JPH0493110A - 正面フライス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、耐熱鋼などの加工に好適する正面フライスに
関し、特にチップの刃先構成および取付は構成を改善す
ることにより、切削寿命が長くなるようにしたものであ
る。

（従来の技術） 従来、この種の正面フライスでは、軸方向のすくい角お
よび半径方向のすくい角を正角にしたり、あるいは切刃
のチャンファ部分を工夫したりして、耐熱鋼の刃先溶着
性に対処していた。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、従来の１Ｆ面フライスでは、切刃の長期
寿命が得られず、耐熱鋼専用の正面フライスの開発が問
題点となっていた。

このようなことから、本発明では、切刃チップの刃先構
成お」：び取付げ構成などを改善して耐熱鋼などに好適
する正面フライスを提供しようとするものである。

（問題点を解決するだめのＬ段） 本発明は、土、述の点に鑑みなされたもので、カッタ本
体の取付は溝内には、ロケータおよび後楔が配置され、
略円板状をなすポジ形式の丸駒チップが組込まれるよう
に構成したものである。

すなわち、前記丸駒チップは、その周側面には、逃げ角
がイ（ｊｌテされるようにするとともに、この周側面が
６つの直線稜による平側面および直線稜よりも大きい円
弧稜にＪ：る円弧側面からなっているものである。

また、前記ロケータは、丸駒チップに対しては、切削に
関りする直線稜がカッタ本体の軸方向に対し直交する方
向に位置するように、また取付は溝に隣接する切屑ポケ
ットに対しては、チップ座の裏面側で隣接した傾斜面に
よって連続するようにカッタ本体に取付けらているもの
である。この場合、ロケータは、丸駒チップを受入れる
チップ座が７字状に開いた２つの拘束支持壁を有し、こ
の拘束支持壁によって１１１１記丸駒チツプの　１２０
゜間隔にある平側面を位置決めするようにしたものであ
る。

（作用） 本発明は、ポジ形式の丸駒チップがカッタ本体に組込ま
れるように構成したものであるから、特に軸方向すくい
角を大きくとることができ、また外周側では、円弧切刃
稜を構成することから耐熱鋼に対して良好な切削作用を
なすものである。

さらに、ポジ形式の丸駒チップに対して、ロケタのチッ
プ座内で位置決めを確実にするため、後楔によって固定
するようにしたから良好な取付は機能を有するものであ
る。

（実施例） 以下、本発明正面フライスにおける一実施例について、
図を参照しながら説明する。

第１図乃至第３図において、（１）は、中心取付は穴（
２）を有する環状体からなるカッタ本体であり、この本
体（１）の外周部分に設けられた取付は溝（３）内には
、ロケータ（４）、丸駒チップ（５）および後楔（６）
がそれぞれ配置されている。この場合、ロケータ（４）
は、取付は溝（３）の１にり端で１１ユめねじ（７）に
よりカッタ本体（１）に取付けられるが、第４図で明示
されているように、チップ座（８）内には、前記丸駒チ
ップ（５）を位置させるものである。そして、丸駒チッ
プ（５）は、第５図（ａ）〜（Ｃ）で示されているよう
に、その周側面には、逃げ角が付与され、しかもこの周
側面は、６つの直線稜（９）による傾斜平面（ｌＯ）お
よび直線稜（９）よりも人きな円弧稜（ＩＩ）による傾
斜円弧面（１２）から構成される。この場合、丸駒チッ
プ（５）の仕様は、傾斜円弧面（１２）の逃げ角θ、が
θ９°〜２８゜、傾斜平面（１０）の逃げ角０□がθ２
ｅ、±５゜、チップの直径（１がｄ−１４〜２６ｍｍ、
直線稜（９）の長さｆｆ＝１．５ｍｍ以十に設定される
。

このような仕様を有する丸駒チップ（５）は、前述した
ロケータ（４）のチップ座（８）内に位置したときには
、切削に関しする直線稜（９）がカッタ本体（１）の軸
方向に対する直交方向に位置し、またチップ座（８）の
７字状に開いた２つの拘束支持壁（１３）に対しては、
　１２０°間隔にある２つの傾斜平面（１０）が当接さ
れるものである。そして、このロケータ（４）は、前述
したように止り端側で＋にめねじ（７）によりカッタ本
体（１１に取付けられるが、取付は溝（３）に隣接する
切屑ポケット（１４）に対しては、チップ座（８）の裏
面側で隣接した傾斜面（Ｉ５）が連続するように構成さ
れているものである。

また、１）１ｊ記丸駒チップ（５）がロケータ（４）の
チップ座（８）内に組込まれたときには、最終的には、
締付けねしく１６）を備えた後楔（６）によって丸駒チ
ップ（５）を固定するが、そのときに構成される軸方向
のすくい角は、Ａ、Ｒ＝１４゜〜２２゜、半径方向すく
い角は、Ｒ，Ｒ＝−］’〜６°に設定される。

なお、本実施例では、カッタ本体（＋１については、中
心取付は穴（２）を有するものについて説明したが、第
６図で示されるような柄付きのｊ「面フライスにも適用
できるものである。この場合、第６図は、第１図〜第３
図のものに対し、同一部分には、同一符号を付している
ものである。

第７図は、本発明品および比鮫品による切刃の損傷比較
を示したものであり、本発明品の結果が良好であること
を示している。この場合、被削材は、インコネル７１８
で、切削条件は、以下のとおりである。切削様式は、中
心、湿式（水溶性切削油剤使用）、全数カ切削とした。

チップ材種：Ｇ２　　　　　　切刃ホーニング：なし切
削速度Ｖ　＝　２０ｍ／ｍｉｎ　　　切込みａ＝２．０
ｍｍ刃当り送りＳｚ”　ｏ、　ｌｏ　ｍｍ／刃　切削幅
Ｗ＝＝８２ｍｍ送り方向切削長さ＝１．Ｏｍ　　正味切
削時間＝　２７．０分また、この切削に使用した本発明
品および比較品は、以下のようなすくい角、逃げ角の構
成をとるものであるる 第８図は、前述した正面フライスを１枚刃として絹込み
、すくい角と切刃の寿命関係を調べたものである。この
結果、本発明品の切刃構成が長寿命であることが確認さ
れた。

（発明の効果） 本発明は、以−１−説明したように、丸駒チップ（５）
を組込んだ正面フライスを提供し、その切刃構成および
取付は構成を改善するようにしたものであるから、耐熱
鋼などの切削加工に好適し、長期の切刃寿命が得られる
という利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明１■而フライスにおける一実施例を示
す一部正面図、第２図は、その平面図、第３図は、−・
部所面図、第４図は、第２図中のＩＶＩＶ線に沿って得
られる拡大断面図、第５図（８）（ｂ）（ｃ）は、丸駒
チップを示ず図で、第５図（ａ）は、正面図、第５図　
［ｂ）は、側面図、第５図（Ｃ）は、一部底面図、第６
図は、本発明正面フライスにおける他の実施例を示した
一部正面図、第７図は、本発明品および比較品における
切刃の損傷比較を示した説明図、第８図は、同じく本発
明品および比較品におけるすくい角と切刃の寿命関係を
比１咬した説明図である。 ）・・・カッタ本体 ４）・・・ロケータ ６）・・・後桟 ９）・・・直線稜 ＋１）・・・円弧稜 １３）・・・拘束支持壁 ＋５）・・・傾斜面 ３）・・・取付は溝 ５）・・・丸駒チップ ８）・・・チップ座 １０）・・・傾斜平面 ２）・・・傾斜円弧面 １４）・・・切屑ポケット 特許出願人　東芝タンガロイ株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）略円板状をなす丸駒チップ（５）がカッタ本体（
   １）の取付け溝（３）内にあるロケータ（４）によって
   位置決めされるとともに、後楔（６）によって固定され
   るようにした正面フライスにおいて、前記丸駒チップ（
   ５）は、その周側面には、逃げ角が付与されるようにな
   っているとともに、周側面が６つの直線稜（９）による
   傾斜平面（１０）および直線稜（９）よりも大きい円弧
   稜（１１）による傾斜円弧面（１２）からなっており、 前記ロケータ（４）は、丸駒チップ（５）に対しては、
   切削に関与する直線稜（９）がカッタ本体（１）の軸方
   向に対し直交する方向に位置するように、また取付け溝
   （３）に隣接する切屑ポケット（１４）に対しては、チ
   ップ座（８）の裏面側で隣接した傾斜面（１５）によっ
   て連続するようにカッタ本体（１）に取付けられるとと
   もに、丸駒チップ（５）を受入れるチップ座（８）がＶ
   字状に開いた２つの拘束支持壁（１３）を有し、この拘
   束支持壁（１３）によって前記丸駒チップの１２０゜間
   隔にある傾斜平面（１０）を位置決めするようにしたこ
   とを特徴とする正面フライス。
2. （２）丸駒チップ（５）をカッタ本体（１）に組込んだ
   ときに、軸方向すくい角Ａ．ＲがＡ．Ｒ＝１４゜〜２２
   ゜、半径方向すくい角Ｒ．ＲがＲ．Ｒ＝−１゜〜６゜の
   範囲内で設定されている請求項１記載の正面フライス。