JPS639365Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS639365Y2
JPS639365Y2 JP7984383U JP7984383U JPS639365Y2 JP S639365 Y2 JPS639365 Y2 JP S639365Y2 JP 7984383 U JP7984383 U JP 7984383U JP 7984383 U JP7984383 U JP 7984383U JP S639365 Y2 JPS639365 Y2 JP S639365Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip breaker
breaker groove
boss surface
chip
depth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7984383U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59188104U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7984383U priority Critical patent/JPS59188104U/ja
Publication of JPS59188104U publication Critical patent/JPS59188104U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS639365Y2 publication Critical patent/JPS639365Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、チツプブレーカ溝を備えたスローア
ウエイチツプに係り、特に中切削の領域に好適す
るようにしたものである。 従来、この種のスローアウエイチツプとして
は、例えば米国特許第3407467号明細書、特開昭
48−52077号公報等にみられるものが開示されて
いる。 前者は、全周ブレーカ溝を有し、その中央ボス
面には、ノーズ部分に向かう堤防部分が形成され
るようにしたものである。したがつて、堤防部分
の存在によつて、全周ブレーカ溝だけのものに比
べて軽切削領域の切屑処理範囲が拡大されてい
る。また、後者は、同様に全周ブレーカ溝を有す
るもので、その切刃稜が厚み方向で波形の凹凸を
呈するものである。したがつて、直線的な切刃稜
を有するものに比べて切屑に対してくせを与え切
屑を折損しやすくしたいるものである。 しかしながら、これらのスローアウエイチツプ
は、切屑処理性の信頼性、切削寿命の向上などか
ら改善が要求され、特に一般的な中切削領域用
(切込みd=1〜4mm、送りf=0.2〜0.4mm/
rev)に好適するものの開発が要望されている。 本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、多
角形板状をなすスローアウエイチツプは、その周
辺稜から中央部位のボス面に向つて巾狭のラン
ド、第1のチツプブレーカ溝および第2のチツプ
ブレーカ溝が形成され、しかもボス面には、ノー
ズの二等分線方向に帯状の堤防部分が形成される
ようにしたもので、特に、これらの第1のチツプ
ブレーカ溝、第2のチツプブレーカ溝、堤防部分
を改善したものである。 以下、本考案スローアウエイチツプの一実施例
について図を参照しながら説明する。 第1図乃至第3図において、1は、中央取付け
穴2を穿設した三角形板状のスローアウエイチツ
プであり、三角形を呈する面には、巾狭のランド
3、第1のチツプブレーカ溝4、第2のチツプブ
レーカ溝5およびボス面6がそれぞれ形成されて
いる。 前記第1のチツプブレーカ溝4は、第2図およ
び第3図で明示されているように前記ランド3に
沿つて平行に形成されるものである。この場合、
第1のチツプブレーカ溝4は、低送りや低切込み
の切屑処理に適応させるもので、横断面では略円
弧状に凹設され、ボス面6側には立上り部分を形
成して、前記第2のチツプブレーカ溝5に連設さ
れる。 これに対し、前記第2のチツプブレーカ溝5
は、第1のチツプブレーカ溝4の交叉部分から角
度θ1で下り傾斜が始まるとともに、その底部から
ボス面6に向つて角度θ2で上り傾斜となるもので
ある。したがつて、第1のチツプブレーカ溝4の
深さH1は、第2のチツプブレーカ溝5の深さH2
よりも小さくなる。これは、第7図でみられるよ
うに前記第1のチツプブレーカ溝4を乗り越える
ような比較的高送りの切削に適応させるためであ
る。 また、前記ボス面6は、ノーズ7に向つて凸出
する堤防部分8が設けられ、前記第2のチツプブ
レーカ溝5との境界部分には、略円弧状をなす波
形曲線が形成される。 すなわち、堤防部分8には、曲率半径R1を有
する先丸の突端部分8aが形成されるとともに、
この曲率半径R1に連続してR2,R3…の曲率半径
を有する円弧状の波形側面部分8bが形成され
る。また、この堤防部分8を除いた残りの部分に
は、堤防部分8の曲率半径R1,R2,R3…よりも
大きな曲率半径Roによつてえぐられる侵食部分
6aが形成される。この場合、Roは、第1図で
はR5となり、第4図ではR6となつている。 このような波形曲線を採用したのは、中送りの
切削において、堤防部分8の小さな波形形状で切
屑の流出方向を変化させ、無理な切屑折断を避け
ようとしたことである。 したがつて、米国特許第340746号明細書にみら
れるような平行巾の堤防部分8よりも切屑排出が
良好になつて、堤防部分8の破損に基づくチツプ
の欠損事故のおそれがなくなるものである。 なお、本実施例では、第2のチツプブレーカ溝
5の傾斜角が、θ1=15゜,θ2=30゜に設定されたも
のである。また、第4図乃至第6図に示されたも
のは、菱形板状をなすスローアウエイチツプ1で
あり、前述したものとは異なり、第1および第2
のチツプブレーカ溝4,5が全周囲には形成され
ず、ノーズ7を構成する頂角部分のみにあるもの
である。したがつて、前記ボス面6は、切削に関
与しない頂角部分にまで伸びているものである。 さらに、ボス面6における曲率半径R1,R2
については、以下のように設定したものである
(単位mm)。
【表】 なお、上記表におけるスローアウエイチツプ1
の基本形状は、円接円半径=12.7mm、厚み=4.76
mm、ノーズ半径0.8mmとしたものである。 このようにして形成された本考案のスローアウ
エイチツプAは、例えば、第8図のような切屑有
効処理範囲を有する。 第8図は、被削材としてS48Cを選び、切削速
度Vを160m/minとしたもので、スローアウエ
イチツプの基本形状は、前述した表の第1図に基
づくものである。 これに対し、比較の従来品Bは、米国特許第
3407467号明細書に見られるようなもので、全周
ブレーカ溝は、1段ブレーカで、堤防部分8は、
直線状に延びるものである。 そして、切屑処理の有効範囲は、本考案品Aで
は、切込みが約1〜6mm、送りが約0.2〜0.6mm/
revであり、比較品Bよりも低送り、高切込みの
範囲で拡大されることが確認された。これは、主
として、堤防部分8における波形側面部分8b、
ボス面6の侵食部分6aおよび2段ブレーカの構
成に基づくものである。 したがつて、切屑有効処理範囲よりも小さめの
中切削領域(切込みd=1〜4mm、送りf=0.2
〜0.4mm/rev)では、本考案品Aは信頼性の高い
切屑処理が行なえる。 本考案は、以上説明したように、第1および第
2のチツプブレーカ溝4,5を備えたスローアウ
エイチツプ1において、堤防部分8を形成したボ
ス面6を機能的、合理的に組合せたものであるか
ら、切屑処理の有効範囲が拡大され、中切削領域
では、信頼性の高い切屑処理が確保され、また高
寿命化も得られるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案スローアウエイチツプの一実
施例を示す正面図、第2図は、第1図中の−
線に沿つて得られる一部拡大断面図、第3図は、
同じく第1図中の−線に沿つて得られる一部
拡大断面図、第4図は、変形例を示す正面図、第
5図は、第4図中の−線に沿つて得られる一
部拡大断面図、第6図は、同じく第4図中の−
線に沿つて得られる一部拡大断面図、第7図
は、高送りにおける切屑の流出状況を示す説明
図、第8図は、本考案品Aおよび比較品Bにおけ
る切屑の有効処理範囲を示す説明図である。 3…ランド、4…第1のチツプブレーカ溝、5
…第2のチツプブレーカ溝、6…ボス面、6a…
侵食部分、8…堤防部分、8a…突端部分、8b
…波形側面部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 多角形板状をなし、その多角形面の少なくとも
    一方には、その周辺稜から中央部位のボス面6に
    向つて巾狭のランド3、第1のチツプブレーカ溝
    4および第2のチツプブレーカ溝5がそれぞれ形
    成され、しかもボス面6には、ノーズ7の二等分
    線方向に帯状の堤防部分8が形成されるようにし
    たスローアウエイチツプにおいて、 前記第1のチツプブレーカ溝4は、前記ボス面
    6に向かう横断方向で、深さH1を有するように
    円弧状に凹設されることにより、ボス面6側に
    は、立上り部分を形成して前記第2のチツプブレ
    ーカ溝5に連設されるようになつており、 前記第2のチツプブレーカ溝5は、第1のチツ
    プブレーカ溝4との交叉部分から角度θ1で下り傾
    斜が始まるとともに、その深さH2が前記第1の
    チツプブレーカ溝4の深さH1よりも大きくなり、
    その底部から前記ボス面6に向つて角度θ2の上り
    傾斜で立上るように凹設されており、 前記ボス面6は、その堤防部分8には、曲率半
    径R1を有する先丸の突端部分8aが形成される
    とともに、この曲率半径R1に連続してR2,R3
    の曲率半径を有する円弧状の波形側面部分8bが
    形成され、またこの堤防部分8を除いた残りの部
    分には、堤防部分8の曲率半径R1,R2,R3…よ
    りも大きな曲率半径Roによつてえぐられる侵食
    部分6aが形成されるようにしたことを特徴とす
    るスローアウエイチツプ。
JP7984383U 1983-05-27 1983-05-27 スロ−アウエイチツプ Granted JPS59188104U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7984383U JPS59188104U (ja) 1983-05-27 1983-05-27 スロ−アウエイチツプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7984383U JPS59188104U (ja) 1983-05-27 1983-05-27 スロ−アウエイチツプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59188104U JPS59188104U (ja) 1984-12-13
JPS639365Y2 true JPS639365Y2 (ja) 1988-03-19

Family

ID=30209835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7984383U Granted JPS59188104U (ja) 1983-05-27 1983-05-27 スロ−アウエイチツプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59188104U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2826969B2 (ja) * 1995-03-14 1998-11-18 バレナイト・インコーポレイテッド 改良された切り屑みぞを有する高速度切削用インサート
WO2010024435A1 (ja) * 2008-08-29 2010-03-04 京セラ株式会社 切削インサートおよび切削工具並びにそれを用いた切削方法
CN107297531B (zh) * 2011-10-31 2019-11-22 京瓷株式会社 切削镶刀

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59188104U (ja) 1984-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3335048B2 (ja) 切削用インサート
JPH08511208A (ja) 切削インサート
JPH08168902A (ja) 切削用インサート
JP2000254808A (ja) 切り屑フォーマー備える切削インサート
JP4520045B2 (ja) 旋削加工用の切削インサート
JPH0852605A (ja) 切削用インサート
US5474406A (en) Cutting plate for a reamer
JPH0155921B2 (ja)
JP3383543B2 (ja) 切削インサート
JPS639365Y2 (ja)
JP2000107911A (ja) スローアウェイチップ
JP3269217B2 (ja) スローアウェイチップ
JPH065041Y2 (ja) スローアウエイチップ
JPH0655312A (ja) スローアウェイチップ
JPS6310883Y2 (ja)
JP2000126908A (ja) 大型スローアウェイチップ
JPH0314241Y2 (ja)
JPS61214909A (ja) スロ−アウエイチツプ
JPS6232724Y2 (ja)
JP2000254807A (ja) スローアウェイチップ
JPH045202Y2 (ja)
JPH067845Y2 (ja) スロ−アウェイチップ
JPS6236562Y2 (ja)
JPH0513453Y2 (ja)
JPS6232723Y2 (ja)