JPS5942237Y2 - スカラツプを必要としないh形鋼溶接用裏当材 - Google Patents

スカラツプを必要としないh形鋼溶接用裏当材

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JPS5942237Y2
JPS5942237Y2 JP1980019728U JP1972880U JPS5942237Y2 JP S5942237 Y2 JPS5942237 Y2 JP S5942237Y2 JP 1980019728 U JP1980019728 U JP 1980019728U JP 1972880 U JP1972880 U JP 1972880U JP S5942237 Y2 JPS5942237 Y2 JP S5942237Y2
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JP
Japan
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backing material
backing
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section steel
groove
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Application number
JP1980019728U
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JPS56122570U (ja
Inventor
満 泉
憲正 榎本
Original Assignee
大成建設株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 現在、H形鋼の完全滲込み溶接部では片側から開先をと
り、裏当金を用いて溶接する方法と、両側から開先をと
り、裏はつりを行なって溶接する方法が一般的に用いら
れている。
このうち裏当金を用いる方法は第1図に示すようにH形
鋼aのウェブa1に円孤状のスカラップbを欠截し、こ
の部分にフラットバーを通してこれを裏当金Cとして溶
接する方法が一般的である。
図中a1はH形鋼aの7ランノ部、dは溶接部、eIl
iH形鋼の接合される部材である。
しかしながら前記の方法においては、スカラップの円弧
部分の加工が煩雑である。
特にAで示すフランジ部a2下面に接する部分では、フ
ランジ部a2を殺傷しないように2〜3mm残して切断
するため、裏当金Cを当接するのに際してこの部分Aを
グラインダで削取る必要があり、この作業が手作業で行
なわれるために甚だ非能率である。
筐たスカラモプbとフランジ部a2との境界部Bにはガ
ス切断の際に切欠を生起し易く、この部分から構造物の
破壊に結びつくことがある。
またスカラップbのために、ウェブ部a1に構造耐力上
杆1しくない断面欠損を生起する。
更にルート間隔tが裏当金Cの取付は精度に影響されて
設計通りとならず、溶接欠陥が発生し易い。
本案はこのような欠点を除去するために提案されたもの
で、設計開先形状に切断されたH形鋼におけるウェブ部
とフランジ部との交叉部に嵌合する溝孔を有するととも
に、同溝孔の奥壁を前記設計開先形状の面に沿った傾斜
面に形成してなることを特徴とするスカラップを必要と
しないH形鋼溶接用裏当材に係るものである。
1は鋼材または鋳鋼、或いはその他の適宜材料より構成
された裏当材で、所定の開先形状、例えば角度θに切断
されたH形鋼aのウェブ部a1に嵌合するよう、一端面
に開口する溝孔2が設けられている。
同溝孔20両側面はH形鋼aにおけるウェブ部a1とフ
ランジ部a2との交叉部にJIS規格で規定されたアー
ル部a3と合致する曲面部2aに形成されている。
更に前記溝孔2の奥壁2bは前記設計開先角度θと同一
傾角dの傾斜面に形成されている。
更に普たルート間隔は裏当金1の他端面から、前記溝孔
2における奥壁2bの、裏当金1の上面に接する上端縁
までの寸法tを所定のルート開隔に等しくなるように設
定することによって確保されるものである。
図示の裏当金1は前記のように構成されているので、そ
の溝孔2を所定の開先角度θに切断されたH形鋼aのウ
ェブ部a1に嵌合すると、裏当金1の上面はフランジ部
a2の下面に沿い設置されるとともに、前記開先角度0
と同一傾角0を有する傾斜面に形成された溝孔2の奥壁
2bがウェブ部a□の切断面に沿い設置される。
而してこのようにH形鋼aの開先に装架された裏当金1
の端面を、H形鋼aを接合すべき部材e、例えば柱のフ
ランジに対設し、H形鋼aと部材Cとを溶接するもので
ある。
この際のルート寸法は前記裏当金1の他端面と溝孔2の
奥壁2b上端縁との間の寸法tによって確保されるもの
である。
(第8図及び第9図参照) このように本案に係る裏当材は設計開先形状に切断され
たH形鋼のウェブ部とフランジ部との交叉部に嵌合する
溝孔を有し、而も同溝孔の奥壁は前記設計開先形状の面
に沿った傾斜面に形成されているので、本案の裏当材の
溝孔をH形鋼のウェブ部とフランジ部との交叉部に嵌合
することにより、裏当金はH形鋼に7ランジ下面及びウ
ェブ切断面に沿い設置されるよえに嵌合され、裏当金の
H形鋼より突出する端面を同H形鋼の接合すべき部材に
対設することによって、同部材とH形鋼との溶接が確実
に行なわれるものであって本案によれば煩雑なスカラッ
プの加工がなくなり、作業能率が大幅に向上し、スカラ
ップ加工によるウェブ部の断面欠損がなくなり、また前
記裏当金における溝孔奥壁の上端縁と裏当金の端面との
距離を適正に決定しておくことによって、ルート間隔が
確実に保持され、溶接欠陥の発生が防止され、更にまた
従来におけるスカラップ隅角部からのH形鋼の破壊を防
止しうるものである。
なお裏当材1の長さ1IIiH形鋼aのフランジ幅Bと
同等、或いはいくらか長くして、第10図及び第11図
に示すように、それ自体で裏当金としてもよく、またウ
ェブ部a1近傍のみ本案の裏当材1を使用し、その両側
にフラットパー3を連結し、同各フラットパー3及び裏
当材1とを一体とした裏当金を構成してもよい。
(第12図及び第13図参照) なお前記各実施例は柱−梁溶接部の裏当材を示したもの
であるが、柱−柱溶接部、或いは梁−梁溶接部では第1
4図に示すように裏当金1の両側にH形鋼aのウェブ部
a□に嵌着する溝孔2が設けられ、同各溝孔2の奥壁2
bが設計開先角度θに等しい傾角θを有する傾斜面に形
成されている。
図中前記実施例と均等部分には同一符号が附されている
第16図は裏当材1を溝孔2の中心線に沿って2分割し
た実施例を示し、第17図及び第18図に示す実施例は
ルート部欠陥の発生を防ぐため、裏当材1に3ける溝孔
2の奥壁2bよシ奥部へ傾角αを有するテーパ部1aを
設けるか、前記奥壁2bの奥部に段差部1bを設けたも
のである。
なお開先は前記実施例に示すように、一般に直線である
ことが多いが、後述の実施例に示すように曲線の場合も
あう、本案は勿論このような場合にも適用されるもので
ある。
第19図乃至第21図、及び第22図乃至第24図は夫
々−双のフランジ材とウェブ材とを溶接によって組み立
てたH形鋼に適用される本案の裏当材の実施例を示し、
溝孔2の両側曲面部2aは溶接部の形状に即応する凹曲
面に形成されその下端にウェブ部に衝接する垂直面が延
設され、奥壁2bも開先形状に合致するよう曲面に形成
されており、更に第22図乃至第24図に示す実施例に
おいては奥壁2b部には曲面部の下端にウェブ部の端部
の一部に衝接する垂直面が延設されている。
なお図中前記各実施例と均等部分には同一符号が附され
ている。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のH形鋼の溶接方法を示す側面図、第2図
は本案に係る裏当材の一実施例を示す斜視図、第3図及
び第4図並に第5図は夫々その平面図及び正面図並に側
面図、第6図は本案の裏当材を使用して溶接されるべき
H形鋼の斜視図、第7図は前記H形鋼及びこれに溶接さ
れるべき部材の関係を示す側面図、第8図は前記H形鋼
に本案の裏当材を装着した状態を示す斜視図、第9図は
本案に係る裏当材の使用状態を示す側面図、第10図及
び第11図は夫々本案に係る裏当材の一実施例の使用状
態を示す正面図並に側面図、第12図及び第13図は夫
々本案に係る裏当材の他の実施例の使用状態を示す正面
図並に側面図、第14図及び第15図は夫々本案に係る
裏当材の他の実施例の斜視図差にその使用状態を示す側
面図、第16図及び第17図並に第18図は夫々本案に
係る裏当材の更に他の実施例を示す斜視図、第19図は
本案に係る裏当材の他の実施例を示す斜視図、第20図
はその使用状態を示す側面図、第21図は前記裏当材の
適用されるH形鋼材の縦断面図、第22図は本案に係る
裏当材の更に他の実施例を示す斜視図、第23図はその
使用状態を示す側面図、第24図は前記裏当材の適用さ
れるH形鋼材の縦断面図である。 1・・・・・・裏当材、2・・・・・・溝孔、2b・・
・・・・溝孔の奥壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 設計開先形状に切断されたH形鋼におけるウェブ部とフ
    ランジ部との交叉部に嵌合する溝孔を有するとともに、
    同溝孔の奥壁を前記設計開先形状の面に沿った傾斜面に
    形成してなることを特徴とするスカラップを必要としな
    いH形鋼溶接用裏当材。
JP1980019728U 1980-02-20 1980-02-20 スカラツプを必要としないh形鋼溶接用裏当材 Expired JPS5942237Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980019728U JPS5942237Y2 (ja) 1980-02-20 1980-02-20 スカラツプを必要としないh形鋼溶接用裏当材

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JP1980019728U JPS5942237Y2 (ja) 1980-02-20 1980-02-20 スカラツプを必要としないh形鋼溶接用裏当材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56122570U JPS56122570U (ja) 1981-09-18
JPS5942237Y2 true JPS5942237Y2 (ja) 1984-12-08

Family

ID=29615971

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JP1980019728U Expired JPS5942237Y2 (ja) 1980-02-20 1980-02-20 スカラツプを必要としないh形鋼溶接用裏当材

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5129505A (ja) * 1974-08-30 1976-03-12 Kazumasa Watanabe Kaaruguseboshitokuseio sonaeta jiaikoseinoshozoshito sonoshoshiho
JPS5135955U (ja) * 1974-09-10 1976-03-17

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5129505A (ja) * 1974-08-30 1976-03-12 Kazumasa Watanabe Kaaruguseboshitokuseio sonaeta jiaikoseinoshozoshito sonoshoshiho
JPS5135955U (ja) * 1974-09-10 1976-03-17

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