JPH0329045Y2 - - Google Patents

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JPH0329045Y2
JPH0329045Y2 JP19945987U JP19945987U JPH0329045Y2 JP H0329045 Y2 JPH0329045 Y2 JP H0329045Y2 JP 19945987 U JP19945987 U JP 19945987U JP 19945987 U JP19945987 U JP 19945987U JP H0329045 Y2 JPH0329045 Y2 JP H0329045Y2
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JP
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protrusion
cutting edge
breaker groove
throw
protrusions
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JP19945987U
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は旋削加工に使用するスローアウエイチ
ツプに関し、チツプ先端に突起を設けたスローア
ウエイチツプのブレーカの改良に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、鋼などの旋削作業においては、連続した
切りくずを発生させない為に、チツプ上面にブレ
ーカ溝あるいは突起部を設け、切りくずを詰まら
すことなく適当な長さに分断処理を行なうスロー
アウエイチツプ(以下単にチツプと云う場合もあ
る)が用いられている。
これらのチツプとしては例えば、第7図に示す
もの(特開昭49−32279号公報)が知られており、
ノーズ部に形成されているブレーカ溝内に複数の
突起を設けたものである。
このチツプは切刃13に沿つてブレーカ溝14
が形成されており、ノーズ部近傍に2個の突起1
5及び突起16を設けたことにより、切込み量の
少ない軽切削では前記突起部に切りくずを当接
し、カールさせ分断処理するようになつている。
又、重切削ではブレーカ溝14にて切りくずをカ
ールし、分断処理することにより切りくず処理を
計つたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このチツプでは端面加工などの
引き切削において、第8図に示すように切込み量
dで矢印Aの方向に引く送りが働いた時には、切
りくず17が仕上面18側に排出され、この時に
切りくず17は第7図の断面−を示す第9図
と、断面−を示す第10図の各切刃からの突
起15,16までの距離L1,L2がL1<L2となつ
ている為に、突起15では切りくずのカール半径
が小さくなり、突起16では切りくずのカール半
径が大きく形成され、第8図に示すように仕上面
18の方向にカールし、加工面を傷つけてしま
う。又、高送りで加工する重切削においては、第
7図の断面−を示す第11図のように切刃と
ブレーカ溝の立上り部が同一か、若しくは切刃位
置より高く、溝の立上り部が形成されている為に
切りくず19がブレーカ溝14の立上り部にベタ
当りとなり、切削抵抗の増大や切りくず詰りをき
たし、チツプ欠損の原因ともなることから安定し
た切削が下可能となつてしまう。
本考案は以上のような問題点を解消し、端面な
どの引き切削や、高送りにて加工する重切削にお
いても切りくず処理が良好となるスローアウエイ
チツプを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成させる為に本考案は次のよう
な構成要件を具備している。すなわち、 多角形状より成り、切刃に沿つてブレーカ溝を
有し、ノーズ部の二等分線上に複数の突起を設け
たスローアウエイチツプにおいて、ノーズ部の最
近傍に第1の突起を設け、該突起と一定距離隔て
るか、若しくは一部重複するように第2の球状突
起を形成し、更に第2の球状突起の最高部近傍に
のみ重複するように第3の截頭円錐状突起を設
け、更に前記第3の突起より一定距離を隔てて中
央ボス面に連続するように第4の突起を形成して
おり、前記第1及び第2の突起はノーズ部の切刃
高さとほぼ等しく設け、かつ前記第1の突起はそ
の最上部よりチツプ中央部に向かつて傾斜するよ
うに形成されており、又、前記第3及び第4の突
起はノーズ部より高く位置する前記中央ボス面と
同じ高さに平面部を有するスローアウエイチツプ
であり、なおかつ前記第1の突起及び第2の球状
突起と前記ブレーカ溝とが交わる点と切刃との最
短距離が第1の突起との距離l1>第2の突起との
距離l2となるように形成されており、又、前記ボ
ス面の稜線は左右対称となるように前記第4の突
起を一端とし、チツプ中央部に向かつて湾曲する
ように、他端が前記ブレーカ溝に至つて突出部を
形成しており、前記ブレーカ溝は前記突出部と前
記第2の突起との間において、切刃に沿つて凹設
された溝と、それに続く平坦部よりなり、該平坦
部が切刃位置より低く形成されている事を特徴と
するスローアウエイチツプ。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例のスローアウエイチ
ツプを示す。図において本実施例のチツプは三角
形であつて、その三辺に切刃1が設けられてお
り、ランド部2よりチツプ中央に向かつてブレー
カ溝3が形成され、かつノーズ部近傍において、
頂角の二等分線上に複数の突起が設けられてい
る。
前記突起部は第1図の断面−を示す第2図
のようにノーズ部の最近傍に第1の突起4が設け
られ、これに一部重複するように第2の球状突起
5を形成し、その最上部近傍にのみ重複するよう
に第3の截頭円垂状突起6を設けている。
前記突起4及び突起5はノーズ部の切刃高さと
ほぼ等しく設け、突起下降部と前記ブレーカ溝3
とが交わる点と切刃との最短距離が第1図の断面
−を示す第3図及び断面−を示す第4図
のように第1の突起4とからなる距離l1>第2の
突起5からなる距離l2となるように形成されてい
ることにより、第5図に示すような端面の引切削
において、切込み量dで矢印Aの方向に引く送り
が働いた時に切りくず7を突起4よりも速く突起
5に当接させることにより、切りくず7を送り方
向にカールさせ、仕上面8に当てることなく排出
することができる。このことより従来例のように
加工後の仕上面の劣化を防ぐことが可能となつ
た。ここで突起5の前記距離l2は半径を大きくす
ることにより狭くするもので、排出される切りく
ずは突起4と突起5の2接点に接触し、ベタ当り
することなく低抵抗にてカールされる。
又、前記突起6はこれより一定距離を隔てて設
けられている第4の突起9及びこれに連続して形
成されているボス面10と同様、ノーズ部より高
く位置して平面部を形成している。
又、前記ボス面10の稜線は左右対称となるよ
うに前記突起9を一端とし、チツプ中央に向かつ
て湾曲するように他端が前記ブレーカ溝に至つて
突出部11を形成している。
又、前記ブレーカ溝は第1図の断面−を示
す第6図のように、前記突出部と前記突起5との
間においてのみ切刃に沿つて凹設されたブレーカ
溝3と、それに続く平坦部によりなり、該平坦部
12が切刃位置より低く形成されている。
第6図において、切削時における切りくずはブ
レーカ溝の立上り部が少なくなるように略円弧状
に形成されたブレーカ溝3により、従来例と比較
して切りくずの接触面積を減少させ、切削抵抗の
低減を計る事ができ、重切削においても切りくず
を詰まらす事なく、良好な状態で処理する事が可
能となつた。
更に送り量の高い切削においても、排出される
切りくずをブレーカ溝3と突起5、突起9及び突
出部11の点接触にてカールさせることにより、
切削抵抗の低減が計れることから、安定した切削
が可能となつた。
又、突出部11及び突起6は切刃部近傍に設け
たことにより、突起部9及びボス面11と合わせ
て切削時におけるチツプ座の安定を計つている。
以上において、本実施例では三角形チツプにつ
いて説明したが、正方形等の多角形チツプにも適
用できるものである。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、従来不充
分であつた端面の引き切削や重切削を含めたより
広範囲の使用領域において、切りくずを好ましい
形状で処理し、かつ低抵抗にて排出処理すること
を可能にしたスローアウエイチツプを提供するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るスローアウエイチツプの
一実施例を示す正面図、第2図、第3図、第4図
及び第6図はそれぞれ第1図における断面形状を
示し、第5図は切削時における切りくずの処理状
態を説明する図であり、第7図乃至第11図は従
来例を示し、第7図はその正面図、第8図乃至第
11図は切削時における切りくずの処理状態を示
す説明図である。 1…切刃、4…第1の突起、5…第2の突起、
6…第3の突起、9…第4の突起、7,17…切
りくず。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多角形状より成り、切刃に沿つてブレーカ溝を
    有し、ノーズ部の二等分線上に複数の突起を設け
    たスローアウエイチツプにおいて、ノーズ部の最
    近傍に第1の突起を設け、該突起と一定距離隔て
    るか、若しくは一部重複するように第2の球状突
    起を形成し、更に第2の球状突起の最高部近傍に
    のみ重複するように第3の截頭円垂状突起を設
    け、更に前記第3の突起より一定距離を隔てて中
    央ボス面に連続するように第4の突起を形成して
    おり、前記第1及び第2の突起はノーズ部の切刃
    高さとほぼ等しく設け、かつ前記第1の突起はそ
    の最上部よりチツプ中央部に向かつて傾斜するよ
    うに形成されており、又、前記第3及び第4の突
    起はノーズ部より高く位置する前記中央ボス面と
    同じ高さに平面部を有するスローアウエイチツプ
    であり、なおかつ前記第1の突起及び第2の球状
    突起と前記ブレーカ溝とが交わる点と切刃との最
    短距離が第1の突起との距離l1>第2の突起との
    距離l2となるように形成されており、又、前記ボ
    ス面の稜線は左右対称となるように前記第4の突
    起を一端とし、チツプ中央部に向かつて湾曲する
    ように、他端が前記ブレーカ溝に至つて突出部を
    形成しており、前記ブレーカ溝は前記突出部と前
    記第2の突起との間において、切刃に沿つて凹設
    された溝と、それに続く平坦部よりなり、該平坦
    部が切刃位置より低く形成されている事を特徴と
    するスローアウエイチツプ。
JP19945987U 1987-12-28 1987-12-28 Expired JPH0329045Y2 (ja)

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JPH01101706U JPH01101706U (ja) 1989-07-10
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US9666922B2 (en) 2013-02-26 2017-05-30 Kyocera Corporation Dielectric filter, duplexer, and communication device
CN104994981B (zh) * 2013-02-27 2017-04-12 京瓷株式会社 切削镶刀、切削工具以及切削加工物的制造方法

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JPH01101706U (ja) 1989-07-10

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