JP5546405B2 - 立体駐車装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両を搭載可能な複数のパレットをチェーンにより昇降させる立体駐車装置に関する。
一般的な立体駐車装置として、地面に立設した複数の支柱と、複数の支柱間を前後左右に連結する地上横フレームとからなるフレーム構造体内に複数のパレットを設け、前記パレット上に車両を搭載可能とした立体駐車装置は知られている。そして、前記パレットは、高さ方向に昇降可能に設けられている。
従来より、前記パレットを昇降させるためにパレット昇降装置が設けられている。以下、パレット昇降装置を説明すると、地上横フレームの上部にエンドレスチェーン(本願のチェーン駆動部)が設けられている。前記エンドレスチェーンには、昇降チェーンの一端が連結されている。前記昇降チェーンは中間部がアイドラに巻き回された後、他端がパレットに連結される。前記エンドレスチェーン、昇降チェーン、アイドラによりパレット昇降装置が構成される。これにより、エンドレスチェーンが駆動すると、昇降チェーンが上方へ引き上げ、下方へ繰り出しされ、昇降チェーンの他端に連結されたパレットが昇降する構成は知られている(例えば、特許文献1)。
上記立体駐車装置によれば、パレットの上昇時に、引き上げられた昇降チェーンのエンドレスチェーンと連結された一端側は、エンドレスチェーンに沿って水平方向に移動する。そのため、引き上げられた昇降チェーンの端部が、立体駐車装置の上部より垂れ下がり、パレット上に駐車した車両とチェーンが接触する心配が無い。
ところが、上記パレット昇降装置の昇降チェーンは、パレット昇降時に昇降チェーンの長手方向以外の力が作用すると破損する恐れがある。そこで、昇降チェーンに長手方向以外の力が作用しないようにするために、エンドレスチェーンと昇降チェーンとアイドラとを同一平面内に配置しなくてはならない。ところが、エンドレスチェーンをフレームの上方に配置すると、昇降チェーンはアイドラに巻き回された後、パレットを吊り上げるために下方に向けて延ばさなければならず、昇降チェーンと地上横フレームとが干渉してしまう。
そこで、エンドレスチェーンが巻き回されているアイドラを地上横フレームから突出するブラケットに配置することで、エンドレスチェーンを平面視において地上横フレームの外方に配置することが考えられる。これにより、エンドレスチェーンに昇降チェーンの一端を連結したとしても、昇降チェーンが地上横フレームと干渉することなく下方に向けて延びるように配置できる。
特開平11−241521公報
しかし、アイドラが地上横フレームから突出するブラケットに設けられるので、経年使用により張力が低下したエンドレスチェーンに張力を与えるためには、ブラケットごとアイドラを移動させなくてはいけない。このとき、アイドラの位置は地上横フレームの外方に配置されているので、エンドレスチェーンの張力により、ブラケットが高さ方向を軸心として回転することがある。すると、ブラケットの回転によりアイドラの軸心の向きがねじれる。これにより、エンドレスチェーンとアイドラが正しくかみ合わず、アイドラからエンドレスチェーンが外れ、昇降チェーンを介してエンドレスチェーンに連結されたパレットが落下し、危険となることがある。
前記目的を達成するための本発明の立体駐車装置は、フレームにより形成されたフレーム構造体と、前記フレーム構造体に設けられる昇降装置と、昇降装置により昇降可能な昇降部材を有する立体駐車装置において、前記昇降装置は、駆動装置と、駆動装置により回動可能なスプロケットと、前記フレームにブラケットを介して設けられたアイドラと、チェーンとを備え、前記チェーンは、前記スプロケットとアイドラに巻きまわされるチェーン駆動部と、前記チェーン駆動部の駆動に応じて昇降部材を昇降させるチェーン連動部とからなり、前記ブラケットは、フレームにチェーン駆動部の長手方向へ移動可能に設けられ、前記ブラケットをフレームに対して回転させる矯正部材が設けられることを特徴としている。
これにより、パレットの昇降時に、昇降チェーンの端部がチェーン駆動部に沿って移動するので、昇降チェーンとパレット上の車両との接触を抑制するとともに、チェーンの経年使用によりチェーン駆動部の張力を調整する際に、ブラケットが回転しアイドラの軸心の向きがねじれたとしても、矯正部材によりブラケットの向きを変更させることで軸心の向きのねじれを無くすことが出来るので、チェーン駆動部がアイドラから外れてしまうことを防止でき、安全である。
本発明の立体駐車装置によれば、矯正部材によりチェーンが巻き回されるアイドラを支持するブラケットの向きを変更させることで軸心の向きのねじれを無くすことが出来るので、チェーンがアイドラから外れてしまうことを防止でき、安全である。
ゲート装置を設けた立体駐車装置の正面図。 ゲート装置を設けた立体駐車装置の右側面図。 立体駐車装置のパレットの平面図。 地上パレットの背面図。 上方パレット横行装置および上方パレット昇降装置を示す背面図。 上方パレット昇降装置を示す右側面図。 地下パレット昇降装置を示す正面図。 図6の要部拡大右側面図。 本発明のブラケットの右側面図。 本発明のブラケットの正面図。 図9のA−A断面図。 本発明のガイドブラケットの右側面図。 本発明のガイドブラケットの平面図。 本発明のブラケットの正面図。 (a)は、他の実施形態のブラケットについての詳細構造を示す右側面図であり、(b)は、(a)のB−B断面図であり、アイドラ等を省略した図。
以下、本発明の実施形態に係る立体駐車装置について、図面を参照しながら説明する。なお、図1の紙面左側を立体駐車装置の左側、図1の紙面右側を立体駐車装置の右側、図1の紙面上側を立体駐車装置の上側、図1の紙面下側を立体駐車装置の下側、図2の紙面左側を立体駐車装置の前側、図2の紙面右側を立体駐車装置の後側と定義する。
以下、本実施形態の立体駐車装置Aについて説明する。図1は、ゲート装置を設けた立体駐車装置の正面図である。図2は、ゲート装置を設けた立体駐車装置の右側面図である。図1、2に示すように、立体駐車装置Aは、地面GRに立設した地上立体駐車装置10と、地下ピットP内に立設した地下立体駐車装置20とにより構成されている。
前記地上立体駐車装置10について説明する。地面GRに複数本(左右方向に3本、前後方向に2本)の支柱11が所定間隔離して立設されている。前記複数本の支柱11のうち隣り合う支柱11の上部は、複数の地上横フレーム12により連結されている。前記支柱11および前記地上横フレーム12により地上フレーム構造体(本発明のフレーム構造体に相当)が形成される。なお、前側に配置された支柱11間は、車両Cが立体駐車装置A内に出入りするための出入口Eとなる。
次に、地下立体駐車装置20について説明する。地下ピットP内に、複数本(左右方向に3本、前後方向に2本)の地下縦フレーム21が所定間隔離して立設されている。
なお、本実施形態の立体駐車装置Aにおいては、図1に示すように、後述するパレットが格納される領域ごとに、地上GRより下方を地下階B1、B2、地上GRと略同一の高さを地上階1F、地上階より上方を上方階2Fと定義する。
図1に示すように、立体駐車装置Aは車両Cを搭載可能な複数のパレットが配置される。パレットについて具体的に説明すると、地上階1Fには、地上パレット30Gが設けられる。前記地上パレット30Gの上方には、本発明の昇降部材に相当する上方パレット30Uが設けられる。地上パレット30Gの下方には、地下パレット30Dが設けられる。
前記地上パレット30Gは、後述する地上パレット横行装置40により、左右方向に横行可能に配置される。前記上方パレット30U(昇降部材)は、後述する上方パレット横行装置50により上方階2Fにおいて左右方向へ移動可能とされるとともに、後述する上方パレット昇降装置60(昇降装置)により地上階1Fと上方階2Fとの間で上下方向に移動可能に配置される。前記地下パレット30Dは、後述する地下パレット昇降装置70により地下階B1、B2と地上階1Fとの間で昇降可能とされる。
[パレットの構成]
次に、パレットの基本的な構成について地上パレット30Gを用いて説明する。図3は、立体駐車装置のパレットの平面図である。図3に示すように、左右両側に前後方向に延びる一対の縦桁31が設けられる。前記一対の縦桁31には、左右方向に延びる複数本(図3においては5本)の横桁32の両端部が固定される。前記縦桁31と前記横桁32とにより枠体33が形成される。前記枠体33の左右両側上部に、前後方向に延びる一対の載置部材34が載置固定される。前記載置部材34の上部に車両Cを駐車する。載置部材34の後部上面には、規制部材35が固定されている。前記規制部材35は、載置部材上34に搭載された車両Cのタイヤと当接可能な高さに配置されており、車止めの役割を果たす。
なお、上方パレット30U、地下パレット30Dの基本的な構成については、地上パレット30Gと同様の構成のため、説明は省略する。
また、地上パレット30Gには、後述する地上パレット横行装置40によって横行する際に使用されるローラが取付けられている。具体的に説明すると、地上パレット30Gの前側左右両端部には、地面に設置する横行ローラ36が連結軸37を介して左右一対設けられている。前記横行ローラ36は、地面GR上を転動する。また、地上パレット30Gの後側左右両端部には、鍔付の横行ローラ38が連結軸39を介して左右一対設けられている。前記鍔付の横行ローラ38は、地面に固定された左右方向に延びるレール(図示せず)上を転動する。
[地上パレット横行装置40の構成]
次に、地上パレット30Gを左右方向へ移動させる地上パレット横行装置40について説明する。図4は、地上パレットの背面図である。なお、図4においては、鍔付の横行ローラ38を省略して図示してある。
図3、4に示すように、地上パレット30Gの後端左側には、モータ41が設けられる(図4参照)。前記モータ41の出力軸42には、スプロケット43が軸支されている。また、地上パレット30Gの後端左側には、アイドラ44が連結軸45を介して取付けられている。前記鍔付の横行ローラ38と地上パレット30Gとの間には、アイドラ46が前記連結軸39に軸支されている。
図4に示すように、スプロケット43、アイドラ44、46、46には、チェーン47が巻き回されている。これにより、モータ41が駆動すると、スプロケット43が回転し、チェーン47、アイドラ46を介して連結軸39が回転する。そのため、鍔付の横行ローラ38がレール上を転動するので、地上パレット30Gが左右方向へ移動できる。
[上方パレット横行装置50および上方パレット昇降装置60の構成]
次に、上方パレット30Uを、上方階2Fにおいて左右方向へ移動可能とする上方パレット横行装置50と、上方パレット30Uを地上階1Fと上方階2Fとの間で昇降可能とする上方パレット昇降装置60について説明する。図5は、上方パレット横行装置および昇降装置を示す背面図である。図6は、上方パレット昇降装置を示す右側面図である。
前記上方パレット横行装置50と、上方パレット昇降装置60は、地上横フレーム12の上方に設けた横行枠80に設けられる。横行枠80について具体的に説明すると、図5に示すように、地上横フレーム12の上方に、前後方向に延びる一対の縦梁81が配置されている。前記一対の縦梁81の両端部上部に、左右方向に延びる一対の横梁82の端部がそれぞれ固定されている。前記一対の縦梁81と、前記一対の横梁82とにより、井桁状の横行枠80が形成される。前記横行枠80には、後述する上方パレット昇降装置60を介して上方パレット30Uが設けられる。
前記一対の縦梁81の前後両端には、ブラケット83が固定されている。前記各ブラケット83には前後方向に延びる軸84を介して鍔付のローラ85が軸支されている。前記鍔付きのローラ85は、地上横フレーム12上に固定された左右方向に延びるガイドレール86と係合した状態で転動可能に配置されている。
[上方パレット横行装置50の構成]
まず、上方パレット横行装置50について説明する。
後方側の前記横梁82の上面には、ブラケット51を介してモータ52が固定されている。前記モータ52は、モータ52の出力軸53が後方に向けての延びるように固定される。前記出力軸53には、スプロケット54が固定されている。また、横梁82の上面には、図示しないブラケット、軸55を介してアイドラ56が設けられている。また、前記鍔付のローラ85と、ブラケット83との間には、アイドラ57が軸84に固定されている。
前記スプロケット54、前記アイドラ56、57、57には、図5に示すように、チェーン58巻き回されている。これにより、モータ52が駆動すると、チェーン58を介して鍔付のローラ85が回転し、ガイドレール86上を転動する。これにより、横行枠80が左右方向へ移動する。
[上方パレット昇降装置60の構成]
次に、本発明の昇降装置に相当する上方パレット昇降装置60について説明する。図5、6に示すように、横行枠80の横梁82の左側上部に、ブラケットを介してモータ61(本発明の駆動装置に相当)が固定される。前記モータ61は、出力軸が左側に向けて延びるように固定される。前記モータ61の出力軸には、スプロケット62が固定されている。
横梁82の左右両端上部には、一対の軸受けを介して左右方向に延びるトルクシャフト63の両端がそれぞれ回動可能に支持される。前記トルクシャフト63の左側には、アイドラ64が軸支されている。そして、前記スプロケット62と前記アイドラ64とをチェーンで巻き回す。これにより、モータ62が駆動することで、トルクシャフト63が回転可能となっている。また、前記トルクシャフトの左右両端部には、それぞれ2個のアイドラ65i、65oが配置されている。前記アイドラ65i、65oは、図5に示すように、横行枠80の縦梁81内面より内部に突出して配置されている。
図6に示すように、左右一対の縦梁81の中央部上面には、後述するブラケット111がボルト81a,ナット81bによりそれぞれ取付けられている。前記各ブラケット111に、アイドラ66がそれぞれ軸支されている。前記アイドラ66は、横行枠80の縦梁81内面より内部に突出して配置されている。
また、左右一対の縦梁81の前部上面には、左右一対のブラケットを介してアイドラ67が、左右一対の縦梁81の後部上面には、左右一対のブラケットを介してアイドラ68がそれぞれ軸支されている。前記アイドラ67、68は、横行枠80の縦梁81内面より内部に突出して配置されている。
前記アイドラ65i,65o、66、67、68にはチェーン69が巻き回されている。以下、チェーン69について具体的に説明する。チェーン69は、二本のチェーン69a、69bを接続部材69c、69dで連結して構成されている。チェーン69aは、一端が上方パレット30Uの前部上面に固定されている。チェーン69aは、上方パレット30Uの上方に延び、アイドラ67に巻き回される。その後、後方へ延び、アイドラ65iに巻き回される。そして、前方へ延びアイドラ66に巻き回された後、チェーン69aの他端は、アイドラ66とアイドラ65iとの間で接続部材69dによりチェーン69aの中間部に接続固定され、チェーン69aの他端からチェーン69aの中間部で無端チェーンが形成されている。そのため、チェーン69aの他端から中間部は、スプロケットの回動によりチェーンが駆動するチェーン駆動部C1を構成する。
チェーン69bは、一端が上方パレット30Uの後部上面に固定されている。チェーン69bは、上方パレット30Uの上方へ延び、アイドラ68、65oに巻き回された後、前方へ延び、アイドラ66とアイドラ65iとの間で接続部材69cによりチェーン69aに接続固定される。
ここで、チェーン69bは、前記チェーン69aのチェーン駆動部C1と上方パレット30Uとを繋いでいる。そのため、チェーン69aの中間部から一端までと、チェーン69bは、チェーン駆動部C1の駆動に応じて上方パレット30U(昇降部材)を昇降させる前記チェーン連動部C2を構成する。
これにより、モータ61が駆動すると、トルクシャフト63を介してアイドラ65i、65oが回動する。アイドラ65i、65oが回動することにより、チェーン69a、69bが巻き取り、引出され、上方パレット30Uが昇降する。
[地下パレット昇降装置70の構成]
次に、地下パレット30Dを地下階と地上階との間で昇降させる地下パレット昇降装置70について説明する。本実施形態においては、地下パレット昇降装置70を左右方向に二つ配置しているが、構造が同一なため、左側の地下パレット昇降装置70について説明する。また、図7においては、地下階B1に配置される地下パレット30Dは省略し、地下階B2に配置される地下パレット30Dのみを示している。図7は、地下パレット昇降装置を示す正面図である。
図2、7に示すように、地下パレット30Dの左方に配置された後側の地下縦フレーム21の中間部には、ブラケットを介してモータ71が設けられる。前記モータ71の出力軸にスプロケット72が固定されている。また、前側および後側の地下縦フレーム21の上端部には、ブラケットを介して一対の軸受け73(図示せず)がそれぞれ固定されている。前記一対の軸受け73(図示せず)は、前後方向に延びるトルクシャフト74の両端部を回動可能に軸支する。前記トルクシャフト74の後部には、アイドラ75(図2参照)が軸支されている。また、前記トルクシャフト74の前部および後部には、アイドラ76がそれぞれ軸支されている。また、地下パレット30Dの四隅には、ブラケットを介してアイドラ77が取付けられている。
前記スプロケット72とアイドラ75とにはチェーンが巻き回されている。前記アイドラ76とアイドラ77とには、チェーン78がかけ回されている。前記チェーン78の一端は、地下パレット30Dの左方に位置する地下縦フレーム21にブラケットを介して固定される。前記チェーン78の他端は、地下パレット30Dの右方に位置する地下縦フレーム12の上端に設けられた歩廊79にボルトで固定される。
これにより、モータ71が駆動すると、トルクシャフト74、アイドラ76を介してチェーン78が引き込み、繰り出される。そしてチェーン78の引き込み、繰り出しにより地下パレット30Dが昇降する。
[ゲート装置Gの構成]
次に、ゲート装置Gについて説明する。
図1に示すように、地上立体駐車装置10の前側にはゲート本体90が設けられている。地上立体駐車装置10の上部には、前記ゲート本体90を昇降可能とするゲート駆動装置100が設けられる。前記ゲート本体90とゲート駆動装置100とによりゲート装置Gが構成される。
これにより、立体駐車装置A内でパレットが横行・昇降させる間は、ゲート駆動装置100がゲート本体90を地上近くまで下降させる。これにより、ゲート本体90が出入口Eを閉鎖し、車両Cが立体駐車装置A内に進入できないようにする。
また、立体駐車装置A内のパレットの横行・昇降が終了し、車両Cをパレット上に駐車・退出が可能となると、ゲート駆動装置100がゲート本体90を上昇させる。これにより、出入口Eが開放され、車両Cが立体駐車装置A内へ移動できる。
[上方パレット昇降装置60のチェーン駆動部C1の張力調整機構110に関して]
次に、上方パレット昇降装置60のチェーン駆動部C1の張力調整機構110に関して説明する。図8は、図6の要部拡大側面図である。図9は、本発明のブラケットの右側面図である。図10は、本発明のブラケットの正面図である。図11は、図9のA−A断面図である。図12は、本発明のガイドブラケットの右側面図である。図13は、本発明のガイドブラケットの平面図である。図14は、本発明のブラケットの正面図である。上方パレット30Uを上方パレット昇降装置60により繰り返し昇降させると、経年使用によりチェーン69aが伸びるが、その伸びたチェーン69aを張るためのメンテナンス作業時に、チェーン69aのチェーン駆動部C1がアイドラ65i、66から外れ、上方パレット30Uが落下する危険性がある。
以下、張力調整機構110について詳細に説明する。図6、8に示すように、横行枠80の縦梁81上面には、前述のブラケット111がボルト81a、ナット81bにより固定されている。ブラケット111は、図9〜11に示すように、前壁111a、後壁111b、側壁111cによりコの字形に形成された部材の上面と下面に、それぞれ上面壁111d及び下面壁111eを溶接により固定して構成されている。つまり、ブラケット111の内側面(図9の紙面手前側)は開放された形状となっている。
前記下面壁111eには、前後方向に延びる二つの長孔112が形成されている。前記2つの長孔112は、縦梁81の上面に等間隔に形成された図示しない孔とを一致させた状態で、それぞれボルト81a、ナット81bにより固定できる。これにより、ブラケット111は、縦梁81に固定するためのボルト81aを緩めた際には、長孔112の長手方向の孔の長さ分だけ、縦梁81に対して前後方向に移動させることできる。なお、前記縦梁81の上面に形成された孔の径は、ボルトのねじ部分の径より大きな孔としている。
また、前記上面壁111dの四隅部には、図示しない丸孔が形成されている。前記丸孔に通したボルトにより、ブラケットの上部にアイドラ66を支持する軸受けを固定する。
ブラケット111の前壁111aには丸孔113が設けられている。
図8に示すように、横行枠80の縦梁81上面には、本発明の矯正部材に相当するガイドブラケット115が溶接により固定される。前記ガイドブラケット115は、図12〜14に示すように、前壁115a、後壁115b、側壁115cによりコの字状に形成されている。前記前壁115aは、ブラケット111の前壁111aより前方に、前壁111aと平行となるように配置される。前記後壁115bは、ブラケット111の後壁111bより後方に、後壁111bと平行となるように配置される。前記側壁115cは、ブラケット111の側壁111cより図9の紙面奥側に、側壁111cと平行となるように配置される。そして、ガイドブラケット115の側壁115cに、前記ブラケット111の側壁111cが当接した状態で、ブラケット111をボルト止めすることで、アイドラ66の軸心が正しい向き(アイドラ66の軸心が、チェーン69aのチェーン駆動部C1の配置されている平面に対して垂直となる向き)を向くように配置されている。
ガイドブラケット115の前壁115aには丸孔116が設けられる。前記丸孔116は、ブラケット111の前壁111aに形成された丸孔113と中心が一致するように形成される。
そして、ブラケット111の前壁111aに設けた丸孔113とガイドブラケット115の前壁115aに設けた丸孔116とにボルト117を挿し込み、固定する。このとき、前記ボルト117の頭部がブラケット111の内部に位置するよう配置する。そして、ガイドブラケット115の前壁115aの前面側に設けたナット118により締める構成となっている。
次に、張力調整機構110の操作手順について説明する。チェーン69aが経年使用により伸び、チェーン駆動部C1の張力が低下した際には、まず、ブラケット111を縦梁81に固定するボルト81a、ナット81bを緩める。その後、ナット118を締め、ボルト117を前方へ移動させると、ボルト117の頭部がブラケット111を押し、ブラケット111が前方へ移動する。したがって、アイドラ66からアイドラ65iまでの距離が伸び、チェーン69aのチェーン駆動部C1が引っ張られるので、チェーン69aのチェーン駆動部C1における張力を元に戻すことができる。
また、本実施形態の張力調整機構110は、アイドラ66の向きを調節する軸心矯正機構120(矯正部材)を有している。前述のように、本実施形態では、チェーン69と横行枠80の縦梁81との干渉を防止するために、アイドラ66を横行枠81の内側へ突出させて配置している。このため、張力調整機構110でアイドラ66を前方に移動させると、縦梁81とブラケット111及びアイドラ66との間でねじり力が生じ、ブラケット111が高さ方向を軸心として回転してしまう。このブラケット111の回転により、アイドラ66の軸心の向きが変わるので、チェーン69aのチェーン駆動部C1とアイドラ66との噛み合い状態にずれが生じ、最悪チェーン駆動部C1がアイドラ66から外れてしまう恐れがある。そこで、軸心矯正機構120により、ブラケット111の向きを回転させ、アイドラ66の軸心を正しい向きに戻すようにしている。
軸心矯正機構120の構造について、以下に説明する。ブラケット111の側壁111cには前後方向に丸孔121が二箇所設けられている。ガイドブラケット115の側壁115cには前後方向に延びる長孔122が設けられている。前記長孔122は、ブラケット111の側壁111cに設けた二つの丸孔121が、側面視において、長孔122の孔内に位置するように形成される。前記ブラケット111の側壁111cに設けた二つの丸孔121と、ガイドブラケット115の側壁115cに設けた長孔122とには、それぞれボルト123a、123bを挿し込み、固定する。このとき、前記ボルト123a、123bの頭部がブラケット111の内部に位置するよう配置する。そして、ガイドブラケット115の側壁115cの図8の紙面奥側に設けたナット124a,124bによりそれぞれ締める構成としている。
以上のように、軸心矯正機構120は、ガイドブラケット115、ボルト123、ナット124を有している。
次に、軸心矯正機構120の操作手順について説明する。ブラケット111が当初の位置から鉛直軸中心に回転し、アイドラ66の軸心の向きが変わった場合には、まず、ブラケット111を縦梁81に固定するボルト81a、ナット81bを緩める。その後、二箇所のナット124a,124bのいずれかを適宜回す。このとき、縦梁81に形成された孔はボルトの半径より大きな半径を持つように形成されているので、ブラケット111と縦梁81を固定するためのボルト81aは前後左右に移動し、ブラケット111も前記移動にあわせてブラケット111の側面111cの外面と、ガイドブラケット115の側壁115cの内面とが接触するまで回転する。その後、ボルト81aによりブラケット111を縦梁81に固定する。これにより、ブラケット111の向きを回転させることができ、アイドラ66の軸心を正しい向きに戻すことができる。そのため、張力調整機構110によってブラケット111を前方へ移動させた際に、チェーン駆動部C1の張力により、ブラケット111が縦梁81に対して回転し、アイドラ66の軸心がチェーン駆動部C1の配置されている平面に対して垂直とならない向きに変わり、アイドラ66の軸心の向きがねじれたとしても、軸心矯正機構120によりブラケット111の向きを変更させることでアイドラ66の軸心を正しい向き(アイドラ66の軸心がチェーン駆動部C1の配置されている平面に対して垂直となる向き)に変更し、ねじれを無くすことができるので、チェーン駆動部C1がアイドラ66から外れてしまうことを防止でき、上方パレット30Uの落下を防止することができ、安全である。
また、ブラケット111を回転させる際に、ブラケット111の側面111cの外面と、ガイドブラケット115の側壁115cの内面とが接触するまで回転させるようにしたので、軸心矯正機構120がブラケット111及びアイドラ66を回転させ、アイドラ66の軸心を正しい向きとなる位置へ正確に向けることができるので、位置合わせが容易である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態においては、ブラケット111が横行枠80の縦梁81上面にボルト止めされているが、縦梁の横行枠内部側側面にブラケットを取付けてもよい。図15の(a)は、他の実施形態のブラケットについての詳細構造を示す右側面図であり、図15の(b)は、図15(a)のB−B断面図であり、アイドラ等を省略した図である。具体的に説明すると、図15に示すように、縦梁281は断面形状がI型の部材で形成されている。前記縦梁281の上面281uと下面281dとの間にL字型(図15(b)参照)のブラケット211をボルトによって取付けている。上記実施形態のガイドブラケット115の側壁115cに設けた長孔122は、縦桁281に形成されている。また、丸孔113は281aに形成されている。なお、上記実施例と同一の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
なお、上記実施形態においては、昇降装置として、上方パレット昇降装置60に、本発明の矯正部材に相当するガイドブラケット115を設けた構成が開示されているが、他の昇降装置に、本発明の矯正部材を適用してもよい。例えば、ゲート本体を昇降するゲート駆動装置100に適用してもよい。このとき、ゲート本体が昇降部材、ゲート昇降装置が昇降装置に相当する。
また、ガイドブラケット115の側壁115cに、前記ブラケット111の側壁111cが当接させる以外に、ガイドブラケット115とブラケット111との間に板状の部材を挟むようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、上方パレット昇降装置60のチェーンとして、二本のチェーン69a、69bを用いた構成を示したが、スプロケット62とアイドラ64とに巻き回された1本のエンドレスチェーンと、一端が上方パレット30Uの前部、後部にそれぞれ固定され、他端が前記エンドレスチェーンに接続部材を介して接続された二本のチェーンで構成してもよい。このとき、チェーン駆動部C1はエンドレスチェーン、チェーン連動部C2はエンドレスチェーンに接続される二本のチェーンとなる。
1 立体駐車装置
30U 上方パレット(昇降部材)
60 上方パレット昇降装置(昇降装置)
61 モータ(駆動装置)
62 スプロケット
64 アイドラ
69a、69b チェーン
111 ブラケット
115 ガイドブラケット(矯正部材)

Claims (1)

  1. フレームにより形成されたフレーム構造体と、
    前記フレーム構造体に設けられる昇降装置と
    昇降装置により昇降可能な昇降部材を有する立体駐車装置において、
    前記昇降装置は、駆動装置と、駆動装置により回動可能なスプロケットと、前記フレームにブラケットを介して設けられたアイドラと、チェーンとを備え、
    前記チェーンは、前記スプロケットとアイドラに巻きまわされるチェーン駆動部と、前記チェーン駆動部の駆動に応じて昇降部材を昇降させるチェーン連動部とからなり、
    前記ブラケットは、フレームにチェーン駆動部の長手方向へ移動可能に設けられ、
    前記ブラケットをフレームに対して回転させる矯正部材が設けられることを特徴とする立体駐車装置。
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