JPS6312884Y2 - - Google Patents

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JPS6312884Y2
JPS6312884Y2 JP1983196858U JP19685883U JPS6312884Y2 JP S6312884 Y2 JPS6312884 Y2 JP S6312884Y2 JP 1983196858 U JP1983196858 U JP 1983196858U JP 19685883 U JP19685883 U JP 19685883U JP S6312884 Y2 JPS6312884 Y2 JP S6312884Y2
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chips
protruding ridge
extending
chip
cutting
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、切屑の分断能力に優れたスローア
ウエイチツプに関する。
一般に、切屑とその長さ方向に分断(以下、幅
方向における分断と区別するために切断という。)
して短くするためには、切屑の表面ひずみを被削
材の破断ひずみより大きくすればよい。この場
合、切屑の表面ひずみとは、次式(昭和51年11
月.機械振興協会技術研究所発行;4.1、「旋削に
おける切屑処理」の項参照)によつて与えられ
る。
ε=t2/2(1/RO−1/RL) ここで、 t2;切屑の厚さ RO;切屑のカール半径 RL;切屑がバイトの逃げ面若しくは被削材等
に突き当たることによ増大した切屑のカール
半径 である。上式から求められるεを大きくすれば切
屑を切断することができるのであるから、切屑を
切断するためには、切屑のカール半径を小さく
する、切屑の厚さを厚くする、のいずれかの方
法を採用すればよい。
前者の方法を採用したスローアウエイチツプと
しては、第1図または第2図にそれぞれ示すもの
がある。第1図に示すスローアウエイチツプ1
は、すくい面11の周縁部に切刃12に沿つてチ
ツプブレーカ溝13を形成したものであり、チツ
プブレーカ溝13によつて切屑のカール半径を強
制的に小さくすることにより、切屑を切断するも
のである。
ところが、このものにおいては、チツプブレー
カ溝13の幅、深さ等の寸法を一旦設定すると、
その設定寸法に適した切削条件以外の切削条件で
は切屑をスムースに切断することができないとい
う欠点がある。すなわち、薄い切屑が生成される
ように切削条件に適するようにチツプブレーカ溝
13の寸法を設定すると、厚い切屑が生成される
ような切削条件では切削詰まりが発生し、他方、
厚い切屑が生成されるような切削条件に適するよ
うにチツプブレーカ溝13の寸法を設定すると、
薄い切屑が生成される切削条件では切屑を切断す
ることができなくなつてしまう。
また、第2図に示すスローアウエイチツプ2
は、チツプブレーカ溝2を画成する壁面に半球状
の突起24を形成したものであるが、このものに
おいても上記スローアウエイチツプ1と同様の欠
点がある。いずれにしても、切屑のカール半径を
小さくするという方法を採用したスローアウエイ
チツプにおいては、切屑が詰まることなく切断し
得る切削条件の範囲(以下、このように範囲を切
屑処理範囲という。)が狭いという欠点が避け難
かつた。
一方、後者の方法を採用したスローアウエイチ
ツプとしては、第3図および第4図に示すものが
ある。このスローアウエイチツプ3は、この考案
をなす過程において開発したもので、すくい面3
1に切刃32のノーズ部32からノーズ角の2等
分線に沿つて延在する突稜35を形成したもの
である。
このものによつて切削加工を行つた場合には、
第3図および第5図から明らかなように、突稜3
5によつて切屑Tが折り曲げられる。この結果、
切屑T自体の真の厚さWRが薄くとも、折り曲げ
量を加味した厚さ(以下、これをみかけの厚さと
いう。)WIは大幅に厚くなる。したがつて、切屑
Tを切断することができる。しかも、みかけの厚
さWIと真の厚さWRとの比WR/WIは、真の厚さ
WRが薄くなる程大きくなるから、切屑の厚さが
薄い程突稜35による効果が顕著になり、したが
つてより薄い切屑を切断することができる。他
方、WR/WIは真の厚さWRが厚くなる程小さく
なるから、切屑のが厚い程突稜35による効果が
弱められ、その上切屑を強制的に分断するもので
はないから、切屑が厚い場合でも切屑詰まりを防
止することができる。このように、スローアウエ
イチツプ3によれば、切屑を強制的にカールさせ
て切断するようにしたスローアウエイチツプ1,
2に比べて、切屑処理範囲を広げることができ
る。
しかしながら、上記構成のスローアウエイチツ
プ3においては、第6図に示すように、荒加工の
ような切込み量Dの大きい切削加工を行つた場
合、切刃32による切削がノーズ部32bのみな
らず、直線部32aの一部においても行われるよ
うになるため、切屑Tの折曲部Bが切屑Tの中央
部から一方の側部側へずれてしまう。この結果、
一方の側部側では切屑が切断されるが、他方の側
部側では切断されることなく連続してしまう。こ
のように、スローアウエイチツプ3においては、
荒加工のように切込み量が大きく、幅の広い切屑
が生成されるような場合には切屑を切断すること
ができないという欠点があつた。
この考案は、上記欠点を解消するためになされ
たもので、切屑の幅の広狭に拘わらず切屑を切断
することができる切屑処理範囲の広いスローアウ
エイチツプを提供することを目的とする。
この考案は、ノーズ部を有するスローアウエイ
チツプによつて仕上げ加工のように切込み量が小
さく、幅の狭い切屑が生成されるような場合に
は、ノーズ部の中央部およびその近傍において切
削加工が行われ、他方、荒加工のように切込み量
が大きく、幅の広い切屑が生成されるような場合
には、ノーズ部の中央部およびその近傍のみなら
ず、ノーズ部から直線部に亘つて切削加工が行わ
れる点に着目してなされたものである。そして、
このような着目に基づき、すくい面に、ノーズ部
の中央部および端部からそれぞれすくい面の内側
へ向かつて延在する突稜を形成した点をその構成
上の特徴とするものである。
以下、この考案について第7図ないし第18図
を参照して詳細に説明する。
第7図ないし第12図はこの考案の一実施例を
示すもので、この実施例のスローアウエイチツプ
4は、全体が略正三角の平板状に形成されてい
る。なお、その上面(すくい面)41側と下面
(すくい面)42側とは同様に構成されているの
で、以下においては上面41側についてのみ述べ
ることとし、下面42側については上面41側と
同様な構成要素に同一符号を付してその説明を省
略する。
上面41の周縁部には、直線部43aとノーズ
部43bとからなる切刃43が形成されている。
また、上面41の隅部は第8図ないし第12図に
示すように、ノーズ角の2等分線に関して対称
になつており、ノーズ部43bを構成する部分に
は2つの平面44,44が形成されている。これ
ら2つの平面44,44は、切刃43側から2等
分線側に向かうにしたがつて漸次上方へ向かう
ように傾斜せしめられている。したがつて、2つ
の平面44,44の交叉部は、上方に向かつて突
出するようになつており、そこが突稜45とされ
ている。また、2つの平面44,44は、ノーズ
部43b側から上面41の内側へ向かうにしたが
つて漸次下方へ向かうように傾斜せしめられてい
る。それに伴つて、突稜45もノーズ部の中央点
Pから上面41の内側へ向かうにしたがつて漸次
下方へ向かうように傾斜せしめられている。
また、上面41の2つの平面44,44に隣接
する部分には、凹部46,46が形成されてい
る。これら凹部46,46を画成する壁面は、2
等分線と直線部43aとの間に中心を位置させ
た仮想球体の一部によつてそれぞれ構成されてお
り、平面44,44との各交叉部が突稜47,4
7とされている。これら突稜47,47は、ノー
ズ部43bと直線部43aとの接点Qから上面4
1の内側へ向かつて延びている。なお、突稜47
の頂部は、その耐摩耗性を向上させるために、こ
の実施例のように断面円弧状とするのが望まし
い。この点は、突稜45についても同様である。
次に、上記のように構成されたスローアウエイ
チツプ4によつて切削加工を行う場合について説
明する。まず、仕上げ加工のように幅の狭い切屑
が生成される場合には、前述したスローアウエイ
チツプ3と同様に、2等分線に沿つて形成され
た突稜45によつて切屑の中央部に折曲部Bが形
成され、したがつて切屑が切断される。また、荒
加工のように幅の広い切屑が生成される場合に
は、第8図に示すように、突稜45,47によつ
て切屑Tの各側部にそれぞれ折曲部B,B′が形
成される。したがつて、この場合にも切屑は切断
される。
なお、この場合には、突稜47をノーズ部43
bと直線部43aとの接点Qから形成している
が、中央点Pと接点Qとの間の部分から形成して
もよい。また、突稜45についても、中央点Pか
ら若干ずらしてもよい。
次に、この考案の他の実施例を説明することに
より、この考案をより明らかにする。なお、上記
実施例と同様な構成部分についてはその説明を省
略する。また、下記の実施例においても上記実施
例と同様な効果が得られるのは勿論である。
第13図に示すスローアウエイチツプ5は凹部
56,56の中間部に突起58を形成したもので
ある。第14図に示すスローアウエイチツプ6
は、切刃63の直線部63aに沿つて凹部69を
形成し、この凹部69を画成する壁面の一方の端
部を凹部66を画成する壁面と交叉させたもので
ある。第15図に示すスローアウエイチツプ7
は、切刃73の直線部73aに沿つて凹部79を
形成し、この凹部79を画成する壁面の各端部を
凹部76,76を画成する各壁面とそれぞれ交叉
させたものであり、凹部79はその中央部が最も
深くなつており、これに対応して直線部73aが
側面視凹曲線状になつている。第16図に示すス
ローアウエイチツプ8は、切刃83の直線部83
aに沿つて形成された凹部89の深さを一定にし
たものであり、これに対応して直線部83aが側
面視直線とされている。さらに、第17図および
第18図に示すスローアウエイチツプ9は、凹部
96,96間に上面91(下面92)と面一にな
された突起98を形成したものである。
なお、上記の各実施例においては、チツプ形状
を略正三角形としているが、四角形、あるいは六
角形等としてもよい。
以上説明したように、この考案のスローアウエ
イチツプによれば、すくい面41に、前記ノーズ
部43bの中央部から前記すくい面41の内側へ
向つて延在する突稜45および端部から前記すく
い面41の内側へむかつて延在する突稜47を形
成し、さらに、ノーズ部43bと端部から延在す
る突稜47との間のすくい面41にはノーズ部4
3bから突稜47に向かうにしたがつて漸次下方
へ向かつて傾斜する平面44を形成すると共に、
前記端部から延在する突稜45よりさらに内側の
すくい面41には中央部から延在する突稜45の
両側に仮想球体の一部分によつて形成される凹部
46を形成したものであるので、仕上加工のよう
に幅の狭い切屑が生成される場合には、前記突稜
45によつて切屑の中央部に折曲部が形成され、
荒加工のように幅広い切屑が生成されるような場
合には、突稜45,47によつて切屑の各部に折
曲部を形成され切屑から厚い切屑までの切屑詰ま
りが生じることなく切断することができるのは勿
論のこと、幅の狭い切屑から広い切屑までも切断
することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ従来のスローア
ウエイチツプの一例を示し、それぞれA図は平面
図、B図は側面図、第3図および第4図はこの考
案をなす過程において開発したスローアウエイチ
ツプを示し、第3図は平面図、第4図は第3図の
矢視図、第5図はそのチツプによつて生成され
た切屑の断面図、第6図は第3図および第4図に
示すチツプによる切削加工状況を示す図、第7図
はこの考案の一実施例を示し、A図は平面図、B
図は側面図、第8図は第7図の円部の拡大図、
第9図、第10図、第11図および第12図はそ
れぞれ第7図の矢視図、矢視図、XI−XI線矢
視断面図、XII−XII線矢視断面図、第13図、第1
4図、第15図および第16図はそれぞれこの考
案の他の実施例を示し、それぞれA図は平面図、
B図は側面図、第17図および第18図はこの考
案のさらに他の実施例を示し、第17図は平面
図、第18図は第17図の−線矢視断面
図である。 4,5,6,7,8,9……スローアウエイチ
ツプ、41,91……上面(すくい面)、42,
92……下面(すくい面)、43,63,73,
83……切刃、43a,63a,73a,83a
……直線部、43b……ノーズ部、45……突
稜、47……突稜、……2等分線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. すくい面41の周縁部に直線部43aとノーズ
    部43bとからなる切刃43が形成されてなるス
    ローアウエイチツプ4において、前記すくい面4
    1に、前記ノーズ部43bの中央部から前記すく
    い面41の内側へ向つて延在する突稜45、およ
    び端部から前記すくい面41の内側へむかつて延
    在する突稜47を形成し、さらに、ノーズ部43
    bと端部から延在する突稜47との間のすくい面
    41にはノーズ部43bから突稜47に向かうに
    したがつて漸次下方へ向かつて傾斜する平面44
    を形成すると共に、前記端部から延在する突稜4
    5よりさらに内側のすくい面41には中央部から
    延在する突稜45の両側に仮想球体の一部分によ
    つて形成される凹部46を形成したことを特徴と
    するスローアウエイチツプ。
JP19685883U 1983-12-21 1983-12-21 スロ−アウエイチツプ Granted JPS60103603U (ja)

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JPS60103603U JPS60103603U (ja) 1985-07-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4733962B2 (ja) * 2004-11-04 2011-07-27 エヌ・ティ・ティ・インフラネット株式会社 管切断器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5120941U (ja) * 1974-07-31 1976-02-16

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JPS5120941U (ja) * 1974-07-31 1976-02-16

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