JPH07228462A - 乗客コンベアの外装底板取付構造 - Google Patents
乗客コンベアの外装底板取付構造Info
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- JPH07228462A JPH07228462A JP1742494A JP1742494A JPH07228462A JP H07228462 A JPH07228462 A JP H07228462A JP 1742494 A JP1742494 A JP 1742494A JP 1742494 A JP1742494 A JP 1742494A JP H07228462 A JPH07228462 A JP H07228462A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 外装底板を精度よく、安全かつ容易に取付け
られる乗客コンベアの外装底板取付構造の提供。 【構成】 本体フレーム1の下弦材1bに懸垂されるブ
ラケット21と、このブラケット21に吊りボルト23
を介して連結され、本体フレーム1の長手方向に延設さ
れる第1の延設部材13と、外装底板5上にあらかじめ
固設され、本体フレーム1の短手方向に延設される第2
の延設部材14と、これらの延設部材13、14に移動
可能に装着され、延設部材13、14を互いに連結する
連結体15と、中吊り用フレーム9に保持され、外装底
板5の中間部を吊上げる吊り部材16とを備え、第1の
延設部材13に対して連結体15を移動させることによ
り本体フレーム1の長手方向に外装底板5が相対的に移
動させ、連結体15に対して第2の延設部材14を移動
させることにより本体フレーム1の短手方向に外装底板
5が相対的に移動させ、また、吊りボルト23、33を
回転することにより下弦材1bに対して外装底板5を移
動させる。
られる乗客コンベアの外装底板取付構造の提供。 【構成】 本体フレーム1の下弦材1bに懸垂されるブ
ラケット21と、このブラケット21に吊りボルト23
を介して連結され、本体フレーム1の長手方向に延設さ
れる第1の延設部材13と、外装底板5上にあらかじめ
固設され、本体フレーム1の短手方向に延設される第2
の延設部材14と、これらの延設部材13、14に移動
可能に装着され、延設部材13、14を互いに連結する
連結体15と、中吊り用フレーム9に保持され、外装底
板5の中間部を吊上げる吊り部材16とを備え、第1の
延設部材13に対して連結体15を移動させることによ
り本体フレーム1の長手方向に外装底板5が相対的に移
動させ、連結体15に対して第2の延設部材14を移動
させることにより本体フレーム1の短手方向に外装底板
5が相対的に移動させ、また、吊りボルト23、33を
回転することにより下弦材1bに対して外装底板5を移
動させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エスカレータや動く歩
道などの乗客コンベアの外装底板取付構造に係わり、乗
客コンベアの本体フレーム底部を覆う外装底板の取付構
造に関する。
道などの乗客コンベアの外装底板取付構造に係わり、乗
客コンベアの本体フレーム底部を覆う外装底板の取付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は一般的な乗客コンベアの全体構成
を示す側面図、図4は図3の乗客コンベアの断面図であ
る。
を示す側面図、図4は図3の乗客コンベアの断面図であ
る。
【0003】乗客コンベア、例えば図3に示すエスカレ
ータでは、建屋上階10aおよび建屋下階10bの間
に、中間部が傾斜する本体フレーム1が延設されてい
る。この本体フレーム1には、建屋上階10aおよび建
屋下階10bの間を回動する踏段2が巻掛けられ、本体
フレーム1の側部のデッキ3上に欄干3aが立設され、
この欄干3aに、前記の踏段2と同期して回動する移動
手摺り4が巻掛けられている。
ータでは、建屋上階10aおよび建屋下階10bの間
に、中間部が傾斜する本体フレーム1が延設されてい
る。この本体フレーム1には、建屋上階10aおよび建
屋下階10bの間を回動する踏段2が巻掛けられ、本体
フレーム1の側部のデッキ3上に欄干3aが立設され、
この欄干3aに、前記の踏段2と同期して回動する移動
手摺り4が巻掛けられている。
【0004】前記の本体フレーム1の底部には、図4に
示すように、この底板を覆う外装底板5が取付けられ、
この外装底板5は、上面に固設される補強材5aにより
補強されており、同様に、本体フレーム1の側部には、
この側部を覆う外装側板6が取付けられ、この外装側板
6は、内側に固設される補強材6aにより補強されてい
る。外装底板5の端部および外装側板6の下端は、アン
グル材7に固定けられている。前記の本体フレーム1
は、上部に配置される上弦材1a、下部に配置される下
弦材1b、これらの上弦材1aおよび下弦材1b間に設
けられる補強材1cを備え、これらの上弦材1a、下弦
材1b、および補強材1cが溶接によりトラス状に組立
られている。下弦材1bには、外装側板6の補強材6a
と連結する連結材8と、外装底板5の中間部を吊上げる
中吊り用フレーム9とが設けられ、この中吊り用フレー
ム9と外装底板5の補強材5aには、吊上材9aの両端
がそれぞれ溶接により固定されている。
示すように、この底板を覆う外装底板5が取付けられ、
この外装底板5は、上面に固設される補強材5aにより
補強されており、同様に、本体フレーム1の側部には、
この側部を覆う外装側板6が取付けられ、この外装側板
6は、内側に固設される補強材6aにより補強されてい
る。外装底板5の端部および外装側板6の下端は、アン
グル材7に固定けられている。前記の本体フレーム1
は、上部に配置される上弦材1a、下部に配置される下
弦材1b、これらの上弦材1aおよび下弦材1b間に設
けられる補強材1cを備え、これらの上弦材1a、下弦
材1b、および補強材1cが溶接によりトラス状に組立
られている。下弦材1bには、外装側板6の補強材6a
と連結する連結材8と、外装底板5の中間部を吊上げる
中吊り用フレーム9とが設けられ、この中吊り用フレー
ム9と外装底板5の補強材5aには、吊上材9aの両端
がそれぞれ溶接により固定されている。
【0005】このような従来の乗客コンベアにあって
は、意匠面での更新を図るために外装底板5を交換する
際、この外装底板5を吊上材9aから取外した後、この
吊上材9aに新規の外装底板を取付けるのに溶接装置な
どを用いる必要があった。しかしながら、例えば、可燃
物が陳列されている百貨店に乗客コンベアが設置されて
いる場合、あるいは乗客コンベア内部に塵埃などが蓄積
した場合、火災発生の危険性があることから、前記の溶
接装置などを使用できないという問題があった。
は、意匠面での更新を図るために外装底板5を交換する
際、この外装底板5を吊上材9aから取外した後、この
吊上材9aに新規の外装底板を取付けるのに溶接装置な
どを用いる必要があった。しかしながら、例えば、可燃
物が陳列されている百貨店に乗客コンベアが設置されて
いる場合、あるいは乗客コンベア内部に塵埃などが蓄積
した場合、火災発生の危険性があることから、前記の溶
接装置などを使用できないという問題があった。
【0006】そこで、このような従来の問題を解決する
ため、例えば実公昭48−41438号公報、実公昭4
8−41439号公報および特公平2−52895号公
報に記載されているように、ボルトなどの締結具を介し
て外装底板を本体フレームの下部に取付ける乗客コンベ
アの外装底板取付構造が提案されている。
ため、例えば実公昭48−41438号公報、実公昭4
8−41439号公報および特公平2−52895号公
報に記載されているように、ボルトなどの締結具を介し
て外装底板を本体フレームの下部に取付ける乗客コンベ
アの外装底板取付構造が提案されている。
【0007】なお、外装側板6の側面の一部(例えば図
4のa部)には、建屋上階10aなどが当接し、外装側
板6の交換は困難であることから、意匠面での更新を図
るために外装底板5を交換する場合であっても、外装側
板6をそのまま流用することが多い。
4のa部)には、建屋上階10aなどが当接し、外装側
板6の交換は困難であることから、意匠面での更新を図
るために外装底板5を交換する場合であっても、外装側
板6をそのまま流用することが多い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述した従来
技術のうち、例えば特公平2−52895号公報に記載
されるものにあっては、既設の乗客コンベアに適用する
のが次の理由により困難であった。すなわち、(1)既
設の乗客コンベアに備えられる本体フレーム1の下弦材
1bに、締結具を取付ける取付穴を一定間隔であける必
要があり、この穴あけが上向き作業となることから作業
者にとってかなり危険であった。また、(2)前記の穴
あけ作業で取付穴の位置が本体フレーム1の長手方向あ
るいは短手方向にずれた場合、この取付穴に取付けた締
結具を介して外装底板を吊上げたとき、この外装底板の
取付位置が狂ってしまうので、この外装底板を精度よく
配置できないという問題もあった。このため、既設の外
装底板の隣りに新設の外装底板を取付けた場合、これら
の外装底板の突合せ部分の高さ調整が困難であった。ま
た、複数の外装底板を新設した場合、これらの外装底板
の突合せ部分の高さ調整や長手方向の位置合わせが困難
であった。
技術のうち、例えば特公平2−52895号公報に記載
されるものにあっては、既設の乗客コンベアに適用する
のが次の理由により困難であった。すなわち、(1)既
設の乗客コンベアに備えられる本体フレーム1の下弦材
1bに、締結具を取付ける取付穴を一定間隔であける必
要があり、この穴あけが上向き作業となることから作業
者にとってかなり危険であった。また、(2)前記の穴
あけ作業で取付穴の位置が本体フレーム1の長手方向あ
るいは短手方向にずれた場合、この取付穴に取付けた締
結具を介して外装底板を吊上げたとき、この外装底板の
取付位置が狂ってしまうので、この外装底板を精度よく
配置できないという問題もあった。このため、既設の外
装底板の隣りに新設の外装底板を取付けた場合、これら
の外装底板の突合せ部分の高さ調整が困難であった。ま
た、複数の外装底板を新設した場合、これらの外装底板
の突合せ部分の高さ調整や長手方向の位置合わせが困難
であった。
【0009】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、外装底板
を精度よく所定の取付位置に配置することのできる乗客
コンベアの外装底板取付構造を提供することにある。
に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、外装底板
を精度よく所定の取付位置に配置することのできる乗客
コンベアの外装底板取付構造を提供することにある。
【0010】また、その第2の目的は、既設の乗客コン
ベアに外装底板を安全に、かつ容易に取付けることので
きる乗客コンベアの外装底板取付構造を提供することに
ある。
ベアに外装底板を安全に、かつ容易に取付けることので
きる乗客コンベアの外装底板取付構造を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明の請求項1に記載の発明は、本体フレー
ムの底部を覆う外装底板を備えた乗客コンベアの外装底
板取付構造において、前記本体フレームの下弦材と前記
外装底板との間に、この外装底板の取付位置を調整する
位置調整手段を設けた構成にしてある。
るため、本発明の請求項1に記載の発明は、本体フレー
ムの底部を覆う外装底板を備えた乗客コンベアの外装底
板取付構造において、前記本体フレームの下弦材と前記
外装底板との間に、この外装底板の取付位置を調整する
位置調整手段を設けた構成にしてある。
【0012】さらに、上記第1の目的を達成するため、
本発明の請求項2に記載の発明は、前記本体フレームの
下弦材および外装底板のいずれか一方に装着され、前記
本体フレームの長手方向に延設される第1の延設部材
と、前記下弦材および外装底板のいずれか他方に装着さ
れ、前記本体フレームの短手方向に延設される第2の延
設部材とを有し、これらの第1の延設部材および第2の
延設部材に、第1の延設部材および第2の延設部材を互
いに連結する連結体を移動可能に装着した構成にしてあ
る。
本発明の請求項2に記載の発明は、前記本体フレームの
下弦材および外装底板のいずれか一方に装着され、前記
本体フレームの長手方向に延設される第1の延設部材
と、前記下弦材および外装底板のいずれか他方に装着さ
れ、前記本体フレームの短手方向に延設される第2の延
設部材とを有し、これらの第1の延設部材および第2の
延設部材に、第1の延設部材および第2の延設部材を互
いに連結する連結体を移動可能に装着した構成にしてあ
る。
【0013】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明の請求項3に記載の発明は、前記本体フレームの下
弦材より懸垂されるブラケットと、このブラケットと第
1の延設部材とを連結する吊りボルトとを設けるととも
に、前記第2の延設部材を外装底板上に固設した構成に
してある。
発明の請求項3に記載の発明は、前記本体フレームの下
弦材より懸垂されるブラケットと、このブラケットと第
1の延設部材とを連結する吊りボルトとを設けるととも
に、前記第2の延設部材を外装底板上に固設した構成に
してある。
【0014】
【作用】本発明の請求項1に記載の発明は、上記のよう
に構成したので、本体フレームの下弦材と外装底板との
間に設けられる位置調整手段により、外装底板の取付位
置を調整し、これによって、この外装底板を所定の位置
に精度よく配置することができる。
に構成したので、本体フレームの下弦材と外装底板との
間に設けられる位置調整手段により、外装底板の取付位
置を調整し、これによって、この外装底板を所定の位置
に精度よく配置することができる。
【0015】さらに、請求項2に記載の発明は、上記の
ように構成したので、第1の延設部材に対して連結体を
移動させることにより、第1の延設部材が本体フレーム
の長手方向および短手方向のいずれか一方に延設されて
いることから、この一方の方向に外装底板が相対的に移
動する。同様に、第2の延設部材に対して連結体を移動
させることにより、第2の延設部材が本体フレームの長
手方向および短手方向ののいずれか他方に延設されてい
ることから、この他方の方向に外装底板が相対的に移動
する。これによって、外装底板を本体フレームの長手方
向および短手方向に移動できることから、外装底板を所
定の位置に精度よく配置できる。
ように構成したので、第1の延設部材に対して連結体を
移動させることにより、第1の延設部材が本体フレーム
の長手方向および短手方向のいずれか一方に延設されて
いることから、この一方の方向に外装底板が相対的に移
動する。同様に、第2の延設部材に対して連結体を移動
させることにより、第2の延設部材が本体フレームの長
手方向および短手方向ののいずれか他方に延設されてい
ることから、この他方の方向に外装底板が相対的に移動
する。これによって、外装底板を本体フレームの長手方
向および短手方向に移動できることから、外装底板を所
定の位置に精度よく配置できる。
【0016】さらに、請求項3に記載の発明は、上記の
ように構成したので、あらかじめ第2の延設部材を外装
底板上に固設して、本体フレームの下弦材よりブラケッ
トを懸垂し、このブラケットと第1の延設部材とを吊り
ボルトを介して連結し、この第1の延設部材と前記の第
2の延設部材とを連結体を介して互いに連結する。これ
によって、乗客コンベアが既に設置された現場で外装底
板を取付ける際、本体フレームの下弦材に取付穴をあけ
る必要がないとともに、溶接装置を要せずに済み、すな
わち、既設の乗客コンベアの場合であっても外装底板を
安全に、かつ容易に取付けることができる。
ように構成したので、あらかじめ第2の延設部材を外装
底板上に固設して、本体フレームの下弦材よりブラケッ
トを懸垂し、このブラケットと第1の延設部材とを吊り
ボルトを介して連結し、この第1の延設部材と前記の第
2の延設部材とを連結体を介して互いに連結する。これ
によって、乗客コンベアが既に設置された現場で外装底
板を取付ける際、本体フレームの下弦材に取付穴をあけ
る必要がないとともに、溶接装置を要せずに済み、すな
わち、既設の乗客コンベアの場合であっても外装底板を
安全に、かつ容易に取付けることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の乗客コンベアの外装底板取付
構造の実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明の
乗客コンベアの外装底板取付構造の請求項1、2、3に
記載の発明を含む一実施例を示す要部側面図、図2は図
1の乗客コンベアの断面図である。なお、図1および図
2において前述した図3、図4に示すものと同等のもの
には同一符号を付してある。さらに、図1は図2のA−
A線に沿う断面図である。
構造の実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明の
乗客コンベアの外装底板取付構造の請求項1、2、3に
記載の発明を含む一実施例を示す要部側面図、図2は図
1の乗客コンベアの断面図である。なお、図1および図
2において前述した図3、図4に示すものと同等のもの
には同一符号を付してある。さらに、図1は図2のA−
A線に沿う断面図である。
【0018】本実施例の外装底板取付構造が適用される
乗客コンベアは、図1に示すように、外装底板5の取付
位置を調整する位置調整手段11を備えている。この位
置調整手段11は、本体フレーム1の下弦材1bに装着
される支持体12を介して支持され、本体フレーム1の
長手方向に延設される第1の延設部材13と、外装底板
5上にあらかじめ固設され、本体フレーム1の短手方向
に延設される第2の延設部材14と、これらの第1の延
設部材13および第2の延設部材14に移動可能に装着
され、第1の延設部材13および第2の延設部材14を
互いに連結する連結体15と、中吊り用フレーム9に保
持され、外装底板5の中間部を吊上げる吊り部材16と
を備えている。
乗客コンベアは、図1に示すように、外装底板5の取付
位置を調整する位置調整手段11を備えている。この位
置調整手段11は、本体フレーム1の下弦材1bに装着
される支持体12を介して支持され、本体フレーム1の
長手方向に延設される第1の延設部材13と、外装底板
5上にあらかじめ固設され、本体フレーム1の短手方向
に延設される第2の延設部材14と、これらの第1の延
設部材13および第2の延設部材14に移動可能に装着
され、第1の延設部材13および第2の延設部材14を
互いに連結する連結体15と、中吊り用フレーム9に保
持され、外装底板5の中間部を吊上げる吊り部材16と
を備えている。
【0019】上述した支持体12は、外装底板5の四隅
近傍に備えられ、すなわち1枚の外装底板5に対して4
個の支持体12が用いられる。この支持体12は、下弦
材1bより懸垂されるブラケット21と、コの字形の断
面を有し、第1の延設部材13に保持する保持部22
と、これらのブラケット21と保持部22とを連結する
吊りボルト23、およびナット24とからなっている。
前記のブラケット21は折り曲げられた金属板からな
り、図2に示すように、下弦材1bの上端に掛けられる
フック部21aと、下弦材1bの下面に対向し、ボルト
25が螺合するねじ穴(図示せず)を有する上段部21
bと、この上段部21bの直下に配置され、吊りボルト
23が挿通される下段部21cとを含んでいる。フック
部21aが下弦材1bの上端に掛けられるとともに、ボ
ルト25が下弦材1bの下面に当接することにより、ブ
ラケット21が下弦材1bに対して固定される。
近傍に備えられ、すなわち1枚の外装底板5に対して4
個の支持体12が用いられる。この支持体12は、下弦
材1bより懸垂されるブラケット21と、コの字形の断
面を有し、第1の延設部材13に保持する保持部22
と、これらのブラケット21と保持部22とを連結する
吊りボルト23、およびナット24とからなっている。
前記のブラケット21は折り曲げられた金属板からな
り、図2に示すように、下弦材1bの上端に掛けられる
フック部21aと、下弦材1bの下面に対向し、ボルト
25が螺合するねじ穴(図示せず)を有する上段部21
bと、この上段部21bの直下に配置され、吊りボルト
23が挿通される下段部21cとを含んでいる。フック
部21aが下弦材1bの上端に掛けられるとともに、ボ
ルト25が下弦材1bの下面に当接することにより、ブ
ラケット21が下弦材1bに対して固定される。
【0020】上述した第1の延設部材13は、同図2に
示すようにコの字形の断面を有しており、この第1の延
設部材13は外装底板5の左右側部のそれぞれに備えら
れている。上述した第2の延設部材14は、図1に示す
ようにU字形の断面を有し、外装底板5上に固定される
底板部14aと、この底板部14aの両端のそれぞれか
ら第1の延設部材13に向けて折曲げられる一対の側板
部14b、14cと、この一対の側板部14b、14c
の上端から内側に向けて折曲げられる端部14d、14
eとから一体的に構成され、これらの端部14d、14
e間に、第1の延設部材13と対向する開口14fが形
成されている。
示すようにコの字形の断面を有しており、この第1の延
設部材13は外装底板5の左右側部のそれぞれに備えら
れている。上述した第2の延設部材14は、図1に示す
ようにU字形の断面を有し、外装底板5上に固定される
底板部14aと、この底板部14aの両端のそれぞれか
ら第1の延設部材13に向けて折曲げられる一対の側板
部14b、14cと、この一対の側板部14b、14c
の上端から内側に向けて折曲げられる端部14d、14
eとから一体的に構成され、これらの端部14d、14
e間に、第1の延設部材13と対向する開口14fが形
成されている。
【0021】上述した連結体15は折曲げられた金属板
からなり、第1の延設部材13に巻掛けられる上部15
aおよび側部15bと、第1の延設部材13より下方に
突出する端部15cとから一体的に構成されている。こ
の端部15cには、切り込み15d、15eが形成さ
れ、一方の切り込み15dに第2の延設部材14の端部
14dが係合し、他方の切り込み15eに他の端部14
eが係合することにより、連結体15に対して第2の延
設部材14が移動可能に装着されている。
からなり、第1の延設部材13に巻掛けられる上部15
aおよび側部15bと、第1の延設部材13より下方に
突出する端部15cとから一体的に構成されている。こ
の端部15cには、切り込み15d、15eが形成さ
れ、一方の切り込み15dに第2の延設部材14の端部
14dが係合し、他方の切り込み15eに他の端部14
eが係合することにより、連結体15に対して第2の延
設部材14が移動可能に装着されている。
【0022】上述した吊り部材16は、中吊り用フレー
ム9に装着され、図示しない挿通穴を有する上ブラケッ
ト31と、外装底板5に装着され、図示しない挿通穴を
有する下ブラケット32と、これらの挿通穴に挿通され
る吊りボルト33と、この吊りボルト33を固定するナ
ット34とからなっている。
ム9に装着され、図示しない挿通穴を有する上ブラケッ
ト31と、外装底板5に装着され、図示しない挿通穴を
有する下ブラケット32と、これらの挿通穴に挿通され
る吊りボルト33と、この吊りボルト33を固定するナ
ット34とからなっている。
【0023】この実施例にあっては、あらかじめ第2の
延設部材14を外装底板5上に固設して、本体フレーム
1の下弦材1bに支持体12を装着し、この支持体12
を介して第1の延設部材13を支持し、この第1の延設
部材13と第2の延設部材14とを連結体15により連
結することによって、本体フレーム1の底部に外装底板
5を取付ける。次いで、第1の延設部材13に対して連
結体15を移動させることにより、第1の延設部材13
が本体フレーム1の長手方向に延設されていることか
ら、この長手方向に外装底板5が相対的に移動する。同
様に、連結体15に対して第2の延設部材14を移動さ
せることにより、この第2の延設部材14が本体フレー
ム1の短手方向に延設されていることから、この短手方
向に外装底板5が相対的に移動する。また、吊りボルト
23、33を回転することにより下弦材1bに対して外
装底板5を所定の高さ位置まで移動させる。
延設部材14を外装底板5上に固設して、本体フレーム
1の下弦材1bに支持体12を装着し、この支持体12
を介して第1の延設部材13を支持し、この第1の延設
部材13と第2の延設部材14とを連結体15により連
結することによって、本体フレーム1の底部に外装底板
5を取付ける。次いで、第1の延設部材13に対して連
結体15を移動させることにより、第1の延設部材13
が本体フレーム1の長手方向に延設されていることか
ら、この長手方向に外装底板5が相対的に移動する。同
様に、連結体15に対して第2の延設部材14を移動さ
せることにより、この第2の延設部材14が本体フレー
ム1の短手方向に延設されていることから、この短手方
向に外装底板5が相対的に移動する。また、吊りボルト
23、33を回転することにより下弦材1bに対して外
装底板5を所定の高さ位置まで移動させる。
【0024】このように構成した実施例では、外装底板
5を本体フレーム1の長手方向および短手方向に移動で
きるとともに、外装底板5を下弦材1bの方向にも移動
できることから、外装底板5を所定の位置に精度よく配
置でき、外装底板5端部の突合せ部分の微調整を行なう
ことができる。また、意匠性を更新するため、既設の乗
客コンベアの外装底板5を交換する場合、上述したよう
に支持体12、第1の延設部材13、連結体15および
吊り部材16を追加して設けるとともに、あらかじめ第
2の延設部材14が固設される外装底板5を取付けるこ
とから、従来の場合のように溶接作業を要せず、かつ、
本体フレーム1に穴をあける必要もないことから、この
交換作業を安全に、かつ容易に行なうことができる。ま
た、外装底板5の中間部を吊り部材16を介して吊上げ
ることから、外装底板5の中間部が自重でたわむことを
防止できる。
5を本体フレーム1の長手方向および短手方向に移動で
きるとともに、外装底板5を下弦材1bの方向にも移動
できることから、外装底板5を所定の位置に精度よく配
置でき、外装底板5端部の突合せ部分の微調整を行なう
ことができる。また、意匠性を更新するため、既設の乗
客コンベアの外装底板5を交換する場合、上述したよう
に支持体12、第1の延設部材13、連結体15および
吊り部材16を追加して設けるとともに、あらかじめ第
2の延設部材14が固設される外装底板5を取付けるこ
とから、従来の場合のように溶接作業を要せず、かつ、
本体フレーム1に穴をあける必要もないことから、この
交換作業を安全に、かつ容易に行なうことができる。ま
た、外装底板5の中間部を吊り部材16を介して吊上げ
ることから、外装底板5の中間部が自重でたわむことを
防止できる。
【0025】また、既に支持体12、第1の延設部材1
3、連結体15および吊り部材16を有する乗客コンベ
アの外装底板5を交換するときは、これらの部材を新設
する必要がないことから、より迅速に外装底板5の交換
を行なうことができる。
3、連結体15および吊り部材16を有する乗客コンベ
アの外装底板5を交換するときは、これらの部材を新設
する必要がないことから、より迅速に外装底板5の交換
を行なうことができる。
【0026】なお、本実施例では、ブラケット21のフ
ック部21aを下弦材1bの上端に掛けることにより下
弦材1bより懸垂するようにしたが、フック部21aを
備える代わりに、ブラケットの上部をコの字状に形成し
て、この上部を下弦材1bの上端に掛けるとともにボル
トを介して下弦材1bの側面に当接するようにしてもよ
い。
ック部21aを下弦材1bの上端に掛けることにより下
弦材1bより懸垂するようにしたが、フック部21aを
備える代わりに、ブラケットの上部をコの字状に形成し
て、この上部を下弦材1bの上端に掛けるとともにボル
トを介して下弦材1bの側面に当接するようにしてもよ
い。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、請
求項1に記載の発明では、本体フレームの下弦材と外装
底板との間に設けられる位置調整手段で外装底板の取付
位置を調整することによって、この外装底板を所定の位
置に精度よく配置することができる。
求項1に記載の発明では、本体フレームの下弦材と外装
底板との間に設けられる位置調整手段で外装底板の取付
位置を調整することによって、この外装底板を所定の位
置に精度よく配置することができる。
【0028】また、請求項2に記載の発明では、外装底
板を本体フレームの長手方向および短手方向に移動でき
ることから、上記のように外装底板を所定の位置に精度
よく配置できる。
板を本体フレームの長手方向および短手方向に移動でき
ることから、上記のように外装底板を所定の位置に精度
よく配置できる。
【0029】また、請求項3に記載の発明では、既設の
乗客コンベアの場合であっても外装底板の交換を安全
に、かつ容易に行なうことができる。
乗客コンベアの場合であっても外装底板の交換を安全
に、かつ容易に行なうことができる。
【図1】本発明の乗客コンベアの外装底板取付構造の請
求項1、2、3に記載の発明を含む一実施例を示す要部
側面図である。
求項1、2、3に記載の発明を含む一実施例を示す要部
側面図である。
【図2】図1の乗客コンベアの断面図である。
【図3】一般的な乗客コンベアの全体構成を示す側面図
である。
である。
【図4】図3の乗客コンベアの断面図である。
1 本体フレーム 1b 下弦材 5 外装底板 11 位置調整手段 12 支持体 13 第1の延設部材 14 第2の延設部材 15 連結体 16 吊り部材 21 ブラケット 23 吊りボルト 33 吊りボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 国寿 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 斎藤 忠一 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内 (72)発明者 大森 康宏 東京都北区滝野川五丁目5番3号 サイタ エレベータ製造株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 本体フレームの底部を覆う外装底板を備
えた乗客コンベアの外装底板取付構造において、 前記本体フレームの下弦材と前記外装底板との間に、こ
の外装底板の取付位置を調整する位置調整手段を設けた
ことを特徴とする乗客コンベアの外装底板取付構造。 - 【請求項2】 本体フレームの下弦材および外装底板の
いずれか一方に装着され、前記本体フレームの長手方向
に延設される第1の延設部材と、前記下弦材および外装
底板のいずれか他方に装着され、前記本体フレームの短
手方向に延設される第2の延設部材とを有し、これらの
第1の延設部材および第2の延設部材に、第1の延設部
材および第2の延設部材を互いに連結する連結体を移動
可能に装着したことを特徴とする請求項1記載の乗客コ
ンベアの外装底板取付構造。 - 【請求項3】 本体フレームの下弦材より懸垂されるブ
ラケットと、このブラケットと第1の延設部材とを連結
する吊りボルトとを設けるとともに、第2の延設部材を
外装底板上に固設したことを特徴とする請求項2記載の
乗客コンベアの外装底板取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1742494A JPH07228462A (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 乗客コンベアの外装底板取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1742494A JPH07228462A (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 乗客コンベアの外装底板取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07228462A true JPH07228462A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=11943637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1742494A Pending JPH07228462A (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 乗客コンベアの外装底板取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07228462A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013029979A1 (de) * | 2011-08-30 | 2013-03-07 | Inventio Ag | Fahrtreppe oder fahrsteig mit einem untersichtblech |
CN104860180A (zh) * | 2014-02-25 | 2015-08-26 | 株式会社日立制作所 | 乘客传送设备 |
RU2588556C2 (ru) * | 2011-08-30 | 2016-06-27 | Инвецнио Аг | Эскалатор или траволатор с нижним листом |
JP2017178607A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 株式会社日立製作所 | 乗客コンベア |
-
1994
- 1994-02-14 JP JP1742494A patent/JPH07228462A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013029979A1 (de) * | 2011-08-30 | 2013-03-07 | Inventio Ag | Fahrtreppe oder fahrsteig mit einem untersichtblech |
US8763781B2 (en) | 2011-08-30 | 2014-07-01 | Inventio Ag | Escalator or moving walkway with a soffit plate |
CN103917476A (zh) * | 2011-08-30 | 2014-07-09 | 因温特奥股份公司 | 具有底板的自动扶梯或自动行人道 |
RU2588556C2 (ru) * | 2011-08-30 | 2016-06-27 | Инвецнио Аг | Эскалатор или траволатор с нижним листом |
CN104860180A (zh) * | 2014-02-25 | 2015-08-26 | 株式会社日立制作所 | 乘客传送设备 |
JP2017178607A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 株式会社日立製作所 | 乗客コンベア |
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