JP4313451B2 - 乗客コンベア及びその揚重方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばエスカレータ又は動く歩道などの乗客コンベア及びその揚重方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般的なエスカレータにおいて、製造、出荷・輸送、据付を行う場合、まず工場内で図14に示すような枠体1が組み立てられた後、その枠体1内に駆動装置、踏段、踏段用レール、チェーン及びスプロケット等の内蔵部品(図示せず)が組み付けられる。次に、道路事情や据付現地での枠体1の引き回しを考慮して、図15に示すように、枠体1が上枠体2、下枠体3及び中枠体4等の複数に分割されて、トラック5に搭載される。
【0003】
この状態で、輸送された後、現地で枠体1が再び組み立てられ指定の据付位置に架設される。この後、図16に示すように、別途製作されたデッキボード6、ガラスパネル7、移動手摺8等の欄干意匠部品及び外装パネル9が枠体1に組み付けられ、最終調整が行われる。
【0004】
しかし、現地では組み付けのための作業環境が十分ではないことが多いため、デッキボード6等の欄干意匠部品の組み付けには、かなりの労力と時間とを要している。また、欄干意匠部品は、枠体1とは別に梱包されて出荷されるため、梱包数が多くなり、その分、輸送費用も高くなっている。
【0005】
これに対し、欄干意匠部品の組み付けまでを工場で行い、分割のために最小限必要な部品のみを取り外してトラック5に分割搭載し、現地では枠体1のジョイント、指定位置への架設、取り外した部品の再組み付け、及び最終調整のみを行うという方法がとられることもある。
【0006】
この方法によれば、据付現地での作業時間を大幅に削減でき、別梱包の部品数の減少により輸送費用も削減できる。また、工場は、部品組み付けのための作業環境が格段に整っているため、エスカレータの組立・据付に要するトータルの作業時間も短縮される。
【0007】
ここで、上記のような2つの据付方法のうち、前者の現地で欄干意匠部品を取り付ける方法では、分割された枠体2〜4をトラック5に搭載したり、トラック5から荷下ろしするために、図17及び図18に示すように、吊り上げ用のワイヤロープ10が枠体2〜4の上側長手方向梁材11aに掛けられ、さらにこのワイヤロープ10にクレーン又はチェーンブロックなどの揚重機(図示せず)のフック12が掛けられて、枠体2〜4が吊り上げられる。
【0008】
このとき、ワイヤロープ10に発生する張力の分力により、上側長手方向梁材11aが内側に絞られて変形するのを防止するため、補強用のアングル材13が上側長手方向梁材11a間に取り付けられる。
【0009】
一方、後者の方法、即ち欄干意匠部品を付けたまま輸送する方法では、図19及び図20に示すように、欄干意匠部品が既に組み付けられているため、上側長手方向梁材11aにワイヤロープを掛けることができない。従って、図21に示すような吊上用治具15を用い、欄干意匠部品へのワイヤロープ10の干渉が避けられる。しかし、この方法の場合、図21の上方向への吊り代が余分に必要であるとともに、左右方向についてもエスカレータの幅以上の広いスペースが必要であるため、天井が低く、荷下ろしスペースの狭い据付現地では実施が困難である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のエスカレータの据付方法においては、据付現地での作業時間を短縮するために、できるだけ欄干意匠部品を取り付けた状態で据付現地へ輸送したいにも拘わらず、欄干意匠部品を取り付けた状態での揚重の困難性から、欄干意匠部品を別梱包で輸送せざるを得ない場合が多かった。
【0011】
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題としてなされたものであり、欄干意匠部品を取り付けた状態で枠体を容易に吊り上げることができ、据付を容易にすることができる乗客コンベア及びその揚重方法を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る乗客コンベアの揚重方法は、左右のトラスを有し長手方向に複数に分割可能な枠体に左右の欄干意匠部品を組み付けるとともに、ロープ締結部が設けられている複数の吊上用部材を、分割されたときの枠体の長手方向中間部で左右のトラス間に連結した後、枠体を分割し、左右の欄干意匠部品の間を通してロープ締結部にワイヤロープを締結し、このワイヤロープを介して枠体を吊り上げるものである。
【0013】
また、ワイヤロープが通る部分を除いて枠体内に複数の踏段を組み込んだ状態で枠体を吊り上げるものである。
【0014】
この発明に係る乗客コンベアは、左右のトラスを有し長手方向に複数に分割可能な枠体、左右のトラス上に組み付けられている左右の欄干意匠部品、及び分割されたときの枠体の長手方向中間部で左右のトラス間に連結され、枠体を吊り上げるためのワイヤロープが締結されるロープ締結部が設けられている複数の吊上用部材を備えたものである。
【0016】
また、吊上用部材を枠体から取り外し可能としたものである。
【0017】
また、吊上用部材を長手方向に複数に分割可能としたものである。
【0018】
また、枠体の長手方向における吊上用部材の取付位置を、欄干意匠部品の継ぎ目位置と同様の位置としたものである。
【0019】
また、吊上用部材を、吊上時のワイヤロープの絞り方向に向けて傾斜させたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図について説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による乗客コンベアの揚重方法を示す正面図、図2は図1の側面断面図、図3は図1の吊上用部材を示す斜視図である。
【0021】
図において、11は左右一対のトラスであり、これらのトラス11は、上側長手方向梁材11a、下側長手方向梁材11b、及び上下の長手方向梁材11a,11bを連結する縦方向部材16をそれぞれ有している。17は左右の縦方向部材16間に溶接等により連結されている横方向部材、30は左右のトラス11とこれらを連結する横方向部材とを有する枠体であり、この枠体30は、長手方向に複数に分割されている。
【0022】
18は枠体30の分割部の近傍にそれぞれ配置されている複数の吊上用部材であり、これらの吊上用部材18には、例えば図3に示すように、ロープ締結部としての複数の孔18aが設けられている。また、吊上用部材18は、枠体30の荷重を支持するのに十分な強度、即ち横方向部材17よりも高い強度を有しており、左右の縦方向部材16に溶接等により連結されている。
【0023】
なお、横方向部材17は、従来と同様のものであり、枠体30の荷重を支持するための強度も構造も有していない。また、縦方向部材16は、枠体30の荷重を支持するのに十分な強度を有している。
【0024】
6,7,21は左右のトラス11上にそれぞれ設けられている欄干意匠部品としてのデッキボード、ガラスパネル及びスカートガードである。10は左右の欄干意匠部品、即ち左右のガラスパネル7及び左右のスカートガード21の内側を通して孔18aに連結されているワイヤロープ、19はワイヤロープ10の端部を孔18aに接続する複数のシャックルである。
【0025】
12は枠体30を吊り上げるためにワイヤロープ10に掛けられているクレーン又はチェーンブロックなどの揚重機(図示せず)のフック、29はワイヤロープ10の通る部分を除いて枠体30内に組み込まれている複数の踏段である。
【0026】
このような乗客コンベアでは、工場内で枠体30の組立が行われるとともに、枠体30に吊上用部材18が固定される。さらに、工場内で、デッキボード6、ガラスパネル7及びスカートガード21等の欄干意匠部品が左右のトラス11上に取り付けられるとともに、踏段29が枠体30内に組み込まれる。この後、分解の妨げとなる部品を除いて欄干意匠部品を取り付けたままの状態で枠体30が複数に分解され、一部の踏段29が取り外される。踏段は、通常の保守作業時にも着脱されるため、この段階でも容易に取り外すことができる。
【0027】
この後、分解された枠体30毎にトラックに載せられ、据付現地まで輸送される。そして、据付現地では、分解された枠体30が再度組み合わされる。このとき、枠体30の分解、トラックへの荷上げ、荷下ろし、再組立の作業は、ワイヤロープ10を吊上用部材18に接続し、ワイヤロープ10を介して枠体30を吊り上げることにより行われる。据付現地での枠体30の再組立後に、取り外された踏段29やその他の部品が組み付けられる。
【0028】
このような乗客コンベアの揚重方法では、十分な強度を有する吊上用部材18を左右のトラス11間に取り付け、左右の欄干意匠部品の間を通したワイヤロープ10で枠体30を吊り上げるようにしたので、ワイヤロープ10の欄干意匠部品への干渉を防止しつつ、枠体30を容易に吊り上げることができる。従って、欄干意匠部品を工場内で取り付けた状態で枠体30を輸送することができ、乗客コンベアの据付を容易にすることができる。
【0029】
また、左右のトラス11間に絞り力が作用することもないので、図18に示したような補強用のアングル材13は不要である。さらに、この例では、分割された枠体30の両端部に位置する踏段29を取り外してワイヤロープ10を通したが、枠体30の両端部の踏段29は、分割・再組立の際に作業の邪魔にならないように取り外されるのが通常であるため、ワイヤロープ10を通すことのみを目的として別の踏段29を外す必要はなく、作業効率が良い。
【0030】
実施の形態2.
次に、図4はこの発明の実施の形態2による乗客コンベアの揚重方法を示す側面断面図である。上記実施の形態1では、図2に示すように、分割された枠体30の両端部に位置する踏段29を取り外してワイヤロープ10を通したが、枠体30の長さが長い場合などには、図4に示すように、枠体30の長手方向中間部近傍に吊上用部材18を取り付け、その部分の踏段29を取り外してワイヤロープ10を接続すればよい。
【0031】
また、図4では、枠体30の長手方向における吊上用部材18の取付位置が、欄干意匠部品の1つであるスカートガード21の継ぎ目21aの位置と同様の位置となっている。これにより、乗客コンベアを組み立てた状態で外部から吊上用部材18が目視できない場合でも、吊上用部材18の位置を容易に把握することができ、吊上時に取り外す踏段29を簡単に選ぶことができ、作業効率を向上させることができる。
【0032】
なお、実施の形態2では、スカートガード21の継ぎ目21aの位置を吊上用部材18の取付位置の目印としたが、デッキボード6やガラスパネル7など、他の欄干意匠部品の継ぎ目を目印としてもよい。
【0033】
実施の形態3.
また、上記の例ではロープ締結部として孔18aが設けられた吊上用部材18を示したが、ロープ締結部の構造や吊上用部材全体の形状はこれに限定されるものではなく、例えば図5に示すように、ワイヤロープ10が締結される締結板20a,20bが溶接された吊上用部材20を用いてもよい。
【0034】
実施の形態4.
次に、図6はこの発明の実施の形態4による乗客コンベアの揚重方法を示す正面図、図7は図6の側面断面図である。この例では、吊上用部材22が、縦方向部材16に固定された取付ブラケット23にボルト24により取り付けられている。吊上用部材22には、ロープ締結部としての複数の孔22aが設けられている。枠体30の吊上方法については、実施の形態1と同様である。
【0035】
このような揚重方法では、吊上用部材22を枠体30に対して着脱可能としたので、吊上作業を行わないときには吊上用部材22を取り外して、他の乗客コンベアの揚重作業にも使い回すことができる。
【0036】
実施の形態5.
なお、実施の形態2で示したような長手寸法の長い枠体30についても、図9に示すように、着脱可能な吊上用部材22を適用することができるのは勿論である。この場合、取付ブラケット23の固定位置を、スカートガード21等の欄干意匠部品の継ぎ目位置に合わせておくことにより、吊上用部材22の取付位置を容易に把握することができる。
【0037】
実施の形態6.
また、上記の例では吊上用部材としてアングル材を示したが、吊上用部材の形状はこれに限定されるものではなく、例えば図10に示すようなパイプ状の吊上用部材25を用いてもよい。このような吊上用部材25では、曲げ強度を高くしつつ軽量化を図ることができる。
【0038】
実施の形態7.
次に、図11はこの発明の実施の形態7による乗客コンベアの揚重方法を示す正面図である。この例の吊上用部材27は、長手方向の中央で分割片27a,27bに2分割可能になっている。分割片27a,27bは、ボルト28により互いに結合されて使用される。それぞれの分割片27a,27bには、ロープ締結部としての孔27cが設けられている。他の構成は、実施の形態4と同様である。
【0039】
このような分割可能な吊上用部材27によれば、枠体30の内側において、分割片27a,27bを取付ブラケット22にそれぞれ取り付けた後、分割片27a,27bを結合して吊上用部材27を組み立てることができる。従って、枠体30内の空間が狭い場合にも、吊上用部材27を枠体30に対して容易に着脱することができる。
【0040】
なお、吊上用部材の分割数は2つに限定されるものではなく、3つ以上に分割可能としてもよい。
また、上記の例では、枠体30を長手方向に複数に分割して吊り上げる方法について説明したが、分割しない場合にもこの発明の吊上用部材を適用することができる。
【0041】
実施の形態8.
次に、図13はこの発明の実施の形態8による揚重方法を示す側面断面図である。この例では、吊上時のワイヤロープ10の絞り方向へ向けて吊上用部材18が斜めに取り付けられている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0042】
このような構成によれば、ワイヤロープ10、シャックル19及び吊上用部材18が力の加わる方向に正しく向くので、吊上作業がし易く、かつ安全性が高くなる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の乗客コンベアの揚重方法は、左右のトラスを有する枠体に左右の欄干意匠部品を組み付けるとともに、ロープ締結部が設けられている複数の吊上用部材を左右のトラス間に連結した後、左右の欄干意匠部品の間を通してロープ締結部にワイヤロープを締結し、このワイヤロープを介して枠体を吊り上げるようにしたので、ワイヤロープの欄干意匠部品への干渉を防止しつつ、枠体を容易に吊り上げることができる。従って、欄干意匠部品を工場内で取り付けた状態で枠体を輸送することができ、乗客コンベアの据付を容易にすることができる。
【0044】
また、ワイヤロープが通る部分を除いて枠体内に複数の踏段を組み込んだ状態で枠体を吊り上げるので、現地での据付作業をさらに容易にすることができる。
【0045】
この発明の乗客コンベアは、左右のトラスを有する枠体、左右のトラス上に組み付けられている左右の欄干意匠部品、及び左右のトラス間に連結され、枠体を吊り上げるためのワイヤロープが締結されるロープ締結部が設けられている複数の吊上用部材を備えたので、ワイヤロープの欄干意匠部品への干渉を防止しつつ、枠体を容易に吊り上げることができる。従って、欄干意匠部品を工場内で取り付けた状態で枠体を輸送することができ、乗客コンベアの据付を容易にすることができる。
【0047】
また、吊上用部材を枠体から取り外し可能としたので、吊上用部材を多数の乗客コンベアの揚重作業に使い回すことができ、経済的である。
【0048】
また、吊上用部材を長手方向に複数に分割可能としたので、狭い枠体内でも吊上用部材を枠体に対して容易に着脱することができ、作業性を向上させることができる。
【0049】
また、枠体の長手方向における吊上用部材の取付位置を、欄干意匠部品の継ぎ目位置と同様の位置としたので、乗客コンベアを組み立てた状態で外部から吊上用部材が目視できない場合でも、吊上用部材の位置を容易に把握することができ、吊上時に取り外す踏段を簡単に選ぶことができ、作業効率を向上させることができる。
【0050】
また、吊上用部材を吊上時のワイヤロープの絞り方向に向けて傾斜させたので、吊上作業がし易く、かつ安全性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による乗客コンベアの揚重方法を示す正面図である。
【図2】 図1の側面断面図である。
【図3】 図1の吊上用部材を示す斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による乗客コンベアの揚重方法を示す側面断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による吊上用部材を示す斜視図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による乗客コンベアの揚重方法を示す正面図である。
【図7】 図6の側面断面図である。
【図8】 図6の吊上用部材を示す斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態5による乗客コンベアの揚重方法を示す側面断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態6による吊上用部材を示す斜視図である。
【図11】 この発明の実施の形態7による乗客コンベアの揚重方法を示す正面図である。
【図12】 図11の吊上用部材を示す斜視図である。
【図13】 この発明の実施の形態8による揚重方法を示す側面断面図である。
【図14】 従来のエスカレータの枠体の一例を示す側面図である。
【図15】 図14の枠体を分割輸送する様子を示す説明図である。
【図16】 図14の枠体に欄干意匠部品を組み付けた状態を示す側面図である。
【図17】 図15のトラックに分割された枠体を搭載する様子を示す説明図である。
【図18】 図17の要部を拡大して示す斜視図である。
【図19】 図14の枠体に欄干意匠部品を組み付けた後に枠体を分割して輸送する様子を示す説明図である。
【図20】 図19の分割された枠体を示す正面図である。
【図21】 図20の枠体を吊り上げる様子を示す正面図である。
【符号の説明】
6 デッキボード(欄干意匠部品)、7 ガラスパネル(欄干意匠部品)、10 ワイヤロープ、11 トラス、18,20,22,25,27 吊上用部材、18a 孔(ロープ締結部)、21 スカートガード(欄干意匠部品)、29踏段、30 枠体。
Claims (7)
- 左右のトラスを有し長手方向に複数に分割可能な枠体に左右の欄干意匠部品を組み付けるとともに、ロープ締結部が設けられている複数の吊上用部材を、分割されたときの上記枠体の長手方向中間部で上記左右のトラス間に連結した後、上記枠体を分割し、上記左右の欄干意匠部品の間を通して上記ロープ締結部にワイヤロープを締結し、このワイヤロープを介して上記枠体を吊り上げることを特徴とする乗客コンベアの揚重方法。
- ワイヤロープが通る部分を除いて枠体内に複数の踏段を組み込んだ状態で、上記枠体を吊り上げることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの揚重方法。
- 左右のトラスを有し長手方向に複数に分割可能な枠体、
上記左右のトラス上に組み付けられている左右の欄干意匠部品、及び
分割されたときの上記枠体の長手方向中間部で上記左右のトラス間に連結され、上記枠体を吊り上げるためのワイヤロープが締結されるロープ締結部が設けられている複数の吊上用部材
を備えていることを特徴とする乗客コンベア。 - 吊上用部材は、枠体から取り外し可能であることを特徴とする請求項3記載の乗客コンベア。
- 吊上用部材は、長手方向に複数に分割可能であることを特徴とする請求項4記載の乗客コンベア。
- 枠体の長手方向における吊上用部材の取付位置は、欄干意匠部品の継ぎ目位置と同様の位置であることを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれかに記載の乗客コンベア。
- 吊上用部材は、吊上時のワイヤロープの絞り方向に向けて傾斜していることを特徴とする請求項3ないし請求項6のいずれかに記載の乗客コンベア。
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