JPH044974A - 鉄骨構造におけるh形鋼材溶接接合工法及び溶接接合用裏当材 - Google Patents

鉄骨構造におけるh形鋼材溶接接合工法及び溶接接合用裏当材

Info

Publication number
JPH044974A
JPH044974A JP10533290A JP10533290A JPH044974A JP H044974 A JPH044974 A JP H044974A JP 10533290 A JP10533290 A JP 10533290A JP 10533290 A JP10533290 A JP 10533290A JP H044974 A JPH044974 A JP H044974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
welded
welding
shape steel
steel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10533290A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Izumi
満 泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP10533290A priority Critical patent/JPH044974A/ja
Publication of JPH044974A publication Critical patent/JPH044974A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は鉄骨構造における圧延H形鋼梁と柱または、圧
延H形鋼柱と梁との溶接接合工法及び同工法に使用され
る溶接用裏当材に係るものである。
(従来の技術) 鉄骨構造の完全滲込み溶接部では良好な溶接施工を行な
うため、第8図に示すように、H形鋼(a)のウェブ(
a、)に円弧状のスカラップ(ハ)を欠截し、この部分
にフラットバーを通し、これを裏当金(C)として溶接
する方法が一般的である。
図中(a2)はH形鋼(a)のフランジ部、(d)は溶
接部、(e)はH形鋼(a)の接合される柱フランジで
ある。
しかしながら前記の方法においては、スカラップの円弧
部分の加工が煩雑である。特に囚で示すフランジ部(a
2)下面に接する部分では、フランジ部(a2)を毀傷
しないように2〜3閣残して切断するため、裏当金(C
)を当接するのに際してこの部分囚をグラインダで削取
る必要があり、この作業が手作業で行なわれるために甚
だ非能率である。またスカラップ(blとフランジ部(
a2)との境界部(I31にはガス切断の際に切欠を生
起し易く、この部分から構造物の破壊に結びつくことが
ある。またスカラップ[有])のために、ウェブ部(a
l)に構造耐力上好ましくない断面欠損を生起する。更
にルート間隔(8)が裏当金[C)の取付は精度に影響
されて設計通りとならず、溶接欠損が発注し易い。
このため、特公昭51−29505号公報において、カ
ール部分子X)とスレート部分(y)とを有する裏当金
を、カール部分(X)がフランジとウェブとの付根の円
弧に沿って、ストレート部分(支)が前記H形鋼(a)
のフランジ(az)とウェブ(aI)の付根のルート間
隔gに嵌合するように取付けて溶接するようにした、ス
カラップを欠截しなくても良好な溶接施工に用いられる
裏当材(X)が提案された。(第9図乃至第13図参照
) しかしながら前記裏当材(X)は、H形鋼のウェブが柱
フランジ面より溶接部のルート間隔部だけ離隔している
ので、ウェブ部分と柱フランジの隅肉溶接ができず、高
カボル) fz)による接合を採用せざるを得ない。
ウェブをすみ肉溶接するためにはウェブと柱フランジと
の間隔が0〜21の場合が適しており、現在、柱、梁接
合部の工場溶接では、殆んどの場合、ウェブの接合は特
別な加工を必要としないすみ肉溶接が適用されている。
本発明者等は更に前記従来の裏当材の問題点を解決する
ため、実公昭59−42237号公報において、設計開
先形状に切断されたH形鋼におけるウェブ(a、)とフ
ランジ(a2)との交叉部に嵌合する溝孔(1)を有す
るとともに、同溝孔(1)の奥壁(2)を前記設計開先
形状の面に沿った傾斜面に形成したスカラップを必要と
しない、H形鋼溶接用裏当材(3)を提案した。(第1
4図乃至第18図参照)図中(4)は前記溝孔(1)の
両側に形成されたウェブ(aI)とフランジ(a2)と
の交叉部に設けた弯曲面に合致する曲面部である。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来の裏当材(3)によれば、H形鋼のウェブのす
み肉溶接は可能ではあるものの、形状が複雑なため、製
造がやや困難で、コストが高いという欠点を有している
本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案され
たもので、その目的とする処は、圧延H形鋼溶接部に対
して、スカラップを欠截することなく、信較度の高い溶
接施工を行なうことができ、しかも構成が簡素化された
溶接接合工法及び溶接接合用裏当材を提供する点にある
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本発明に係る鉄骨構造にお
けるH形鋼材溶接接合工法は、H形鋼のフランジに設計
開先角度に等しい傾角を有する傾斜面を設けるとともに
、同傾斜面下端縁と前記ウェブの側端縁との間に亘って
、設計ルート間隔に等しい水平段部を設けてなるH形鋼
部材を、被溶接部材に対設し、水平板状部片の先端面が
前記ウェブフィレットの曲率に沿う弯曲面に形成された
左右一双の裏当材を、前記H形鋼部材におけるウェブ側
端縁部の表裏両側から取付けたのち、同H形鋼部材の開
先部分を被溶接部材に溶接するように構成されている。
また本発明に係る溶接接合用裏当材は、先端面が前記H
形鋼材のウェブフィレットの曲率に沿う弯曲面に形成さ
れた一双の水平板状部片より構成されている。
(作用) 本発明によれば前記したように、H形鋼のフランジに設
計開先角度に等しい傾角を有する傾斜面を設けるととも
に、同1頃斜面下端縁と前記ウェブの側端縁との間に亘
って設計ルート間隔に等しい水平段部を設けてH形鋼部
材を構成し、同H形鋼部材を被溶接部材に対設する。
次いで水平板状部片の先端面が前記フィレットの曲率に
沿う弯曲面に形成された左右一双の裏当材を、前記H形
鋼部材の表裏両面から取付け、同H形鋼部材の開先部分
を被溶接部材に溶接することによって、スカラップを設
けることなく、前記H形鋼部材を被溶接部材に溶接する
ことができ、良好な完全溶造み溶接部が形成される。
また前記H形部材のウェブには、前記設計開先角度に等
しい頭角を有する傾斜面の先端より、設計ルート間隔に
等しい水平段部が設けられていることによって、前記ウ
ェブは被溶接部材に密接して対設され、すみ肉溶接によ
って溶接されるものである。
(実施例) 以下本発明を柱梁の溶接に適用した図示の実施例につい
て説明する。
(11)はH形鋼梁で、フランジ(lla)、及びウェ
ブ(llb)における前記フランジ(lla)に接する
所要の曲率を有する弯曲面に形成されたウェブフィレツ
) (llb’lに亘って、設計開先角度θに等しい傾
角を有する傾斜面(12)を設けるとともに、同傾斜面
(12)の下端縁とウェブ(llb)の自由端縁とに跨
って設計ルート間隔gに等しい水平段部(13)を設け
る。
(14)は裏当材で、水平板状部片(14a)の先端面
が前記ウェブフィレット(11b′)の曲率に沿う弯曲
面(14b)に形成されている。
而して前記H形鋼梁(11)を被溶接部材である柱フラ
ンジ(15)に対設し、前記H形鋼梁(11)のウェブ
自由端縁部の表裏両側より、前記水平段部(I3)及び
傾斜面(12)の一部を挟んで取付けたのち、H形鋼梁
(11)の開先部分の溶接を行なうことによって、良好
な完全滲込み柱梁溶接部が形成される。
(第1図参照) なお、図中(16)は柱フランジ(I5)とH形鋼梁(
11)のウェブ(llb)とのすみ固溶接部である。
(発明の効果) 本発明によれば前記したように、H形鋼のフランジと、
所要の曲率を有するウェブフィレットの各先端面に亘っ
て、設計開先角度に等しい頭角を有する傾斜面を設け、
同傾斜面の下端縁とウェブの側端縁との間に亘って設計
ルート間隔に等しい水平段部を設けてH形鋼部材を構成
して、同部材を被溶接部材に対設し、同H形鋼部材のウ
ェブ側端縁部の表裏両側から水平板状部片の先端面が前
記ウェブフィレットの曲率に沿う弯曲面に形成された左
右一双の裏当材を取付け、前記H形鋼部材の開先部分を
被溶接部材に溶接することによって、スカラップを設け
ることなく、H形鋼部材を被溶接部材に確実に溶接する
ことができる。また前記裏当材は、水平板状部片の先端
に前記H形鋼部材のウェブフィレットの曲率に沿う弯曲
面を形成した簡単な構造であるため、製造が容易で製造
コストが節減されるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の方法をH形鋼梁と柱との接合部との溶
接に適用した実施例の実施状況を示す側面図、第2図及
び第3図は夫々H形鋼梁の部分側面国益に正面図、第4
図は本発明に係る裏当材の斜視図、第5図はその正面図
、第6図はその平面図、第7図はその側面図、第8図は
従来のスカラップを使用したH形鋼梁の溶接部を示す側
面図、第9図は従来の裏当材の斜視図、第10図はその
平面図、第11図はその正面図、第12図はその側面図
、第13図は開票当社の使用状況を示す側面図、第14
図は従来の裏当材の他の例を示す斜視図、第15図はそ
の平面図、第16図はその正面図、第17図はその側面
図、第18図は前記裏当材を使用したH形鋼梁の溶接部
を示す側面図である。 (11)・・・H形鋼梁、    (lla)・・・フ
ランジ、(llb)・・・ウェブ、 (Ilb ’)・・・ウェブフィレット、(12)・・
・傾斜面、     (13)・・・水平段部、(14
)・・・裏当金、     (14a)・・・水平板状
部片、(14b)・・・弯曲面、    (15)・・
・柱フランジ。 代理人 弁理士 岡 本 重 文 外1名 第1図 第3図 第4図 第5図 I4a水平板状部片 14b弯曲面

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、H形鋼のフランジに設計開先角度に等しい傾角を有
    する傾斜面を設けるとともに、同傾斜面下端縁とウェブ
    フィレット部の側端縁との間に亘って、設計ルート間隔
    に等しい水平段部を設けてなるH形鋼部材を、被溶接部
    材に対設し、水平板状部片の先端面が前記ウェブフィレ
    ットの曲率に沿う弯曲面に形成された左右一双の裏当材
    を、前記H形鋼部材におけるウェブ側端縁部の表裏両側
    から取付けたのち、同H形鋼部材の開先部分を被溶接部
    材に溶接することを特徴とする鉄骨構造におけるH形鋼
    材溶接接合工法。 2、先端面が前記H形鋼材のウェブフィレットの曲率に
    沿う弯曲面に形成された一双の水平板状部片よりなる鉄
    骨構造におけるH形鋼材溶接接合用裏当材。
JP10533290A 1990-04-23 1990-04-23 鉄骨構造におけるh形鋼材溶接接合工法及び溶接接合用裏当材 Pending JPH044974A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10533290A JPH044974A (ja) 1990-04-23 1990-04-23 鉄骨構造におけるh形鋼材溶接接合工法及び溶接接合用裏当材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10533290A JPH044974A (ja) 1990-04-23 1990-04-23 鉄骨構造におけるh形鋼材溶接接合工法及び溶接接合用裏当材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH044974A true JPH044974A (ja) 1992-01-09

Family

ID=14404772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10533290A Pending JPH044974A (ja) 1990-04-23 1990-04-23 鉄骨構造におけるh形鋼材溶接接合工法及び溶接接合用裏当材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH044974A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107558618A (zh) * 2017-10-12 2018-01-09 苏交科集团股份有限公司 钢板连接装置及其偏差调整方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107558618A (zh) * 2017-10-12 2018-01-09 苏交科集团股份有限公司 钢板连接装置及其偏差调整方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH044974A (ja) 鉄骨構造におけるh形鋼材溶接接合工法及び溶接接合用裏当材
JP2532776Y2 (ja) 鉄骨構造におけるh形鋼材溶接接合用裏当材
JP2001334396A (ja) コラム溶接用裏当て金
JPS63177971A (ja) 鉄骨構造におけるh形鋼溶接接合工法及び、h形鋼溶接用裏当材
JPH0515431Y2 (ja)
JPH0641749Y2 (ja) 溶接用裏当材
JPH09273222A (ja) 箱形断面梁の現場溶接継手工法及び箱形断面梁の継手構造
JPS62240169A (ja) H形鋼の突合せ溶接接合方法
JPH0681395A (ja) 梁の溶接方法
JPH0542363A (ja) 鉄骨柱と鉄骨梁との溶接による接合方法
JPH09277041A (ja) H型鋼軸の溶接法
JP2632936B2 (ja) 鋼板組立溶接による角鋼管の電子ビーム溶接による結合方法
JPH0694699B2 (ja) 柱・梁接合部における柱の補強構造
JPS63126671A (ja) H型鋼材の突合わせ溶接方法
JPH06226497A (ja) 溶接裏当て金具
JPH0687071A (ja) 鉄骨梁の鉄骨柱への溶接方法
JPH0625442B2 (ja) サブフレ−ムの接合構造
JPH0640732Y2 (ja) 建物用壁板支持部材の取り付け板
JP3023423U (ja) コラム溶接用裏当て金
JPH10193180A (ja) 溶接用セラミックエンドタブ
JPH0648006B2 (ja) ハニカムパネルの接合法
JPH09315379A (ja) 船体構造
JPH01186280A (ja) 鉄骨の溶接方法
JPH1052796A (ja) 溶接裏当材及びルートギャップ設定具、並びに裏当材とカラムとダイアフラムとの結合方法
JP2584045Y2 (ja) ラチス梁