JP2002227840A - 直動案内ユニット - Google Patents

直動案内ユニット

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JP2002227840A
JP2002227840A JP2001020976A JP2001020976A JP2002227840A JP 2002227840 A JP2002227840 A JP 2002227840A JP 2001020976 A JP2001020976 A JP 2001020976A JP 2001020976 A JP2001020976 A JP 2001020976A JP 2002227840 A JP2002227840 A JP 2002227840A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16C43/00Assembling bearings
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この直動案内ユニットは,小型化に対応でき
るようにケーシングに取り付ける部材の部品点数を低減
し,各部材の組立てを嵌め込み式で固定する。 【解決手段】 スライダ2は,上部31とそれから垂下
する一対の袖部30とから成るケーシング3,及びケー
シング3の両端面53側に位置するエンドキャップ部4
4と両エンドキャップ部44と一体のカバー部45とか
ら成る複合部材4から構成されている。複合部材4は,
第1複合部材5と,第1複合部材5の外側に係止固定さ
れた第2複合部材6から構成されている。ケーシング3
の両端部に設けた第1係止部の凹部19に,第1複合部
材5に設けた第2係止部の凸部をそれぞれ嵌め込み式に
係止し,ケーシング3に複合部材4を係止固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,各種ロボット,
半導体製造装置,精密機械,工作機械等の各種機械に適
用される直動案内ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来,直動案内ユニットは,各種ロボッ
ト,半導体製造装置,検査装置,工作機械等の各種の装
置において,往復運動を行う部品に対して高精度,高速
化,小型化等の要求を満たすために組み込まれている。
最近では,直動案内ユニットは,高精度や高速化等の性
能向上に加えてメンテナンスフリーが重視されると共
に,小型即ち極小なタイプのものが使用されるようにな
り,そのため,直動案内ユニットを構成する部材や部品
が小さい構造になり,それらの部品の組立誤差,組立工
数等から部品点数を減らし,一体化したものが要求さ
れ,また,小径な穴,小径なねじ孔等の加工,ねじ固着
等を無くすことが求められるようになった。即ち,直動
案内ユニットは,機械装置の不可欠な重要な機械要素を
構成しており,多種のサイズ,多種型式のものが使用さ
れている。また,半導体装置,組立装置,各種機械装置
においては,スライダを軌道レール上に軽快に案内する
小型な直動案内ユニットが要望されている。
【0003】従来,無限軌道内における継ぎ目即ち不連
続面の数を減らし,ボールの滑らかな転動を達成すると
共に,小さな部品を減らして組立性を向上させ,安価且
つ短時間に組み立てることができるという直線摺動用ベ
アリングが知られている(例えば,特許第284605
0号明細書参照)。該直線摺動用ベアリングは,軌道
台,該軌道台上を摺動する摺動台及び多数の転動体を有
し,摺動台は,金属製の厚肉板と前記厚肉板の下部に設
けられた内面に負荷転動体を転走させる負荷転動体転走
溝を備えた一対の脚部とを一体的に形成したブロック
と,下部に前記無負荷転動体転送溝と連通し無負荷転動
体を転走させる無負荷転動体転走溝と前後両端面に前記
軌道台を受け入れる凹部とを設け前記ブロックの脚部に
外嵌される方環体と,及び上部に前記方環体と連結して
前記無負荷転動体を転走させ前記方環体の無負荷転動体
転走溝と共に無限軌道の無負荷部分を構成する無負荷転
動体転走溝を備えた一対にプレートとを有している。ま
た,方環体は,脚部の外側面に形成された溝に突起を嵌
合して係止固定し,一対のプレートは方環体の四隅のピ
ンに穴を挿入することによって係止固定されたものであ
る。
【0004】また,特許第2775129号明細書に開
示された直動形ガイド装置では,移動ブロックは,みぞ
状の往路が形成された金属製の第2構成部材,転動体循
環路が形成された第1構成部材,及び第1構成部材と第
2構成部材との両端部間に嵌入され一対でなる第3構成
部材から構成されている。
【0005】更に,特許第2936166号明細書に開
示された線運動案内装置は,固定可能なスナップ連結手
段が示され,取付け用のねじを使用しない構成になって
いる。上記線運動案内装置は,キャリッジ部材の両端に
転向板を該転向板の端面からの凸部をキャリッジ部材の
上面にひっかけて係止させたものを,更に,両転向板の
外端面を囲むようにしてなる案内キャリッジ用ケーシン
グに挿入して前記スナップ連結手段で係止固定するもの
になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記の
直線摺動用ベアリングは,小型な直動案内ユニットに適
用したものであるが,ブロックを加工する時にブロック
の厚肉板から脚部が出っ張った構造に構成されている。
また,方環体とプレートとによって無負荷転動体転送溝
即ちリターン路を形成しているので,摺動台が幅広な構
造になっている。摺動台の幅を小さく構成すれば,脚部
の幅が狭くなり,脚部の剛性が不足することになる。更
に,脚部の外側面に形成された溝と方環体に設けられた
突起との係合によって,脚部と方環体とを係止固定して
いるので,方環体の突起の部分を押し広げて脚部の溝に
嵌合する構造に構成されている。
【0007】また,上記のような直動形ガイド装置は,
金属製の第2構成部材が軸方向に断面形状が一定してお
り,加工がやり易いものになっているが,転動体循環路
である復路と反転路とが第1構成部材に主として形成さ
れているので,第1構成部材,第2構成部材及び第3構
成部材を組み立て構成する転動体循環路は,円形トンネ
ル状にならず,反転路はU字状通路に形成され,小さな
転動体を案内するのにガタが発生する可能性があり,転
動体の滑らかな摺動を阻害する可能性がある。更に,各
構成部材は,第2構成部材の両端面に形成されたねじ穴
にねじを螺着することによって固定される構造であるの
で,ねじ加工等が必要になる。
【0008】また,上記のような線運動案内装置は,転
動体循環路である方向転換路とリターン路とがそれぞれ
の構成体,即ち,方向転換路が形成された転向板,リタ
ーン路が形成された案内キャリッジ用ケーシングに分か
れて形成されており,転動体循環路を滑らかに構成し難
い構造となり,全体的に案内キャリッジが複雑な構成の
組立体になる。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,上記
の課題を解決することであり,特に,極小な構造のタイ
プに適用して好ましいものであり,軌道レール上を摺動
移動するスライダを,主としてケーシングと,エンドキ
ャップ部及びカバー部から成る複合部材との2つの構成
部材から構成して部品点数を減少し,両者の固定をねじ
等を用いずに,互いに嵌め合い型の係止部で構成して可
及的に小型に形成することを可能にし,多種のサイズ,
多種の型式に適用することができる直動案内ユニットを
提供することである。
【0010】この発明は,長手方向両側面に第1軌道溝
を備えた軌道レール及び前記軌道レールに跨架して相対
移動し且つ前記第1軌道溝に対応する第2軌道溝を備え
たスライダを有し,前記スライダは,前記第1軌道溝と
前記第2軌道溝とで形成される負荷軌道路,前記負荷軌
道路に一端が連通する方向転換路及び前記方向転換路の
他端が連通するリターン路から構成され且つ転動体が転
送するように組み込まれた無限循環路を備えた直動案内
ユニットにおいて,前記スライダは,前記軌道レールの
上面に対向して平行に延びる上部と前記上部の両側部か
ら前記軌道レールの前記側面に沿ってそれぞれ垂下する
袖部とから成るケーシング,及び前記ケーシングの両端
面側に位置する前記軌道レールに跨架したエンドキャッ
プ部と両前記エンドキャップ部に一体で且つ前記ケーシ
ングの前記袖部の外側面に沿って延びるカバー部とから
成る複合部材から構成され,前記エンドキャップ部は前
記ケーシングの前記両端部に設けた第1係止部にそれぞ
れ嵌め込み式に係止する第2係止部を備えていることを
特徴とする直動案内ユニットに関する。
【0011】前記スライダに設けられた前記リターン路
は,前記ケーシングの前記袖部の前記外側面に形成され
た長手方向に延びる第1凹溝と前記第1凹溝に対向して
前記カバー部の内側面に長手方向に延びる第2凹溝とに
よって構成されている。
【0012】前記ケーシングの前記袖部に形成された前
記第1凹溝は,前記第2軌道溝に平行に延びる断面半円
弧状のリターン路溝である。
【0013】前記ケーシングの前記上部と一方の前記袖
部とが交差する角部には,前記ケーシングに設けた基準
面側を示す凹溝から成る基準マークが設けられている。
【0014】前記ケーシングの前記第1係止部は第1凹
部又は第1凸部であり,前記エンドキャップ部の前記第
2係止部は前記第1凹部に嵌め込み式に係止する第2凸
部又は前記第1凸部に嵌め込み式に係止する第2凹部で
ある。
【0015】前記第1凸部及び前記第2凸部は断面円形
のピンであり,前記第1凹部及び前記第2凹部は断面円
形の穴である。
【0016】前記ケーシングの前記上部は,断面形状が
長手方向に沿って一様に延びているものである。
【0017】前記複合部材は,前記ケーシングが配設さ
れる矩形状枠体に形成されている。
【0018】この直動案内ユニットは,前記複合部材の
前記カバー部を弾性変形させた変形状態で,前記複合部
材の前記エンドキャップ部で前記ケーシングの前記両端
部を抱え込むことによって,前記ケーシングの前記第1
係止部に前記複合部材の前記第2係止部を嵌め込み式に
係合させ,前記複合部材を前記ケーシングに固定するも
のである。
【0019】前記複合部材は,内側の第1エンドキャッ
プ部と該第1エンドキャップ部に一体の第1カバー部か
ら成る第1複合部材と,前記第1複合部材の両端面と下
面とを囲むように配設された外側の第2エンドキャップ
部と該第2エンドキャップ部に一体の第2カバー部から
成る第2複合部材とから構成されている。
【0020】前記第1エンドキャップ部は,前記ケーシ
ングの端面側に位置する第1エンドキャップ上部と前記
ケーシングの端面側に位置する第1エンドキャップ袖部
から構成され,また,前記第2エンドキャップ部は,前
記第1エンドキャップ部の外側端面側に位置する第2エ
ンドキャップ上部と前記第1エンドキャップ部の外側端
面側に位置する第2エンドキャップ袖部から構成されて
いる。
【0021】前記第1カバー部は,前記ケーシングの両
側面に形成されたアンダカット部の壁面側に接して位置
する上部側カバー部を形成し,前記第2カバー部は,前
記第1カバー部の下面側と前記アンダカット部の前記壁
面側に位置する下部側カバー部を形成している。
【0022】前記第1エンドキャップ部の前記第1エン
ドキャップ袖部と前記第2エンドキャップ部の前記第2
エンドキャップ袖部とは,互いに嵌め込み式に係止する
ため,前記第1エンドキャップ袖部には第3係止部が設
けられ,前記第2エンドキャップ袖部には第4係止部が
設けられている。
【0023】前記第3係止部は一対の断面矩形状凸部又
は断面矩形状凹部であり,前記第4係止部は前記第3係
止部に係合する一対の断面矩形状凹部又は断面矩形状凸
部である。
【0024】前記第1複合部材の前記第1エンドキャッ
プ部には前記第2係止部が設けられ且つ前記方向転換路
の上部を形成する上部方向転換路が形成され,前記第1
複合部材の前記第1カバー部には前記第2凹溝の上部を
形成する上側第2凹溝が形成され,また,前記第2複合
部材の前記第2エンドキャップ部には前記方向転換路の
下部を形成する下部方向転換路が形成され,前記第2複
合部材の前記第2カバー部には前記第2凹溝の下部を形
成する下側第2凹溝が形成され,前記リターン路は前記
ケーシングに形成された前記第1凹溝,前記上側第2凹
溝及び前記下側第2凹溝によって構成されている。
【0025】前記ケーシングに形成された前記リターン
路を形成する前記第1凹溝は断面略1/2円弧状溝であ
り,前記第1カバー部に形成された前記上側第2凹溝と
前記第2カバー部に形成された前記下側第2凹溝とは断
面略1/4円弧状溝である。
【0026】前記ケーシングの前記第2軌道溝への前記
第1エンドキャップ部の前記上側方向転換路と前記第2
エンドキャップ部の前記下側方向転換路との接続部に
は,前記無限循環路を転走する前記転動体をすくい上げ
又は送り出すための爪部が形成されている。
【0027】前記第1複合部材の前記第1エンドキャッ
プ部と前記第2複合部材の前記第2エンドキャップ部に
は,互いに位置決めするための位置決め係止部がそれぞ
れ設けられている。
【0028】前記転動体は,ボール又はころである。
【0029】この直動案内ユニットは,上記のように構
成されているので,スライダがケーシング及び第1と第
2複合部材から成り,部品点数を減少させることができ
ると共に,スライダと複合部材との固定が嵌め込み式で
あり,ねじ等を用いていないので構造そのものが簡素化
でき,小型化に対応し易く形成され,しかも位置決め等
が適正であり,摺動運動等に対して高精度に対応でき
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下,図1〜図12を参照して,
この発明による直動案内ユニットの実施例を説明する。
【0031】この直動案内ユニットは,長手方向両側面
11に第1軌道溝12を備えた軌道レール1,及び軌道
レール1に跨架して相対摺動移動し且つ第1軌道溝12
に対応する第2軌道溝14を備えたスライダ2を有す
る。スライダ2は,第1軌道溝12と第2軌道溝14と
で形成される負荷軌道路43,負荷軌道路43に一端が
連通する方向転換路35及び方向転換路35の他端が連
通するリターン路20から構成され且つ転動体13が転
送するように組み込まれた無限循環路17を備えてい
る。転動体13は,ボール又はころを用いることがで
き,それに応じて無限循環路17の形状,例えば,ボー
ルの場合は円形,ころの場合は矩形状の形状に決定すれ
ばよいものである。この実施例では,極小の直動案内ユ
ニットに適用するタイプに構成されているので,軌道レ
ール1に設けた取付け用孔は,ねじ孔26(通常は,ザ
グリ孔)から形成されている。
【0032】スライダ2は,軌道レール1の上面54に
対向して平行に延びる平行部を形成する上部31と上部
31の両側部から軌道レール1の側面11に沿ってそれ
ぞれ垂下する袖部30とから成るケーシング3,及びケ
ーシング3の両端部側に位置する軌道レール1に跨架し
たエンドキャップ部44と両方のエンドキャップ部44
に一体で且つケーシング3の袖部30の外側面50に沿
って延びるカバー部45とから成る複合部材4から構成
されている。ケーシング3の上部31は,断面形状が長
手方向に沿って一様に延びている。複合部材4は,その
収容部56にケーシング3が配設される矩形状の枠体に
形成されている。ケーシング3の袖部30の内側面49
には第2軌道溝14が形成されている。ケーシング3
は,上部31と一対の袖部30によって,断面逆U字状
の下面側凹部29が形成されている。軌道レール1に
は,ケーシング3の逆U宇状の下面側凹部29が跨架す
るように組み立てられる。また,スライダ2におけるケ
ーシング3の上面48には,工作物,機器類等を取り付
けるための取付け用孔のねじ孔27が複数個(図3で
は,2箇所)設けられている。
【0033】この直動案内ユニットにおいて,特に,エ
ンドキャップ部44は,ケーシング3の両端部に設けた
凹部19から成る第1係止部にそれぞれ嵌め込み式に係
止する凸部34の第2係止部を備えている。この実施例
では,凹部19は円形穴に形成され,凸部34は円形ピ
ンに形成され,円形ピンを円形穴に嵌め込んでエンドキ
ャップ部44をケーシング3に固定するように構成され
ている。また,スライダ2に設けられたリターン路20
は,ケーシング3の袖部30の外側面50に形成された
長手方向に延びる第1凹溝21と,第1凹溝21に対向
してカバー部45の内側面55に長手方向に延びる第2
凹溝22,23とから構成されている。
【0034】ケーシング3の袖部30に形成された第1
凹溝21は,第2軌道溝14に平行に延びる断面半円弧
状のリターン路溝を構成しているものである。また,ケ
ーシング3の上部31と一方の袖部30とが交差する角
部には,ケーシング3に設けた上面基準面32と側面基
準面33との基準側を示す凹溝から成る基準マーク28
が設けられている。
【0035】ケーシング3の第1係止部は,凹部19又
は凸部である。図では,第1係止部は,凹部19で示さ
れている。また,エンドキャップ部44の第2係止部
は,凹部19に嵌め込み式に係止する凸部34又は第1
の凸部に嵌め込み式に係止する第2の凹部である。第2
係止部は,図では,凸部34で示されている。更に,第
1と第2の凸部34は断面円形のピンであり,第1と第
2の凹部34は断面円形の穴に形成されている。
【0036】また,複合部材4は,一種の上側カバーを
構成する第1複合部材5と,一種の下側カバーを構成す
る第2複合部材6とから成る。第1複合部材5は,内側
の第1エンドキャップ部7と,第1エンドキャップ部7
に一体の第1カバー部9とから構成され,また,第2複
合部材6は,第1複合部材5の両端面51と下面52と
を囲むように配設された外側の第2エンドキャップ部8
と,第2エンドキャップ部8に一体の第2カバー部10
とから構成されている。第1エンドキャップ部7は,ケ
ーシング3の端面53側に位置する第1エンドキャップ
上部46と,ケーシング3の端面53側に位置する第1
エンドキャップ袖部37とから構成されている。また,
第2エンドキャップ部8は,第1エンドキャップ部7の
外側端面51側に位置する第2エンドキャップ上部47
と,第1エンドキャップ部7の外側端面51側に位置す
る第2エンドキャップ袖部42とから構成されている。
第1エンドキャップ上部46と一対の第1エンドキャッ
プ袖部37とによって,断面逆U字状の下面側凹部24
が形成され,また,第2エンドキャップ上部47と一対
の第2エンドキャップ袖部42とによって,断面逆U字
状の下面側凹部24が形成されている。
【0037】更に,第1カバー部9は,ケーシング3の
両側面50に形成されたアンダカット部25の壁面側に
接して位置する上部側カバー部を形成し,また,第2カ
バー部10は,第1カバー部9の下面52側とアンダカ
ット部25の壁面側に位置する下部側カバー部を形成し
ている。また,第1エンドキャップ部7の第1エンドキ
ャップ袖部37と第2エンドキャップ部8の第2エンド
キャップ袖部42とは,互いに嵌め込み式に係止するた
め,第1エンドキャップ袖部37には第3係止部の凸部
18が設けられ,第2エンドキャップ袖部42には第4
係止部の凹部41が設けられている。第3係止部は,一
対の断面矩形状凸部18,又は図示していないが,断面
矩形状凹部で構成されている。第4係止部は,第3係止
部に係合する一対の断面矩形状凹部41,又は図示して
いないが,断面矩形状凸部で構成されている。凸部18
が矩形状ピンに構成されているので,断面積を大きくし
てピンの剛性を大きく構成することができ,また,他の
凸部との区別を明確にすることができる。
【0038】第1複合部材5の第1エンドキャップ部7
には,第2係止部の凸部34が設けられ,方向転換路3
5の上部を形成する上部方向転換路38が形成され,ま
た,第1複合部材5の第1カバー部9には第2凹溝の上
部を形成する上側第2凹溝22が形成されている。ま
た,第2複合部材6の第2エンドキャップ部8には,方
向転換路35の下部を形成する下部方向転換路39が形
成され,第2複合部材6の第2カバー部10には,第2
凹溝の下部を形成する下側第2凹溝23が形成され,リ
ターン路20は,ケーシング3に形成された第1凹溝2
1,上側第2凹溝22及び下側第2凹溝23によって構
成されている。また,ケーシング3に形成されたリター
ン路20を形成する第1凹溝21は,断面略1/2円弧
状溝であり,また,第1カバー部9に形成された上側第
2凹溝22と第2カバー部10に形成された下側第2凹
溝23とは,断面略1/4円弧状溝に形成されている。
【0039】ケーシング3の第2軌道溝14と第1エン
ドキャップ部7の上側方向転換路38との接続部には,
無限循環路17を転走する転動体13を負荷軌道路43
から方向転換路35へすくい上げ,又は方向転換路35
から負荷軌道路43へ送り出すための上側の爪部15が
形成されている。また,ケーシング3の第2軌道溝14
と第2エンドキャップ部8の下側方向転換路39との接
続部には,無限循環路17を転走する転動体13を負荷
軌道路43から方向転換路35へすくい上げ,又は方向
転換路35から負荷軌道路43へ送り出すための下側の
爪部16が形成されている。上側の爪部15と下側の爪
部16 とが共働して,負荷軌道路43と方向転換路35
との接続部における転動体13の転走をスムースの受け
渡しすることができる。従って,転動体13は,無限循
環路17をスムースに転走することができる。
【0040】また,第1複合部材5の第1エンドキャッ
プ部7と第2複合部材6の第2エンドキャップ部8とに
は,互いに位置決めするための位置決め係止部36,4
0がそれぞれ設けられている。図では,第1複合部材5
の第1エンドキャップ部7に形成された位置決め係止部
は,凹部36に形成され,また,第2複合部材6の第2
エンドキャップ部8に形成された位置決め係止部は,凸
部40に形成されている。この実施例では,凹部36
は,第1エンドキャップ部7の4角に形成され,また,
凸部40は,凹部36に対応して第2エンドキャップ部
8の4角に形成されている。勿論,第1エンドキャップ
部7に凸部を形成し,第2エンドキャップ部8に凹部を
形成してもよいものである。
【0041】複合部材4は,図13に示すように,第1
複合部材5と第2複合部材6との組立てによって形成さ
れ,その組立工程は,図13における符号(A),符号
(B),符号(C)及び符号(D)の順序で行なうこと
ができる。符号(a)の図面は,ケーシング3,第1複
合部材5及び第2複合部材6の側面図が示され,また,
符号(b)の図面は,ケーシング3,第1複合部材5及
び第2複合部材6の正面図が示されている。複合部材4
のケーシング3への組立ては,概して,複合部材4のカ
バー部45を弾性変形させた変形状態で,複合部材4の
エンドキャップ部44でケーシング3の両端部即ち両端
面53を抱え込むことによって,ケーシング3の第1係
止部の凹部19に複合部材4の第2係止部の凸部34を
嵌め込み式に係合させ,複合部材4をケーシング3に固
定することができる。
【0042】まず,ケーシング3に第1複合部材5を取
り付けるため,図13の符号Aに示すように,第1複合
部材5の第1カバー部9を弾性変形させて曲げ,第1複
合部材5の両側に設けた第1エンドキャップ部7にそれ
ぞれ設けた凸部34の間の長さを,ケーシング3の長手
方向長さ以上の長さに拡開し,次いで,図13の符号B
に示すように,ケーシング3のアンダカット部25へ第
1複合部材5を収容させるように配置させ,第1カバー
部9を弾性変形を解除させて凸部34をケーシング3の
両端面53に設けた凹部19に嵌入させる。この時,凸
部34の凹部19への嵌入は,凸部34を凹部19へ押
し込むことになる。凸部34の凹部19への押し込みに
よって,ケーシング3に第1複合部材5が係止固定され
る。
【0043】次に,ケーシング3に組み込まれた第1複
合部材5に第2複合部材6を取り付けるため,図13の
符号Cに示すように,第2複合部材6の第2カバー部1
0を弾性変形させて曲げ,第2複合部材6の両側に設け
た第2エンドキャップ部8の間の長さを,第1複合部材
5の長手方向長さ以上の長さに拡開し,次いで,図13
の符号Dに示すように,第1複合部材5の第1カバー部
9の下面52に第2複合部材6の第2カバー部10を当
接させ,第2カバー部10を弾性変形を解除させて,第
2エンドキャップ部8に設けた凹部41に,第1複合部
材5の第1エンドキャップ部7の端面51に設けた凸部
18を嵌入させる。この時,凸部18の凹部41への嵌
入は,凸部18を凹部41へ押し込むことになる。凸部
18の凹部41への押し込みによって,第1複合部材5
に第2複合部材6が係止固定される。最後に,ケーシン
グ3に対して,第1複合部材5と第2複合部材6を組み
立てることによって,負荷軌道路43,方向転換路35
及びリターン路20から成る無限循環路17へ複数の転
動体13を組み込んでスライダ2を完成させる。
【0044】この直動案内ユニットは,上記実施例で
は,一本の軌道レール1に一個のスライダ2が跨架した
タイプを示しているが,軌道レール1に対して複数のス
ライダを跨架するタイプにも適用できるものである。ま
た,この直動案内ユニットは,上記実施例では,軌道レ
ール1付きになっているが,軌道レール1とスライダ2
とを後で組み立てるタイプにも適用できるものであり,
例えば,軌道レール1がダミーの軌道レールレール付き
のスライダ2にも適用できるものである。また,転動体
13がスライダ2から脱落防止するための保持器や保持
バンドが設けられていないので,スライダ2を軌道レー
ル1に挿入して取り付けるために,スライダ2に転動体
13を装填する時,及び直動案内ユニットを搬送する時
に,軌道レール1の代わりにダミーレール等が使用され
ている。上記実施例では,ケーシング3に対して第1複
合部材5を組み込んで,次いで,第1複合部材5に第2
複合部材6を組み込んだが,この組立て方法の他に,ま
ず,第1複合部材5に第2複合部材6を組み込んで複合
部材4を組み立て,次いで複合部材4をケーシング3に
組み込んでもよいことは勿論である。
【0045】
【発明の効果】この発明による直動案内ユニットは,上
記のように,軌道レール上を摺動移動するスライダをケ
ーシングと,エンドキャップ部及びカバー部から成る複
合部材との2つの構成部材から構成して部品点数を減少
し,両者の固定をねじ等を用いずに,互いに嵌め合い型
の係止部で構成したので,可及的に小型に形成すること
を可能にし,多種のサイズ,多種の型式に適用すること
を可能にし,極小な構造で高精度を要求される機械装置
に適用して好ましいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による直動案内ユニットの一実施例を
示す正面図である。
【図2】図1に示す直動案内ユニットにおけるケーシン
グの端面の半断面図を含んでいる図1の側面図である。
【図3】図1に示す直動案内ユニットの平面図である。
【図4】図1に示す直動案内ユニットにおけるケーシン
グの側面図である。
【図5】図4に示すケーシングの正面図である。
【図6】図1に示す直動案内ユニットにおける第1複合
部材の正面図である。
【図7】図6に示す第1複合部材の下面図である。
【図8】図6に示す第1複合部材の側面図である。
【図9】図1に示す直動案内ユニットにおける第2複合
部材の正面図である。
【図10】図9に示す第2複合部材の平面図である。
【図11】図9に示す第2複合部材の側面図である。
【図12】図1に示す直動案内ユニットにおける第1複
合部材と第2複合部材との組み立てられた状態を示す図
7の第1複合部材と図10の第2複合部材におけるB−
B位置で断面した断面図である。
【図13】図1に示す直動案内ユニットにおけるケーシ
ングへの第1複合部材の組立工程及び第1複合部材への
第2複合部材の組立工程を説明する概略説明図である。
【符号の説明】
1 軌道レール 2 スライダ 3 ケーシング 4 複合部材 5 第1複合部材 6 第2複合部材 7 第1エンドキャップ部 8 第2エンドキャップ部 9 第1カバー部 10 第2カバー部 11 側面 12 第1軌道溝 13 転動体 14 第2軌道溝 15,16 爪部 17 無限循環路 18,34 凸部 19,41 凹部 20 リターン路 21 第1凹溝 22 上側第2凹溝 23 下側第2凹溝 24,29 下面側凹部 25 アンダカット部 28 基準マーク 30 袖部 31 上部 32,33 基準面 35 方向転換路 36,40 位置決め係止部 37 第1エンドキャップ袖部 38 上部方向転換路 39 下部方向転換路 42 第2エンドキャップ袖部 43 負荷軌道路 44 エンドキャップ部 45 カバー部 46 第1エンドキャップ上部 47 第2エンドキャップ上部 48,54 上面 49,55 内側面 50 外側面 51,53 端面 52 下面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年12月4日(2001.12.
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 直動案内ユニット
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,各種ロボット,
半導体製造装置,精密機械,工作機械等の各種機械に適
用される直動案内ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来,直動案内ユニットは,各種ロボッ
ト,半導体製造装置,検査装置,工作機械等の各種の装
置において,往復運動を行う部品に対して高精度,高速
化,小型化等の要求を満たすために組み込まれている。
最近では,直動案内ユニットは,高精度や高速化等の性
能向上に加えてメンテナンスフリーが重視されると共
に,小型即ち極小なタイプのものが使用されるようにな
り,そのため,直動案内ユニットを構成する部材や部品
が小さい構造になり,それらの部品の組立誤差,組立工
数等から部品点数を減らし,一体化したものが要求さ
れ,また,小径な穴,小径なねじ孔等の加工,ねじ固着
等を無くすことが求められるようになった。即ち,直動
案内ユニットは,機械装置において不可欠な重要な機械
要素を構成しており,多種のサイズ,多種型式のものが
使用されている。また,半導体装置,組立装置,各種機
械装置においては,スライダを軌道レール上に軽快に案
内する小型な直動案内ユニットが要望されている。
【0003】従来,無限軌道内における継ぎ目即ち不連
続面の数を減らし,ボールの滑らかな転動を達成すると
共に,小さな部品を減らして組立性を向上させ,安価且
つ短時間に組み立てることができるという直線摺動用ベ
アリングが知られている(例えば,特許第284605
0号明細書参照)。該直線摺動用ベアリングは,軌道
台,該軌道台上を摺動する摺動台及び多数の転動体を有
し,摺動台は,金属製の厚肉板と前記厚肉板の下部に設
けられた内面に負荷転動体を転走させる負荷転動体転走
溝を備えた一対の脚部とを一体的に形成したブロック
と,下部に前記無負荷転動体転溝と連通し無負荷転動
体を転走させる無負荷転動体転走溝と前後両端面に前記
軌道台を受け入れる凹部とを設け前記ブロックの脚部に
外嵌される方環体と,及び上部に前記方環体と連結して
前記無負荷転動体を転走させ前記方環体の無負荷転動体
転走溝と共に無限軌道の無負荷部分を構成する無負荷転
動体転走溝を備えた一対にプレートとを有している。ま
た,方環体は,脚部の外側面に形成された溝に突起を嵌
合して係止固定し,一対のプレートは方環体の四隅のピ
ンに穴を挿入することによって係止固定されたものであ
る。
【0004】また,特許第2775129号明細書に開
示された直動形ガイド装置では,移動ブロックは,みぞ
状の往路が形成された金属製の第2構成部材,転動体循
環路が形成された第1構成部材,及び第1構成部材と第
2構成部材との両端部間に嵌入され一対でなる第3構成
部材から構成されている。
【0005】更に,特許第2936166号明細書に開
示された線運動案内装置は,固定可能なスナップ連結手
段が示され,取付け用のねじを使用しない構成になって
いる。上記線運動案内装置は,キャリッジ部材の両端に
転向板を該転向板の端面からの凸部をキャリッジ部材の
上面にひっかけて係止させたものを,更に,両転向板の
外端面を囲むようにしてなる案内キャリッジ用ケーシン
グに挿入して前記スナップ連結手段で係止固定するもの
になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記の
直線摺動用ベアリングは,小型な直動案内ユニットに適
用したものであるが,ブロックを加工する時にブロック
の厚肉板から脚部が出っ張った構造に構成されている。
また,方環体とプレートとによって無負荷転動体転
即ちリターン路を形成しているので,摺動台が幅広な構
造になっている。摺動台の幅を小さく構成すれば,脚部
の幅が狭くなり,脚部の剛性が不足することになる。更
に,脚部の外側面に形成された溝と方環体に設けられた
突起との係合によって,脚部と方環体とを係止固定して
いるので,方環体の突起の部分を押し広げて脚部の溝に
嵌合する構造に構成されている。
【0007】また,上記のような直動形ガイド装置は,
金属製の第2構成部材が軸方向に断面形状が一定してお
り,加工がやり易いものになっているが,転動体循環路
である復路と反転路とが第1構成部材に主として形成さ
れているので,第1構成部材,第2構成部材及び第3構
成部材を組み立て構成する転動体循環路は,円形トンネ
ル状にならず,反転路はU字状通路に形成され,小さな
転動体を案内するのにガタが発生する可能性があり,転
動体の滑らかな摺動を阻害する可能性がある。更に,各
構成部材は,第2構成部材の両端面に形成されたねじ穴
にねじを螺着することによって固定される構造であるの
で,ねじ加工等が必要になる。
【0008】また,上記のような線運動案内装置は,転
動体循環路である方向転換路とリターン路とがそれぞれ
の構成体,即ち,方向転換路が形成された転向板,リタ
ーン路が形成された案内キャリッジ用ケーシングに分か
れて形成されており,転動体循環路を滑らかに構成し難
い構造となり,全体的に案内キャリッジが複雑な構成の
組立体になる。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,上記
の課題を解決することであり,特に,極小な構造のタイ
プに適用して好ましいものであり,軌道レール上を摺動
移動するスライダを,主としてケーシングと,エンドキ
ャップ部及びカバー部から成る複合部材との2つの構成
部材から構成して部品点数を減少し,両者の固定をねじ
等を用いずに,互いに嵌め合い型の係止部で構成して可
及的に小型に形成することを可能にし,多種のサイズ,
多種の型式に適用することができる直動案内ユニットを
提供することである。
【0010】この発明は,長手方向両側面に第1軌道溝
を備えた軌道レール及び前記軌道レールに跨架して相対
移動し且つ前記第1軌道溝に対応する第2軌道溝を備え
たスライダを有し,前記スライダは,前記第1軌道溝と
前記第2軌道溝とで形成される負荷軌道路,前記負荷軌
道路に一端が連通する方向転換路及び前記方向転換路の
他端が連通するリターン路から構成され且つ転動体が転
するように組み込まれた無限循環路を備えた直動案内
ユニットにおいて,前記スライダは,前記軌道レールの
上面に対向して平行に延びる上部と前記上部の両側部か
ら前記軌道レールの前記側面に沿ってそれぞれ垂下する
袖部とから成るケーシング,及び前記ケーシングの両端
面側に位置する前記軌道レールに跨架したエンドキャッ
プ部と両前記エンドキャップ部に一体で且つ前記ケーシ
ングの前記袖部の外側面に沿って延びるカバー部とから
成る複合部材から構成され,前記エンドキャップ部は前
記ケーシングの前記両端部に設けた第1係止部にそれぞ
れ嵌め込み式に係止する第2係止部を備えていることを
特徴とする直動案内ユニットに関する。
【0011】前記スライダに設けられた前記リターン路
は,前記ケーシングの前記袖部の前記外側面に形成され
た長手方向に延びる第1凹溝と前記第1凹溝に対向して
前記カバー部の内側面に長手方向に延びる第2凹溝とに
よって構成されている。
【0012】前記ケーシングの前記袖部に形成された前
記第1凹溝は,前記第2軌道溝に平行に延びる断面半円
弧状のリターン路溝である。
【0013】前記ケーシングの前記上部と一方の前記袖
部とが交差する角部には,前記ケーシングに設けた基準
面側を示す凹溝から成る基準マークが設けられている。
【0014】前記ケーシングの前記第1係止部は第1凹
部又は第1凸部であり,前記エンドキャップ部の前記第
2係止部は前記第1凹部に嵌め込み式に係止する第2凸
部又は前記第1凸部に嵌め込み式に係止する第2凹部で
ある。
【0015】前記第1凸部及び前記第2凸部は断面円形
のピンであり,前記第1凹部及び前記第2凹部は断面円
形の穴である。
【0016】前記ケーシングの前記上部は,断面形状が
長手方向に沿って一様に延びているものである。
【0017】前記複合部材は,前記ケーシングが配設さ
れる矩形状枠体に形成されている。
【0018】この直動案内ユニットは,前記複合部材の
前記カバー部を弾性変形させた変形状態で,前記複合部
材の前記エンドキャップ部で前記ケーシングの前記両端
部を抱え込むことによって,前記ケーシングの前記第1
係止部に前記複合部材の前記第2係止部を嵌め込み式に
係合させ,前記複合部材を前記ケーシングに固定するも
のである。
【0019】前記複合部材は,内側の第1エンドキャッ
プ部と該第1エンドキャップ部に一体の第1カバー部か
ら成る第1複合部材と,前記第1複合部材の両端面と下
面とを囲むように配設された外側の第2エンドキャップ
部と該第2エンドキャップ部に一体の第2カバー部から
成る第2複合部材とから構成されている。
【0020】前記第1エンドキャップ部は,前記ケーシ
ングの端面側に位置する第1エンドキャップ上部と前記
ケーシングの端面側に位置する第1エンドキャップ袖部
から構成され,また,前記第2エンドキャップ部は,前
記第1エンドキャップ部の外側端面側に位置する第2エ
ンドキャップ上部と前記第1エンドキャップ部の外側端
面側に位置する第2エンドキャップ袖部から構成されて
いる。
【0021】前記第1カバー部は,前記ケーシングの両
側面に形成されたアンダカット部の壁面側に接して位置
する上部側カバー部を形成し,前記第2カバー部は,前
記第1カバー部の下面側と前記アンダカット部の前記壁
面側に位置する下部側カバー部を形成している。
【0022】前記第1エンドキャップ部の前記第1エン
ドキャップ袖部と前記第2エンドキャップ部の前記第2
エンドキャップ袖部とは,互いに嵌め込み式に係止する
ため,前記第1エンドキャップ袖部には第3係止部が設
けられ,前記第2エンドキャップ袖部には第4係止部が
設けられている。
【0023】前記第3係止部は一対の断面矩形状凸部又
は断面矩形状凹部であり,前記第4係止部は前記第3係
止部に係合する一対の断面矩形状凹部又は断面矩形状凸
部である。
【0024】前記第1複合部材の前記第1エンドキャッ
プ部には前記第2係止部が設けられ且つ前記方向転換路
の上部を形成する上部方向転換路が形成され,前記第1
複合部材の前記第1カバー部には前記第2凹溝の上部を
形成する上側第2凹溝が形成され,また,前記第2複合
部材の前記第2エンドキャップ部には前記方向転換路の
下部を形成する下部方向転換路が形成され,前記第2複
合部材の前記第2カバー部には前記第2凹溝の下部を形
成する下側第2凹溝が形成され,前記リターン路は前記
ケーシングに形成された前記第1凹溝,前記上側第2凹
溝及び前記下側第2凹溝によって構成されている。
【0025】前記ケーシングに形成された前記リターン
路を形成する前記第1凹溝は断面略1/2円弧状溝であ
り,前記第1カバー部に形成された前記上側第2凹溝と
前記第2カバー部に形成された前記下側第2凹溝とは断
面略1/4円弧状溝である。
【0026】前記ケーシングの前記第2軌道溝への前記
第1エンドキャップ部の前記上側方向転換路と前記第2
エンドキャップ部の前記下側方向転換路との接続部に
は,前記無限循環路を転走する前記転動体をすくい上げ
又は送り出すための爪部が形成されている。
【0027】前記第1複合部材の前記第1エンドキャッ
プ部と前記第2複合部材の前記第2エンドキャップ部に
は,互いに位置決めするための位置決め係止部がそれぞ
れ設けられている。
【0028】前記転動体は,ボール又はころである。
【0029】この直動案内ユニットは,上記のように構
成されているので,スライダがケーシング及び第1と第
2複合部材から成り,部品点数を減少させることができ
ると共に,スライダと複合部材との固定が嵌め込み式で
あり,ねじ等を用いていないので構造そのものが簡素化
でき,小型化に対応し易く形成され,しかも位置決め等
が適正であり,摺動運動等に対して高精度に対応でき
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下,図1〜図12を参照して,
この発明による直動案内ユニットの実施例を説明する。
【0031】この直動案内ユニットは,長手方向両側面
11に第1軌道溝12を備えた軌道レール1,及び軌道
レール1に跨架して相対摺動移動し且つ第1軌道溝12
に対応する第2軌道溝14を備えたスライダ2を有す
る。スライダ2は,第1軌道溝12と第2軌道溝14と
で形成される負荷軌道路43,負荷軌道路43に一端が
連通する方向転換路35及び方向転換路35の他端が連
通するリターン路20から構成され且つ転動体13が転
するように組み込まれた無限循環路17を備えてい
る。転動体13は,ボール又はころを用いることがで
き,それに応じて無限循環路17の形状,例えば,ボー
ルの場合は円形,ころの場合は矩形状の形状に決定すれ
ばよいものである。この実施例では,極小の直動案内ユ
ニットに適用するタイプに構成されているので,軌道レ
ール1に設けた取付け用孔は,ねじ孔26(通常は,ザ
グリ孔)から形成されている。
【0032】スライダ2は,軌道レール1の上面54に
対向して平行に延びる平行部を形成する上部31と上部
31の両側部から軌道レール1の側面11に沿ってそれ
ぞれ垂下する袖部30とから成るケーシング3,及びケ
ーシング3の両端部側に位置する軌道レール1に跨架し
たエンドキャップ部44と両方のエンドキャップ部44
に一体で且つケーシング3の袖部30の外側面50に沿
って延びるカバー部45とから成る複合部材4から構成
されている。ケーシング3の上部31は,断面形状が長
手方向に沿って一様に延びている。複合部材4は,その
収容部56にケーシング3が配設される矩形状の枠体に
形成されている。ケーシング3の袖部30の内側面49
には第2軌道溝14が形成されている。ケーシング3
は,上部31と一対の袖部30によって,断面逆U字状
の下面側凹部29が形成されている。軌道レール1に
は,ケーシング3の逆U状の下面側凹部29が跨架す
るように組み立てられる。また,スライダ2におけるケ
ーシング3の上面48には,工作物,機器類等を取り付
けるための取付け用孔のねじ孔27が複数個(図3で
は,2箇所)設けられている。
【0033】この直動案内ユニットにおいて,特に,エ
ンドキャップ部44は,ケーシング3の両端部に設けた
凹部19から成る第1係止部にそれぞれ嵌め込み式に係
止する凸部34の第2係止部を備えている。この実施例
では,凹部19は円形穴に形成され,凸部34は円形ピ
ンに形成され,円形ピンを円形穴に嵌め込んでエンドキ
ャップ部44をケーシング3に固定するように構成され
ている。また,スライダ2に設けられたリターン路20
は,ケーシング3の袖部30の外側面50に形成された
長手方向に延びる第1凹溝21と,第1凹溝21に対向
してカバー部45の内側面55に長手方向に延びる第2
凹溝22,23とから構成されている。
【0034】ケーシング3の袖部30に形成された第1
凹溝21は,第2軌道溝14に平行に延びる断面半円弧
状のリターン路溝を構成しているものである。また,ケ
ーシング3の上部31と一方の袖部30とが交差する角
部には,ケーシング3に設けた上面基準面32と側面基
準面33との基準側を示す凹溝から成る基準マーク28
が設けられている。
【0035】ケーシング3の第1係止部は,凹部19
(第1凹部)又は凸部(第1凸部)に形成されている。
図12と図13に示す例では,ケーシング3の第1係止
部は,凹部19に形成された形状が示されている。ま
た,エンドキャップ部44の第2係止部は,図6,図
7,図12及び図13に示す例では,凹部19に嵌め込
み式に係止する凸部34(第2凸部)に形成された形状
が示されている。或いは,図示していないが,ケーシン
グ3の第1係止部を凸部(第1凸部)に形成した場合に
は,エンドキャップ部44の第2係止部は,第1係止部
を凸部に嵌め込み式に係止する凹部(第2凹部)に形成
されることになる。図示の例では,凸部34は断面円形
のピンに形成され,また,凹部19は断面円形の穴に形
成されている。
【0036】また,複合部材4は,一種の上側カバーを
構成する第1複合部材5と,一種の下側カバーを構成す
る第2複合部材6とから成る。第1複合部材5は,内側
の第1エンドキャップ部7と,第1エンドキャップ部7
に一体の第1カバー部9とから構成され,また,第2複
合部材6は,第1複合部材5の両端面51と下面52と
を囲むように配設された外側の第2エンドキャップ部8
と,第2エンドキャップ部8に一体の第2カバー部10
とから構成されている。第1エンドキャップ部7は,ケ
ーシング3の端面53側に位置する第1エンドキャップ
上部46と,ケーシング3の端面53側に位置する第1
エンドキャップ袖部37とから構成されている。また,
第2エンドキャップ部8は,第1エンドキャップ部7の
外側端面51側に位置する第2エンドキャップ上部47
と,第1エンドキャップ部7の外側端面51側に位置す
る第2エンドキャップ袖部42とから構成されている。
第1エンドキャップ上部46と一対の第1エンドキャッ
プ袖部37とによって,断面逆U字状の下面側凹部24
が形成され,また,第2エンドキャップ上部47と一対
の第2エンドキャップ袖部42とによって,断面逆U字
状の下面側凹部24が形成されている。
【0037】更に,第1カバー部9は,ケーシング3の
両側面50に形成されたアンダカット部25の壁面側に
接して位置する上部側カバー部を形成し,また,第2カ
バー部10は,第1カバー部9の下面52側とアンダカ
ット部25の壁面側に位置する下部側カバー部を形成し
ている。また,第1エンドキャップ部7の第1エンドキ
ャップ袖部37と第2エンドキャップ部8の第2エンド
キャップ袖部42とは,互いに嵌め込み式に係止するた
め,第1エンドキャップ袖部37には第3係止部の凸部
18が設けられ,第2エンドキャップ袖部42には第4
係止部の凹部41が設けられている。第3係止部は,一
対の断面矩形状凸部18,又は図示していないが,断面
矩形状凹部で構成されている。第4係止部は,第3係止
部に係合する一対の断面矩形状凹部41,又は図示して
いないが,断面矩形状凸部で構成されている。凸部18
が矩形状ピンに構成されているので,断面積を大きくし
てピンの剛性を大きく構成することができ,また,他の
凸部との区別を明確にすることができる。
【0038】第1複合部材5の第1エンドキャップ部7
には,第2係止部の凸部34が設けられ,方向転換路3
5の上部を形成する上部方向転換路38が形成され,ま
た,第1複合部材5の第1カバー部9には第2凹溝の上
部を形成する上側第2凹溝22が形成されている。ま
た,第2複合部材6の第2エンドキャップ部8には,方
向転換路35の下部を形成する下部方向転換路39が形
成され,第2複合部材6の第2カバー部10には,第2
凹溝の下部を形成する下側第2凹溝23が形成され,リ
ターン路20は,ケーシング3に形成された第1凹溝2
1,上側第2凹溝22及び下側第2凹溝23によって構
成されている。また,ケーシング3に形成されたリター
ン路20を形成する第1凹溝21は,断面略1/2円弧
状溝であり,また,第1カバー部9に形成された上側第
2凹溝22と第2カバー部10に形成された下側第2凹
溝23とは,断面略1/4円弧状溝に形成されている。
【0039】ケーシング3の第2軌道溝14と第1エン
ドキャップ部7の上側方向転換路38との接続部には,
無限循環路17を転走する転動体13を負荷軌道路43
から方向転換路35へすくい上げ,又は方向転換路35
から負荷軌道路43へ送り出すための上側の爪部15が
形成されている。また,ケーシング3の第2軌道溝14
と第2エンドキャップ部8の下側方向転換路39との接
続部には,無限循環路17を転走する転動体13を負荷
軌道路43から方向転換路35へすくい上げ,又は方向
転換路35から負荷軌道路43へ送り出すための下側の
爪部16が形成されている。上側の爪部15と下側の爪
部16 とが共働して,負荷軌道路43と方向転換路35
との接続部における転動体13の転走をスムース受け
渡しすることができる。従って,転動体13は,無限循
環路17をスムースに転走することができる。
【0040】また,第1複合部材5の第1エンドキャッ
プ部7と第2複合部材6の第2エンドキャップ部8とに
は,互いに位置決めするための位置決め係止部36,4
0がそれぞれ設けられている。図では,第1複合部材5
の第1エンドキャップ部7に形成された位置決め係止部
は,凹部36に形成され,また,第2複合部材6の第2
エンドキャップ部8に形成された位置決め係止部は,凸
部40に形成されている。この実施例では,凹部36
は,第1エンドキャップ部7の4角に形成され,また,
凸部40は,凹部36に対応して第2エンドキャップ部
8の4角に形成されている。勿論,第1エンドキャップ
部7に凸部を形成し,第2エンドキャップ部8に凹部を
形成してもよいものである。
【0041】複合部材4は,図13に示すように,第1
複合部材5と第2複合部材6との組立てによって形成さ
れ,その組立工程は,図13における符号(A),符号
(B),符号(C)及び符号(D)の順序で行なうこと
ができる。符号(a)の図面は,ケーシング3,第1複
合部材5及び第2複合部材6の側面図が示され,また,
符号(b)の図面は,ケーシング3,第1複合部材5及
び第2複合部材6の正面図が示されている。複合部材4
のケーシング3への組立ては,概して,複合部材4のカ
バー部45を弾性変形させた変形状態で,複合部材4の
エンドキャップ部44でケーシング3の両端部即ち両端
面53を抱え込むことによって,ケーシング3の第1係
止部の凹部19に複合部材4の第2係止部の凸部34を
嵌め込み式に係合させ,複合部材4をケーシング3に固
定することができる。
【0042】まず,ケーシング3に第1複合部材5を取
り付けるため,図13の符号Aに示すように,第1複合
部材5の第1カバー部9を弾性変形させて曲げ,第1複
合部材5の両側に設けた第1エンドキャップ部7にそれ
ぞれ設けた凸部34の間の長さを,ケーシング3の長手
方向長さ以上の長さに拡開し,次いで,図13の符号B
に示すように,ケーシング3のアンダカット部25へ第
1複合部材5を収容させるように配置させ,第1カバー
部9を弾性変形を解除させて凸部34をケーシング3の
両端面53に設けた凹部19に嵌入させる。この時,凸
部34の凹部19への嵌入は,凸部34を凹部19へ押
し込むことになる。凸部34の凹部19への押し込みに
よって,ケーシング3に第1複合部材5が係止固定され
る。
【0043】次に,ケーシング3に組み込まれた第1複
合部材5に第2複合部材6を取り付けるため,図13の
符号Cに示すように,第2複合部材6の第2カバー部1
0を弾性変形させて曲げ,第2複合部材6の両側に設け
た第2エンドキャップ部8の間の長さを,第1複合部材
5の長手方向長さ以上の長さに拡開し,次いで,図13
の符号Dに示すように,第1複合部材5の第1カバー部
9の下面52に第2複合部材6の第2カバー部10を当
接させ,第2カバー部10を弾性変形を解除させて,第
2エンドキャップ部8に設けた凹部41に,第1複合部
材5の第1エンドキャップ部7の端面51に設けた凸部
18を嵌入させる。この時,凸部18の凹部41への嵌
入は,凸部18を凹部41へ押し込むことになる。凸部
18の凹部41への押し込みによって,第1複合部材5
に第2複合部材6が係止固定される。最後に,ケーシン
グ3に対して,第1複合部材5と第2複合部材6を組み
立てることによって,負荷軌道路43,方向転換路35
及びリターン路20から成る無限循環路17へ複数の転
動体13を組み込んでスライダ2を完成させる。
【0044】この直動案内ユニットは,上記実施例で
は,一本の軌道レール1に一個のスライダ2が跨架した
タイプを示しているが,軌道レール1に対して複数のス
ライダを跨架するタイプにも適用できるものである。ま
た,この直動案内ユニットは,上記実施例では,軌道レ
ール1付きになっているが,軌道レール1とスライダ2
とを後で組み立てるタイプにも適用できるものであり,
例えば,軌道レール1がダミーの軌道レール付きのスラ
イダ2にも適用できるものである。また,転動体13が
スライダ2から脱落防止するための保持器や保持バンド
が設けられていないので,スライダ2を軌道レール1に
挿入して取り付けるために,スライダ2に転動体13を
装填する時,及び直動案内ユニットを搬送する時に,軌
道レール1の代わりにダミーレール等が使用されてい
る。上記実施例では,ケーシング3に対して第1複合部
材5を組み込んで,次いで,第1複合部材5に第2複合
部材6を組み込んだが,この組立て方法の他に,まず,
第1複合部材5に第2複合部材6を組み込んで複合部材
4を組み立て,次いで複合部材4をケーシング3に組み
込んでもよいことは勿論である。
【0045】
【発明の効果】この発明による直動案内ユニットは,上
記のように,軌道レール上を摺動移動するスライダをケ
ーシングと,エンドキャップ部及びカバー部から成る複
合部材との2つの構成部材から構成して部品点数を減少
し,両者の固定をねじ等を用いずに,互いに嵌め合い型
の係止部で構成したので,可及的に小型に形成すること
を可能にし,多種のサイズ,多種の型式に適用すること
を可能にし,極小な構造で高精度を要求される機械装置
に適用して好ましいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による直動案内ユニットの一実施例を
示す正面図である。
【図2】図1に示す直動案内ユニットにおけるケーシン
グの端面の半断面図を含んでいる図1の側面図である。
【図3】図1に示す直動案内ユニットの平面図である。
【図4】図1に示す直動案内ユニットにおけるケーシン
グの側面図である。
【図5】図4に示すケーシングの正面図である。
【図6】図1に示す直動案内ユニットにおける第1複合
部材の正面図である。
【図7】図6に示す第1複合部材の下面図である。
【図8】図6に示す第1複合部材の側面図である。
【図9】図1に示す直動案内ユニットにおける第2複合
部材の正面図である。
【図10】図9に示す第2複合部材の平面図である。
【図11】図9に示す第2複合部材の側面図である。
【図12】図1に示す直動案内ユニットにおける第1複
合部材と第2複合部材との組み立てられた状態を示す図
7の第1複合部材と図10の第2複合部材における
位置で断面した断面図である。
【図13】図1に示す直動案内ユニットにおけるケーシ
ングへの第1複合部材の組立工程及び第1複合部材への
第2複合部材の組立工程を説明する概略説明図である。
【符号の説明】 1 軌道レール 2 スライダ 3 ケーシング 4 複合部材 5 第1複合部材 6 第2複合部材 7 第1エンドキャップ部 8 第2エンドキャップ部 9 第1カバー部 10 第2カバー部 11 側面 12 第1軌道溝 13 転動体 14 第2軌道溝 15,16 爪部 17 無限循環路 18,34 凸部 19,41 凹部 20 リターン路 21 第1凹溝 22 上側第2凹溝 23 下側第2凹溝 24,29 下面側凹部 25 アンダカット部 28 基準マーク 30 袖部 31 上部 32,33 基準面 35 方向転換路 36,40 位置決め係止部 37 第1エンドキャップ袖部 38 上部方向転換路 39 下部方向転換路 42 第2エンドキャップ袖部 43 負荷軌道路 44 エンドキャップ部 45 カバー部 46 第1エンドキャップ上部 47 第2エンドキャップ上部 48,54 上面 49,55 内側面 50 外側面 51,53 端面 52 下面
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年12月10日(2001.12.
10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向両側面に第1軌道溝を備えた軌
    道レール及び前記軌道レールに跨架して相対移動し且つ
    前記第1軌道溝に対応する第2軌道溝を備えたスライダ
    を有し,前記スライダは,前記第1軌道溝と前記第2軌
    道溝とで形成される負荷軌道路,前記負荷軌道路に一端
    が連通する方向転換路及び前記方向転換路の他端が連通
    するリターン路から構成され且つ転動体が転送するよう
    に組み込まれた無限循環路を備えた直動案内ユニットに
    おいて,前記スライダは,前記軌道レールの上面に対向
    して平行に延びる上部と前記上部の両側部から前記軌道
    レールの前記側面に沿ってそれぞれ垂下する袖部とから
    成るケーシング,及び前記ケーシングの両端面側に位置
    する前記軌道レールに跨架したエンドキャップ部と両前
    記エンドキャップ部に一体で且つ前記ケーシングの前記
    袖部の外側面に沿って延びるカバー部とから成る複合部
    材から構成され,前記エンドキャップ部は前記ケーシン
    グの前記両端部に設けた第1係止部にそれぞれ嵌め込み
    式に係止する第2係止部を備えていることを特徴とする
    直動案内ユニット。
  2. 【請求項2】 前記スライダに設けられた前記リターン
    路は,前記ケーシングの前記袖部の前記外側面に形成さ
    れた長手方向に延びる第1凹溝と前記第1凹溝に対向し
    て前記カバー部の内側面に長手方向に延びる第2凹溝と
    によって構成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の直動案内ユニット。
  3. 【請求項3】 前記ケーシングの前記袖部に形成された
    前記第1凹溝は,前記第2軌道溝に平行に延びる断面半
    円弧状のリターン路溝であることを特徴とする請求項2
    に記載の直動案内ユニット。
  4. 【請求項4】 前記ケーシングの前記上部と一方の前記
    袖部とが交差する角部には,前記ケーシングに設けた基
    準面側を示す凹溝から成る基準マークが設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の直動案内ユニット。
  5. 【請求項5】 前記ケーシングの前記第1係止部は第1
    凹部又は第1凸部であり,前記エンドキャップ部の前記
    第2係止部は前記第1凹部に嵌め込み式に係止する第2
    凸部又は前記第1凸部に嵌め込み式に係止する第2凹部
    であることを特徴とする請求項1に記載の直動案内ユニ
    ット。
  6. 【請求項6】 前記第1凸部及び前記第2凸部は断面円
    形のピンであり,前記第1凹部及び前記第2凹部は断面
    円形の穴であることを特徴とする請求項5に記載の直動
    案内ユニット。
  7. 【請求項7】 前記ケーシングの前記上部は,断面形状
    が長手方向に沿って一様に延びていることを特徴とする
    請求項1に記載の直動案内ユニット。
  8. 【請求項8】 前記複合部材は,前記ケーシングが配設
    される矩形状の枠体に形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の直動案内ユニット。
  9. 【請求項9】 前記複合部材の前記カバー部を弾性変形
    させた変形状態で,前記複合部材の前記エンドキャップ
    部で前記ケーシングの前記両端部を抱え込むことによっ
    て,前記ケーシングの前記第1係止部に前記複合部材の
    前記第2係止部を嵌め込み式に係合させ,前記複合部材
    を前記ケーシングに固定することを特徴とする請求項1
    に記載の直動案内ユニット。
  10. 【請求項10】 前記複合部材は,内側の第1エンドキ
    ャップ部と該第1エンドキャップ部に一体の第1カバー
    部から成る第1複合部材と,前記第1複合部材の両端面
    と下面とを囲むように配設された外側の第2エンドキャ
    ップ部と該第2エンドキャップ部に一体の第2カバー部
    から成る第2複合部材とから構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の直動案内ユニット。
  11. 【請求項11】 前記第1エンドキャップ部は前記ケー
    シングの端面側に位置する第1エンドキャップ上部と前
    記ケーシングの端面側に位置する第1エンドキャップ袖
    部から構成され,また,前記第2エンドキャップ部は前
    記第1エンドキャップ部の外側端面側に位置する第2エ
    ンドキャップ上部と前記第1エンドキャップ部の外側端
    面側に位置する第2エンドキャップ袖部から構成されて
    いることを特徴とする請求項10に記載の直動案内ユニ
    ット。
  12. 【請求項12】 前記第1カバー部は前記ケーシングの
    両側面に形成されたアンダカット部の壁面側に接して位
    置する上部側カバー部を形成し,前記第2カバー部は前
    記第1カバー部の下面側と前記アンダカット部の前記壁
    面側に位置する下部側カバー部を形成していることを特
    徴とする請求項10に記載の直動案内ユニット。
  13. 【請求項13】 前記第1エンドキャップ部の前記第1
    エンドキャップ袖部と前記第2エンドキャップ部の前記
    第2エンドキャップ袖部とは,互いに嵌め込み式に係止
    するため,前記第1エンドキャップ袖部には第3係止部
    が設けられ,前記第2エンドキャップ袖部には第4係止
    部が設けられていることを特徴とする請求項11に記載
    の直動案内ユニット。
  14. 【請求項14】 前記第3係止部は一対の断面矩形状凸
    部又は断面矩形状凹部であり,前記第4係止部は前記第
    3係止部に係合する一対の断面矩形状凹部又は断面矩形
    状凸部であることを特徴とする請求項13に記載の直動
    案内ユニット。
  15. 【請求項15】 前記第1複合部材の前記第1エンドキ
    ャップ部には前記第2係止部が設けられ且つ前記方向転
    換路の上部を形成する上部方向転換路が形成され,前記
    第1複合部材の前記第1カバー部には前記第2凹溝の上
    部を形成する上側第2凹溝が形成され,また,前記第2
    複合部材の前記第2エンドキャップ部には前記方向転換
    路の下部を形成する下部方向転換路が形成され,前記第
    2複合部材の前記第2カバー部には前記第2凹溝の下部
    を形成する下側第2凹溝が形成され,前記リターン路は
    前記ケーシングに形成された前記第1凹溝,前記上側第
    2凹溝及び前記下側第2凹溝によって構成されているこ
    とを特徴とする請求項10に記載の直動案内ユニット。
  16. 【請求項16】 前記ケーシングに形成された前記リタ
    ーン路を形成する前記第1凹溝は断面略1/2円弧状溝
    であり,前記第1カバー部に形成された前記上側第2凹
    溝と前記第2カバー部に形成された前記下側第2凹溝と
    は断面略1/4円弧状溝であることを特徴とする請求項
    15に記載の直動案内ユニット。
  17. 【請求項17】 前記ケーシングの前記第2軌道溝への
    前記第1エンドキャップ部の前記上側方向転換路と前記
    第2エンドキャップ部の前記下側方向転換路との接続部
    には,前記無限循環路を転走する前記転動体をすくい上
    げ又は送り出すための爪部が形成されていることを特徴
    とする請求項15に記載の直動案内ユニット。
  18. 【請求項18】 前記第1複合部材の前記第1エンドキ
    ャップ部と前記第2複合部材の前記第2エンドキャップ
    部には,互いに位置決めするための位置決め係止部がそ
    れぞれ設けられていることを特徴とする請求項10に記
    載の直動案内ユニット。
  19. 【請求項19】 前記転動体は,ボール又はころである
    ことを特徴とする請求項1に記載の直動案内ユニット。
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