JP2503696Y2 - 突切り及び溝入れ用スロ―アウェイチップ - Google Patents
突切り及び溝入れ用スロ―アウェイチップInfo
- Publication number
- JP2503696Y2 JP2503696Y2 JP1991076182U JP7618291U JP2503696Y2 JP 2503696 Y2 JP2503696 Y2 JP 2503696Y2 JP 1991076182 U JP1991076182 U JP 1991076182U JP 7618291 U JP7618291 U JP 7618291U JP 2503696 Y2 JP2503696 Y2 JP 2503696Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin hole
- holder
- cutting edge
- chip
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は鋼材等の金属材料を工作
機械を用いて切断及び溝加工する際に使用され、ホルダ
ーに取り付けて使用される突切り及び溝入れ用スローア
ウェイチップに関するものである。
機械を用いて切断及び溝加工する際に使用され、ホルダ
ーに取り付けて使用される突切り及び溝入れ用スローア
ウェイチップに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の突切り及び溝入れ用スローアウェ
イチップ（以下チップと略称する）は、図６、図７（図
６は平面図、図７はその一部断面図）に示すように板状
の正三角形で刃先１から取り付け用のピン孔２に向い両
側に横にげ角αｆ，αｆが設けられ、そのままピン孔２
につながっているのでピン孔２付近のチップの厚さは刃
先１の巾よりも厚さがうすくなっている。そして、上記
チップ３は図８に示すホルダー４に図示しない偏心ピン
で取り付けられている。この偏心ピンはチップ３のピン
孔２を通してホルダー４に打ち込まれ、この偏心ピンは
チップ３の多角形の一辺である外周面７をホルダー４の
受け面４１に押し付けた状態で固定されるようになって
いる。
イチップ（以下チップと略称する）は、図６、図７（図
６は平面図、図７はその一部断面図）に示すように板状
の正三角形で刃先１から取り付け用のピン孔２に向い両
側に横にげ角αｆ，αｆが設けられ、そのままピン孔２
につながっているのでピン孔２付近のチップの厚さは刃
先１の巾よりも厚さがうすくなっている。そして、上記
チップ３は図８に示すホルダー４に図示しない偏心ピン
で取り付けられている。この偏心ピンはチップ３のピン
孔２を通してホルダー４に打ち込まれ、この偏心ピンは
チップ３の多角形の一辺である外周面７をホルダー４の
受け面４１に押し付けた状態で固定されるようになって
いる。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、前記従来の
チップ３はピン孔２付近が刃先１に比べてうすく、チッ
プ３は図７に示すように刃先１からピン孔２に向かって
テーパーがついている。したがって、チップ３で切削し
た場合、チップ３はホルダー４に対しピン孔２の軸心に
対し直角な方向（縦方向）は受け面４１で受けられてい
るので、安定している。しかるに、ホルダー４の横面４
２に接触するチップ３の片面は図７に示すようにピン孔
２に向かってひっこんでいるので、横面４２に部分的に
しか接触しない。したがって、チップ３で切削した場合
のピン孔２の軸心方向（横方向）の力により、チップ３
は横方向に動かされ、切削時に大きいビビリ，たわみ等
が生じる。本考案は上述した事情に鑑みてなされたもの
で、チップのホルダーに対する横方向の安定した取り付
けを図り前記欠点を解消せんとするものである。
チップ３はピン孔２付近が刃先１に比べてうすく、チッ
プ３は図７に示すように刃先１からピン孔２に向かって
テーパーがついている。したがって、チップ３で切削し
た場合、チップ３はホルダー４に対しピン孔２の軸心に
対し直角な方向（縦方向）は受け面４１で受けられてい
るので、安定している。しかるに、ホルダー４の横面４
２に接触するチップ３の片面は図７に示すようにピン孔
２に向かってひっこんでいるので、横面４２に部分的に
しか接触しない。したがって、チップ３で切削した場合
のピン孔２の軸心方向（横方向）の力により、チップ３
は横方向に動かされ、切削時に大きいビビリ，たわみ等
が生じる。本考案は上述した事情に鑑みてなされたもの
で、チップのホルダーに対する横方向の安定した取り付
けを図り前記欠点を解消せんとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案の突切り及び溝入
れ用スローアウェイチップは、板状で正多角形のチップ
の刃先から中心のピン孔に向い両側に所定の横にげ角を
設けたものにおいて、前記正多角形の各辺に内接する円
形の領域内に刃先巾と同一の厚さの一対の平行面を設
け、該平行面は前記ピン孔の両側に該ピン孔を囲み所定
の広さで設けられたことを特徴とする。
れ用スローアウェイチップは、板状で正多角形のチップ
の刃先から中心のピン孔に向い両側に所定の横にげ角を
設けたものにおいて、前記正多角形の各辺に内接する円
形の領域内に刃先巾と同一の厚さの一対の平行面を設
け、該平行面は前記ピン孔の両側に該ピン孔を囲み所定
の広さで設けられたことを特徴とする。
【０００５】
【作用】チップのピン孔両側の平行面は、刃先巾と同一
の厚さであるから、チップは平行面の片面と刃先の片側
でホルダーの横面に密着する。
の厚さであるから、チップは平行面の片面と刃先の片側
でホルダーの横面に密着する。
【０００６】
【実施例】以下、添付図に基づいて本考案を詳細に説明
する。図１は本考案のチップをホルダーに取り付けた状
態を示す側面図、図２は図１の正面図、図３は本考案の
チップをホルダーに取り付けた状態を示す斜視図、図４
は本考案のチップの平面図、図５は図４の部分断面図で
ある。
する。図１は本考案のチップをホルダーに取り付けた状
態を示す側面図、図２は図１の正面図、図３は本考案の
チップをホルダーに取り付けた状態を示す斜視図、図４
は本考案のチップの平面図、図５は図４の部分断面図で
ある。
【０００７】図１に示すように本考案の突切り及び溝入
れ用スローアウェイチップの一実施例は、板状で正三角
で先端に刃先３１，３１，３１が形成され、チップ（ス
ローアウェイチップ）３０がホルダー４に従来例と同じ
偏心ピンで取り付けられ、前記刃先３１で鋼材等に突切
り、溝入れ等の加工を行うようになっている。なお、前
記チップ３０は正四角形以上の正多角形であっても良
い。一つの刃先が摩耗したら、チップ３０を１２０度回
転させ、隣の二つ目の刃先で切削をし、最後に三つ目の
刃先を使用した刃先が摩耗して使用できなくなると、チ
ップ３０を新しいものと取り替える。
れ用スローアウェイチップの一実施例は、板状で正三角
で先端に刃先３１，３１，３１が形成され、チップ（ス
ローアウェイチップ）３０がホルダー４に従来例と同じ
偏心ピンで取り付けられ、前記刃先３１で鋼材等に突切
り、溝入れ等の加工を行うようになっている。なお、前
記チップ３０は正四角形以上の正多角形であっても良
い。一つの刃先が摩耗したら、チップ３０を１２０度回
転させ、隣の二つ目の刃先で切削をし、最後に三つ目の
刃先を使用した刃先が摩耗して使用できなくなると、チ
ップ３０を新しいものと取り替える。
【０００８】チップ３０には図５に示すように横にげ角
αｆ，αｆが設けられ、ピン孔３２の両側に、このピン
孔３２を囲み円形の平行面３４，３５が形成されてい
る。この平行面３４，３５は刃先３１の巾と同一の厚さ
で、かつ図１に示す正三角に内接する円形３６（２点鎖
線）の領域内に設けられており、ピン孔３２の軸心を中
心とする円形を形成している。チップ３０には所定の上
すくい角、前にげ角、切刃角等が設けられている。
αｆ，αｆが設けられ、ピン孔３２の両側に、このピン
孔３２を囲み円形の平行面３４，３５が形成されてい
る。この平行面３４，３５は刃先３１の巾と同一の厚さ
で、かつ図１に示す正三角に内接する円形３６（２点鎖
線）の領域内に設けられており、ピン孔３２の軸心を中
心とする円形を形成している。チップ３０には所定の上
すくい角、前にげ角、切刃角等が設けられている。
【０００９】前記チップ３０をホルダー４に取り付ける
には、図３に示すようにチップ３０の外周面３７をホル
ダー４の受け面４１に当接させた状態で図示しない偏心
ピンをピン孔３２を通してホルダー４の取り付け孔に打
込み、チップ３０の平行面の片面３５と刃先３１の片側
をホルダー４の横面４２に密着した状態で偏心ピンを動
かなくなるまで回転させると、偏心ピンの偏心量により
チップ３０の外周面３７はホルダー４の受け面４１に密
着するので、この位置で偏心ピンが動かないよう図示し
ない固定手段で軸方向及び円周方向を固定する。
には、図３に示すようにチップ３０の外周面３７をホル
ダー４の受け面４１に当接させた状態で図示しない偏心
ピンをピン孔３２を通してホルダー４の取り付け孔に打
込み、チップ３０の平行面の片面３５と刃先３１の片側
をホルダー４の横面４２に密着した状態で偏心ピンを動
かなくなるまで回転させると、偏心ピンの偏心量により
チップ３０の外周面３７はホルダー４の受け面４１に密
着するので、この位置で偏心ピンが動かないよう図示し
ない固定手段で軸方向及び円周方向を固定する。
【００１０】
【考案の効果】（１）以上詳細に説明した本発明によれ
ば、チップがその外周面と平行面の片面及び刃先の片側
がそれぞれホルダーの受け面と横面に密着するので、切
削時に生じる応力を２面で受けるため応力の分散が計れ
る。このため従来のスローアウェイチップの寿命向上が
計れると共に、良好な切削面を得ることができる。 （２）特に平行面の片面だけでなく、刃先の片側もホル
ダーの横面に密着され、使用する刃先以外は確実にホル
ダーに保持されるので切削時のビビリがない。
ば、チップがその外周面と平行面の片面及び刃先の片側
がそれぞれホルダーの受け面と横面に密着するので、切
削時に生じる応力を２面で受けるため応力の分散が計れ
る。このため従来のスローアウェイチップの寿命向上が
計れると共に、良好な切削面を得ることができる。 （２）特に平行面の片面だけでなく、刃先の片側もホル
ダーの横面に密着され、使用する刃先以外は確実にホル
ダーに保持されるので切削時のビビリがない。
【図１】本考案のチップをホルダーに取り付けた状態を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図２】図１の正面図である。
【図３】本考案のチップをホルダーに取り付けた状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図４】本考案のチップの平面図である。
【図５】図４の部分断面図である。
【図６】従来のチップの平面図である。
【図７】図６の部分断面図である。
【図８】従来のチップをホルダーに取り付けた状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
１，３１ 刃先 ２，３２ ピン孔 ３，３０ チップ ４ ホルダー ７，３７ 外周面 ３４，３５ 平行面 ３６ 円形 ４１ 受け面 ４２ 横面 αｆ 横にげ角
Claims (1)
- 【請求項１】 板状で正多角形のチップの刃先から中心
のピン孔に向い両側に所定の横にげ角を設けたものにお
いて、 前記正多角形の各辺に内接する円形の領域内に刃先巾と
同一の厚さの一対の平行面を設け、該平行面は前記ピン
孔の両側に該ピン孔を囲み所定の広さで設けられたこと
を特徴とする突切り及び溝入れ用スローアウェイチッ
プ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991076182U JP2503696Y2 (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 突切り及び溝入れ用スロ―アウェイチップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991076182U JP2503696Y2 (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 突切り及び溝入れ用スロ―アウェイチップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0520803U JPH0520803U (ja) | 1993-03-19 |
| JP2503696Y2 true JP2503696Y2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=13597976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991076182U Expired - Lifetime JP2503696Y2 (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 突切り及び溝入れ用スロ―アウェイチップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2503696Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102016109670A1 (de) * | 2016-05-25 | 2017-11-30 | Hartmetall-Werkzeugfabrik Paul Horn Gmbh | Schneidplatte und Werkzeug zur spanenden Bearbeitung |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5768703U (ja) * | 1980-10-07 | 1982-04-24 | ||
| JPH0290002U (ja) * | 1988-12-27 | 1990-07-17 |
-
1991
- 1991-08-29 JP JP1991076182U patent/JP2503696Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0520803U (ja) | 1993-03-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |