JPS6232724Y2 - - Google Patents

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JPS6232724Y2
JPS6232724Y2 JP1982166748U JP16674882U JPS6232724Y2 JP S6232724 Y2 JPS6232724 Y2 JP S6232724Y2 JP 1982166748 U JP1982166748 U JP 1982166748U JP 16674882 U JP16674882 U JP 16674882U JP S6232724 Y2 JPS6232724 Y2 JP S6232724Y2
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JP
Japan
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cutting
central boss
increases
chip
throw
Prior art date
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JP1982166748U
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JPS5969802U (ja
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、チツプブレーカ溝を備えたスローア
ウエイチツプに係り、特に中切削例えば0.2〜0.4
mm/revの送り範囲における切屑処理の信頼性が
高くなるようにしたものである。
従来、この種のスローアウエイチツプは、高速
切削、自動化などの点から切屑処理が最も重要な
課題となつており、チツプブレーカ形状に関する
各種の提案がなされている。
そして、これらのチツプブレーカは、すべての
切削作業をカバーすることができないため、例え
ば、仕上げ用、中切削用、中重切削用および重切
削用などに分けて提案され、また難削材などの被
削材に対するものとして提案されているものであ
る。しかしながら、送りが0.2〜0.4mm/rev、切
込みが1〜4mm程度の中切削用では、適当なもの
が見当らなかつた。
本考案は、上述の点に鑑みなされたものでスロ
ーアウエイチツプのチツプブレーカ溝は、傾斜角
θを有する傾斜面および2段階の凹曲する立上り
面によつて中央ボス面に連設されるようになつて
おり、しかもノーズ部から離れるにつれて、前記
傾斜角θが小さくなるとともに、前記立上り面お
よび中央ボス面間には、前記中央ボス面の頂角側
部分を浸食して狭とする波形境界が形成されるよ
うにしたものである。
また、ランドについては、ノーズ部から離れる
につれてその巾が広くなることにより切刃強度を
高めたものである。
以下、本考案スローアウエイチツプの一実施例
について、図を参照しながら説明する。
第1図及至第4図において、1は、中央取付け
穴2を穿設した6角形板状のスローアウエイチツ
プであり、切削上すくい面を構成する上下面に
は、前記すくい面よりも低い芯下り状態にあるチ
ツプブレーカ溝3が全周囲にわたつて形成されて
いる。
このチツプブレーカ溝3は、巾が変化するラン
ド部4を介して傾斜角θが変化する傾斜面5およ
び2段階で切上る凹曲状の立上り面6,7によつ
て構成され、中央ボス面8に連設されるものであ
る。この場合前記ランド部4は、チツプ側面とと
もに切刃稜9を形成するが、刃先強度を高めるた
め特にその巾がノーズ部10から離れるにつれ
て、広くなるものである。また、前記傾斜角θは
第3図および第4図で説示されているようにノー
ズ部10から離れるにつれてその角度が小さくな
るものである。これも、前述したランド部4の巾
と同様切刃強度を高めるものである。すなわち、
中切削の中でも切屑のカール半径が大きいとノー
ズ部10から離れた切刃稜9にあたる可能性があ
り、この場合にはスローアウエイチツプの破損に
至ることがあるからである。
この結果、ノーズ部10の付近では、大きな傾
斜角θ(例えば15゜)、狭いランド部4の巾(例
えば0.16mm)を設定することができ、その中央部
分では、通常の傾斜角θおよび巾(例えば7゜、
0.57mm)を設定できる。したがつて、切刃稜9の
切れ味がよくなるとともに切屑による刃先のチツ
ピングが防止できるので、切削寿命の延長も期待
できるものである。
また、立上り面6,7について、2段階で切上
る凹曲状としたのは、切屑形状に変化を与え、切
屑が折損しやすくなるための配慮である。
さらに、前記立上り面7および中央ボス面8間
には、ボス面8に対し、その頂角側部分を浸食し
て狭とする波形境界11が形成されているもので
ある。これは、中央ボス面8が切屑の接触によつ
て損傷するのを極力防止したもので、特に両面使
用の際に効果を有するものである。
また、前記立上り面6,7はその交叉部分が、
前記ランド部4と同様に広がるようになつている
ことから、比較的高い送りの切削に対処でき、こ
の交叉部分を垂り越えるような高送りの場合に
は、前記中央ボス面8の頂角部分および波形境界
11が対処するものである。
次に、本考案品Aおよび比較品Bにおける切削
例について説明する。
工具仕様は、本考案品Aおよび比較品Bのいず
れも第1図乃至第4図で示されるような
WNMG432を基本形状とした。そして、本考案品
Aは、ランド部4については、最も狭いところで
0.16mm、広いところで0.57mmに設定した。また、
チツプブレーカ溝3については、傾斜角θを第3
図のところで7゜、第4図のところで15゜とし、
立上り面6,7の曲率半径をそれぞれ1.0mmと
し、波形境界11を第1図のように形成した。な
お、切刃稜9から中央ボス面8までの巾について
は、第3図では、1.71mm、第4図では、2.17mmと
なるように設定した。
これに対し、比較品Bは、前述した波形境界1
1を形成せずにブレーカ巾が一定巾となるように
し、他の形状・寸法については、本考案品Aと同
じにしたものである。
切削試験の結果は、第5図で明示されているよ
うに本考案品Aは、目的とした中切削領域(0.2
〜0.4mm/revの送り、1.0〜4.0mmの切込み)を充
分にカバーした。これに対し、比較品Bは、切込
み2.0〜4.0mmの範囲で、送りの下限が減少した。
これは、波形境界11の不存在によるものであ
る。
また、前記ランド部4については、一定巾
(0.16mm)を有する比較品Cおよび本考案品Aに
ついて限界切削条件で比較した。この結果、本考
案品Aは、刃先破損の有無で刃先強度が高められ
ていることが確認された。
なお、本実施例では、6角形板のスローアウエ
イチツプ1に適用しているが、これに限らず、3
角形板、正方形板、菱形板などにも適用できるも
のである。
本考案は以上説明したように、スローアウエイ
チツプのチツプブレーカ溝として、可変的なラン
ドおよび傾斜面、2段階の立上り面、波形境界に
隣接する中央ボス面等を合理的に組合せた構成を
採用したことから切屑の処理範囲が広くその処理
性が高い効果を有し、また切削寿命の延長も期待
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案スローアウエイチツプの一実
施例を示す正面図、第2図はその側面図、第3図
は、第1図中の−線に沿つて得られる拡大し
た一部断面図、第4図は、同じく第1図中の−
線に沿つて得られる拡大した一部断面図、第5
図は、本考案品Aおよび比較品Bにおける切屑の
有効処理範囲を比較するための説明図である。 3……チツプブレーカ溝、4……ランド、5…
…傾斜面、6,7……立上り面、8……中央ボス
面、9……切刃稜、10……ノーズ部、11……
波形境界。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 多角形板状をなし、切削上すくい面を構成する
    面には、ランド4を介してチツプブレーカ溝3が
    形成されるようにしたスローアウエイチツプにお
    いて、 前記ランド4は、前記すくい面よりも低い芯下
    りの状態にあつて、しかもノーズ部10から離れ
    るにつれて巾が広くなるようになつており、 前記チツプブレーカ溝3は、傾斜角θを有する
    傾斜面5および2段階で凹曲する立上り面6,7
    によつて中央ボス面8に連設されるようになつて
    おり、しかもこのノーズ部10から離れるにつれ
    て、前記傾斜角θが小さくなるとともに、前記立
    上り面7および中央ボス面8間には、前記中央ボ
    ス面8の頂角側部分を浸食して狭とする波形境界
    11が形成されていることを特徴とするスローア
    ウエイチツプ。
JP16674882U 1982-11-02 1982-11-02 スロ−アウエイチツプ Granted JPS5969802U (ja)

Priority Applications (1)

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JP16674882U JPS5969802U (ja) 1982-11-02 1982-11-02 スロ−アウエイチツプ

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JP16674882U JPS5969802U (ja) 1982-11-02 1982-11-02 スロ−アウエイチツプ

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Publication Number Publication Date
JPS5969802U JPS5969802U (ja) 1984-05-11
JPS6232724Y2 true JPS6232724Y2 (ja) 1987-08-21

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ID=30364985

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JP16674882U Granted JPS5969802U (ja) 1982-11-02 1982-11-02 スロ−アウエイチツプ

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2826969B2 (ja) * 1995-03-14 1998-11-18 バレナイト・インコーポレイテッド 改良された切り屑みぞを有する高速度切削用インサート
JP3383543B2 (ja) * 1997-01-31 2003-03-04 京セラ株式会社 切削インサート
US11077502B2 (en) 2016-06-17 2021-08-03 Kyocera Corporation Cutting insert, cutting tool, and method of manufacturing machined product

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4852078A (ja) * 1971-10-27 1973-07-21
JPS5725322A (en) * 1980-07-22 1982-02-10 Toshiba Corp Epoxy resin composition

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