JP3292412B2 - チャッキングプレート取付け方法 - Google Patents
チャッキングプレート取付け方法Info
- Publication number
- JP3292412B2 JP3292412B2 JP25509593A JP25509593A JP3292412B2 JP 3292412 B2 JP3292412 B2 JP 3292412B2 JP 25509593 A JP25509593 A JP 25509593A JP 25509593 A JP25509593 A JP 25509593A JP 3292412 B2 JP3292412 B2 JP 3292412B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chucking plate
- central portion
- steel pipe
- pipe end
- pipe pile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼管杭を吊り上げると
きのハンドリング性向上や、搬送時および保管時におけ
る管端部の変形防止を目的として、その管端部に装着さ
れるチャッキングプレートの取付け方法に関する。
きのハンドリング性向上や、搬送時および保管時におけ
る管端部の変形防止を目的として、その管端部に装着さ
れるチャッキングプレートの取付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼管杭においては、搬送時および保管時
に管端部が変形するのを防止し、且つ、クレーンによる
吊り上げを容易にするために、出荷前に、管端部にチャ
ッキングプレートが装着される。チャッキングプレート
を取付けた鋼管杭の管端部形状を図1に示す。
に管端部が変形するのを防止し、且つ、クレーンによる
吊り上げを容易にするために、出荷前に、管端部にチャ
ッキングプレートが装着される。チャッキングプレート
を取付けた鋼管杭の管端部形状を図1に示す。
【0003】鋼管杭10は、大径管からなる本体11
と、その相対向する外面に取付けた耳部12,12とか
らなる。チャッキングプレート20は、耳部12,12
間に位置し且つ管端から先端部を突出させて、本体11
の端部内に溶接により取付けられる。
と、その相対向する外面に取付けた耳部12,12とか
らなる。チャッキングプレート20は、耳部12,12
間に位置し且つ管端から先端部を突出させて、本体11
の端部内に溶接により取付けられる。
【0004】鋼管杭10を施工現場に運び、所定位置に
吊り降ろすと、その上端部に取付けられているチャッキ
ングプレート10を切断除去する。これは、下杭の上端
部に取付けられているチャッキングプレートが、上杭の
下端部に取付けられているチャッキングプレートと干渉
するを避けるためである。
吊り降ろすと、その上端部に取付けられているチャッキ
ングプレート10を切断除去する。これは、下杭の上端
部に取付けられているチャッキングプレートが、上杭の
下端部に取付けられているチャッキングプレートと干渉
するを避けるためである。
【0005】ところが、チャッキングプレート20を除
去すると、残留応力により管端部が変形し、施工現場で
管端部を真円矯正することが必要になる。
去すると、残留応力により管端部が変形し、施工現場で
管端部を真円矯正することが必要になる。
【0006】そこで、出荷前に、鋼管杭10の管端部に
取付けたチャッキングプレート20の中央部を一旦除去
し、管端部を真円矯正した後に、その中央部を再び元の
空間に嵌合溶接して、現場での管端矯正を不要にするこ
とが行われている。この一連の作業を図2の〜に示
す。
取付けたチャッキングプレート20の中央部を一旦除去
し、管端部を真円矯正した後に、その中央部を再び元の
空間に嵌合溶接して、現場での管端矯正を不要にするこ
とが行われている。この一連の作業を図2の〜に示
す。
【0007】 鋼管杭10の管端部にチャッキングプ
レート20を取り付ける。 鋼管杭10の管軸に平行な一対の直線に沿って、チ
ャッキングプレート20の中央部を切断除去する。 管端部を矯正する。 除去した中央部21を元の空間22に嵌め込んで溶
接する。
レート20を取り付ける。 鋼管杭10の管軸に平行な一対の直線に沿って、チ
ャッキングプレート20の中央部を切断除去する。 管端部を矯正する。 除去した中央部21を元の空間22に嵌め込んで溶
接する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような方法でチャ
ッキングプレート20を取付けると、施工現場でチャッ
キングプレート20を除去しても、管端部の変形が少な
く、施工現場での管端矯正が不要になる。
ッキングプレート20を取付けると、施工現場でチャッ
キングプレート20を除去しても、管端部の変形が少な
く、施工現場での管端矯正が不要になる。
【0009】しかし、工場でのプレート取付けにおいて
は、チャッキングプレート20の中央部を除去した後に
管端部を矯正するため、空間22の幅が変わる。そのた
め、中央部21が空間22に合致せず、中央部21の再
加工等を余儀なくされる場合が多い。従って、チャッキ
ングプレート20の取付けに手間がかかっていた。
は、チャッキングプレート20の中央部を除去した後に
管端部を矯正するため、空間22の幅が変わる。そのた
め、中央部21が空間22に合致せず、中央部21の再
加工等を余儀なくされる場合が多い。従って、チャッキ
ングプレート20の取付けに手間がかかっていた。
【0010】本発明の目的は、切断除去したチャッキン
グプレートの中央部を再加工することなく元の空間に確
実に嵌合させることができる高能率なチャッキングプレ
ート取付け方法を提供することにある。
グプレートの中央部を再加工することなく元の空間に確
実に嵌合させることができる高能率なチャッキングプレ
ート取付け方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のチャッキングプ
レート取付け方法は、鋼管杭の管端部内にチャッキング
プレートを取付けた後、該チャッキングプレートの先端
から後端へ向かって内側へ対称的に傾斜した一対のテー
パ線に沿ってチャッキングプレートの中央部を切断除去
し、除去したチャッキングプレートの中央部を管端部の
真円矯正後に元の位置に嵌合し溶接することを特徴とす
る。
レート取付け方法は、鋼管杭の管端部内にチャッキング
プレートを取付けた後、該チャッキングプレートの先端
から後端へ向かって内側へ対称的に傾斜した一対のテー
パ線に沿ってチャッキングプレートの中央部を切断除去
し、除去したチャッキングプレートの中央部を管端部の
真円矯正後に元の位置に嵌合し溶接することを特徴とす
る。
【0012】
【作用】鋼管杭の管端部に取付けたチャッキングプレー
トの中央部を、先端から後端へ向かって内側へ傾斜した
一対のテーパ線に沿って切断除去するので、中央部の除
去に伴って生じた空間の幅が、切断除去後の管端部矯正
により変化しても、その空間に中央部が隙間なく嵌合す
る。従って、中央部の再加工等が不要になる。
トの中央部を、先端から後端へ向かって内側へ傾斜した
一対のテーパ線に沿って切断除去するので、中央部の除
去に伴って生じた空間の幅が、切断除去後の管端部矯正
により変化しても、その空間に中央部が隙間なく嵌合す
る。従って、中央部の再加工等が不要になる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を図3に基づいて説明
する。
する。
【0014】本実施例においては、まず、に示すよう
に、鋼管杭10の管端部にチャッキングプレート20を
取付ける。その方法は従来と同一であって、チャッキン
グプレート20を耳部12,12間に位置させ、且つチ
ャッキングプレート20の先端部を管端から突出させ
て、その両側面を本体11の内周面に溶接する。
に、鋼管杭10の管端部にチャッキングプレート20を
取付ける。その方法は従来と同一であって、チャッキン
グプレート20を耳部12,12間に位置させ、且つチ
ャッキングプレート20の先端部を管端から突出させ
て、その両側面を本体11の内周面に溶接する。
【0015】次いで、に示すように、チャッキングプ
レート20の中央部を切断除去する。この切断は、チャ
ッキングプレート20の先端から後端に向かって内側へ
対称的に傾斜した一対のテーパ線に沿って行う。
レート20の中央部を切断除去する。この切断は、チャ
ッキングプレート20の先端から後端に向かって内側へ
対称的に傾斜した一対のテーパ線に沿って行う。
【0016】そして、に示すように、鋼管杭10の管
端部を真円矯正した後、に示すように、除去した中央
部21を元の空間22に嵌合し溶接する。
端部を真円矯正した後、に示すように、除去した中央
部21を元の空間22に嵌合し溶接する。
【0017】チャッキングプレート20の中央部を切断
除去した後に、鋼管杭10の管端部を真円矯正すると、
中央部の除去によって生じた空間22の幅が変化する
が、両側の切断線が先端から後端に向かって内側へ対称
的に傾斜しているので、切断された中央部21が必ず前
記空間22に挿入され、また、中央部22の両側面と鋼
管杭10の方に残った両側部23,23の対向面との間
に隙間が生じない。
除去した後に、鋼管杭10の管端部を真円矯正すると、
中央部の除去によって生じた空間22の幅が変化する
が、両側の切断線が先端から後端に向かって内側へ対称
的に傾斜しているので、切断された中央部21が必ず前
記空間22に挿入され、また、中央部22の両側面と鋼
管杭10の方に残った両側部23,23の対向面との間
に隙間が生じない。
【0018】例えば、鋼管杭10の管端矯正により空間
22の幅が狭くなった場合は、両側部23,23の間か
ら中央部21が先端側へ若干突出することによって、空
間22の幅変化が吸収される。また仮に、空間22の幅
が広がった場合にも、両側部23,23の間から中央部
21が後端側へ若干突出することによって、空間22の
幅変化が吸収される。
22の幅が狭くなった場合は、両側部23,23の間か
ら中央部21が先端側へ若干突出することによって、空
間22の幅変化が吸収される。また仮に、空間22の幅
が広がった場合にも、両側部23,23の間から中央部
21が後端側へ若干突出することによって、空間22の
幅変化が吸収される。
【0019】従って、チャッキングプレート20の中央
部を切断除去した後に、管端矯正を行うにもかかわら
ず、その中央部21を再加工することなく元の空間22
に嵌合し溶接することが可能となる。そして、出荷前に
チャッキングプレート20の中央部を切断除去し真円矯
正後に再溶接すれば、図4に示すように、施工現場でチ
ャッキングプレート20を除去したときの管端部の変形
が大幅に抑制され、施工現場での真円矯正が不要にな
る。
部を切断除去した後に、管端矯正を行うにもかかわら
ず、その中央部21を再加工することなく元の空間22
に嵌合し溶接することが可能となる。そして、出荷前に
チャッキングプレート20の中央部を切断除去し真円矯
正後に再溶接すれば、図4に示すように、施工現場でチ
ャッキングプレート20を除去したときの管端部の変形
が大幅に抑制され、施工現場での真円矯正が不要にな
る。
【0020】図5に示すように、切断すべきテーパ線の
一部を残してスリットを入れたチャッキングプレート2
0を使用すれば、出荷に際しての中央部除去が容易とな
る。
一部を残してスリットを入れたチャッキングプレート2
0を使用すれば、出荷に際しての中央部除去が容易とな
る。
【0021】なお、一対のテーパ線の傾斜角度は30〜
45度が望ましく、その間隔は最も狭いところでチャッ
キングプレートの全幅の25〜30%が望ましい。
45度が望ましく、その間隔は最も狭いところでチャッ
キングプレートの全幅の25〜30%が望ましい。
【0022】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明のチャッキ
ングプレート取付け方法は、鋼管杭の管端部にチャッキ
ングプレートを取付けた後、その中央部を切断除去し真
円矯正後に再溶接するので、現場でチャッキングプレー
トを除去したときの管端部の変形を抑制でき、現場での
真円矯正を不要ならしめるのみならず、切断除去したプ
レート中央部の再溶接作業を容易にして、その作業能率
の向上に大きな効果を発揮する。
ングプレート取付け方法は、鋼管杭の管端部にチャッキ
ングプレートを取付けた後、その中央部を切断除去し真
円矯正後に再溶接するので、現場でチャッキングプレー
トを除去したときの管端部の変形を抑制でき、現場での
真円矯正を不要ならしめるのみならず、切断除去したプ
レート中央部の再溶接作業を容易にして、その作業能率
の向上に大きな効果を発揮する。
【図1】鋼管杭の端部形状を示す断面図である。
【図2】従来のチャッキングプレート取付け方法を工程
順に示す模式図である。
順に示す模式図である。
【図3】本発明を実施したチャッキングプレート取付け
方法の一例についてその工程を順番に示す模式図であ
る。
方法の一例についてその工程を順番に示す模式図であ
る。
【図4】出荷前にチャッキングプレートの中央部を切断
除去し真円矯正後に再溶接することの効果を示す図表で
ある。
除去し真円矯正後に再溶接することの効果を示す図表で
ある。
【図5】本発明のチャッキングプレート取付け法に使用
される別のチャッキングプレートの形状を示す正面図で
ある。
される別のチャッキングプレートの形状を示す正面図で
ある。
10 鋼管杭 11 本体 12 耳部 20 チャッキングプレート 21 切断除去した中央部 22 切断除去により生じた空間 23 鋼管杭の側に残った両側部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 13/10 E02D 13/00
Claims (2)
- 【請求項1】 鋼管杭の管端部内にチャッキングプレー
トを取付けた後、該チャッキングプレートの先端から後
端へ向かって内側へ対称的に傾斜した一対のテーパ線に
沿ってチャッキングプレートの中央部を切断除去し、除
去したチャッキングプレートの中央部を管端部の真円矯
正後に元の位置に嵌合し溶接することを特徴とするチャ
ッキングプレート取付け方法。 - 【請求項2】 鋼管杭の管端部にチャッキングプレート
を取付ける前に、そのチャッキングプレートを前記テー
パ線の一部を残して切断しておくことを特徴とする請求
項1に記載のチャッキングプレート取付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25509593A JP3292412B2 (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | チャッキングプレート取付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25509593A JP3292412B2 (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | チャッキングプレート取付け方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0782746A JPH0782746A (ja) | 1995-03-28 |
JP3292412B2 true JP3292412B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=17274050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25509593A Expired - Fee Related JP3292412B2 (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | チャッキングプレート取付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3292412B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100453834C (zh) * | 2001-01-30 | 2009-01-21 | 日本东晟株式会社 | 直线运动导向组件 |
-
1993
- 1993-09-16 JP JP25509593A patent/JP3292412B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100453834C (zh) * | 2001-01-30 | 2009-01-21 | 日本东晟株式会社 | 直线运动导向组件 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0782746A (ja) | 1995-03-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2845953A1 (en) | Welded excavator box section arm and method of fabrication | |
JP3292412B2 (ja) | チャッキングプレート取付け方法 | |
JP2767696B2 (ja) | 中途に部材を溶着した真直丸棒とその溶接法 | |
JPH1029090A (ja) | 円筒構造物の肌合せ治具 | |
JPH06444B2 (ja) | サスペンシヨンア−ムにおける補強板の位置決め方法 | |
EP0446189A1 (en) | Bicycle drop-out and method of attachment | |
JPH0639580A (ja) | 溶接継手の応力集中緩和方法 | |
JP2650586B2 (ja) | 円柱構造体の補強構造 | |
JP3513681B2 (ja) | 保持具 | |
JPS6125477B2 (ja) | ||
CN209936245U (zh) | 一种小臂焊接变位器 | |
JPS583869Y2 (ja) | 自動中心保持可能な交換形切張り | |
JP2552226Y2 (ja) | 溶接用鋼製スタッド | |
JPH05179661A (ja) | 鋼管杭頭部結合用鋼材 | |
JP2003326391A (ja) | 溶接裏当て用鋼板 | |
JPS6347430Y2 (ja) | ||
JP2020148067A (ja) | 梁補強金具および梁補強構造 | |
JP2552225Y2 (ja) | 横向スタッド溶接用裏当金 | |
JPS6124378Y2 (ja) | ||
JPS5919078A (ja) | アルミニウム合金溶接法 | |
JPS637652Y2 (ja) | ||
JPH10235497A (ja) | ノンスカラップ工法による裏当て金物 | |
JPS5942237Y2 (ja) | スカラツプを必要としないh形鋼溶接用裏当材 | |
JPS6019769Y2 (ja) | 板金矯正具 | |
JP2022072463A (ja) | 異径鋼管接続用の裏当てリング |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020305 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |