JPH0333366Y2 - - Google Patents

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JPH0333366Y2
JPH0333366Y2 JP1985039388U JP3938885U JPH0333366Y2 JP H0333366 Y2 JPH0333366 Y2 JP H0333366Y2 JP 1985039388 U JP1985039388 U JP 1985039388U JP 3938885 U JP3938885 U JP 3938885U JP H0333366 Y2 JPH0333366 Y2 JP H0333366Y2
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protrusion
throw
corner
chips
cutting edge
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、低送り低切込みの軽切削から高送
り高切込みの重切削までの広い範囲に亘つて良好
な切屑分断性能を発揮するスローアウエイチツプ
に関する。
〔従来の技術〕
一般に、スローアウエイチツプにおいては、切
屑を細かく分断するためにチツプブレーカを形成
するようにしている。第10図ないし第12図
は、この種のスローアウエイチツプの一例を示す
ものであつて、これらの図に示すスローアウエイ
チツプ1は、平面視略正三角形状をなし、すくい
面11の周縁部に辺部12aとコーナ部12bと
からなる切刃12が形成されるとともに、切刃1
2に沿つてチツプブレーカ溝13が形成されてな
るものである。そして、切刃12によつて生成さ
れた切屑をチツプブレーカ溝13を画成する壁面
のうちすくい面11の中央側にある立上り壁面1
3aに衝突させてこれを強制的にカールさせ、こ
れによつて切屑を細かく分断するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記構成のスローアウエイチツプ1において
は、低送り低切込みの軽切削に用いるために、チ
ツプブレーカ溝13の幅を狭くすると、高送り高
切込みの重切削を行う場合に、切屑詰まりが発生
してチツプ1が欠損したり、加工面が悪化すると
いう問題がある。他方、高送り高切込みの重切削
に用いるために、チツプブレーカ溝13の幅を広
くすると、低送り低切込みの軽切削を行う場合
に、切屑に対するカール作用が減少して切屑を分
断することができないという問題がある。いずれ
にしても、従来のスローアウエイチツプ1におい
ては、軽切削から重切削の広い範囲に亘つて用い
ることができないという問題があつた。
〔考案の目的〕
この考案は、上記問題を解決するためになされ
たもので、軽切削から重切削までの広い範囲に亘
つて切屑詰まりが発生することなく切屑を分断す
ることができるスローアウエイチツプを提供する
ことを目的とする。
〔考案の構成〕
この考案は、上記の目的を達成するために、す
くい面にコーナ部側からすくい面の中央部側へ向
かつて延在する突条を形成するとともに、この突
条と切刃との間のすくい面にコーナ部から辺部の
中央部側に向けて突条と切刃との間の距離が漸次
広くなる凹部を形成するようにしたものである。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例について第1図ない
し第9図を参照して説明する。
第1図に示すように、このスローアウエイチツ
プ2は、平面視略正三角形状をなし、すくい面2
1の周縁部に切刃22が形成されている。切刃2
2は、平面視において直線状をなす辺部22aと
円弧状をなすコーナ部22bとから構成されてお
り、辺部22aは、第2図に示すように、側面視
波状形成されている。
また、すくい面21には、コーナ部22bから
若干離れた箇所からすくい面21の中央部に向か
つて延在する突条23が形成されている。この場
合、突条23はコーナ部22bのコーナ角を2等
分する2等分線上に形成されている。したがつ
て、切刃22と突条23との間の距離は、コーナ
部22b側から辺部22aの中央部側へ向かうに
したがつて広くなつている。しかも、突条23は
辺部22aに対応して波状に形成される(第3図
および第4図参照)とともに、その幅がコーナ部
22b側からすくい面21の中央部側へ向かうに
したがつて漸次広くなるように形成されている。
また、すくい面21の切刃22に沿う部分は、
第4図ないし第6図に示すように、切刃22側か
らすくい面21の中央部側へ向かつて順次形成さ
れたホーニング部21a、下面24と平行に形成
された平坦ランド部21bおよび正のすくい角が
付与された傾斜部21cから構成されている。そ
して、傾斜部21cと突条23との間のすくい面
21部分に凹部25が形成されている。この凹部
25は、切刃22によつて生成された切屑とすく
い面21との接触面積を減少させる(第7図およ
び第8図参照)とともに、切屑を突条23に確実
に衝突させるためのものであつて、凹部25を画
成する壁面は、切刃22側からすくい面21の中
央部側へ向かつて順次形成された、傾斜部21c
より大きな角度をもつて傾斜せしめられた急傾斜
部25a、傾斜部21cとほぼ平行に形成された
緩傾斜部25bおよび緩傾斜部25bと突条23
とに滑らかに連なる円弧面部25cから構成さ
れ、第3図に示すように辺部22aに沿う断面形
状が辺部22aに対応して波状に形成されてい
る。
次に、上記構成のスローアウエイチツプ2によ
つて切削加工を行つた場合について説明する。コ
ーナ部22bによつて切削が行われる低送り低切
込みの軽切屑を行つた場合には、コーナ部22b
によつて生成された切屑は、突条23のコーナ部
22b側端部に衝突してカール分断される。ま
た、コーナ部22bのみならず切部22aによつ
ても切削が行われる高送り高切込みの重切削を行
つた場合には、第7図に示すように、切屑Tの大
部分は突条23の先端部よりもすくい面21の中
央部側へ向かつた部分に衝突する。このとき、突
条23と辺部22aとの間の距離が、コーナ部2
2bから離間するにしたがつて大きくなつている
から、切屑Tが凹部25に詰まることはない。し
かも、切屑Tは突条23のコーナ部22b側端部
から衝突するので、切屑Tにはコーナ部22b側
端部から他端部に向かつて亀裂が延びる。したが
つて、従来のチツプのように切屑全体がチツプブ
レーカに同時に衝突する場合に比して、切屑Tを
確実に分断することができる。特に、このチツプ
においては、辺部22aを波状に形成したことに
対応して切屑Tが波状になる。波状の切屑Tを強
制的にカールさせた場合には、平板状をなす切屑
をカールさせた場合に比してより大きな内部応力
が発生する。したがつて、切屑Tをより一層確実
に分断することができる。
また、上記のチツプ2においては、切刃22と
突条23との間に凹部25を形成しているから、
チツプと切屑Tとの接触面積を減少させることが
できる。これによつて切屑によるチツプの損傷を
軽減することができるとともに、切屑Tからチツ
プへ伝達される切削熱量を少なくすることができ
る。したがつて、チツプ寿命を向上させることが
できる。また、凹部25を形成すると、その分チ
ツプの厚さが減少して強度が低下するはずである
が、突条23が補強部として機能するため、チツ
プの強度が低下するのを防止することができる。
このチツプ強度の低下防止の観点から、突条23
の幅をコーナ部22b側からすくい面21の中央
部側へ向かうにしたがつて漸次広くするのが望ま
しい。
なお、上記の実施例においては、チツプ2の平
面視形状を三角形状にしているが、他の多角形状
としてもよいことは勿論である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案のスローアウエ
イチツプによれば、すくい面にコーナ部側からす
くい面の中央部側へ向かつて延在する突条を形成
するとともに、この突条と切刃との間のすくい面
にコーナ部から辺部の中央部側に向けて突条と切
刃との間の距離が漸次広くなる凹部を形成するよ
うにしているから、軽切削から重切削までの広い
範囲に亘つて切屑詰まりが発生することなく切屑
を分断することができ、またチツプの寿命向上を
図ることができ、さらにチツプの強度低下を防止
することができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図はこの考案の一実施例を示
し、第1図はその平面図、第2図は第1図の矢
視図、第3図は第1図の−線矢視断面図、第
4図、第5図、第6図はそれぞれ第1図の−
線、−線、−線矢視拡大断面図、第7図
は切削加工状況を示す一部省略拡大斜視図、第8
図、第9図はそれぞれ切削状況を示す図であつ
て、第5図、第6図と同様の図、第10図ないし
第12図は従来のスローアウエイチツプの一例を
示し、第10図はその平面図、第11図は第10
図のXI矢視図、第12図は第10図のXII−XII矢視
拡大断面図である。 2…スローアウエイチツプ、21…すくい面、
22…切刃、22a…辺部、22b…コーナ部、
23…突条、25…凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 平面視における形状が多角形状をなし、すく
    い面の周縁部に辺部とコーナ部とからなる切刃
    が形成されてなるスローアウエイチツプにおい
    て、前記すくい面にコーナ部側からすくい面の
    中央部側へ向かつて延在する突条を形成すると
    ともに、この突条と前記切刃との間のすくい面
    に前記コーナ部から前記辺部の中央部側に向け
    て前記突条と前記切刃との間の距離が漸次広く
    なる凹部を形成したことを特徴とするスローア
    ウエイチツプ。 (2) 前記切刃の辺部は、側面視における形状が波
    状に形成されていることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載のスローアウエイ
    チツプ。 (3) 前記突条は、前記波状に形成された辺部に対
    応して波状に形成されていることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第2項記載のスローア
    ウエイチツプ。 (4) 前記突条は、前記コーナ部のコーナ角を2等
    分する2等分線上に形成されていることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項ないし第
    3項のいずれかに記載のスローアウエイチツ
    プ。 (5) 前記突条は、その幅がコーナ側からすくい面
    の中央部側へ向かうにしたがつて漸次広がるよ
    うに形成されていることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか
    に記載のスローアウエイチツプ。
JP1985039388U 1985-03-19 1985-03-19 Expired JPH0333366Y2 (ja)

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JPS61154603U JPS61154603U (ja) 1986-09-25
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4852077A (ja) * 1971-10-27 1973-07-21

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JPS4852077A (ja) * 1971-10-27 1973-07-21

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JPS61154603U (ja) 1986-09-25

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