JPH10263916A - スローアウェイチップ - Google Patents

スローアウェイチップ

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Publication number
JPH10263916A
JPH10263916A JP7845397A JP7845397A JPH10263916A JP H10263916 A JPH10263916 A JP H10263916A JP 7845397 A JP7845397 A JP 7845397A JP 7845397 A JP7845397 A JP 7845397A JP H10263916 A JPH10263916 A JP H10263916A
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JP
Japan
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cutting edge
arc
throw
straight
shaped
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JP7845397A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Arai
辰夫 新井
Takanobu Saitou
貴宣 斉藤
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工面が滑らかで切刃の段差がつかない。 【解決手段】 直線状の切刃14と円弧状の切刃15を
交互に4つづつ接続し、直線状の切刃14は円弧状の切
刃15の両端の接線上に形成して、上面12の稜線を形
成する。直線状の切刃14は互いに直交する。上面の中
心点Oから直線状の切刃14の両端まで延びる二線の挟
角をαとし、円弧状の切刃15の両端まで延びる二線の
挟角をβとした時、α≦βとする。直線状の切刃14は
内接円Raに接し、円弧状の切刃15は外接円Rbに接
し、内接円と外接円の半径の差を3mm以下にする。直
線状の切刃14につながる側面に取付基準面として平面
17を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に正面フライス
等に取り付けられるスローアウェイチップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、正面フライス等に取り付けられる
スローアウェイチップの一例として、実公平6−216
13号公報に示すものがある。このスローアウェイチッ
プ1は、図16(a)、(b)に示すように略円形平板
状を呈し、上面2の稜線が切刃とされ、この切刃は、円
弧刃3が等間隔で6個形成され、隣接する二つの円弧刃
3の間に直線刃4が等間隔で6個形成されて、全体で略
円形の切刃を構成している。円弧刃3と直線刃4の逃げ
角はそれぞれポジに設定されている。そして、切削時に
おいては、スローアウェイチップ1を正面フライス等の
チップ取付座に装着する際、円弧刃3をノーズとして先
端外周側に位置させ、隣接する直線刃4で仕上げ切削す
るとしている。切削に際しては図示しない工具本体に円
弧刃3がノーズとして先端外周部に位置するように配置
し、円弧刃3とその先端側に位置する直線刃4とで切削
加工が行われる(図17参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなスローアウェイチップ1を用いて切削する場合、図
17に示すように、円弧刃3と直線刃4とが鈍角で交差
するためにその交点Pが加工面に段差5を形成すること
になり、加工面を滑らかな曲線に切削加工することがで
きないという欠点がある。本発明は、このような実情に
鑑みて、円弧状の切刃と直線状の切刃の交差部を含めて
被削材を滑らかな曲面に切削加工できるようにしたスロ
ーアウェイチップを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスローアウ
ェイチップは、着座面に対向する上面の稜線が切刃とさ
れたスローアウェイチップにおいて、切刃は直線状の切
刃と円弧状の切刃とを備え、直線状の切刃は円弧状の切
刃の端部の接線上に形成されていると共に、上面の中心
から直線状の切刃の両端まで延びる二線の挟角をαと
し、上面の中心から円弧状の切刃の両端まで延びる二線
の挟角をβとした時に、α≦βとされていることを特徴
とする。このスローアウェイチップを工具本体に装着し
て切削加工する際、先端外周側に位置する円弧状の切刃
で主たる切削を行い、丸チップと同等な切削を行うこと
ができ、この円弧状の切刃に隣接して先端側に位置する
直線状の切刃で仕上げ切削を行うことができ、直線状の
切刃と円弧状の切刃との交差部を含めて被削材の加工面
を滑らかな曲面に切削加工することができる。しかも、
α≦βとすることで、主たる切削を行う円弧状の切刃の
領域を大きく設定することができると共に、このスロー
アウェイチップを工具本体のチップ取付座に装着する
際、チップのオーバーハングを抑制することができる。
【0005】また、本発明に係るスローアウェイチップ
は、着座面に対向する上面の稜線が切刃とされたスロー
アウェイチップにおいて、切刃は直線状の切刃と円弧状
の切刃とを備え、直線状の切刃と円弧状の切刃の間に、
直線状の切刃に対して微少角度だけ上面の内側に曲げら
れた副切刃が接続され、該副切刃は円弧状の切刃の端部
の接線上に設けられていることを特徴とするものであ
る。副切刃で仕上げ切削することで、円弧状の切刃と副
切刃とで切削加工する加工面が一層滑らかになる。
【0006】また、上面の中心から直線状の切刃及び副
切刃の両端まで延びる二線の挟角をαとし、上面の中心
から円弧状の切刃の両端まで延びる二線の挟角をβとし
た時に、α≦βとされていてもよい。主たる切削を行う
円弧状の切刃の領域を大きく設定することができると共
に、このスローアウェイチップを工具本体のチップ取付
座に装着する際、チップのオーバーハングを抑制するこ
とができる。また、直線状の切刃につながる側面は、着
座面から上面に向けて二段に形成されて下段が取付基準
面とされ、取付基準面が上段の面より幅広に形成されて
いてもよい。取付基準面が幅広に設定されていること
で、チップ取付座への装着強度が大きくなると共に、切
削時にチップの回転を防止できる。
【0007】また、直線状の切刃と円弧状の切刃は交互
に接続されて四つづつ配設されて上面の稜線が形成され
ていると共に、隣接する二つの直線状の切刃は互いに直
交しており、正八角形板状のスローアウェイチップを装
着する工具のチップ取付座に装着できるようにしてもよ
い。正八角形のチップと交換してチップ取付座に装着で
きるから、このチップ専用のチップ取付座を有する工具
本体を用意する必要がない。また、直線状の切刃は比較
的小径の内接円に接し、円弧状の切刃は比較的大径の外
接円に接するように形成されていて、内接円と外接円の
直径の差が3mm以下に設定されていてもよい。このチ
ップの上面の形状が正八角形のチップに近接する形状と
なり、同一のチップ取付座に交換して装着できて経済的
である上にオーバーハングを抑制することができて取り
付け強度が大きい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面により説明する。まず、本発明の第一の実施の形態
を図1乃至図3により説明する。図1は実施の形態によ
るスローアウェイチップの平面図、図2は図1に示すス
ローアウェイチップの側面図、図3は図1に示すスロー
アウェイチップの中央縦断面図である。図1乃至図3に
示すスローアウェイチップ10は略々正八角形板状を呈
しており、着座面をなす下面11に対向する上面12の
中央部から下面11に向けて貫通するネジ用の孔13が
穿孔されている。上面12の稜線は切刃とされ、この切
刃は、直線状の切刃14と円弧状の切刃15とが交互に
4つづつ形成されている。
【0009】直線状の切刃14は、上面12の中心点O
を中心とする直径a(例えばa=φ17mm)の仮想の
内接円Raに接するように配設され、しかも隣り合う直
線状の切刃14は互いに直交している。また、円弧状の
切刃15は、半径r(例えばr=7mm)の円弧状とさ
れ、上面12の中心点Oを中心とする直径b(例えばb
=φ18.243mm)の仮想の外接円Rbに接するよ
うに配設されている。しかも内接円Raと外接円Rbの
各直径はb>aで、その差が3mm以下に小さく設定さ
れていることで、上面12は正八角形に近接した形状と
されている。尚、(b−a)が3mmより大きいとオー
バーハングが大きくなる欠点がある。しかも、各円弧状
の切刃15の両端の接線上に、隣接する直線状の切刃1
4が接続されていて、円弧状の切刃15と直線状の切刃
14は滑らかに連結されている。また、上面12の中心
点Oから直線状の切刃14の両端を結ぶ2本の線の挟角
をα(例えばα=20゜1′)とし、上面12の中心点
Oから円弧状の切刃15の両端を結ぶ2本の線の挟角を
β(例えばβ=69゜59′)とした時、α≦βの関係
にあるものとする。
【0010】また、スローアウェイチップ10の側面1
6において、直線状の切刃14に続く側面は下面11か
ら上面12に向けて外側に傾斜して、全体にほぼ同一幅
の平面17とされている。この平面17は上面12に直
交する線に対して例えば20゜の角度に傾斜され(図3
参照)、チップ10を正面フライス等のチップ取付座に
装着する際の取付基準面とされている。円弧状の切刃1
5に続く側面も、下面11から上面12に向けて外側に
傾斜する凸曲面18とされている。そのため、チップ1
0は側面が平面17と凸曲面18とが交互に連結されて
形成されたポジチップとされている。しかも、平面17
は凸曲面18をカットするように形成されている。
【0011】本実施の形態によるスローアウェイチップ
10は上述のように構成されており、このスローアウェ
イチップ10を、図4及び図5に示すような正八角形板
状のスローアウェイチップ20を装着する正面フライス
21に装着して切削加工することができる。そのため、
本実施の形態によるチップの作用を説明する前に、図4
及び図5に示す正面フライス21について説明する。図
4は正面フライスの側面図、図5は先端面図である。図
4及び図5において、正面フライス21の工具本体22
の先端外周部が切欠られてチップ取付座23が形成され
(図4では1つのチップ取付座のみを示す)、このチッ
プ取付座23は、正八角形板状のスローアウェイチップ
20の下面が着座する底面23aと、このチップ20の
8つの側面のうち、互いに直交する二つの側面が当接し
て位置決めされる二つの側壁23b、23cとで形成さ
れている。
【0012】この正面フライス21において、正八角形
板状のスローアウェイチップ20に代えて、図6に示す
ように、第一の実施の形態によるスローアウェイチップ
10を装着する。その際、チップ10の着座面11をチ
ップ取付座23の底面23aに着座させ、側面16のう
ちの隣接する二つの取付基準平面17,17を側壁23
b,23cに当接させて位置決めした状態でネジ止めす
る。装着状態で、図7に示すように、チップ20の円弧
状の切刃15をノーズ部として先端外周側に位置させて
主たる切削が行われ、丸チップと同等の切削作用がなさ
れると共に、先端側に工具本体の回転軸線に直交して
(水平方向に)位置する直線状の切刃14で仕上げ切削
が行われる。その際、この直線状の切刃14は円弧状の
切刃15の接線上に滑らかに接続されているから、加工
面に直線状の切刃14と円弧状の切刃15との交点によ
る段差が形成されることなく、加工面が滑らかな凹曲面
として形成されることになる。
【0013】上述のように本実施の形態のスローアウェ
イチップ10は、正八角形板状のスローアウェイチップ
20を装着する正面フライス21に装着することができ
るから、実施の形態によるスローアウェイチップ10専
用の正面フライスを製作する必要がなく、経済的であ
る。また、α≦βの関係にあるために円弧状の切刃15
が大きく主たる切削に好都合であり、丸チップと同等の
切削がなされ、しかも内接円Raと外接円Rbとの直径
差が小さいために、チップ10をチップ取付座23に装
着した際、オーバーハングの量を抑制できる。しかも直
線状の切刃14が円弧状の切刃15に対して接線上に滑
らかに連結されているから、切削加工時に切刃14と切
刃15の接続部の加工面に段差ができることなく滑らか
な加工面を形成できる。
【0014】次に本発明の他の実施の形態を説明する
が、上述の実施の形態と同一または同様の部分または部
材には同一の符号を用いてその説明を省略する。図8乃
至図10は第二の実施の形態を示すものであり、図8は
第二の実施の形態によるスローアウェイチップの平面
図、図9は図8に示すスローアウェイチップの側面図、
図10は図8に示すスローアウェイチップの中央縦断面
図である。本実施の形態において、スローアウェイチッ
プ25の側面26では、直線状の切刃14に続く側面が
二段のポジの傾斜面に形成されており、上段は例えば同
一幅の第一平面27とされ、上面12の垂線に対して例
えば15゜の角度で下面側から上面12に向けて外側に
傾斜している。下段は第一平面27よりも大きい傾斜角
度(例えば20゜)で下面11から上面12に向けて外
側に傾斜しているポジの第二平面28とされ、第一平面
27との接続部から下面11に向けて横幅が漸次増大し
て凸曲面18との境界が円弧状を呈している略碗型に形
成されている。この場合、第二平面28がチップ取付座
23の側壁23bまたは23cに当接する取付基準面に
なる。
【0015】本実施の形態によれば、取付基準面をなす
第二平面28が下方に広がる略碗型を呈しているから、
工具本体22のチップ取付座23への装着時に着座の安
定性が一層向上する上に切削時のチップ回転防止機能が
向上するという効果がある。
【0016】次に本発明の第三の実施の形態を図11乃
至図13により説明する。図11は第三の実施の形態に
よるスローアウェイチップの平面図、図12は図11に
示すスローアウェイチップの側面図、図13は図11に
示すスローアウェイチップの中央縦断面図である。本実
施の形態において、スローアウェイチップ30の各直線
状の切刃14と一方の円弧状の切刃15との境界近辺が
直線状の切刃14に対して微少角度(例えば5゜)だけ
上面12の内側(中心点O)に傾斜して微少幅の直線状
の副切刃31とされている(図11、図14参照)。こ
の副切刃31は隣接する円弧状の切刃15の端部の接線
上に位置することで、副切刃31と円弧状の切刃15と
は滑らかに接続されている。
【0017】しかも、上面12の中心点Oから直線状の
切刃14及び副切刃31の稜線の両端まで延びる二線の
挟角をαとし、上面12の中心点Oから円弧状の切刃1
5の両端まで延びる二線の挟角をβとした時、α≦βの
関係にあるものとする。具体例を挙げれば、上面12の
中心点Oから直線状の切刃14、副切刃31、円弧状の
切刃15の各両端を結ぶ各2本の線の挟角は、それぞれ
例えば25゜55′、9゜40′、54゜25′に設定
され、α=35゜35′、β=54゜25′となる。ま
た、側面34では、副切刃31につながる第三平面32
が同一幅で上下面12、11間に形成されることにな
り、直線状の切刃14に接続される平面17が取付基準
面とされる。
【0018】本実施の形態によれば、工具本体22のチ
ップ取付座23にスローアウェイチップ30を装着した
状態で先端側の副切刃31を工具本体22の回転軸線に
直交させて(水平方向を向けて)配設する。これによ
り、図14に示す切削時に副切刃31を水平方向に位置
させて円弧状の切刃15で主たる切削を行いつつ、副切
刃31で仕上げ切削することができる。その際、副切刃
31と円弧状の切刃15の交差部は滑らかに接続されて
いるから、加工面に段差が形成されることなく滑らかな
加工面が形成される。
【0019】尚、変形例として直線状の切刃14及び副
切刃31の側面を二段の平面にしてもよく、図15はそ
の一例を側面図で示すものである。即ち、チップ30の
側面29において、上段に平面17a、第三平面32a
を設け、下段に平面17a及び第三平面32aにまたが
る第四平面33が形成されている。そして、平面17
a、第三平面32aは上面12に直交する垂線に対して
例えば20゜の傾斜角、第四平面33は上面12に直交
する垂線に対して例えば25゜の傾斜角に設定されてい
る。第四平面33がチップ取付座23の側壁23bまた
は23cに当接する取付基準面となる。
【0020】尚、上述の実施の形態では、各スローアウ
ェイチップ10、25、30はポジチップとされている
が、ネガチップとしてもよい。ポジチップでは、直線状
の切刃14(及び副切刃31)と円弧状の切刃15でな
すノーズを4コーナとれるが、ネガチップとすることで
8コーナのノーズを得ることができる。また、上面12
にブレーカ溝を形成するようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るスローアウ
ェイチップは、切刃は直線状の切刃と円弧状の切刃とを
備え、直線状の切刃は円弧状の切刃の端部の接線上に接
続されていると共に、上面の中心から直線状の切刃の両
端まで延びる二線の挟角をαとし、上面の中心から円弧
状の切刃の両端まで延びる二線の挟角をβとした時に、
α≦βとされているから、先端外周側に位置する円弧状
の切刃で主たる切削を行い、丸チップと同等の切削作用
を行うことができると共に、この円弧状の切刃に隣接し
て先端側に位置する直線状の切刃で仕上げ切削を行うこ
とができ、しかも直線状の切刃と円弧状の切刃との交差
部を含めて被削材の加工面を滑らかな曲面に切削加工す
ることができる。更に、主たる切削を行う円弧状の切刃
の領域を大きく設定することができると共に、チップ取
付座に装着する際、チップのオーバーハングを抑制する
ことができる。また、本発明に係るスローアウェイチッ
プは、切刃は直線状の切刃と円弧状の切刃とを備えると
共に、直線状の切刃と円弧状の切刃の間に、直線状の切
刃に対して微少角度だけ上面の内側に曲げられた副切刃
が接続され、該副切刃は円弧状の切刃の端部の接線上に
設けられているから、副切刃で仕上げ切削して、円弧状
の切刃と副切刃とで切削加工する加工面が一層滑らかに
なる。
【0022】また、上面の中心から直線状の切刃及び副
切刃の両端まで延びる二線の挟角をαとし、上面の中心
から円弧状の切刃の両端まで延びる二線の挟角をβとし
た時に、α≦βとされているから、主たる切削を行う円
弧状の切刃の領域を大きく設定することができると共
に、チップ取付座に装着する際、チップのオーバーハン
グを抑制することができる。また、直線状の切刃につな
がる側面は、着座面から上面に向けて二段に形成されて
下段が取付基準面とされ、取付基準面が上段の面より幅
広に形成されているから、チップ取付座への装着が確実
になる上にチップの回転防止能力が向上する。
【0023】また、直線状の切刃と円弧状の切刃は交互
に接続されて四つづつ配設されて上面の稜線が形成され
ていると共に、隣接する二つの直線状の切刃は互いに直
交しており、正八角形板状のスローアウェイチップを装
着する工具のチップ取付座に装着できるから、この発明
によるチップ専用のチップ取付座を有する工具本体を用
意する必要がない。また、直線状の切刃は比較的小径の
内接円に接し、円弧状の切刃は比較的大径の外接円に接
するように形成されていて、内接円と外接円の直径の差
が3mm以下に設定されているから、このチップの上面
の形状が正八角形のチップに近接する形状となり、同一
のチップ取付座に交換して装着できて経済的である上に
オーバーハングを抑制することができて取り付け強度が
大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態によるスローアウ
ェイチップの平面図である。
【図2】 図1に示すスローアウェイチップの側面図で
ある。
【図3】 図1に示すスローアウェイチップの中央縦断
面図である。
【図4】 正八角形板状のスローアウェイチップを装着
した一般的な正面フライスの側面図である。
【図5】 図4に示す正面フライスの先端面図である。
【図6】 図4、5に示す正面フライスに第一の実施の
形態によるスローアウェイチップを装着した状態を示す
要部側面図である。
【図7】 図6に示す装着状態による第一の実施の形態
のスローアウェイチップで被削材を切削する状態を示す
図である。
【図8】 本発明の第二の実施の形態によるスローアウ
ェイチップの平面図である。
【図9】 図8に示すスローアウェイチップの側面図で
ある。
【図10】 図8に示すスローアウェイチップの中央縦
断面図である。
【図11】 本発明の第三の実施の形態によるスローア
ウェイチップの平面図である。
【図12】 図11に示すスローアウェイチップの側面
図である。
【図13】 図11に示すスローアウェイチップの中央
縦断面図である。
【図14】 第三の実施の形態のスローアウェイチップ
で被削材を切削する状態を示す図である。
【図15】 第三の実施の形態の変形例を示すスローア
ウェイチップの側面図である。
【図16】 従来のスローアウェイチップを示すもの
で、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図17】 図16に示すスローアウェイチップによる
切削状態を示す図である。
【符号の説明】
10,25,30 スローアウェイチップ 14 直線状の切刃 15 円弧状の切刃 17 平面 28 第二平面 31 副切刃 33 第四平面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着座面に対向する上面の稜線が切刃とさ
    れたスローアウェイチップにおいて、前記切刃は直線状
    の切刃と円弧状の切刃とを備え、前記直線状の切刃は前
    記円弧状の切刃の端部の接線上に形成されていると共
    に、前記上面の中心から前記直線状の切刃の両端まで延
    びる二線の挟角をαとし、前記上面の中心から前記円弧
    状の切刃の両端まで延びる二線の挟角をβとした時に、
    α≦βとされていることを特徴とするスローアウェイチ
    ップ。
  2. 【請求項2】 着座面に対向する上面の稜線が切刃と
    されたスローアウェイチップにおいて、前記切刃は直線
    状の切刃と円弧状の切刃とを備えると共に、前記直線状
    の切刃と円弧状の切刃との間に直線状の切刃に対して微
    少角度だけ上面の内側に曲げられた副切刃が接続され、
    該副切刃は前記円弧状の切刃の端部の接線上に設けられ
    ていることを特徴とするスローアウェイチップ。
  3. 【請求項3】 前記上面の中心から前記直線状の切刃及
    び副切刃の両端まで延びる二線の挟角をαとし、前記上
    面の中心から前記円弧状の切刃の両端まで延びる二線の
    挟角をβとした時に、α≦βとされていることを特徴と
    する請求項2記載のスローアウェイチップ。
  4. 【請求項4】 前記直線状の切刃につながる側面は、着
    座面から上面に向けて二段に形成されて下段が取付基準
    面とされ、該取付基準面が上段の面より幅広に形成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載
    のスローアウェイチップ。
  5. 【請求項5】 前記直線状の切刃と円弧状の切刃は交互
    に接続されて四つづつ配設されて前記上面の稜線が形成
    されていると共に、隣接する前記直線状の切刃は互いに
    直交しており、正八角形板状のスローアウェイチップを
    装着する工具のチップ取付座に装着できるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載のスロー
    アウェイチップ。
  6. 【請求項6】 前記直線状の切刃は比較的小径の内接円
    に接し、前記円弧状の切刃は比較的大径の外接円に接す
    るように形成されていて、前記内接円と外接円の直径の
    差が3mm以下に設定されていることを特徴とする請求
    項5記載のスローアウェイチップ。
JP7845397A 1997-03-28 1997-03-28 スローアウェイチップ Pending JPH10263916A (ja)

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