴とする出入開
    口用上吊折畳み扉の下部案内装置。
  4. 【請求項4】請求項3のレールガイド及び第2のレール
    ガイドが,端部に蝶番枠係合案内用の端部ガイドを備え
    てなることを特徴とする出入開口用上吊折畳み扉の下部
    案内装置。
  5. 【請求項5】請求項2乃至4のいずれかの第2のレール
    ガイドによる折畳み蝶番枠の係合を,折畳み蝶番枠下端
    の第2のレールガイドによる長手方向案内自在の保持に
    よって行ってなることを特徴とする出入開口用上吊折畳
    み扉の下部案内装置。
  6. 【請求項6】請求項2乃至4のいずれかの第2のレール
    ガイドによる折畳み蝶番枠の係合を,折畳み蝶番枠下端
    の第2のレールガイドによる長手方向案内自在の摺接に
    よって行ってなることを特徴とする出入開口用上吊折畳
    み扉の下部案内装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかのレールガイド
    を,中実のレールガイドとしてなることを特徴とする出
    入開口用上吊折畳み扉の下部案内装置。
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