JPH0681395A - 梁の溶接方法 - Google Patents

梁の溶接方法

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JPH0681395A
JPH0681395A JP26060092A JP26060092A JPH0681395A JP H0681395 A JPH0681395 A JP H0681395A JP 26060092 A JP26060092 A JP 26060092A JP 26060092 A JP26060092 A JP 26060092A JP H0681395 A JPH0681395 A JP H0681395A
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welding
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哲也 鈴木
Osamu Ito
修 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上向き溶接をなくすことによって溶接の作業
性を改善できる梁の溶接方法を提供すること。 【構成】 ウエブ(18)の両端に一対のフランジ(1
9、20)を有するみぞ形鋼からなる梁(12)を、一
対のフランジを上下に位置させて柱(10)に溶接する
方法である。梁(12)のウエブ(18)の内側面と上
方のフランジ(19)の内側面とに裏当て材(30)を
当てがってウエブ(18)および上方のフランジ(1
9)の外方から溶接する。さらに、梁(12)の下方の
フランジ(20)の外側面とウエブ(18)の外側面と
に裏当て材(32)を当てがってウエブ(18)および
下方のフランジ(20)の内方から溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は梁の溶接方法に関し、特
に、ウエブの両端に一対のフランジを有するみぞ形鋼か
らなる梁を柱に溶接する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】みぞ形鋼からなる梁を柱に溶接する際、
梁の内側面に裏当て材を当てがって溶接する方法が提案
されている(実開平3-66303 号公報)。この溶接方法に
よれば、梁を柱に突合せ溶接でき、溶接する際に溶融金
属が梁と柱との間のすきまから落下するのを防止でき
る。
【0003】前記方法は、図5のaに示すように、柱1
0にみぞ形鋼の梁12を溶接すべきとき、裏当て材14
を梁の内側面に当てがい、一方、溶接トーチ16を梁1
2の外方にもたらし、外方から溶接する。その溶接は、
Aの範囲、すなわち梁12のウエブ18と上方のフラン
ジ19とにわたる範囲では、溶接トーチ16を下向きに
して、また、Bの範囲、すなわち梁12の下方のフラン
ジ20の範囲では、溶接トーチ16を上向きにして行
う。
【0004】前記方法はまた、図5のbに示すように、
柱10にみぞ形鋼の梁12を溶接すべきとき、裏当て材
22を梁の外側面に当てがい、一方、溶接トーチ16を
梁12の内方にもたらし、内方から溶接することによっ
ても実施できる。その場合の溶接は、Cの範囲、すなわ
ち梁12の下方のフランジ20からウエブ18の中間ま
での範囲では、溶接トーチ16を下向きにして、また、
Dの範囲、すなわち梁12のウエブ18の中間から上方
のフランジ19にわたる範囲では、溶接トーチ16を上
向きにして行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すいずれの方
法によっても、溶接トーチを上向きにして溶接しなけれ
ばならない範囲が存在することから、溶接の作業性が悪
い。
【0006】本発明の目的は、上向き溶接をなくすこと
によって溶接の作業性を改善できる梁の溶接方法を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウエブの両端
に一対のフランジを有するみぞ形鋼からなる梁を、前記
一対のフランジを上下に位置させて柱に溶接する方法で
あって、前記梁のウエブの内側面と上方のフランジの内
側面とに裏当て材を当てがって前記ウエブおよび上方の
フランジの外方から溶接し、前記梁の下方のフランジの
外側面に裏当て材を当てがって前記下方のフランジの内
方から溶接することを含む。
【0008】
【作用および効果】溶接トーチを梁の外方にもたらし、
外方から溶接するとき、または溶接トーチを梁の内方に
もたらし、内方から溶接するときのいずれも、溶接トー
チは下向きに位置する。
【0009】溶接の進捗につれて梁を回転することな
く、下向き溶接だけで梁を柱に溶接でき、上向き溶接が
不要であるため、作業性を改善できる。また、溶接欠陥
の少ない溶接接合部を得ることができる。
【0010】
【実施例】溶接方法は、図1ないし図3に示すように、
梁12を柱10に溶接する方法である。ここで、柱と
は、実施例のように梁12を直接柱に溶接する場合に
は、柱そのものであるが、梁をエンドプレートに溶接
し、このエンドプレートがボルト止めされ、柱の一部と
なる場合には、エンドプレートをも含む意味である。
【0011】梁12は、ウエブ18と、ウエブ18の両
端に一体に設けられた一対のフランジ19、20とを有
するみぞ形鋼からなり、一対のフランジ19、20を上
下に位置させて柱に溶接される。
【0012】梁12を柱10に溶接するとき、梁12の
ウエブ18の内側面と上方のフランジ19の内側面とに
裏当て材30を当てがって裏当て材30を柱10に突き
合せ、一方、梁12をその端面が柱10から間隙Gをお
くように位置させ、ウエブ18および上方のフランジ1
9の外方に溶接トーチ16をもたらし、ウエブ18およ
び上方のフランジ19の外方から範囲E、すなわち裏当
て材30が存在する範囲であるウエブ18の中間部位か
ら上方のフランジ19にわたって下向き溶接する。
【0013】前記外方からの溶接に先立ち、または外方
からの溶接の後、梁12の下方のフランジ20の外側面
に裏当て材32を当てがって裏当て材32を柱10に突
き合せ、ウエブ18および下方のフランジ20の内方に
溶接トーチ16をもたらし、内方から下方のフランジ2
0に下向き溶接する。
【0014】図1ないし図3の実施例では、裏当て材3
0と裏当て材32とは、それぞれの断面がL字状を呈
し、かつ両者が梁12の全断面に行き渡る長さに形成さ
れている。この裏当て材30、32によれば、梁12の
全ての範囲において裏当て材が必ず存在するため、溶融
金属の落下のような事態が起こらず、間隙Gを強度のあ
る溶接接合部とすることができる。
【0015】図示の実施例のように、裏当て材32がL
字状であるとき、ウエブ18および下方のフランジ20
の内方からの溶接は、範囲F、すなわち裏当て材32が
存在する範囲である下方のフランジ20からウエブ18
の中間部位にわたって下向きで行うこととなる。
【0016】梁12を柱10に溶接する作業に先立ち、
裏当て材30、32を柱10の所定の位置に仮付けして
おくことが便宜である。このようにすれば、裏当て材3
0、32によって梁12の位置決めができるため、梁1
2の溶接作業を一層改善できる。
【0017】梁12のウエブ18および下方のフランジ
20の厚みが小さい場合、図4に示すような裏当て材3
4、36を使用することができる。この場合の裏当て材
34は、裏当て材30と同様に断面がL字状を呈するも
のであるが、ウエブ18の内側面に当てがわれる部分が
ウエブ18の実質的に全長にわたるように長く形成され
ている。一方、裏当て材36は平板からなり、下方のフ
ランジ20の外側面に当てがわれる。
【0018】図4の実施例では、梁12を柱に溶接する
とき、梁12のウエブ18の内側面と上方のフランジの
内側面とに裏当て材34を当てがってこの裏当て材34
を柱に突き合せ、ウエブ18および上方のフランジの外
方に溶接トーチ16をもたらし、ウエブ18および上方
のフランジの外方から範囲H、すなわち裏当て材34が
存在する範囲であるウエブ18の下方部位から上方のフ
ランジにわたって下向き溶接する。
【0019】前記外方からの溶接に先立ち、または外方
からの溶接の後、梁12の下方のフランジ20の外側面
に裏当て材36を当てがって裏当て材36を柱に突き合
せ、ウエブ18および下方のフランジ20の内方に溶接
トーチ16をもたらし、内方から範囲I、すなわち下方
のフランジ20にわたって下向き溶接する。
【0020】前記実施例では、図2から明らかであるよ
うに、梁12は、隣り合せに直角に位置する2つの梁に
よって囲まれる空間に関して、外側が開口となるように
配置されている。これに代え、前記空間に関し内側が開
口となるように梁を配置する場合にも、本発明方法は実
施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る梁の溶接方法の実施例を示す模式
図である。
【図2】本発明に係る梁の溶接方法によって取り付けた
梁と柱とを示す斜視図である。
【図3】本発明に係る梁の溶接方法の実施状態に配置さ
れた梁と柱と裏当て材とを示す正面図である。
【図4】本発明に係る梁の溶接方法の別の実施例を示す
模式図である。
【図5】従来の梁の溶接方法を示す模式図で、aは裏当
て材が梁の内側面に、bは裏当て材が梁の外側面に当て
がわれたものを示している。
【符号の説明】
10 柱 12 梁 16 溶接トーチ 18 ウエブ 19 上方のフランジ 20 下方のフランジ 30、32、34、36 裏当て材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエブの両端に一対のフランジを有する
    みぞ形鋼からなる梁を、前記一対のフランジを上下に位
    置させて柱に溶接する方法であって、前記梁のウエブの
    内側面と上方のフランジの内側面とに裏当て材を当てが
    って前記ウエブおよび上方のフランジの外方から溶接
    し、前記梁の下方のフランジの外側面に裏当て材を当て
    がって前記下方のフランジの内方から溶接することを含
    む、梁の溶接方法。
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