JP4073723B2 - 荷の昇降移載装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上下複数段に配設されたいずれかのコンベヤより受け入れた荷を昇降させて他方のコンベヤに移載するようにした荷の昇降移載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の昇降移載装置としては、例えば特開平11−334865号公報に開示されているように、荷を昇降させて移載する移載リフターを、モータにより回転される垂直なねじ軸に連係して昇降させるようにしたものや、特開2002−114374号公報に開示されているように、荷を昇降させるパレット支持台をパンタグラフ式の昇降手段により昇降させるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の装置では、いずれも、その構造上、リフターやパレット支持台の昇降速度を速くすることは難しく、荷の移載効率が悪い。
【0004】
この問題を解決するためには、モータ等の駆動手段の回転速度を高めることも考えられるが、このようにすると、リフターやパレット支持台が上下の停止位置で急停止し、その衝撃で荷崩れ等を起こす恐れがある。これを防止するために、モータ等の回転速度を制御するようにすると、その制御系が複雑となり、コスト高となる。また、上記従来の装置は、いずれもリフターやパレット支持台の上下の停止位置を簡単に調節できないという問題もある。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、上下の停止位置での衝撃を緩和することにより、昇降速度を高めて移載効率を向上し得るようにすることができ、かつ移載コンベヤの上下の停止位置の調節を簡単に行い得るようにした荷の昇降移載装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の荷の昇降移載位置は、少なくとも上下2段の前後方向を向くコンベヤの前端に設けられ、一方のコンベヤにより送られてきた荷を駆動チェーンにより移載コンベヤで昇降させて、他方のコンベヤに移載するようにし、前記移載コンベヤを、前記上下のコンベヤとほぼ等高をなして近接する上限位置と下限位置との間で昇降する荷の昇降移載装置であって、
前記両コンベヤの前端と近接する側方に立設されたベース支柱と、該ベース支柱に昇降可能かつ前記コンベヤと同方向を向くように支持され、左右方向を向く軸回りに回転駆動させられる複数のローラを有する移載コンベヤと、該移載コンベヤを昇降させる昇降手段とを備え、該昇降手段は、前記ベース支柱に枢着され、モータにより左右方向を向く軸回りに回転させられる駆動スプロケットと、該駆動スプロケットと上下に対向状に枢着された従動スプロケットと、これら両スプロケットに掛け回された駆動チェーンとからなり、該駆動チェーンの一部に突設した軸部を、前記移載コンベヤにおけるベース支柱側の側端に設けた昇降部材の前後方向を向くガイド孔に遊嵌させ、前記駆動チェーンと共に移動する軸部が、駆動及び従動スプロケットの外周を旋回し、上死点または下死点まで移動する際において、昇降部材のガイド孔内を前後方向に移動することにより、昇降部材と一体的に昇降する移載コンベアの上限あるいは下限位置近傍での昇降速度を減速するようにしたことを特徴としている。
上記構成の本発明によれば、駆動チェーンと共に移動する軸部が、駆動及び従動スプロケットの外周を旋回し、上死点または下死点まで移動する際において、昇降部材のガイド孔内を前後方向に移動するため、昇降部材と一体的に昇降する移載コンベヤの上下限位置付近での昇降速度が減速され、急停止するのが防止されるので、移載コンベヤの上下の停止位置での衝撃を緩和し、かつ駆動チェーンの回走速度を高めて、荷の昇降及び移載効率を向上を図ることができる。
【0007】
上記昇降移載装置において、ベース支柱に、その前後両面と左右両側面の上下複数個所に摺接するガイドローラを備える支持体を、昇降自在に設け、その側方に突出する複数の水平支持杆上に移載コンベヤを載設するのが好ましい。
このようにすると、支持体及びそれに載設された移載コンベヤは、ベース支柱に摺接している複数のガイドローラの作用により、円滑かつ安定に昇降することができる。また、移載コンベヤは、支持体を介してベース支柱に設けているため、移載コンベヤの構造が簡単となり、汎用性の高いコンベヤを利用することができる。
【0008】
上記昇降移載装置において、駆動スプロケットと従動スプロケットを、上下に移動可能にベース支柱に枢着するとともに、ベース支柱の適所に、複数のアイドラスプロケットを、上下に移動可能に枢着し、前記駆動及び従動スプロケットと複数のアイドラスプロケットとに駆動チェーンを掛け回すことが好ましい。
このようにすると、上下のコンベヤの高さに対応して、駆動及び従動スプロケット間の離間寸法を調節し、移載コンベヤの上下の停止位置を容易に変更することができる。
【0009】
上記昇降移載装置において、いずれか1個のアイドラスプロケットと駆動スプロケットとに、駆動チェーンをU字状に掛け回すことが好ましい。
このようにすると、駆動及び従動スプロケット間の離間寸法の調節範囲を拡大することができる。また、駆動スプロケットと駆動チェーンとの噛合いが多くなるため、大きなトルクを伝達することができる。
【0010】
上記昇降移載装置において、駆動及び従動スプロケットに、上下位置調節用のアジャスタを設けるのが好ましい。
このようにすると、駆動及び従動スプロケットの上下位置を、アジャスタにより微調節することができるので、設置現場等において組付誤差が生じるなどしても、移載コンベヤと上下のコンベヤとの位置合わせを正確に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1は、本発明の荷の昇降移載装置1の正面図、図2は同じく側面図、図3は、図2のIII−III線の横断平面図である。
【0013】
2及び3は、荷Wの搬入ローラコンベヤ(以下、搬入コンベヤと略称する)と搬出ローラコンベヤ(以下、搬出コンベヤと略称する)で、両コンベヤ2,3は、前後方向(以下、図2の右方を前として説明する)を向き、かつ上下に所定寸法離間させて水平に設置されている。
【0014】
搬入及び搬出コンベヤ2,3は、平行をなす左右1対のフレーム4,4間に、左右方向を向く軸線回りに回転する複数のローラ5を、所定間隔おきに枢支して構成され、各ローラ5は、図示しないクロスメンバ内に収容されたモータと、各ローラ5同士に巻回したベルトにより、搬入コンベヤ2は側面視時計回りに、かつ搬出コンベヤ3については反時計回りに、それぞれ回転駆動されるようになっている。
【0015】
昇降移載装置1は、上記両コンベヤ2,3の前端と近接する右側方の床面に設置されたベースフレーム6と、移載コンベヤ7と、昇降手段である昇降駆動機構8とを備えている。
【0016】
上記ベースフレーム6は、床面に固定された左右方向を向く前後1対のベース脚9,9と、それらの右端部(図3においては左端部)間に結合されて、両コンベヤ2,3の右側方に、垂直に立設された平面視ほぼコ字状断面をなすベース支柱10とからなり、正面視L字形に構成されている。11は、補強板である。
【0017】
上記移載コンベヤ7は、左右1対のフレーム12,12間に、左右方向を向く軸回りに回転するローラ13を、所定間隔おきに複数枢支して構成され、各ローラ13は、両フレーム12間に結合されたクロスメンバ14内に収容したモータ15の駆動力により、各ローラ13の側端のプーリ13a同士に巻回したベルト16を介して、側面視時計方向又は反時計方向に回転させられるようになっている。
【0018】
移載コンベヤ7の左右幅は、上下の搬入及び搬出コンベヤ2,3の左右幅とほぼ等しく設定されている。17は、移載コンベヤ7の支持体で、平面視外向きコ字形をなすとともに、ベース支柱10の前後寸法よりも若干大きい寸法だけ離間して対向する前後1対の垂直支持杆18,18と、それらの上方寄りの左側面(図1,図3では右側面)に水平状に固着された、移載コンベヤ7の左右寸法より若干長寸の前後1対の下向きコ字状をなす水平支持杆19,19と、両垂直支持杆18における右側面の下端部間に結合された昇降板20とを備え、ベース支柱10を囲むように平面視右向きコ字形をなしている。
【0019】
各垂直支持杆18と水平支持杆19との結合部の下方の隅部には、補強板21が固着されている。両補強板21の下端部の対向面には、前後方向を向く軸回りに回転する第1のガイドローラ22が、ベース支柱10の左側面(図1,図3では右側面)の前後端部と摺接可能として枢支されている。
【0020】
また、前後の垂直支持杆18の上下両端に連設された支持片18a,18bの対向面には、上記と同様、前後方向を向く軸回りに回転する第2のガイドローラ23,24が、ベース支柱10における内向片10aの右側面(図1,図3では、左側面)と摺接し得るように枢支されている。
【0021】
さらに、前後の垂直支持杆18の左側面における上下の端部には、左右方向を向く軸回りに回転する上下1対ずつの第3のガイドローラ25,25が、ベース支柱10の前後の面に摺接可能として枢着されている。
【0022】
上記第1ないし第3のガイドローラ22,23,24,25を、ベース支柱10の前後両端の外周面に摺接させることにより、支持体17は、ベース支柱10に沿って安定的に昇降することができる。
【0023】
支持体17における前後の水平支持杆19の上面には、移載コンベヤ7の左右のフレーム12の中間部が、搬入及び搬出コンベヤ2,3と前後方向に並ぶように直交状に載置され、下方よりボルト止めされている。
【0024】
上記昇降駆動機構8は、ベース支柱10の左側面(図3では右側面)下部にベース支柱10を挟む2枚の支持板26,26を介して取付けられた駆動モータ27と、そのベース支柱10を貫通する回転軸の右端に軸着された駆動スプロケット28と、その上方のベース支柱10の右側面に、支持板29を介して取付けられた、駆動スプロケット28とほぼ同径をなす従動スプロケット30と、両スプロケット28,30の前方のベース支柱10に、ブラケット31を介して、取付けられた3個の小径をなすアイドラスプロケット32と、駆動及び従動スプロケット28,30と前方の上下2個のアイドラスプロケット32に掛け回されるとともに、中間のアイドラスプロケット32に逆U字状に掛け回された駆動チェーン33とを備えている。
【0025】
上記駆動モータ27と駆動スプロケット28,及び従動スプロケット30の上下方向の位置は、ベース支柱10に上下に所定間隔おきに穿設された複数の取付孔34を選択し、支持板26,29の取付位置を変更することにより、変えることができる。
【0026】
また、支持板26,29は、ベース支柱10に形成された上下方向を向く長孔35を介して取付けられ、かつそれらの上方及び下方のベース支柱10に固定したブラケット36に螺挿されたアジャスタボルト37を、下方の支持板26にはその下端に当接させ、上方の支持板29には、その上端の外向片29aに螺合させているため、アジャスタボルト37を操作して支持板26,29を上下方向に移動させることにより、駆動及び従動スプロケット28,30の相対位置を微調節することができる。
【0027】
各アイドラスプロケット32のブラケット31も、ベース支柱10に形成された上下方向を向く長孔35を介して取付けてあるため、駆動及び従動スプロケット28,30の上下位置や相対間隔を調節した際でも、それに対応して各アイドラスプロケット32の上下位置を変えることにより、駆動チェーン33にたるみが生じたり、長さが不足したりするのを防止することができる。特に、中間のアイドラスプロケット32に、駆動チェーン33を逆U字状に掛け回してあるため、駆動及び従動スプロケット28,30の相対間隔を大としても、中間のアイドラスプロケット32を下方に移動させることにより、十分対応することができる。
【0028】
また、中間のアイドラスプロケット32を、駆動スプロケット28よりも上方に取付け、それに駆動チェーン33を逆U字状に掛け回しているため、駆動チェーン33が駆動スプロケット28にほぼ半周掛け回され、それらの噛合いが多くなることにより、大きなトルク(駆動力)を駆動チェーン33に伝達することができ、かつ中間のアイドラスプロケット32を上下方向に移動させることにより、駆動及び従動スプロケット28,30間の離間寸法の調節範囲を拡大することができる。
【0029】
駆動チェーン33の1個所には、図4に詳細を示すようにブラケット38が右方を向いて固着され、その右端の水平の支軸39には、ベアリングローラ40が回転自在に嵌合されている。
【0030】
このベアリングローラ40は、上記昇降板20の後方寄りに形成された前後方向を向くガイド孔41に、左右2枚の座金42により昇降板20を挟むようにして、転動自在に嵌合されている。43は取付ねじである。
【0031】
なお、上記ガイド孔41の寸法は、図2に示すように、駆動及び従動スプロケット28,30の半径よりも若干大きく、かつ前端位置は、両スプロケット28,30の中心を結ぶ線と同等か若干前方に位置している。
【0032】
上下の支持板26,29の後端部には、上限位置と下限位置検出用の2個の近接センサ44,44が取付けられ、また昇降板20の後端部には、上記それぞれの近接センサ44をオン、オフさせる2個の検知片45,45が取付けられている。
【0033】
移載コンベヤ7のほぼ中央部下面には、その上面の荷の有無を検出する光反射式のセンサ46が、ローラ13間の隙間に光軸が位置するように取付けられている(図3参照)。47は、ベース支柱10の右側面と前後両面を覆うカバーである。
【0034】
次に、上記実施形態の昇降移載装置1を用いて、搬入コンベヤ2により送られてきた荷Wを、下方の搬出コンベヤ3に移載する際の作用を説明する。
【0035】
移載コンベヤ7が、その上下限位置において搬入及び搬出コンベヤ2,3とほぼ同一高さとなるように、全てのスプロケット28,30,32の上下位置を調節した後、駆動スプロケット28を側面視時計方向に回転させて駆動チェーン33を回走させ、それと連係している昇降板20を、上方の近接センサ44が作動する上限位置まで上昇させることにより、移載コンベヤ7を、図2の2点鎖線で示すように、上限位置に待機させる。
【0036】
次いで、搬入コンベヤ2より搬送されてきた荷Wが、移載コンベヤ7に、各ローラ13の回転により引き込まれて移載され、これをセンサ46が検知すると、駆動モータ27が作動して駆動スプロケット28が側面視反時計方向に回転し、駆動チェーン33の垂直直線部が下向きに回走することにより、それに連係している昇降板20を含む支持体17と共に、移載コンベヤ7が下降し、下方の近接センサ44が作動する下限位置に達すると、駆動モータ27が停止する。
【0037】
この際、昇降板20が下限位置に到達する直前において、図5に略示するように、駆動チェーン33と共に回走するブラケット38のベアリングローラ40が、駆動スプロケット28の下部を旋回しながら下死点まで移動し、さらに昇降板20のガイド孔41内に前方に向かって移動するため、昇降板20の下降速度は徐々に遅くなる。
【0038】
その結果、移載コンベヤ7の下限位置付近での下降速度が減速され、急激に停止するのが防止される。
【0039】
移載コンベヤ7が下限位置で停止すると、移載コンベヤ7の各ローラ13が側面視反時計方向に回転し、荷Wは搬出コンベヤ3に送り出される。
【0040】
荷Wが送り出されたことをセンサ46が検知すると、再度駆動モータ27が逆回転して、移載コンベヤ7を上限位置まで上昇させる。
【0041】
なお、昇降板20が上限位置に到達する直前においても、上述と同様、ベアリングローラ40は、上死点からさらにガイド孔41内を前方に向かって移動するため、移載コンベヤ7の上限位置付近での上昇速度が減速され、急激に停止するのが防止される。
【0042】
このように、移載コンベヤ7の上下限位置での停止速度が遅くなると、駆動チェーン33の回走速度を高めて、垂直直線部の昇降速度を速くすることが可能となり、荷Wの昇降及び移載効率を向上することができる。
【0043】
本発明は、上述のように、荷Wを上方のコンベヤ2から下方のコンベヤ3に移載する以外に、下方のコンベヤ3から上方のコンベヤ2に移載する際にも用いることができるのは勿論のこと、図6に示す移載方法にも適用し得る。
【0044】
すなわち、本発明の昇降移載装置1を挟む前後両側に、上下2段の搬入コンベヤ48と搬出コンベヤ49を設け、上段の搬入コンベヤ48の荷Wを、移載コンベヤ7を介して前方の下段の搬出コンベヤ49に、また下段の搬入コンベヤ48の荷Wを、前方の上段の搬出コンベヤ49に、それぞれ移載したり、または、それとは反対に、前方のコンベヤ49から後方のコンベヤ48に移載したりすることもできる。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
【0046】
(a)請求項1に記載の発明によれば、駆動チェーンと共に上下に移動する軸部が、駆動及び従動スプロケット間の上死点または下死点まで移動する際、昇降部材のガイド孔内を前後方向に移動するため、昇降部材と一体的に昇降する移載コンベヤが上下限位置に到達する際、その昇降速度が自動的に減速され、急停止するのが防止される。
従って、駆動チェーンの回走速度を速くして移載コンベヤの昇降速度を高めても荷崩れ等を起こすことがなく、荷の移載効率を向上させることができる。
【0047】
(b)請求項2に記載の発明によれば、支持体及びそれに載設された移載コンベヤが、ベース支柱に摺接して転動する複数のガイドローラの作用により、円滑かつ安定的に昇降する。
また、移載コンベヤを直接ベース支柱に連係する必要がないので、移載コンベヤの構造が簡単となり、汎用性の高いコンベヤを利用することができる。
【0048】
(c)請求項3に記載の発明によれば、上下のコンベヤの高さに対応して、駆動及び従動スプロケット間の離間寸法を調節し、移載コンベヤの上下の停止位置を容易に変更することができる。
【0049】
(d)請求項4に記載の発明によれば、U字状に掛け回したアイドラスプロケットを上下方向に移動することにより、駆動及び従動スプロケット間の離間寸法の調節範囲を拡大することができる。
また、駆動スプロケットと駆動チェーンとの噛合いが多くなるため、駆動チェーンに大きなトルクを伝達することができる。
【0050】
(e)請求項5に記載の発明によれば、駆動及び従動スプロケットの上下位置を、アジャスタにより微調節し得るので、設置現場等において組付誤差が生じるなどしても、移載コンベヤと上下のコンベヤとの位置合わせ等を正確かつ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の荷の昇降移載装置の正面図である。
【図2】同じく、右側面図である。
【図3】図2のIII−III線の拡大横断平面図である。
【図4】駆動チェーンに突設した軸部のベアリングローラと昇降板のガイド孔との嵌合部の縦断面図である。
【図5】昇降板が下限位置に到達する際の減速作用を説明する概略側面図である。
【図6】本発明を用いた他の移載例を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 荷の昇降移載装置
2 搬入コンベヤ
3 搬出コンベヤ
4 フレーム
5 ローラ
6 ベースフレーム
7 移載コンベヤ
8 昇降駆動機構(昇降手段)
9 ベース脚
10 ベース支柱
10a 内向片
11 補強片
12 フレーム
13 ローラ
13a プーリ
14 クロスメンバ
15 モータ
16 ベルト
17 支持体
18 垂直支持杆
18a,18b 支持片
19 水平支持杆
20 昇降板(昇降部材)
21 補強板
22,23,24,25 ガイドローラ
26 支持板
27 駆動モータ
28 駆動スプロケット
29 支持板
30 従動スプロケット
31 ブラケット
32 アイドラスプロケット
33 駆動チェーン
34 取付孔
35 長孔
36 ブラケット
37 アジャスタボルト
38 ブラケット
39 支軸
40 ベアリングローラ
41 ガイド孔
42 座金
43 取付ねじ
44 近接センサ
45 検知片
46 センサ
47 カバー
48 搬入コンベヤ
49 搬出コンベヤ
W 荷

Claims (5)

  1. 少なくとも上下2段の前後方向を向くコンベヤの前端に設けられ、一方のコンベヤにより送られてきた荷を駆動チェーンにより移載コンベヤで昇降させて、他方のコンベヤに移載するようにし、前記移載コンベヤを、前記上下のコンベヤとほぼ等高をなして近接する上限位置と下限位置との間で昇降する荷の昇降移載装置であって、
    前記両コンベヤの前端と近接する側方に立設されたベース支柱と、該ベース支柱に昇降可能かつ前記コンベヤと同方向を向くように支持され、左右方向を向く軸回りに回転駆動させられる複数のローラを有する移載コンベヤと、該移載コンベヤを昇降させる昇降手段とを備え、該昇降手段は、前記ベース支柱に枢着され、モータにより左右方向を向く軸回りに回転させられる駆動スプロケットと、該駆動スプロケットと上下に対向状に枢着された従動スプロケットと、これら両スプロケットに掛け回された駆動チェーンとからなり、該駆動チェーンの一部に突設した軸部を、前記移載コンベヤにおけるベース支柱側の側端に設けた昇降部材の前後方向を向くガイド孔に遊嵌させ、前記駆動チェーンと共に移動する軸部が、駆動及び従動スプロケットの外周を旋回し、上死点または下死点まで移動する際において、昇降部材のガイド孔内を前後方向に移動することにより、昇降部材と一体的に昇降する移載コンベアの上限あるいは下限位置近傍での昇降速度を減速するようにしたことを特徴とする荷の昇降移載装置。
  2. ベース支柱に、その前後両面と左右両側面の上下複数個所に摺接するガイドローラを備える支持体を、昇降自在に設け、その側方に突出する複数の水平支持杆上に移載コンベヤを載設した請求項1に記載の荷の昇降移載装置。
  3. 駆動スプロケットと従動スプロケットを、上下に移動可能にベース支柱に枢着するとともに、ベース支柱の適所に、複数のアイドラスプロケットを、上下に移動可能に枢着し、前記駆動及び従動スプロケットと複数のアイドラスプロケットとに駆動チェーンを掛け回した請求項1または2に記載の荷の昇降移載装置。
  4. いずれか1個のアイドラスプロケットと駆動スプロケットとに、駆動チェーンをU字状に掛け回してなる請求項3に記載の荷の昇降移載装置。
  5. 駆動及び従動スプロケットに、上下位置調節用のアジャスタを設けた請求項1ないし4のいずれかに記載の荷の昇降移載装置。
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