JP2000198648A - 乗客コンベア及びその揚重方法 - Google Patents

乗客コンベア及びその揚重方法

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JP2000198648A
JP2000198648A JP11002501A JP250199A JP2000198648A JP 2000198648 A JP2000198648 A JP 2000198648A JP 11002501 A JP11002501 A JP 11002501A JP 250199 A JP250199 A JP 250199A JP 2000198648 A JP2000198648 A JP 2000198648A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、欄干意匠部品を取り付けた状態で
枠体を容易に吊り上げ、据付を容易にすることを目的と
するものである。 【解決手段】 枠体30のトラス11上に左右の欄干意
匠部品6,7,21を組み付けるとともに、十分な強度
を有する吊上用部材18を左右のトラス11間に連結
し、この後、左右の欄干意匠部品6,7,21の間を通
して吊上用部材18にワイヤロープ10を締結し、この
ワイヤロープ10を介して枠体30を吊り上げるように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばエスカレ
ータ又は動く歩道などの乗客コンベア及びその揚重方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的なエスカレータにおいて、
製造、出荷・輸送、据付を行う場合、まず工場内で図1
4に示すような枠体1が組み立てられた後、その枠体1
内に駆動装置、踏段、踏段用レール、チェーン及びスプ
ロケット等の内蔵部品(図示せず)が組み付けられる。
次に、道路事情や据付現地での枠体1の引き回しを考慮
して、図15に示すように、枠体1が上枠体2、下枠体
3及び中枠体4等の複数に分割されて、トラック5に搭
載される。
【0003】この状態で、輸送された後、現地で枠体1
が再び組み立てられ指定の据付位置に架設される。この
後、図16に示すように、別途製作されたデッキボード
6、ガラスパネル7、移動手摺8等の欄干意匠部品及び
外装パネル9が枠体1に組み付けられ、最終調整が行わ
れる。
【0004】しかし、現地では組み付けのための作業環
境が十分ではないことが多いため、デッキボード6等の
欄干意匠部品の組み付けには、かなりの労力と時間とを
要している。また、欄干意匠部品は、枠体1とは別に梱
包されて出荷されるため、梱包数が多くなり、その分、
輸送費用も高くなっている。
【0005】これに対し、欄干意匠部品の組み付けまで
を工場で行い、分割のために最小限必要な部品のみを取
り外してトラック5に分割搭載し、現地では枠体1のジ
ョイント、指定位置への架設、取り外した部品の再組み
付け、及び最終調整のみを行うという方法がとられるこ
ともある。
【0006】この方法によれば、据付現地での作業時間
を大幅に削減でき、別梱包の部品数の減少により輸送費
用も削減できる。また、工場は、部品組み付けのための
作業環境が格段に整っているため、エスカレータの組立
・据付に要するトータルの作業時間も短縮される。
【0007】ここで、上記のような2つの据付方法のう
ち、前者の現地で欄干意匠部品を取り付ける方法では、
分割された枠体2〜4をトラック5に搭載したり、トラ
ック5から荷下ろしするために、図17及び図18に示
すように、吊り上げ用のワイヤロープ10が枠体2〜4
の上側長手方向梁材11aに掛けられ、さらにこのワイ
ヤロープ10にクレーン又はチェーンブロックなどの揚
重機(図示せず)のフック12が掛けられて、枠体2〜
4が吊り上げられる。
【0008】このとき、ワイヤロープ10に発生する張
力の分力により、上側長手方向梁材11aが内側に絞ら
れて変形するのを防止するため、補強用のアングル材1
3が上側長手方向梁材11a間に取り付けられる。
【0009】一方、後者の方法、即ち欄干意匠部品を付
けたまま輸送する方法では、図19及び図20に示すよ
うに、欄干意匠部品が既に組み付けられているため、上
側長手方向梁材11aにワイヤロープを掛けることがで
きない。従って、図21に示すような吊上用治具15を
用い、欄干意匠部品へのワイヤロープ10の干渉が避け
られる。しかし、この方法の場合、図21の上方向への
吊り代が余分に必要であるとともに、左右方向について
もエスカレータの幅以上の広いスペースが必要であるた
め、天井が低く、荷下ろしスペースの狭い据付現地では
実施が困難である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
スカレータの据付方法においては、据付現地での作業時
間を短縮するために、できるだけ欄干意匠部品を取り付
けた状態で据付現地へ輸送したいにも拘わらず、欄干意
匠部品を取り付けた状態での揚重の困難性から、欄干意
匠部品を別梱包で輸送せざるを得ない場合が多かった。
【0011】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、欄干意匠部品
を取り付けた状態で枠体を容易に吊り上げることがで
き、据付を容易にすることができる乗客コンベア及びそ
の揚重方法を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る乗
客コンベアの揚重方法は、左右のトラスを有する枠体に
左右の欄干意匠部品を組み付けるとともに、ロープ締結
部が設けられている複数の吊上用部材を左右のトラス間
に連結した後、左右の欄干意匠部品の間を通してロープ
締結部にワイヤロープを締結し、このワイヤロープを介
して枠体を吊り上げるものである。
【0013】請求項2の発明に係る乗客コンベアの揚重
方法は、ワイヤロープが通る部分を除いて枠体内に複数
の踏段を組み込んだ状態で枠体を吊り上げるものであ
る。
【0014】請求項3の発明に係る乗客コンベアは、左
右のトラスを有する枠体、左右のトラス上に組み付けら
れている左右の欄干意匠部品、及び左右のトラス間に連
結され、枠体を吊り上げるためのワイヤロープが締結さ
れるロープ締結部が設けられている複数の吊上用部材を
備えたものである。
【0015】請求項4の発明に係る乗客コンベアは、枠
体を長手方向に複数に分割可能とし、枠体の分割部の近
傍に吊上用部材を配置したものである。
【0016】請求項5の発明に係る乗客コンベアは、吊
上用部材を枠体から取り外し可能としたものである。
【0017】請求項6の発明に係る乗客コンベアは、吊
上用部材を長手方向に複数に分割可能としたものであ
る。
【0018】請求項7の発明に係る乗客コンベアは、枠
体の長手方向における吊上用部材の取付位置を、欄干意
匠部品の継ぎ目位置と同様の位置としたものである。
【0019】請求項8の発明に係る乗客コンベアは、吊
上用部材を、吊上時のワイヤロープの絞り方向に向けて
傾斜させたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による乗
客コンベアの揚重方法を示す正面図、図2は図1の側面
断面図、図3は図1の吊上用部材を示す斜視図である。
【0021】図において、11は左右一対のトラスであ
り、これらのトラス11は、上側長手方向梁材11a、
下側長手方向梁材11b、及び上下の長手方向梁材11
a,11bを連結する縦方向部材16をそれぞれ有して
いる。17は左右の縦方向部材16間に溶接等により連
結されている横方向部材、30は左右のトラス11とこ
れらを連結する横方向部材とを有する枠体であり、この
枠体30は、長手方向に複数に分割されている。
【0022】18は枠体30の分割部の近傍にそれぞれ
配置されている複数の吊上用部材であり、これらの吊上
用部材18には、例えば図3に示すように、ロープ締結
部としての複数の孔18aが設けられている。また、吊
上用部材18は、枠体30の荷重を支持するのに十分な
強度、即ち横方向部材17よりも高い強度を有してお
り、左右の縦方向部材16に溶接等により連結されてい
る。
【0023】なお、横方向部材17は、従来と同様のも
のであり、枠体30の荷重を支持するための強度も構造
も有していない。また、縦方向部材16は、枠体30の
荷重を支持するのに十分な強度を有している。
【0024】6,7,21は左右のトラス11上にそれ
ぞれ設けられている欄干意匠部品としてのデッキボー
ド、ガラスパネル及びスカートガードである。10は左
右の欄干意匠部品、即ち左右のガラスパネル7及び左右
のスカートガード21の内側を通して孔18aに連結さ
れているワイヤロープ、19はワイヤロープ10の端部
を孔18aに接続する複数のシャックルである。
【0025】12は枠体30を吊り上げるためにワイヤ
ロープ10に掛けられているクレーン又はチェーンブロ
ックなどの揚重機(図示せず)のフック、29はワイヤ
ロープ10の通る部分を除いて枠体30内に組み込まれ
ている複数の踏段である。
【0026】このような乗客コンベアでは、工場内で枠
体30の組立が行われるとともに、枠体30に吊上用部
材18が固定される。さらに、工場内で、デッキボード
6、ガラスパネル7及びスカートガード21等の欄干意
匠部品が左右のトラス11上に取り付けられるととも
に、踏段29が枠体30内に組み込まれる。この後、分
解の妨げとなる部品を除いて欄干意匠部品を取り付けた
ままの状態で枠体30が複数に分解され、一部の踏段2
9が取り外される。踏段は、通常の保守作業時にも着脱
されるため、この段階でも容易に取り外すことができ
る。
【0027】この後、分解された枠体30毎にトラック
に載せられ、据付現地まで輸送される。そして、据付現
地では、分解された枠体30が再度組み合わされる。こ
のとき、枠体30の分解、トラックへの荷上げ、荷下ろ
し、再組立の作業は、ワイヤロープ10を吊上用部材1
8に接続し、ワイヤロープ10を介して枠体30を吊り
上げることにより行われる。据付現地での枠体30の再
組立後に、取り外された踏段29やその他の部品が組み
付けられる。
【0028】このような乗客コンベアの揚重方法では、
十分な強度を有する吊上用部材18を左右のトラス11
間に取り付け、左右の欄干意匠部品の間を通したワイヤ
ロープ10で枠体30を吊り上げるようにしたので、ワ
イヤロープ10の欄干意匠部品への干渉を防止しつつ、
枠体30を容易に吊り上げることができる。従って、欄
干意匠部品を工場内で取り付けた状態で枠体30を輸送
することができ、乗客コンベアの据付を容易にすること
ができる。
【0029】また、左右のトラス11間に絞り力が作用
することもないので、図18に示したような補強用のア
ングル材13は不要である。さらに、この例では、分割
された枠体30の両端部に位置する踏段29を取り外し
てワイヤロープ10を通したが、枠体30の両端部の踏
段29は、分割・再組立の際に作業の邪魔にならないよ
うに取り外されるのが通常であるため、ワイヤロープ1
0を通すことのみを目的として別の踏段29を外す必要
はなく、作業効率が良い。
【0030】実施の形態2.次に、図4はこの発明の実
施の形態2による乗客コンベアの揚重方法を示す側面断
面図である。上記実施の形態1では、図2に示すよう
に、分割された枠体30の両端部に位置する踏段29を
取り外してワイヤロープ10を通したが、枠体30の長
さが長い場合などには、図4に示すように、枠体30の
長手方向中間部近傍に吊上用部材18を取り付け、その
部分の踏段29を取り外してワイヤロープ10を接続す
ればよい。
【0031】また、図4では、枠体30の長手方向にお
ける吊上用部材18の取付位置が、欄干意匠部品の1つ
であるスカートガード21の継ぎ目21aの位置と同様
の位置となっている。これにより、乗客コンベアを組み
立てた状態で外部から吊上用部材18が目視できない場
合でも、吊上用部材18の位置を容易に把握することが
でき、吊上時に取り外す踏段29を簡単に選ぶことがで
き、作業効率を向上させることができる。
【0032】なお、実施の形態2では、スカートガード
21の継ぎ目21aの位置を吊上用部材18の取付位置
の目印としたが、デッキボード6やガラスパネル7な
ど、他の欄干意匠部品の継ぎ目を目印としてもよい。
【0033】実施の形態3.また、上記の例ではロープ
締結部として孔18aが設けられた吊上用部材18を示
したが、ロープ締結部の構造や吊上用部材全体の形状は
これに限定されるものではなく、例えば図5に示すよう
に、ワイヤロープ10が締結される締結板20a,20
bが溶接された吊上用部材20を用いてもよい。
【0034】実施の形態4.次に、図6はこの発明の実
施の形態4による乗客コンベアの揚重方法を示す正面
図、図7は図6の側面断面図である。この例では、吊上
用部材22が、縦方向部材16に固定された取付ブラケ
ット23にボルト24により取り付けられている。吊上
用部材22には、ロープ締結部としての複数の孔22a
が設けられている。枠体30の吊上方法については、実
施の形態1と同様である。
【0035】このような揚重方法では、吊上用部材22
を枠体30に対して着脱可能としたので、吊上作業を行
わないときには吊上用部材22を取り外して、他の乗客
コンベアの揚重作業にも使い回すことができる。
【0036】実施の形態5.なお、実施の形態2で示し
たような長手寸法の長い枠体30についても、図9に示
すように、着脱可能な吊上用部材22を適用することが
できるのは勿論である。この場合、取付ブラケット23
の固定位置を、スカートガード21等の欄干意匠部品の
継ぎ目位置に合わせておくことにより、吊上用部材22
の取付位置を容易に把握することができる。
【0037】実施の形態6.また、上記の例では吊上用
部材としてアングル材を示したが、吊上用部材の形状は
これに限定されるものではなく、例えば図10に示すよ
うなパイプ状の吊上用部材25を用いてもよい。このよ
うな吊上用部材25では、曲げ強度を高くしつつ軽量化
を図ることができる。
【0038】実施の形態7.次に、図11はこの発明の
実施の形態7による乗客コンベアの揚重方法を示す正面
図である。この例の吊上用部材27は、長手方向の中央
で分割片27a,27bに2分割可能になっている。分
割片27a,27bは、ボルト28により互いに結合さ
れて使用される。それぞれの分割片27a,27bに
は、ロープ締結部としての孔27cが設けられている。
他の構成は、実施の形態4と同様である。
【0039】このような分割可能な吊上用部材27によ
れば、枠体30の内側において、分割片27a,27b
を取付ブラケット22にそれぞれ取り付けた後、分割片
27a,27bを結合して吊上用部材27を組み立てる
ことができる。従って、枠体30内の空間が狭い場合に
も、吊上用部材27を枠体30に対して容易に着脱する
ことができる。
【0040】なお、吊上用部材の分割数は2つに限定さ
れるものではなく、3つ以上に分割可能としてもよい。
また、上記の例では、枠体30を長手方向に複数に分割
して吊り上げる方法について説明したが、分割しない場
合にもこの発明の吊上用部材を適用することができる。
【0041】実施の形態8.次に、図13はこの発明の
実施の形態8による揚重方法を示す側面断面図である。
この例では、吊上時のワイヤロープ10の絞り方向へ向
けて吊上用部材18が斜めに取り付けられている。他の
構成は、実施の形態1と同様である。
【0042】このような構成によれば、ワイヤロープ1
0、シャックル19及び吊上用部材18が力の加わる方
向に正しく向くので、吊上作業がし易く、かつ安全性が
高くなる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
乗客コンベアの揚重方法は、左右のトラスを有する枠体
に左右の欄干意匠部品を組み付けるとともに、ロープ締
結部が設けられている複数の吊上用部材を左右のトラス
間に連結した後、左右の欄干意匠部品の間を通してロー
プ締結部にワイヤロープを締結し、このワイヤロープを
介して枠体を吊り上げるようにしたので、ワイヤロープ
の欄干意匠部品への干渉を防止しつつ、枠体を容易に吊
り上げることができる。従って、欄干意匠部品を工場内
で取り付けた状態で枠体を輸送することができ、乗客コ
ンベアの据付を容易にすることができる。
【0044】請求項2の発明の乗客コンベアの揚重方法
は、ワイヤロープが通る部分を除いて枠体内に複数の踏
段を組み込んだ状態で枠体を吊り上げるので、現地での
据付作業をさらに容易にすることができる。
【0045】請求項3の発明の乗客コンベアは、左右の
トラスを有する枠体、左右のトラス上に組み付けられて
いる左右の欄干意匠部品、及び左右のトラス間に連結さ
れ、枠体を吊り上げるためのワイヤロープが締結される
ロープ締結部が設けられている複数の吊上用部材を備え
たので、ワイヤロープの欄干意匠部品への干渉を防止し
つつ、枠体を容易に吊り上げることができる。従って、
欄干意匠部品を工場内で取り付けた状態で枠体を輸送す
ることができ、乗客コンベアの据付を容易にすることが
できる。
【0046】請求項4の発明の乗客コンベアは、枠体を
長手方向に複数に分割可能とし、枠体の分割部の近傍に
吊上用部材を配置したので、枠体の両端部の踏段を外す
のみで吊上用部材にワイヤロープを容易に接続すること
ができ、作業性を向上させることができる。
【0047】請求項5の発明の乗客コンベアは、吊上用
部材を枠体から取り外し可能としたので、吊上用部材を
多数の乗客コンベアの揚重作業に使い回すことができ、
経済的である。
【0048】請求項6の発明の乗客コンベアは、吊上用
部材を長手方向に複数に分割可能としたので、狭い枠体
内でも吊上用部材を枠体に対して容易に着脱することが
でき、作業性を向上させることができる。
【0049】請求項7の発明の乗客コンベアは、枠体の
長手方向における吊上用部材の取付位置を、欄干意匠部
品の継ぎ目位置と同様の位置としたので、乗客コンベア
を組み立てた状態で外部から吊上用部材が目視できない
場合でも、吊上用部材の位置を容易に把握することがで
き、吊上時に取り外す踏段を簡単に選ぶことができ、作
業効率を向上させることができる。
【0050】請求項8の発明の乗客コンベアは、吊上用
部材を吊上時のワイヤロープの絞り方向に向けて傾斜さ
せたので、吊上作業がし易く、かつ安全性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による乗客コンベア
の揚重方法を示す正面図である。
【図2】 図1の側面断面図である。
【図3】 図1の吊上用部材を示す斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による乗客コンベア
の揚重方法を示す側面断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による吊上用部材を
示す斜視図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による乗客コンベア
の揚重方法を示す正面図である。
【図7】 図6の側面断面図である。
【図8】 図6の吊上用部材を示す斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態5による乗客コンベア
の揚重方法を示す側面断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態6による吊上用部材
を示す斜視図である。
【図11】 この発明の実施の形態7による乗客コンベ
アの揚重方法を示す正面図である。
【図12】 図11の吊上用部材を示す斜視図である。
【図13】 この発明の実施の形態8による揚重方法を
示す側面断面図である。
【図14】 従来のエスカレータの枠体の一例を示す側
面図である。
【図15】 図14の枠体を分割輸送する様子を示す説
明図である。
【図16】 図14の枠体に欄干意匠部品を組み付けた
状態を示す側面図である。
【図17】 図15のトラックに分割された枠体を搭載
する様子を示す説明図である。
【図18】 図17の要部を拡大して示す斜視図であ
る。
【図19】 図14の枠体に欄干意匠部品を組み付けた
後に枠体を分割して輸送する様子を示す説明図である。
【図20】 図19の分割された枠体を示す正面図であ
る。
【図21】 図20の枠体を吊り上げる様子を示す正面
図である。
【符号の説明】
6 デッキボード(欄干意匠部品)、7 ガラスパネル
(欄干意匠部品)、10 ワイヤロープ、11 トラ
ス、18,20,22,25,27 吊上用部材、18
a 孔(ロープ締結部)、21 スカートガード(欄干
意匠部品)、29踏段、30 枠体。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のトラスを有する枠体に左右の欄干
    意匠部品を組み付けるとともに、ロープ締結部が設けら
    れている複数の吊上用部材を上記左右のトラス間に連結
    した後、上記左右の欄干意匠部品の間を通して上記ロー
    プ締結部にワイヤロープを締結し、このワイヤロープを
    介して上記枠体を吊り上げることを特徴とする乗客コン
    ベアの揚重方法。
  2. 【請求項2】 ワイヤロープが通る部分を除いて枠体内
    に複数の踏段を組み込んだ状態で、上記枠体を吊り上げ
    ることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの揚重
    方法。
  3. 【請求項3】 左右のトラスを有する枠体、 上記左右のトラス上に組み付けられている左右の欄干意
    匠部品、及び上記左右のトラス間に連結され、上記枠体
    を吊り上げるためのワイヤロープが締結されるロープ締
    結部が設けられている複数の吊上用部材を備えているこ
    とを特徴とする乗客コンベア。
  4. 【請求項4】 枠体は、長手方向に複数に分割可能にな
    っており、吊上用部材は、上記枠体の分割部の近傍に配
    置されていることを特徴とする請求項3記載の乗客コン
    ベア。
  5. 【請求項5】 吊上用部材は、枠体から取り外し可能で
    あることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の乗
    客コンベア。
  6. 【請求項6】 吊上用部材は、長手方向に複数に分割可
    能であることを特徴とする請求項5記載の乗客コンベ
    ア。
  7. 【請求項7】 枠体の長手方向における吊上用部材の取
    付位置は、欄干意匠部品の継ぎ目位置と同様の位置であ
    ることを特徴とする請求項3ないし請求項6のいずれか
    に記載の乗客コンベア。
  8. 【請求項8】 吊上用部材は、吊上時のワイヤロープの
    絞り方向に向けて傾斜していることを特徴とする請求項
    3ないし請求項7のいずれかに記載の乗客コンベア。
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Cited By (8)

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