JPS6231206Y2 - - Google Patents

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JPS6231206Y2
JPS6231206Y2 JP8720182U JP8720182U JPS6231206Y2 JP S6231206 Y2 JPS6231206 Y2 JP S6231206Y2 JP 8720182 U JP8720182 U JP 8720182U JP 8720182 U JP8720182 U JP 8720182U JP S6231206 Y2 JPS6231206 Y2 JP S6231206Y2
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JP
Japan
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cutting edge
chip
throw
cutting
chip breaker
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JP8720182U
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JPS58191909U (ja
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、スローアウエイチツプに係り、特に
そのチツプブレーカ溝および切刃稜の構成を改善
することにより、重切削で、切屑処理範囲が広く
しかも切削抵抗が小さくなるようにしたものであ
る。
従来、この種のスローアウエイチツプでは、例
えば、米国特許第3381349号、3407467号明細書等
にみられるように各種のチツプブレーカ溝が提案
されている。そして、米国特許第3381349号明細
書にみられるものは、正角のランドに続いて2つ
の円弧面を連続させた2段ブレーカに関するもの
で、また米国特許第3407467号明細書にみられる
ものは、全周ブレーカ溝を有するとともに、ノー
ズ付近のブレーカ内に中央ボス部の頂角部分が凸
出して、粗および仕上げの切削領域に適用できる
ようにしたものである。しかし、これらのものを
重切削に適用した場合、前者については、刃先強
度が弱く、切削処理範囲も狭い。また後者につい
ては、中央ボス部5の凸起がじやまになつて切削
づまりを起し、この結果凸起の損傷から切削不能
になつてしまうものである。
一方、この種のスローアウエイチツプでは、切
屑処理範囲が広くなるようにした重切削向のもの
は、殆んど提案されていない。これは、チツプブ
レーカ溝を大きく採れば、切屑処理範囲が広くな
るが、その反面、刃先強度が弱くなり重切削には
不向きとなることからである。
したがつて、この相反する効果を同時に解決で
きるように改善されたチツプブレーカ溝の開発が
要望されている。
本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、す
くい面を構成する多角形面の周縁部分には、切刃
稜およびチツプブレーカ溝が形成され、その中央
部分には、中央ボス部を形成した多角形板状のス
ローアウエイチツプを基本形状として、切刃構成
を改善したスローアウエイチツプを提供するもの
である。
以下、本考案スローアウエイチツプの一実施例
について、図を参照しながら説明する。
第1図乃至第4図において、1は菱形板状をな
すスローアウエイチツプであり、すくい面を構成
する菱形面の周縁部分には、切刃稜2およびチツ
プブレーカ溝3が形成され、また、その中央部分
には、中央取付け穴4および中央ボス部5が形成
されている。
前記チツプブレーカ溝3は、図示の場合、巾狭
のランド6を有するものであり、その断面形状が
第3図で示されている。
すなわち、チツプブレーカ溝3の断面形状は、
3つの弧状面7,8,9が連続する3段ブレーカ
であり、切刃稜2側からその曲率半径R1、R2
R3の順で大きくなつている。これは、軽切削か
ら重切削に至るまで適用できるようにしたもので
ある。この場合、曲率半径は、例えば、R1
0.615mm、R2=2.46mm、R3=3.69mmに採られ、そ
の関係角度は、θ=21゜、θ=15゜θ=8
゜に採られる。
また、前記切刃稜2は、第2図で明示されてい
るように、そのノーズ付近では直線切刃稜10を
有し、これに続いて凹みから始まる半円形の波形
切刃稜11を備えるものである。これは、特に切
込みの大きい場合、切屑に変化を与え、切屑処理
を容易にするための配慮である。
このようにして構成されたスローアウエイチツ
プは、第1に切屑処理範囲が広い効果を有する。
これは、第4図にみられる切屑処理範囲から認
められることである。すなわち、第4図では、1
つの曲率半径R1によつてチツプブレーカを形成
したものが比較品Aとして示され、これに対する
本考案品(R1=0.5mm、R2=2mm、R3=3mm、θ
=21゜、θ=15゜θ=8゜)では、R2
R3の存在によりBの範囲まで拡大されているか
らである。
なお、本考案品による切屑処理範囲が、比較品
Aにおけるよりも小切込み、小送りの範囲で減少
しているのは、R1のみの場合には、中央ボス部
5に直接切上るのに対し、本考案品では、曲率半
径R2、R3の連設により、切上り面が全てにわた
つて形成されないからである。
第2に、切削抵抗が小さい効果を有する。これ
は波形切刃稜11を有することにより切屑との接
触面積が大きくなるため、面積当りでは切屑抵抗
が小さくなることからである。
第3に、刃先強度が強くなる効果を有する。こ
れは、重切削において、切削抵抗を小さくするに
は、すくい角を大きくしなければならないが、逆
に刃先強度が弱くなる。しかし、本考案では、曲
率半径R1、R2、R3の順で大きくなる円弧の連続
により、実質的なすくい角θ、θ、θが設
定され、これに伴つて刃先強度がそれほど弱くな
らないため、重切削にも安定して使用できるもの
である。
なお、本実施例では、菱形板状のスローアウエ
イチツプに適用したが、これに限らず、3角形
板、正方形板等のスローアウエイチツプに適用で
きる。
また、本実施例では、巾狭のランド6を有する
ものについて適用したが、切削条件によつてラン
ド6を付加しないものにも適用できる。
本考案は、以上説明したように、チツプブレー
カ溝として弧状面7,8,9を連続させた3段ブ
レーカが構成され、また切刃稜には、直線切刃稜
10および波形切刃稜11が形成されるようにし
たものであるから、切屑処理範囲が広くしかも切
屑抵抗が小さいうえ刃先強度が強いため、重切削
用の作業には有効なものといえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案スローアウエイチツプの一実
施例を示す正面図、第2図は、その側面図、第3
図は、第1図中の−線に沿つて得られる断面
図、第4図は、本考案品および比較品おける切屑
処理範囲を示す説明図である。 2……切刃稜、3……チツプブレーカ溝、5…
…中央ボス部、7,8,9……弧状面、10……
直線切刃稜、11……波形切刃稜。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 すくい面を構成する多角形面の周縁部分に沿つ
    て切刃稜2およびチツプブレーカ溝3が形成さ
    れ、その中央部分に中央ボス部5を形成した多角
    形板状のスローアウエイチツプにおいて、 前記切刃稜2は、ノーズから直線切刃稜10に
    続いて凹みから始まる半円形の波形切刃稜11が
    連設され、 また、前記チツプブレーカ溝3は、前記直線切
    刃稜10および波形切刃稜11から中央ボス部5
    に向かう方向には、曲率半径R1、R2、R3をそれ
    ぞれ有し、かつR1<R2<R3となつてすくい角θ
    、θ、θを順次小さくした3つの弧状面
    7,8,9からなる3段ブレーカが形成されてい
    ることを特徴とするスローアウエイチツプ。
JP8720182U 1982-06-11 1982-06-11 スロ−アウエイチツプ Granted JPS58191909U (ja)

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JP8720182U JPS58191909U (ja) 1982-06-11 1982-06-11 スロ−アウエイチツプ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8720182U JPS58191909U (ja) 1982-06-11 1982-06-11 スロ−アウエイチツプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58191909U JPS58191909U (ja) 1983-12-20
JPS6231206Y2 true JPS6231206Y2 (ja) 1987-08-11

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ID=30095927

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JP8720182U Granted JPS58191909U (ja) 1982-06-11 1982-06-11 スロ−アウエイチツプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5004487B2 (ja) * 2006-03-29 2012-08-22 京セラ株式会社 切削インサートおよびそれを装着した切削工具

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JPS58191909U (ja) 1983-12-20

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