JPH0463613A - スローアウエイチツプ - Google Patents

スローアウエイチツプ

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JPH0463613A
JPH0463613A JP2176967A JP17696790A JPH0463613A JP H0463613 A JPH0463613 A JP H0463613A JP 2176967 A JP2176967 A JP 2176967A JP 17696790 A JP17696790 A JP 17696790A JP H0463613 A JPH0463613 A JP H0463613A
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cutting edge
main cutting
angle
throw
chip
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Tatsuo Arai
新井 辰夫
Takanobu Saitou
貴宣 斉藤
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Mitsubishi Materials Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/16Milling-cutters characterised by physical features other than shape
    • B23C5/20Milling-cutters characterised by physical features other than shape with removable cutter bits or teeth or cutting inserts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
  • Soil Working Implements (AREA)
  • Food-Manufacturing Devices (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)
  • Drilling Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、正面フライス等の切削工具本体に着脱自在
に装着されるスローアウェイチップに係り、詳しくは、
厚さ方向に対向する上下面のいずれかが工具外周側を向
(逃げ面となるように工具本体に装着されるスローアウ
ェイチップに関する。
[従来の技術] 従来、正面フライス等の切削工具においては、平板状を
なすスローアウェイチップ(以下、チップと略称する。
)を、その厚さ方向に対向する上下面のいずれか一方が
工具外周側を向く逃げ面となるように位置決めして工具
本体に装着したいわゆる縦刃式の工具が知られている。
そして、このような縦刃式切削工具に使用されるチップ
としては、例えば第23図ないし第25図に示すように
、厚さ方向に対向する上下面1・2と、これら上下面1
.2の周縁に配置される4つの側面3とによって全体が
菱形平板状に形成され、上記上下面1.2の稜辺部のう
ち、上面1の幅方向一方の側に位置する二の稜辺部と、
下面2の幅方向他方の側に位置する二の稜辺部に主切刃
4.5かそれぞれ形成されるとともに、これら上下面1
.2の周囲に配置される側面のうち、主切刃4に連なる
側面に上面1と鋭角に交差するすくい面3aが形成され
、他方、主切刃5に連なる側面に下面2と鋭角に交差す
るすくい面3bか形成され、さらに、これら主切刃4.
5が形成されない上下面1.2の稜辺部に、当該チップ
の鋭角端C1から鈍角端C7に向かうに連れて漸次その
幅が大きくなる副逃げ面6・7が形成され、これら副逃
げ面6.7の長手方向両端の稜辺部のうち、上記チップ
の鋭角端C1側に位置する稜辺部に副切刃8.9が形成
されてなるものが知られている(4!開昭52−857
90号)。
そして、このように構成されたチップ10にあっては、
第26図及び第27図に示すように、円板状をなす工具
本体11の先端外周部に形成されたチップ取付座12に
、その上下面1.2のいずれか一方(図では上面1)が
工具外周側を同く逃げ面(以下、外周逃げ面と称する。
)をなすように、かつ、一の鋭角端C1が工具先端側に
突出するように位置決めされた上でボルト13で取り付
けられる。なお、以下では上面1が逃げ面とされるもの
として説明を進める。
このとき、外周逃げ面とされる上面lには正の外周逃げ
角γが付されるとともに、工具回転方向前方側を向くす
くい面3aには正の径方向すくい角β及び軸方向すくい
角αが与えられ、さらにすくい面3aと鋭角端を挾んで
連なるすくい面3bには正の正面逃げ角δが与えられる
。そして、この状態で、工具本体11が軸線回りに回転
せしめられることにより、主切刃4と、この主切刃4の
先端側に連なる副切刃8とが被削材に切り込まれて被削
材に平面加工が施される。なお、この場合、チップを裏
返した上で90′′回転させて工具本体11に装着すれ
ば、下面2が工具外周側の逃げ面とされて主切刃5及び
副切刃9が切削に供されることとなり、さらにチップを
裏返して90″回転させれば再度上面1が外周側の逃げ
面とされて、先の主切刃4と反対側の主切刃4及び副切
刃9が切削に供され、このようにチップの両面を外周逃
げ面とすることによって、すべての主切刃4.5及び副
切刃8.9が使用される。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上述した従来のチップにおいて、主切刃4.
5に加わる切削抵抗を軽減して切削性能を向上させるに
は、工具本体11への装着時における主切刃4.5の軸
方向すくい角α及び径方向すくい角βを大きくすること
が有効であることが知られている。
しかしながら、上述した従来のチップでは、すくい面3
a、3bをいずれもチップの鋭角端C1から鈍角端C2
に至るまで上下面1.2と一定の交差角φで交差する一
の傾斜面で構成しているので、上述した軸方向すくい角
αを太き(するには、チップの鋭角端C3の頂角θ、す
なわち、す(い面3aとす(い面3bとの交差角を小さ
(しなければならず、かかる鋭角端CIの刃先強度が低
下して欠損等が生じ易くなるおそれがあった。また、主
切刃4.5の径方向す(い角βを太き(するにも主切刃
4.5の刃先角(上記交差角φに等しい)を小さくしな
ければならず、同様に刃先強度の低下を招くおそれがあ
った。
この発明は、このような背景の下になされたもので、チ
ップの鋭角端の強度や主切刃の強度を低下させることな
く、切削性能を向上させることができるチップを提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するためにこの発明は、主切刃に連なる
すくい面を、互いの交差稜線が上記主切刃に達する凸稜
線を描くように交差する複数の構成面によって多段面状
に形成し、これら各構成面と、上記主切刃に連なる上記
上下面のいずれか一方との交差角を互いに興なる角度に
設定したものである。
この場合、チップの外観形状は菱形、正方形、三角形状
等を問わないが、特に四角形平板状をなすチップの場合
には、上面の幅方向一方の側の稜辺部と、下面の幅方向
一方の側の稜辺部とに主切刃を形成することで上述した
従来例と同様に4枚の主切刃を使用するチップが構成さ
れる。
[作用] 上記構成によれば、主切刃に連なるすくい面がチップの
側方へ凸状に折れ曲がる多段面に形成されるので、一の
すくい面を工具回転方向前方側に向けた状態で、チップ
を工具に装着した場合において、工具の先端側に位置す
る構成面から工具基端側に位置する構成面に向かうに従
って、すくい面の軸方向すくい角が段階的に大きくなる
また、これら構成面の上面又は下面との交差角が互いに
興なる角度とされているので、上記すくい面の軸方向す
(い角が工具先端側から基端側に同かうに従って段階的
に変化する。
このため、例えばすくい面を構成する構成面のうち、工
具先端側に位置する構成面側の上記交差角を工具基端側
の構成面の交差角よりも小さくすれば、主切刃の径方向
すくい角が工具先端側で大きくなって切れ味が同上し、
同時に工具基端側で刃先角が太き(なって刃先強度が向
上する。
逆に、工具先端側の構成面の交差角を大きくすれば、主
切刃の工具先側側の刃先角が太き(なって刃先強度が向
上し、同時に工具基端側の径方向すくい角が大きくなっ
て切れ味が向上する。上記各構成面の上面又は下面に対
する交差角を適宜変化させることにより、チップの主切
刃の必要な部分の強度を確保しつつ、す(い面の径方向
すくい角及び軸方向す(い角を部分的に大きくして、主
切刃全体での切削抵抗を減少させることができる。
[実施例コ 以下、第1図ないし第10図を参照して、本発明の一実
施例を説明する。
第1図ないし第4図に示すように、本実施例のチップ2
0は、超硬合金を略菱形平板状に形成してなるもので、
その厚さ方向に対向する上下面21.22の稜辺部のう
ち、上面21の幅方向一方の側に位置する二の稜辺部と
、下面22の幅方向他方の側に位置する二の稜辺部にそ
れぞれ主切刃23.24が形成されるとともに、上記上
下面21.22の周囲に配置される4つの側面25に、
主切刃23に連なるすくい面26と、主切刃24に連な
るすくい面27とが形成されて概略構成されている。
ここで、第2図及び第4図に示すように、主切刃23に
連なるすくい面26は、互いの交差稜線Qが上記主切刃
23に達する凸稜線を描(第1、第2の構成面28>2
9によって多段面状(図では2段)に形成されている。
これにより、上記主切刃23は、当該チップ20の鋭角
端CIに連なる第1の主切刃23aと、当該チップ20
の鈍角端C2に連なる第2の主切刃23bとに分割され
て、全体が2段に屈曲した形状をなしている。
他方、第3図及び第4図に示すように、主切刃24に連
なるすくい面27も、同様に、互いの交差稜線eが主切
刃24に達する凸稜線を描く第1、第2の構成面30.
31によって多段面状に形成され、これにより上記主切
刃24は、上記鋭角端C1に連なる第1の主切刃24&
と、上記鈍角端C2に連なる第2の主切刃24bとに分
割されている。
そして、第5図及び第6図により詳細に示すように、上
記第1の主切刃23a、24Hに連なる第1の構成面2
8.30と上面21あるいは下面22との交差角φ、(
図では上面側のみ示す。)及び、上記第2の主切刃23
b、24bに連なる第2の構成面29.31と上面21
あるいは下面22との交差角φ、(図では上面側のみ示
す。)はいずれも鋭角とされているものの、第1の構成
面28.30の交差角φ、が第2の構成面29.31の
交差角φ、よりも大きくなるように設定され、より具体
的には上記交差角φ、が83°、交差角φ、が79°と
されている。
また、第1図ないし第4図に示すように、上記上面21
の稜辺部のうち、主切刃23が形成されない側の稜辺部
には、上面21と鈍角で交差し、かつ、上記鋭角端C4
側の端部が上記すくい面26の第1の構成面28と交差
する副逃げ面32が形成されている。これら副逃げ面3
2は、上記稜辺部を所定量面取り加工することによって
形成されてなるもので、各々の他端P1は、上面21の
鈍角端C1から所定距離離間した位置に止どめられてい
る。そして、これら副逃げ面32と上記第1の構成面2
8との稜線部には副切刃33が形成されている。
他方、上記下面22の稜辺部のうち、主切刃24が形成
されない側の稜辺部にも、上記副逃げ面32と同様に下
面22と鈍角で交差し、かつ上記鋭角端C1側の端部が
すくい面27と交差する副逃げ面34が形成され、これ
ら副逃げ面34の他端P1は上記鈍角端C1から所定距
離離間した位置に止どめられている。そして、これら副
逃げ面34と第1の構成面30との交差部には同様に副
切刃35が形成されている。なお、図において符号36
は当該チップ20を工具本体に装着するボルトが挿通さ
れるボルト孔である。
次に、以上の構成からなるチップ20の作用を説明する
が、これに先立って本実施例のチップ20が装着される
工具本体の構成を第7図ないし第10図を参照して簡略
に説明する。
これらの図に示すように、工具本体40は、略円筒状を
なし、その先端外周部には、当該工具本体40の先端及
び外周に開口するチップポケット41が周方向に所定の
間隔をおいて複数形成されている。さらに、このチップ
ポケット41の後方側には、工具°本体40の外周及び
先端と、上記チップポケット41に開口するチップ取付
座42が形成され、このチップ取付座42には、工具本
体40の外周側を向(基準面43と、この基準面43と
交差して工具回転前方側及び工具先端側を向く拘束面4
4.45とが形成されている。
そして、本実施例のチップ20は、その上下面21.2
2のいずれかが上記チップ取付座42の基準面43に密
着せしめられ、かつ、一の鋭角端C1を挟んで隣接する
二の側面25が上記拘束面44.45と当接せしめられ
ることによって、その4枚の主切刃23.24とこれら
に連なる4つのすくい面26.27のいずれか一つがチ
ップポケット42に臨む向きに位置決めされ、この状態
でボルト孔36に挿入されるボルト46で押さえ付けら
れて工具本体40と一体化される。すなわち、当該チッ
プ20も上述した従来例と同様に、上下面21.22の
いずれかが選択的に上記基準面43と密着する着座面と
されることによって4枚の主切刃23.24が選択的に
使用されるものであり、従って、以下では、下面22を
基準面43と密着させて使用する場合について説明する
上述したようにチップ20が取り付けられる際、工具本
体40の外周側を向(土面21には所定の外周逃げ角γ
が付されるとともに、チップポケット41に臨むすくい
面26の構成面28.29には、それぞれ正の軸方向す
(い角αl、α2及び軸方向すくい角βいβ、(第10
図ではβ、のみ示す。)が与えられ、さらに、工具先端
側に面するす(い面27には所定の正の逃げ角δが与え
られる。
このとき、上記すくい面26の各構成面28.29に付
与される軸方向す(い角α8、α、は、これら構成面2
8.29が凸稜線をなすように交差しているので、工具
基端側に位置する構成面29の軸方向すくい角α、が工
具先端側に位置する構底面28の軸方向すくい角α、よ
りも大きくなる。
また、各構成面28.29の径方向すくい角ββ、につ
いても、第2の構成面29と上面21との交差角φ、が
、第1の構成面28と上面21との交差角φ1よりも小
さく定められているので、第2の構成面29の径方向す
くい角β、が第1の構成面28の径方向すくい角β、よ
りも太き(なる。すなわち、構成面28.29に与えら
れる径方向すくい角β1、β、は、上面21の逃げ角γ
が一定であれば、構成面28.29と上面21との交差
角φ5、φ、が小さ(なる程大きくなるから、第2の構
成面29側の径方向す(い角度β、が大きくなるのであ
る。
従って、例えば、チップ20の鋭角端C1の頂角θと、
第1の構成面28と上面21との′交差角φ、を従来と
同一に設定し、かつ工具本体40への装着時における箪
1の構成面28の軸方向す(い角α、を従来と同一に設
定した場合、第2の構成面29 IIのすくい角α8、
β、は、ともに従来よりも正角方向へ大きくなる。これ
により、第2の主切刃23bの切れ味が向上し、この結
果、主切刃23の全体に加わる切削抵抗が従来よりも小
さくなって、切削に必要とする動力(以下、切削動力と
称する。)が軽減される。しかも、第1の主切刃23a
側においては、従来と同等の刃先角及び頂角θが確保さ
れるので鋭角端CI側の刃先強度も回答劣化しない。
他方、第2の構成面29と上面21との交差角φ、を従
来と同一とした場合には、鋭角端C1における頂角θ及
び第1の構成面28と上面21との交差角φ、が従来よ
りも大きくなるので、かかる第1の主切刃23aの刃先
強度が増大する。このとき、第2の構成面29のすくい
角α8、β、を従来と同一に設定すれば、第1の主切刃
23a側のすくい角α1、β□がともに従来よりも大き
くなるが、本実施例では第1の主切刃23aの長さが短
いために、その影響が及ぶのは工具軸線方向への切込量
が微小に設定される範囲に止どまり、主切刃23の全体
に加わる切削抵抗が過度に増加することもない。
また、本実施例のチップ20によれば、すくい面26が
構成面28.29の交差稜線Qにおいて不連続となるの
で、す(い面26に沿って成長する切屑が折り曲げられ
、よって切屑排出性が向上して切削抵抗が減少する。
さらに、本実施例のチップ20によれば、副逃げ面32
の他端P、がチップ20の鈍角端C7に達しない位置に
止どまっているので、主切刃23の全長が従来よりも長
く、工具の軸線方向切込量を従来よりも太き(取れると
いう効果を奏する。ちなみに、第23図に示す従来のチ
ップ10では副逃げ面6.7がチップ10の鈍角端C2
に達し、しかもその面取り幅が鈍角端C8に向かうほど
大きくなるので、主切刃4.5の全長が本実施例のチッ
プよりも相当に短(なる。なお、以上の説明では、特に
下面22をチップ取付座42の基準面43と密着する着
座面として用いる場合を例に挙げているが、上面21を
着座面とする場合であっても、す(い面27がすくい面
26と同様に構成されているので、上記と同等の効果を
奏することができるのは勿論である。
ここで、本実施例では特にすくい面26.27の第1の
構成面28.30と上下面21.22との交差角φ、を
第2の構成面29.31と上下面21.22との交差角
φ、よりも大きく設定しているが、本発明はこれに限る
ものではなくφ、〉φ、となるようにしても良い。この
場合には、上記実施例と逆に第1の構成面28.30の
径方向すくい角β、が第2の構成面29.31の径方向
すくい角β、よりも大きくなるので、第1の主切刃23
a、24aのみを使用する微小切込時における切れ味が
向上するとともに、第2の主切刃23b、24bの刃先
角が大きくなるので、特に切込量の大きい重切削時にお
ける欠損が抑制されるという効果がある。
また、上記実施例では特に構成面28〜31の交差角φ
いφ、を、上面21あるいは下面22と鋭角に交差する
いわゆるポジ面に形成しているが、本発明はこれに限る
ものではない。
例えば、第11図ないし第16図に示すチップ50は、
主切刃23.24に連なるすくい面51.52をそれぞ
れ第1、第2の構成面53〜56によって多段状に形成
したものであるが、第1の構成面53.55と上面21
あるいは下面22との交差角φ、を90’に設定してこ
れらをネガ面に形成し、他方、第2の構成面54.56
と上面21あるいは下面22との交差角φ、を鋭角(7
,9’)に設定してポジ面に形成したものである。
この例によれば、第1の主切刃23a、24a側の刃先
強度が十分に大きくなるので、主切刃23.24の先端
側の欠損が大幅に抑制されるとともに、第2の構成面5
4.56の径方向すくい角が正角方向へ大きくなるので
第2の主切刃23b124bを使用する重切削時の切れ
味が向上し、この結果、特に重切削時の切削動力が軽減
されるという効果を奏する。さらに、特に第1の構成面
53.55と副逃げ面57.58との稜線部に形成され
る副切刃59a、59bの刃先角が太き(なるので、副
切刃59a、59bの欠損防止に顕著な効果がある。
また、第17図ないし第22図に示すチップ60は、上
述した第14図〜第16図に示すチップ50とは逆に、
すくい面61.62を構成する第1、第2の構成面63
〜66のうち、第1の構成面63.65と上面21ある
いは下面22との交差角φ、を鋭角(79°)に設定し
てこれらをポジ面に形成し、他方、第2の構成面64.
66と上面21あるいは下面22との交差角φ2を90
°に設定してネガ面に形成し、さらには、上下面21.
22の稜辺部のうち主切刃23.24が形成されない稜
辺部に副逃げ面67.68を形成して、これら副逃げ面
67.68と第1の構成面63.65との稜線に副切刃
69a、69bを形成したものである。
この例によれば、特に第2の主切刃23b、24b側の
刃先角が十分に太き(なるので、特に、鋼や鋳鉄の黒皮
表面、あるいは高硬度材料を重切削する場合の主切刃2
3.24の欠損防止に顕著な効果がある。
そして、上記チップ50.60においては、第1、第2
の構成面53〜56.63〜66の一方をネガ面に形成
したため、チップを工具本体40に装着した場合に、こ
れらネガ面をなす構成面とチップ取付座42の拘束面4
4.45(第7図ないし第10図参%、)との密着性が
向上してチップのクランプ強度が高くなる。特に、第1
7図ないし東22図に示すチップ60では、ネガ面をな
す構成面64.66が、チップ取付座42の拘束面44
.45のうち、チップポケット41及び工具先端と交差
する側の端部に位置するので、著しくクランプ強度が高
くなる。また、ネガ面をなす構成面と当接する拘束面4
4.45も基準面43と垂直に形成すれば良いので、チ
ップ取付座42の加工が容易となる効果もある。
なお、以上の各実施例では、すべて菱形平板状をなすチ
ップの上下面21.22側に、それぞれ二の主切刃23
.24を形成したものを例として説明したが、本発明は
これに限るものではなく、上下面21.22の一方のみ
を着座面に限定して使用するチップでも同様に適用でき
、また、チップ形状も正方形、三角形状等、種々変形で
きることはいうまでもない。さらに、すくい面の形状も
二の構成面によって二段面に形成されたものに限らず、
より一層の多段面状に形成しても良い。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明にあっては、主切刃に連
なるすくい面を、凸稜線をなして交差する二以上の構成
面によって多段面状に形成するとともに、これら構成面
の上面あるいは下面を互いに異なる角度に設定したもの
であるから、主切刃の必要な部分の刃先強度を確保して
その欠損を防止しつつ、主切刃の切れ味を向上させるこ
とができるとともに、切屑の排出性を向上させて切削抵
抗の軽減を図ることができるという優れた効果を奏する
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の一実施例におけるチップ
の形状を示すもので、第1図はチップの平面図、第2図
は第1図の■方向からの矢視図、第3図は第1図の■方
向からの矢視図、第4図はチップを第1図の■方向から
投視したときの斜視図、第5図は第1図の■−■線にお
ける断面図、第6図は第1図のVI−VI線における断
面図、第7図ないし第10図は上記実施例のチップを工
具に装着した状態を示す図で、第7図は工具の軸方向断
面図、第8図は第7図の■方向からの矢視図、第9図は
第7図の■方向からの矢視図、第10図は第9図のX−
X線における断面図、第11図ないし第16図は本発明
の他の実施例を示す図で、第11図はその平面図、第1
2図は第11図の■方向からの矢視図、第13図は第1
1図のX■力方向らの矢視図、第14図は第11図のX
IV方向からの矢視図、第15図はチップを第11図の
X■方向から投視したときの斜視図、第16図は第11
図のxvr−x■線における断面図、 第17図ないし第22図は本発明のさらに他の実施例を
示す図で、第17図はその平面図、第18図は第17図
のX■力方向らの矢視図、第19図は第17図のXIX
方向からの矢視図、第20図は第17図のXX方向から
の矢視図、第21図はチップを第17図のXX1方向か
ら投視したときの斜視図、第22図は第17図のxxn
−xxn線における断面図、 第23図ないし第25図は従来のチップを示す図で、第
23図は平面図、第24図は第23図のXX■方向から
の矢視図、第25図は第23図のxXV方向からの矢視
図、 そして第26図及び第27図は従来のチップを工具に装
着した状態を示す図で、第26図は工具の先端外周部を
拡大した側面図、第27図は工具の軸直角断面図である
。 20・50・60・・・・・・スローアウェイチップ、
21・・・・・・上面、22・・・・・・下面、23・
24・・・・・・主切刃、25・・・・・・側面、26
 ・ 27 ・ 51 ・ 52 ・ 61 ・ 62
・・・・・・すくい面、 28・30・53・55・63・65 ・・・・・・第1の構成面、 29 ・ 31 ・ 54 ・ 56 ・ 64 ・ 
66・・・第2の構成面、 32・34・57・58・67・68 ・・−副逃げ面、 33・35・59a・59b・69a・69b・・・・
・・副切刃、 φいφ、・・・・・・交差角。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多角形平板状をなし、平板の厚さ方向に対向する
    上下面の稜辺部のうち、少なくともいずれか一の稜辺部
    に主切刃が形成されるとともに、上記上下面の周囲に配
    置される側面に、上記主切刃に連なるすくい面が形成さ
    れてなるスローアウエイチツプにおいて、 上記すくい面を、互いの交差稜線が上記主切刃に達する
    凸稜線を描くように交差する複数の構成面によって多段
    面状に形成し、これら各構成面と、上記主切刃に連なる
    上記上下面のいずれか一方との交差角を互いに異なる角
    度に設定したことを特徴とするスローアウエイチツプ。
  2. (2)四角形平板状をなし、厚さ方向に対向する上下面
    の稜辺部のうち、上記上面の幅方向一方の側に位置する
    稜辺部と、上記下面の幅方向他方の側に位置する稜辺部
    とにそれぞれ主切刃が形成されてなることを特徴とする
    請求項1記載のスローアウエイチップ。
  3. (3)上記上下面の稜辺部のうち、上記主切刃が形成さ
    れない稜辺部に、一端が上記主切刃に連なる上記すくい
    面と交差する副逃げ面が形成され、この副逃げ面と上記
    すくい面とが交差する稜辺部に副切刃が形成されてなる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスローア
    ウエイチツプ。
  4. (4)上記副逃げ面の上記副切刃と反対側に位置する端
    部が、当該副逃げ面が形成される上記稜辺部の上記副切
    刃と反対側に位置する端部に達しない位置に設けられて
    いることを特徴とする請求項3記載のスローアウエイチ
    ツプ。
  5. (5)上記一のすくい面を構成する構成面のうち、いず
    れか一の構成面の上記交差角を90°に、当該一のすく
    い面を構成する他の構成面の上記交差角を90°に満た
    ない角に設定したことを特徴とする請求項1、請求項2
    、請求項3又は請求項4記載のスローアウエイチツプ。
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